JP3359495B2 - 蓄熱空調システム - Google Patents

蓄熱空調システム

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JP3359495B2
JP3359495B2 JP15340696A JP15340696A JP3359495B2 JP 3359495 B2 JP3359495 B2 JP 3359495B2 JP 15340696 A JP15340696 A JP 15340696A JP 15340696 A JP15340696 A JP 15340696A JP 3359495 B2 JP3359495 B2 JP 3359495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルの空調などに
用いる蓄熱空調システム、特に夜間冷房負荷が生じた時
に、蓄熱運転と夜間冷房運転とを同時に行うことができ
るようにした蓄熱空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、割安な夜間電力を利用して蓄熱槽
に潜熱あるいは顕熱を利用して蓄熱し、昼間に蓄熱した
熱量を使いながら空調運転を行う蓄熱空調システムの開
発が進んでいる。
【0003】ここで、冷媒(一次媒体)としてブライン
を使用し、内融式の氷蓄熱槽に熱を蓄熱するとともに、
冷水(二次媒体)を冷却するようにした従来の一般的な
蓄熱空調システムを図5及び図6を参照して説明する。
【0004】同図に示すように、この蓄熱空調システム
には、一次ポンプ1の駆動に伴って蓄熱槽(氷蓄熱槽)
2と冷凍機3との間で冷媒(ブライン)を循環させる一
次媒体系4と、同じく一対の二次ポンプ5の少なくとも
一方の駆動に伴って冷却する冷水を循環させる二次媒体
系6とが備えられ、更に、この一次媒体系4と二次媒体
系6との間で熱交換を行わせる熱交換器7が備えられて
いる。
【0005】前記熱交換器7は、前記一次媒体系4の主
ライン4aから分岐して蓄熱槽2を迂回する分岐ライン
4bの中に備えられ、この分岐ライン4bには、一対の
放熱用ポンプ8が配置されて、この放熱用ポンプ8の少
なくとも一方の駆動に伴って分岐ライン4b内を流れる
冷媒(ブライン)と、前記二次媒体系6を流れる冷水と
が熱交換器7内に同時に流入して、ここで熱交換が行わ
れるようになっている。
【0006】ここに、前記主ライン4aの分岐ライン4
bの分岐点の上流側及び合流点の下流側には自動弁9
a,9bが、分岐ライン4bの入口側及び出口側には自
動弁9c,9dがそれぞれ配置されている。
【0007】更に、分岐ライン4bには、熱交換器7内
を通過した冷媒を放熱用ポンプ8の下流側からこの上流
側にフィードバックさせるフィードバックライン4cが
設けられているとともに、このフィードバックライン4
cは、分岐ライン4b内に二次ポンプ5の上流側に配置
した三方調節弁10に接続され、これによって、温度計
11の信号に基づき、放熱用ポンプ8の出口温度が一定
となるよう、三方向調節弁10で分岐ライン4b及びフ
ィードバックライン4c内を流れる冷媒の流量を調節し
て、熱交換器7の氷結を防止するように構成されてい
る。
【0008】上記システムで夜間の蓄熱運転を行う時に
は、図5に示すように、主ライン4a内の自動弁9a,
9bを開き、一次ポンプ1を駆動させつつ、冷凍機3で
冷媒(ブライン)を、例えば−4℃に冷却する。これに
より、冷却させた冷媒を蓄熱槽2に導き、この蓄熱槽2
内に氷を生成して蓄熱する。
【0009】そして、蓄熱槽2内の熱を放熱させつつ空
調運転を行う時には、図6に示すように、主ライン4a
内の自動弁9a,9bを閉じて、少なくとも一方の放熱
用ポンプ8及び二次ポンプ5を駆動させる。これによ
り、蓄熱槽2内の氷の溶融によって冷却された冷媒を熱
交換器7内に流入させ、ここで二次媒体系6内を流れる
冷水と熱交換を行って高温となった冷媒を、再び蓄熱槽
2内に戻して更に氷を溶融(放熱)させる。
