JP3358249B2 - 電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管 - Google Patents

電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管

Info

Publication number
JP3358249B2
JP3358249B2 JP23512293A JP23512293A JP3358249B2 JP 3358249 B2 JP3358249 B2 JP 3358249B2 JP 23512293 A JP23512293 A JP 23512293A JP 23512293 A JP23512293 A JP 23512293A JP 3358249 B2 JP3358249 B2 JP 3358249B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
cathode ray
ray tube
chip
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23512293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0794100A (ja
Inventor
茂男 松本
一幸 太田
隆司 説田
治男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23512293A priority Critical patent/JP3358249B2/ja
Priority to GB9418130A priority patent/GB2282004B/en
Priority to SG1996008387A priority patent/SG67342A1/en
Priority to US08/305,283 priority patent/US5990610A/en
Publication of JPH0794100A publication Critical patent/JPH0794100A/ja
Priority to US09/302,990 priority patent/US6186851B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3358249B2 publication Critical patent/JP3358249B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R33/00Coupling devices specially adapted for supporting apparatus and having one part acting as a holder providing support and electrical connection via a counterpart which is structurally associated with the apparatus, e.g. lamp holders; Separate parts thereof
    • H01R33/74Devices having four or more poles, e.g. holders for compact fluorescent lamps
    • H01R33/76Holders with sockets, clips, or analogous contacts adapted for axially-sliding engagement with parallely-arranged pins, blades, or analogous contacts on counterpart, e.g. electronic tube socket
    • H01R33/7678Holders with sockets, clips, or analogous contacts adapted for axially-sliding engagement with parallely-arranged pins, blades, or analogous contacts on counterpart, e.g. electronic tube socket having a separated part for spark preventing means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/92Means forming part of the tube for the purpose of providing electrical connection to it

Landscapes

  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧電極を備えた電
気機器、特にカラーテレビ受像機、映像用やコンピュー
ター用モニターなどに使用する陰極線管の高電圧ステム
