JP3360836B2 - 情報記録媒体選択方法 - Google Patents

情報記録媒体選択方法

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JP3360836B2
JP3360836B2 JP08019291A JP8019291A JP3360836B2 JP 3360836 B2 JP3360836 B2 JP 3360836B2 JP 08019291 A JP08019291 A JP 08019291A JP 8019291 A JP8019291 A JP 8019291A JP 3360836 B2 JP3360836 B2 JP 3360836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン放送局、
CATV局用のカートマシンに適用する情報記録媒体選
択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送局、CATV局
等では宣伝(以下、CMと記載する)用の情報記録媒
体、例えば、ビデオカセット(以下、単にカセットと記
載する)等を所望の順序で選択して放送するために、所
謂、オートチェンジャであるカートマシンを利用してい
る。
【0003】このカートマシンは、CMを記録した多数
のカセットと、このカセットを収納した搬送機構を備え
たカセット収納棚と、カセットに記録されたCMを再生
する複数のビデオテープレコーダ(以下、VTRと記載
する)と、さらに、これらを制御して所望のカセットを
再生するカートコントローラ等から構成されている。こ
の構成のカートマシンは、カートコントローラに所望の
カセットの再生順次等を設定する。そして、カートコン
トローラの制御でカセット収納棚から自動的にカセット
を搬送機構がVTRに装着するように動作し、このVT
Rからカセットに記録されたCMを所望の順序で送出し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時の放送
では、同一内容のCMを連続して放映することがある。
例えば、上記従来のカートマシンを利用して、同一内容
のCMを連続して送出するためには、同一内容のCMを
記録した2本のカセットをカセット収納棚に収納してお
くことが考えられる。しかし、このように同一内容のC
Mを2本のカセットに記録した場合には、或る送出イベ
ントで2本のカセットのうちのいずれを使用してCMを
送出するかが、それ以降の送出イベントで予定時刻通り
にカセットを使用してCMを送出できるか否かに影響を
及ぼし得る。しかるに、従来のカートマシンでは、この
ように同一内容のCMを2本のカセットに記録した場合
に、カートコントローラが、或る送出イベントで2本の
カセットのうちのいずれを使用してCMを送出するか
を、効率的にカセットを使用できるように(それ以降の
より多くの送出イベントでも予定時刻通りにCMを送出
できるように)選択する方法は、確立されていなかっ
た。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされ、同一内
容の情報を2つの記録媒体に記録した場合において、或
る送出イベントで2つの記録媒体のうちのいずれを使用
して情報を送出するかを、効率的に記録媒体を使用でき
るように選択する情報記録媒体選択方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報記録媒体選択方法は、例えば図1及び
図2に示すように、調査対象の送出イベントxと、記録
媒体の再生完了後再び記録媒体が再生可能になるまでの
時間範囲内で送出イベントxよりも前の送出イベントy
とについて、送出イベントxでの送出対象の情報が記録
されている2つの記録媒体のうちのいずれかに、送出イ
ベントyでの送出対象の情報が記録されているか否かを
調べる第1ステップ(S201〜S205)と、この第
1ステップにより記録されていることが判明した記録媒
体に対して、送出イベントyでの使用不能警告が付され
ていないことを条件として、送出イベントxでの使用不
能警告を付す第2ステップ(S206)と、この第2ス
テップによりこの2つの記録媒体の両方ともに使用不能
警告が付されなかったことを条件として、送出イベント
xと、上記時間範囲内で送出イベントxよりも後の送出
イベントyとについて、この2つの記録媒体のうちのい
ずれかに、送出イベントyでの送出対象の情報が記録さ
れているか否かを調べる第3ステップ(S207,S2
08)と、この第3ステップにより記録されていること
が判明した記録媒体に対して、送出イベントxでの使用
