JP3357556B2 - 液体用フィルタの逆洗浄方法 - Google Patents

液体用フィルタの逆洗浄方法

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JP3357556B2 JP33030496A JP33030496A JP3357556B2 JP 3357556 B2 JP3357556 B2 JP 3357556B2 JP 33030496 A JP33030496 A JP 33030496A JP 33030496 A JP33030496 A JP 33030496A JP 3357556 B2 JP3357556 B2 JP 3357556B2
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backwashing
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達彦 亀山
敦裕 合田
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株式会社サムソン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中の夾雑物を除去
する液体用フィルタの逆洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルタを用いることで液体中の夾雑物
を除去することが行われているが、フィルタエレメント
は液体中の夾雑物を取り込むことによって閉塞し、液体
を送ることができなくなる。そのため、フィルタエレメ
ントは定期的に交換したり、フィルタエレメントに付着
した夾雑物を取り除いて再生する必要があり、フィルタ
エレメントに対して通常とは逆方向に洗浄液を流す逆洗
浄を行うことでフィルタエレメントに付着した夾雑物を
取り除くことが行われている。フィルタエレメントは、
ろ過を行っている間、液体の流れによって圧力がかかる
ために圧縮されており、圧縮されているフィルタエレメ
ントをほぐさないと付着している夾雑物を取り除くこと
ができず、そのために逆洗浄に必要な時間が長くなり、
逆洗浄に使用される洗浄液量が多く必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、液体中の夾雑物を除去する液体用フィルタ
の逆洗浄を短時間で行うことができ、洗浄液量の削減を
行うこともできる液体用フィルタの逆洗浄方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】液体供給ラインの途中に
液体供給ラインを分岐させた後で合流させる並列部分を
設け、並列部分のそれぞれの流路に、液体中の夾雑物を
除去する液体用フィルタ、液体用フィルタごとに、弁を
開いて液体を通すことで液体用フィルタに対し正方向に
液体を流してろ過を行うろ過用弁と、弁を開いて液体を
通すことで液体用フィルタに逆方向に液体を流して液体
用フィルタに付着している夾雑物を除去する逆洗浄を行
う逆洗浄弁をそれぞれ設け、液体供給ラインの並列部分
よりも下流に液体供給圧力検出装置を設けておき、並列
に設けた液体用フィルタを交互に用いてろ過を行う液体
用フィルタにおいて、液体供給圧力検出装置にて検出さ
れる圧力が所定の圧力以下に低下するごとに、まずそれ
まで使用していなかった液体用フィルタ側の逆洗浄弁を
逆洗浄設定時間開くことで逆洗浄を実施し、次にこの時
点で開いている逆洗浄弁とろ過用弁を閉じ、それまで閉
じていた側のろ過用弁を開くことでろ過を行う液体用フ
ィルタを切り替え、さらにそれまでろ過に使用していた
液体用フィルタ側の逆洗浄弁をほぐし設定時間だけ開く
ことで圧縮状態にある液体用フィルタのエレメントをほ
ぐし、次回のフィルタ切り替えまでほぐした状態にして
おく。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図1は本発明を実施している廃液混焼ボイラ
のフロー図、図2は一実施例での逆洗浄のタイムチャー
トを示したものである。廃液混焼ボイラ4のバーナ1に
は燃料ガス供給ライン2と廃液供給ライン3が接続され
ており、燃料ガスによって発生させた火炎に廃液を噴射
して燃料ガスと廃液を混焼する。廃液の発生源から運ば
れてきた廃液は、廃液タンク8に一旦溜められ、廃液循
環ポンプ7を稼働することによって廃液タンク8とバー
ナ1を結ぶ廃液供給ライン3内を送られる。廃液供給ラ
イン3は途中で分岐させた後で合流させている並列部分
を設けており、並列部分の一方のラインを並列ライン1
2A、他方を並列ライン12Bとする。並列ライン12
Aには廃液フィルタ13A、並列ライン12Bには廃液
フィルタ13Bを設けておき、廃液フィルタ13Aの手
前にろ過用弁14A、廃液フィルタ13Bの手前にろ過
用弁14Bを設ける。廃液フィルタ13A、廃液フィル
タ13Bに逆洗浄を行った際に排出される夾雑物と逆洗
浄に使用した廃液を排出するための配管である逆洗浄廃
液配管10A、逆洗浄廃液配管10Bをそれぞれ設け、
逆洗浄廃液配管10Aに逆洗浄弁15A、逆洗浄廃液配
管10Bに逆洗浄弁15Bを設ける。並列ライン12A
と並列ライン12Bを合流させた後の廃液供給ライン3
に廃液供給圧力検出装置11を設け、廃液供給圧力検出
装置11、ろ過用弁14A、ろ過用弁14B、逆洗浄弁
15A、逆洗浄弁15Bをフィルタ洗浄制御装置5と接
