JP3361051B2 - 環境情報管理システム - Google Patents

環境情報管理システム

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JP3361051B2
JP3361051B2 JP09558498A JP9558498A JP3361051B2 JP 3361051 B2 JP3361051 B2 JP 3361051B2 JP 09558498 A JP09558498 A JP 09558498A JP 9558498 A JP9558498 A JP 9558498A JP 3361051 B2 JP3361051 B2 JP 3361051B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製品の製造等によっ
て生じる環境への影響を情報化し、各企業間を流通さ
せ、製造工程さらにはライフサイクルを通して環境影響
情報を管理し、利用する環境情報管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日の生産と生活のあらゆる場面での大
規模なエネルギー消費と有害物質の排出によって、大気
や水質あるいは土壌の汚染、さらには地球の温暖化やオ
ゾン層の破壊がなど進み、このままでは地球上の生態系
や循環系を正常に維持できなくなる深刻な危険、つまり
地球環境問題に直面している。
【0003】ヨーロッパの一部の国では環境にやさしく
リサイクル可能な商品に、環境適合マークを表示して消
費者の選択を促している。我国でも環境認証システム
(ISO−14001)による認証企業の増加や、環境
汚染物質排出・移動登録制度(PRTR)の導入と試行
が進められ、特別指定の廃棄物が確実に廃棄処理された
かを追跡して管理するシステム(特開平4−32740
2号)や、製品にその廃棄処理に関わる情報を記憶した
媒体を最終分工程まで付帯させる方式(特開平8−27
7020号)などの提案もある。
【0004】製品の環境影響負荷量の評価のため、従来
は有害物質を特定し製造工程などでの発生量を調べてい
た。しかし、CO2等のように、直接的には有害でなく
ても地球温暖化の原因となるものもある。また、エネル
ギー消費のように、製品の使用(消費)過程を調べなけ
れば、その環境影負荷を正しく評価できないものもあ
る。また、ダイオキシンのように、製品の廃棄処分や焼
却炉の能力によって発生量が大幅に変化するものもあ
る。
【0005】そこで、ある製品(ここでは、商品化され
る製品)の資源採取から素材や部品、完成品の企業分担
される製造工程、さらには製品の流通、使用(消費)、
廃棄処分またはリサイクルの過程、つまり製品のライフ
サイクルの環境影響負荷を定量的に算出、評価するLC
A(Life Cycle Assessment)という手法が研究されて
いる。ISO−14001システムも、LCAの手法に
よって環境影響負荷を評価している。
【0006】LCAの環境影響負荷量の項目には、素材
やエネルギーに用いる石炭、石油、鉄鉱石等の資源消費
量や、NOx、SOx、CO2等の大気排出物や、BO
D、COD、SS等の水域排出物などがある。そして、
項目ごとに各工程の原単位量を積み上げ、項目ごとに異
なる環境影響度合い(重み)を乗じて全体またはカテゴ
リー毎の環境影響負荷量を算出する。
【0007】このLCA手法の改良提案として、製品の
ライフサイクルのモデルを製品を根、工程を節とし、製
品側と処分側に分かれたツリー構造で記述して、各工程
ごとの環境負荷値の総和を求める特開平7−31176
0号や、環境影響評価の目的に応じて項目の区分や重み
を変更し、精度と計算量を考慮した実用的な評価計算を
行なう特開平8−178832号などが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在、市場に流通して
いる商品の多くは、環境影響に関する情報は公開されて
いないか、まったく管理されていない。ISO−140
01やPRTRも進展しているとは言え、まだ一部の企
業や組織と所轄官庁の間の取り組みであり、企業間さら
には一般消費者まで参画するしくみと内容に至っていな
い。この点で、製品の利用者が製品選択に有用な環境情
報を容易に入手できない現状が、環境問題への広汎な関
心を高めて実効ある環境対策を立案、推進する上での大
きな障害となっている。
【0009】今日の地球環境問題は、特定の有害物質に
よって局部的に生じる公害問題の域をはるかに越えてお
り、一部地域や一部の人の取組みだけでは成果が上がら