不能警告を付す第4ステップとを有することを特徴とす
る。さらに、この第3ステップで、この2つの記録媒体
の両方に記録されていることが判明した場合には、この
第4ステップで、この2つの記録媒体のうち、送出イベ
ントxよりも前の送出イベントで使用される回数の多い
ほうの記録媒体に対してのみ、送出イベントxでの使用
不能警告を付すことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の情報記録媒体選択方法によれば、調査
対象の送出イベントとそれ以前の送出イベントとで送出
対象の情報が記録されている記録媒体が重複しているか
否かを調べることに基づいて、調査対象の送出イベント
で使用する記録媒体を選択するステップ(第1ステップ
及び第2ステップ)と、調査対象の送出イベントとそれ
以降の送出イベントで送出対象の情報が記録されている
記録媒体が重複しているか否かを調べることに基づい
て、調査対象の送出イベントで使用する記録媒体を選択
するステップ(第3ステップ及び第4ステップ)とを有
することにより、同一内容の情報を2つの記録媒体に記
録した場合に、或る送出イベントで2つの記録媒体のう
ちのいずれを使用して情報を送出するかを、効率的に記
録媒体が使用されるように(それ以降のより多くの送出
イベントでも予定時刻通りに情報が送出されるように)
選択することができる。
【0008】以下、本発明の情報記録媒体選択方法の実
施例を図面をもとに説明する。先ず、実施例を適用する
カートマシンについて説明する。図3は、このカートマ
シンの概略構成を示している。カセットC1、C2…C
nには、CMが記録されている。同一内容のCMであっ
て、カセットC1、C2…Cnのうちの2本のカセット
に記録されているものもある。なお、カセットC1、C
2…Cnは記録媒体に対応する。このカートマシンに
、カセットC1、C2…Cnを収納し、搬送機構を備
えたカセット収納棚10と、カセットC1、C2…Cn
に記録されたCMを再生するための複数のビデオテープ
レコーダ(以下、VTRと記載する)12、13…Nと
が設けられている。さらに、このカートマシンには、選
択したカセット(C1、C2…Cn)をVTR12、1
3…Nに装着して再生する制御を行うカートコントロー
ラ20と、このカートコントローラ20に接続される操
作部20aが設けられている。このカートコントローラ
20からの音声/映像信号が供給されるテレビジョン放
送局の主、副調整室等に設けられた選択部24と、ここ
で選択されたCMの音声および映像信号のレベル調整を
行う音声/映像信号調整部26とを有している。この音
声/映像信号調整部26から選択したカセット(C1、
C2…Cn)に記録された音声/映像信号であるCMが
連続して送出される。
【0009】以下、上記構成における動作について説明
する。操作部20aから所望のCMの送出順次等を設定
し、このカートコントローラ20の制御でカセット収納
棚10からカセットC1、C2…Cnを搬送機構がVT
R12、13…Nに装着するように動作する。このVT
R12、13…NからカセットC1、C2…Cnに記録
されたCM(ビデオ信号)を選択部24に供給し、さら
に、ここで選択されたCMの音声および映像信号のレベ
ル調整を行う音声/映像信号調整部26に供給されてい
る。この音声/映像信号調整部26から所定レベルの音
声/映像信号であるCMが連続して送出される。
【0010】図4は、この送出動作におけるカートコン
トローラ20の処理の概略を示している。先ず、ステッ
プ(S)101において、送出イベント(EVENT)
を送出順に並べたプレイリスト(Play list )を操作部
20aからの設定に基づいて作成する。S102におい
て、S101で作成したプレイリストに基づいて編集を
行い、カートコントローラ20の記憶プレイリストの変
更を行う。S103において、カートコントローラ20
に予め記憶、作成されたデータベース(DB)とS10
1で作成したプレイリストとをリンク(LINK)させるこ
とにより、このデータベースからカセットC1、C2、
…Cnについての情報(各送出イベント(EVENT)
での送出対象のCMがどのカセットに記録されているか
の情報等)を取り出す。S104において、各送出イベ
ントでのCMの送出予定時刻等が計算される。S105
においては、以下に詳細に説明するように、S101で
作成したプレイリストの送出イベントにおいて、同一内
容のCMを記録した2本のカセットのうちのいずれを使
用するかを、効率的にカセットを使用できるように(
り多くの送出イベントで予定時刻通りにCMを送出でき
るように)選択する処理であるカセットサイクルタイム
