JP3360202B2 - ディスペンサ - Google Patents
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1042—Components or details
- B05B11/1073—Springs
- B05B11/1077—Springs characterised by a particular shape or material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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- B05B11/1059—Means for locking a pump or its actuation means in a fixed position
- B05B11/106—Means for locking a pump or its actuation means in a fixed position in a retracted position, e.g. in an end-of-dispensing-stroke position
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B05B11/1043—Sealing or attachment arrangements between pump and container
- B05B11/1046—Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container
- B05B11/1047—Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container the pump being preassembled as an independent unit before being mounted on the container
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内の液体を外部に
抽出するために容器の口部に取り付けて使用されるディ
スペンサに関するものであり、詳しくは、ピストンのポ
ンピング動作によってシリンダ内に液体を吸い込み、そ
れを外部へ放出するディスペンサに関するものである。
抽出するために容器の口部に取り付けて使用されるディ
スペンサに関するものであり、詳しくは、ピストンのポ
ンピング動作によってシリンダ内に液体を吸い込み、そ
れを外部へ放出するディスペンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャンプーや洗剤、化粧品等の液体容器
においては、起立状態にて内部の液体を所定量ずつ抽出
できるよう、口部にディスペンサが装着されたものが多
い。ディスペンサの基本的構造は、例えば特開昭60−
184977号公報に代表されるが如く、図6に示すよ
うに、ヘッド部12を介してピストン2を押し下げるこ
とによりシリンダ室8の体積を縮小させ、続いて前記ヘ
ッド部12から押し下げ力を解いて、圧縮されたコイル
バネ19の復元力でピストン2を上昇させることにより
シリンダ室8内を負圧にし、容器内の液体を吸い上げ、
しかる後、再度ヘッド部12を介してピストン2を押し
下げることにより、前記シリンダ室8内に吸い込んだ液
体をノズル12aから放出する構造となっている。この
ようにピストン2はコイルバネ19によって上昇位置に
押し上げられた状態にしておくと、上方に突出したヘッ
ド部12が邪魔になるし、誤ってヘッド部12を押して
しまい、中の液体を放出させてしまう虞れがある。そこ
で従来のディスペンサでは、使用する前には、図6の
(b)の如く、係止突片20と係止部21との係合によ
り、ピストン2を押し下げ状態で維持できるようになっ
ていた。
においては、起立状態にて内部の液体を所定量ずつ抽出
できるよう、口部にディスペンサが装着されたものが多
い。ディスペンサの基本的構造は、例えば特開昭60−
184977号公報に代表されるが如く、図6に示すよ
うに、ヘッド部12を介してピストン2を押し下げるこ
とによりシリンダ室8の体積を縮小させ、続いて前記ヘ