ない。従って部分的、サンプル的な環境影響の評価では
なく、望ましくは全ての製品のライフサイクルを通じた
環境影響の評価によって、まず地球環境の現実が定量的
に把握されなければならない。このような環境影響情報
は、法的な監督を行なう所轄官庁に有用であるだけでな
く、製品のライフサイクルの各過程で環境情報を作成す
る業者の便宜や、一般消費者さらには処分業者のニーズ
にも応えるものでなければ、地球環境問題への関心と取
組みを高めることにつながらない。
【0010】本発明の目的は、従来技術の問題点に鑑
み、環境情報を製品の製造工程、さらにはラフサイクル
を通じて流通させるしくみと内容により、環境情報を網
羅的に収集、管理し、また利用者の便宜に供する環境情
報管理システムを提供することにある。これにより、地
球環境問題に対する広汎の関心を高め、実効ある対策の
推進に資する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、企業分担され
る製品の全製造工程、さらには製品のライフサイクルを
通じた環境影響情報の網羅的な管理を可能にするため
に、環境影響情報の自主流通性に着目し、それに必要な
情報内容と管理のしくみを工夫してなし得たものであ
る。
【0012】上記目的を達成する本発明は、部品や組立
てなど製品の製造過程を分担する企業毎に設けられた複
数の環境情報管理装置を公開ネットワークで結合したシ
ステムにおいて、前記環境情報管理装置はネットワーク
通信手段、環境情報生成手段、環境情報データベース、
環境情報入力装置及び環境情報出力装置からなり、前記
環境情報生成手段は自製品の製造に必要な他製品の環境
情報を前記環境情報入力装置を介してその他製品に添付
の環境情報媒体および/または前記ネットワーク通信手
段を介して当該他企業の環境情報データベースから取り
込み、他製品の環境情報と自製品の製造により追加され
る環境情報を項目毎に集計して自製品の環境情報を作成
し、前記環境情報データベースに格納すると共に、前記
環境情報出力装置を介して自製品に添付の環境情報媒体
に出力するように構成したことを特徴とする。
【0013】前記環境情報は製品名(製品名、型番な
ど)、製造に必要とした構成物質名と使用量、電気など
のエネルギー消費量、環境汚染物質名と排出量を含み、
項目毎に統一した単位(例えば、エネルギー:kca
l)に換算して表わすことを特徴とする。
【0014】また、前記環境情報媒体は、環境情報の全
部または一部を文字もしくはバーコードで記録した印刷
物またはICメモリであり、前記環境情報の一部の記録
の場合に、全内容を格納している環境情報データベース
のアクセスアドレスを付記していることを特徴とする。
【0015】これによれば、環境情報データベースはイ
ンターネットなどを通じて公開され、製品製造の上流で
求めた環境情報が下流へあるいは分岐して引き継がれ、
さらには流通、消費、処分の各過程にも容易に流通でき
る。特に、製品の構成物質情報を含むことで、製造や消
費さらには処分の各過程に有用な情報となり、その流通
性を向上できる。また、製品に環境情報またはそのアク
セス先を明示した記録媒体(印刷ラベル、ICメモリな
ど)を添付することで、誰でも容易に読み取りまたはア
クセスできる。
【0016】本発明のシステムには、製品の流通・販売
を行なう流通企業の環境情報管理装置が接続され、製品
毎の環境情報と売上げ数及び流通に要した消費エネルギ
ーなどからなる環境情報を作成して環境情報データベー
スに格納する。なお、流通企業の環境情報管理装置は販
売管理を行ないPOSシステムなどを流用できる。
【0017】また、ゴミ処理企業の環境情報管理装置を
接続し、この管理装置は管轄内の各流通企業の環境情報
を基に各製品をゴミ種類別に集計するとともに、廃棄処
理に要したエネルギー量や有害物質の排出量を算出して
環境情報データベースに格納する。ゴミ処理段階では製
品はゴミとなるので、ゴミ種類別の環境情報が管理され
る。なお、ゴミ種類別の環境情報はゴミ処理企業の作業
計画の立案に有用な情報である。
【0018】また、前記ネットワークにリサイクル企業
の環境情報管理装置を接続し、この管理装置は廃棄され
た製品の環境情報を基にリサイクル可能な材料や部品の
情報を抽出し、それらの材料や部品毎に構成物質情報と
リサイクル識別子を付与した環境情報を生成し、環境情
報データベースに格納する。これによって、リサイクル
資源の活用を促進できる。
【0019】あるいは、環境影響負荷量を評価または監
督する官庁など公共組織の環境情報管理装置が接続さ
れ、当該管理装置の環境情報生成手段は各企業の環境情
報データベースから受信した環境情報を基に、製品また
は企業別の環境影響負荷量を算出して自己の環境情報デ
ータベースに格納する。これにより、環境ISOの認証
や監督が容易になる。さらに、各企業の環境情報に、前
記流通企業の環境情報から製品の消費過程における消費
エネルギー量や有害物質の排出量を推定して追加する
と、製品のライフサイクルを通じた網羅的な環境情報の
収集ができ、実情に合った環境影響負荷量の評価が可能
になる。
【0020】なお、各企業やさらには官庁の環境情報デ
ータベースを統合し、データバンクまたは環境情報サー
バとして構成すれば、各企業の装置構成が軽減でき、他
からのアクセスもより容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による環境情報管理
システムの実施例を説明する。本実施例で扱う環境情報
は、製品を製造するために必要とした原材料名と使用
量、電気やガス等のエネルギー消費量、水銀、NOx等
の環境汚染物質名と排出量などを統一した原単位に換算
し、例えばプラスチック140g、鉄5g、エネルギー
消費量1100Kcal、NOx排出量0.01ppm
等と表わす。
【0022】製品の原材料とその使用量は環境汚染に関
わる情報として必須ではない。しかし、原材料によって
加工方法が変化し、エネルギー消費や排出物が相違する
ことも多いので、環境問題の根本的な把握には有用な情
報である。また、構成物ないし組成物情報は現在多くの
製品で表示が義務付けられ、下流工程や消費者にとって
必要なばかりでなく、埋立やリサイクルなどの最終処分
の計画的な管理にも有用である。したがって、環境情報
が構成物質情報を含むことで利用価値を高め、その流通
性を向上することができる。
【0023】図2に、製造業における製品と環境情報の
流れを示す。一つの工業製品が製造されて一般消費者の
手元に届くまでには、原材料(天然資源等)⇒材料加工
⇒製品1次加工(部品等)⇒製品2次加工(組立等)⇒
物流(運搬・販売等)⇒消費者の経路を辿る。
【0024】自動車を例にとると、素材製造会社は鉄鉱
石を溶かして鋼板に仕上げる。この加工に要した材料
名、使用料及びエネルギー使用量を環境情報として、製
品(鋼板)に付加して次の利用者に渡す(売る)。次の利
用者は部品製造会社Aのボディメーカで、鉄板はプレス
加工されて自動車のボディーになる。この加工に要した
環境情報もボディに添付して、次の自動車の組立加工会
社に渡す。自動車は様々な部品から組み立てられる為、
エンジンやタイヤ、ランプ、内装品など、部品会社B,
C等による中間製品と環境情報も受け取る。組立加工会
社は各部品から自動車を組立てるとともに、各部品に添
付された環境情報を集計し、組み立てに使用したエネル
ギー消費量を積算して自動車全体の材料名、使用量、エ
ネルギー消費量を算出し、自動車の環境情報として添付
する。
【0025】このように、製造過程で発生した環境情報
を上流工程から下流工程へと流通させると、製品の完成
までに要した全ての材料とその使用量、エネルギー消費
量及び環境汚染物質と発生量を網羅的に把握することが
できる。この環境情報を製品仕様などと同様に公開すれ
ば、消費者は環境にやさしい製品を選択できるので、環
境問題の解決にとって市場原理が好ましく作用するよう
になる。
【0026】図1に、環境情報管理システムの実施例を
示す。インターネットや公衆回線による広域ネットワー
ク1を介して、企業A〜Dの環境情報管理装置(計算
機)2−1〜2−4及び監督官庁等の環境情報管理装置
(計算機)3が互いに接続している。環境情報管理装置
2,3の機能は、代表して企業Dの計算機2−4の機能
ブロックに示すように、ネットワーク通信部10、環境
情報データベース20、環境情報編集部30を有し、キ
ー入力、バーコードリーダ、ICリーダなどの環境情報
取込装置40、プリンタ、IC書込器などの環境情報出
力装置50からなる。環境情報編集部30は企業または
官庁などのアプリケーションに応じた編集機能を有して
いる。官庁のアプリケーションの一つに環境ISO14
001を取得する企業の認証がある。
【0027】企業Dの環境情報管理装置2は環境情報編
集部30で、前工程の部品B,Cの環境情報と自工程で
発生した環境情報を項目毎に集計して製品Dの環境情報
を生成し、環境情報データベース20に格納するととも
に、製品Dに添付する環境情報を出力装置50で作成す
る。
【0028】図3に、環境情報のデータ構成の典型例を
示す。同図(a)は製造者、型式、製造番号、構成物質
と使用量、エネルギー消費量、環境汚染物質と排出量の
全項目を網羅している。(b)は製造者、型式、製造番
号及び環境情報アクセスアドレスからなる。(c)は、
(b)の内容(または、(a)の内容)をバーコードに
記号化している。
【0029】企業が素材製造業であれば、原材料の種類
とその使用量、電気やガス等のエネルギー使用量をkc
al換算したエネルギー消費量、有害物質などの環境情
報を比較的容易に算出できる。部品加工業でも、材料に
添付されたバーコード等から環境情報を読み出し、自工
程による環境情報を追加して次の利用者に提供すること
ができる。
【0030】しかし、2次加工や組み立て工場など、多
数の部品からなる製品や多品種の製品を扱う企業におい
ては、部品から一づつ環境情報を取り込むのでは大変な
作業となり、現実的でない。また、出力する環境情報量
も膨大となってバーコードなどでは扱えなくなる。
【0031】そこで、図3(b)のように製造者、型式
(および/または製品名)、製造番号、環境情報アクセ
スアドレスを製品に直接またはバーコードで印刷し、環
境情報の詳細な内容はデータベース20に格納する。環
境情報の利用者はネットワーク1を介して環境情報アク
セスアドレスにアクセスし、該当の環境情報データベー
ス20から型式や製造番号を指定して構成物質やエネル
ギー消費量など、環境情報の詳細な内容を取得する。
【0032】このように、各企業の環境情報が統一され
た公開のデータベースとして構成されているので、下流
の製造業者や利用者は上流の環境情報を容易に入手でき
る。なお、環境情報データベース20は上記のアクセス
アドレスによらず製品名や物質名をキーワードとして、
構成物質や有害物質等に関する情報を企業のデータベー
スから検索することも可能である。この際、企業毎のデ
ータベースによらずに、例えば製品別に企業のデータベ
ースからの環境情報を網羅したデータバンクを構成し、
ネットワーク1に接続して、製品名や物質名からの検索
を容易に行なえるシステム構成としてもよい。
【0033】図4に、製造工程における環境情報の算出
例を示す。図示は組立加工会社における完成品の環境情
報の算出例で、部品A、部品B、部品Cに添付されてい
る環境情報をバーコードリーダ40’から取り込み、自
社内作の部品Dの環境情報を算出し、製品の組立て後に
各部品の環境情報を物質やエネルギーの項目毎に集計し
て完成製品の環境情報を算出し、環境情報管理装置2の
環境情報データベース20に記憶するとともに、プリン
タ50’によりバーコード等に印刷して完成製品に添付
している。
【0034】一般消費者などの最終ユーザは、通常は完
成品としての環境情報が分かればよいので、部品レベル
の環境情報は省略できる。ただし、後述する処分工程の
場合には部品レベルの情報が必要となるので、読み込ん
だ部品の環境情報または部品名ないし型式とアクセス先
を、製品の環境情報ファイルとリンクした別ファイルに
してデータベース化してもよい。
【0035】図1の環境情報管理システムには、所轄官
庁の環境情報管理装置3が接続されている。このコンピ
ュータ3は、例えば企業の環境認証システム(ISO−
14001)の認証と、その後の監督を処理する。環境
認証システム(ISO−14001)では、企業が環境
に与える影響度合の分析管理を義務づけている。環境I
SOを認証された企業は、使用したエネルギー量、排出
するゴミや物質の名称と量など、環境に影響を与える物
質とエネルギーの管理を行ない、監督官庁への報告を行
なう義務を負っている。
【0036】本実施例の環境管理システムでは、各企業
の環境情報をISO−14001の基準を満たす形式と
単位によって各企業の環境情報を一元管理し、かつ何処
からでもアクセス可能な公開データベースとしている。
監督官庁のコンピュータ3は各企業の環境情報データベ
ース20から管理対象となる有害物質等やエネルギーの
情報をオンラインで取得し、物質名など情報の項目別、
企業別あるいは製品別など、任意に編集して管理する。
この監督官庁が編集した環境情報はデータバンク化し、
ネットワーク1から誰でもアクセス可能に公開する。
【0037】本実施例によれば、各企業の環境情報が統
一された公開のデータベースとして構成されているの
で、監督官庁は定期報告のみならず常時、各企業の環境
影響度合いをオンライン監視できるので、環境への悪影
響の発生に対する抑制効果が大きい。また、下流の製造
者や販売業者さらには一般消費者にも環境情報を容易に
入手できるので、環境情報に基づく部品や製品の選択を
容易にできる。
【0038】なお、本実施例の環境情報は前工程を後工
程が含むように作成されるので、前工程などの企業の一
部がネットワークに接続しなくても実現できる。たとえ
ば、ある部品についての環境情報がネットワークによら
ず、直接の印刷物やバーコードでのみ提供されても、後
工程の組立て企業などがその製品の環境情報をデータベ
ース化すれば、環境情報の流通を確保できる。これによ
り、零細企業や農業従事者などに過度な設備負担を強い
ることなく、本システムの構築が可能になる。
【0039】ところで、製品の環境情報は製造の終了後
も、そのライフサイクルを通じて発生を続ける。図5
に、製品(商品)のライフサイクルと環境情報の流通を
示す。工場で完成した製品は商品として物流企業により
各地に運ばれ、販売店を通じて一般消費者に到達する。
この物流や販売さらには消費(使用)の過程でも、燃料
などのエネルギー消費やCO2やNOxの排ガスによっ
て環境情報が積み増しされる。さらに、製品がゴミとし
て廃棄されるゴミ処理場またはリサイクル処理場でも、
あらたな環境情報の発生がある。
【0040】したがって、製品の製造から最終処分まで
のライフサイクルを通じた環境情報の取得が、環境問題
の根本的な対策にとって不可欠となる。このためには、
製品のライフサイクルにしたがって最終処分まで、環境
情報を流通させるしくみが重要になる。
【0041】消費の過程で、一般消費者に環境情報の算
出を期待することはできない。しかし、各家庭の電力、
ガス、ガソリン、灯油、水などの使用量を供給企業側が
算出することで、消費の過程におけるエネルギー消費
量、CO2やNOx等の放出量の推定は可能である。つ
まり、個々の製品のエネルギー消費や有害排出物として
ではなく、消費過程で使用された製品(電気、ガソリン
等)の使用量から環境情報を算出して、これら製品を販
売・供給した企業が環境情報データベース20に管理す
る。
【0042】特定の製品、例えば自動車に環境情報IC
メモリを装備し、燃料使用量の累積と走行距離などから
算出した環境情報を車検時に回収するなど、環境影響度
の高い個別の製品に対し消費過程での環境情報を直接収
集することも可能である。そして、これらの個別情報を
併用することで、ガソリン使用量などから推定した有害
物質の排出量ないし推定のための重み係数を、監督官庁
のデータベース上で修正するようにしてもよい。このよ
うな形態はICメモリのコスト低下に伴って、将来的に
は適用製品が大幅に拡大されるであろう。
【0043】消費の結果、製品はゴミに変化して、有価
値から無価値なものに転化するので、環境情報はゴミと
共に流通しなければならなくなる。このためには、既に
有害な特定廃棄物質に適用されているマニフェストカー
ドによる排出業者、収集運搬業者、処分業者間の処分管
理のように、法的規制の対象を広げることも止むを得な
くなる。
【0044】しかし、法的規制だけでは一般ゴミでの環
境情報の流通は困難である。本実施例では、環境情報を
ゴミ処理場の運用計画の入力情報やリサイクル情報とし
て活用することによって、その流通性を確保する。
【0045】まず、ゴミ処理場の運用計画の入力情報と
して使用できる環境情報の管理方法を説明する。ゴミ処
理場の受け持ち区域には、スーパーマーケットやコンビ
ニエンスストア、デパート、工場、病院等、いわゆる事
業ゴミを出す企業や施設がある。事業ゴミは原則として
企業側で分別と持込みが行なわれるので、上述のマニフ
ェストカードに準じた処理内容別の環境情報の算出と管
理を行ない、ゴミ処理場の入力情報として利用できる。
【0046】次に、ゴミ処理場での処理比率が高い一般
家庭からのゴミは、よくても焼却、埋立て、リサイクル
の分別しかなく、例えば焼却ないし埋め立てるゴミの種
類や量までは把握できない。そこで、ゴミ処理場管内の
スーパーやコンビニ等の売り上げ量からゴミの種類と量
を予測し、ゴミ処理場の運用計画の入力情報として使用
する。
【0047】スーパやコンビニ等の店舗では大量仕入
れ、大量販売の為、販売量は数日の内に地域のゴミ処理
場のゴミ量に反映される。また、大量仕入れの店舗やチ
ェーン店では、一般にPOSシステムを導入したコンピ
ュータによる在庫管理、仕入れ管理、売り上げ管理が行
なわれ、日単位に販売した品物と数量が把握できる。そ
こで、店舗のコンピュータによって、販売した品物と数
量及び品物毎の環境情報アクセスアドレスなどを含む環
境情報を作成し、データベース化して図1のネットワー
ク上で公開する。
【0048】ゴミ処理場もしくはその運営企業体は、受
け持ち区域内の店舗が公開する環境情報データベース2
0をアクセスし、日単位の環境情報を入手すると、ゴミ
