JP3360427B2 - 押出成形用樹脂組成物 - Google Patents

押出成形用樹脂組成物

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JP3360427B2
JP3360427B2 JP21254494A JP21254494A JP3360427B2 JP 3360427 B2 JP3360427 B2 JP 3360427B2 JP 21254494 A JP21254494 A JP 21254494A JP 21254494 A JP21254494 A JP 21254494A JP 3360427 B2 JP3360427 B2 JP 3360427B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出成形用樹脂組成物
に関し、さらに詳細には、包装用フィルムまたはシート
類の押出成形に用いる押出成形用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】包装材料(以下、「包材」と略す)の多
くは、例えばポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、アイオノマーなどのポリオレフィン系樹脂をヒー
トシール層として使用している。しかし、ポリオレフィ
ン系樹脂フィルム単体では、ヒートシール性は良いが、
衝撃強度や剛性といった面では延伸ポリアミドやポリエ
チレンテレフタレートフィルムに比べ劣るという不都合
を有する。一方、延伸ポリアミドやポリエチレンテレフ
タレートフィルムは、単体では衝撃強度や剛性の面で優
れているが、ポリオレフィン系樹脂フィルムと比較して
ヒートシール性が劣る不都合を有する。そこで、材料に
要求される性能を充分に満足させるため、ポリオレフィ
ン系樹脂を他の適当なフィルムに積層した形態をとるも
のが多く提案されている。このような積層体の多くは共
押出、共押出コーティング、ドライラミネートなどの加
工法を用いて製造される。
【0003】積層体として使用される樹脂組成物として
は、例えば、(a)低密度ポリエチレン、(b)エチレ
ン−α−オレフィン共重合体及び(c)低結晶性乃至非
結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体からなる積層
フィルムのヒートシール層形成に用いられる押出成形用
樹脂組成物が開示されている(特公昭62−41529
号公報)。しかし、(c)低結晶性乃至非結晶性エチレ
ン−α−オレフィン共重合体成分を使用した場合、フィ
ルム表面のべたつき感を生じたり、フィルム同士、ある
いは、フィルムと金属等との接触によるブロッキングを
生じるという問題があった。このため、得られたフィル
ムやシート類は、従来より包装工程などにおいて作業の
効率が低下するという不都合を有していた。また、該組
成物はFDAやPLのような食品衛生に関する規定に十
分に適合せず、食品包装用途としての使用を制限される
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、包装用フィルム、特に
食品包装用途等の押出成形に用いる好適な押出成形用樹
脂組成物を提供する点に存する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、製膜性、押出負荷などの押
出加工性が向上し、しかも包材として要求される性能を
併せ有する押出成形用樹脂組成物を見出し本発明を完成
させた。
【0006】すなわち、本発明は、下記(A)、(B)
及び(C)を含有する押出成形用樹脂組成物100重量
部であって、該組成物がメルトフローレートが0.5〜
30g/10分であり、該組成物100重量部に対し
て、(D)フェノール系熱安定剤及びフォスファイト系
熱安定剤からなり、それらの混合比が80対20〜25
対75(重量比)である熱安定剤0.01〜0.5重量
部、及び、高級脂肪酸、脂肪酸の金属塩、炭素数16〜
22の脂肪酸アミド、飽和脂肪族アルコールのステアリ
ン酸エステルから選ばれる(E)スリップ剤0.5重量
部以下を含有することを特徴とする押出成形用樹脂組成
物に係るものである。 (A):示差走査熱量計による融解ピーク温度が80〜
120℃に観測されるエチレン系重合体5〜80重量部 (B):密度0.90〜0.93g/cm3、示差走査
熱量計による最高融解ピーク温度が110℃を超えて観
測される、エチレンとα−オレフィンとの共重合体5〜
80重量部 (C):密度0.90〜0.92g/cm3、示差走査
熱量計による最高融解ピーク温度が80〜110℃の範
囲内に観測され、冷キシレン可溶分が30重量%以下で
ある、エチレンと炭素数3〜4のα−オレフィンとの共
重合体5〜70重量部
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる(A)成分のエチレン系重合体は、示差走査熱量