ッド部12から押し下げ力を解いて、圧縮されたコイル
バネ19の復元力でピストン2を上昇させることにより
シリンダ室8内を負圧にし、容器内の液体を吸い上げ、
しかる後、再度ヘッド部12を介してピストン2を押し
下げることにより、前記シリンダ室8内に吸い込んだ液
体をノズル12aから放出する構造となっている。この
ようにピストン2はコイルバネ19によって上昇位置に
押し上げられた状態にしておくと、上方に突出したヘッ
ド部12が邪魔になるし、誤ってヘッド部12を押して
しまい、中の液体を放出させてしまう虞れがある。そこ
で従来のディスペンサでは、使用する前には、図6の
(b)の如く、係止突片20と係止部21との係合によ
り、ピストン2を押し下げ状態で維持できるようになっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のディスペン
サは、バネを圧縮した状態にて取り引きされ、係止突片
と係止部との係止解除により、バネの復元力でピストン
を突出させて使用するものであるから、ピストンを突出
させる際、係止解除の瞬間にヘッド部が勢いよく飛び出
して驚かされることがある。又、コイルバネが金属製の
ため、使用後にゴミとして廃棄したりリサイクル使用す
る場合、コイルバネだけを他の部品と分別しなければな
らず煩わしいばかりか、容器内の液体が絶えず金属製の
コイルバネに接触するので、たとえば容器内の液体が強
酸性の薬品等である場合には、コイルバネが錆びること
によってその機能が低下し、ポンプとして正常に働かな
くなってしまう虞れもある。この問題を解決するには、
バネを合成樹脂製とすることが考えられるものの、合成
樹脂製のコイルバネでは、樹脂の応力緩和挙動により圧
縮されたままの状態に変形してしまいやすく、圧縮力か
ら解放されても元の状態に戻らなくなり、正常なポンプ
機能を果たさなくなる虞れがある。
サは、バネを圧縮した状態にて取り引きされ、係止突片
と係止部との係止解除により、バネの復元力でピストン
を突出させて使用するものであるから、ピストンを突出
させる際、係止解除の瞬間にヘッド部が勢いよく飛び出
して驚かされることがある。又、コイルバネが金属製の
ため、使用後にゴミとして廃棄したりリサイクル使用す
る場合、コイルバネだけを他の部品と分別しなければな
らず煩わしいばかりか、容器内の液体が絶えず金属製の
コイルバネに接触するので、たとえば容器内の液体が強
酸性の薬品等である場合には、コイルバネが錆びること
によってその機能が低下し、ポンプとして正常に働かな
くなってしまう虞れもある。この問題を解決するには、
バネを合成樹脂製とすることが考えられるものの、合成
樹脂製のコイルバネでは、樹脂の応力緩和挙動により圧
縮されたままの状態に変形してしまいやすく、圧縮力か
ら解放されても元の状態に戻らなくなり、正常なポンプ
機能を果たさなくなる虞れがある。
【0004】本発明の目的は、バネを圧縮した状態で長
期間維持することをなくし、合成樹脂性のバネを使用可
能としたディスペンサを提供することにある。
期間維持することをなくし、合成樹脂性のバネを使用可
能としたディスペンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、下端に
逆止弁を介して吸い込み管が延出され、容器の口部へ垂
下状に取り付け可能なシリンダと、上端のヘッド部に設
けられた噴出ノズルから下端の流入口まで流路が貫通し
ていて、前記シリンダ内に昇降自在に挿入されるピスト
ンと、そのピストンを上方へ付勢するバネ部材とを備
え、前記ピストンのポンピング動作によって容器内に収
容されている液体を外部に導出するディスペンサにおい
て、前記バネ部材は、ピストンの周囲に互いに間隔を保
って複数が配置される一方、ピストンには、前記バネ部
材間を通過可能な幅の係止翼を、互いにバネ間に形成さ
れる隙間パターンに対応した配置にて放射方向に突設し
たことにある。又、前記バネ部材は、ピストンを挟んで
対向配置した一対で構成したり、前記バネ部材を合成樹
脂製としたり、少なくとも上下両端部を蒲鉾形状とする
ことができる。
逆止弁を介して吸い込み管が延出され、容器の口部へ垂
下状に取り付け可能なシリンダと、上端のヘッド部に設
けられた噴出ノズルから下端の流入口まで流路が貫通し