チェック(以下、ph(フェーズ)1と記載する)を行
う。S106において、S105のカセットサイクルタ
イムチェック(ph1)で選択したカセット(C1、C
2、…Cn)をVTR12、13…Nで再生する際のV
TR12、13…N等のVTRサイクルタイムチェック
(以下、ph(フェーズ)2と記載する)を行う。S1
07では、ph1とph2での決定に基づいてカセット
収納棚10とVTR12、13…Nを制御することによ
り、CMを送出させる。
【0011】次に、本発明に対応する上記S105処理
のph1について説明する こで、同一内容CM
記録した2本のカセットが存在する。これは、同じCM
を続けて送出できるように設けている。よって、このこ
とを満足するならば、どちらのカセットを選択しても問
題はないはずである。したがって、ph1では、原則と
して2本のカセットのどちらかを選択する。但し、カセ
ット(C1、C2、…Cn)という資源を有効に利用す
ることとの兼ね合いから、この2本をVTR12、13
…Nのうちの互いに別々のVTRに同時に装着させる
うが良い場合もあるので、どちらを選択してもph2に
影響しない場合だけ2本のカセットを両方とも選択
する。また、後に説明するように、両方とも使用不能警
告の対象となる場合には、それまでの選択回数の少ない
方を選択する。これは、例えば、送出予定時刻に間に合
わなくても送出できるようにするためである。
【0012】図1、2は、ph1の処理の流れを示すフ
ローチャートである。 まず、図1にS201〜S205
として示すように、調査対象イベント(EVENT)
と、カセット(C1、C2、…Cn)の再生完了後再び
そのカセットが再生可能になるまでの時間(後述の占有
時間1+占有時間2)範囲内でこの送出イベントxより
も前の送出イベント(EVENT)yとについて、送出
イベントxでの送出対象のCMが記録されている2本の
カセットのうちのいずれかに、送出イベント(EVEN
T)yでの送出対象のCMが記録されている(すなわ
ち、送出対象のCMが記録されているカセットが重複し
ている(このことをカセットの重なりあるいはテープの
重なりとも呼ぶことにする))か否かを調べる。 そし
て、このS201〜S205により重複していることが
判明したカセットに対して、送出イベントyでの使用不
能警告が付されていないことを条件として、送出イベン
トxでの使用不能警告を付す(図1のステップS20
6)。
【0013】以下の例は、この時間範囲内で送出イベン
トxよりも前の送出イベントyが1つだけである(送出
イベントxの直前の送出イベントだけである)場合の、
ステップS201〜S206の処理結果を示すものであ
る。ここで、最初の行の矢印→の左側の2つの数字
「6」,「2」は、或る送出イベントでの送出対象のC
Mが記録されている2本のカセット(それぞれ図1のカ
セットC1、C2、…Cnのうちのいずれか)を示す。
また、2行目以下の各行の左側の2つの数字は、この或
る送出イベントに続く各送出イベントでの送出対象のC
Mが記録されている2本のカセットをそれぞれ示す。×
印は、使用不能警告を示す。2行目の送出イベントとそ
の直前の(最初の行の)送出イベントとではカセット2
が重複しているので、2行目の送出イベントではカセッ
ト「2」に使用不能警告が付されている。その結果、2
行目の送出イベントでは、矢印→の右側に示すように、
使用不能警告が付されていないほうのカセット「3」
が、CMを送出するために使用するカセットとして選択
されることになる。 同様にして、5行目,8行目,9行
目,10行目,11行目,12行目の送出イベントで
は、それぞれカセット「4」,「2」,「5」,
「2」,「5」,「1」が直前の送出イベントと重複し
ているので、カセット「4」,「2」,「5」,
「2」,「5」,「1」に使用不能警告が付されてい
る。その結果、これらの送出イベントでは、矢印→の右
側に示すように、それぞれ使用不能警告が付されていな
いほうのカセット「2」,「5」,「2」,「5」,
「1」,「3」が、CMを送出するために使用するカセ
ットとして選択されることになる。 また、1行目,3行
目,4行目,6行目,7行目の送出イベントでは、2本
のカセットのいずれにも使用不能警告が付されていな
い。その結果、これらの送出イベントでは、矢印→の右
側に示すように、2本のカセットが、両方ともCMを送
出するために使用するカセットとして選択されることに
なる。 6 2 6 2 2× 3 3 5 6 5 6 4 3 4 3 2 4× → 2 5 1 5 1 6 2 6 2 2× 5 5 2 5× 2 2× 5 5 1 5× 1 1× 3 3