計による融解ピーク温度が80〜120℃の範囲に観測
されるエチレン系重合体である。示差走査熱量計による
融解ピーク温度とは、JIS K7121の3−(2)
項に示される、昇降温速度5℃/分の条件により測定さ
れ、さらにJIS K7122に基づき、融解熱量を測
定することにより得られた吸熱曲線の1個、ないし複数
個存在する吸熱ピークの内、最大の吸熱面積を有する吸
熱ピークの温度をいう。この測定は、パーキンエルマー
7型DSC装置を用いて行われる。(A)成分の融解ピ
ーク温度が、80℃未満では樹脂の熱安定性が悪く、フ
ィルム状態で表面のべたつきなどが生じ、融解ピーク温
度が120℃を越えると低温シール性が阻害され易い。
(A)成分のメルトフローレート(MFR)は、0.5
〜30g/10分の範囲が好ましい。MFRはJIS
K7210に従って、190℃、2.16kg荷重の条件
で測定される。
【0008】また、(A)成分のスウェリング比(S
R)は、1.30〜2.00の範囲が好ましい。SR
は、MFR測定時に採取されたストランドの直径を測定
し、下記の式より求めることができる。 SR=ストランドの直径(mm)/オリフィスの内径(m
m) 本発明で用いる(A)成分のエチレン系重合体は、低密
度ポリエチレンを始めエチレンと各種コモノマーを用い
た共重合体を含むものであり、一般に酸素または各種有
機過酸化物、アゾ化合物、アセトキシム、アミン酸化合
物などを重合開始剤として、高圧ラジカル重合法により
重合される。使用されるコモノマーとしては、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸等の不飽和カル
ボン酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソ
ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メ
タクリル酸イソブチル等の炭素数が4〜8の不飽和カル
ボン酸のエステル化物、酢酸ビニル等のビニルエステル
類等が挙げられる。
【0009】これらのコモノマーは一種または二種以上
用いることができる。コモノマー含量は、通常0〜20
重量%であり、不飽和カルボン酸のエステル化物の場合
は、通常0〜25重量%である。(A)成分のエチレン
系重合体としては、例えば先に述べた低密度ポリエチレ
ンを始め、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸n−プロピル共重合体、エチレン−アク
リル酸イソプロピル共重合体、エチレン−アクリル酸n
−ブチル共重合体、エチレン−アクリル酸t−ブチル共
重合体、エチレン−アクリル酸イソブチル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタ
クリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸n−
プロピル共重合体、エチレン−メタクリル酸イソプロピ
ル共重合体、エチレン−メタクリル酸n−ブチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸t−ブチル共重合体、エチ
レン−メタクリル酸イソブチル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等のエチレンと一種のコモノマーとの
共重合体や、エチレン−アクリル酸−アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−アクリル酸−アクリル酸メチル共
重合体、エチレン−アクリル酸−メタクリル酸エチル共
重合体、エチレン−アクリル酸−メタクリル酸メチル共
重合体、エチレン−アクリル酸−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エチル共重合体、
エチレン−メタクリル酸−アクリル酸メチル共重合体、
エチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸−メタクリル酸メチル共重
合体、エチレン−メタクリル酸−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル−アクリル酸メチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸エチル−アクリル酸メチル
共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸メチル共
重合体等のエチレンと二種以上のコモノマーとの共重合
体が挙げられる。また、(A)成分は、一種のエチレン
系重合体のみならず二種以上のエチレン系重合体を用い
てもよい。
【0010】本発明で用いる(B)成分のエチレン−α
−オレフィン共重合体は、密度が0.90〜0.93g
/cm3 、好ましくは0.905〜0.925g/cm