ていて、前記シリンダ内に昇降自在に挿入されるピスト
ンと、そのピストンを上方へ付勢するバネ部材とを備
え、前記ピストンのポンピング動作によって容器内に収
容されている液体を外部に導出するディスペンサにおい
て、前記バネ部材は、ピストンの周囲に互いに間隔を保
って複数が配置される一方、ピストンには、前記バネ部
材間を通過可能な幅の係止翼を、互いにバネ間に形成さ
れる隙間パターンに対応した配置にて放射方向に突設し
たことにある。又、前記バネ部材は、ピストンを挟んで
対向配置した一対で構成したり、前記バネ部材を合成樹
脂製としたり、少なくとも上下両端部を蒲鉾形状とする
ことができる。
【0006】本発明のディスペンサは、通常の合成樹脂
を用いて、射出成形等の通常の成形方法によって形成さ
れる。そしてディスペンサは薬品等を含む液体入りの容
器に取り付けられて使用されるため、ポリアセタール樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂等の耐薬品性を有する合成樹脂によっ
て形成されることが好ましい。又、ディスペンサは、全
体を同一の樹脂によって形成しても良いし、ディスペン
サを構成する部品の目的、機能に応じて合成樹脂の種類
を変更しても良い。更に、コイルバネを合成樹脂とする
場合も、種々の合成樹脂を用いることができるが、ポリ
アセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等の強度と弾性を兼備した合成樹脂を用
いることが好ましい。
を用いて、射出成形等の通常の成形方法によって形成さ
れる。そしてディスペンサは薬品等を含む液体入りの容
器に取り付けられて使用されるため、ポリアセタール樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂等の耐薬品性を有する合成樹脂によっ
て形成されることが好ましい。又、ディスペンサは、全
体を同一の樹脂によって形成しても良いし、ディスペン
サを構成する部品の目的、機能に応じて合成樹脂の種類
を変更しても良い。更に、コイルバネを合成樹脂とする
場合も、種々の合成樹脂を用いることができるが、ポリ
アセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等の強度と弾性を兼備した合成樹脂を用
いることが好ましい。
【0007】
【作用】ピストンは、ヘッド部を回動させ、係止翼をバ
ネ部材の隙間にあわせることにより、自由に上下動する
ことができるので、不使用時には、バネ部材を圧縮させ
ることなくヘッド部を押し下げ位置に保持することがで
き、使用準備捜査中にピストンが飛び出すこともない。
そして一対のバネ部材を使用すれば、90度回転するご
とに係止翼とバネ部材との位置関係を、使用準備する場
合の前と後とに切り換えられ、係止翼とバネ部材との位
置関係をノズルの向きにより簡単に把握できる。バネを
合成樹脂で形成することによって、取り付けられる容器
内の液体が強酸性を有するもの等であっても、錆びたり
せず、復元力の低下に起因してポンプ機能が低下するこ
ともない。その上、ディスペンサは、総てを合成樹脂に
よって形成することにより、使用後にゴミとして廃棄す
る場合、あるいはリサイクルしたい場合に、コイルバネ
を他の部品と分別する必要がなくなる。
ネ部材の隙間にあわせることにより、自由に上下動する
ことができるので、不使用時には、バネ部材を圧縮させ
ることなくヘッド部を押し下げ位置に保持することがで
き、使用準備捜査中にピストンが飛び出すこともない。
そして一対のバネ部材を使用すれば、90度回転するご
とに係止翼とバネ部材との位置関係を、使用準備する場
合の前と後とに切り換えられ、係止翼とバネ部材との位
置関係をノズルの向きにより簡単に把握できる。バネを
合成樹脂で形成することによって、取り付けられる容器
内の液体が強酸性を有するもの等であっても、錆びたり
せず、復元力の低下に起因してポンプ機能が低下するこ
ともない。その上、ディスペンサは、総てを合成樹脂に
よって形成することにより、使用後にゴミとして廃棄す
る場合、あるいはリサイクルしたい場合に、コイルバネ
