JP3359816B2 - 医療カテーテル用バルーン - Google Patents

医療カテーテル用バルーン

Info

Publication number
JP3359816B2
JP3359816B2 JP14393296A JP14393296A JP3359816B2 JP 3359816 B2 JP3359816 B2 JP 3359816B2 JP 14393296 A JP14393296 A JP 14393296A JP 14393296 A JP14393296 A JP 14393296A JP 3359816 B2 JP3359816 B2 JP 3359816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
catheter member
weight
group
member according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14393296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08332219A (ja
Inventor
チェン チィーユン
シー チェン タイ
エス リー イェーオン
ピー ムーニ ケータン
パテル ウダヤン
ピー ソルトマン ロバート
Original Assignee
アドヴァンスト カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アドヴァンスト カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレーテッド filed Critical アドヴァンスト カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレーテッド
Publication of JPH08332219A publication Critical patent/JPH08332219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3359816B2 publication Critical patent/JP3359816B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L29/00Materials for catheters, medical tubing, cannulae, or endoscopes or for coating catheters
    • A61L29/04Macromolecular materials
    • A61L29/049Mixtures of macromolecular compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1027Making of balloon catheters
    • A61M25/1029Production methods of the balloon members, e.g. blow-moulding, extruding, deposition or by wrapping a plurality of layers of balloon material around a mandril
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1027Making of balloon catheters
    • A61M25/1029Production methods of the balloon members, e.g. blow-moulding, extruding, deposition or by wrapping a plurality of layers of balloon material around a mandril
    • A61M2025/1031Surface processing of balloon members, e.g. coating or deposition; Mounting additional parts onto the balloon member's surface
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0009Making of catheters or other medical or surgical tubes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、医療カテ
ーテル用バルーンに関し、より具体的には、新規な改良
医療バルーン膨張カテーテル、及びポリマー材料の改良
組成物から形成されたカテーテル及び膨張バルーン等の
医療装置に関するものであり、それにより、改良性能特
性を有する医療バルーン膨張カテーテル、カテーテル、
及び膨張バルーンが提供される。
【0002】
【技術の分野】カテーテルが、医療適用、特に血管形成
処置の際に、閉塞又は狭窄によりブロックされ得る体内
の血管又は他の通路を開放するのに有用であることは周
知である。膨張カテーテルは、一般に、液圧により膨張
され得るチューブの先端(distal tip) 又はその付近に
膨張可能なバルーンを有する薄い可撓性チューブから形
成され、チューブの管腔を通してバルーンに通じる。典
型的な血管形成処置においては、バルーン膨張カテーテ
ルを、脈管構造を通して、動脈の狭窄部分まで通じ、該
バルーンを、所定のサイズ及び形に膨張させて、ブロッ
クされた動脈を開放する。バルーン膨張カテーテルのバ
ルーンには、閉塞された血管を開放するのを可能にする
ために、非膨張時の直径の、典型的には2〜4倍の直径
に膨張可能であることが望まれる。そのようなバルーン
膨張カテーテル用のバルーンの他の望ましい特性とし
て、強さ、軟かさ、可撓性及び薄く低いプロフィール(a
thin, low profile) が挙げられ、それらの特性は、非
膨張状態における折りたたみ、血管の閉塞又は狭窄の領
域のトラッキング(tracking)、クロッシング(crossing)
及びリクロッシング(recrossing) 性能特性を達成する
のに重要である。更に、破裂強さ、コンプライアンス及
び耐疲労特性は、閉塞された血管における一層狭い通路
をトラック、クロス及びリクロスする能力を有する、バ
ルーン膨張カテーテル用の、より薄い、より低いプロフ
ィールのバルーンを作り出す継続した試みにおいて、ま
すます重要になってきている。この記載の意味につい
て、クロス能力は、バルーン膨張カテーテルのバルーン
が狭窄を通過する能力として定義し、リクロス能力は、
バルーン膨張カテーテルのバルーンが狭窄を1度より多
く通過する能力又は1つより多くの狭窄を通過する能力
として定義し、トラック能力は、バルーン膨張カテーテ
ルのバルーンが、狭窄部分から及び狭窄部分へと導か
れ、ガイドワイヤー(guidewire) を越えて脈管構造の曲
がり(tortuous curve)を通過する能力として定義する。
【0003】バルーン膨張カテーテル用のバルーン、膨
張カテーテル、カテーテル、医療用具の製造に使用され
ているポリマー材料として、ポリエチレン、ポリオレフ
ィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リエチレンテレフタレート(PET) 、ポリアミド、ナイロ
ン及びポリウレタン等がある。軟化ポリオレフィン又は
エチレンコポリマー材料から製造されたバルーンは、典
型的に、折りたたみ可能であり、良好にトラック及びク
ロス可能であり、その材料は1度より多く使用すること
ができる場合が多く、またそれを使用して種々の障害を
クロスすることができる。しかしながら、そのようなバ
ルーンは、通常、高いバルーンコンプライアンス及び低
い破裂強さを有しており、約0.8 〜0.9 バール(8〜9
atm)の定格破裂圧、及び約1.01〜1.52バール(10〜15at
m)の平均破裂圧を有する。ポリエチレンテレフタレート
から製造されたバルーンは、通常、約1.42〜1.83バール
(14〜18atm)のより高い定格破裂圧する、より強靱なも
のであり、平均破裂圧は約1.83〜2.54バール(18〜25at
m)である。しかしながら、PET から製造された膨張カテ
ーテルバルーンは、一般に、硬いものであり、容易には
折りたたみや再折りたたみ(re-fold)が不可能であり、
機械的作業により破損を受けやすい。
【0004】血管形成処置の際に有用なバルーン材料、
膨張カテーテル及びカテーテル等の医療用具を形成する
のに適したものであり得る従来技術の組成物の例として
は、米国特許第4,753,980 号(Deyrup)、米国特許第4,17
2,859 号(Epstein) 、米国特許第5,091,478 号(Saltma
n) 、米国特許第5,306,246 号(Sahatjianら) 、米国特
許第4,254,774 号(Boretos) 、米国特許第4,964,409 号
(Tremulis)、米国特許第5,017,325 号(Jackowskiら)の
ものがある。これらの文献は、単に例として示したもの
であり、従来技術の全てというわけではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】良好な可撓性、折りた
たみ能力、トラック能力、クロス能力及びリクロス能力
を含む、より軟化性のバルーン材料と、より強靱なバル
ーン材料の最良な特徴を兼ね備え、薄い、低−プロフィ
ール、高い耐疲労性、低いコンプライアンス及び高い破
裂強さを有し、PET から製造されたバルーンと比較し
て、機械的作業により生じる破損をより受けにくいバル
ーン膨張カテーテル用バルーンのためのポリマーブレン
ドを提供することが望まれている。本発明は、これらの
要求を満足させるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般的な用語で簡潔に言
えば、本発明は、優秀な折りたたみ特性及びトラック、
クロス及びリクロス等の機能的特性と共に、高い定格及
び平均破裂圧を有し、かつ低いコンプライアンス及び優
秀な耐疲労性を有し、種々の障害をクロスする能力を有
する膨張カテーテルバルーンの構築を可能にする、ポリ
マー成分のブレンドから形成した新規な改良カテーテル
及び/又はバルーンを提供する。従って、本発明は、一
例として、これに限定されるものではないが、第1結晶
性ポリマー成分と第2軟化ポリマー成分とのブレンド組
成物から形成したカテーテル及び/又はバルーンを提供
する。第1及び第2ポリマー成分は、両成分が不混和性
で、通常、良好には互いに結合しない非相溶性のもので
ある時には、第3の成分である相溶化剤をバルーン材料
に加えて、2種の非相溶性材料間の界面を補強し、かつ
第1ポリマー成分と第2ポリマー成分のブレンドを容易
にすることができる。また、任意に、第4の成分である
触媒をブレンド組成物中に含ませて、相溶化剤と第2軟
化ポリマー成分間の反応を触媒することができる。
【0007】第1ポリマー成分は、一般に、全ブレンド
組成物の約60〜95重量%を構成し、1種以上のポリエス
テル又はポリアミドポリマーを含んでいてもよい。本発
