JP3358455B2 - ダンボール箱 - Google Patents

ダンボール箱

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JP3358455B2 JP21501496A JP21501496A JP3358455B2 JP 3358455 B2 JP3358455 B2 JP 3358455B2 JP 21501496 A JP21501496 A JP 21501496A JP 21501496 A JP21501496 A JP 21501496A JP 3358455 B2 JP3358455 B2 JP 3358455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,商品保護等に用いられるダンボ
ール箱であって,その使用後にコンパクトに折り畳んで
その取扱を容易にすることができるダンボール箱に関す
る。
【0002】
【従来技術】ダンボール箱は,周知のごとく,波形に形
成した中芯紙の両面或いは片面に平らなライナーを張り
付けたダンボール紙を用いて箱状に組み立てたものであ
って,軽量かつ比較的高強度である。そのため,従来よ
り,ダンボール箱は,商品の保護手段として,搬送時,
保管時等に幅広く利用されている。
【0003】また,ダンボール箱は,様々な商品の形
状,大きさに合わせて作製されており,その組立てや寸
法も様々である。また,ダンボール箱は,商品の搬入等
を終えた後は,不要物として処分するのが通常である。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のダ
ンボール箱においては次の問題がある。即ち,使用済の
ダンボール箱を立体的な空箱のまま搬出しようとした場
合には,非常に搬送効率が悪く,その搬送コストが非常
に高くなる。また,搬送効率を向上させるために,ダン
ボール箱を展開して折り畳もうとしても,上記のごと
く,種々のサイズの多数のダンボール箱をコンパクトに
纏めることは困難である。
【0005】特に,折り畳み作業においては,ダンボー
ル箱が上記のごとく波形の中芯紙を有する構造であるた
め,所望の位置で正確に折り曲げることが困難であり,
かつ,折り畳んでもその反発力により大きく膨らんだ状
態にしか保持できない。
【0006】また,例えば,上記商品が高層マンション
の建築現場等において用いられる建築用品等であった場
合には,使用済みのダンボール箱をいかに効率良く搬出
するかは非常に大きな問題である。しかしながら,従来
においては,上記のごとくダンボール箱をあまりコンパ
クトにすることができず,その搬出作業に大きな工数が
かかっていた。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,使用後にコンパクトに折り畳むことがで
き,その搬出が容易な,ダンボール箱を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,使用済みのダン
ボール箱を展開した展開ダンボール紙をコンパクトに折
り畳み可能にしたダンボール箱であって,上記展開ダン
ボール紙には,ダンボール箱の組立折れ線とは別に,予
め折り畳み用の一対の凹状罫線よりなる折り畳み部を設
けてあり,該折り畳み部を構成する上記凹状罫線は,上
記展開段ボール紙の内面側の表面を凹状に凹ませること
により形成してあり,折り畳んだとき最も内側になる部
分を第1片,次いでその上面に折り込まれる部分を第2
片,次いで第1片の下側に折り込まれる部分を第3片,
以下同様に第4片,第5片・・・としたとき,上記各片
の間に上記折り畳み部が設けてあり,かつそれぞれの折
り畳み部の幅Wは,展開ダンボール紙の厚みをAmm,
折り畳み回数をnとしたとき,W=A(n+1)mm以
上であることを特徴とするダンボール箱にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
記展開ダンボール紙には,上記折り畳み部を予め設けて
あり,かつ,各折り畳み部は,一対の凹状罫線よりな
り,それぞれの折り畳み部の幅Wは,A(n+1)mm
以上であることである。
【0010】上記折り畳み部は1本の凹状罫線を設けた
だけでは折り畳んだ片が反発するため,一対の凹状罫線
を設けるのであるが,該凹状罫線の幅WがA(n+1)
mm未満の場合,即ち,折り畳んだ片の厚みの合計より
も折り畳み部の幅が狭い場合には,やはり折り畳んだ片