を他の部品と分別する必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のディスペンサの一実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、ディスペ
ンサの構造を示した説明図であり、ディスペンサは、シ
リンダ1と、そのシリンダ1内を昇降するピストン2と
からなり、キャップ3によって液体容器4の口部5に取
り付けられる。シリンダ1は、前記液体容器4の口部5
へ垂下状に取り付け可能な中空円柱状で、先細りとなっ
た下端には吸い込み管6が延出され、下方の1/3にあ
たる部分には、導入部材7の嵌入によってシリンダ室8
と、そのシリンダ室8に続いてその下方に弁室9が形成
されている。 そして上方の2/3
にあたる空間はバネ室10になっていて、前記弁室9内
には、逆止弁である玉弁11が遊嵌されている。
面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、ディスペ
ンサの構造を示した説明図であり、ディスペンサは、シ
リンダ1と、そのシリンダ1内を昇降するピストン2と
からなり、キャップ3によって液体容器4の口部5に取
り付けられる。シリンダ1は、前記液体容器4の口部5
へ垂下状に取り付け可能な中空円柱状で、先細りとなっ
た下端には吸い込み管6が延出され、下方の1/3にあ
たる部分には、導入部材7の嵌入によってシリンダ室8
と、そのシリンダ室8に続いてその下方に弁室9が形成
されている。 そして上方の2/3
にあたる空間はバネ室10になっていて、前記弁室9内
には、逆止弁である玉弁11が遊嵌されている。
【0009】一方ピストン2は前記シリンダ室8に挿通
可能な太さの筒状で、上端にはノズル12a付きのヘッ
ド部12が一体に設けられ、前記ノズル12a先端の吐
出口とピストン2の下端に開口した吸い込み口とは、液
体流路(いずれも図示せず)により連通され、その液体
流路には、ノズルから吸い込み口方向への流体の流れを
阻止する逆止弁(図示せず)が組み込まれている。又、
前記ピストン2は、上端から全長の約1/3に相当する
分下がった部位に円盤状のパッキン13を備えており、
そのパッキン13から更に全長の約1/3に相当する分
下がった部位には、係止翼14,14が突設されてい
る。
可能な太さの筒状で、上端にはノズル12a付きのヘッ
ド部12が一体に設けられ、前記ノズル12a先端の吐
出口とピストン2の下端に開口した吸い込み口とは、液
体流路(いずれも図示せず)により連通され、その液体
流路には、ノズルから吸い込み口方向への流体の流れを
阻止する逆止弁(図示せず)が組み込まれている。又、
前記ピストン2は、上端から全長の約1/3に相当する
分下がった部位に円盤状のパッキン13を備えており、
そのパッキン13から更に全長の約1/3に相当する分
下がった部位には、係止翼14,14が突設されてい
る。
【0010】そしてピストン2は、前記バネ室10内に
収容されたバネ部材15,15と共にシリンダ1内に組
み込まれる。バネ部材15,15は一対で構成され、ピ
ストン2を挟んだ左右に分かれ、シリンダ1の内壁とピ
ストン2との隙間内に対向配置されるようになってい
て、蒲鉾状薄板をジグザグに重ねた形状の折り曲げバネ
が使用され、前記ピストン2に突設された係止翼は1
4、バネ部材15,15の隙間を通過できる幅となって
いる。これらディスペンサを構成する、シリンダ1、ピ
ストン2、導入部材7、それにバネ部材15等は、いず
れもポリアセタール樹脂によって形成されている。
収容されたバネ部材15,15と共にシリンダ1内に組
み込まれる。バネ部材15,15は一対で構成され、ピ
ストン2を挟んだ左右に分かれ、シリンダ1の内壁とピ
ストン2との隙間内に対向配置されるようになってい
て、蒲鉾状薄板をジグザグに重ねた形状の折り曲げバネ
が使用され、前記ピストン2に突設された係止翼は1
4、バネ部材15,15の隙間を通過できる幅となって
いる。これらディスペンサを構成する、シリンダ1、ピ
ストン2、導入部材7、それにバネ部材15等は、いず
れもポリアセタール樹脂によって形成されている。
【0011】使用前の流通過程では、ピストン2が下死
点まで押し下げられ、係止翼14はバネ部材15の下に
差し込まれていて、パッキン13がバネ部材15の上面
に接した図1の状態にセットされている。よってバネ部
材15は、ストレスを受けず、伸びきった状態にて組み
