JP3360056B2 - 電子機器の照明装置及び電子機器の照明方法 - Google Patents

電子機器の照明装置及び電子機器の照明方法

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    • G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • G02B6/001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type the light being emitted along at least a portion of the lateral surface of the fibre

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の照明装
置及び電子機器の照明方法に関し、特に、電気消費量が
少ないことが望まれる可搬型パソコンのキーボードのよ
うなユーザー操作部を照明することができる電子機器の
照明装置及び電子機器の照明方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】可搬型パソコンでは、極力に節電される
ことが望ましい。暗黒環境で使用される機会が多い可搬
型パソコンでは、キーボードのような可視性ユーザー操
作部を照明する必要がある。そのような節電型の電子機
器が、実開平４−９４４６７号により知られている。こ
の節電型機器は、液晶表示面を照らすバックライトの照
明光の一部を外部にわざと洩らしてキーボードのような
入力操作位置を照らしている。このような公知の照明方
法は、バックライト光を直接に用いているので、その用
いた分だけＬＣＤの表示面で用いられる光の量が少なく
なり、節電が不完全である。
【０００３】バックライト光の利用により節電が不完全
にならずにユーザー操作部を照明することができること
が望まれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、バッ
クライト光の利用により節電が不完全にならずにユーザ
ー操作部を照明することができる電子機器の照明装置及
び電子機器の照明方法を提供することにある。本発明の
他の課題は、乱反射板から漏れ出るバックライト用光の
一部を有効に利用することができる電子機器の照明装置
及び電子機器の照明方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧（）つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも１つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【０００６】本発明による電子機器の照明装置は、ＬＣ
Ｄ（１）と、ＬＣＤ（１）を照明するバックライト用光
を発する光源（２）と、バックライト用光を乱反射させ
る反射板（５）と、反射板（５）から背面側に漏れ出る
バックライト用光を集める集光用光学系（６）と、集光
用光学系（６）により集められた光を照射対象に誘導す
る誘導用光学系（８）とからなる。反射板（５）で必然
的に漏出する本来的に無駄になるはずのバックライトが
有効に活用される。必然的に漏出する光量よりも多く積
極的にその漏出量を増加させることは否定されない。
【０００７】照射対象はキーボード（１１）、装飾、そ
の他の部位である。装飾性を高めるために、集光用光学
系（６）と照射対象との間に色変換部（例示：フィル
タ）が介設されることは好ましい。集光用光学系（６）
は反射板（５）の背面側に配置される非球面レンズ
（７）であることが好ましい。非球面レンジは、その厚
さが薄く焦点距離が短い。非球面レンズ（７）は複数で
あって、集光量が多くなる。
【０００８】誘導用光学系（８）は光ファイバー（９）
であり、光ファイバー（９）は照射対象まで延ばされて
いる。光ファーバーの光誘導性は、集光された光を有効
に照射対象まで導くことができ、僅かな漏出量のバック
ライト用光が有効に活用される。
【０００９】照射対象はキーボード（１１）であり、光
ファイバー（１２）は側面乱反射型である。単線の光フ
ァーバーによって、任意の多くの部位を照射することが
できる。
【００１０】本発明による電子機器の照明方法は、発光
部から発光される照明用光が乱反射板から漏出する漏出
部分を照明対象に誘導する。
【００１１】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
電子機器の照明装置の実施の形態は、ＬＣＤパネルが光
源とともに設けられている。そのＬＣＤパネル１は、図
１に示されるように、その光源２の前面側（正面側）に
配置されている。ＬＣＤパネル１の前面は、ＬＣＤパネ
ル表示面３として形成されている。光源２は、ＬＣＤパ
ネル表示面３をそれの背面側から照射するバックライト
用光を発光する。
【００１２】光源２の背面側（後面側）に、バックライ
ト用光を乱反射させる反射板５が配置されている。反射
板５は、その乱反射性が高められているので、ある程度
の光透過性がある。反射板５の背面側に、集光用光学系
６が配置されている。集光用光学系６は、反射板５の背
面側に漏れ出るバックライト用光を集めることができ
る。
【００１３】集光用光学系６は、レンズ７により形成さ
れ得る。レンズ７は、焦点距離が短くされることが望ま
れ、非球面レンズである。レンズ７は、それが薄型化さ
れることが望まれ点では、フレネルレンズであることが