3 、より好ましくは0.910〜0.923g/cm3
のエチレン−α−オレフィン共重合体である。密度が
0.90g/cm3 未満の場合、シール強度改良効果が
認めにくく、密度0.93g/cm3 を越えるものは、
低温シール性が発現しにくい。(B)成分は、示差走査
熱量計による最高融解ピーク温度が110℃を超えて観
測されるものである。示差走査熱量計による最高融解ピ
ーク温度とは、JIS K7121の3−(2)項に示
される昇降温速度5℃/分の条件により測定され、さら
にJIS K7122に基づき、融解熱量を測定するこ
とにより得られた吸熱曲線の1個、ないし複数個存在す
る吸熱ピークの内、最高吸熱ピークの温度をいう。この
測定は、パーキンエルマー7型DSC装置を用いて行わ
れる。また、(B)成分は、この吸熱曲線より求められ
る110℃を超える融解熱量が、20J/g以上である
のが好ましい。(B)成分のMFRは、0.5〜30g
/10分の範囲が好ましい。MFRは、JIS K72
10に従って190℃、2.16kg荷重の条件で測定さ
れる。本発明で用いる(B)成分のエチレン−α−オレ
フィン共重合体は、一般にエチレンとα−オレフィンを
用いて、イオン重合法により、少なくとも遷移金属を含
む固体系触媒成分と有機アルミニウム化合物からなる触
媒の存在下で、通常30〜300℃、常圧〜3000kg
/cm2 、溶媒の存在下または無溶媒下、気−固、液−
固または均一液相下で製造される。
【0011】遷移金属を含む固体系触媒成分としては、
例えば酸化クロム、酸化モリブデン、三塩化チタン、四
塩化チタン−アルキルアルミニウム、四塩化チタン等の
チタン化合物−塩化マグネシウム化合物等のマグネシウ
ム化合物−(塩化)アルキルアルミニウム等が挙げられ
る。α−オレフィンとしては、例えばプロピレン、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、
デセン−1、ドデセン−1、3−メチルブテン−1、
3,3−ジメチルブテン−1、4−メチルペンテン−1
等の炭素数3〜12のα−オレフィンが挙げられる。こ
れらα−オレフィンは一種のみならず二種以上用いても
よい。また、(B)成分のα−オレフィンの含有量は、
通常0.2〜8モル%である。(B)成分のエチレン−
α−オレフィン共重合体としては、例えばエチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エ
チレン−ペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−
1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレ
ン−デセン−1共重合体、エチレン−ドデセン−1共重
合体、エチレン−4−メチルペンテン−1共重合体等の
エチレンと一種のα−オレフィンとの共重合体、エチレ
ン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ブテ
ン−1−ヘキセン−1共重合体等のエチレンと二種以上
のα−オレフィンとの共重合体が挙げられる。また、
(B)成分は、一種のエチレン−α−オレフィン共重合
体のみならず二種以上のエチレン−α−オレフィン共重
合体を用いてもよい。本発明で用いる(C)成分のエチ
レン−α−オレフィン共重合体は、密度0.90〜0.
92g/cm3 、好ましくは0.902〜0.918g
/cm3 、より好ましくは0.904〜0.915g/
cm3 、示差走査熱量計による最高融解ピーク温度が8
0〜110℃の範囲内に観測され、冷キシレン可溶分
(CXS)が30重量%以下、好ましくは15重量%以
下、より好ましくは8重量%以下である、エチレンとα
−オレフィンとの共重合体である。
【0012】密度が0.90g/cm3 未満であると、
フィルムにべたつきを生じ、ブロッキングし易くなる。
密度が0.92g/cm3 を越えるものは、発明の目的
である低温シール性を発現しにくい。示差走査熱量計に
よる最高融解ピーク温度とは、上記(B)成分の規定と
同様である。最高融解ピーク温度が、80℃未満では、
フィルム、ペレット状態で表面のべたつきなどが生じ、
110℃を越えると低温シール性が阻害され易い。冷キ
シレン可溶分は、FDAの第177章第1520節に記
載される、キシレンによる最大溶出量測定法により測定
される。具体的には、樹脂5±0.001gをフラスコ
中で加熱したキシレン1000ml中に2時間加熱・還
流させた後、25±0.5℃の条件で3時間以上冷却・
放置し、その後、濾紙を使用し、自然濾過にて700m
l以上採取した濃縮物を100℃で60分真空乾燥を行
い、採取した抽出物をデシケータ中で一夜放置後、重量
測定して測定され、その値は、次の計算式で求められ
る。 この冷キシレン可溶分が30重量%を越えるものは、フ
ィルム表面のベタツキやブロッキングを生じ易い。
【0013】(C)成分のMFRは、0.5〜30g/