【0014】ところで、このステップS201〜S20
6の処理では、以下の例のように、送出イベントx(最
初の行の送出イベント)でカセット「1」及び「2」が
選択される場合に、その直後の送出イベント(2行目の
送出イベント)での送出対象のCMが1本のカセット
「1」だけにしか記録されていないと、この送出イベン
トxの直後の送出イベントが新たに調査対象となったと
きにカセット「1」に使用不能警告が付されるので、こ
の送出イベントでCMを送出不能になってしまう。 1 2 → 1 2 1× (使用不能警告) そこで、次に、図1のS207〜S208及び図2に示
すように、S206により2本のカセットのいずれにも
使用不能警告が付されなかった(2本のカセットが両方
とも選択される)ことを条件として、送出イベントx
と、上記時間範囲内で送出イベントxよりも後の送出イ
ベントyとについて、この2本のカセットのうちのいず
れかに、送出イベントyでの送出対象のCMが記録され
ている(カセットが重なっている)か否かを調べる。
【0015】調べて重なる場合は、その重なるカセット
に対して送出イベントxでの使用不能警告を付すが、2
本のカセットが重なる場合には、送出イベントxよりも
前の送出イベントでの使用回数(選択回数)の多い方
対して送出イベントxでの使用不能警告を付すこれに
より、上記の例では、以下のように送出イベントxでカ
セット「1」に対して使用不能警告が付されるので、送
出イベントxの直後の送出イベントが新たに調査対象と
なったときにカセット「1」に使用不能警告が付されな
くなり、その送出イベントでCMを送出可能になる。 1× 2 → 1 2 1 1また、S201〜S206の処理では、以下の例のよう
に、送出イベントx(最初の行の送出イベント)とその
直後の送出イベント(2行目の送出イベント)とで送出
対象のCMが記録されたカセットが同じ2本のカセット
「1」及び「2」であり、さらにその後の送出イベント
(3行目の送出イベント)での送出対象のCMが1本の
カセット「2」だけにしか記録されていない場合に、送
出イベントxでカセット「2」に対して使用不能警告が
付され、送出イベントxの直後の送出イベントが新たに
調査対象となったときにカセット「1」に使用不能警告
が付されると、さらにその後の送出イベントが新たに調
査対象となったときにカセット「2」に使用不能警告が
付されるので、この送出イベントでCMを送出不能にな
ってしまう。 1 2× → 1 1× 2 → 1 2 2× (使用不能警告) そこで、図2に示すように、S206により2本のカセ
ットのいずれにも使用不能警告が付されなかった(2本
のカセットが両方とも選択される)ことと、2本のカセ
ットの両方に送出イベントxの直後の送出イベントでの
送出対象のCMが記録されていること(送出イベントx
とその直後の送出イベントとで、送出対象のCMが記録
されているカセットが2本とも同じであること)とを条
件として 、送出イベントx以降の送出イベントのうち、
この2本のカセットのうちの少なくとも一方に当該送出
イベントでの送出対象のCMが記録されていない最初の
送出イベントを求める。 そして、求めた最初の送出イベ
ントでの送出対象のCMが、この2本のカセットのうち
の一方にのみ記録されている場合には、この最初の送出
イベントが送出イベントxから偶数番目の送出イベント
であれば、この2本のカセットのうちこの最初の送出イ
ベントでの送出対象のCMが記録されていないほうのカ
セットに対して送出イベントxでの使用不能警告を付
し、他方、この最初の送出イベントが送出イベントxか
ら奇数番目の送出イベントであれば、この2本のカセッ
トのうちこの最初の送出イベントでの送出対象のCMが
記録されているほうのカセットに対して送出イベントx
での使用不能警告を付す(また、この最初の送出イベン
トでの送出対象のCMが、この2本のカセットのいずれ
にも記録されていない場合には、2本目のカセットに対
して送出イベントxでの使用不能警告を付す)。 これに
より、上記の例では、以下のように送出イベントxでカ
セット「1」に対して使用不能警告が付され、送出イベ
ントxの直後の送出イベントが新たに調査対象となった
ときにカセット「2」に使用不能警告が付されるので、
さらにその後の送出イベントが新たに調査対象となった
ときにカセット「2」に使用不能警告が付されなくな
り、その送出イベントでCMを送出可能になる。 1× 2 2 1 2× → 1 2 2
【0016】このようにして、同一内容のCMを2本の
カセットに記録した場合に、2本のカセットのうちのい
ずれを使用してCMを送出するかを、効率的にカセット