明の好ましい態様においては、ポリエステルポリマー
は、炭素原子数8〜14の芳香族ジカルボン酸及び炭素原
子数2〜12の脂肪族ジカルボン酸からなる群から選択さ
れたジカルボン酸、並びに式 HO(CH2)n OH(式中nは2
〜10の整数である)を有するグリコール、ネオペンチル
グリコール及びシクロヘキサンジメタノールからなる群
から選択された少なくとも1種のグリコールからなる群
から調製されたポリエステルであってもよい。別の態様
において、第1ポリマー成分は、少なくとも約5000の分
子量を有する枝分かれ又は直鎖状ポリアミドから選択さ
れた1種以上のポリアミドであってもよい。第2ポリマ
ー成分は、一般に、75未満、好ましくは55未満のショア
ーD硬度を有し、全ブレンド組成物の0〜約40重量%を
構成していてもよく、かつエチレンコポリマー及び密度
0.93未満のポリオレフィンからなる群から選択された1
以上のポリマーであってもよい。第3ポリマー成分は、
一般に、全バルーン材料ブレンドの0〜約40重量%、よ
り好ましくは約1〜20重量%の量の相溶化エチレンコポ
リマーからなっていてもよく、該コポリマーは式E/X
/Y又はE/Yを有し、該式中、Eはエチレンである。
最も好ましくは、第3ポリマー成分は、全バルーン材料
ブレンドの約4〜15重量%を構成する。Xは、第3ポリ
マー成分の0〜約40重量%、より好ましくは0〜約10重
量%を構成していてもよい。Xは、もし存在するのな
ら、ビニルアセテート、アルキルアクリレート、アルキ
ルメタクリレート、アルキルビニルエーテル、二酸化炭
素、二酸化硫黄又はそれらの混合物の少なくとも1種か
ら誘導されたα、β−エチレン列不飽和モノマーであ
り、該アルキル基は、1〜12個の炭素原子を含み、Y
は、第1ポリマー成分と共有結合を形成するであろう反
応性基を含むα、β−エチレン列不飽和モノマーであ
る。
【0008】本発明の好ましい実施態様において、第1
ポリマー成分は、全ブレンド組成物の約60〜79重量%を
構成し、かつ、ポリエチレン−テレフタレート、ポリブ
チレン−テレフタレート、グリコール改質ポリエチレン
テレフタレート、1,4-シクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレート/イソフタレートコポリマー、芳香族ジカル
ボン酸から誘導された線状ホモポリマーエステル、一般
式HO(CH2) n OH(式中nは2〜10の整数である)のグリ
コール及びそれらの混合物からなる群から選択されても
よい。本発明の好ましい態様において、第2ポリマー成
分は、全ブレンド組成物の約10〜40重量%を構成する軟
化エチレンコポリマーであり、かつエチレン、並びに
α、β−エチレン列不飽和モノマー、一酸化炭素及び二
酸化硫黄からなる群から選択された少なくとも1種の他
のモノマーを含む。本発明の好ましい実施態様におい
て、第3ポリマー成分にである相溶化剤において、X
は、もし存在するのなら、ビニルアセテート、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート
及びメチルビニルエーテルからなる群から選択されても
よく、Yは、エポキシド、無水物、イソシアネート及び
オキサゾリンからなる群から選択された反応性基を含む
α、β−エチレン列不飽和モノマーであってもよい。あ
る好ましい態様において、Yは、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート及びその他のエポキシド
含有共重合性モノマーからなる群から選択される。ある
好ましい実施態様において、軟化エチレンコポリマー
は、式E’X’又はE’X’Y’を有する重合性化合物
を1種以上含んでいてもよく、E’は、エチレンであ
り、該エチレンコポリマーの約60〜90重量%を構成し、
X’は、該エチレンコポリマーの約10〜40重量%を構成
し、かつメチルアクリレート、エチルアクリレート、プ
ロピルアクリレート、ブチルアクリレート及びそれらの
混合物からなる群から選択され、Y’は、もし存在する
なら、α、β−エチレン列不飽和モノカルボン酸、ジカ
ルボン酸又は無水物であり、該エチレンコポリマーの0
〜約15重量%、最も好ましくは約1〜5重量%を構成す
る。Y’の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、フ
マル酸及び無水マレイン酸が挙げられるが、これらに限
定されない。X’又はY’の一方が酸含有成分である場
合、該ポリマーは、ナトリウム、カリウム、亜鉛、リチ
ウム、カルシウム、マグネシウム及びアンモニウムから
なる群から選択されたイオンにより少なくとも部分的に
中和されていてもよい。本発明の好ましい実施態様にお
いて、第3ポリマー成分である相溶化剤は、エチレンコ
ポリマーを含み(Eはエチレンであり、相溶化剤の約55
〜96重量%、最も好ましくは約92〜96重量%を構成し;
Xは、もし存在するなら、相溶化剤の0〜約40重量%、
最も好ましくは0〜約10重量%を構成し、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート及びブチルアクリレートか
らなる群から選択されてもよく;Yは、グリシジルアク
リレート及びグリシジルメタクリレートからなる群から
選択され、相溶化剤の約0.5 〜10重量%、最も好ましく
は約4〜8重量%を構成する。好ましい実施態様におい
て、第4成分である重合性触媒成分は、また、任意に、
ブレンド組成物中に含まれており、相溶化剤と第2軟化
性ポリマー成分間の反応が触媒されてもよい。ある実施
態様において、第4成分は、脂肪族第三アミンを含んで
いてもよい。本発明のカテーテル及びバルーン、並びに
それらの製造法の他の好ましい態様において、本発明の
バルーン及びカテーテルを製造する際に使用するカテー
テルチューブ材料を、有利には、電離線を用いて照射し
て、高い破裂圧等の改良バルーン性能を提供することが
できる。他の実施態様においては、第2軟化ポリマー成
分を、エポキシ基を含有するビニルシラン等のシランカ
ップリング剤で改質して、第1強ポリマー成分とブレン
ドすると該成分と結合するであろう反応性軟化コポリマ
ーを提供し、かつ、第3相溶化ポリマー成分を減少又は
削除して、該ポリマー成分から形成したカテーテル及び
バルーンの可撓性を高めることができる。本発明のこれ
らの及び他の態様及び利点は、以下の詳細な記載、及び
本発明の特徴を例により説明する添付図から明らかとな
るであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、医療用具において一般
的に望ましいある特性を有するポリマーブレンドから形
成された医療カテーテル用バルーン及びカテーテルに関
するものである。本明細書において記載するポリマーブ
レンドは、特に、カテーテル、膨張カテーテル、及び好
ましくはカテーテルと共に使用するためのバルーン等の
医療品形成の際の使用に適している。軟化ポリオレフィ
ン又はエチレンコポリマー材料から製造された膨張カテ
ーテルバルーンは、一般に、良好な機能特性を有する
が、そのようなバルーンは、通常、高いバルーンコンプ
ライアンス及び低い破裂強さを有する。ポリエチレンテ
レフタレート(PET) 等の強ポリマー材料から製造された
膨張カテーテルバルーンは、高い定格及び平均破裂圧を
有するが、一般に、固く、容易には折りたたみ及び再折
りたたみするのが不可能であり、かつ機械的作業により
破損を受けやすい。本明細書において論じる態様は、一
般に、ポリマー材料から製造されたバルーンに関するも
のであるが、本発明が、更に、記載されたようなポリマ
ーブレンドから形成されたカテーテルに関するものであ
ることが理解されるであろう。
【0010】従って、本発明を、より強いバルーン材料
及びより軟化性のバルーン材料の最良の特徴の組み合わ
せを有するバルーン膨張カテーテル用バルーンについて
説明する。これらには、より強いバルーン材料からの高
い破裂強さ、低いコンプライアンス、良好な可撓性、高
い耐疲労性、折りたたみ能力、トラック、クロス及びリ
クロス能力が含まれ、PET から製造されたバルーンと比
較して、機械的作業による破損をより受けにくいことが
含まれる。バルーン材料は、(1) 強ポリマー成分、(2)
一般的に非相溶性である軟化性ポリマー成分、(3) 先の
2つのポリマー成分の一方又は両方と共有結合を形成
し、かつ先の2つのポリマー成分がバルーン膨張カテー
テル用バルーンとして成形された時に分離することを防
止する相溶化ポリマー成分、及び任意に(4) 相溶化ポリ
マー成分と軟化成分間の結合を触媒する触媒成分を含む
ポリマー成分ブレンドから形成される。
【0011】第1ポリマー成分である成分Aは、好まし
くは、比較的強い結晶性ポリマーであり、好ましくは、
全ブレンド組成物の約60〜79重量%を構成するが、全ブ
レンド組成物の約60〜95重量%を構成する本発明のブレ
ンド組成物も適切なものであり得る。ある好ましい態様
において、成分Aは、PET を含むが、ほかのポリエステ
ル又はポリアミドを含んでいてもよい。また、1種以上
の他のポリエステルも成分Aとして使用可能であり、例
として、炭素原子数8〜14の芳香族ジカルボン酸と、式
HO(CH2) n OH(式中nは2〜10の整数である)を有する
グリコール、ネオペンチルグリコール及びシクロヘキサ
ンジメタノールを含むグリコールの少なくとも1種から
製造されたポリエステルがある。また、ジカルボン酸
は、炭素原子数2〜12の脂肪族ジカルボン酸であっても
よい。他の適切なポリエステルの例を挙げると、ポリブ
チレン−テレフタレート(PBT) 、グリコール改質PET(PE
TG)、1,4-シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
/イソフタレートコポリマー、及び芳香族ジカルボン酸
又は式HO(CH2) n OH(式中nは2〜10の整数である)の
グリコールから誘導された他の線状ホモポリマーエステ
ルがあるが、これらに限定されない。そのような芳香族
ジカルボン酸として、イソフタリック、ビベンゾイック
(bibenzoic) 、ナフタレン−ジカルボン酸があり、1,5
-、2,6-及び2,7-ナフタレンジカルボン酸、4,4'- ジフ
ェニレンジカルボン酸、ビス(p- カルボキシフェニル)
メタン、エチレン−ビス−p−安息香酸、1,4-テトラメ
チレンビス(p- オキシベンゾイック)アシッド、エチレ
ンビス(p- オキシベンゾイック)アシッド、1,3-トリメ
チレンビス(p- オキシベンゾイック)アシッド及び1,4-
テトラメチレンビス(p- オキシベンゾイック)アシッド
が含まれる。好ましいグリコールとして、エチレングリ
コール、1,3-トリメチレングリコール、1,4-テトラメチ
レングリコール、1,6-ヘキサメチレングリコール、1,8-
オクタメチレングリコール、1,10- デカメチレングリコ
ール、2,2-ジメチル-1,3- プロパンジオール、1,3-プロ
ピレングリコール、1,4-ブチレングリコール、ネオペン
チルグリコール及びシクロヘキサンジメタノールがあ
る。
【0012】成分Aとしての使用に適するポリアミドと
しては、少なくとも5000の分子量を有し、通常はナイロ
ンと呼ばれる枝分かれ又は直鎖状ポリアミドがあり、炭
素原子数4〜12の飽和ジカルボン酸とジアミンとの等モ