10分が好ましい。MFRは、JIS K7210に従
って190℃、2.16kg荷重の条件で測定される。
(C)成分は、ゲルパーミネーションクロマトグラフ
(GPC)法により測定された分子量分布が、3.5以
下のものが好ましい。この分子量分布は、Waters
製ゲルパーミネーションクロマトグラフィー150C型
を使用し、カラムに東ソー製GMH6−HT、溶媒にo
−ジクロルベンゼン、145℃の温度条件で測定される
方法である。本発明で用いる(C)成分のエチレン−α
−オレフィン共重合体は、一般にエチレンとα−オレフ
ィンを用いて、イオン重合法により、チーグラー系触媒
もしくは、メタロセン系触媒の存在下で、通常30〜3
00℃、常圧〜3000kg/cm2 、溶媒の存在下も
しくは無溶媒下、気−固、液−固または均一液相下で製
造される。チーグラー触媒としては、例えば三塩化バナ
ジウム、四塩化バナジウム等のバナジウム化合物と有機
アルミニウム化合物との複合触媒、またメタロセン触媒
としては、遷移金属を含む特定の構造を有する化合物、
例えば、シクロアルカジエニル骨格を有する配位子を含
む遷移金属化合物等と、有機アルミニウム化合物等が挙
げられる。
【0014】α−オレフィンとしては、プロピレン、ブ
テン−1等の炭素数3〜4のα−オレフィンが挙げられ
る。これらα−オレフィンは一種のみならず二種用いて
もよい。また、α−オレフィンを2種以上用いる場合
は、炭素数3〜4のα−オレフィンを少なくとも1種以
上用いていれば、炭素数が4を越えるα−オレフィン、
例えばペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デ
セン−1、3,3−ジメチルブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1等を用いてもさしつかえない。ただし、炭素
数3〜4のα−オレフィンと炭素数が4を越えるα−オ
レフィンの割合は、炭素数3〜4の全α−オレフィンが
(C)成分に含まれる全α−オレフィン100モル%に
対し、50モル%以上含まれる。(C)成分に含まれる
全α−オレフィンの含有量は、通常1〜8モル%であ
る。 (C)成分のエチレン−α−オレフィン共重合体
としては、例えばエチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−ブテン−1共重合体等のエチレンと一種のα−オ
レフィンとの共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン
−1共重合体、エチレン−ブテン−1−ヘキセン−1共
重合体、エチレン−ブテン−1−オクテン−1共重合
体、エチレン−ブテン−1−デセン−1共重合体等のエ
チレンと二種以上のα−オレフィンとの共重合体が挙げ
られる。また、(C)成分は一種のエチレン−α−オレ
フィン共重合体のみならず、二種以上のエチレン−α−
オレフィン共重合体を用いてもよい。本発明の押出成形
用樹脂組成物は、(A)エチレン系重合体5〜80重量
部、(B)エチレン−α−オレフィンランダム共重合体
5〜80重量部及び(C)エチレン−α−オレフィン共
重合体5〜70重量部からなる100重量部を均一に溶
融混合して得られる。
【0015】(A)成分の混合割合が5重量部未満では
樹脂組成物の押出成形時、溶融膜が不安定となりフィル
ム幅や、膜厚の変動を起こす。一方、(A)成分の混合
割合が80重量部を超えると本発明の目的とするヒート
シール強度、ホットタック性、破袋強度などのバランス
上好ましくない。 (B)成分の混合割合が5重量部未満の場合、本発明の
目的であるシール強度、破袋強度が得られず、80重量
部を越える場合、押出成形時に樹脂圧力が高く、あるい
はダイから押出された溶融膜の溶融張力が小さくなり、
製膜安定性を損なう。 (C)成分の混合割合が5重量部未満の場合、本発明の
目的である低温シール性、ヒートシール強度、破袋強度
が得られず、一方、70重量部より多いと押出成形時の
樹脂圧力が上昇し、モーター負荷が過大となる為、好ま
しくない。このような混合割合の各成分を均一に溶融混
合してなる本発明の樹脂組成物は、そのMFRが0.5
〜30g/10分、好ましくは0.8〜20g/10
分、より好ましくは1〜15g/10分の範囲にある。
MFRが0.5g/10分より小さい場合、樹脂組成物
を押出成形すると押出機の樹脂圧力が上昇し、また、樹
脂の製膜時に膜切れなどの問題を生じ易くなる。MFR
が30g/10分より大きくなると、ヒートシール強度
や破袋強度が低下すると同時に、製膜性に問題を起こし
易い。このMFRは、JIS K7210に従って19
0℃、2.16kg荷重の条件で測定される。また、本発
明は前記樹脂組成物(A)〜(C)成分の合計100重
量部に対して、さらに(D)フェノール系熱安定剤及び
フォスファイト系熱安定剤からなり、それらの混合比が
80対20〜25対75(重量比)である熱安定剤0.