が使用されるように(プレイリスト中のより多くの送出
イベントで予定時刻通りにCMが送出されるように)選
択できる。但し、上記最初の送出イベントを求めるため
に送出イベントx以降の何番目の送出イベントまでの範
囲を調べるかについての制限を設け、このイベント(E
VENT)制限数を越える場合は調べを中断する等の工
夫を行う。この場合、全てのパターンを考慮しなくて良
いためカセット選択処理が早い。また、カセット選択処
理は、VTR12、13…Nに絡んでくるが、処理を独
立させているため簡略化できる。一つの処理でカセット
選択を決定するため、途中でカセット(C1、C2、…
Cn)の変更があっても、前に選択されたカセット(C
1、C2、…Cn)に影響しない。2本のカセットC
1、C2が使用可の場合は、並行処理との排他で決定す
ればよい。
【0017】次に、ph2について説明する。このph
2では、カセット(C1、C2、…Cn)の選択の重な
りはないものとして、VTR12、13…Nに着目して
計算する。VTR12、13…Nは順番に繰り返して使
用されるものとして処理を行なう。この調べは次の通り
である。但し、プレイリストの最初のイベント(EVE
NT)から数えてVTR12、13…Nの台数分までの
イベント(EVENT)まで(例えば、後述する例のよ
うに、VTR12、13…Nの台数が3台である場合に
は、プレイリストの最初から3番目までのイベント(E
VENT)まで)は調べない。また、VTR12、13
…Nを使わないイベント(EVENT)の場合は、それ
を飛ばして判断する。VTR12、13…Nの台数分前
のイベント(EVENT)の占有時間2+調査対象イベ
ント(EVENT)占有時間1調査対象イベント
(EVENT)の開始時刻−VTR12、13…Nの台
数分前のイベント(EVENT)の終了時刻
…(1)この式(1)が成立しないイベント(E
VENT)の場合は、使用不能警告イベント(EVEN
T)とする。以下の例は、VTR12、13…Nの台数
が3台である場合のph2の処理結果である。最初の行
は、プレイリストの最初の送出イベントについて、選択
されるカセットと、送出されるCMの時間長(DUR)
と、占有時間1と、占有時間2と、使用不能警告イベン
ト(EVENT)であるか(NGか)否か(OKか)の
区別とを示す。また、2行目以下の各行は、それぞれプ
レイリストの2番目以降の各送出イベントについて、選
択されるカセットと、DURと、占有時間1と、占有時
間2と、NGかOKかの区別とを示す。 VTR12、1
3…Nの台数が3台なので、プレイリストの最初から3
番目までのイベント(EVENT)は、調べることなく
OKとなっている。 4番目のイベントについては、式
(1)が成立するか否かを調べて、NGか否かOKかが
決定されている。すなわち、3つ前のイベント(EVE
NT)(最初のイベント(EVENT))の占有時間2
である「10」と4番目のイベント( EVENT)の占
有時間1である「22」との和「32」が、2番目のイ
ベント(EVENT)のDURである「0:10」と3
番目のイベント(EVENT)のDURである「0:1
5」との和(4番目のイベント(EVENT)の開始時
刻と最初のイベント(EVENT)の終了時刻との差に
対応した時間)「25」よりも大きいので、NGとなっ
ている。 同様に、5番目以降の各イベントについても、
式(1)が成立するか否かを調べて、NGか否かOKか
が決定されている。 カセット DUR 占有時間 占有時間2 調べ 2 O:10 20 10 OK 3 O:10 20 10 OK 5 O:15 20 10 OK 4 O:30 22 10 a 10+22 0:10+0:15 NG 2 O:15 21 10 b 10+21 0:15+0:30 OK 1 O:15 22 10 c 10+22 0:30+0:15 OK 6 O:15 24 10 d 10+24 0:15+0:15 NG 5 O:30 20 10 e 10+20 0:15+0:15 OK 2 O:15 20 10 f 10+20 ≦0 :15+0:30 OK 5 O:15 20 10 g 10+20 0:30+0:15 OK 1 O:15 21 10 h 10+21 0:15+0:15 NG 3 O:15 21 10 i 10+21 0:15+0:15 NG
【0018】上記の例は、連続するイベント(EVEN
T)のものでDURだけで判断しているが、実際の計算
は送出予定時刻で調べる。また、カセットC1 、C2
2本の場合は、2本とも計算する。VTR12、13…
Nの台数分前のイベント(EVENT)が、2本とも送
出できる場合、占有時間2は長い方を採用する。ここ
