JP3356908B2 - 配線システムおよび回線切替設定装置 - Google Patents

配線システムおよび回線切替設定装置

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JP3356908B2
JP3356908B2 JP10623195A JP10623195A JP3356908B2 JP 3356908 B2 JP3356908 B2 JP 3356908B2 JP 10623195 A JP10623195 A JP 10623195A JP 10623195 A JP10623195 A JP 10623195A JP 3356908 B2 JP3356908 B2 JP 3356908B2
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  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線システムおよび回線
切替設定装置に関する。情報通信システム、例えば電
話、FAX、データ端末等(電話端末と称す)により構
成されるネットワークは、近年の機器の発達に伴い一層
の高度化が図られている。
【0002】ところが反面、そのネットワーク自体を構
築するための技術、例えば電話機配線工事に代表される
配線システムの構築技術については旧態依然としている
のが現状である。本発明はこのような配線システム、特
にその高度化について述べるものである。
【0003】
【従来の技術】上述のように配線システムの構築技術は
旧態依然としているが、一般にそれによる弊害は余り論
じられていない。その理由は、例えばインテリジェント
オフィスビル等の建設に際して、その配線システムの構
築は一回限りのものであり、一旦構築した配線システム
を後日改変するという事態は殆ど生じないため、その構
築技術の良否が問題とならないからである。
【0004】ところで近年、国際貿易の著しい興隆に伴
って、見本市、国際展示場、イベント会場等が総合的に
行える大規模コンベンション施設が増加している。この
ような大規模コンベンション施設の特徴は、多数の展示
ブースのレイアウト変更が、例えば一週毎あるいは半月
毎等、頻繁に行われることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記コンベンション施
設等において構築される配線システムの一般的な構成例
は次のようなものである。すなわち、公衆網からの外
線を受け入れて内線に交換する交換機と、その内線と
多数の電話端末との間の回線設定を行う端子盤と、該
端子盤と上記多数の電話端末との間に布設されるケーブ
ル配線網等である。
【0006】上記のような構成からなる一般的な配線シ
ステムを備えたコンベンション施設では、前述した展示
ブースのレイアウト変更が要請されるとその都度、電話
機配線工事業者は、上記端子盤と上記配線ケーブルとの
間の接続替えについて先ず机上で立案し、次にこれに基
づいて工事を行っていた。このような接続替えには多大
な工事期間、工事量ならびに工事費を必要とし、レイア
ウト変更が頻繁に行われるとそのための経済的損失は一
層甚大なものになるという問題が生じていた。
【0007】したがって本発明は上記問題点に鑑み、配
線替えのために要する工事期間ならびに工事費を大幅に
低減することのできる配線システムを提供することを目
的とするものである。さらにまた、そのような配線シス
テムを構築するために最適な回線切替設定装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る配線
システムの概要を示す図である。 (1)本発明の第1の態様によれば、本発明の配線シス
テムは大別して、回線切替設定装置1と、回線切替装置
2と、交換機3と、電話端末4と、集合ジャック箱5
と、外線6と、内線7と、配線ケーブル8とからなる。
電話端末4と、集合ジャック箱5と、配線ケーブル8
は、一定の領域9内に配置される。一定の領域9は、既
述した多数の展示ブースが形成されるコンベンション施
設に相当する。さらに詳しくは次のとおりである。
【0009】複数の集合ジャック箱5の各々は、電話端
末4と接続可能な複数のジャック15を備えてなると共
に、相互に間隔をおいて一定の領域9内に分散配置され
る。回線切替装置2は、各集合ジャック箱5に接続する
出線側の複数の配線ケーブル8と入線側の複数の内線7
との間の回線設定を行う回線設定部23と、各内線7と