込まれている。従ってこのままではディスペンサとして
機能しないので、使用に先立って使用準備の操作を行
う。それには先ず図2に示すように、ヘッド部12を介
して係止翼14がバネ部材15,15の隙間に合致する
よう回動させ(b)、続いてヘッド部12を摘み、ピス
トン2を上死点まで引き上げ(c)、係止翼14がバネ
部材15の上面に重なるよう回動させる(d)。これで
使用準備は完了し、ディスペンサは使用可能となる。
点まで押し下げられ、係止翼14はバネ部材15の下に
差し込まれていて、パッキン13がバネ部材15の上面
に接した図1の状態にセットされている。よってバネ部
材15は、ストレスを受けず、伸びきった状態にて組み
込まれている。従ってこのままではディスペンサとして
機能しないので、使用に先立って使用準備の操作を行
う。それには先ず図2に示すように、ヘッド部12を介
して係止翼14がバネ部材15,15の隙間に合致する
よう回動させ(b)、続いてヘッド部12を摘み、ピス
トン2を上死点まで引き上げ(c)、係止翼14がバネ
部材15の上面に重なるよう回動させる(d)。これで
使用準備は完了し、ディスペンサは使用可能となる。
【0012】使用、即ち容器内の液体を外部に抽出する
場合には、図3の(a),(b)に示すように、ヘッド
部12を介して一旦ピストン2をバネ部材15の反発力
に抗して押し下げ、押し下げ力を解放してバネ部材15
の復元力でピストン2が上昇するのを待つ。ピストン2
の上昇に伴って、シリンダ室8内には液体容器4内の液
体が吸い込まれ、少なくともシリンダ室8内は液体で満
たされる。そこで再びヘッド部12を押し下げれば、玉
弁(逆止弁)11の作用でシリンダ室8内の液体はノズ
ル12aから外部に放出され、このようなポンピング動
作によって容器内の液体を断続的に抽出すことができ
る。
場合には、図3の(a),(b)に示すように、ヘッド
部12を介して一旦ピストン2をバネ部材15の反発力
に抗して押し下げ、押し下げ力を解放してバネ部材15
の復元力でピストン2が上昇するのを待つ。ピストン2
の上昇に伴って、シリンダ室8内には液体容器4内の液
体が吸い込まれ、少なくともシリンダ室8内は液体で満
たされる。そこで再びヘッド部12を押し下げれば、玉
弁(逆止弁)11の作用でシリンダ室8内の液体はノズ
ル12aから外部に放出され、このようなポンピング動
作によって容器内の液体を断続的に抽出すことができ
る。
【0013】使用されない流通過程でピストン2を押し
下げ状態としておけば、ヘッド部12が邪魔になった
り、不必要なときに容器内の液体を外部に放出させてし
まうことがない。而もピストン2を押し下げた状態にあ
っても、バネ部材15にストレスがかからないようにで
きるから、流通過程で長期間ピストン2を押し下げ状態
のまま維持するディスペンサにあって、合成樹脂製バネ
を採用するには好適といえる。又2つ以上のバネ部材を
使用するので、万一片方のバネ部材が破損しても、残る
バネ部材により機能が維持される。
下げ状態としておけば、ヘッド部12が邪魔になった
り、不必要なときに容器内の液体を外部に放出させてし
まうことがない。而もピストン2を押し下げた状態にあ
っても、バネ部材15にストレスがかからないようにで
きるから、流通過程で長期間ピストン2を押し下げ状態
のまま維持するディスペンサにあって、合成樹脂製バネ
を採用するには好適といえる。又2つ以上のバネ部材を
使用するので、万一片方のバネ部材が破損しても、残る
バネ部材により機能が維持される。
【0014】尚、使用準備を終えたディスペンサにあっ
て、ヘッド部が何らかの拍子に回動し、係止翼がバネ部
材の隙間に合致するとピストンが下降してしまうので、
バネ部材には、例えば図4の(a)に示すように、係止
翼14が一旦隙間を抜けてバネ部材15の上方に抜けた
ら、係止翼14が再度隙間に進入しないようにする舌片
15aを設けるなどの戻り防止対策を講じたり、図4の
(b)に例示するように、バネ部材15が位置ずれして
隙間の間隔が変化しないよう、係止部16等の位置決め
手段を設けることが望ましい。又、バネ部材は、図5の
(a)のように、蒲鉾形状の上板17aと下板17bと
の間に金属製のコイルスプリング17,17..を介在
させて構成したり、図示はしないが前記上板と下板とを