ル量の縮合により製造され、該ジアミンは炭素原子4〜
12個(即ち、炭素原子4〜12個を含むアミノ酸のポリマ
ーからのもの)を含む。適切なポリアミドの例として、
ポリヘキサメチレンヘキサノアミド(ナイロン6,6)、ポ
リヘキサメチレンアゼラアミド(ナイロン6,9)、ポリヘ
キサメチレンセバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサ
メチレンドデカノアミド(ナイロン6,12) 、ポリ-11-ア
ミノ−ウンデカン酸(ナイロン11)、及びポリ-12-アミ
ノ−ドデカン酸(ナイロン12)等のナイロンが挙げられ
るが、これらに限定されない。適切であり得る他のポリ
アミドとして、例えば、商品名“PEBAX"の下にElf AtoC
hem により販売されているポリアミドブロックコポリマ
ー;ポリカプロラクタム(ナイロン6)、ポリラウリル
ラクタム(ナイロン12)、ポリウンデシルラクタム(ナ
イロン11)、及びビス(パラアミノシクロヘキシル)メ
タンドデカノアミド等のラクタムの開環により製造され
たポリアミドを含むポリアミド;並びにそのようなポリ
マーの共重合及び三元共重合により製造されたポリアミ
ドが挙げられる。ポリアミドは、好ましくは、160 ℃を
越える融点を有する。
【0013】第2ポリマー成分である成分Bは、軟化ポ
リマーであるように選択され、好ましくは、全バルーン
材料組成物の約10〜40重量%を構成するが、全ブレンド
組成物の0〜40重量%の成分Bを含むバルーン材料のブ
レンドも、適切なものであり得る。一般に好ましい態様
において、成分Bは、ショアーD硬度が75未満、好まし
くは55未満の軟化ポリマー成分を含み、好ましくは、
α、β−エチレン列不飽和モノマー、一酸化炭素(CO)及
び二酸化硫黄(SO2)からなる群から選択された少なくと
も1種の他のモノマーとエチレンを含むエチレンコポリ
マーからなる群から選択された1種以上のエラストマー
のエチレンコポリマーを含む。成分Bは、最も好ましく
は、式E’X’又はE’X’Y’を有する1種以上のエ
ラストマーのエチレンコポリマーを含み、式中、E’
は、エチレンであり、該エチレンコポリマーの約60〜90
重量%を構成し、X’は、アクリレート又はメタクリレ
ートモノマーであり、該エチレンコポリマーの約10〜40
重量%を構成し、Y’は、もし存在するなら、α、β−
エチレン列不飽和モノカルボン酸、ジカルボン酸又は無
水物であり、該エチレンコポリマーの0〜15重量%を構
成する。Y’の例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、フマル酸及び無水マレイン酸があるがこれらに限定
されない。成分Bとして使用に適切な他のポリマーとし
ては、商品名"LOMOD" の下にGeneral Electricにより製
造されたものなどのポリエーテルイミドエステル;商品
名"ARNITEL" の下にDutch State Mineから入手可能なポ
リエステル;E.I. DuPont &Co. 製の“HYTREL”等のポ
リエーテルエステル;及びエラストマーのエチレンプロ
ピレンコポリマー、線状の低密度ポリエチレン(LLDPE)
、及び無水マレイン酸を含む線状の低密度ポリエチレ
ン(LLDPE) を含む、0.93未満の密度を有するポリオレフ
ィンが挙げられるが、これらには限定されない。
【0014】成分Bとして使用可能な、好ましいエチレ
ンコポリマーを挙げると、エチレン/ブチルアクリレー
ト/一酸化炭素(E/BA/CO) 、エチレン/メチルアクリレ
ート(E/MA)、エチレン/エチルアクリレート(E/EA)、エ
チレン/ブチルアクリレート(E/BA)、エチレン/ビニル
アセテート(E/VA)、エチレン/メタクリル酸(E/MAA又は
E/AA)、エチレン/ブチルアクリレート/メタクリル酸
(E/BA/MAA 又はE/BA/AA)、エチレン/メチルアクリレー
ト/メタクリル酸(E/MA/MAA 又はE/MA/AA)、エチレン/
ブチルアクリレート/無水マレイン酸(E/BA/Manh) 、エ
チレン/エチルアクリレート/無水マレイン酸(E/EA/Ma
nh) 、又はエチレン/メチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/MA/Manh) があるが、これらに限定されない。
α、β−エチレン列不飽和モノマーの1種が酸含有成分
である場合、該ポリマーは、Na+ 、K + 、Zn++、Mg++
Li+ 、Ca++又はNH4 + 等のイオンにより部分的に中和さ
れていてもよい。不飽和モノカルボン酸中の酸根は、こ
のイオン群から選択された少なくとも1種の金属イオン
により0〜80%が中和される。ある好ましい他の実施態
様においては、第2の軟化性ポリマー成分は、エポキシ
ド基を含有するビニルシラン等のシランカップリング剤
を用いて、シランカップリング剤と軟化ポリマー成分を
反応性押出工程中において、ジクミルペルオキシド等の
ペルオキシド(ジクミルペルオキシドを含有する重合剤
として、商標"DI-CUP"の下に、DelawareのWilmingtonの
Aqalon Co.から入手可能) の添加により反応させること
により、改質することができる。反応性の軟化性コポリ
マーを改質した結果物は、第1強ポリマー成分と共にブ
レンドされると、該成分と結合するであろう。アミド、
メトキシ、エポキシド、無水物等の官能基を有する他の
珪素含有ビニルモノマーが、また、ジクミルペルオキシ
ド等のペルオキシドとの反応性押出(reactive extrusio
n)により軟化ポリマー成分と反応してもよい。ビニルシ
ランと軟化性ポリマー成分とのグラフト化は、一軸スク
リュー押出機、二軸スクリュー押出機、2ロールミル又
はヘンシェルミキサー等の従来の重合方法の装置内にお
いて行うことができる。本発明の改質軟化性ポリマー成
分で成形されたカテーテル及びバルーンは、可撓性が増
加され、かつ有利には、第3ポリマー成分である相溶化
剤の比率が減少又は削除され、改質軟化性ポリマー成分
(グリシジル又は無水物含有窒化ビニルモノマーのグラ
フト化アクリル酸エステルポリオレフィン) を、第3ポ
リマーである相溶化剤について少なくとも部分的に置き
換えることができる。ある好ましい他の実施態様におい
ては、シランカップリング剤を利用すると、使用する相
溶化剤の量は、0にまで減少することができる。
【0015】第3ポリマー成分である成分Cは、好まし
くは、相溶化剤として機能するエチレンコポリマーであ
り、第1ポリマー成分と共有結合を形成し、第2ポリマ
ー成分のY’部分(Y’が存在するなら)と反応し、か
つ第2ポリマー成分と相溶的に混じり合う。成分Cは、
好ましくは、全ブレンド組成物の0〜約40%、より好ま
しくは約1〜約20重量%を構成する。成分Cは、式E/
X/Y又はE/Yを有しており、式中、Eは相溶化エチ
レンコポリマーの約55〜96重量%であり、Xは(存在す
るなら)0〜約40重量%、より好ましくは0〜約10重量
%であり、Yは約0.5 〜10重量%、最も好ましくは約4
〜8重量%である。成分Cにおいて、Eはエチレンであ
り;Xは、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレ
ート、アルキルビニルエーテル、二酸化炭素、二酸化硫
黄又はそれらの混合物の少なくとも1種から誘導された
α、β−エチレン列不飽和モノマーであり、該アルキル
基は、1〜12個の炭素原子を含み、例えば、ビニルアセ
テート、メチルアクリレート、ブチルアクリレート、及
びメチルビニルエーテルである。より具体的には、X
は、例えば、アルキルアクリレート、アルキルメタクリ
レート、又はそれらの混合物(アルキル基が1〜8個の
炭素原子を含む)の少なくとも1種から誘導された成分
からなっていてもよい。Yは、例えば、エポキシド、無
水物、イソシアネート又はオキサゾリン等の反応性基を
含むα、β−エチレン列不飽和モノマーであり、前記第
1ポリマー成分と共有結合を形成する。ある好ましい実
施態様において、Yは、グリシジルメタクリレート、グ
リシジルアクリレート、無水マレイン酸及びイソシアナ
ト−エチルメタクリレートからなる群から選択される。
【0016】第4成分である成分Dは、また、任意に、
ブレンド組成物中に含まれており、相溶化剤と第2軟化
性ポリマー成分間の反応を開始する触媒として機能して
もよい。ある一般的に好ましい実施態様において、第4
成分は、活性触媒成分として考えられている脂肪族第三
アミンを含んでいてもよい。第4成分、即ち触媒成分と
しての使用が一般的に好ましい商用材料は、商品名“LO
TADER XX1275" の下に、Elf Atochem から入手可能であ
り、かつ約6%の脂肪族第三アミンを含むと考えられて
おり、その残部は、2-プロパン酸、エチルエステル、エ
チレン、及び2,5-フランジオンを含む。脂肪族第三アミ
ンは、軟化性成分及び相溶性成分中の部分間、例えば軟
化性成分中の無水マレイン酸と相溶性成分中のグリシジ
ルメタクリレート(GMA) 間の反応を触媒すると考えられ
ている。触媒成分中の活性触媒成分として適切であり得
る脂肪族第三アミンの具体的な例としては、ベンジルジ
メチルアミン(BDMA)、トリ(ジメチルアミノメチル)フ
ェノール、ホウ素トリクロライドアミン複合体、及びホ
ウ素トリフルオリドアミン(BF3アミン) があるが、これ
らに限定されない。
【0017】ある一般的に好ましい実施態様において、
バルーン材料ブレンドの第1ポリマー成分は、以下の成
分を含む:成分AとしてPET 約70〜79重量%;式E’
X’Y’を有するエチレンコポリマーを含む第2ポリマ
ー成分B約10〜20重量%(式中、E’はエチレンであ
り、該エチレンコポリマー約65〜84重量%であり;X’
は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピ
ルアクリレート及びブチルアクリレートからなる群から
選択され、該エチレンコポリマーの約15〜30重量%であ
り;Y’は、約1〜5%の無水マレイン酸である);式
E/X/Y又はE/Yを有するエチレンコポリマーであ
る成分C約4〜15重量%(式中、Eは、エチレンであ
り、成分Cの約92〜96重量%であり;Xは、0〜約10重
量%であり、少なくとも1種のアルキルアクリレート、
アルキルメタクリレート、アルキルビニルエーテル、一
酸化炭素、二酸化硫黄又はそれらの混合物から選択さ
れ;Yは、グリシジルメタクリレート、グリシジルエチ
ルアクリレート及びグリシジルブチルアクリレートから
なる群から選択され、成分Cの約4〜8重量%であ
る)。第2ポリマー成分である成分Bは、最も好ましく
は、エチレン/メチルアクリレート、エチレン/エチル
アクリレート、エチレン/ブチルアクリレート、エチレ
ン/メチルアクリレート/無水マレイン酸、エチレン/
エチルアクリレート/無水マレイン酸、及びエチレン/
ブチルアクリレート/無水マレイン酸からなる群から選
択されたエラストマーのエチレンコポリマーである。第
3ポリマー成分である成分Cは、最も好ましくは、エチ
レングリシジルアクリレート若しくはグリシジルメタク
リレート、又はそれらの混合物である。
【0018】ブレンドされたポリマー材料は、典型的に
は、ペレット化され、乾燥され、かつ内径が約0.46〜0.