処理の必要に応じて品物の構成物質と量、有害物質と量
などを検索し、焼却、埋立、リサイクルなどのゴミ種類
別のゴミ量を予測し、上述の事業ゴミと合わせて集計
し、この集計内容を入力情報として2〜3日後のゴミ処
理計画を立案する。
【0049】なお、品物の売上げからゴミの種類と量の
予測を、各店舗のPOSシステムに付加した環境情報機
能によって実現してもよい。すなわち、POSシステム
内に商品の環境情報を登録し、あるいは環境情報データ
ベースにアクセスして商品の環境情報を取得し、商品の
環境情報と売上げ量からゴミ種類別の環境情報を作成し
て公共企業体に公開する。ゴミ処理場は各店舗のゴミの
種別と量の予測情報を集計するだけですむので、実用的
な地域環境情報システムができあがる。
【0050】次に、リサイクル情報として活用できる環
境情報の管理方法を説明する。第1段階として、廃品回
収された製品に添付されている環境情報を読み取り、回
収された製品の構成物質や有害物質を把握する。なお、
リサイクル可能な製品は自動車、冷蔵庫等のように原形
を留めてバーコードやICカードを保持し、環境情報の
全部またはアクセス先を入手できることが多い。これに
より、廃品回収業者またはリサイクル業者は、コンピュ
ータ端末を介して読み出した環境情報から、リサイクル
処理可能な廃品の収集や分別に有用な情報を容易に入手
できる。
【0051】第2段階として、リサイクル資源の市場情
報として提供する。リサイクル製品の多くは分解、分類
され、部品や材料としてリサイクルされる。現状では、
リサイクル資源を必要とする企業と、リサイクル資源を
保有しているリサイクル業者のデータがシステマチック
には存在していない。
【0052】本実施例では、リサイクル処理後の部品や
材料を新たな製品として、リサイクル業者が環境情報を
添付するとともに、リサイクル製品を示す識別情報「リ
サイクル」を含んだ環境情報の詳細をデータベース化し
てネットワーク上で公開する。リサイクル資材の調達を
希望している企業は「製品名」と「リサイクル」を検索
キーとして、ネットワークに接続するデータベースの中
から、所望のリサイクル製品を検索することができる。
【0053】環境問題がクローズアップされてきた今
日、企業における材料選択の判断基準は従来の機能とコ
ストのみならず、環境にやさしい資源も選択枝になり始
めている。この企業ポリシーの変化により、本実施例に
よる環境情報ないしリサイクル情報が近い将来の材料選
択の重要なアイテムになるものと思われる。また、環境
情報の流通が進む中で、環境へ悪影響を及ぼしている製
品の利用者による選別と排除が進行し、環境問題の根本
的な解決へと前進するであろう。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、製品の製造の各工程に
おける環境情報を求め上流から下流工程へと流通しやす
く管理するので、下流工程や消費者などが環境情報を選
択枝として製品選択することを容易にする。
【0055】また、製造工程、流通、消費及び処分の製
品ライフサイクルを通じて環境情報を取得できるので、
環境に悪影響を及ぼす物質やエネルギーの実態が正確か
つリアルタイムに把握でき、監督官庁による監視や環境
対策に有用な情報となる。
【0056】また、環境情報に物質構成(成分)を含
み、下流の企業や一般消費者、さらにはリサイクル業者
などに有価値な情報として、環境情報の自主的な流通性
を高めているので、システムの正常な運営が確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による環境情報管理システム
の構成図。
【図2】製品の製造工程と環境情報の流れを示す説明
図。
【図3】環境情報のデータ構成を示す説明図。
【図4】製品の組立工程における完成品の環境情報の算
出例を示す説明図。
【図5】製品のライフサイクルと環境情報の流通を示す
説明図。
【符号の説明】 1…広域ネットワーク、2(2−1〜2−4)…環境情
報管理装置(企業用)、3…環境情報管理装置(監督官
庁用)、10…ネットワーク通信部、20…環境情報デ
ータベース、30…環境情報編集部、40…環境情報取
込装置、40’…バーコードリーダ、50…環境情報出
力装置、50’…プリンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−219391(JP,A) 特開 平11−161709(JP,A) 特開 平9−282365(JP,A) 特開 平8−178832(JP,A) 特開 平7−311760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 5/00 G06F 17/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品や組立てなど製品の製造過程を分担