ピン間、その他高電圧が印加される電極間などを絶縁で
きる電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管
の製造方法及び陰極線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧電極を備えた電気機器の一例とし
て、前記陰極線管を取り挙げ、図4及び図5を用いて、
従来技術の陰極線管の高電圧ステムピン間の電気絶縁用
絶縁体、それを用いた陰極線管の製造方法を説明する。
図4は従来技術の高電圧ステムピンを含む複数のステム
ピン間の電気絶縁方法を説明するための図で、同図Aは
ステムベースの斜視図、同図Bは陰極線管のネック部の
斜視図であり、図5は図4を用いて説明した電気絶縁方
法によって構成された陰極線管のネック部を示してい
て、同図Aはその斜視図、同図Bは同図AのAーA線上
における断面図である。
【0003】図4Bにおいて、符号1は、現在、カラー
テレビ受像機、映像用やコンピューター用モニターなど
に組み込まれている陰極線管のネック部を指す。このネ
ック部1は、図には電子銃を示していないが、ネック部
1内に複数の電極であるステムピン3A、3B、3C・
・・が植設されたステム2に組み込まれた電子銃を挿入
し、このステム2の周縁部とネック部1の端縁周辺部と
のガラスを溶着させて両者を一体化し、その後、陰極線
管内の空気をステム2の中央部に形成された排気用のチ
ップ4から排気し、そして封止されている。前記複数の
ステムピン3A、3B、3C・・・は所定のピンサーク
ル上に植設されている。
【0004】図4Aにおいて、符号10はステムベース
を指している。このステムベース10は円形の底板11
と、その中央部に形成され、前記チップ4を保護するチ
ップ収納部12と、一部チップ収納部12の側壁を兼用
する扇形状で、高電圧用ステムピン3Bを収納するため
の高電圧用ステムピン収納部13と、前記底板11の周
縁部に形成されたネック部1の端部周辺部を覆い、後記
のペースト状電気絶縁材5が垂れ落ちるのを防ぐ役目を
するスカート部14と、そしてこの底板11の周辺部に
前記ステムピン3A、3B、3C・・・に対応した複数
の貫通孔15A、15B、15C・・・が開けられて構
成されている。
【0005】通常、このステムベース10の材質はポリ
カーボネートなどの絶縁性の優れた樹脂が使用されてい
る。このポリカーボネート樹脂の絶縁破壊電圧は30k
V/mmである。
【0006】このような陰極線管のネック部1のステム
2に植設されたステムピン3A、3B、3C・・・間を
電気絶縁する従来の方法は、陰極線管を排気し、前記チ
ップ4を封止後、図4Bに示したように、先ず、そのス
テム2のステムピン3A、3B、3C・・・間に、ペー
スト状の電気絶縁材5が入ったチューブ6の口先を差し
込み、手指7でチューブ6内の電気絶縁材5を少量搾り
出すようにして塗布している。
【0007】その後、前記電気絶縁材5の上から、図4
Aのステムベース10を被せる。この場合、そのチップ
収納部12がチップ4を収納するように、高電圧用ステ
ムピン収納部13が高電圧用ステムピン3Bを収納する
ように、そして複数の貫通孔15A、15B、15C・
・・に各ステムピン3A、3B、3C・・・が挿入する
ように合わせて装着し、少々押圧して固定すると、図5
に示した構造になり、このような構造でステムピン3
A、3B、3C・・・間の電気絶縁が確保されている。
【0008】現在、カラーテレビ受像機、映像用やコン
ピューター用モニターなどに見受けられるように、それ
らに用いられる陰極線管は高輝度、高解像度化が要望さ
れている。そのため、例えば、陰極線管のアノード電圧
以外にも陰極線管の電子銃の電極、特にフォーカス電極
にもフォーカス特性を上げるために必然的に高電圧を印
加する傾向にある。
【0009】また、電子銃が収容されるネック部1の外
径も電子ビームの偏向パワーをセーブする上からも太く
することに制約があり、従って、ステム2の面積が限ら
れてくる。そのような小面積のステム2に何種類もの電
圧が供給される複数のステムピン3A、3B、3C・・
・が導出されているのであるが、それらのステムピン3
A、3B、3C・・・の間隔は必然的に狭くなる。
【0010】例えば、ソニー(株)製の20型グラフィ
ック・ディスプレイ.モニター用カラー陰極線管では、
ピンサークルの径は15.24mmであり、ピン数は1
4本導出されており、それらのピン間隔は3.42mm
に設計されている。
【0011】このように設計された複数のステムピン3
A、3B、3C・・・の内、例えば、ステムピン3Aは
G1 ピンと呼ばれ、0〜数Vの電圧が印加され、ステム
ピン3Bはフォーカス電極用のピンで、最大9800V
の電圧が印加され、そしてステムピン3Cはコンバージ
ェンス電極へ電圧を供給するピンで、0〜2000Vの
電圧が印加される。
【0012】従って、ステムピン3Aと3Bとの間には
最大9800Vの電位差が、ステムピン3Bと3Cとの
間には最大9750Vの電位差が存在する。通常、全く
新しい陰極線管であれば、即ち、ガラスのステム2の表
