JP3355591B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JP3355591B2 JP26116494A JP26116494A JP3355591B2 JP 3355591 B2 JP3355591 B2 JP 3355591B2 JP 26116494 A JP26116494 A JP 26116494A JP 26116494 A JP26116494 A JP 26116494A JP 3355591 B2 JP3355591 B2 JP 3355591B2
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置およびその
製造方法に係り、特に視角特性の優れた液晶表示装置と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低消費電力、低電圧動作、薄型、軽量等
を特徴とする液晶表示装置は、パーソナルコンピュータ
やワードプロセッサー等のOA機器、ビデオ機器、テレ
ビジョン等の表示装置として急速にその用途を拡大して
いる。
【0003】液晶表示装置には種々の動作モードが知ら
れているが、現在実用化されている動作モードは、施光
能を動作原理としたツイステッドネマティック(TN)
型と、複屈折率を動作原理とした電圧制御複屈折率型と
がある。前者のTN型の液晶表示装置は、基板間に挟持
された液晶層の分子配列が90°ねじれたものであり、
モノカラー表示、あるいは、カラーフィルタを用いるこ
とによるカラー表示が可能である。また、TN型液晶表
示装置の駆動方式としては、単純マトリクス駆動方式
と、薄膜トランジスタ(TFT)やダイオード等の能動
素子を各画素ごとに備えたアクティブマトリックス駆動
方式とがある。一方、後者の電圧制御複屈折率型の液晶
表示装置は、基板間に挟持された液晶層の分子配列が9
0°以上(例えば270°)ねじれたスーパーツイステ
ッドネマティック(STN)型液晶表示装置である。こ
のSTN型液晶表示装置は、印加電圧に対する液晶セル
の光学特性変化が急峻であるため、各画素ごとに能動素
子を配置しなくても、単純なマトリクス状電極構造によ
る時分割駆動により大面積の表示が容易であるという特
徴をもっている。
【0004】ここで、液晶表示装置において基板間に挟
持された液晶層の分子配列を配向させる方法として、ラ
ビング法、斜め蒸着法、LB法、イオンビーム照射法等
が挙げられる。
【0005】ラビング法は、電極が形成された基板上に
ポリイミド等の有機材料を塗布、硬化後、この有機材料
膜をナイロン樹脂系あるいはビニル樹脂系の繊維で作成
されたラビング布で一定方向に擦ることにより配向力を
付与する方法である。
【0006】斜め蒸着法は、電極が形成された基板上に
酸化珪素等の無機材料を斜め方向から真空蒸着すること
により、微小な柱状体が配列してなる薄膜を形成し、柱
状体の配列構造により配向力を付与する方法である。
【0007】また、LB法は、水面上にラングミュア・
ブロシェット(LB)膜を展開し、基板を水中から水面
上に引き上げることにより基板表面に分子的配向をもっ
た薄膜を形成し、これにより配向力を付与する方法であ
る。
【0008】さらに、イオンビーム照射法は、電極が設
けられた基板上に直接、あるいは、基板上に形成した酸
化珪素等の無機材料膜やポリイミド等の有機材料膜上
に、イオンを電気的に加速して照射することによる表面
ミリング効果により、表面に溝構造を形成し、これによ
り配向力を付与する方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示装置は、垂直方向から見た場合には良好な状態
で表示を見ることが可能であるが、斜め、あるいは、水
平方向から見た場合、表示色の変化やコントラストの逆
転が発生するという視野角依存性があり、画像品質を向
上する上でこの視角特性の改善が必須となっている。
【0010】視角特性を改善する方法としては、表示の
一画素内を分割(例えば、2分割)したり、あるいは、
画素単位で、液晶の分子配列を180°変化させた領域
を設ける方法がある(Y.Koikeら、Japan Displ
ay’92DIGEST,798(1992) および、K.Tak
atoriら、Japan Display’92DIGEST,59
1(1992) 等)。同一基板内での上記のような液晶の分子
配列が異なる微小な領域の形成は、フォトリソグラフィ
ー法を利用して感光性レジストでマスクを形成し、この
マスクを介して上述の配向方法のいずれかによる1回目
の配向処理を行い、その後、レジストを除去し、異なっ
た領域に同様にマスクを形成し、このマスクを介して2
回目の配向処理を行うものであった。しかし、このよう