51mm (0.018 〜0.020 インチ) で外径が約0.92〜1.02mm
(0.036 〜0.040 インチ) のバルーン膨張カテーテルチ
ューブを押出し可能な押出機に導入することができる。
典型的な押出機は、バレル中の3つのゾーン、及び押出
機中のクランプ及びダイ中のゾーンを含むいくつかの温
度調節ゾーンを有する。押出機のバレル及びダイの温度
は、ゾーン1では約187.8 〜207.2 ℃(370 〜405 °
F)に、ゾーン2では約221.1 〜251.7 ℃ (430 〜485
°F) に、ゾーン3では約248.9 〜265.6 ℃ (480 〜51
0 °F) に、クランプ、ダイ1及びダイ2では約248.9
〜265.6 ℃ (480 〜510 °F) に設定し、更に後の実施
例において記載するように、使用されるブレンドポリマ
ー材料の特定の融点及び性質に依存して設定する。バル
ーン膨張カテーテルチューブを、その後、更に加工して
バルーンにすることができる。バルーンは、フリーブロ
ー成形、又は米国特許第4,411,055 号に記載されたよう
な従来の方法により製造することができるが、本発明の
膨張カテーテルバルーンは、好ましくは、図1に示すよ
うな金型中において成形する。膨張カテーテルチューブ
10は、ブロー成形装置12中に向け、かつ一端が加圧ガス
14の源に接続する。前記金型を越えて伸びるチューブ16
の他端は、チューブの加圧の間、クランプし、されなけ
ればシールする。チューブは、また、引張装置(tension
ing device) に付けることができる。金型内のチューブ
を、その後、加熱して、チューブの結晶融点未満の所望
の温度にする(例えば、その材料が変形するまで)。加
熱の間、又は任意に加熱の後、加圧ガスをチューブに施
し、かつ任意に、所望の内部の型を満たすバルーン18が
形成されるまで、張力を該チューブに施す。バルーン及
びチューブを、その後、室温まで冷却する。バルーン
を、その後、金型から除去し、更に加工して膨張カテー
テルを構築する。
【0019】更に、本発明の好ましい態様において、本
発明のバルーン及びカテーテルを製造する際に使用する
膨張カテーテルチューブ材料を、有利には、電子ビー
ム、γ線、紫外線又は分子線からの電離線を用いて照射
して、該バルーン材料の特性を有意に変更して、より高
い破裂圧等の改良バルーン性能を提供することができ
る。例えば、バルーン材料から形成されたチューブを、
約10〜100 メガラドの電子ビーム及び100 〜20,000キロ
電子ボルトのエネルギーに暴露し、該バルーンを前述の
方法を用いて形成すると、より高いバルーン破裂強さ及
びより高い耐疲労性が該バルーン材料から得られる。本
発明のカテーテル及びバルーンにより、種々の障害をク
ロスする能力、良好なトラック、クロス、折りたたみ特
性、定格破裂圧約1.01〜1.52バール(10〜15atm)及び平
均破裂圧約1.32〜2.03バール(13〜20atm)を有する低い
コンプライアンスを有するバルーン膨張カテーテルが提
供される。また、前記のポリマー材料から製造されたバ
ルーンは、典型的には、PET のものより機械的作業によ
る破損を受けにくい。電離線を照射してバルーン材料を
強化すると、耐疲労性及び破裂強さが、実質的に強めら
れ、定格破裂圧約1.22〜1.42バール(12〜14atm)又はよ
り高い平均破裂圧約1.72〜2.03バール(17〜20atm)、及
び約0.001 〜0.30mm/バール(約0.01〜0.03mm/atm)の
コンプライアンスが提供される。
【0020】
【実施例】実施例1 Shell Company により製造されたPET Traytuf 9506C(ポ
リエチレンテレフタレート)を80重量%、及びUnion Ca
rbide Company により製造されたEEA(エチレンエチルア
クリレート)DPDA 6182を20重量%含むポリマーブレンド
を、低い剪断条件に設定した二軸スクリュー押出機にお
ける配合により製造した。PET 及びEEAは、80/20 の重
量比で混合した。PET/EEA 混合物を、配合機のホッパー
に入れた。バレル温度を、ゾーン1においては210 ℃(4
10°F)に、ゾーン2及び3においては254.4 ℃(490°
F)に、ゾーン4及びバレルのヘッドにおいては248.9
℃(480°F)に設定し、スクリュー速度を1分あたり94
2 ラジアン/分(150 回毎分)で維持し、材料をペレッ
ト化した。0.46mm(0.018インチ)の内径及び0.91mm(0.0
36インチ)の外径を有するバルーンチューブを、80/20
のPET/EEA ブレンドを用いて押出した。その80/20 のPE
T/EEA ブレンド材料を、乾燥させた。押出機のバレル及
びダイ温度を、ゾーン1では198.9 ℃(390°F)に、ゾ
ーン2では248.9 ℃(480°F)に、ゾーン3では260 ℃
(500°F)に、クランプ、ダイ1及びダイ2では265.6
℃(510°F)に設定した。前記ブレンドの溶融温度は、
301.1℃(574°F)であった。バルーンチューブへの押
出前に前記ブレンドの一部を走査型電子顕微鏡で検査
し、EEA が、PET マトリックス内で界面付着性の乏し
い、直径が1μmより大きい球状粒子を形成することが
分かった。また、押出バルーンチューブの断片を、走査
型電子顕微鏡で検査し、EEA が、PET マトリックスから
引出され、押出バルーンチューブにおいて細管を形成す
ることが分かった。バルーンを照射することなくチュー
ブから形成したとき、バルーンは、約1.34バール(約19
4psi又は約13.2atm)の破裂強さを有することがわかっ
た。10〜100 メガラドの照射に付した場合には、前記チ
ューブから形成されたバルーンは、約1.72バール(約25
0psi (約17.0atm)の増加された破裂強さを有することが
わかった。
【0021】実施例2 実施例1のPET とEEA とのブレンドを、相溶化剤とし
て、Lotader AX8660の名の下にAtoChem Company から入
手可能な第3成分E/EA/GMAを全ブレンド組成物の2重量
%用いて、配合及びブレンドした。バルーンチューブへ
の押出前に前記ブレンドの一部を走査型電子顕微鏡で検
査し、EEA が、PET マトリックス内でより良好な界面付
着性を有するかなり良好な分散液を形成し、かつ、粒子
がPET マトリックスから殆ど又は全く引出されないこと
が分かった。前記ブレンドから製造された押出バルーン
チューブの断片を、走査型電子顕微鏡で調査し、EEA
が、押出バルーンチューブにおいてチューブを形成しな
いこと、及びEEA の分散粒子がPET マトリックスに良好
に付着することが分かった。前記材料は、実施例1のも
のよりも高い破裂圧約0.34バール(約50psi)を有してい
た。
【0022】実施例3〜10 また、Traytuf 9506C としてShell Company から入手可
能であり、48.3バール(7000psi)(非延伸)及び69〜82.8
バール(10,000 〜12,000psi) (延伸)の引張強さ、400
〜500 %の伸び率(降伏後)、3450〜4140バール(500,0
00〜600,000psi) の曲げ弾性率、並びに257 ℃(494.6°
F)の融点を有するPET を用いて、バルーン材料ブレン
ドを形成した。DPDA 6182 としてUnion Carbide Compan
y から入手可能であり、15.9バール(2300psi) の引張強
さ、670 %の伸び率、44.2バール(6400psi) の曲げ弾性
率、1.5 のメルトインデックス、91Aのジュロメータ
ー、85℃(185°F)の融点、0.93g/cm3 の密度、及び
64のビカー軟化インデックスを有するEEA を、実施例3
〜5及び8〜10において使用した。TC130 としてExxon
Company から入手可能であり、8.3 バール(1200psi) の
引張強さ、1600%の伸び率、22.8バール (3300psi)の曲
げ弾性率、20のメルトインデックス、85Aのジュロメー
ター、79℃の融点、0.94g/cm2 の密度及び50のビカー
軟化インデックスを有するEMACを実施例6及び7におい
て使用した。AtoChem Company から入手可能であり、2
0.1バール(2910psi) の引張強さ、700 %の伸び率、0.5
のメルトインデックス、84Aのジュロメーター、70℃
(158°F)の融点、及び43のビカー軟化インデックスを
有するLotry 24MA005(EMA)を、軟化成分として、実施例
10において使用した。AtoChem Company から入手可能で
あり、3.51バール(509psi)の引張強さ、700 %の伸び
率、6.0 のメルトインデックス、60Aのジュロメータ
ー、63℃(145°F)の融点、及び34のビカー軟化インデ
ックスを有するLotader AX8660 (67%E 、25%EA、8%
GMA)を、相溶化剤として、実施例4〜10において使用し
た。実施例3〜10のブレンド組成物を、以下の表Iに挙
げ、表IIに記載した配合条件下において配合し、表III
に記載したチューブ押出し条件下で押出した。
【0023】
【表1】 表I 実施例 PET% EEA% EMAC% Lotry1% Lotader% 3 60 40 -- -- -- 4 78.4 19.6 -- -- 2 5 76 19 -- -- 5 6 78.4 -- 19.6 -- 2 7 76 -- 19 -- 5 8 68.8 29.5 -- -- 1.7 9 59.1 39.4 -- -- 1.5 10 70 -- -- 28 2
【0024】
【表2】 表II 実施例 3 4 5 6 7 8 9 10 T1℃ 210 210 210 204.4 204.4 204.4 204.4 135 (°F) (410) (410) (410) (400) (400) (400) (400) (275) T2℃ 254.4 248.9 248.9 248.9 248.9 232.2 232.2 248.9 (°F) (490) (480) (480) (480) (480) (450) (450) (280) T3℃ 254.4 248.9 248.9 254.4 254.4 251.7 251.7 279.4 (°F) (490) (480) (480) (490) (490) (485) (485) (535) T4℃ 248.9 260 260 268.3 268.3 260 260 290.6 (°F) (480) (500) (500) (515) (515) (500) (500) (555) Tヘッド℃ 248.9 260 260 268.3 268.3 260 260 290.6 (°F) (480) (500) (500) (515) (515) (500) (500) (555) RPM 942.5 942.5 942.5 942.5 942.5 942.5 942.5 942.5 (回/分) (150) (150) (150) (150) (150) (150) (150) (150)
【0025】
【表3】 表III 実施例 3 4 5 6 8 10 T1℃ 198.9 204.4 204.4 187.8 204.4 207.2 (°F) (390) (400) (400) (370) (400) (405) T2℃ 248.9 248.9 248.9 221.1 248.9 251.7 (°F) (480) (480) (480) (430) (480) (485) T3℃ 260 265.6 265.6 248.9 260 254.4 (°F) (500) (510) (510) (480) (500) (490) Tクランプ℃ 265.6 265.6 265.6 248.9 260 254.4 (°F) (510) (510) (510) (480) (500) (490) Tダイ1、℃ 256.6 256.6 256.6 248.9 260 254.4 (°F) (510) (510) (510) (480) (500) (490) Tダイ2、℃ 256.6 256.6 256.6 248.9 260 260 (°F) (510) (510) (510) (480) (500) (500) 内径mm 0.46 0.51 0.51 0.51 0.51 0.51 (インチ) (0.018) (0.020) (0.020) (0.020) (0.020) (0.020) 外径mm 0.91 1.02 1.02 1.02 1.02 1.02 (インチ) (0.036) (0.040) (0.040) (0.040) (0.040) (0.040) 乾燥℃ 65.6 65.6 65.6 65.6 65.6 65.6 (°F) (150) (150) (150) (150) (150) (150)
【0026】実施例11 実施例11において、ブレンド組成物を、実施例1の方法
に従って配合した。内径0.46mm(0.18 インチ)、外径0.
91mm(0.036インチ)、及び二層の厚さ(doublewall thic
kness)(DWT) 0.034mm(0.00135インチ)を有するカテー
テルチューブを押出した。前記チューブを25メガラドの
放射線に付した。膨張した外径2.88mm(0.1135 インチ)
で二層の厚さ(DWT)0.034mm(0.00135インチ)のバルーン
を形成したところ、該バルーンは、平均破裂圧1.7 バー
ル(250psi)を有していた。実施例12及び13 実施例12及び13において、ブレンド組成物を、実施例2
の方法に従って配合した。実施例12においては、内径0.
51mm(0.020インチ)及び外径1.02mm(0.040インチ)を有
するチューブを押出した。チューブを40メガラドの放射
線に照射した。外径3.02mm(0.119インチ)及びDWT 0.03
8(0.0015インチ)のバルーンを形成したところ、平均破
裂圧2バール(285psi(19.4atm)) を有していた。放射線
に暴露しなかったチューブを、外径3.04mm(0.1195 イン
チ)及びDWT 0.037(0.00145 インチ) のバルーンに成形
したところ、平均破裂圧1.74バール(252psi(17.1atm))
を有していた。
【0027】実施例14及び15 実施例14及び15において、Shell Company により製造さ
れたPET Traytuf 9506C を90重量%、及び商品“SURLY
N”の下にDuPont DeNemours Companyから入手可能なエ
チレン及びメタクリル酸のイオノマー樹脂を10重量%含
むポリマーブレンドをブレンドした。前記材料を別々に
乾燥した。内径0.53mm(0.021インチ)及び外径0.83mm
(0.0325 インチ)を有するバルーンチューブを、この90
/10 のブレンドを用いて押出した。押出機のバレル及び
ダイ温度を、ゾーン1は237.8 ℃(460°F)に、ゾーン
2は251.7 ℃(485°F)に、ゾーン3は260 ℃(500°
F)に、ダイ1は271.1 ℃(520°F)に、そしてダイ2
は271.1 ℃(520°F)に設定した。実施例14において、
バルーンを形成したところ、その材料は、平均破裂圧1.
4バール(207psi(14.1atm)) を有していた。実施例15に
おいて、チューブを実施例13のように形成した。前記チ
ューブを、20メガラドの放射線に暴露した。形成された
バルーンは、平均破裂圧1.76バール(255psi(17.3atm))
を有していた。
【0028】実施例16 上記実施例1のように、PET 80重量%、及び商品名“LO
TADER 4700" の下に、Elf Atochem から入手可能なエチ
レン/エチルアクリレート/無水マレイン酸(E/EA/Man
h) 20重量%を含む2成分ポリマーブレンドを上記のよ
うに配合した。PET 及びE/EA/Manh を、相溶化剤の添加
なしに80/20 の重量比で混合し、バルーンに成形した。
バルーンを試験したところ、約1.17バール( 約170psi(1
1.6atm))の破裂強さを有していることが分かった。
【0029】実施例17 PET 80重量%、及びLOTADER AX8840として、Elf Atoche
m から入手可能なエチレン/グリシジルメタクリレート
(E/GMA)20 重量%を含む他の2成分ポリマーブレンドを
上記のように配合した。PET 及びE/GMA を、軟化性ポリ
マー成分の添加なしに80/20 の重量比で混合し、バルー
ンに成形した。走査型電子顕微鏡により、横断面の寸法
が1ミクロン未満の小粒子サイズが観察された。
【0030】実施例18 PET 70重量%、及びLOTADER AX8840として、Elf Atoche
m から入手可能なエチレン/グリシジルメタクリレート
(E/GMA)30 重量%を含む他の2成分ポリマーブレンドを
上記のように配合した。PET 及びE/GMA を、相溶化剤の
添加なしに70/30 の重量比で混合し、バルーンに成形し
た。走査型電子顕微鏡により、横断面の寸法が1ミクロ
ン未満の小粒子サイズが観察された。
【0031】実施例19 PET 80重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem から
入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/EA/Manh) 18重量%、及びLOTADER AX8660とし
て、Elf Atochem から入手可能なエチレン/エチルアク
リレートグリシジルメタクリレート(E/EA/GMA)2重量%
を有する3成分ポリマーブレンドを配合した。
【0032】実施例20 実施例1のようにPET 80重量%、LOTADER 4700として、
Elf Atochem から入手可能なエチレン/エチルアクリレ
ート/無水マレイン酸(E/EA/Manh) 18重量%、及びLOTA
DER AX8840として、Elf Atochem から入手可能なエチレ
ン/グリシジルメタクリレート(E/GMA) 2重量%を有す
る他の3成分ポリマーブレンドを配合した。ブレンドか
らバルーンを成形し、試験したところ、約1.08バール(
約156psi)(10.3atm)) の破裂強さを有することが分かっ
た。
【0033】実施例21 PET 78 重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem か
ら入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレ
イン酸(E/EA/Manh) 15重量%、及びLOTADER AX8840とし
て、Elf Atochem から入手可能なエチレン/グリシジル
メタクリレート(E/GMA) 7重量%を有する他の3成分ポ
リマーブレンドを配合し、バルーンに成形した。
【0034】実施例22 実施例1のようにPET 80重量%、LOTADER 4700として、
Elf Atochem から入手可能なエチレン/エチルアクリレ
ート/無水マレイン酸(E/EA/Manh) 14重量%、LOTADER
AX8840として、Elf Atochem から入手可能なエチレン/
グリシジルメタクリレート(E/GMA) 4重量%、及びLOTA
DER XX1275として、Elf Atochem から入手可能な触媒を
含む第4成分2重量%を含む4成分ポリマーブレンドを
配合した。非照射バルーンを、そのブレンドから成形
し、試験したところ、約1.6 バール(約228psi(15.5at
m))の破裂強さを有していることが分かった。チューブ
を30メガラドの放射線に暴露し、バルーンを、次のバル
ーン成形パラメーターを用いて成形した:バルーンブロ
ー成形装置の温度を約137.8 ℃(280°F) 〜148.9 ℃(3
00°F) ;圧力を約0.93〜1.2 バール(135〜175psi);張
力を約25〜100gに設定した。バルーンは、約1.9 バール
(約277psi(18.8atm))の破裂強さを有していることが分
かった。バルーン材料の顕微鏡写真により、そのブレン
ドが、一般的に約2ミクロンより小さな小粒子サイズを
示すことが分かった。
【0035】実施例23 PET 80重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem から
入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/EA/Manh) 14重量%、LOTADER AX8660として、El
f Atochem から入手可能なエチレン/エチルアクリレー
トグリシジルメタクリレート(E/EA/GMA)4重量%、及び
LOTADER XX1275として、Elf Atochem から入手可能な触
媒を含む第4成分2重量%を含む他の4成分ポリマーブ
レンドを配合した。
【0036】実施例24 PET 80重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem から
入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/EA/Manh) 16重量%、LOTADER AX8660として、El
f Atochem から入手可能なエチレン/エチルアクリレー
トグリシジルメタクリレート(E/EA/GMA)2重量%、及び
LOTADER XX1275として、Elf Atochem から入手可能な触
媒を含む第4成分2重量%を含む他の4成分ポリマーブ
レンドを配合した。
【0037】実施例25 PET 80重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem から
入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/EA/Manh) 10重量%、LOTADER AX8840として、El
f Atochem から入手可能なエチレン/グリシジルメタク
リレート(E/GMA) 8重量%、及びLOTADER XX1275とし
て、Elf Atochem から入手可能な触媒を含む第4成分2.
0 重量%を含む他の4成分ポリマーブレンドを配合し
た。照射なしに前記チューブから成形したバルーンは、
約1.7 バール(250psi(約17.0atm)) の破裂強さを有して
いることがわかった。10〜100 メガラドの放射線に暴露
した場合には、前記チューブから成形したバルーンは、
約1.95バール( 約282psi(19.2atm))の増加した破裂強さ
を有していることが分かった。
【0038】実施例26 PET 78重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem から
入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/EA/Manh) 8重量%、LOTADER AX8840として、El
f Atochem から入手可能なエチレン/グリシジルメタク
リレート(E/GMA) 12重量%、及びLOTADER XX1275とし
て、Elf Atochem から入手可能な触媒を含む第4成分2.
0 重量%を含む他の4成分ポリマーブレンドを配合し
た。照射なしにこのブレンドから製造したチューブから
成形したバルーンは、約2バール( 約287psi(19.5atm))
の破裂強さを有していることが分かった。
【0039】実施例27 PET 78重量%、LOTADER 4700として、Elf Atochem から
入手可能なエチレン/エチルアクリレート/無水マレイ
ン酸(E/EA/Manh) 12重量%、LOTADER AX8840として、El
f Atochem から入手可能なエチレン/グリシジルメタク
リレート(E/GMA) 8重量%、及びLOTADER XX1275とし
て、Elf Atochem から入手可能な触媒を含む第4成分2.
0 重量%を含む他の4成分ポリマーブレンドを配合し
た。照射なしに前記チューブから成形したバルーンは、
約1.8 バール( 約255psi(17.3atm))の破裂強さを有して
いることが分かった。10〜100 メガラドの放射線に暴露
した場合には、前記チューブから成形したバルーンは、
約2バール( 約291psi(19.8atm))の増加した破裂強さを
有していることが分かった。実施例1、22、25及び27の
非照射及び照射されたバルーンの平均バルーン破裂圧の
表を示す図2により、本発明により製造及び照射された
バルーンの破裂強さが、非照射バルーンと比べて、一般
的に改良されていることが説明され、照射による破裂強
さの平均改良の程度は、約0.3 バール(3atm)であった。
主な相(dominant phase)は照射に比較的悪影響を受け
ず、そのような破裂強さの改良は驚くべきものであり、
かつ予測のつかないことであった。本発明の特定の型に
ついて説明及び記載してきたが、本発明の精神及び範囲
を逸脱することなく様々な変更が可能であることは、前
述の記載から明らかであろう。従って、本発明を限定す
ることを意図するものではなく、本発明は、請求の範囲
によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原理に従って膨張カテーテル
バルーンの典型的な形成法を行うための装置を示す。
【図2】図2は、電子ビーム線(electron beam radiati
on) での照射によるバルーン破裂圧特性の増進を示す表
であり、表のY軸は、バール(大気圧)における平均バ
ルーン破裂圧を示し、菱形は照射されなかったサンプル
を示し、かつ四角は照射されたサンプルを示す。
【符号の説明】
10 膨張カテーテルチューブ 12 ブロー成形装置 14 加圧ガス 16 チューブ 18 バルーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タイ シー チェン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94044 マウンテン ヴィュー ケンゾ ー コート 3375 (72)発明者 イェーオン エス リー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91765 ダイアモンド バー イースト ゴールドラッシュ ドライヴ 23637 (72)発明者 ケータン ピー ムーニ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95126 サン ホセ フロンティア ト レイル ドライヴ 97 (72)発明者 ウダヤン パテル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95111 サン ホセ ナイツ ヘヴン ウェイ 155 (72)発明者 ロバート ピー ソルトマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94062 レッドウッド シティー レイ クヴィュー ウェイ 1016 (56)参考文献 特許2878158(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 29/00 - 29/18

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分を含むポリマー材料から成形
    されたカテーテル部材であって: ポリエステル及びポリアミドからなる群から選択された
    第1ポリマー成分を全ポリマー材料組成物の60〜95重量
    %含み、該ポリエステルが、炭素原子数8〜14の芳香族
    ジカルボン酸、炭素原子数2〜12の脂肪族ジカルボン酸
    及びそれらの混合物からなる群から選択されたジカルボ
    ン酸、並びに式 HO(CH2)n OH(式中nは2〜10の整数で
    ある)を有するグリコール、ネオペンチルグリコール、
    シクロヘキサンジメタノール及びそれらの混合物からな
    る群から選択された少なくとも1種のグリコールからな
    る群から調製され、該ポリアミドが、少なくとも5000の
    分子量を有する枝分かれ若しくは直鎖状ポリアミド又は
    それらの混合物であり; 0.93g/cm3 未満の密度を有するポリオレフィン、エチ
    レンコポリマー及びそれらの混合物からなる群から選択
    され、ショアーD硬度が75未満の第2ポリマー成分を
    み、第2ポリマー成分の含量が、全ポリマー組成物の4
    0重量%までであり; 式E/X/Y又はE/Yを有するエチレンコポリマーか
    らなる群から選択された相溶化エチレンコポリマーを
    、式中、 Eはエチレンであり、 Xは、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレー
    ト、アルキルビニルエーテル、一酸化炭素、二酸化硫黄
    又はそれらの混合物の少なくとも1種から誘導された
    α、β−エチレン列不飽和モノマーであり、該アルキル
    基は、1〜12個の炭素原子を含み、かつYは、前記第1
    ポリマー成分と共有結合を形成する反応基を含むα、β
    −エチレン列不飽和モノマーであり、相溶化エチレンコ
    ポリマーの含量が、全ポリマー組成物の40重量%まで
    であり; 前記相溶化エチレンコポリマー及び前記第2ポリマー成
    分間の反応を触媒するための脂肪族第三アミンを含み、 その中において、全ポリマー成分量が100 重量%となる
    ことを特徴とする該カテーテル部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカテーテル部材であっ
    て: 前記第1ポリマー成分が、全ポリマー材料組成物の60〜
    79重量%を構成し、かつ、ポリエチレンテレフタレー
    ト、ポリブチレン−テレフタレート、グリコール改質ポ
    リエチレン−テレフタレート、1,4-シクロヘキシレンジ
    メチレンテレフタレート/イソフタレートコポリマー、
    芳香族ジカルボン酸及び一般式 HO(CH2)nOH(式中nは
    2〜10の整数である)から誘導された線状ホモポリマー
    エステル、及びそれらの混合物からなる群から選択され
    た該カテーテル部材。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカテーテル部材であっ
    て: 第1ポリマー成分が、エチレングリコール、1,3-トリメ
    チレングリコール、1,4-テトラメチレングリコール、1,
    6-ヘキサメチレングリコール、1,8-オクタメチレングリ
    コール、1,10- デカメチレングリコール、2,2-ジメチル
    -1,3- プロパンジオール、1,3-プロピレングリコール、
    1,4-ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シ
    クロヘキサンジメタノール及びそれらの混合物からなる
    群から選択されたグリコールセグメントを有するポリエ
    ステルである該カテーテル部材。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のカテーテル部材であっ
    て: 前記第2ポリマー成分が、全ポリマー材料組成物の10〜
    40重量%を構成する軟化エチレンコポリマーであり、か
    つ、該軟化エチレンコポリマーが、エチレン、並びに
    α、β−エチレン列不飽和モノマー、一酸化炭素、二酸
    化硫黄及びそれらの混合物からなる群から選択された少
    なくとも1種の他のモノマーを含む該カテーテル部材。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のカテーテル部材であっ
    て: 前記第2ポリマー成分が、全ポリマー材料組成物の10〜
    20重量%を構成する軟化エチレンコポリマーであり、か
    つ、該エチレンコポリマーが、式E’X’又はE’X’
    Y’を有し、該式中、E’は、エチレンであり、該エチ
    レンコポリマーの60〜90重量%であり、X’は、該エチ
    レンコポリマーの10〜40重量%であり、メチルアクリレ
    ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブ
    チルアクリレート及びそれらの混合物からなる群から選
    択され、Y’は、存在するなら、α、β−エチレン列不
    飽和モノカルボン酸、α、β−エチレン列不飽和ジカル
    ボン酸、無水物及びそれらの混合物からなる群から選択
    され、該エチレンコポリマーの0〜15重量%を構成する
    該カテーテル部材。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のカテーテル部材であっ
    て: E’が、前記エチレンコポリマーの65〜84重量%であ
    り、X’が、該エチレンコポリマーの15〜30重量%であ
    り、かつ、Y’が、無水マレイン酸であり、該エチレン
    コポリマーの1〜15重量%である該カテーテル部材。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のカテーテル部材であっ
    て: 前記第2ポリマー成分が、全ポリマー材料組成物の10〜
    40重量%を構成する軟化エチレンコポリマーであり、か
    つ、エチレンコポリマーがエチレン/ブチルアクリレー
    ト/一酸化炭素、エチレン/メチルアクリレート、エチ
    レン/エチルアクリレート、エチレン/ブチルアクリレ
    ート、エチレン/ビニルアセテート、エチレン/メタク
    リル酸、エチレン/ブチルアクリレート/メタクリル
    酸、エチレン/メチルアクリレート/メタクリル酸、エ
    チレン/メチルアクリレート/無水マレイン酸、エチレ
    ン/エチルアクリレート/無水マレイン酸、エチレン/
    ブチルアクリレート/無水マレイン酸及びそれらの混合
    物からなる群から選択された該カテーテル部材。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のカテーテル部材であっ
    て: 前記α、β−エチレン列不飽和モノマーの1種が、酸含
    有成分であり、前記ポリマーが、ナトリウム、カリウ
    ム、亜鉛、マグネシウム、リチウム、カルシウム、アン
    モニウム及びそれらの混合物からなる群から選択された
    1種のイオンにより部分的に中和された該カテーテル部
    材。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のカテーテル部材であっ
    て: 前記第2ポリマー成分が、エラストマーのエチレンプロ
    ピレンコポリマー、線状の低密度ポリエチレン、無水マ
    レイン酸を含む線状の低密度ポリエチレン及びそれらの
    混合物からなる群から選択されたポリオレフィンである
    該カテーテル部材。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: 前記第1ポリマー成分が、全ポリマー材料組成物の70〜
    79重量%を構成し、かつ前記第2ポリマー成分が、全ポ
    リマー材料組成物の10〜20重量%を構成する軟化エチレ
    ンコポリマーである該カテーテル部材。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: 前記相溶化エチレンコポリマーが、全ポリマー材料組成
    物の1〜20重量%を構成する該カテーテル部材。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: 前記相溶化エチレンコポリマーが、全ポリマー材料組成
    物の4〜15重量%を構成する該カテーテル部材。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Xが、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレー
    ト、アルキルビニルエーテル、一酸化炭素、二酸化硫黄
    又はそれらの混合物の少なくとも1種から誘導された成
    分である該カテーテル部材。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Yが、エポキシド、無水物、イソシアネート、オキサゾ
    リン及びそれらの混合物からなる群から選択された反応
    基を含むα、β−エチレン列不飽和モノマーである該カ
    テーテル部材。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Xが、ビニルアセテート、メチルアクリレート、エチル
    アクリレート、ブチルアクリレート、メチルビニルエー
    テル及びそれらの混合物からなる群から選択された該カ
    テーテル部材。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Yが、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレ
    ート、無水マレイン酸、イソシアナト−エチルメタクリ
    レート及びそれらの混合物からなる群から選択された該
    カテーテル部材。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Xが、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート
    又はそれらの混合物の少なくとも1種から誘導された成
    分であり、該アルキル基が1〜8個の炭素原子を含む該
    カテーテル部材。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Yが、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
    ート、エポキシド含有共重合性モノマー及びそられの混
    合物からなる群から選択された該カテーテル部材。
  19. 【請求項19】 請求項4に記載のカテーテル部材であ
    って: 前記α、β−エチレン列不飽和モノマーが、酸成分を含
    む不飽和モノカルボン酸を含み、不飽和モノカルボン酸
    中の酸成分が、ナトリウム、亜鉛、マグネシウム、カル
    シウム、カリウム、リチウム、及びそれらの混合物から
    なる群から選択された少なくとも1種の金属イオンによ
    り少なくとも部分的に中和された該カテーテル部材。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: Eが、エチレンであり、相溶化エチレンコポリマーの55
    〜96重量%であり; Xが、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチ
    ルアクリレート及びそれらの混合物からなる群から選択
    され、相溶化エチレンコポリマーの0〜40重量%であ
    り; Yが、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
    ート及びそれらの混合物からなる群から選択され、相溶
    化エチレンコポリマーの0.5 〜10重量%である該カテー
    テル部材。
  21. 【請求項21】 Xが、相溶化エチレンコポリマーの0
    〜10重量%である請求項20に記載のカテーテル部材。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載のカテーテル部材であ
    って: Eが、相溶化エチレンコポリマーの92〜96重量%であ
    り; Xが、相溶化エチレンコポリマーの0〜10重量%であ
    り;かつYが、相溶化エチレンコポリマーの4〜8重量
    %である該カテーテル部材。
  23. 【請求項23】 前記カテーテル部材を成形する前記ポ
    リマー材料が照射された請求項1に記載のカテーテル部
    材。
  24. 【請求項24】 前記ポリマー材料が、電子ビーム、γ
    線、紫外線又は分子線のいずれかにより発生した電離線
    を用いて照射された請求項23に記載のカテーテル部材。
  25. 【請求項25】 前記ポリマー材料が、10〜100 メガラ
    ドの範囲の電子ビームにより照射された請求項23に記載
    のカテーテル部材。
  26. 【請求項26】 請求項1に記載のカテーテル部材であ
    って: 第1ポリマー成分が、炭素原子数4〜12の飽和ジカルボ
    ン酸と炭素原子数4〜12のジアミンとの等モル量の縮合
    により製造されたポリアミド、炭素原子数4〜12のアミ
    ノ酸のポリマーから製造されたポリアミド、ポリアミド
    ブロックコポリマー、ラクタムの開環により製造され得
    るポリアミド、並びにそれらのコポリマー又はターポリ
    マーからなる群から選択された少なくとも1種のポリア
    ミドである該カテーテル部材。
  27. 【請求項27】 前記第1ポリマー成分が、ナイロン
    6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6,12、ナイロン
    6,9 、ナイロン6,10、ビス(パラアミノシクロヘキシ
    ル)メタンドデカノアミド、並びにそれらのコポリマー
    又はターポリマーからなる群から選択された少なくとも
    1種のポリアミドである請求項1に記載のカテーテル部
    材。
  28. 【請求項28】 前記ポリアミドが、160 ℃を越える融
    点を有する請求項27に記載のカテーテル部材。
  29. 【請求項29】 膨張カテーテルバルーンである請求項
    1〜28のいずれか1項に記載のカテーテル部材。
JP14393296A 1995-06-06 1996-06-06 医療カテーテル用バルーン Expired - Lifetime JP3359816B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/476101 1995-06-06
US08/476,101 US5849846A (en) 1994-07-25 1995-06-06 Balloons for medical catheters

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001109572A Division JP2001299902A (ja) 1995-06-06 2001-04-09 医療カテーテル用バルーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08332219A JPH08332219A (ja) 1996-12-17
JP3359816B2 true JP3359816B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=23890506

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14393296A Expired - Lifetime JP3359816B2 (ja) 1995-06-06 1996-06-06 医療カテーテル用バルーン
JP2001109572A Pending JP2001299902A (ja) 1995-06-06 2001-04-09 医療カテーテル用バルーン

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001109572A Pending JP2001299902A (ja) 1995-06-06 2001-04-09 医療カテーテル用バルーン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5849846A (ja)
EP (1) EP0747070A3 (ja)
JP (2) JP3359816B2 (ja)
AU (1) AU690848B2 (ja)
CA (1) CA2178295A1 (ja)
NZ (1) NZ286731A (ja)

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6896842B1 (en) * 1993-10-01 2005-05-24 Boston Scientific Corporation Medical device balloons containing thermoplastic elastomers
US5554120A (en) * 1994-07-25 1996-09-10 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymer blends for use in making medical devices including catheters and balloons for dilatation catheters
US6325790B1 (en) * 1995-04-11 2001-12-04 Cordis Corporation Soft tip catheter
EP0828525B1 (en) 1995-05-24 2004-07-28 Schneider (Usa) Inc. Dilatation balloons containing polyesteretheramide copolymer
US6217547B1 (en) * 1996-01-16 2001-04-17 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Lubricous and readily bondable catheter shaft
JP2000503234A (ja) 1996-01-16 2000-03-21 アドバンスト・カーディオバスキュラー・システムズ・インコーポレイテッド 滑性で結合容易なカテーテルシャフト
US5871468A (en) * 1996-04-24 1999-02-16 Medtronic, Inc. Medical catheter with a high pressure/low compliant balloon
US6083585A (en) * 1996-09-23 2000-07-04 Bp Amoco Corporation Oxygen scavenging condensation copolymers for bottles and packaging articles
US7749585B2 (en) 1996-10-08 2010-07-06 Alan Zamore Reduced profile medical balloon element
US6656550B1 (en) * 1996-10-08 2003-12-02 Alan M. Zamore Dilatation device of uniform outer diameter
US6020414A (en) * 1996-10-23 2000-02-01 Hoechst Celanese Corporation Method and compositions for toughening polyester resins
JP2002509565A (ja) * 1996-12-19 2002-03-26 イーストマン ケミカル カンパニー 流動性が改良された靱性強化ポリエステル
US6358227B1 (en) 1997-09-10 2002-03-19 Scimed Life Systems, Inc. Dilatation catheter balloon made from pen based homopolymer or random copolymer
US6093463A (en) * 1997-12-12 2000-07-25 Intella Interventional Systems, Inc. Medical devices made from improved polymer blends
US6099926A (en) * 1997-12-12 2000-08-08 Intella Interventional Systems, Inc. Aliphatic polyketone compositions and medical devices
ES2224458T3 (es) 1997-12-29 2005-03-01 Arkema Piezas inyectadas de poliester y resistentes al impacto.
JPH11255906A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Elf Atochem Japan Kk 改質ポリエステル成形品の製造方法及びその成形品
WO2000012145A1 (en) * 1998-08-27 2000-03-09 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Aliphatic polyketone containing balloon catheter
DE19933279A1 (de) * 1999-07-14 2001-03-01 Biotronik Mess & Therapieg Polymerwerkstoff
US6579940B1 (en) 1999-10-28 2003-06-17 Edwards Lifesciences Corporation Thermoplastic elastomeric material as a replacement for natural rubber latex
US6620127B2 (en) * 1999-12-01 2003-09-16 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Medical device balloon
US6814905B1 (en) 1999-12-02 2004-11-09 Associated Packaging Enterprises, Inc. Continuous process and apparatus for making thermoformed articles
US6576309B2 (en) 1999-12-02 2003-06-10 Associated Packaging Enterprises Thermoplastic compositions having high dimensional stability
US6613838B1 (en) 2000-08-30 2003-09-02 Edwards Lifesciences Corporation Synthetic rubber elastomers as replacements for natural rubber latex
US6946174B1 (en) 2000-10-12 2005-09-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Moisture curable balloon materials
US6875197B1 (en) * 2000-11-14 2005-04-05 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Dimensionally stable and growth controlled inflatable member for a catheter
US6773735B1 (en) 2000-11-28 2004-08-10 Associated Packaging Enterprises, Inc. Multi-layered thermoplastic container
ATE315993T1 (de) * 2000-11-28 2006-02-15 Associated Packaging Entpr Inc Warmformverfahren und -vorrichtung zur kontinuierlichen herstellung von gegenständen
DE50007804D1 (de) * 2000-12-11 2004-10-21 Roth Werke Gmbh Kompatibilisierte Kunststoffmischung und Herstellungsverfahren
US6547768B2 (en) * 2000-12-14 2003-04-15 Cordis Corporation Medical devices with reduced friction polyamides, and method
US20030060596A1 (en) * 2001-07-18 2003-03-27 Turner Sam Richard Amorphous copolyesters
US7834127B2 (en) * 2001-07-18 2010-11-16 Eastman Chemical Company Amorphous copolyesters
US6949112B1 (en) 2001-07-26 2005-09-27 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Medical device formed of polyester copolymer
US7150853B2 (en) * 2001-11-01 2006-12-19 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Method of sterilizing a medical device
US7029732B2 (en) 2002-02-28 2006-04-18 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device balloons with improved strength properties and processes for producing same
US6979420B2 (en) * 2002-03-28 2005-12-27 Scimed Life Systems, Inc. Method of molding balloon catheters employing microwave energy
US6986864B2 (en) * 2002-04-30 2006-01-17 David Scott Porter Polyester compositions
US20040151854A1 (en) * 2003-02-03 2004-08-05 Pecorini Thomas Joseph Extrusion blow molded articles
US7776078B2 (en) * 2003-05-22 2010-08-17 Boston Scientfic Scimed, Inc. Catheter balloon with improved retention
US20060134357A1 (en) * 2004-12-16 2006-06-22 Medtronic Vascular, Inc. Polymer blends for medical balloons
US8480797B2 (en) 2005-09-12 2013-07-09 Abela Pharmaceuticals, Inc. Activated carbon systems for facilitating use of dimethyl sulfoxide (DMSO) by removal of same, related compounds, or associated odors
EP1937286B1 (en) 2005-09-12 2016-03-09 Abela Pharmaceuticals, Inc. Compositions comprising dimethyl sulfoxide (dmso)
AU2006291134C1 (en) 2005-09-12 2013-08-15 Abela Pharmaceuticals, Inc. Systems for removing dimethyl sulfoxide (DMSO) or related compounds, or odors associated with same
US8435224B2 (en) 2005-09-12 2013-05-07 Abela Pharmaceuticals, Inc. Materials for facilitating administration of dimethyl sulfoxide (DMSO) and related compounds
US8926620B2 (en) 2006-08-25 2015-01-06 Kyphon Sarl Apparatus and methods for use of expandable members in surgical applications
US8043362B2 (en) 2006-08-25 2011-10-25 Kyphon Sarl Apparatus and methods for use of expandable members in surgical applications
BRPI0921494A2 (pt) 2008-11-03 2018-10-30 Prad Reasearch And Development Ltd método de planejamento de uma operação de amostragem para uma formação subterrãnea, método de contolar uma operação de amostragem de formação subterrânea, método de controlar uma operação de perfuração para uma formação subterrãnea, e método de realizar uma amostragem durante a operação de perfuração.
FR2941888B1 (fr) * 2009-02-06 2011-03-25 Arkema France Utilisation d'un film compose de polyolefine dans un module photovoltaique
US9855212B2 (en) 2009-10-30 2018-01-02 Abela Pharmaceuticals, Inc. Dimethyl sulfoxide (DMSO) or DMSO and methylsulfonylmethane (MSM) formulations to treat infectious diseases
CN104185661B (zh) 2012-01-18 2016-08-17 苏尔莫迪克斯公司 低微粒的润滑性医疗装置涂层
CN105327440B (zh) * 2015-12-01 2018-09-04 广东博迈医疗器械有限公司 一种网状结构微晶球囊及其制备工艺
US10342898B2 (en) 2015-12-29 2019-07-09 Surmodics, Inc. Lubricious coatings with surface salt groups
US11174447B2 (en) 2015-12-29 2021-11-16 Surmodics, Inc. Lubricious coatings with surface salt groups
CN114539484B (zh) * 2022-02-11 2024-03-19 浙江脉通智造科技(集团)有限公司 交联型尼龙医用器材及其制备方法、尼龙组合物及应用

Family Cites Families (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3317631A (en) * 1963-09-09 1967-05-02 Du Pont Thermosetting resins of aliphatic olefin, unsaturated acid copolymers and melamine-formaldehyde resins
GB1241168A (en) * 1967-08-29 1971-07-28 Ici Ltd Polyethylene terephthalate moulding compositions
DE1694200A1 (de) * 1967-10-10 1971-10-21 Hoechst Ag Thermoplastische Formmassen
FR2033565A5 (ja) * 1969-02-27 1970-12-04 Thomson Csf
US3651014A (en) * 1969-07-18 1972-03-21 Du Pont Segmented thermoplastic copolyester elastomers
US3835098A (en) * 1971-03-02 1974-09-10 Du Pont Process for improving thermoplastic elastomeric compositions
US3766146A (en) * 1971-03-18 1973-10-16 Du Pont Segmented thermoplastic copolyester elastomers
US3925326A (en) * 1971-04-07 1975-12-09 Du Pont Alternating copolymers of ethylene/alkyl acrylates/cure-site monomers and a process for their preparation
US3718715A (en) * 1971-05-19 1973-02-27 Du Pont Blends of thermoplastic copolyester elastomers with vinyl chloride polymers
USRE28982E (en) * 1971-05-19 1976-09-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends of thermoplastic copolyester elastomers with vinyl chloride polymers
US3763109A (en) * 1971-08-19 1973-10-02 Du Pont Segmented thermoplastic copolyesters
US3793262A (en) * 1972-02-29 1974-02-19 Du Pont Alternating copolymers of ethylene/alkyl acrylates and a process for their preparation
DE2444584C3 (de) * 1974-09-18 1982-01-21 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Thermoplastische Polyesterformmassen
US4172859A (en) * 1975-05-23 1979-10-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tough thermoplastic polyester compositions
US4174358A (en) * 1975-05-23 1979-11-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tough thermoplastic nylon compositions
US4034013A (en) * 1975-11-13 1977-07-05 Rohm And Haas Company Impact and melt strength improvement of poly(alkylene terephthalate)
US4026967A (en) * 1976-06-25 1977-05-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making grafted polymeric material
GB1603205A (en) * 1977-04-12 1981-11-18 Raychem Ltd Polymer compositions
SE430168B (sv) * 1978-02-28 1983-10-24 Du Pont Etentereftalatplastkomposition innehallande armerings- eller fyllmedel samt anvendning herav
US4221703A (en) * 1978-08-08 1980-09-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Stabilization of polymers containing poly(alkylene oxide) units
US4254774A (en) * 1979-02-14 1981-03-10 The United States Of America As Represented By The Department Of Health, Education And Welfare Balloon catheter and technique for the manufacture thereof
US4410482A (en) * 1979-03-06 1983-10-18 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Process for making laminar articles of polyolefin and a condensation polymer
JPS55139448A (en) * 1979-04-17 1980-10-31 Toray Ind Inc Thermoplastic polyester composition for molding
DE3067764D1 (en) * 1979-09-21 1984-06-14 Ici Plc Fast crystallising block copolyester composition
US4444817A (en) * 1981-03-04 1984-04-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Laminar articles of polyolefin and a condensation polymer
US4317764A (en) * 1981-04-10 1982-03-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polybutylene terephthalate molding blends
US4490421A (en) * 1983-07-05 1984-12-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Balloon and manufacture thereof
USRE32983E (en) * 1983-07-05 1989-07-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Balloon and manufacture thereof
US4514620A (en) * 1983-09-22 1985-04-30 Raychem Corporation Conductive polymers exhibiting PTC characteristics
WO1985003718A1 (en) * 1984-02-24 1985-08-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Toughened thermoplastic polyester compositions
US4556705A (en) * 1984-10-26 1985-12-03 General Electric Company Thermoplastic polyetherimide ester elastomers
US4680344A (en) * 1985-05-03 1987-07-14 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends of ionomers and linear polyesters
US4737440A (en) * 1985-09-02 1988-04-12 Mitsubishi Paper Mills, Ltd. Photographic materials
US4758629A (en) * 1986-05-28 1988-07-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic compositions of crystalline polyolefin and ethylene-containing copolymer
US4946743A (en) * 1987-06-26 1990-08-07 Reynolds Consumer Products, Inc. Nonoriented polyester films for lidding stock with modified heat seal layer
US4820349A (en) * 1987-08-21 1989-04-11 C. R. Bard, Inc. Dilatation catheter with collapsible outer diameter
US4964409A (en) * 1989-05-11 1990-10-23 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Flexible hollow guiding member with means for fluid communication therethrough
US4871810A (en) * 1987-11-13 1989-10-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Composition comprising melt blended product of thermoplastic resin and two ethylene copolymers containing coreactive groups
US4906241A (en) * 1987-11-30 1990-03-06 Boston Scientific Corporation Dilation balloon
US4963313A (en) * 1987-11-30 1990-10-16 Boston Scientific Corporation Balloon catheter
US4898591A (en) * 1988-08-09 1990-02-06 Mallinckrodt, Inc. Nylon-PEBA copolymer catheter
US4906244A (en) * 1988-10-04 1990-03-06 Cordis Corporation Balloons for medical devices and fabrication thereof
US5017325A (en) * 1988-10-04 1991-05-21 Cordis Corporation Stretch-blow molding method for manufacturing balloons for medical devices
US5108415A (en) * 1988-10-04 1992-04-28 Cordis Corporation Balloons for medical devices and fabrication thereof
US5041125A (en) * 1989-01-26 1991-08-20 Cordis Corporation Balloon catheter
US4960410A (en) * 1989-03-31 1990-10-02 Cordis Corporation Flexible tubular member for catheter construction
US5034461A (en) * 1989-06-07 1991-07-23 Bausch & Lomb Incorporated Novel prepolymers useful in biomedical devices
DK0420488T3 (da) * 1989-09-25 1993-08-30 Schneider Usa Inc Flerlags-ekstrusion som fremgangsmåde til fremstilling af angioplastik-balloner
US5290306A (en) * 1989-11-29 1994-03-01 Cordis Corporation Puncture resistant balloon catheter
WO1991017788A1 (en) * 1990-05-11 1991-11-28 Saab Mark A High-strength, thin-walled single piece catheters
AU7524391A (en) * 1990-05-15 1991-11-21 C.R. Bard Inc. Multiple layer high strength balloon for dilatation catheter
US5115012A (en) * 1990-06-18 1992-05-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic blow moldable polyester compositions
US5091459A (en) * 1990-06-18 1992-02-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic blow moldable polyethylene terephthalate compositions
US5128404A (en) * 1990-06-18 1992-07-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic blow moldable polybutylene terephthalate compositions
DE69131104T2 (de) * 1990-11-09 1999-10-14 Boston Scientific Corp. Ballon für medizinischen katheter
US5195970A (en) * 1991-04-26 1993-03-23 Gahara William J Collapsible balloon catheters
US5195969A (en) * 1991-04-26 1993-03-23 Boston Scientific Corporation Co-extruded medical balloons and catheter using such balloons
WO1992019440A1 (en) * 1991-05-01 1992-11-12 Danforth Biomedical, Inc. Improved balloon catheter of low molecular weight pet
JPH05192408A (ja) * 1991-09-06 1993-08-03 C R Bard Inc 膨張バルーン製造方法
EP0536966B1 (en) * 1991-10-09 1997-05-07 Sumitomo Chemical Company Limited Process for producing reinforced crystalline engineering plastic composition
US5260387A (en) * 1992-01-09 1993-11-09 W. L. Gore & Associates, Inc. Copolyester elastomer blends
US5226887A (en) * 1992-02-07 1993-07-13 Interventional Technologies, Inc. Collapsible folding angioplasty balloon
EP0566755B1 (en) * 1992-04-21 1996-06-19 Cordis Corporation Polyetheramide tubing for medical devices
US5315747A (en) * 1992-10-30 1994-05-31 Pameda N.V. Method of preparing a balloon dilatation catheter
JP3175355B2 (ja) * 1992-11-04 2001-06-11 住友電気工業株式会社 樹脂組成物からの熱収縮性チューブ
JPH0718088A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Nippon Petrochem Co Ltd 樹脂組成物の製造方法
US5554120A (en) * 1994-07-25 1996-09-10 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymer blends for use in making medical devices including catheters and balloons for dilatation catheters
BE1009403A3 (fr) * 1995-06-02 1997-03-04 Solvay Composition souple a base de polymere de chlorure de vinyle, utilisation de cette composition pour la fabrication d'un article et article comprenant cette composition.

Also Published As

Publication number Publication date
AU5582896A (en) 1996-12-19
AU690848B2 (en) 1998-04-30
CA2178295A1 (en) 1996-12-07
JP2001299902A (ja) 2001-10-30
JPH08332219A (ja) 1996-12-17
EP0747070A3 (en) 2000-02-23
EP0747070A2 (en) 1996-12-11
US5849846A (en) 1998-12-15
NZ286731A (en) 1998-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3359816B2 (ja) 医療カテーテル用バルーン
JP2878158B2 (ja) 膨張カテーテル用のバルーンとカテーテルを備えた医療用具製造用のポリマーブレンド
JP3053029B2 (ja) 血管拡張用カテーテルバルーン
US6086556A (en) Medical device balloons containing thermoplastic elastomers
US6896842B1 (en) Medical device balloons containing thermoplastic elastomers
US9370638B2 (en) Method to make tube-in-tube balloon
US6217547B1 (en) Lubricous and readily bondable catheter shaft
JP4383890B2 (ja) 医療用具
US5871468A (en) Medical catheter with a high pressure/low compliant balloon
US6277093B1 (en) Lubricious and readily bondable catheter shaft
JP2001525228A (ja) 特性が改良された医用デバイス
US20080293999A1 (en) Medical devices with portions having different rigidity
US6031054A (en) Process for producing epoxidized organic polymer, thermoplastic resin composition, primer composition, unvulcanized rubber composition, rubber moldings, and process for producing the molding
JP2009521570A (ja) 官能化されたブロックコポリマー
JP2005515811A (ja) 鎖延長させたポリマーを用いる医療用デバイス
JP3270183B2 (ja) バルーンカテーテル用バルーンおよびバルーンを備えたカテーテル
US20010036989A1 (en) Adhesive composition primarily intended for use in medical applications
JP4207549B2 (ja) 積層体
US6951674B1 (en) Blended polyurethane interventional balloon
EP1699502A1 (en) Medical device with varying physical properties and method for forming same
EP0565448B1 (en) Catheter shaft

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020902

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131011

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term