01〜0.5重量部、及び、高級脂肪酸、脂肪酸の金属
塩、炭素数16〜22の脂肪酸アミド、飽和脂肪族アル
コールのステアリン酸エステルから選ばれる(E)スリ
ップ剤0.5重量部以下を均一に溶融混合して得られた
樹脂組成物である
【0016】(D)成分の添加量が、0.01重量部未
満ではフィルム成形時に樹脂組成物が熱劣化を起こすこ
とがあり、0.5重量部を越えるとブロッキングや着色
の問題を生じる。(E)成分の添加量が、0.5重量部
を越えると滑りすぎるばかりではなく、印刷性、ヒート
シール性が悪化し好ましくない。本発明で用いる(D)
成分のフェノール系熱安定剤としては、例えば、2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、テトラ
キス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(IRG
ANOX1010)、n−オクタデシル−3−(4’−
ヒドロキシ−3,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロ
ピオネート(IRGANOX1076)及びステアリル
−β(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート等が挙げられる。これらの中でもステア
リル−β(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート等が好ましい。また、本発明で用い
る(D)成分のフォスファイト系熱安定剤としては、例
えば、トリフェニルフォスファイト、トリオクタデシル
フォスファイト、トリデシルフォスファイト、ジステア
リルペンタエリスリトールジフォスファイト、4,4’
−ビスフェニレンジホスフィン酸テトラキス(2,4−
ジ−t−ブチルフェニル)、ビス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ペンタエリストールジフォスファイト及
びトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ァイト等が挙げられる。これらの中でもトリス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト等が好まし
い。
【0017】このフェノール系熱安定剤とフォスファイ
ト系熱安定剤の混合比は、熱安定性効果及び着色防止の
点から80対20〜25対75(重量比)の範囲であ
、更に好ましくは60対40〜30対70(重量比)
の範囲である。本発明で用いる(E)成分のスリップ剤
は、高級脂肪酸、脂肪酸の金属塩、炭素数16〜22の
脂肪酸アミド、飽和脂肪族アルコールのステアリン酸エ
ステルから選ばれるものであり、示差走査熱量計による
融解ピーク温度が80℃以上のものが好ましい。融解ピ
ーク温度の測定方法は、前記(A)成分と同じである。
本発明で用いる(E)成分のスリップ剤としては、例え
ばベヘニン酸(融解ピーク温度:80℃)等の高級脂肪
酸、パルチミン酸マグネシウム(融解ピーク温度:12
9℃)、ステアリン酸カルシウム(融解ピーク温度:1
45℃)、ステアリン酸亜鉛(融解ピーク温度:140
℃)等の脂肪酸とのアルミニウム塩、カルシウム塩、マ
グネシウム塩等の金属塩、エルカ酸アミド(融解ピーク
温度:84℃)、ステアリン酸アミド(融解ピーク温
度:103℃)、ベヘニン酸アミド(融解ピーク温度:
110℃)等の炭素数16〜22の脂肪酸アミド、飽和
脂肪族アルコールのステアリン酸エステルである。これ
らの中でもエルカ酸アミド等が好ましい。また、本発明
の樹脂組成物は必要に応じ、(D)成分及び(E)成分
の他に、ブロッキング防止剤、帯電防止剤等を添加する
ことができる。ブロッキング防止剤としては、例えばシ
リカ、炭酸カルシウム、タルク等が挙げられる。また、
帯電防止剤としては、例えば炭素数8〜22の脂肪酸の
グリセリンエステル、ソルビタンエステル、しょ糖エス
テル、ポリエチレングリコールエステル等が挙げられ
る。
【0018】本発明の樹脂組成物は、各成分を同時に又
は逐次的に溶融混合することにより得られる。本発明の
樹脂組成物は、優れた押出成形性を有するとともに、ヒ
ートシール層として要求される特性を満足させるもので
ある。本発明の樹脂組成物は、複合フィルム、シート、