面が綺麗であればステムピン3Aと3B、ステムピン3
Bと3Cとの間のガラス絶縁耐圧(ステムガラス表面上
の沿面リーク)に問題はないのであるが、温度の上昇や
使用中に発生する静電気による塵埃の付着などにより絶
縁耐圧が低下し、また、前記ステムピン間に前記絶縁耐
圧以上の電圧がしばしば供給されるので、その絶縁耐圧
を十分に確保できなくなる。
【0013】この絶縁耐圧を確保するために、現在は、
前記電気絶縁材5に、例えば、信越化学工業(株)製の
KE−3490、または東レダウコーニング(株)製の
SE−9168などのペースト状の室温硬化型シリコー
ン樹脂(以下、単に「RTV樹脂」と記す)が用いられ
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このRTV樹脂はその
基本的な電気特性は満足するものの、ペースト状で流動
性に欠けるものであり、図4Bに示したように、ステム
ベース10をステム2に装着する前に、チューブ6に入
っているこのRTV樹脂5を搾り出し、ステム2の前記
ステムピン間に塗布し、その上からステムベース10を
装着するようにしていることは前記した通りであるが、
通常、この塗布作業は手作業で行われているものであ
る。
【0015】ところが、この塗布作業時にRTV樹脂が
気泡を巻き込みやすく、また、電子銃内にあるカソード
電極を活性化させるためのエージング工程などでの80
°C〜120°Cの熱によりRTV樹脂に含まれている
溶剤でRTV樹脂が発泡したり、そしてまた、RTV樹
脂の塗布から完全硬化までの期間(通常、7日)に陰極
線管の検査工程等で測定器のソケットの抜き差しが数回
行われるのであるが、このソケットの抜き差しにより気
泡が発生し、これらの気泡によりRTV樹脂が備えてい
る電気特性を100%引き出すことができず、前記絶縁
耐圧が劣化し、最悪の場合、ステムピン間で放電が発生
し、陰極線管が不良になってしまうという問題点があっ
た。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明で
は、 1.第1の発明である高電圧用導体間の電気絶縁を行う
ための電気絶縁材として、下記の電気絶縁体を発明し、
前記課題を解決した。 (1)粘状のシリコーンコンパウンドを打ち抜き成形
した電気絶縁体。 (2)その電気絶縁体を、体積抵抗1×1012Ω・cm
〜1×1015Ω・cm、絶縁破壊の強さ10kV/mm
〜30kV/mmのシリコーンコンパウンドを打ち抜き
成形した電気絶縁体。 (3)(1)の電気絶縁体を、可塑度が加圧10Kgf
に対する変形量に換算 して4/10〜7/10である粘
土状のシリコーンコンパウンドを打ち抜 成形した電気
絶縁体。 (4)(3)の電気絶縁体を、成形の厚さが0.8〜
2.0mmの範囲で成形した電気絶縁体。 (5)少なくとも電気機器の複数の電極の間隔に対応し
て、それらの電極が挿通できる複数の貫通孔が形成され
た請求項1乃至4に記載した電気絶縁体。 (6)(1)乃至(5)の電気絶縁体に、陰極線管の高
電圧用ステムピンを含む複数のステムピン及びその排気
用のチップに対応した貫通孔を形成した電気絶縁体。 また、
【0017】2.第2の発明として、前項1.(6)に
記載した陰極線管の高電圧用ステムピン及び排気用のチ
ップに対応した貫通孔を有する電気絶縁体を、陰極線管
の複数のステムピン及び排気用のチップに対応した貫通
孔を有するステムベースに、互いの貫通孔を合致するよ
うに添着してステムベースを構成して、前記課題を解決
した。そしてまた、
【0018】3.陰極線管のステムの外表面に、そのス
テム外表面から外方に突き出ている高電圧用ステムピン
を含む複数のステムピン及びその排気用のチップを貫通
するようにして前項1に記載した電気絶縁体を添着し、
その電気絶縁体上に、貫通孔、チップ収納部及び高電圧
用ステムピン収納部が形成されたステムベースを、前記
貫通孔に前記ステムピンを挿通し、前記チップ収納部で
前記チップを覆い、前記高電圧用ステムピン収納部で前
記高電圧用ステムピンを隔離するように装着して固定し
て陰極線管のステムピン間電気絶縁装置を構成し、前記
課題を解決した。そして更にまた、
【0019】4.管体を構成するファンネルのネック部
に、高電圧用ステムピンを含む複数のステムピンと排気
用のチップを導出したステムを備えた電子銃を装着し、
前記ネック部の端縁周辺部と前記ステムの終縁部とを溶
着し、そして前記排気用のチップから管体の内部の空気
を排気してチップを封止し、その後、前記ステムピンと
チップを挿通する貫通孔が形成されたシリコーンコンパ
ウンドからなる粘土状の電気絶縁体を添着し、一体化し
たステムベースを、前記ステムピン及び前記チップに挿
通、装着して前記ステムに固定する製造方法を採り、前
記課題を解決した。 5.また、管体を構成するファンネルのネック部に、高
電圧用ステムピンを含む複数のステムピンと排気用のチ
ップを導出したステムを備えた電子銃が装着され、前記
ネック部の端縁周辺部と前記ステムの終縁部とが溶着さ
れ、そして前記排気用のチップから管体の内部の空気が
排気されてチップが封止され、その後、前記ステムピン