各配線ケーブル8との間の回線設定上の対応関係が外部
から指定された対応関係になるように回線設定部23を
制御する回線設定制御部14とを有する。
【0010】交換機3は、入線側に複数の外線6を収容
し、出線側に複数の内線7を収容してこれらの間の回線
交換を行う交換部11と、これら外線6と内線7との間
の対応関係を外部から設定する交換制御部12とを有す
る。回線切替設定装置1は、一定の領域9内での電話端
末4の位置が外部から指定されると、当該電話端末4に
対応する1のジャック15およびその外線電話番号を割
り付ける処理を実行すると共に、当該ジャック15およ
び当該外線6を結ぶための、回線設定部13における上
記対応関係と交換部11における上記対応関係とをそれ
ぞれ設定するための設定情報を生成して回線設定制御部
14および交換制御部12に入力する。
【0011】後に図を参照して説明するとおり、本発明
ではさらに次の第2〜第5の態様(2)〜(5)を提供
する。 (2)第2の態様では、回線切替設定装置1の具体的構
成を提供する。この装置1は、後に図示する表示部と、
情報入力部と、情報処理部とからなる。さらに詳しく
は、上記表示部は、複数のメッシュからなる一定の領域
9を表示画面上に提供する。
【0012】上記情報入力部は、上記複数のメッシュの
うち、ユーザが電話端末4の設置を希望するメッシュ
を、上記表示画面上において指定する。上記情報入力部
は、指定された電話端末4の設置情報をもとに、一定の
領域9内に予め配置済みの多数の集合ジャック箱5か
ら、当該電話端末4と接続可能なジャック15を有する
集合ジャック箱5を割り当て、さらに、当該ジャック1
5から、回線切替装置2を経由して、交換機3が有する
空きの外線6に至るパスを、回線設定制御部14および
交換制御部12を介して設定すると共に、当該外線6の
外線電話番号を上記ユーザに割り当てる。
【0013】(3)第3の態様では、上記情報処理部
は、第1手段〜第3手段よりなる。さらに詳しくは、第
1手段は、上記の指定されたメッシュ内に電話端末4と
接続できる集合ジャック箱5が存在する否かを検索す
る。第2手段は、その検索された集合ジャック箱5の中
から、当該電話端末と接続可能な空きのジャック15が
存在する否かを検索する。
【0014】第3手段は、その検索されたジャック15
と交換機3の内線7との間の、回線切替装置2での対応
関係を設定する第1の設定情報と、当該内線7と交換機
3の外線6との間の、交換機3での対応関係を設定する
第2の設定情報とを生成し、該第1および第2の設定情
報を、回線設定制御部14および交換制御部12にそれ
ぞれ入力する。
【0015】(4)第4の態様では、さらに第4手段を
設ける。この第4手段は、上記第2手段による上記の検
索の結果、電話端末4と接続可能な空きのジャック15
が存在しないことが判明したとき、上記第1手段を起動
して集合ジャック箱5の検索範囲を上記メッシュに隣接
する他のメッシュまで拡大し再び集合ジャック箱5の検
索を実行せしめる。
【0016】(5)第5の態様では、上記情報処理部に
より具備される各種ファイルが提供される。平面図ファ
イル、集合ジャック箱収容ファイル、使用/未使用フラ
グファイル、出線側端子情報ファイルおよび入線側端子
情報ファイルである。さらに詳しくは、上記平面図ファ
イルは、一定の領域9内での上記複数のメッシュの配列
情報を保持すると共に上記表示部によってアクセスされ
る。
【0017】上記集合ジャック箱収容情報ファイルは、
各上記メッシュ内に予め配置される集合ジャック箱5の
収容情報を保持すると共に上記第1手段によってアクセ
スされる。上記使用/未使用フラグファイルは、各集合
ジャック箱5のそれぞれが有する複数のジャック15の
各々について、各上記電話端末による使用/未使用を示
すフラグを、上記第2手段により逐次更新しながら保持
すると共に、該第2手段によりアクセスされる。
【0018】上記出線側端子情報ファイルは、回線切替
装置2の出線側端子の識別番号と各集合ジャック箱5の
それぞれが有する複数のジャック15の各々との間の接
続情報を保持すると共に上記第3手段によってアクセス
される。上記入線側端子情報ファイルは、回線切替装置
2の入線側端子の識別番号と交換機3の各内線7との間
の接続情報を保持すると共に上記第3手段によってアク
セスされる。
【0019】
【作用】上記第1の態様〜第5の態様(1)〜(5)に
おける各作用はそれぞれ次の(1)〜(5)に示すとお