ことが好ましい。レンズ７は、単レンズでなく複眼レン
ズとして複数の集光用レンズが用いられ得る。
【００１４】集光用光学系６に、誘導用光学系８が光学
的に接続されている。誘導用光学系８は、その誘導性を
より良好にするために、光ファイバー９が用いられてい
る。光ファイバー９は、複眼レンズの数に対応して複数
本が用いられる。光ファイバー９は、図２に示されるキ
ーボード１１まで延ばされている。光ファイバー９の光
ファイバー延長部１２は、キーボード１１のユーザー操
作領域の操作面１３上で、複数回折り返されて配線され
ている。
【００１５】単線である光ファイバー延長部１２の配線
ラインに沿って、多数の入力用キー１４が配列されて設
けられている。入力用キー１４は、透明又は半透明材料
で形成されている。光ファイバー延長部１２は、キーボ
ード１１の本体表面と入力用キー１４の裏面との間に配
置されている。光ファイバー延長部１２は、側面乱反射
型（側面発光型）である。光ファイバー延長部１２の中
を光軸方向（光ファイバーが延びる方向）に通るバック
ライト用光は、光ファイバー延長部１２の側面である円
筒面の任意の部位から乱反射的に外部に漏出する。光フ
ァイバー延長部１２の端面は、全反射面１５として形成
されている。
【００１６】光源２で発光するバックライト用光は、そ
のままＬＣＤパネル１に侵入してＬＣＤパネル表示面３
を照射するとともに、反射板５で乱反射して，ＬＣＤパ
ネル表示面３を照射する。反射板５は、その乱反射性の
ために光透過性を僅かに有している。反射板５を透過し
たバックライト用光は、レンズ７で集光されて光ファー
バー９の端面から光ファーバー９に入射する。光ファー
バー９の中で誘導されるバックライト用光は、図３に示
されるように、光ファイバー延長部１２の側面から適正
な部分的量が乱反射的に漏出する。このように漏出した
バックライト用光は、その漏出部位の各入力用キー１４
を照射する。全反射面１５まで到達しそこで全反射する
バックライト用光は、入力用キー１４の照明に用いられ
得る。
【００１７】光ファイバは光誘導性がよく、反射板から
漏れ出たバックライト用光を有効に照射対象に導く。側
面発光型光ファイバーは、自らが任意の部位で発光源に
なるので、用いる光ファイイバーは、単線又は少ない数
の本数でよい。乱反射性がよい反射板は、透過性があっ
て僅かでも光を透過させる。このように必然的に漏出す
るバックライトは従来は必然的に無駄になっていた。
【００１８】
【発明の効果】本発明による電子機器の照明装置及び電
子機器の照明方法は、必然的に無駄になるはずのバック
ライト光を暗黒環境で有効に利用することができる。利
用対象は、キーボード、装飾部位、その他である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明による電子機器の照明装置の実
施の形態を示す側面図である。
【図２】図２は、キーボードを示す平面図である。
【図３】図３は、漏出光を示す光学的解析図ある。
【符号の説明】
１…ＬＣＤ ２…光源 ５…反射板 ６…集光用光学系 ７…非球面レンズ ８…誘導用光学系 ９，１２…光ファイバー １１…キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 3/02 G06F 1/16 G02B 6/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ＬＣＤと、 前記ＬＣＤを照明するバックライト用光を発する光源
    と、 前記バックライト用光を乱反射させる反射板と、 前記反射板から背面側に漏れ出る前記バックライト用光
    を集める集光用光学系と、 前記集光用光学系により集められた光を照射対象に誘導
    する誘導用光学系とからなる電子機器の照明装置。
  2. 【請求項２】請求項１において、 前記照射対象はキーボードである電子機器の照明装置。
  3. 【請求項３】請求項１において、 前記集光用光学系は前記反射板の背面側に配置される非
    球面レンズである電子機器の照明装置。
  4. 【請求項４】請求項３において、 前記非球面レンズは複数である電子機器の照明装置。
  5. 【請求項５】請求項１において、 前記誘導用光学系は光ファイバーであり、 前記光ファイバーは前記照射対象まで延ばされている電
    子機器の照明装置。
  6. 【請求項６】請求項５において、 前記照射対象はキーボードであり、 前記光ファイバーは側面乱反射型である電子機器の照明
    装置。
  7. 【請求項７】請求項１において、 前記照射対象はキーボードであり、 前記集光用光学系は前記反射板の背面側に配置される非
    球面レンズであり、 前記誘導用光学系は光ファイバーであり、 前記光ファイバーは前記照射対象まで延ばされている電
    子機器の照明装置。
  8. 【請求項８】請求項７において、 前記光ファイバーは側面乱反射型である電子機器の照明
    装置。
  9. 【請求項９】請求項８において、 前記光ファイバーは前記キーボードの複数のキーの裏面
    側を通過する単線である電子機器の照明装置。
  10. 【請求項１０】請求項１〜９から選択される１請求項に
    おいて、 前記集光用光学系と前記照射対象との間に色変換部が介
    設されている電子機器の照明装置。
  11. 【請求項１１】請求項１において、 前記照明対象は装飾である電子機器の照明装置。
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