な従来の方法では、フォトリソグラフィー法を2回行う
必要があり、工程が煩雑となり、製造コストの低減に支
障を来していた。
【0011】一方、同一条件でラビング法による配向処
理を施した場合、生じる液晶分子配列方向が異なる配向
材を2種以上使用し、同一基板上に2種以上の配向層を
形成し、その後、1回のラビング法による配向処理を施
すことにより、同一基板内に液晶の分子配列が異なる微
小な領域を形成する方法が開示されている(特開平6−
82787号)。この方法は、配向処理が1回で済むも
のの、2種以上の配向材を使用する必要があること、お
よび、配向材の種類が異なる微小領域の配向層を形成す
るために複数回のフォトリソグラフィー法によるマスク
形成が必要であることから、工程が複雑であり、また、
ゴミの発生する危険性が高く、表示欠陥を生じるという
問題があった。
【0012】本発明は上述のような事情に鑑みてなされ
たものであり、視角特性に優れ高品位表示が可能な液晶
表示装置と、このような液晶表示装置を簡便に製造する
ための製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の液晶表示装置は、表面の少なくとも
一部に設けられた電極と該電極を覆うように前記表面に
形成された配向層とを有する2枚の基板を前記配向層が
対向するように設置し、前記基板間に液晶層が挟持され
てなる液晶表示装置において、前記配向層は1種類の配
向材からなり、その表面に複数の領域を有し、隣接する
前記領域の液晶分子配列方向が異なるとともに、液晶層
を介して液晶分子配列方向が異なる前記領域が相対向
し、かつ、相対向する前記領域の一方はラビング配向処
理あるいはイオンビーム照射処理により液晶分子配列方
向が定められ、他方はイオンビーム照射処理により液晶
分子配列方向が定められたものであるような構成とし
た。
【0014】また、本発明の液晶表示装置は、表面の少
なくとも一部に設けられた電極と該電極を覆うように前
記表面に形成された配向層とを有する2枚の基板を前記
配向層が対向するように設置し、前記基板間に液晶層が
挟持されてなる液晶表示装置において、前記配向層は1
種類の配向材からなり、その表面に複数の領域を有し、
隣接する前記領域の一方のみが液晶分子の配向力をもつ
とともに、液晶層を介して液晶分子の配向力をもつ領域
ともたない領域とが相対向し、隣接する領域の液晶分子
の配列方向が異なるような構成とした。
【0015】一方、本発明の液晶表示装置の製造方法
は、基板表面の少なくとも一部に電極を形成し、該電極
を覆うように前記基板に1種類の配向材からなる配向層
を設け、該配向層の全面にラビング法およびイオンビー
ム照射法のいずれかにより液晶分子配列方向が一方向と
なる配向処理を施す第1の工程と、所定のパターンで孔
部が形成されたマスクを介して前記配向層にイオンビー
ム照射法による配向処理を施し、前記第1の工程におけ
る液晶分子配列方向と異なる液晶分子配列方向を示す領
域を形成することを少なくとも1回行う第2の工程と、
前記第1の工程および第2の工程における配向処理が行
われた2枚の基板を、前記配向層を構成する前記領域が
相互に対向し、かつ、相対向する領域の液晶分子配列方
向が異なるように対向配置し、前記基板間に液晶層を挟
持する第3の工程と、からなるような構成とした。
【0016】また、本発明の液晶表示装置の製造方法
は、基板表面の少なくとも一部に電極を形成し、該電極
を覆うように前記基板に1種類の配向材からなる配向層
を設け、該配向層の全面にラビング法およびイオンビー
ム照射法のいずれかにより液晶分子配列方向が一方向と
なる配向処理を施す第1の工程と、所定のパターンで孔
部が形成されたマスクを介して前記配向層にほぼ垂直に
イオンビーム照射を施し、前記第1の工程において付与
した液晶分子の配向力を消去する第2の工程と、前記第
1の工程における配向処理および第2の工程における消
去処理が行われた2枚の基板を、前記配向層を構成する
前記領域が相互に対向し、かつ、相対向する領域の一方
のみが液晶分子の配向力をもち、隣接する領域の液晶分
子の配列方向が異なるように対向配置し、前記基板間に
液晶層を挟持する第3の工程と、からなるような構成と
した。
【0017】
【作用】基板に形成された1種類の配向材からなる配向
層の全面にラビング法およびイオンビーム照射法のいず
れかにより配向処理を施すと、配向層の液晶分子配列方
向が一方向にそろえられるが、その後、マスクを介して
配向層にイオンビーム照射法による配向処理を施すと、
イオンビーム照射領域では最初の液晶分子配列方向が消
去され照射方向に対応した液晶分子配列方向を示す領域
が形成され、このような領域形成を少なくとも1回行っ
て得られた2枚の基板で液晶層を挟持した液晶表示装置
では、液晶層を挟持して対向する2枚の基板の配向層
は、その表面に液晶分子配列方向が異なる複数の領域を
有し、相対向する領域の一方がラビング配向処理あるい
はイオンビーム照射処理により液晶分子配列方向が定め
られ、他方がイオンビーム照射処理により上記液晶分子
配向方向と異なる方向に液晶分子配列方向が定められも
のであり、これにより、相対向する領域間の液晶層の分
子は所定の角度でねじれ、かつ、隣接する領域における
液晶層の分子の配列方向が異なることになる。
【0018】また、上記のようにラビング法およびイオ
ンビーム照射法のいずれかにより配向層の液晶分子配列
方向が一方向にそろえられた後、マスクを介して配向層
にほぼ垂直にイオンビーム照射を施すと、イオンビーム
照射領域では最初の液晶分子配列方向が消去され、液晶
分子の配向力をもたない領域が形成され、こうして得ら
れた2枚の基板で液晶層を挟持した液晶表示装置では、
液晶層を挟持して対向する2枚の基板の配向層は、その
表面に複数の領域を有し、相対向する領域の一方のみが
液晶分子の配向力をもつものであり、これにより、相対
向する領域間の液晶層の分子は所定の角度でねじれ、か
つ、隣接する領域における液晶層の分子の配列方向が異
なることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は本発明の液晶表示装置の一例を示す
概略構成図ある。図1において、本発明の液晶表示装置
1は2枚の基板11、21を対向させ、基板11、21
間に液晶層2を挟持したものである。
【0021】基板11は、透明基板12上に個々の画素
5を構成する各絵素6R、6G、6Bに対応するように
電極13およびTFT素子14を備え、電極13を覆う
ように配向層15が設けられている。この配向層15
は、1種類の配向材により形成されたものであり、か
つ、各絵素6を2分割した複数の領域15aと15bと
からなり、相隣接する領域15aと領域15bにおける
液晶分子配列方向は互いにほぼ直交する方向となってい
る。
【0022】また、基板21は、透明基板22上に共通
電極23を備え、この共通電極23を覆うように配向層
25が設けられている。上記の配向層15と同様に、こ
の配向層25も1種類の配向材により形成されたもので
あり、かつ、各絵素6を2分割した複数の領域25aと
25bとからなり、相隣接する領域25aと領域25b
における液晶分子配列方向は互いに直交する方向となっ
ている。
【0023】ここで、相隣接する領域の境界には、後述
するようなディスクリネーションの表示防止のためのブ
ラックマトリックスを形成することが好ましく、この場
合、基板11、21の双方にブラックマトリックスを設
ける必要性はなく、一方の基板にブラックマトリックス
を設けることで十分である。図示例では、基板21の領
域25aと領域25bの境界に対応するように共通電極
23上にブラックマトリックス26が形成されている。
【0024】図2は図1に示される液晶表示装置1の配
向層15および配向層25の状態を説明するための斜視
図である。図2において、配向層15は領域15aと領
域15bがモザイク状に位置しており、領域15aの液
晶分子配列方向は基板表示水平方向(矢印方向)に対し
て+45°傾斜した矢印A方向であり、領域15bの液
晶分子配列方向は基板表示水平方向に対して−45°傾
斜した矢印B方向である。すなわち、相隣接する領域1
5aと領域15bは、その液晶分子配列方向が互いに直
交している。また、配向層25も領域25aと領域25
bがモザイク状に位置しており、領域25aの液晶分子
配列方向は基板表示水平方向に対して+45°傾斜した
矢印A方向であり、領域25bの液晶分子配列方向は基
板表示水平方向に対して−45°傾斜した矢印B方向で
あって、相隣接する領域25aと領域25bは、その液
晶分子配列方向が互いに直交している。そして、配向層
15と配向層25とは、構成する各領域が相対向し、か
つ、相対向する領域の液晶分子配列方向が直交するよう
に配置されている。すなわち、配向層15を構成する領
域15a(液晶分子配列方向=矢印A方向)と配向層2
5を構成する領域25b(液晶分子配列方向=矢印B方
向)とが相対向し、配向層15を構成する領域15b
(液晶分子配列方向=矢印B方向)と配向層25を構成
する領域25a(液晶分子配列方向=矢印A方向)とが
相対向するように基板11と基板21とが対向配置され
ている。
【0025】このような液晶表示装置1は、基板11お
よび基板21に挟持された液晶層2のうち、相対向する
領域15aと領域25bとにより挟持された液晶の分子
は90°ねじられ、また、相対向する領域15bと領域
25aとにより挟持された液晶の分子も90°ねじら
れ、かつ、隣接する領域における液晶層2の分子の配列
方向が90°異なるものとなる。したがって、この液晶
表示装置1は、視角特性に優れ見る角度を変えても良好
な表示色やコントラストが維持され、高品位表示が可能
なTN型アクティブマトリックス駆動の液晶表示装置と
なる。尚、各領域15aと15bとの境界、および各領
域25aと25bとの境界には、ディスクリネーション
(転傾)が発生するが、その領域には上述のようにブラ
ックマトリックス16、26が存在しているので、ディ
スクリネーションの発生は表示されない。
【0026】また、本発明の液晶表示装置の他の実施例
として、図3に示されるように、上述の実施例と同様に
各基板11、21はその表面に複数の領域15a、15
bと25a、25bを有しているが、隣接する前記領域
の一方のみ(図示例では領域15a、25a)が液晶分
子の配向力をもち、他方の領域(図示例では領域15
b、25b)は液晶分子の配向力をもたないような液晶
表示装置がある。このような液晶表示装置では、液晶層
を介して2つの基板が対向した状態で、液晶分子の配向
力をもつ領域ともたない領域とが相対向するので、2つ
の基板の間隔(セルギャップ)と、注入する液晶のカイ
ラルピッチを調整することによりツイステッドネマティ
ック(TN)状態とする必要がある。このような液晶表
示装置においても、隣接する領域の液晶分子の配列方向
は異なるものとなっている。
【0027】上述の液晶表示装置の基板11、21を構
成する透明基板12、22としては、石英ガラス、パイ
レックスガラス、合成石英板等の可撓性のないリジット
材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可
撓性を有するフレキシブル材を用いることができる。こ
のなかで、特にコーニング社製7059ガラスは、熱膨
張率の小さい素材であり寸法安定性および高温加熱処理
のおける作業性に優れ、また、ガラス中にアルカリ成分
を含まない無アルカリガラスであるため、アクティブマ
トリックス方式による液晶表示装置に適している。
【0028】また、液晶表示装置を構成する電極13、
23は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(Z
nO)、酸化スズ(SnO)等、およびその合金等を用
いて形成されたものであり、その厚みは0.01〜1μ
m、好ましくは0.03〜0.5μm程度である。この
ような電極13、23は、スパタッリング法、真空蒸着
法、CVD法等の一般的な成膜方法により形成すること
ができる。
【0029】液晶表示装置1を構成する配向層15、2
5はポリイミド系、ポリアミド系、ポリウレタン系およ
びポリ尿素系の有機化合物のなかの少なくとも1種を含
むような層であり、厚みは100〜10000Å、好ま
しくは300〜5000Å程度とすることができる。こ
のような配向層15、25の形成は、種々の印刷法等、
公知の塗布方法により行うことができ、その後、後述す
るような配向処理が施される。
【0030】尚、上述の実施例では、配向層に形成され
る上記領域は、個々の画素5を構成する絵素を2分割し
たものであるが、本発明においては、上記領域として絵
素を3以上に分割したもの、各絵素を単位としたもの、
あるいは、各画素を単位としたもの等いずれでもよい。
したがって、1個の領域の大きさは、例えば、10μm
×10μm(絵素を3以上に分割した場合)から300
μm×300μm(各画素を単位とした場合)の範囲と
することができる。
【0031】また、上述の実施例では、配向層に形成さ
れる上記領域の液晶分子配列方向は、基板表示水平方向
に対して+45°傾斜した矢印A方向と、−45°傾斜
した矢印B方向の2種であるが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、図4に示されるように、液
晶分子配列方向が基板表示水平方向(矢印方向)に対し
て+45°傾斜した領域35a、基板表示水平方向と平
行な領域35b、基板表示水平方向に対して−45°傾
斜した領域35c、および、基板表示水平方向と直交す
る領域35dの4種からなるものとしてもよい。
【0032】さらに、上述の実施例では駆動方式として
TFTアクティブマトリックス方式を用いているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、単純マ
トリックスやセグメント等の方式、MIM(金属/絶縁
物/金属)等の2端子素子を用いたアクティブマトリッ
クス方式等を適用することができる。
【0033】次に、図1に示される液晶表示装置を例に
図5乃至図8を参照しながら本発明の液晶表示装置の製
造方法を説明する。
【0034】まず、個々の画素5を構成する各絵素6
R、6G、6Bに対応するように電極13およびTFT
素子14が形成された透明基板12を準備し、この透明
基板12の電極13を覆うように1種類の配向材を用い
て配向層15を形成する(図4(a))。この配向層1
5の形成は、上述のようにポリイミド系、ポリアミド
系、ポリウレタン系およびポリ尿素系の有機化合物のな
かの少なくとも1種を用いて印刷法等により行うことが
できる。その後、基板表示水平方向(図6(a)のおけ
る矢印方向)に対して+45°傾斜する方向(図5およ
び図6(a)の矢印A方向)となるように配向層15に
ラビング処理を施す(図5(b))。このラビング処理
によって、配向層15の全面に、接触する液晶分子の長
軸を矢印A方向と平行な方向に配列する液晶分子配列能
が付与されたこととなる。以上が第1の工程である。
【0035】次いで、絵素6の半分の面積に対応した孔
部19をモザイク状に備えたマスク18を、孔部19が
絵素の半分の領域上に来るように位置合わせして配向層
15上に密着させる。そして、このマスク18を介して
配向層15上にイオンビーム照射処理を施す(図5
(c))。イオンビームの照射方向は、上記のラビング
処理方向と直交する方向(基板表示水平方向に対して−
45°傾斜する方向であり、図5では紙面に垂直方向、
図6では矢印B方向)とする。このイオンビーム照射処
理を施された配向層15上の領域は、上記のラビング処
理による液晶分子配列能が消去され、イオンビーム照射
方向と平行な方向に液晶分子の長軸を配列する液晶分子
配列能が付与されたこととなる。すなわち、液晶分子配
列方向が直交するような2種の領域15a、15bが個
々の絵素に対応する配向層15に形成され、基板11が
得られる(図5(d)、図6(b))。以上が第2の工
程である。
【0036】一方、共通電極23および各絵素6を2分
割するように共通電極23上にブラックマトリックス2
6が形成された透明基板22を準備し、この透明基板2
2の共通電極23を覆うように1種類の配向材を用いて
配向層25を形成する(図7(a))。
【0037】その後、基板表示水平方向(図8(a)の
おける矢印方向)に対して+45°傾斜する方向(図7
および図8(a)の矢印A方向)となるように配向層2
5にラビング処理を施す(図7(b))。このラビング
処理によって、配向層25の全面に、接触する液晶分子
の長軸を矢印A方向と平行な方向に配列する液晶分子配
列能が付与されたこととなる。以上が第1の工程であ
る。
【0038】次いで、絵素6の半分の面積に対応した孔
部29をモザイク状に備えたマスク28を、孔部29が
ブラックマトリックス26で囲まれた絵素の半分の領域
上に来るように位置合わせして配向層25上に密着させ
る。そして、このマスク28を介して配向層25上にイ
オンビーム照射処理を施す(図7(c))。イオンビー
ムの照射方向は、上記のラビング処理方向と直交する方
向(図7では紙面に垂直方向、図8では矢印B方向)と
する。このイオンビーム照射処理を施された配向層25
上の領域は、上記のラビング処理による液晶分子配列能
が消去され、イオンビーム照射方向と平行な方向に液晶
分子の長軸を配列する液晶分子配列能が付与されたこと
となる。これにより、液晶分子配列方向が直交するよう
な2種の領域25a、25bが個々の絵素に対応する配
向層25に形成され、基板21が得られる(図7
(d)、図8(b))。以上が第2の工程である。
【0039】上述の第1の工程および第2の工程により
基板11および基板21を作製した後、両基板を配向層
15、25が対向するようにスペーサを介して配置す
る。この際、配向層15を構成する領域15aと配向層
25を構成する領域25bとが相対向し、配向層15を
構成する領域15bと配向層25を構成する領域25a
とが相対向するように基板11と基板21とを配置す
る。その後、シール剤により封止して液晶を注入するこ
とにより液晶表示装置1を得ることができる。以上が第
3の工程である。
【0040】尚、上述の本発明の液晶表示装置の製造方
法の例では、第1の工程において配向層全面に一定方向
の配向処理を施す方法としてラビング法が用いられてい
るが、ラビング法の代わりにイオンビーム照射法を用い
てもよい。但し、プレティルト角を大きくして配向方向
のバラツキ角許容量を大きくするためには、第1の工程
においてラビング法を用いることが好ましい。
【0041】また、図3に示されるような配向層を作成
する場合、上記の第2の工程において、イオンビームを
配向層にほぼ垂直に照射することによって、第1の工程
で付与された液晶分子の配向力を消去することができ
る。
【0042】さらに、例えば、図4に示されるように配
向層に形成される領域の液晶分子配列方向を4種類とす
る場合は、上記の第2の工程においてマスクを介したイ
オンビーム照射処理を3回行うことになる。
【0043】上記のイオンビーム照射処理は、雰囲気圧
力1×10-5〜2×10-5Torr程度のチャンバー内に透