とチップを挿通する貫通孔が形成されたシリコーンコン
パウンドからなる粘土状の電気絶縁体を添着して一体化
されたステムベースが、前記ステムピン及び前記チップ
に挿通、装着されて前記ステムに固定された陰極線管を
構成し、前記課題を解決した。
【0020】
【作用】従って、この発明の電気絶縁体を用いると、前
記各種の気泡が発生する程度が低く、或いは皆無であ
り、前記沿面リークを確実に防ぐことができて、陰極線
管の高電圧用ステムピン間などの電気絶縁を確実に行う
ことができ、従って、陰極線管を駄目にしてしまうこと
がない。また、この発明の電気絶縁体は粘土状の成形品
であるので、陰極線管の高電圧用ステムピン間などの電
気絶縁作業を格段に能率良く行うことができる。更にま
た、この発明の電気絶縁体が貼着されたステムベースを
用いると、高電圧用ステムピン間などの電気絶縁作業を
更に一層能率良く行うことができる。そして更にまた、
この発明のステムベースを用いると、高電圧用ステムピ
ン間などの電気絶縁装置の装着を手作業によることな
く、機械を用いて行うことができ、それはまた、自動化
できることを意味する。
【0021】
【実施例】以下、図1乃至図3を用いて、この発明の電
気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造
方法及び陰極線管を説明する。図1はこの発明の電気絶
縁体を示していて、同図Aはその斜視図、同図Bは同図
AのAーA線上における断面図であり、図2は図1に示
した電気絶縁体をステムベースに貼着する工程を説明す
る図であって、同図Aは図1に示した電気絶縁体を再掲
したものの斜視図、同図Bはそのステム側に対面する側
から見たステムベースの斜視図、同図Cはこの発明の一
つである電気絶縁体が貼着されたステムベースであり、
図3は図1に示した電気絶縁体または図2に示したステ
ムベースを用いて、高電圧ステムピンを含む複数のステ
ムピン間の電気絶縁が施された陰極線管のネック部のこ
の発明の電気絶縁装置の構造を示した図であって、同図
Aはその斜視図、同図Bは同図AのAーA線上における
断面図、同図Cは陰極線管を構成するネックのステム部
分の断面図である。なお、従来技術の陰極線管の高電圧
用ステムピン間などの電気絶縁装置と同一の構成部分に
は同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
【0022】先ず、この発明の電気絶縁体を説明する。
図1に示したように、この発明の電気絶縁体20は、後
記の厚さがある円板状の形状に形成されており、その中
央部に前記ステム2に形成されたチップ4が挿入できる
チップ用貫通孔21と、前記高電圧用ステムピン3Bを
含む複数のステムピン3A、3B、3C・・・の位置に
対応して、これらのステムピン3A、3B、3C・・・
を挿入できるピン貫通孔22A、22B、22C・・・
とが形成されている。
【0023】これらの貫通孔は大面積の平板状電気絶縁
体から成形金型で電気絶縁体20を打ち抜く場合に同時
に成形することができる。また、その成形時に、前記チ
ップ用貫通孔21の内周部に十字状のスリット23を形
成して打ち抜くとよい。このようなスリット23入りの
電気絶縁体20は、そのチップ用貫通孔21にチップ4
を挿入した場合に、チップ4を挿入し易く、また、チッ
プ用貫通孔21の内周縁部をそのチップ4の外周面に確
実に貼り付けることができ、それだけ電気絶縁性を良好
に確保することができる。
【0024】この電気絶縁体20の材質は粘土状のシリ
コーンコンパウンドであって、その一例として富士高分
子工業(株)から市販されている「パテ・ストックSM
X−5999」をベースに用いるとよい。この「パテ・
ストックSMX−5999」に可塑剤などを調合する
と、後記のような好適な可塑度の電気絶縁体20を得る
ことができる。
【0025】図1には電気絶縁体20としてチップ用貫
通孔21、ピン貫通孔22A、22B、22C・・・そ
してスリット23が形成されたものの実施例を示した
が、粘土状のシリコーンコンパウンドから単に外径だけ
を打ち抜いた電気絶縁体をネック部1のチップ4及びス
テムピン3A、3B、3C・・・などに押しつけ、その
加圧力で貫通孔を開け、ステム2に装着してもよい。し
かし、図1に示した各貫通孔が形成された電気絶縁体2
0であれば、その形状を損ねることなく、しかもチップ
4やステムピン3A、3B、3C・・・などに容易に装
着することができ、作業がし易いという利点がある。
【0026】この発明者等は更に作業性を突き詰めて、
図2Cに示したような第2の発明である電気絶縁体付き
ステムベース40を発明した。この電気絶縁体付きステ
ムベース40は、図2A(図1)に示した電気絶縁体2
0をステムベース30に貼着、合体させた構造のもので
ある。このステムベース30の材質は従来技術のものと
同様にポリカーボネートなどの絶縁性の優れた樹脂を使
用してよい。
【0027】図2Bに示したように、このステムベース
30はその円形の基板31の中央部に開けられたチップ
4を挿入できるチップ用貫通孔32と、その基板31の
周辺部に開けられた前記高電圧用ステムピン3Bを含む