りである。 (1)上記第1の態様によれば、交換機3の外線6か
ら、回線切替装置2を経由して、一定の領域9に至るま
でのネットワーク構成が、回線切替設定装置1からのユ
ーザによるデータ入力のみで、迅速に実現される。
【0020】(2)上記第2の態様によれば、ユーザが
ディスプレイ(表示部)を見ながら、その表示画面上に
示された一定の領域9内に、電話端末4の所望の設置位
置をキーボードあるいはポインティングデバイス(情報
入力部)より指定すれば、パソコンのプロセッサ(情報
処理部)は、末端のジャック15から外線6に至るまで
のパスを自動設定し、また、ユーザに当該電話端末4に
ダイヤルイン等の外線電話番号を与える。
【0021】(3)上記の情報処理部による処理は、上
記第1手段〜第3手段により実現される。 (4)既述のメッシュ内に適当な集合ジャック箱5が見
付からなければ、さらにメッシュの検索範囲を広げる。 (5)上記の情報処理部は、各種ファイルを備え、それ
ぞれに蓄積された必要な情報をサーチすることにより実
現できる。
【0022】
【実施例】図2は図1の配線システムの実際の構成例を
示す図である。なお、全図を通じて同様の構成要素には
同一の参照番号または記号を付して示す。本図において
一定の領域9は、コンベンション施設等の広大な会場で
ある。例えば100m四方のこの会場には、細長の溝
(ピット)が掘られており、このピットは図中、左右方
向に伸び、かつ、上下方向に例えば8本掘られている。
そして各ピット内には図中、左右方向に集合ジャック箱
5が例えば13個、間隔をおいて予め埋め込まれてい
る。
【0023】各展示ブース毎に必要とされる電話端末4
は原則として至近にある集合ジャック箱5内の空きのジ
ャック15に接続される。多数のジャック15は、同じ
くピット内を走り、かつ、図中、上下方向に延びる他の
ピット内を走る配線ケーブル8を介して、回線切替装置
2の出線側端子18に至る。該装置2の入線側端子17
は、内線7を介して交換機3の出線側に接続される。
【0024】図中の回線切替設定装置1はパソコンとし
て表されており、ユーザによる操作のもとに、ディスプ
レイ16を見ながら、電話端末を設置するための所望の
位置を指定し、末端(15)から外線(6)に至るパス
を自動設定し、かつ、対応する外線電話番号をユーザに
与える。具体的には、192本のダイヤルインの外線を
獲得して、内線7も192本とする。会場(9)側で
は、上記の例によれば、104(=13×8)個の集合
ジャック箱5が予め配設される。各集合ジャック箱5が
8個のジャック15を備えているとすれば、832(=
104×8)個のジャック15が存在し、したがって8
32本の出線側端子18が回線切替装置2に用意され
る。したがって832個のジャック15のうち最大19
2個のジャック15がユーザにより選択されて使用され
ることになる。勿論、丁度192個のジャック15を予
め準備してもよいが、将来の拡大に備えて、余分に用意
しておく、回線切替装置2や交換機3の増設に比べ、会
場側のジャック15の増設は容易ではないからである。
【0025】回線切替装置2内の回線設定部13は、内
線7側の複数の入線と配線ケーブル8側の複数の出線と
をマトリクス状に交差させたマトリクス状配線群と、こ
れらの交差点毎に設けられたリレー接点(この部分での
入線と出線を導通させまたは非導通とする)により構成
できる。これらリレー接点のオン/オフを定めるのが回
線設定制御部14であり、マイクロコンピュータ内蔵の
制御部として形成される。このマイクロコンピュータは
パソコン(1)と連係する。
【0026】交換機3は周知の構成であり、交換部11
は通話路パス、交換制御部12はCPR(Call P
rocessor)からなる。このCPRはパソコン
(1)と連係する。パソコン(1)により決定された、
上記指定の電話端末4に与えるべき外線電話番号はパソ
コン(1)のディスプレイ16に表示され、あるいはプ
リンタ19に打ち出される。なお、プリンタ19には、
ユーザにより要求された電話端末4とこれを収容するジ
ャック15との対応関係を示すテーブルも打ち出され、
電話機配線工事業者に渡される。この業者の果す役割は
このテーブルに沿って電話端末4をジャック15につな
ぐだけであり、従来のように端子盤と配線ケーブルをつ
なぐための立案とこれに従う配線替え作業は完全に排除
される。これは工事期間の短縮、工事量ならびに工事費
に大幅な低減をもたらす。
【0027】図3は回線切替設定装置1の基本構成を示
す図である。回線切替設定装置1は、表示部21と、情
報入力部22と、情報処理部23とによって基本的に構
成される。表示部21は、複数のメッシュ20からなる
一定の領域9を表示画面(ディスプレイ16)上に提供
する。メッシュとは、広い会場を予め複数の区画に区分
したときの最小単位であり、実際の会場では見えない
が、表示画面(ディスプレイ16)上ではユーザに見え
るように表示される。
【0028】ユーザはこの表示画面を見ながら、情報入
力部22により、電話端末4のロケーションを指定す
る。この入力部22は、図2におけるキーボードKBあ
るいはマウスMである。情報処理部23はCPUおよび
これに連係するROMおよびRAMからなり、ディスプ
レイ16上で指定された電話端末4の設置情報(ロケー
ション)(例えばP)をもとに、当該電話端末4と接続
可能なジャック15を有する集合ジャック箱5を割り当
て、さらに、当該ジャック15から、回線切替装置2を
経由して、交換機3が有する空きの外線6に至るパス
を、回線設定制御部14および交換制御部12を介して
設定すると共に、当該外線6の外線電話番号(ダイヤル
イン)をユーザに割り当てる。
【0029】図4は情報処理部23(図3)の具体的構
成を示す図である。本図に表すとおり、図3の情報処理
部23は、第1手段31〜第3手段33によって実現で
き、さらに好ましくは第4手段34を加えて実現でき
る。 第1手段31は、ユーザが図3の例えばPに相当する
メッシュ20内のPで指定したロケーションに電話マー
ク(4)をクリックしたとすると、この電話端末4と接
続できる集合ジャック箱5が存在するか否か検索する。
【0030】第2手段32は、その検索された集合ジ
ャック箱5の中から、当該電話端末4と接続可能な空き
のジャック15が存在する否かを検索する。 第3手段33は、その検索されたジャック15と交換
機3の内線7との間の、回線切替装置2での対応関係を
設定する第1の設定情報と、当該内線7と交換機3の外
線6との間の、交換機3での対応関係を設定する第2の
設定情報とを生成し、該第1および第2の設定情報S1
およびS2を、前記回線設定制御部14および交換制御
部12にそれぞれ入力する。
【0031】さらに好ましくは第4手段34を付加す
る。 第4手段34は、第2手段32による検索の結果、電
話端末4と接続可能な空きのジャック15が存在しない
ことが判明したとき、第1手段31を起動して集合ジャ
ック箱5の検索範囲をメッシュ20に隣接する他のメッ
シュまで拡大し再び集合ジャック箱5の検索を実行せし
める。
【0032】図5は情報処理部23による処理フローを
示す図(その1)、図6は情報処理部23による処理フ
ローを示す図(その2)である。ステップ(S1) 会場を複数のメッシュ20に区分した状態をディスプレ
イ16(表示部21)の表示画面上に表す。さらに、集
合ジャック箱5の配列の様子をオーバレイにより、その
平面図上に表す。そうすると図3の上半分に示す様子
が、図2のディスプレイ16上に現れる。
【0033】このとき、表示部21は、平面図ファイル
41をアクセスする。このファイル41内には、複数の
メッシュ20の会場(9)内での配列情報が格納され
る。また、集合ジャック箱収容情報ファイル42もアク
セスする。このファイル42内には、各メッシュ20に
収容される集合ジャック箱5の位置情報が格納される。ステップ(S2) ユーザは、会場の展示者が希望する電話端末の設置位置
を、ディスプレイ16上でプロットする(図3のP参
照)。
【0034】ステップ(S3) 電話端末4のプロット位置から、該当する1つのメッシ
ュ20を決定する。ステップ(S4) 第1手段31は、プロット位置(P)の電話端末4と接
続可能な集合ジャック箱5を特定する。このとき、集合
ジャック箱収容情報ファイル42がもう一度アクセスさ
れる。
【0035】ステップ(S4)ではさらに次のプロセス
を含む。これは第2手段32によって実行される。第2
手段32は、検索された集合ジャック箱5の中から、当
該電話端末4と接続可能な空きジャック15を検索す
る。このとき第2手段32は、使用/未使用フラグファ
イル43をアクセスする。該検索された集合ジャック箱
5内の複数のジャック15のうち、空きのジャック15
にはフラグ "0" が、使用中のジャック15にはフラグ
"1" がそれぞれ表示されているから、フラグ "0" の
ジャック(空きジャック)を検索する。この空きジャッ
クに当該電話端末を割り付けたら、第2手段32は、こ
の空きジャックを使用中のジャック(フラグ "1" )に
設定し直す。
【0036】ステップ(S5) このステップは主として第3手段33により実行され、
既述の第1の設定情報S1と第2の設定情報S2(図3
のS1およびS2参照)を生成する。このとき第3手段
33は出線側端子情報ファイル44および入線側端子情
報ファイル45をアクセスする。
【0037】図7は情報処理部(第4手段)による処理
フローを示す図(その1)、図8は情報処理部(第4手
段)による処理フローを示す図(その2)である。これ
らの図は、あるケース、すなわちプロット(P)したと
ころのメッシュ20内に、接続可能なジャック15を含
む集合ジャック箱5が検索できなかったケースに対処す
るフローであり、主として既述の第4手段34により実
行される。なお、図7のS1とS2、図8の42および
43は、それぞれ図5および図6の対応部分と同一であ
る。
【0038】ステップ(S3) 第2手段32がプロット位置に、当該電話端末に接続可
能な空きジャックがあるか否か検索し、あれば、図5お
よび図6の通常フローにより、図7のステップ(S6)
に至り、割り付けを完了すると共に使用/未使用フラグ
ファイル43の更新を行って、フローを終了する。
【0039】しかし、そのような空きジャック15がな
いことが判明すると、ステップ(S4)に至る。ステップ(S4) 初めに検索したメッシュ20内のジャック15が使用中
であれば、引き続いて、メッシュ20の検索枠を隣りの
メッシュ20へと拡大し、空きのジャック15が見付か
るまで続ける。
【0040】もし、拡大したメッシュの中にも適当なジ
ャック15を発見できなければ、当該電話端末の設置は
不能ということになり、エラーメッセージをユーザに発
出する。拡大したメッシュ20の中に空きジャック15
を見付ければ、ステップ(S6)を経て、割り付け処理
を終了する。
【0041】図9は平面図ファイル41の具体例を示す
図、図10は集合ジャック箱収容情報ファイル42の具
体例を示す図、図11は使用/未使用フラグファイル4
3の具体例を示す図、図12は出線側端子情報ファイル
44の具体例を示す図、図13は入線側端子情報ファイ
ル45の具体例を示す図である。図9について見ると、
平面図ファイルの左側は、各メッシュの割り振りを
(x,y)、例えば、(1,1),(1,2),(1,
3)のように表す。これら(1,1),(1,2),
(1,3)…は、図3の左上に(1,1),(1,
2),(1,3)…として表されている。
【0042】同ファイル41の右側は、各メッシュの存
在範囲を絶対座標(X,Y)で表す。これらのX,Y座
標の値は、理解し易いように、図3の左上部分に明記し
た。図10について見ると、集合ジャック箱収容情報フ
ァイル42には、どのメッシュ((x,y)で特定)
に、どの集合ジャック箱があるかの対応関係が保持され
ている。メッシュ(1,1)には2つの集合ジャック箱
が存在することを示している。
【0043】なお、本図中の1E101,1E102等
の表記方法自体は、本発明とは直接関係がない。例えば
"1E101" の始めの1は会場の棟番号、Eはその棟
の東側(East)エリア、101は通し番号をそれぞ
れ示すに過ぎない。図11について見ると、使用/未使
用フラグファイル43は、各集合ジャック箱5毎に、そ
れぞれが有する8個のジャック15の各々について、使
用中か(フラグ "1" )、未使用か(フラグ "0" )を
逐次更新しながら登録する。なお、本発明に直接関係な
いが、上記8個のジャック15は、2W(wire)用
の5個のジャック15と、4W(wire)用の3個の
ジャック15とからなる。2W用ジャックはアナログ内
線やディジタル内線の電話端末に割り付けられ、4W用
ジャックはISDN、ディジタル、FAX等の電話端末
に割り付けられる。
【0044】図12について見ると、出線側端子情報フ
ァイル44は、出線(図2の出線側端子18に接続)
と、各集合ジャック箱5の各ジャック15との対応関係
を示す。なお、出線Noとして1−1−1を代表例にとる
と、左の「1」はシェルフ(回線設定装置2の架を構成
する複数のシェルフのうちのいずれか)番号、中の
「1」は複数あるコネクタの1つを識別するコネクタ番
号、右の「1」はそのコネクタ内の複数ある端子の1つ
を識別する端子番号である。
【0045】図13について見ると、入線側端子情報フ
ァイル45は、入線(図2の入線側端子17に接続)
と、交換機3の出線側の各内線番号との対応関係を示