長方形としたり、合成樹脂で形成する場合は、湾曲板1
8aを含む板バネ材18を、図5の(b)〜(d)のよ
うに組み合わせ形成したりでき、それらのバネ部材は、
バネ室内のシリンダピストンとの隙間に配置可能であれ
ば形態や数は自由に設定でき、二以上のバネ部材を配置
した場合は、その配置パターンに応じて係止翼を設ける
など、ディスペンサの構造や形態も、実施例に限定され
るものでなく、本発明の目的が達成できる範囲内におい
て適宜変更できる。
て、ヘッド部が何らかの拍子に回動し、係止翼がバネ部
材の隙間に合致するとピストンが下降してしまうので、
バネ部材には、例えば図4の(a)に示すように、係止
翼14が一旦隙間を抜けてバネ部材15の上方に抜けた
ら、係止翼14が再度隙間に進入しないようにする舌片
15aを設けるなどの戻り防止対策を講じたり、図4の
(b)に例示するように、バネ部材15が位置ずれして
隙間の間隔が変化しないよう、係止部16等の位置決め
手段を設けることが望ましい。又、バネ部材は、図5の
(a)のように、蒲鉾形状の上板17aと下板17bと
の間に金属製のコイルスプリング17,17..を介在
させて構成したり、図示はしないが前記上板と下板とを
長方形としたり、合成樹脂で形成する場合は、湾曲板1
8aを含む板バネ材18を、図5の(b)〜(d)のよ
うに組み合わせ形成したりでき、それらのバネ部材は、
バネ室内のシリンダピストンとの隙間に配置可能であれ
ば形態や数は自由に設定でき、二以上のバネ部材を配置
した場合は、その配置パターンに応じて係止翼を設ける
など、ディスペンサの構造や形態も、実施例に限定され
るものでなく、本発明の目的が達成できる範囲内におい
て適宜変更できる。
【0015】
【発明の効果】本発明のディスペンサは、流通過程など
不使用時のピストン押し下げ状態において、バネ部材が
圧縮されることなく、ヘッド部を押し下げ状態で維持す
ることができるので、バネ部材が応力緩和によって変形
することがなく、合成樹脂製のバネにあっても長期間に
亘って高いポンプ機能を発現することができる。そし
て、使用準備操作の時、バネ力によりピストンが飛び出
すこともない。又、バネ部材を一対使用することで、片
方のバネ部材が破損しても機能を維持でき、係止翼とバ
ネ部材との係止解除の位置確認や操作がしやすく、合成
樹脂製とすることで耐薬品性に優れ、ポンプ機能が損な
われる心配がないし、総てを合成樹脂によって形成すれ
ば、使用後にゴミとして廃棄したりリサイクルしたい場
合に、分別する必要がなく、煩わしさがない。更に、バ
ネ部材の上下両端部を蒲鉾状にすれば、シリンダとピス
トンとの間に効率よく納まり、係止翼を通過させる隙間
を確保するにも都合がよい。
不使用時のピストン押し下げ状態において、バネ部材が
圧縮されることなく、ヘッド部を押し下げ状態で維持す
ることができるので、バネ部材が応力緩和によって変形
することがなく、合成樹脂製のバネにあっても長期間に
亘って高いポンプ機能を発現することができる。そし
て、使用準備操作の時、バネ力によりピストンが飛び出
すこともない。又、バネ部材を一対使用することで、片
方のバネ部材が破損しても機能を維持でき、係止翼とバ
ネ部材との係止解除の位置確認や操作がしやすく、合成
樹脂製とすることで耐薬品性に優れ、ポンプ機能が損な
われる心配がないし、総てを合成樹脂によって形成すれ
ば、使用後にゴミとして廃棄したりリサイクルしたい場
合に、分別する必要がなく、煩わしさがない。更に、バ
ネ部材の上下両端部を蒲鉾状にすれば、シリンダとピス
トンとの間に効率よく納まり、係止翼を通過させる隙間
を確保するにも都合がよい。
【図1】本発明に係るディスペンサを、流通過程におい
てピストンが押し上げられた状態にて示した説明図であ
る。
てピストンが押し上げられた状態にて示した説明図であ
る。
【図2】使用準備の操作を示した説明図である。
【図3】ポンピング動作の説明図である。
【図4】防止例の説明図である。
【図5】バネ部材の変更例を示した説明図である。
【図6】従来のディスペンサを示した説明図である。
1・・シリンダ、2・・ピストン、3・・キャップ、4
・・容器、5・・口部、6・・吸い込み管、7・・導入
部材、8・・シリンダ室、9・・弁室、10・・バネ
室、11・・玉弁、12・・ヘッド部、12a・・ノズ