アルミニウム箔、セロファン、紙などに単独あるいは他
の樹脂と共押出ラミネート加工し、それらを積層フィル
ムやシートに成形し、使用することもできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例1 (A)成分として、低密度ポリエチレン(密度0.91
2g/cm3 、MFR9g/10分、SR1.80、融
解ピーク温度105℃)30重量部、(B)成分とし
て、エチレン−ヘキセン−1ランダム共重合体(MFR
12g/10分、密度0.912g/cm3 、最高融解
ピーク温度122℃、110℃以上の融解熱量28J/
g、ヘキセン−1含量5.0モル%)30重量部、及び
(C)成分として、エチレン−ブテン−1共重合体(M
FR12g/10分、密度0.905g/cm3 、分子
量分布2.2、最高融解ピーク温度91℃、CXS抽出
量2重量%、ブテン−1含量5.8モル%)40重量
部、(D)成分のフェノール系熱安定剤としてステアリ
ル−β(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート0.15重量部、(D)成分のフォ
スファイト系熱安定剤としてトリス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスファイト0.12重量部、及び
(E)成分のスリップ剤としてエルカ酸アミド0.1重
量部を単軸押出機で150℃にて押出混練し、ペレット
とした。この均一に溶融混合された樹脂組成物のMFR
は10g/10分であった。厚み15μmの2軸延伸ナ
イロンフィルム(ユニチカ製 エンブレムON)を基材
とし、その上に、イソシアネート系アンカーコート剤
(日本曹達製 T120、T300)を塗布し、シリン
ダー先端温度310℃の条件で溶融混練した樹脂(低密
度ポリエチレン、住友化学工業製スミカセンL705、
MFR7g/10分、密度0.918g/cm3 )を厚
み20μm、シリンダー先端温度290℃の条件で溶融
混練した前記樹脂組成物を厚み40μmのフィルム構成
となるように、押出ラミネート加工を行い、評価用フィ
ルムを得た。押出ラミネート加工は、住友重機械工業製
65mmφ共押出ラミネーターを使用し、マルチスロッ
ト方式Tダイス、冷却ロールにセミマットロール(25
℃)を装備し、加工速度80m/分の条件で行った。押
出加工時のダイの開口部と積層物の樹脂膜の幅の差を示
すネックインは、両側合計値で118mm、押出機の負荷
を示す樹脂圧力値は、168kg/cm2 であった。押
出ラミネート加工により得られた積層フィルムの性能を
下記の測定法により評価した。その結果を表1に示す。
【0020】<測定法> (1)ヒートシール性(表中「HS性」と略す) 2枚のフィルムのシーラント層同士を合わせ、テスター
産業製ヒートシーラーを用い、シール面圧1.0kg/
cm2 、シール時間1.0秒、シール幅10mmの条件で
押出加工方向に垂直になるようにヒートシールを行っ
た。シールバーの温度(ヒートシール温度)を5℃ずつ
変えて同様にヒートシールを行った。シール面に直角方
向に幅15mmの試片を切出し、ショッパー型引張試験機
を用いて、200mm/分の速度で180°剥離強度を測
定した。 a.シール強度 上記条件で測定した最高シール強度を表す。 b.低温シール性 上記条件で測定したシール強度が2kg/15mm幅を越え
る最低温度を表す。
【0021】(2)ホットタック性(表中「HT性」と
略す) 押出加工方向と平行になるように切出された25mm幅
のフィルムのシーラント層同士を合わせ、フィルムの一
方の端部に20gの荷重をかけておき、テスター産業製
ヒートシーラーを用いてシール面圧1.3kg/c
2 、シール時間0.3秒、シール幅20mmの条件でヒ
ートシールを行う。シール終了から0.14秒後にシー
ル面に荷重による剥離力がかかる様に調整し、これによ
り剥離した距離を測定した。シールバーの温度(ヒート
シール温度)を5℃ずつ変えて同様の試験を行う。 a.剥離距離 上記方法により測定される最小剥離距離を表す。 b.低温ホットタック性 上記方法により測定された剥離距離が5mm以下となる温
度を表し、5mm以下にならない場合は最小剥離距離を示
す温度を表す。
【0022】(3)高温下シール強度 2枚のフィルムのシーラント層同士を合わせ、テスター
産業製ヒートシーラーを用い、シール面圧1.0kg/
cm2 、シール時間1.0秒、シール幅10mmの条件で
押出加工方向に垂直にし、シールバー温度170℃にあ
わせ、ヒートシールを行う。シール面に直角方向に幅1
5mmの試片を切出し、東洋精機製T型ストログラフを使
用し、剥離速度200mm/分、180°剥離の強度を8
0±1℃雰囲気下で測定した。
【0023】(4)フィルムのブロッキング 自動充填機を使用して充填適性試験を行い、下記のよう
に評価した。 ○・・・問題なし、△・・・ややブロッキング不良、×
・・・加工不可
【0024】実施例2 実施例1で用いたものと同じ(A)成分、(B)成分及
び(C)成分の混合比をそれぞれ30重量部、60重量
部及び10重量部とした以外は、実施例1と同様の方法
で樹脂組成物を作製した。この均一に混合された樹脂組
成物のMFRは9.6g/10分であった。また、実施
例1と同条件で押出加工を行った結果、ネックインは1
25mm、押出機樹脂圧力は、175kg/cm2 であっ
た。さらに、実施例1と同様に積層フィルムの性能を評
価した結果を表1に示す。
【0025】実施例3 実施例1で用いたものと同じ(A)成分、(B)成分及
び(C)成分の混合比をそれぞれ70重量部、20重量
部及び10重量部とした以外は、実施例1と同様の方法
で樹脂組成物を作製した。この均一に混合された樹脂組
成物のMFRは8.9g/10分であった。また、実施
例1と同条件で押出加工を行った結果、ネックインは9
3mm、押出機樹脂圧力は、142kg/cm2 であっ
た。さらに、実施例1と同様に積層フィルムの性能を評
価した結果を表1に示す。
【0026】実施例4 実施例1で用いたものと同じ(A)成分、(B)成分及
び(C)成分の混合比をそれぞれ10重量部、70重量
部及び20重量部とした以外は、実施例1と同様の方法
で樹脂組成物を作製した。この均一に混合された樹脂組
成物のMFRは9.7g/10分であった。また、実施
例1と同条件で押出加工を行った結果、ネックインは1
41mm、押出機樹脂圧力は、186kg/cm2 であっ
た。さらに、実施例1と同様に積層フィルムの性能を評
価した結果を表1に示す。
【0027】実施例5 (A)成分としてエチレン−メタクリル酸メチル共重合
体(MFR 7g/10分、SR1.63、融解ピーク
温度93.7℃、メタクリル酸メチル含量15重量%)
30重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂
組成物を作製した。この均一に混合された樹脂組成物の
MFRは9.1g/10分であった。また、実施例1と
同条件で押出加工を行った結果、ネックインは120m
m、押出機樹脂圧力は、169kg/cm2 であった。
さらに、実施例1と同様に積層フィルムの性能を評価し
た結果を表1に示す。
【0028】比較例1 (C)成分として、エチレン−ブテン−1共重合体(M
FR 8g/10分、密度0.880g/cm3 、分子
量分布2.1、最高融解ピーク温度59℃、CXS抽出
量98重量%、ブテン−1含量11モル%)40重量部
とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作
製した。この均一に混合された樹脂組成物のMFRは
8.6g/10分であった。また、実施例1と同条件で
押出加工を行った結果、ネックインは128mm、押出機
樹脂圧力は、178kg/cm2 であった。さらに、実
施例1と同様に積層フィルムの性能を評価した結果を表
1に示す。積層したフィルムは過度のブロッキングを生
じ、自動充填機を使用しての充填加工を行うことができ
なかった。
【0029】比較例2 (B)成分及び(C)成分を使用せず、実施例1の
(A)成分として使用したものと同じ低密度ポリエチレ
ン100重量部とした以外は、実施例1と同様に押出加
工した。その結果、ネックインは86mm、押出機樹脂圧
力は、138kg/cm2 であった。実施例1と同様に
積層フィルムの性能を評価した結果を表1に示す。
【0030】比較例3 (B)成分及び(C)成分を使用せず、(A)成分とし
て、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体(MFR 6g
/10分、SR1.50、融解ピーク温度94.7℃、
酢酸ビニル含量10重量%)100重量部とした以外
は、実施例1と同様に押出加工した。押出加工条件は実
施例1のシーラント層の押出機のシリンダー先端温度を
260℃に設定して加工した。この時のネックインは8
2mm、押出機樹脂圧力は、176kg/cm2 であっ
た。実施例1と同様に積層フィルムの性能を評価した結
果を表1に示す。
【0031】比較例4 (A)成分及び(C)成分を使用せず、実施例1の
(B)成分として使用したものと同じエチレン−ヘキセ
ン−1ランダム共重合体100重量部とした以外は、実
施例1と同様に押出加工した。押出加工条件は実施例1
と同様であるが、加工時、押出加工機の樹脂圧力が上昇
し、また、Tダイスより押出された溶融膜が安定せず、
一定の厚みのラミネート加工ができなかった。
【0032】比較例5 (A)成分及び(B)成分を使用せず、実施例1の
(C)成分として使用したものと同じエチレン−ブテン
−1共重合体100重量部とした以外は、実施例1と同
様に押出加工しようとしたが、加工時、押出加工機の樹
脂圧力が上昇し、また、Tダイスより押出された溶融膜
が安定せず、一定の厚みのラミネート加工ができなかっ
た。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の押出成
形用樹脂組成物は、優れた押出加工性を有するだけでな
く、低温シール性、ヒートシール強度、ホットタック
性、破袋強度等の面で包材としての要求性能を充分に満
足する。本発明の押出成形用樹脂組成物は、主として食
品、薬品、工業用品、雑貨などの包材として用いられ、
各種の積層フィルムやシートは、成形された押出成型物
をヒートシール層とすることで、例えば、菓子、スナッ
ク、ふりかけ、粉末スープ等の乾燥食品、ハム、ソーセ
ージ、蓄肉等の肉製品、こんにゃく、漬物、味噌、液状
スープなどの水物食品等の各種食品や、液体洗剤、液体
薬品などの包装に、その優れた特性を生かして有効に使
用することができる。
フロントページの続き (72)発明者 重松 裕二 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学 工業株式会社内 (72)発明者 原田 嘉幸 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−36549(JP,A) 特開 昭57−174329(JP,A) 特開 平6−329848(JP,A) 特開 平6−207059(JP,A) 特開 平6−136193(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 23/36 C08K 3/00 - 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)、(B)及び(C)を含有する
    押出成形用樹脂組成物100重量部であって、該組成物
    がメルトフローレートが0.5〜30g/10分であ
    り、該組成物100重量部に対して、(D)フェノール
    系熱安定剤及びフォスファイト系熱安定剤からなり、そ
    れらの混合比が80対20〜25対75(重量比)であ
    る熱安定剤0.01〜0.5重量部、及び、高級脂肪
    酸、脂肪酸の金属塩、炭素数16〜22の脂肪酸アミ
    ド、飽和脂肪族アルコールのステアリン酸エステルから
    選ばれる(E)スリップ剤0.5重量部以下を含有する
    ことを特徴とする押出成形用樹脂組成物。 (A):示差走査熱量計による融解ピーク温度が80〜
    120℃に観測されるエチレン系重合体5〜80重量部 (B):密度0.90〜0.93g/cm3、示差走査
    熱量計による最高融解ピーク温度が110℃を超えて観
    測される、エチレンとα−オレフィンとの共重合体5〜
    80重量部 (C):密度0.90〜0.92g/cm3、示差走査
    熱量計による最高融解ピーク温度が80〜110℃の範
    囲内に観測され、冷キシレン可溶分が30重量%以下で
    ある、エチレンと炭素数3〜4のα−オレフィンとの共
    重合体5〜70重量部
  2. 【請求項2】ヒートシール層形成に用いる請求項1記載
    押出成形用樹脂組成物。
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