が反発して膨らんでしまうという問題がある。一方,上
記折り畳み部の幅の上限値は,折り畳み後の展開ダンボ
ール紙全体の厚みに直接的に影響するため,上記A(n
+1)mmに近い程好ましい。
【0011】また,上記折り畳み部を構成する一対の凹
状罫線は,ダンボール紙の内面側(折り畳む側)の表面
を凹状に凹ませることにより形成する。これにより,展
開ダンボール紙は,これを構成する波形の中芯紙の存在
にかかわらず,凹状罫線に沿って容易に折り曲げること
ができる。
【0012】なお,展開ダンボール紙における上記の各
片の幅(隣接する折り畳み部の間の間隔)は,折り畳み
時に内側に位置する片よりも広く設定しておくことが必
要である。特に,各片の幅は,一つ前に折り畳む片の幅
に展開ダンボール紙の厚みを加えた幅にすることが必要
で,これにより折り畳んだときの反発もなく,また折り
畳んだとき空隙が少なくコンパクトに形成できる。
【0013】次に,本発明における作用につき説明す
る。本発明のダンボール箱は,その展開ダンボール紙に
上記折り畳み部を予め設けてある。そのため,その使用
後において,これを展開し,容易にコンパクトに折り畳
むことができる。
【0014】即ち,使用済のダンボール箱は,箱状に保
持してある接着剤,粘着テープ,ホッチキス等を外し
て,まず平板状の展開ダンボール紙に展開する。次い
で,最も内側になる第1片から順次折り畳み部に沿って
折り畳んでいく。これにより,展開ダンボール紙は,第
1片,第2片と順次各片が折り込まれていき,コンパク
トに折り畳まれる。
【0015】また,上記折り畳み部は,上記のごとくA
(n+1)mm以上の幅を有する。そのため,順次折り
込んでいった各片は,その厚みによって反発することな
く,きれいに折り畳まれる。それ故,本発明のダンボー
ル箱は,使用後に非常にコンパクトに折り畳むことがで
き,その搬出作業を容易にすることができる。
【0016】また,複数種類のダンボール箱について,
上記折り畳み部の形成位置を予め最適位置に設定してお
くことにより,箱の大きさが異なっていても,これらを
ほぼ同じ幅に折り畳むことができる。即ち,展開ダンボ
ール紙の大きさが違う複数種類のダンボール箱を扱う場
合においては,各展開ダンボール紙の折り畳み時におけ
る最外部に位置する片の幅を同じに設定しておくことが
好ましい。これにより,各展開ダンボール紙の折り畳み
回数は異なっても,折り畳まれたダンボール紙の幅を一
定にすることができる。それ故,この場合には,多数の
使用済段ボール箱の搬出,搬送作業の利便性をさらに向
上させることができる。
【0017】次に,請求項2の発明のように,上記折り
畳み部の幅Wは,A(n+1)〜A(n+2)mmの範
囲内であることが好ましい。A(n+1)mm未満の場
合には,上記のごとく展開ダンボール紙を折り畳んだ際
に各片が反発するという問題がある。一方A(n+2)
mmを越える場合には,折り畳んだ際の各片間の隙間が
大きくなり,コンパクト化の目的に逆行する結果とな
る。
【0018】また,請求項3の発明のように,使用済ダ
ンボール箱の単なるコンパクト化ではなく,折り畳み後
の持ち運びを容易にしたものがある。即ち,使用済みの
ダンボール箱を展開した展開ダンボール紙をコンパクト
に折り畳み可能にしたダンボール箱であって,上記展開
ダンボール紙は,これを折り畳んだとき,底片と両側片
とよりなる手下げ状態を形成するように,上記底片の両
側には,上記ダンボール箱の組立折れ線とは別に底片用
凹状罫線が設けてあり,また,この底片用凹状罫線より
も外側には,折り畳み時に頂部を形成するための一対の
凹状罫線よりなる折り畳み部が上記組立折れ線とは別に
設けてあることを特徴とするダンボール箱がある。
【0019】本発明において最も注目すべきことは,上
記展開ダンボール紙は,これを折り畳んだとき,底片と
両側片とよりなる手下げ状態を形成するように構成され
ていることである。そして,この手下げ状態の形成を実
現するために,展開ダンボール紙には,予め上記底片用
凹状罫線及び折り畳み部を設けてあることである。
【0020】本発明の場合には,コンパクトに折り畳ん
だ使用済ダンボール箱を,略三角形状,台形状等の手下
げ状態で取り扱うことができ,搬出作業の容易化を図る
ことができる。また,上記手下げ状態としたものは,例
えば,梱包ヒモで縛って手下げ荷物状とする。また,上
記の手下げ状態に折り畳んだ状態において,上記両側片
の間に別の小さなダンボール紙片等を載置することによ