ル、13・・パッキン、14・・係止翼、15・・バネ
材、15a・・舌片、16・・係止部、17・・コイル
スプリング、17a・・上板、17b・・下板、18・
・板バネ材、18a・・湾曲板、19・・コイルスプリ
ング、20・・係止突片、21・・係止部。
・・容器、5・・口部、6・・吸い込み管、7・・導入
部材、8・・シリンダ室、9・・弁室、10・・バネ
室、11・・玉弁、12・・ヘッド部、12a・・ノズ
ル、13・・パッキン、14・・係止翼、15・・バネ
材、15a・・舌片、16・・係止部、17・・コイル
スプリング、17a・・上板、17b・・下板、18・
・板バネ材、18a・・湾曲板、19・・コイルスプリ
ング、20・・係止突片、21・・係止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 9/00 - 15/08 B05B 11/00 B65D 47/34
Claims (4)
- 【請求項1】 下端に逆止弁を介して吸い込み管が延出
され、容器の口部へ垂下状に取り付け可能なシリンダ
と、上端のヘッド部に設けられたノズルから下端の流入
口まで流路が貫通していて、前記シリンダ内に昇降自在
に挿入されるピストンと、そのピストンを上方へ付勢す
るバネ部材とを備え、前記ピストンのポンピング動作に
よって容器内に収容されている液体を外部に導出するデ
ィスペンサにおいて、前記バネ部材は、ピストンの周囲
に互いに間隔を保って複数が配置される一方、ピストン
には、前記バネ部材間を通過可能な幅の係止翼を、互い
にバネ間に形成される隙間パターンに対応した配置にて
放射方向に突設したディスペンサ。 - 【請求項2】 前記バネ部材が、ピストンを挟んで対向
配置した一対で構成されている請求項1に記載のディス
ペンサ。 - 【請求項3】 前記バネ部材が合成樹脂製である請求項
1又は2に記載のディスペンサ。 - 【請求項4】 前記バネ部材が少なくとも上下両端部を
蒲鉾形状とした請求項1乃至3の何れかに記載のディス
ペンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31224096A JP3360202B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31224096A JP3360202B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ディスペンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10153167A JPH10153167A (ja) | 1998-06-09 |
JP3360202B2 true JP3360202B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=18026862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31224096A Expired - Fee Related JP3360202B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ディスペンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3360202B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4574159B2 (ja) * | 2003-10-31 | 2010-11-04 | 株式会社吉野工業所 | ポンプディスペンサー |
KR101290829B1 (ko) * | 2011-10-17 | 2013-08-07 | 김정수 | 펌프 디스펜서 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP31224096A patent/JP3360202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10153167A (ja) | 1998-06-09 |
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