す。なお、入線Noの見方は図12で説明したとおりであ
る。
【0046】
【発明の効果】
(1)本発明の第1の態様によれば、配線システムの構
築に要する工事期間、工事量および工事費を、従来に比
べて、飛躍的に低減可能である。 (2)上記第1の態様における配線システムに不可欠な
回線切替設定装置が実現される。これはパソコンにより
実現でき、対話形式による自動配線(交換機3−回線切
替装置2−配線ケーブル8−集合ジャック箱5−電話端
末4間のパスの設定)が可能となる。ユーザはパソコン
のディスプレイ16上に、電話端末の位置を指定するだ
けでよいことになる。
【0047】(3)第1手段31〜第3手段33によ
り、上記(2)の自動配線を達成できる。この場合、第
1手段〜第3手段はソフトウェアによるプログラム処理
とするのが実用的である。 (4)第4手段34を付加すれば、プロットした地点に
適当なジャックが見付からないとき、自動的にメッシュ
枠を広げて検索する。
【0048】(5)上記第1手段31〜第3手段33
は、各種ファイル(41〜45)との協働により迅速に
それぞれの処理目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線システムの概要を示す図であ
る。
【図2】図1の配線システムの実際の構成例を示す図で
ある。
【図3】回線切替設定装置の基本構成を示す図である。
【図4】情報処理部23(図3)の具体的構成を示す図
である。
【図5】情報処理部23による処理フローを示す図(そ
の1)である。
【図6】情報処理部23による処理フローを示す図(そ
の2)である。
【図7】情報処理部(第4手段)による処理フローを示
す図(その1)である。
【図8】情報処理部(第4手段)による処理フローを示
す図(その2)である。
【図9】平面図ファイル41の具体例を示す図である。
【図10】集合ジャック箱収容情報ファイル42の具体
例を示す図である。
【図11】使用/未使用フラグファイル43の具体例を
示す図である。
【図12】出線側端子情報ファイル44の具体例を示す
図である。
【図13】入線側端子情報ファイル45の具体例を示す
図である。
【符号の説明】
1…回線切替設定装置 2…回線切替装置 3…交換機 4…電話端末 5…集合ジャック箱 6…外線 7…内線 8…配線ケーブル 9…一定の領域(会場) 11…交換部 12…交換制御部 13…回線設定部 14…回線設定制御部 15…ジャック 16…ディスプレイ 17…入線側端子 18…出線側端子 20…メッシュ 21…表示部 22…情報入力部 23…情報処理部 31…第1手段 32…第2手段 33…第3手段 34…第4手段 41…平面図ファイル 42…集合ジャック箱収容情報ファイル 43…使用/未使用フラグファイル 44…出線側端子情報ファイル 45…入線側端子情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/58 101 H04Q 1/16 H04Q 3/545

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が、電話端末(4)と接続可能な複
    数のジャック(15)を備えてなると共に、相互に間隔
    をおいて一定の領域(9)内に分散配置される複数の集
    合ジャック箱(5)と、 各前記集合ジャック箱(5)に接続する出線側の複数の
    配線ケーブル(8)と入線側の複数の内線(7)との間
    の回線設定を行う回線設定部(13)と、各前記内線
    (7)と各前記配線ケーブル(8)との間の前記回線設
    定上の対応関係が外部から指定された対応関係になるよ
    うに該回線設定部(13)を制御する回線設定制御部
    (14)とを有する回線切替装置(2)と、 入線側に複数の外線(6)を収容し、出線側に複数の前
    記内線(7)を収容してこれらの間の回線交換を行う交
    換部(11)と、これら外線(6)と内線(7)との間
    の対応関係を外部から設定する交換制御部(12)とを
    有する交換機(3)と、 前記一定の領域(9)内での前記電話端末(4)の位置
    が外部から指定されると、当該電話端末(4)に対応す
    る1の前記ジャック(15)およびその外線電話番号を
    割り付ける処理を実行すると共に、当該ジャック(1
    5)および当該外線(6)を結ぶための、前記回線設定
    部(13)における前記対応関係と前記交換部(11)
    における前記対応関係とをそれぞれ設定するための設定
    情報を生成して前記回線設定制御部(14)および前記
    交換制御部(11)にそれぞれ入力する回線切替設定装
    置(1)と、から構成することを特徴とする配線システ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数のメッシュ(20)からなる一定の
    領域(9)を表示画面上に提供する表示部(21)と、 前記複数のメッシュ(20)のうち、ユーザが電話端末
    (4)の設置を希望するメッシュを、前記表示画面上に
    おいて指定する情報入力部(22)と、 指定された前記電話端末(4)の設置情報をもとに、前
    記一定の領域(9)内に予め配置済みの多数の集合ジャ
    ック箱(5)から、当該電話端末(4)と接続可能なジ
    ャック(15)を有する集合ジャック箱(5)を割り当
    て、さらに、当該ジャック(15)から、回線切替装置
    (2)を経由して、交換機(3)が有する空きの外線
    (6)に至るパスを、回線設定制御部(14)および交
    換制御部(12)を介して設定すると共に、当該外線
    (6)の外線電話番号を前記ユーザに割り当てる情報処
    理部(23)と、から構成することを特徴とする回線切
    替設定装置。
  3. 【請求項3】 前記情報処理部(23)は、 前記の指定されたメッシュ(20)内に前記電話端末
    (4)と接続できる集合ジャック箱(5)が存在する否
    かを検索する第1手段(31)と、 その検索された集合ジャック箱(5)の中から、当該電
    話端末(4)と接続可能な空きのジャック(15)が存
    在する否かを検索する第2手段(32)と、 その検索されたジャック(15)と前記交換機(3)の
    内線(7)との間の、前記回線切替装置(2)での対応
    関係を設定する第1の設定情報と、当該内線(7)と該
    交換機(3)の外線(6)との間の、該交換機(3)で
    の対応関係を設定する第2の設定情報とを生成し、該第
    1および第2の設定情報を、前記回線設定制御部(1
    4)および前記交換制御部(12)にそれぞれ入力する
    第3手段(33)と、から構成される請求項2に記載の
    回線切替設定装置。
  4. 【請求項4】 前記第2手段(32)による前記の検索
    の結果、前記電話端末(4)と接続可能な空きのジャッ
    ク(15)が存在しないことが判明したとき、前記第1
    手段(31)を起動して前記集合ジャック箱(5)の検
    索範囲を前記メッシュ(20)に隣接する他のメッシュ
    まで拡大し再び前記集合ジャック箱(5)の検索を実行
    せしめる第4手段(34)をさらに設ける請求項3に記
    載の回線切替設定装置。
  5. 【請求項5】 前記情報処理部(23)は、 前記一定の領域(9)内での前記複数のメッシュ(2
    0)の配列情報を保持すると共に前記表示部(21)に
    よってアクセスされる平面図ファイル(41)と、 各前記メッシュ(20)内に予め配置される前記集合ジ
    ャック箱(5)の収容情報を保持すると共に前記第1手
    段(31)によってアクセスされる集合ジャック箱収容
    情報ファイル(42)と、 各前記集合ジャック箱(5)のそれぞれが有する複数の
    前記ジャック(15)の各々について、各前記電話端末
    (4)による使用/未使用を示すフラグを、前記第2手
    段(32)により逐次更新しながら保持すると共に、該
    第2手段(32)によりアクセスされる使用/未使用フ
    ラグファイル(43)と、 前記回線切替装置(2)の出線側端子(18)の識別番
    号と各前記集合ジャック箱(5)のそれぞれが有する複
    数の前記ジャック(15)の各々との間の接続情報を保
    持すると共に前記第3手段(33)によってアクセスさ
    れる出線側端子情報ファイル(44)と、 前記回線切替装置(2)の入線側端子(17)の識別番
    号と前記交換機(3)の各前記内線(7)との間の接続
    情報を保持すると共に前記第3手段(33)によってア
    クセスされる入線側端子情報ファイル(45)と、を具
    備する請求項3に記載の回線切替設定装置。
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