複数のステムピン3A、3B、3C・・・の位置に対応
して、これらのステムピン3A、3B、3C・・・が挿
入できるピン貫通孔33A、33B、33C・・・と、
前記基板31のステム2に対面しない面に、ネック部1
のチップ4を保護するチップ収納部34と高電圧用ステ
ムピン収納部35とを形成した構造で構成されている。
【0028】このステムベース30には前記従来技術の
ステムベース10にあるスカート部14はないが、必要
に応じてそのようなスカート部14を設けてもよいが、
この発明では前記粘土状の電気絶縁体20を用い、これ
は従来技術のようなペースト状の電気絶縁材5ではない
ため、垂れ落ちる心配はなく、従って、前記スカート部
14を必要としない。また、このスカート部14がない
方が次に説明する電気絶縁体付きステムベース40を得
る場合に製作し易い。
【0029】即ち、この発明の電気絶縁体付きステムベ
ース40は、図1の電気絶縁体20を、そのチップ用貫
通孔21とピン貫通孔22A、22B、22C・・・と
を前記ステムベース30のチップ用貫通孔32とピン貫
通孔33A、33B、33C・・・とにそれぞれ合致さ
せて、ステムベース30に予め貼着することによって完
成させることができる。つまり両者を合体させた構造の
ものである。
【0030】このような構造の電気絶縁体付きステムベ
ース40を予め用意しておくと、陰極線管の組立工場に
おいて、その陰極線管の製造工程を短縮することがで
き、後記のようにこの電気絶縁体付きステムベース40
をステム2へ機械により自動装着することができるとい
う極めて優れた利点がある。しかも手作業でこの組立作
業を行うにしても作業性が格段に向上することは容易に
理解されよう。
【0031】即ち、図3に示したように、空気を排気し
た陰極線管のネック部1にこの発明の電気絶縁体付きス
テムベース40を、そのチップ用貫通孔32と合致した
電気絶縁体20のチップ用貫通孔21と、そのピン貫通
孔33A、33B、33C・・・と合致した電気絶縁体
20のピン貫通孔22A、22B、22C・・・とをそ
れぞれステム2のチップ4及び各ステムピン3A、3
B、3C・・・に合わせ、その状態で電気絶縁体付きス
テムベース40を押し下げ、前記ステム2に密着するよ
うに加圧する。この場合の加圧力は後述する。そうする
と、図3A及びBに示したような構造の電気絶縁装置を
以てステムピン間を絶縁することができる。
【0032】また、前記のように、図1に示した電気絶
縁体20を、直接、ステム2のステムピン3A、3B、
3C・・・及びチップ4に装着し、その上から図2Bに
示したステムベース30或いは従来技術のステムベース
10を装着するようにしてもよい。しかし、図2Cに示
したこの発明の電気絶縁体付きステムベース40を用い
ると、ロボットにより装着させることができ、陰極線管
の製造工程を自動化させることができる。
【0033】この発明のいずれの電気絶縁体を用いるに
しても、これらの電気絶縁体を室温でステム2に装着
し、その後、前記のようにカソードエージングの熱(8
0°C〜120°C)を利用して硬化を促進させること
ができる。この発明の電気絶縁体は粘土状であるため、
従来技術のペースト状の電気絶縁材と比べて、それに含
まれている溶剤が極めて少ないため、この熱による硬化
時に発生する気泡は極めて少なく、必要とする前記電気
絶縁耐圧は十分に保つことができる。
【0034】次に、シリコーンコンパウンドからなる粘
土状のこの発明の電気絶縁体の実験例を挙げる。 〔実験例1〕 粘土状シリコーンコンパウンドとして、次の条件を備え
たものを使用し、図1Bの電気絶縁体20の厚さTを変
えて種々実験した。 1.体積抵抗 1×1014Ω・cm 2.絶縁破壊の強さ 25kV/mm 3.ピン貫通孔径 0.97mmφ 4.可塑度(注1) 1/2 5.接着力(注2) 10Kgf 6.厚さは、0.5mm、0.8mm、1.3mm、
1.8mm、2.0mm、 そして2.3mmのものを用意した。
【0035】このような特性を持つ粘土状シリコーンコ
ンパウンドを成形金型で成形して、直径22mmφ、ス
テムピン3Aと3Bとの間隔及びステムピン3Bと3C
との間隔に相当するピン貫通孔間隔が4mmの前記電気
絶縁体20を得、ステム2に装着してステムピン間の絶
縁耐圧を測定した結果、〔表1〕の結果を得た。なお、
前記「可塑度」とは、10mm角のこの粘土状シリコー
ンコンパウンドの試料を板ガラスで挟み、10Kgfの
加圧力でその試料の厚みが収縮する割合をいう。また、
前記「接着力」とは、板ガラスと図2Bに示したステム
ベース30との間にこの試料を挟み、10Kgfで加圧
した時の接着力をいう。
【0036】
【表1】
【0037】図3Cに示した陰極線管の封止工程ででき
るステム2の窪み2Aの深さDは、通常、0.3mm〜
0.5mmであり、電気絶縁体20の厚さが0.5mm
では前記窪み2Aを吸収できず、絶縁耐圧が低下する恐
れがある。また、電気絶縁体20の厚さが2.0mmを
越すと厚くなり過ぎ、ガタが発生する。いずれの場合
も、ステム2とステムベース30との間に気泡が存在し
ていた。従って、電気絶縁体20の好ましい厚さは0.