で、上記の占有時間1、占有時間2について説明する。 占有時間1=Tld + Tth + Tcue +
Tpr Tpr ; Preroll時間 Tcue;Cueing時間(Eject poingから算出) Tth ;Thread時間 Tld ;カセットロード時間 占有時間2=Tpost + Trew + Tej
+Tul Tpost;アンロード時間 Trew ; Eject時間 Tej;REWIND時間 Tul;Postroll時間
【0019】なお、上記実施例では、カセットと、この
カセットを再生するVTRを用いて説明したが、これに
限定されない。オーデオテープカセット、コンパクトデ
ィスク(CD)等と、専用再生装置を利用して前記同様
の効果を得ることも本発明に含まれる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の情報記録媒体選択方法によれば、調査対象の送出イ
ベントとそれ以前の送出イベントとで送出対象の情報が
記録されている記録媒体が重複しているか否かを調べる
ことに基づいて、調査対象の送出イベントで使用する記
録媒体を選択するステップと、調査対象の送出イベント
とそれ以降の送出イベントで送出対象の情報が記録され
ている記録媒体が重複しているか否かを調べることに基
づいて、調査対象の送出イベントで使用する記録媒体を
選択するステップとを有することにより、同一内容の情
報を2つの記録媒体に記録した場合に、或る送出イベン
トで2つの記録媒体のうちのいずれを使用して情報を送
出するかを、効率的に記録媒体が使用されるように(そ
れ以降のより多くの送出イベントでも予定時刻通りに情
報が送出されるように)選択できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体選択方法に係る実施例を
示すフローチャートである。
【図2】図1に続くフローチャートである。
【図3】本発明の情報記録媒体選択方法が適用されるカ
ートマシンの構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すカートコントローラの選択制御動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 カセット収納棚 12、13…N VTR 20 カートコントローラ 24 選択部 26 音声/映像信号調整部 C1 、C2 …Cn カセット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調査対象の送出イベントと、記録媒体の
    再生完了後再び上記記録媒体が再生可能になるまでの時
    間範囲内で上記調査対象の送出イベントよりも前の送出
    イベントとについて、上記調査対象の送出イベントでの
    送出対象の情報が記録されている2つの記録媒体のうち
    のいずれかに、上記前の送出イベントでの送出対象の情
    報が記録されているか否かを調べる第1ステップと、 上記第1ステップにより記録されていることが判明した
    記録媒体に対して、上記前の送出イベントでの使用不能
    警告が付されていないことを条件として、上記調査対象
    の送出イベントでの上記使用不能警告を付す第2ステッ
    プと、 上記第2ステップにより上記2つの記録媒体の両方とも
    に上記使用不能警告が付されなかったことを条件とし
    て、上記調査対象の送出イベントと、上記時間範囲内で
    上記調査対象の送出イベントよりも後の送出イベントと
    について、上記2つの記録媒体のうちのいずれかに、上
    記後の送出イベントでの送出対象の情報が記録されてい
    るか否かを調べる第3ステップと、 上記第3ステップにより記録されていることが判明した
    記録媒体に対して、上記調査対象の送出イベントでの上
    記使用不能警告を付す第4ステップとを有することを特
    徴とする情報記録媒体選択方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録媒体選択方法
    において、 上記第3ステップで、上記2つの記録媒体の両方に記録
    されていることが判明した場合には、上記第4ステップ
    で、上記2つの記録媒体のうち、上記調査対象の送出イ
    ベントよりも前の送出イベントで使用される回数の多い
    ほうの記録媒体に対してのみ、上記調査対象の送出イベ
    ントでの上記使用不能警告を付すことを特徴とする情報
    記録媒体選択方法。
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