明基板を載置し、透明基板に対して所定の方向となるよ
うにイオン銃を配設し、このイオン銃からイオンビーム
を透明基板に照射することにより行うことができる。イ
オンビームの照射方向は、透明基板面の法線から50〜
85°の範囲、好ましくは70〜80°の範囲で傾斜し
た方向とする。照射イオンとしては、アルゴン、クリプ
トン、キセノン、水素、ヘリウム、酸素、窒素、水蒸
気、四フッ化炭素、六フッ化炭素等のガスイオンを使用
することができ、イオン銃としては、公知のカウフマン
型イオン銃等を使用することができる。
【0044】また、上述の実施例では、相対向する2つ
の領域により挟持された液晶の分子を90°ねじった配
向状態とするように基板11と基板21が対向ものであ
ったが、ねじれ角が90°以上の液晶分子配向状態とす
るように2枚の基板を対向配置してもよい。この場合、
使用する基板の一方はX軸方向に複数の透明電極が配設
され、他方の基板はY軸方向に複数の透明基板が配設さ
れたものであり、いずれの基板にもTFT素子の形成は
不要である。そして、透明電極上に上述の実施例と同様
に配向層を形成し、第1の工程の配向処理および第2の
工程の配向処理を施した後、第3の工程において、例え
ば、液晶分子が左240°にねじれるように2枚の基板
を対向させる。このようにして得られた液晶表示装置
は、STN型液晶表示装置となる。
【0045】次に、より具体的な実施例を示して本発明
を更に詳細に説明する。 (実施例1)厚さ1.1mmの研磨済みのコーニング7
059ガラス基板を準備した。
【0046】このガラス基板を用いて、個々の画素を構
成する各絵素に対応するように酸化インジウムスズ(I
TO)電極およびTFT素子を備えた基板A(図1の電
極13およびTFT素子14を備えた基板12に対応す
る)を作製した。この場合、各絵素(各ITO電極)は
80μm×280μmの寸法であり、TFT素子にはI
TO電極が接続されている。
【0047】一方、上記のガラス基板の一方の面にIT
O透明共通電極と各絵素を2分割するように共通電極上
に形成されたブラックマトリックスを備えた基板B(図
1の共通電極23、ブラックマトリックス26を備えた
基板22に対応する)を作製した。
【0048】次に、基板AのITO電極上、および、基
板Bの共通電極上にそれぞれポリイミド配向層(厚み1
000Å)を印刷法により形成した。
【0049】次いで、まず、基板Aの配向層に、基板表
示水平方向に対して+45°傾斜する方向となるように
ラビング処理を施した(図5(b)に対応(第1の工
程))。その後、絵素の半分の面積に対応した孔部をモ
ザイク状に備えたマスクを介して配向層上にイオンビー
ム照射処理を施した(図5(c)に対応(第2の工
程))。イオンビームの照射方向は、上記のラビング処
理方向と直交する方向(基板表示水平方向に対して−4
5°傾斜する方向)とした。これにより、基板Aの各絵
素に対応する配向層には、ラビング処理による液晶分子
配列能が付与されたままの領域と、イオンビーム照射処
理により照射方向と平行な方向に液晶分子の長軸を配列
する液晶分子配列能が付与された領域とが形成され、基
板Aは図1の基板11に対応した基板となった。
【0050】一方、基板Bの配向層に、基板表示水平方
向に対して+45°傾斜する方向となるようにラビング
処理を施した(図7(b)に対応(第1の工程))。そ
の後、絵素の半分の面積に対応した孔部をモザイク状に
備えたマスクを介して配向層上にイオンビーム照射処理
を施した(図7(c)に対応(第2の工程))。イオン
ビームの照射方向は、上記のラビング処理方向と直交す
る方向とした。これにより、基板Bの各絵素に対応する
配向層には、ラビング処理による液晶分子配列能が付与
されたままの領域と、イオンビーム照射処理により照射
方向と平行な方向に液晶分子の長軸を配列する液晶分子
配列能が付与された領域とが形成され、基板Bは図1の
基板21に対応した基板となった。
【0051】尚、上記のイオンビーム照射処理は、カウ
フマン型イオン銃を備えたイオンビーム照射装置を用い
て、まず、真空ポンプにより真空槽内を1×10-5〜2
×10-5Torrの真空度に到達させた後、Arガスを真空
槽内に導入し、2×10-4〜5×10-4Torrの圧力とし
てプラズマ発生室にて導入されたガスをプラズマ状態と
した。そして、加速電極に100〜500V、引き出し
電極に100〜1000Vの電圧を印加させ、発生させ
たイオンに運動エネルギーを付与してマスクが載置され
た配向層上に照射することにより行った。
【0052】その後、上記のような配向処理が施された
基板Aと基板Bを、配向層が対向し、かつ、相対向する
領域の一方がラビング処理により液晶分子配列方向が定
められたもので、他方の領域はイオンビーム照射処理に
より液晶分子配列方向が定められたものとなるように、
スペーサを介して配置した。その後、シール剤により封
止して液晶組成物(メルク社製LDP−5034LA)
を注入して液晶層を形成(第3の工程)することにより
液晶表示装置を得た。
【0053】この液晶表示装置の液晶層は、相対向する
領域により挟持された液晶分子が90°ねじれ、かつ、
隣接する領域における液晶分子の配列方向が90°ずれ
たものであった。そして、この液晶表示装置を駆動させ
たところ、見る角度を変えても良好な表示色やコントラ
ストが維持され、視角特性に優れ高品位な表示が可能な
液晶表示装置であることが確認できた。 (実施例2)実施例1にて使用したのと同じコーニング
7059ガラス基板のX軸方向に480本のITO透明
電極を形成して基板Cを得た。また、実施例1にて使用
したのと同じコーニング7059ガラス基板のY軸方向
に640本のITO透明電極を形成して基板Dを得た。
この基板Cおよび基板Dは、対向させることによりマト
リクス状電極構造を形成するものである。
【0054】次に、上記の基板Cおよび基板Dの電極形
成面にポリイミド配向層(厚み1000Å)を印刷法に
より形成した。
【0055】次いで、まず、基板Cの配向層および基板
Dの配向層に、基板表示水平方向に対して+45°傾斜
する方向となるように実施例1と同様のラビング処理を
施した。その後、絵素(1個のマトリクスに相当)の半
分の面積に対応した孔部をモザイク状に備えたマスクを
介して配向層上に実施例1と同様のイオンビーム照射処
理を施した。イオンビームの照射方向は、上記のラビン
グ処理方向と直交する方向(基板表示水平方向に対して
−45°傾斜する方向)とした。
【0056】その後、配向層が対向するとともに、相対
向する領域の一方がラビング処理により液晶分子配列方
向が定められたもので、他方の領域はイオンビーム照射
処理により液晶分子配列方向が定められたものとなり、
かつ、相対向する領域により挟持された液晶分子が左2
40°ねじれるように、基板Cと基板Dをスペーサを介
して配置した。そして、シール剤により封止して液晶組
成物(メルク社製ZLI−5600−074)を注入し
て液晶層を形成することにより液晶表示装置を得た。
【0057】この液晶表示装置の液晶層は、相対向する
領域により挟持された液晶分子が240°ねじれ、か
つ、隣接する領域における液晶分子の配列方向が90°
ずれたものであった。そして、この液晶表示装置を駆動
させたところ、見る角度を変えても良好な表示色やコン
トラストが維持され、視角特性に優れ高品位な表示が可
能な液晶表示装置であることが確認できた。 (実施例3)実施例1の基板Aおよび基板Bの作製にお
ける第1の工程で、それぞれラビング処理の代わりにイ
オンビーム照射処理を施した他は、実施例1と同様にし
て基板A´、基板B´を作製した。尚、第1の工程のお
けるイオンビーム照射処理は、上述の実施例1の第2の
工程におけるイオンビーム照射処理を同様にして行っ
た。
【0058】次に、配向処理が施された基板A´と基板
B´を、配向層が対向し、かつ、相対向する領域の液晶
分子配列方向が直交するように、スペーサを介して配置
した。その後、シール剤により封止して液晶組成物(メ
ルク社製LDP−5034LA)を注入して液晶層を形
成(第3の工程)することにより液晶表示装置を得た。
【0059】この液晶表示装置の液晶層は、相対向する
領域により挟持された液晶分子が90°ねじれ、かつ、
隣接する領域における液晶分子の配列方向が90°ずれ
たものであった。そして、この液晶表示装置を駆動させ
たところ、見る角度を変えても良好な表示色やコントラ
ストが維持され、視角特性に優れ高品位な表示が可能な
液晶表示装置であることが確認できた。 (実施例4)実施例1の基板Aおよび基板Bの作製にお
ける第2の工程で、それぞれイオンビームを配向層に垂
直に照射し、第1の工程でのラビング処理による配向力
を消去して液晶分子の配向力をもたない領域を形成した
他は、実施例1と同様にして基板E、基板Fを作製し
た。
【0060】次に、配向処理が施された基板Eと基板F
を、配向層が対向し、かつ、相対向する領域の一方のみ
が液晶分子の配向力を有するように、スペーサを介して
配置した。この場合のセルギャップは5μmとした。そ
の後、シール剤により封止して液晶組成物(メルク社製
LBP−5034Aにカイラル剤(メルク社製C−1
5)を4%混合、カイラルピッチ=20μm)を注入し
て液晶層を形成(第3の工程)することにより液晶表示
装置を得た。
【0061】この液晶表示装置の液晶層は、相対向する
領域により挟持された液晶分子が90°ねじれ、かつ、
隣接する領域における液晶分子の配列方向が90°ずれ
たものであった。そして、この液晶表示装置を駆動させ
たところ、見る角度を変えても良好な表示色やコントラ