8mm〜2.0mmであった。
【0038】〔実験例2〕 粘土状シリコーンコンパウンドとして、次の条件を備え
たものを使用し、図1の電気絶縁体20の可塑度を変え
て種々実験した。 1.体積抵抗 実験例1と同一 2.絶縁破壊の強さ 実験例1と同一 3.ピン貫通孔径 実験例1と同一 4.可塑度 2/10、4/10、5/1
0、6/10、8/10 5.接着力 実験例1と同一 6.厚さ 1.8mm
【0039】このような特性を持つ粘土状シリコーンコ
ンパウンドを成形金型で成形して、直径22mmφ、ス
テムピン3Aと3Bとの間隔及びステムピン3Bと3C
との間隔に相当するピン貫通孔間隔が4mmの前記電気
絶縁体20を得、ステム2に装着してステムピン間の絶
縁耐圧を測定した結果、〔表2〕の結果を得た。なお、
可塑度の調整はジメチル系シリコーンオイルを使用し
た。
【0040】
【表2】
【0041】この結果から可塑度が小さい(固過ぎる)
と、実験例1のように、前記ステム2の窪み2Aを吸収
することができず、気泡を残しがちになるので、前記絶
縁耐圧が低下する傾向が見受けられた。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の電気
絶縁体は、従来のRTV樹脂の欠点である気泡の発生、
塗布時の塗りムラなどの不所望な現象によるステムピン
間の絶縁耐圧の低下または破壊がなく、従って、ピン間
の放電によるトラブルもなく、シリコーンコンパウンド
が元々備えている電気特性を十分に活用することができ
る。また、成形金型によって打ち抜き、同時に必要なピ
ン貫通孔やチップ用貫通孔を開けることができて、ステ
ムに装着し易い電気絶縁体を大量に生産することができ
る。
【0043】また、この発明の電気絶縁体付きステムベ
ースは、前記のように、手作業で行うにしても、作業が
し易く、機械による装着もでき、これまでできなかった
その装着作業を自動化することができるなど、数々の優
れた効果が得られた。なお、前記の説明では、電気機器
の実施例として陰極線管を挙げて説明したが、この発明
は陰極線管のみに限定されるものではなく、高圧トラン
スの電極間など高圧を扱う電気機器の電極間の電気絶縁
をも対象になることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電気絶縁体を示していて、同図Aは
その斜視図、同図Bは同図AのA−A線上における断面
図である。
【図2】図1に示した電気絶縁体をステムベースに貼着
する工程を説明する図であって、同図Aは図1に示した
電気絶縁体を再掲したものの斜視図、同図Bはそのステ
ム側に対面する側から見たステムベースの斜視図、同図
Cはこの発明の一つである電気絶縁体が貼着されたステ
ムベースである。
【図3】図1に示した電気絶縁体または図2に示したス
テムベースを用いて、高電圧ステムピンを含む複数のス
テムピン間の電気絶縁が施された陰極線管のネック部の
この発明の電気絶縁装置の構造を示した図であって、同
図Aはその斜視図、同図Bは同図AのAーA線上におけ
る断面図、同図Cは陰極線管を構成するネックのステム
部分の断面図である。
【図4】従来技術の高電圧ステムピンを含む複数のステ
ムピン間の電気絶縁方法を説明するための図で、同図A
はステムベースの斜視図、同図Bは陰極線管のネック部
の斜視図である。
【図5】図4を用いて説明した電気絶縁方法によって構
成された陰極線管のネック部を示していて、同図Aはそ
の斜視図、同図Bは同図AのAーA線上における断面図
である。
【符号の説明】
1 陰極線管のネック部 2 ステム 2A 窪み 3A ステムピン 3B ステムピン 3C ステムピン 4 排気用のチップ 5 電気絶縁材 20 この発明の電気絶縁体 21 チップ用貫通孔 22A ピン貫通孔 22B ピン貫通孔 22C ピン貫通孔 23 スリット 30 ステムベース 31 基板 32 チップ用貫通孔 33A ピン貫通孔 33B ピン貫通孔 33C ピン貫通孔 34 チップ収納部 35 高電圧用ステムピン収納部 40 この発明の電気絶縁体付きステムベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 治男 愛知県稲沢市大矢町茨島30番地ソニー稲 沢株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−272235(JP,A) 特開 昭55−104054(JP,A) 米国特許4040708(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/90 - 29/92 H01J 9/30 - 9/34 H01B 17/56 - 19/04 H01B 3/46 C08J 3/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧用導体間に電気絶縁を行うための
    電気絶縁体であって、 粘土状のシリコーンコンパウンドを打ち抜き成形して
    ることを特徴とする電気絶縁体。
  2. 【請求項2】 前記シリコーンコンパウンドは、体積抵
    抗1×1012Ω・cm〜1×1015Ω・cm、絶縁破壊
    の強さ10kV/mm〜30kV/mmであることを特
    徴とする請求項1記載の電気絶縁体。
  3. 【請求項3】 可塑度が加圧10Kgfに対する変形量
    に換算して4/10〜7/10である粘土状のシリコー
    ンコンパウンドを打ち抜き成形して成ることを特徴とす
    る請求項1記載の電気絶縁体。
  4. 【請求項4】 成形の厚さが0.8〜2.0mmである
    ことを特徴とする請求項3記載の電気絶縁体。
  5. 【請求項5】 少なくとも電気機器の複数の電極の間隔
    に対応して、それらの電極が挿通できる複数の貫通孔が
    形成されて成ることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の電気絶縁体。
  6. 【請求項6】 陰極線管の高電圧用ステムピンを含む複
    数のステムピン及び排気用のチップに対応した貫通孔が
    形成されて成ることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の電気絶縁体。
  7. 【請求項7】 粘土状のシリコーンコンパウンドを打ち