    する企業毎に設けられた複数の環境情報管理装置を公開
    ネットワークで結合したシステムにおいて、 前記環境情報管理装置はネットワーク通信手段、環境情
    報生成手段、環境情報データベース、環境情報入力装置
    及び環境情報出力装置からなり、 前記環境情報生成手段は、自製品の製造に必要な他製品
    の環境情報を、前記環境情報入力装置を介してその他製
    品に添付の環境情報媒体および/または前記ネットワー
    ク通信手段を介して他企業の当該環境情報データベース
    から取り込み、取得した他製品の環境情報と自製品の製
    造により追加される環境情報を項目毎に集計して自製品
    の環境情報を作成し、前記環境情報データベースに格納
    すると共に、前記環境情報出力装置を介して自製品に添
    付の環境情報媒体に出力するように構成したことを特徴
    とする環境情報管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記公開ネットワークには、環境影響負荷量を評価また
    は監督する組織の環境情報管理装置が接続され、当該管
    理装置の環境情報生成手段は各企業の環境情報データベ
    ースから受信した環境情報を基に、製品または企業別の
    環境影響負荷量を算出して自己の環境情報データベース
    に格納することを特徴とする環境情報管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記環境情報は製品名、製造に必要とした構成物質名と
    使用量、エネルギー消費量、環境汚染物質名と排出量を
    含み、項目毎に統一した単位に換算して表わすことを特
    徴とする環境情報管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 前記環境情報媒体は、環境情報の全部または一部を文字
    もしくはバーコードで記録した印刷物またはICメモリ
    であり、前記環境情報の一部の記録の場合に、全内容を
    格納している環境情報データベースのアクセスアドレス
    を付記していることを特徴とする環境情報管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 製品を製造する製造企業、製品を流通・
    販売する流通企業および環境影響負荷量を評価または監
    督する公共的組織の各々に設けられた環境情報管理装置
    を公開ネットワークで結合したシステムにおいて、 製造企業の環境情報管理装置は、自製品の製造に必要な
    他製品の環境情報を取り込み、自製品の製造により追加
    される環境情報とを集計して自製品の環境情報を作成し
    て環境情報データベースに格納し、 流通企業の環境情報管理装置は、製品毎の環境情報と売
    上げ数及び流通に要した消費エネルギーなどからなる環
    境情報を作成して環境情報データベースに格納し、 公共的組織の環境情報管理装置は、製造企業の製品毎の
    エネルギー消費量や有害物質の排出量を集計し、これを
    基に環境影響負荷量を評価することを特徴とする環境情
    報管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記ネットワークにゴミ処理企業の環境情報管理装置を
    接続し、この管理装置は管轄内の前記流通企業の環境情
    報を基に各製品をゴミ種類別に集計するとともに、廃棄
    処理に要したエネルギー量や有害物質の排出量を算出し
    て環境情報データベースに格納することを特徴とする環
    境情報管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記ネットワークにリサイクル企業の環境情報管理装置
    を接続し、この管理装置は廃棄された製品の環境情報を
    基にリサイクル可能な材料や部品の情報を抽出し、それ
    らの材料や部品毎に構成物質情報とリサイクル識別子を
    付与した環境情報を生成し、環境情報データベースに格
    納することを特徴とする環境情報管理システム。
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