ストが維持され、視角特性に優れ高品位な表示が可能な
液晶表示装置であることが確認できた。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればフ
ォトリソグラフィー法による感光性レジストのマスク形
成を行うことなく、かつ、配向材として1種類の配向材
のみの使用で、相対向する領域に挟持された液晶層の分
子は所定の角度でねじれ、かつ、隣接する領域における
液晶層の分子の配列方向が異なるような領域を配向層に
形成することができ、塵発生による表示欠陥がなく、か
つ、視角特性に優れ高品位表示が可能な液晶表示装置が
可能となり、また、製造コストの低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一例を示す概略構成図
ある。
【図2】図1に示される液晶表示装置の配向層の対向状
態を説明するための斜視図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の他の例における配向層
の対向する領域状態を説明するための斜視図である。
【図4】配向層の液晶分子配列方向の領域形成の他の例
を示す図である。
【図5】本発明の液晶表示装置の製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図6】1絵素に相当する配向層における液晶分子配列
方向を説明する図である。
【図7】本発明の液晶表示装置の製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図8】1絵素に相当する配向層における液晶分子配列
方向を説明する図である。
【符号の説明】
1…液晶表示装置 2…液晶層 5…画素 6R,6G,6B…絵素 11,12…基板 12,22…透明基板 13…電極 14…TFT素子 15,25…配向層 15a,15b,25a,25b…領域 16,26…ブラックマトリックス 23…共通電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1337

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の少なくとも一部に設けられた電極
    と該電極を覆うように前記表面に形成された配向層とを
    有する2枚の基板を前記配向層が対向するように配置
    し、前記基板間に液晶層が挟持されてなる液晶表示装置
    において、 前記配向層は1種類の配向材からなり、その表面に複数
    の領域を有し、隣接する前記領域の一方のみが液晶分子
    の配向力をもつとともに、液晶層を介して液晶分子の配
    向力をもつ領域ともたない領域とが相対向し、隣接する
    領域の液晶分子の配向方向が異なることを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記領域の大きさは、10μm×10μ
    m乃至300μm×300μmの範囲であることを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記領域は、画素を単位としたもの、画
    素を構成する絵素を単位としたもの、および、絵素を2
    以上に分割したものを単位としたもののいずれかである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】 基板表面の少なくとも一部に電極を形成
    し、該電極を覆うように前記基板の1種類の配向材から
    なる配向層を設け、該配向層の全面にラビング法および
    イオンビーム照射法にいずれかにより液晶分子配列方向
    が一方向となる配向処理を施す第1の工程と、 所定のパターンで孔部が形成されたマスクを介して前記
    配向層にほぼ垂直にイオンビーム照射を施し、前記第1
    の工程において付与した液晶分子の配向力を消去する第
    2の工程と、 前記第1の工程における配向処理および第2の工程にお
    ける消去処理が行われた2枚の基板を、前記配向層を構
    成する前記領域が相互に対向し、かつ、相対向する領域
    の一方のみが液晶分子の配向力をもち、隣接する領域の
    液晶分子の配列方向が異なるように対向配置し、前記基
    板間に液晶層を挟持する第3の工程と、からなることを
    特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の工程における配向処理をラビ
    ング法により行うことを特徴とする請求項4に記載の液
    晶表示装置の製造方法。
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