    抜き成形し、陰極線管の高電圧用ステムピンを含む複数
    のステムピン及び排気用のチップに対応した貫通孔を有
    する電気絶縁体が、 陰極線管の複数のステムピン及び排気用のチップに対応
    した貫通孔を有するステムベースに、互いに対応する貫
    通孔を合致するように添着されて成ることを特徴とする
    ステムベース。
  8. 【請求項8】 陰極線管のステム外表面に、該ステム外
    表面から外方に突き出た高電圧用ステムピンを含む複数
    のステムピン及び排気用のチップを貫通するように粘土
    状のシリコーンコンパウンドを打ち抜き成形した電気絶
    縁体が添着され、 前記電気絶縁体上に、貫通孔、チップ収納部及び高電圧
    用ステムピン収納部を有するステムベースが、前記貫通
    孔に前記ステムピンを挿通し、前記チップ収納部で前記
    チップを覆い、前記高電圧用ステムピン収納部で高電圧
    用ステムピンを隔離するように装着して固定されて成る
    ことを特徴とする陰極線管のステムピン間電気絶縁装
    置。
  9. 【請求項9】 管体を構成するファンネルのネック部
    に、高電圧用ステムピンを含む複数のステムピンと排気
    用のチップを導出したステムを備えた電子銃を装着し、 前記ネック部の端縁周辺部と前記ステムの周縁部とを溶
    着し、 前記チップから管体内部の空気を排気して前記チップを
    封止し、 前記ステムピンとチップを挿通する貫通孔が形成された
    シリコーンコンパウンドからなる粘土状の電気絶縁体を
    添着し、 一体化したステムベースを、前記ステムピン及び前記チ
    ップに挿通、装着して前記ステムに固定することを特徴
    とする陰極線管の製造方法。
  10. 【請求項10】 管体を構成するファンネルのネック部
    に、高電圧用ステムピンを含む複数のステムピンと排気
    用のチップを導出したステムを備えた電子銃が装着さ
    れ、 前記ネック部の端縁周辺部と前記ステムの周縁部とが溶
    着され、 前記チップから管体内部の空気が排気されて前記チップ
    が封止され、 前記ステムピンとチップを挿通する貫通孔が形成された
    シリコーンコンパウンドからなる粘土状の電気絶縁体を
    添着して一体化されたステムベースが、前記ステムピン
    及び前記チップに挿通、装着されて前記ステムに固定さ
    れて成ることを特徴とする陰極線管。
JP23512293A 1993-09-21 1993-09-21 電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管 Expired - Fee Related JP3358249B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23512293A JP3358249B2 (ja) 1993-09-21 1993-09-21 電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管
GB9418130A GB2282004B (en) 1993-09-21 1994-09-08 An electric insulator and method of use thereof
SG1996008387A SG67342A1 (en) 1993-09-21 1994-09-08 Method of manufacturing an insulating member and apparatus thereof
US08/305,283 US5990610A (en) 1993-09-21 1994-09-12 Manufacturing method and apparatus for insulating member
US09/302,990 US6186851B1 (en) 1993-09-21 1999-04-30 Manufacturing method and apparatus for insulating member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23512293A JP3358249B2 (ja) 1993-09-21 1993-09-21 電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0794100A JPH0794100A (ja) 1995-04-07
JP3358249B2 true JP3358249B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=16981382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23512293A Expired - Fee Related JP3358249B2 (ja) 1993-09-21 1993-09-21 電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管

Country Status (4)

Country Link
US (2) US5990610A (ja)
JP (1) JP3358249B2 (ja)
GB (1) GB2282004B (ja)
SG (1) SG67342A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000011922A (ja) * 1998-06-25 2000-01-14 Toshiba Corp カラー受像管
JP3393431B2 (ja) 1998-06-29 2003-04-07 ソニー株式会社 陰極線管に用いられる電気絶縁体
JP3354104B2 (ja) * 1998-08-04 2002-12-09 ソニー株式会社 陰極線管の絶縁方法
US6614163B1 (en) * 1999-06-21 2003-09-02 Samsung Sdi Co., Ltd. Cathode ray tube
US6841924B1 (en) * 1999-11-03 2005-01-11 Intel Corporation Low-voltage high-resolution einzel gun