続する。
【0006】次に作用について説明する。廃液中には夾
雑物が含まれており、夾雑物をそのまま廃液混焼ボイラ
4へ送ると燃焼残留物としてボイラ内に残るため、夾雑
物を除去する必要がある。廃液タンク8内の廃液は廃液
循環ポンプ7を作動することによって廃液供給ライン3
を送られ、廃液供給ライン3途中の並列部分では並列ラ
イン12Aまたは並列ライン12Bのいずれかに送られ
る。
【0007】例えば並列ライン12Aへ送られている場
合、フィルタ洗浄制御装置5はろ過用弁14Aを開き、
ろ過用弁14B、逆洗浄弁15A、逆洗浄弁15Bを閉
じておき、廃液は並列ライン12Aに設けた廃液フィル
タ13Aを通してろ過される。フィルタ洗浄制御装置5
ではろ過された後の廃液供給圧力を廃液供給圧力検出装
置11にて検出しており、廃液供給圧力検出装置11は
検出している圧力値が設定値以下となると、フィルタ洗
浄制御装置5へ圧力が低下した旨の出力を行い、フィル
タ洗浄制御装置5は使用する廃液フィルタを切り替え
る。フィルタ洗浄制御装置5は、まずろ過用弁14Aを
開いたままで逆洗浄弁15Bを逆洗浄設定時間(1〜1
0秒間)開く。逆洗浄弁15Bを開くことによって廃液
フィルタ13Aでろ過された廃液の一部はバーナ側へは
送られず廃液フィルタ13Bの逆側から廃液フィルタ1
3B内へ送られ、廃液フィルタ13Bを逆に通すことで
廃液フィルタ13Bのフィルタエレメントに付着してい
た夾雑物を取り除く逆洗浄を行う。逆洗浄に使用された
廃液は取り除いた夾雑物とともに逆洗浄廃液配管10B
を通過して排出される。
【0008】逆洗浄設定時間が経過すると、フィルタ洗
浄制御装置5はろ過用弁14A、逆洗浄弁15Bを閉
じ、ろ過用弁14Bを開いて廃液フィルタ13Bによる
ろ過を開始し、逆洗浄弁15Aをほぐし設定時間(1〜
5秒間)開く。逆洗浄弁15Aを開くことで、廃液フィ
ルタ13Bでろ過された廃液の一部はバーナ側へは送ら
れず、廃液フィルタ13Aの逆側から廃液フィルタ13
A内へ送られ、廃液フィルタ13Aに逆に通すことで廃
液フィルタ13Aのフィルタエレメントに逆圧をかけ
る。逆圧をかけることで圧縮状態にあった廃液フィルタ
13Aのフィルタエレメントはほぐされ、ほぐしに使用
された廃液は逆洗浄廃液配管10Aを通過して排出され
る。ほぐし設定時間が経過するとフィルタ洗浄制御装置
5は逆洗浄弁15Aを閉じ、廃液フィルタ13Aのフィ
ルタエレメントはほぐした状態で次回の廃液供給圧力低
下時まで放置しておく。以下、廃液供給圧力が設定値以
下となるごとに前記操作を繰り返す。
【0009】廃液フィルタ切り替え直後にフィルタエレ
メントをほぐしておき、フィルタエレメントをほぐした
まま次回の廃液フィルタ切り替え時まで放置しておい
て、切り替え直前に逆洗浄を行う場合、ほぐし工程と逆
洗浄工程を連続で行った場合よりも短時間で逆洗浄を行
うことができた。短時間で逆洗浄を行うことができるの
で、逆洗浄液の量を少なくすることができ、逆洗浄液の
無駄を省くことができる。
【0010】
【発明の効果】本発明を実施することによって、逆洗浄
を短時間で行うことができ、逆洗浄液の量や逆洗浄後の
排出液量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフロー図
【図2】本発明の一実施例での逆洗浄のタイムチャート
【符号の説明】
1 バーナ 2 燃料ガス供給ライン 3 廃液供給ライン 4 廃液混焼ボイラ 5 フィルタ洗浄制御装置 6 リリーフ配管 7 廃液循環ポンプ 8 廃液タンク 9 廃液噴燃ポンプ 10 逆洗浄廃液配管(A・B) 11 廃液供給圧力検出装置 12 並列ライン(A・B) 13 廃液フィルタ(A・B) 14 ろ過用弁(A・B) 15 逆洗浄弁(A・B)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/60 B01D 29/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体供給ラインの途中に液体供給ライン
    を分岐させた後で合流させる並列部分を設け、並列部分
    のそれぞれの流路に、液体中の夾雑物を除去する液体用
    フィルタ、液体用フィルタごとに、弁を開いて液体を通
    すことで液体用フィルタに対し正方向に液体を流してろ
    過を行うろ過用弁と、弁を開いて液体を通すことで液体
    用フィルタに逆方向に液体を流して液体用フィルタに付
    着している夾雑物を除去する逆洗浄を行う逆洗浄弁をそ
    れぞれ設け、液体供給ラインの並列部分よりも下流に液
    体供給圧力検出装置を設けておき、並列に設けた液体用
    フィルタを交互に用いてろ過を行う液体用フィルタにお
    いて、液体供給圧力検出装置にて検出される圧力が所定
    の圧力以下に低下するごとに、まずそれまで使用してい
    なかった液体用フィルタ側の逆洗浄弁を逆洗浄設定時間
    開くことで逆洗浄を実施し、次にこの時点で開いている
    逆洗浄弁とろ過用弁を閉じ、それまで閉じていた側のろ
    過用弁を開くことでろ過を行う液体用フィルタを切り替
    え、さらにそれまでろ過に使用していた液体用フィルタ
    側の逆洗浄弁をほぐし設定時間だけ開くことを特徴とす
    る液体用フィルタの逆洗浄方法。
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