り,折り畳んだダンボール箱をキャリングケースとして
利用することもできる(図8)。そのため,複数のダン
ボール箱の搬出作業をさらに容易にすることができる。
【0021】また,請求項4の発明のように,上記頂部
の両側には折り畳み時に貫通させる取手穴形成用の切り
込み線が設けてあることが好ましい。これにより,折り
畳んだダンボール箱を更に容易に持ち運ぶことができる
(図5,図8)。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるダンボール箱につき,図1
〜図4を用いて説明する。本例のダンボール箱1は,図
2に示すごとく,ドア,内装材,机,玄関収納箱などの
比較的長尺の商品を保護するためのものであって,上下
一対の開口箱を組み合わせるタイプのものである。この
上下それぞれのダンボール箱1は,使用後において,そ
れぞれ箱状に保持していた粘着テープを剥がして,展開
し,展開ダンボール紙10(図1)とする。
【0023】展開ダンボール紙10には,図1に示すご
とく,ダンボール箱の組立折れ線8とは別に,予め折り
畳み用の一対の凹状罫線2よりなる折り畳み部20を設
けてある。また,図1,図4に示すごとく,折り畳んだ
とき最も内側になる部分を第1片11,次いでその上面
に折り込まれる部分を第2片12,次いで第1片11の
下側に折り込まれる部分を第3片13,以下同様に第4
片14,第5片15,第6片16としたとき,各片11
〜16の間に,上記折り畳み部20が設けてある。
【0024】折り畳み部20の幅W(W1 〜W5 (図
1))は,展開ダンボール紙10の厚みをAmm,折り
畳み回数をnとしたとき,W=A(n+1)mm以上で
ある。具体的には,本例の展開ダンボール紙10の厚み
は5mmであるので,W1 〜W5 の値は,それぞれ,W
1 =10mm,W2 =15mm,W3 =20mm,W4
=25mm,W5 =30mmに設定してある。即ち,本
例においては,各折り畳み部20の幅Wは,その内側に
折り込まれる片の合計厚みと同じにした。
【0025】また,展開ダンボール紙10は,図3に示
すごとく,波形に形成した中芯紙18の両面にライナー
19を張り付けた構造の,いわゆるダンボール紙であ
る。そして,上記の折り畳み部20は,図3に示すごと
く,一対の凹状罫線2よりなり,各凹状罫線2は,展開
ダンボール紙10の内面側(折り畳んだ際に内側になる
側)のライナー19を凹状に凹ませることにより形成し
てある。
【0026】また,展開ダンボール紙10における各片
11〜16は,図1,図4に示すごとく,それぞれ,内
側に位置する片の幅よりも広くしてある。具体的には,
第2片12〜第5片15までは,順次展開ダンボール紙
10の厚み分だけ広く設定してある。また,第1片11
の幅は,第2片12の幅よりも十分に狭く,第6片16
の幅を第5片15と同じ幅にしてある。
【0027】次に,本例における作用につき説明する。
本例のダンボール箱1は,上記のごとく,展開ダンボー
ル紙10に折り畳み部20を予め設けてある。そのた
め,ダンボール箱1の使用後において,これを展開し,
容易にコンパクトに折り畳むことができる。
【0028】即ち,使用済のダンボール箱1は,図1に
示すごとく,まず平板状の展開ダンボール紙10に展開
する。次いで,図4に示すごとく,最も内側になる第1
片11から順次折り畳み部20に沿って折り畳んでい
く。これにより,展開ダンボール紙10は,第1片1
1,第2片12と順次各片11〜116が折り込まれて
いき,コンパクトに折り畳まれる。
【0029】また,各折り畳み部20は,上記のごと
く,それぞれ,その内側に折り込まれた片の合計厚みと
同じに設定してある。そのため,順次折り込んでいった
各片11〜16は,その厚みによって反発することな
く,きれいに折り畳まれる。それ故,本例のダンボール
箱1は,図4に示すごとく,使用後に非常にコンパクト
に折り畳むことができ,その搬出作業を容易にすること
ができる。
【0030】実施形態例2 本例においては,実施形態例1における展開ダンボール
紙10の折り畳み部20の幅W及び配設位置の決定手順
の一つにつき,説明する。まず,展開ダンボール紙10
の厚みは5mm,全長は2300mmとし,これを38
0mm幅にコンパクトに折り畳む場合を例にして説明す
る。
【0031】展開ダンボール紙10を最もコンパクトに
折り畳むには,折り畳まれる各片の間に余分な空間が形
成されないことが好ましい。そのため,まず,折り畳ま
れる各片の幅を最初に決定する。即ち,図1を用いて説
明すると,最も外側部分となる第6片16は,所望の寸
法である380mmとする。次いで,その内側に位置す
る第5片15も,第6片16と反対側に位置する外側部
分となるため,これも所望する寸法である380mmと
する。
【0032】次いで,第5片15の内側に折り込まれる
第4片14は,展開ダンボール紙10の厚み分だけ狭く
した寸法,即ち,375mmとする。次に,第3片13
は,さらに第4片14の幅から展開ダンボール紙10の
厚みだけ狭くして370mmとする。同様に,第2片1
2は,365mmとする。
【0033】このように,各片の幅をひとつ外側の片よ
り,展開ダンボール紙10の厚み分だけ狭くすることに
より,折り畳んだ際の幅方向の隙間を無くすることがで
きる。なお,最も内側に折り込まれる第1片11は,次
に説明する折り畳み部20の幅を決定することにより自
動的に定められる。
【0034】即ち,各片11〜16の間の折り畳み部2
0の幅は,まず第1片11と第2片の間の折り畳み部2
0の幅から決定する。この幅は,折り畳んだとき各片が
反発して膨らまないで,かつ各片の隙間が開かないよう
に設定することが望ましい。そのため,第1片11と第
2片12との間の折り畳み部20の幅は,両片の厚みの
合計の10mmに設定する。
【0035】次いで,第2片12と第3片13との間の
折り畳み部20は,第1片11〜第3片13までの厚み
の合計,即ち15mmに設定する。同様に,順次外側に
向かって,各折り畳み部20の幅を,20mm,25m
m,30mmに設定する。
【0036】次に,上記のごとく,第2片12〜第6片
16の幅と各折り畳み部20の幅を決めることにより,
第1片11の幅はこれらの合計幅を全長の2300mm
から引いた330mmに決定される。このように,所望
する折り畳み寸法を決めれば.折り畳み部20の最適な
配置位置及びその幅を,機械的に容易に決定することが
できる。
【0037】また,例えば,全長が2400mmの展開
ダンボール紙を500mmに折り畳みたい場合にも上記
と同様の手順によって,全部で5つの片に区分けし,各
片の幅が外側から,それぞれ500mm,500mm,
495mm,490mm,385mm,各折り畳み部の
幅が,内側からそれぞれ10mm,15mm,20m
m,25mmとすることが最適であることが極めて容易
にわかる。
【0038】実施形態例3 本例のダンボール箱7は,図5,図8に示すごとく,使
用済みのダンボール箱を展開した展開ダンボール紙70
をコンパクトに折り畳み可能にし,かつ折り畳み後の持
ち運びを容易にしたダンボール箱である。
【0039】展開ダンボール紙70は,図5,図8に示
すごとく,これを折り畳んだとき,底片71と両側片7
2,73とよりなる手下げ状態を形成するように(図
8),底片71の両側には,ダンボール箱の組立折れ線
8とは別に底片用凹状罫線25を設けてある。
【0040】また,図5に示すごとく,この底片用凹状
罫線25よりも外側には折り畳み時に頂部74(図8)
を形成するための一対の凹状罫線2よりなる折り畳み部
20がダンボール箱の組立折れ線8とは別に設けてあ
る。また,頂部74の両側には折り畳み時に貫通させる
取手穴形成用の,長円状の切り込み線75が設けてある
(図5)。その他は実施形態例1と同様である。
【0041】次に,本例の作用につき説明する。本例の
ダンボール箱は,図5に示すごとく,展開ダンボール紙
70に,2つの底片用凹状罫線25と折り畳み部20を
予め設けてある。そのため,展開ダンボール紙70は,
図8に示すごとく,手下げ状態に折り畳むことができ
る。即ち,展開ダンボール紙70の両端片721,73
1をそれぞれ内側に折り畳み,各両端片721,731
と底片71との間の中間片722,732と合わせて両
側片72,73を形成する。
【0042】次いで,両側片72,73を,上記の底片
用凹状罫線25を中心に,上方へ左右から折り曲げる。
これにより,図8に示すごとく,手下げ状態を簡単に作
り上げることができる。また,上記頂部74近傍に設け
た取手穴形成用切り込み線75に沿って,その内部を折
り曲げることにより,容易に取手穴を形成することがで
きる。それ故,本例においては,コンパクトになった展
開ダンボール紙70を,片手で容易に持ち運ぶことがで
きる。
【0043】また,本例においては,図6,図7に示す
ごとく,別に使用した2種類のダンボール箱の展開ダン
ボール紙61,62も,上記の展開ダンボール紙70と
纏めて取り扱うことができる。即ち,展開ダンボール紙
61,62をそれぞれその中央に設けた折り畳み部20
から二つ折れ状態に折り畳む。これにより,展開ダンボ
ール紙61,62の幅は,上記の展開ダンボール紙70
の両側片72,73の幅よりも短くなる。
【0044】次いで,これらの折り畳んだ展開ダンボー
ル紙61,62を,上記の手下げ状態の展開ダンボール
紙70の両側片72,73の間に挟み込む。これによ
り,展開ダンボール紙70,61,62は,一つにコン
パクトに纏めた状態で容易に取り扱うことができる。
【0045】このように,本例においては,複数のダン
ボール箱を,最も大きい展開ダンボール紙70にコンパ
クトに纏めることができる。尚,展開ダンボール紙70
における底片71の幅を変更することによって,纏めて
挟み込むことができる展開ダンボール紙の量を調整する
こともできる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば,使用後にコンパクトに
折り畳むことができ,その搬出が容易な,ダンボール箱
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,展開ダンボール紙の展
開図。
【図2】実施形態例1のダンボール箱の斜視図。
【図3】実施形態例1における,折り畳み部の構造を示
す説明図。
【図4】実施形態例1における,展開ダンボール紙を折
り畳んだ状態を示す説明図。
【図5】実施形態例3における,展開ダンボール紙の展
開図。
【図6】実施形態例3における,他の展開ダンボール紙
の展開図。
【図7】実施形態例3における,他の展開ダンボール紙
の展開図。
【図8】実施形態例3における,展開ダンボール紙を手
下げ状態に折り畳んだ状態を示す説明図。
【符号の説明】
1,7...ダンボール箱, 10,70...展開ダンボール紙, 11〜16...第1片〜第16片, 2...凹状罫線, 20...折り畳み部, 25...底片用凹状罫線, 71...底片, 72,73...両側片, 8...組立折れ線,

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みのダンボール箱を展開した展開
    ダンボール紙をコンパクトに折り畳み可能にしたダンボ
    ール箱であって, 上記展開ダンボール紙には,ダンボール箱の組立折れ線
    とは別に,予め折り畳み用の一対の凹状罫線よりなる折
    り畳み部を設けてあり,該折り畳み部を構成する上記凹状罫線は,上記展開段ボ
    ール紙の内面側の表面を凹状に凹ませることにより形成
    してあり, 折り畳んだとき最も内側になる部分を第1片,次いでそ
    の上面に折り込まれる部分を第2片,次いで第1片の下
    側に折り込まれる部分を第3片,以下同様に第4片,第
    5片・・・としたとき,上記各片の間に上記折り畳み部
    が設けてあり, かつそれぞれの折り畳み部の幅Wは,展開ダンボール紙
    の厚みをAmm,折り畳み回数をnとしたとき,W=A
    (n+1)mm以上であることを特徴とするダンボール
    箱。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記折り畳み部の幅
    Wは,A(n+1)〜A(n+2)mmの範囲内である
    ことを特徴とするダンボール箱。
  3. 【請求項3】 使用済みのダンボール箱を展開した展開
    ダンボール紙をコンパクトに折り畳み可能にしたダンボ
    ール箱であって, 上記展開ダンボール紙は,これを折り畳んだとき,底片
    と両側片とよりなる手下げ状態を形成するように,上記
    底片の両側には,上記ダンボール箱の組立折れ線とは別
    に底片用凹状罫線が設けてあり, また,この底片用凹状罫線よりも外側には,折り畳み時
    に頂部を形成するための一対の凹状罫線よりなる折り畳
    み部が上記組立折れ線とは別に設けてあることを特徴と
    するダンボール箱。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記頂部の両側には
    折り畳み時に貫通させる取手穴形成用の切り込み線が設
    けてあることを特徴とするダンボール箱。
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