【0010】この例では、二次ポンプ12の駆動に伴っ
て水を循環させる第2の二次媒体系13と、前記主ライ
ン4aから前記自動弁9aの上流側で分岐して自動弁9
bの下流側に合流する第2の分岐ライン4dとが備えら
れ、この両者が熱交換器14の内部に流入して熱交換を
行うようになっている。
【0011】このように構成することにより、冷凍機3
の追いかけ運転時に、第2の分岐ライン4d内に冷媒を
流して、即ち、図6に示すように、冷凍機3と二次ポン
プ12とを駆動させることによって、第2の二次媒体系
13内を流れる冷水を熱交換器14で冷却することがで
きる。
【0012】そして、夜間運転時の冷房負荷に対処する
ために、夜間冷房負荷専用で冷凍容量が小さいベース冷
凍機15が前記冷凍機3とは別に備えられ、このベース
冷凍機15で、図5及び図6に示すように、冷水ポンプ
16を介して循環する水を直接冷却するようになってい
る。
【0013】このように、2台の冷凍機3,15を備え
たのは、以下の理由による。即ち、図7に示すように、
主ライン4a内の自動弁9a,9bを開いたまま夜間蓄
熱運転を行うと同時に、第2の二次媒体系12内を流れ
る冷水を熱交換器14で冷却してこの負荷に対処しよう
とすると、1台の冷凍機3でベース冷凍機15の能力分
まで兼ねていると冷凍容量が大きすぎるためにこの熱交
換器14が凍結してしまう恐れがある。
【0014】また、図8に示すように、蓄熱運転を行い
ながら、分岐ライン4b内の自動弁9c,9dを開き、
ここの熱交換器7を使って二次媒体系6内を流れる冷水
を冷却してこの負荷に対処しようとすると、この熱交換
器7内を通過して温度が上昇した冷媒によって、冷凍機
3の入口での冷媒の温度が上昇し、この結果、冷凍機3
の出口での冷媒の温度が、例えば0℃以上になって、蓄
熱槽2内の氷を溶かしてしまい、蓄熱運転にならなくな
ってしまう恐れがあるからである。
【0015】つまり、夜間に蓄熱運転を行いつつ、しか
も夜間の冷房負荷に対処するためには、本来の冷凍機の
他に、これよりも冷凍容量が小さな別の冷凍機を別途備
える必要があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、夜間運転時の冷房負荷に対応するため、
これ専用のベース冷凍機を備えることは、イニシャルコ
ストが増加してしまうばかりでなく、かなり大きな設置
スペースが必要となるといった問題があった。
【0017】本発明は上記に鑑み、夜間負荷専用の冷凍
機を用いることなく、1台の冷凍機で夜間蓄熱運転と夜
間冷房対応運転とを同時に行うことができるようにした
蓄熱空調システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、冷凍機と蓄熱槽との間で一次媒体を循環させる一次
媒体系と、空調空間を流通する二次媒体を循環させる二
次媒体系と、該一次媒体系と二次媒体系との間で熱交換
を行なう熱交換器とを備え、夜間は蓄熱運転を行い、熱
負荷時は冷凍機及び/又は蓄熱槽の選択的運転によって
被空調空間の空調を行なう蓄熱空調システムにおいて、
上記一次媒体系に、夜間において二次媒体系に熱負荷が
発生したときに、冷凍機の出口側の一次媒体を蓄熱槽及
び熱交換機に分岐させる経路と、これら蓄熱槽及び熱交
換器を迂回して前記冷凍機の入口側と出口側を短絡させ
るバイパス経路とを設け、このバイパス経路を流れる流
量を前記冷凍機の入口側の一次媒体の温度が一定となる
ように調節する流量調節機構を備えたことを特徴とする
蓄熱空調システムである。
【0019】請求項2に記載の発明は、前記流量調節機
構を、前記バイパス経路の分岐点に配置した調節弁で構
成したことを特徴とする請求項1記載の蓄熱空調システ
ムである。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記一次媒体と
二次媒体をそれぞれ循環させる第2の一次媒体系と第2
の二次媒体系を備えるとともに、これらの第2の一次媒
体系と二次媒体系との間に第2の熱交換器を配置したこ
とを特徴とする請求項1または2記載の蓄熱空調システ
ムである。
【0021】このように構成した本発明によれば、バイ
パス経路の流量をゼロとして、通常の夜間蓄熱運転を行
い、夜間での冷房負荷に対しては、熱交換器を使用して
二次媒体系を流れる二次媒体を冷却することによってこ
れに対処し、この時、熱交換器を出た二次媒体が高温に
なるが、バイパス経路内を流れる低温の二次媒体をこの
高温の二次媒体に混合させて、冷凍機入口での二次媒体
の温度が一定となるようになし、これによって、冷凍機
の出口温度を一定にして蓄熱槽に蓄熱した熱が逃げてし
まうことを防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。この実施例は、上記図5及び図6に示す
従来例と同様に、冷媒(一次媒体)としてブラインを使
用し、内融式の氷蓄熱槽に熱を蓄熱するとともに、冷水
(二次媒体)を冷却するようにしたもので、同一部材に
は同一符号を付している。
【0023】即ち、この蓄熱空調システムには、一次ポ
ンプ1、蓄熱槽2及び冷凍機3を有する一次媒体系4
と、一対の二次ポンプ5を有する二次媒体系6と、一次
媒体系4と二次媒体系6との間で熱交換を行わせる熱交
換器7とが備えられ、この熱交換器7は、前記一次媒体
系4の主ライン4aから分岐した分岐ライン4bの中に
設置され、この分岐ライン4bには、一対の放熱用ポン
プ8が配置されている。更に、前記主ライン4a及び分
岐ライン4bには、自動弁9a〜9dが配置されてい
る。
【0024】前記分岐ライン4bには、フィードバック
ライン4cが設けられ、このフィードバックライン4c
は、分岐ライン4b内に配置した三方調節弁10に接続
されて、温度計11の信号に基づき、三方向調節弁10
で分岐ライン4b及びフィードバックライン4c内を流
れる冷媒の流量を調節して、放熱用ポンプ8の出口温度
を一定に制御するように構成されている。
【0025】更に、二次ポンプ12を有する第2の二次
媒体系12と、前記主ライン4aから分岐した第2の分
岐ライン4dと、熱交換器14とが備えられ、冷凍機1
の追いかけ運転時に、熱交換器14で第2の二次媒体系
12内を流れる冷水を冷却するようになっている。
【0026】この実施例では、図5及び図6の従来例に
示すベース冷凍機を用いることなく、夜間蓄熱運転時の
冷房負荷に対処するために、以下の構成が備えられてい
る。
【0027】即ち、前記自動弁9aと分岐ライン4aの
主ライン4aからの分岐点との間で主ライン4aから分
岐し、この分岐ライン4aの主ライン4aへの合流点と
前記自動弁9bとの間で主ライン4aに合流するバイパ
ス経路20が備えられ、更にこのバイパス経路20の主
ライン4aからの分岐点には、三方調節弁21が配置さ
れている。
【0028】このように構成することによって、冷凍機
3で冷却した後の低温の冷媒を、熱交換器7を通した
り、蓄熱に利用することなく、バイパス経路20から低
温のまま直接冷凍機3の入口に導き、この合流点を流れ
る高温の冷媒と混合させて、冷媒の温度を低下させるこ
とができる。
【0029】また、前記三方調節弁21は、前記パイパ
ス経路20の主ライン4aとの合流点の下流側に配置さ
れた温度計22の信号に基づき、ここでの冷媒の温度が
一定となるように、前記バイパス経路20及び主ライン
4aを流れる冷媒の流量を調節するためのものである。
【0030】なお、三方調節弁を用いることなく、バイ
パス経路20内にこの内部を流れる流体の流量を調節す
る調節弁を、主ライン4a内を流れる流量を調節する弁
と別に設けても良いことは勿論である。
【0031】この実施例において、冷凍機3を運転して
蓄熱槽2に蓄熱を行っている状態で夜間冷房負荷が発生
した場合には、図1に示すように、この蓄熱運転を継続
したまま、分岐ライン4bの自動弁9c,9dを開き、
一対の内の少なくとも一方の二次ポンプ5及び放熱用ポ
ンプ8を駆動させることによって、熱交換器7を介して
冷水を冷却する。この時、放熱用ポンプの出口温度が、
例えば6℃の一定温度となるように、三方調節弁10で
フィードバックライン4cを流れる冷媒の流量を調節し
て、熱交換器7の凍結を防止する。
【0032】ここに、バイパス経路20を設けていない
と、蓄熱槽2を通過した冷媒(例えば、0℃)と熱交換
器7を通過した冷媒(例えば、6℃)とが合流した地点
での冷媒の温度が、プラス温度(0℃以上)となり、冷
凍機3の能力が、ある設計流量(例えば、1,850L
/min)で入口温度0℃の時、所定の温度(例えば、
−4℃)を出力できるものとすれば、この冷媒をそのま
ま冷凍機3の入口に引き込んだ場合、冷凍機3の出口温
度は、夜間冷房負荷の大きさに左右されてしまう。
【0033】この時、仮に、冷凍機3入口温度が+5℃
になったとすると、冷凍機3の出口温度は約+1℃とな
り、次にこの冷媒が蓄熱槽2に流れ込むと逆に蓄熱槽2
内の氷を溶かしてしまうことになる。
【0034】しかしながら、本実施例のように、冷凍機
3の入口温度を制御する三方調整弁21とバイパス経路
20を増設し、蓄熱槽2を通過した冷媒と、熱交換器2
0を通過した冷媒が合流した後に、冷凍機3で冷却され
た低温のままの冷媒(例えば、−4℃)を混合させるこ
とによって、冷凍機3の入口側の冷媒の温度を、例えば
0℃の一定に保ち、冷凍機2の出口温度(例えば、−4
℃)を常に一定に維持することができる。
【0035】そして、蓄熱槽2内の熱を放熱させつつ空
調運転を行う時には、図2に示すように、主ライン4a
内の自動弁9a,9bを閉じて放熱用ポンプ8及び二次
ポンプ5を駆動させる。これにより、蓄熱槽2内の氷を
溶融させて冷媒を冷却し、この冷媒を熱交換器7内に流
入させ、ここで二次媒体系6内を流れる冷水と熱交換を
行わせた後、再び蓄熱槽2内に戻して更に氷を溶融(放
熱)させる。
【0036】次に、夜間氷蓄熱運転と夜間冷房負荷対応
運転を同時に行っている場合のシステム全体の流量、温
度バランスを算出する計算式を以下に示す。ここに、Q
cは冷凍機能力(Mcal/h)を、Qdは冷房負荷
(Mcal/h)を、ρは冷媒(ブライン)比重(kg
/m3)を、cは冷媒比熱(kcal/kg)を、qは
流量(リットル/min)を、tは温度(℃)をそれぞ
れ表している。また、添字のa〜lは、図3においる各
地点を示している。
【0037】また、前提条件として、熱交換器7の入口
温度をtgを6℃、蓄熱槽の出口温度tjを0℃の一定
に制御するとともに、冷媒(ブライン)の比重及び比熱
は温度によって変わらないものとする。
【0038】先ず、熱交換器周りの温度・流量バランス
のうち、熱交換器出入り口温度差Δtとすると、このΔ
tは、 Δt=(Qd・1000/60)/(c・ρ・qp) また、熱交換器の出口温度thは、 th=tg+Δt
【0039】更に、放熱用ポンプの流量をqpとする
と、qeとqfのバランスは、 c・ρ・qh・tf+c・ρ・qe・te=c・ρ・qg
gf+qe=qg また、地点B,I,Jでのバランスは、 c・ρ・qi・ti+c・ρ・qj・tj=c・ρ・qk
k ここで、ti=0℃ qk=qi+qj c・ρ・qk・tk+c・ρ・qb・tb=c・ρ・ql
l ここで、tb=−4℃ tj=0℃ tl=0 qi=qel=qb+qi+qj=冷凍機定格流量
【0040】これらの式及び前提条件から、図3の点A
〜点Lの温度及び流量を求めたものを表1に示す。この
表1は、ある建物の夜間冷房負荷を想定したものであっ
て、この建物に本発明の蓄熱空調システムを導入した場
合の時刻別システム流量・温度バランスの一覧表として
いる。この結果として、それぞれの時刻における蓄熱量
と蓄熱量の和が冷凍機3の冷凍能力に一致していること
が分かる。三方調整弁21とバイパス経路20を増設し
たことによる熱仕事のロスはない。
【表1】
【0041】また、図4は夜間蓄熱・放熱運転の時刻別
の分配を表わしたものである。これらから、蓄熱中の冷
凍機3のみで、熱交換器7の凍結や、冷凍機3の出口温
度上昇による氷の融解などの問題もなく、夜間氷蓄熱運
転と夜間冷房負荷対応運転が同時に行うことができるこ
とがわかる。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
蓄熱を行うための冷凍機と蓄熱槽等からなるシンプルな
機器構成の蓄熱空調システムに、冷凍機の入口温度を調
整する調整弁とバイパス経路を増設するだけで、夜間蓄
熱運転と夜間冷房対応運転を同時に行うことができる。
これによって、夜間冷房負荷対応を目的としたベース冷
凍機を別途設置する必要性をなくして、イニシャルコス
トの大幅な削減と、設置スペースの減少を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す夜間蓄・放熱同時運転時
の概要を示す回路構成図である。
【図2】同じく、図1の夜間運転時の概要を示す回路構
成図である。
【図3】同じく、温度・流量バランス計算時の各地点を
示す回路構成図である。
【図4】同じく、夜間蓄・放熱運転の時刻別の分配の例
を示すグラフである。
【図5】従来例の夜間蓄・放熱運転時の概要を示す回路
構成図である。
【図6】同じく、昼間運転時の概要を示す回路構成図で
ある。
【図7】他の従来例を示す回路構成図である。
【図8】更に他の従来例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 一次ポンプ 2 蓄熱槽 3 冷凍機 4 一次媒体系 5,12 二次ポンプ 6,13 二次媒体系 7,14 熱交換器 8 放熱用ポンプ 20 バイパス経路 21 三方調節弁(調節弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 剛 東京都港区六本木1丁目4番33号 株式 会社 エヌ・ティ・ティ ファシリティ ーズ内 (72)発明者 牧田 昇 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会 社 荏原製作所内 (72)発明者 村井 正夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会 社 荏原製作所内 (56)参考文献 特開 平4−121539(JP,A) 特開 平1−281348(JP,A) 特開 平3−84370(JP,A) 特開 平7−269913(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機と蓄熱槽との間で一次媒体を循環
    させる一次媒体系と、空調空間を流通する二次媒体を循
    環させる二次媒体系と、該一次媒体系と二次媒体系との
    間で熱交換を行なう熱交換器とを備え、夜間は蓄熱運転
    を行い、熱負荷時は冷凍機及び/又は蓄熱槽の選択的運
    転によって被空調空間の空調を行なう蓄熱空調システム
    において、 上記一次媒体系に、夜間において二次媒体系に熱負荷が
    発生したときに、冷凍機の出口側の一次媒体を蓄熱槽及
    び熱交換機に分岐させる経路と、これら蓄熱槽及び熱交
    換器を迂回して前記冷凍機の入口側と出口側を短絡させ
    るバイパス経路とを設け、このバイパス経路を流れる流
    量を前記冷凍機の入口側の一次媒体の温度が一定となる
    ように調節する流量調節機構を備えたことを特徴とする
    蓄熱空調システム。
  2. 【請求項2】 前記流量調節機構を、前記バイパス経路
    の分岐点に配置した調節弁で構成したことを特徴とする
    請求項1記載の蓄熱空調システム。
  3. 【請求項3】 前記一次媒体と二次媒体をそれぞれ循環
    させる第2の一次媒体系と第2の二次媒体系を備えると
    ともに、これらの第2の一次媒体系と二次媒体系との間
    に第2の熱交換器を配置したことを特徴とする請求項1
    または2記載の蓄熱空調システム。
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