JP5572055B2 (ja) * 2010-10-20 2014-08-13 株式会社日立産機システム 接合部絶縁構造を有する電気機器
US9062870B2 (en) 2013-05-10 2015-06-23 Caldesso, Llc UV bulb configuration
US10910800B1 (en) * 2019-10-22 2021-02-02 Rivian Ip Holdings, Llc Cover assembly for electrical busbar connection

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL96157C (ja) * 1957-06-20
US3240980A (en) * 1961-01-03 1966-03-15 Sylvania Electric Prod Spark gap socket
US4040708A (en) * 1976-07-02 1977-08-09 Gte Sylvania Incorporated Cathode ray tube base
US4040707A (en) * 1976-07-02 1977-08-09 Gte Sylvania Incorporated Cathode ray tube base
US4155618A (en) * 1978-01-19 1979-05-22 Rca Corporation Base assembly for an electron tube
US4155616A (en) * 1978-03-17 1979-05-22 Gte Sylvania Incorporated Cathode ray tube base
US4217014A (en) * 1979-01-31 1980-08-12 Rca Corporation Method for assembling a base to an electron tube
CA1195373A (en) * 1982-12-16 1985-10-15 Marinus Vanrenssen Protective base for an electron discharge tube and method for making the same

Also Published As

Publication number Publication date
SG67342A1 (en) 1999-09-21
GB2282004A (en) 1995-03-22
GB9418130D0 (en) 1994-10-26
US6186851B1 (en) 2001-02-13
JPH0794100A (ja) 1995-04-07
US5990610A (en) 1999-11-23
GB2282004B (en) 1997-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7417365B2 (en) Image display device having electrical lead connections fixed through a portion of an exhausting pipe body
JP3358249B2 (ja) 電気絶縁体、それを用いた電気絶縁装置、陰極線管の製造方法及び陰極線管
US4550039A (en) Method and apparatus for making electric connections into a compliant sealed package
US8093794B2 (en) Anode cap, and voltage supply unit and image display apparatus utilizing the same
JP3984942B2 (ja) 画像表示装置及び情報表示装置
JP3478727B2 (ja) 画像形成装置
US4379978A (en) Means and method for making electrical connection to cathode ray tubes
US4106840A (en) Tube terminal connector assembly
CN207116766U (zh) 插座连接器、真空电子设备、插头连接器和连接器组件
KR100583863B1 (ko) 애노드단자커버와 그것을 가지는 표시장치
US6310435B1 (en) Cathode ray tube with getter assembly
CN109216992A (zh) 插座连接器、真空电子设备、插头连接器和连接器组件
WO2001056051A3 (en) Electron gun cathode assembly
CA1195373A (en) Protective base for an electron discharge tube and method for making the same
US6296538B1 (en) Insulation diaphragm for getter flash turntable and method of implementing and using same
CN217606785U (zh) 面板蚀刻装置
US6670746B2 (en) Cathode ray tube electrical connector with through passage and leaf springs
KR950003481Y1 (ko) 음극선관의 에노드 컨넥터 고정구조
US6211611B1 (en) Color cathode-ray tube with resistive spring contact
US4588250A (en) Connective-protective adapter for a CRT base
JP3444539B2 (ja) Crtソケット
JP2000251981A (ja) アノードキャップおよびこれを用いた平面型画像表示装置
KR19980060840A (ko) 통형전지 및 그 제조방법
JPH07296907A (ja) 圧着端子型フィードスルー
JPH0729626A (ja) アノードキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees