JP3355373B1 - すず−亜鉛合金膜の製造方法 - Google Patents

すず−亜鉛合金膜の製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 すずと亜鉛とを完全に合金化させることによ
り、長期間安定して高い耐食性などの諸機能を保持する
ことのできる、すず−亜鉛合金膜を製造する方法を提供
する。 【解決手段】 所定の基板上に、すず層と亜鉛層 とを
それぞれ順次に析出させて、前記すず層と前記亜鉛層と
からなる多層膜を形成する。次いで、この多層膜にレー
ザ光を照射することにより、前記すず層を構成するすず
元素を前記亜鉛層中に拡散させて、すず−亜鉛合金膜を
製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、すず−亜鉛合金膜
の製造方法に関し、詳しくは耐食用として好適に用いる
ことのできるすず−亜鉛合金膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】すず−亜鉛合金膜は、耐食用カドミウム
めっき膜の代替としてここ数年注目されてきた。カドミ
ウムめっき膜自体は優れた耐食性を具えており、現在に
おいては、航空機材料などに用いられている。しかしな
がら、カドミウムは、環境に有害な元素として、その使
用については、現在も規制が比較的厳しく、今後におい
てもその規制が強化される方向にある。この意味から、
代替めっき膜としてのすず−亜鉛合金膜の重要性は今後
ますます増すと考えられる。
【0003】従来の技術においては、このすず−亜鉛膜
を水溶液からの合金電析を用いて製造する。そのため、
二つの異なる金属の電析を、同一の電位で可能ならしめ
ねばならず、様々な工夫が要求されていた。また、使用
される化学種も限定され、さらには、環境性に反するよ
うな添加剤なども必要とされていた。
【0004】さらに、水溶液中からの電析によって得た
合金膜は、熱的に非平衡な相を含む場合があり、前記合
金膜を使用する際の摩耗や加熱などによって前記非平衡
相が他の安定相へ移行する場合が生じ、使用中において
前記合金膜の特性が変化してしまう場合が生じていた。
このため、前記合金膜に対して所定の目的で付与してい
た機能が使用中において変化してしまい、目的とする機
能性を十分に得ることができないという問題もあった。
【0005】また、特開平01−165791号公報に
は、鋼板の表面に亜鉛及びすずを所定量メッキした後加
熱処理を施し、前記すずを前記亜鉛中に溶融拡散させ
て、すず−亜鉛合金膜を作製する技術が記載されてい
る。しかしながら、この技術では、前記合金膜中で亜鉛
が濃度勾配を有するようになるため、すずと亜鉛とを完
全に合金化させることができない。このため、上述した
ように、使用中においてその特性が変化してしまい、目
的とする機能性を十分に発揮することができないという
問題があった。
【0006】本発明は、すずと亜鉛とを完全に合金化さ
せることにより、長期間安定して高い耐食性などの諸機
能を保持することのできる、すず−亜鉛合金膜を製造す
る方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、所定の基板上に、すず層と亜鉛層 とをそれ
ぞれ順次に析出させて、前記すず層と前記亜鉛層とから
なる多層膜を形成した後、この多層膜にレーザ光を照射
することにより、すず−亜鉛合金膜を製造することを特
徴とする、すず−亜鉛合金膜の製造方法に関する。
【0008】本発明者らは、熱的に非平衡な相を含まな
いとともに、均一かつ完全に合金化させた安定なすず−
亜鉛合金膜を得るべく鋭意検討を実施した。その結果、
前記合金膜を構成すべき元素であるすず及び亜鉛からな
る各層を積層させて多層膜を形成した後、この多層膜に
レーザ光を照射することによって前記各層間で拡散を生
じさせることにより、目的とするすず−亜鉛合金膜が得
られることを見出した。
【0009】本発明の方法によれば、レーザ照射による
すず元素及び亜鉛元素の短時間での拡散を通じて前記合
金膜を製造するため、熱的に非平衡な相の生成を回避し
て、均一かつ完全に合金化させたすず−亜鉛合金膜を、
極めて短時間に作製することができる。したがって、前
記合金膜に当初付与した耐食性などの諸機能を長時間に
亘って維持することができるとともに、製造時間短縮に
よってランニングコストを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。本発明においては、すず層
と亜鉛層とからなる多層膜を形成した後、この多層膜に
レーザ光を照射することが必要である。レーザ光の強度
は、50W/cm〜500W/cmであることが好
ましく、さらには150W/cm〜250W/cm
であることが好ましい。これによって、すず層を構成す
るすず元素と亜鉛層を構成する亜鉛元素との拡散を、良
好な制御性の下に、より効果的に行うことができる。
【0011】レーザ光強度が上記範囲を超えると、すず
元素が蒸発したり、すず元素と亜鉛元素との拡散が瞬時
に行われたりすることによって、すず元素と亜鉛元素と
の拡散を良好な制御性の下に実施できず、目的とするす
ず−亜鉛合金を得ることができない場合がある。また、
レーザ光強度が上記範囲未満の場合においては、すず元
素と亜鉛元素との拡散に長時間を要し、本発明の効果を
十分に発揮できない場合がある。
【0012】また、レーザ光の照射時間は、レーザ光強
度、すず層及び亜鉛層の厚さ、並びに目的とする合金化
の度合いなどに応じて、任意に設定することができる。
しかしながら、レーザ光の照射時間は、5〜60秒であ
ることが好ましく、さらには10〜60秒であることが
好ましい。
【0013】これによって、上記レーザ光強度やすず層
及び亜鉛層の厚さなどに大きく依存することなく、前記
すず層を構成するすず元素と前記亜鉛層を構成する亜鉛
元素との拡散を良好な制御性の下に実施することがで
き、目的とするすず−亜鉛合金膜を効率よく得ることが
できる。また、上記照射時間は、極めて短く、目的とす
るすず−亜鉛合金膜を極めて短時間で作製できることが
分かる。
【0014】特に、上記のような強度範囲にあるレーザ
光を、上記照射時間の範囲内で、すず層と亜鉛層とから
なる多層膜に照射すると、この多層膜はすずの融点であ
る232℃以上、沸点である2623℃未満の温度に容
易に加熱される。これによって、すず層が溶解して液相
となり、この液相が前記亜鉛層を構成する亜鉛粒子の間
隙などに速やかに拡散する。したがって、合金度合いの
高いすず−亜鉛合金膜を比較的短時間で簡易に形成する
ことができる。
【0015】上記のようなレーザ光を出力するレーザ光
源としては、He−Neレーザ、COレーザ及びエキ
シマレーザなどの気体レーザや、Nd:YAGレーザな
どの固体レーザなどを用いることができる。
【0016】また、すず層と亜鉛層とからなる多層膜に
おいて、これら層の積層順序は特に限定されるものでは
ないが、前記亜鉛層と前記すず層とがこの順に積層され
ていることが好ましい。
【0017】前記多層膜がすず層上に亜鉛層が積層され
た構成を有するとすると、最初に所定の基板上にすず層
を例えば電析によって形成した後、前記すず層上に例え
ば硫酸亜鉛浴のような強酸性浴を用いて亜鉛層を形成す
る。したがって、この亜鉛層を形成する間に、前記すず
層は前記強酸性浴に長時間浸漬されることになり、その
結果、すず層が溶解してその厚さを大きく減じてしま
う。
【0018】このため、このような多層膜を用いてすず
−亜鉛合金膜を形成すると、合金膜中に占めるすずの量
が減少し、得られる安定相の種類も限定されてしまう。
したがって、所望のすず含有量を得たい場合には、減じ
られる厚さを考慮してその分の厚さを補い、比較的厚い
すず層を形成する必要がある。
【0019】一方、上記のような好ましい態様にしたが
って、前記多層膜を亜鉛層及びすず層をこの順に積層し
て形成する場合においては、上述のようにすず層が強酸
性浴によってその厚さを減じられることがないため、す
ず層の形成をより簡易に行うことができる。
【0020】また、前記多層膜を構成するすず層の厚さ
は、10〜50μmであることが好ましく、同じく亜鉛
層の厚さは、10〜50μmであることが好ましい。こ
れによって、後のレーザ光照射によって各種の安定な相
からなるすず−亜鉛合金膜を得ることができる。また、
上記のような厚さのすず層及び亜鉛層は、例えば、電析
によって上記各層を形成する場合の、形成条件の変動幅
をある程度許容することができる。すなわち、すず層及
び亜鉛層を形成する際の電析条件が、前記各層の形成中
に若干変動したとしても、上記厚さの範囲内にほぼ収め
ることができる。
【0021】上記すず層及び亜鉛層は、所定の基板上に
析出させることによって形成するが、その形成手段は特
には限定されない。しかしながら、操作性が簡易である
こと、及び厚い層を比較的短時間で形成することができ
ることから、電界メッキ法を用いた電析によって形成す
ることが好ましい。
【0022】すず層を電界メッキ法によって形成する場
合、硫酸酸性浴、メタノスルホン酸浴、テトラフルオロ
ホウ酸浴などの酸性浴やアルカリ浴などの電気メッキ浴
を好ましくは用いることができる。一方、亜鉛層を電界
メッキ法によって形成する場合、硫酸亜鉛及び塩化亜鉛
を主成分とする電気メッキ浴などを用いることができ
る。
【0023】以上のような工程を経ることによって、熱
的に非平衡な相を含まず、均一に合金化された安定なす
ず−亜鉛合金膜を形成することができる。そして、特に
は、前記合金膜が安定相として、すず及び亜鉛の固溶体
並びに共晶合金の少なくとも一方を含むことが好まし
い。これによって、合金膜の特性、その結果として合金
膜に付与される機能性を長時間保持することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例において具体的に示
す。 (実施例1)基板として板厚2mmの純鉄を用い、これ
を42%ホウフッ化水素酸18ml、44.6%ホウフ
ッ化すず2ml、ポリエチレングリコール(分子量20
00)15mgを含む総量300mlのフルオロホウ酸
浴中に浸漬し、1A/dmの電流密度で5分間定電流
電解することによって、前記純鉄上にすず層を厚さ30
μmに電析させた。
【0025】次いで、表面に前記すず層を有する前記純
鉄を、塩化亜鉛137g、ホウ酸10g、塩化ナトリウ
ム5g、及び硫酸アルミニウムを含む総量300mlの
亜鉛メッキ浴中に浸漬し、このメッキ浴を40℃に加熱
するとともに、20A/dm の電流密度で5分間電析
し、前記すず層上に亜鉛層を厚さ50μmに電析させ
て、前記すず層と前記亜鉛層とからなる多層膜を形成し
た。この際、最初に析出した厚さ30μmのすず層が前
記亜鉛メッキ浴中で溶解し、数μmの厚さに減じられる
ことが確認された。
【0026】次いで、COレーザ源よりレーザ光を出
力させるとともに、カライドスコープにより前記レーザ
光を均一にし、前記多層膜の表面に前記レーザ光を10
0W/cm〜300W/cmの強度で20秒〜60
秒間照射して、すず−亜鉛合金膜を作製した。
【0027】図1は、このようにして作製したすず−亜
鉛合金膜のX線回折パターンを示す図である。図1
(a)は、レーザ光強度が100Wであり、照射時間が
60秒の場合のX線回折パターンを示し、図1(b)
は、レーザ光強度が200Wであり、照射時間が60秒
の場合のX線回折パターンを示し、図1(c)は、レー
ザ光強度がWであり、照射時間20秒の場合のX線回折
パターンを示している。
【0028】図1から明らかなように、いずれの場合に
おいてもすずと亜鉛とに基づく回折ピークのみが観察さ
れ、すず−亜鉛合金に起因した回折ピークが観察されな
いことから、本実施例で作製した合金膜中には、すず及
び亜鉛が固溶体及び共晶からなる混晶の状態で存在して
いることが分かる。
【0029】したがって、本実施例によって、熱的に非
平衡な相を含まないとともに、均一かつ完全に合金化さ
せたすず−亜鉛合金膜を極めて短時間で作製できること
が分かる。なお、同様の結果は、走査型電子顕微鏡に組
み込まれた電子線マイクロアナライザによっても観察さ
れた。
【0030】(実施例2)基板として板厚2mmの純鉄
を用い、これを塩化亜鉛137g、ホウ酸10g、塩化
ナトリウム5g、硫酸アルミニウム10gを含む総量が
300mlの亜鉛メッキ浴中に浸漬し、20A/dm
の電流密度で5分間電析し、前記純鉄基板上に亜鉛層を
厚さ50μmに電析させた。
【0031】次いで、42%ホウフッ化水素酸18m
l、44.6%ホウフッ化すず2ml、ポリエチレング
リコール(分子量2000)15mgを含む総量300
mlのフルオロホウ酸浴中に浸漬し、1A/dmの電
流密度で5分間定電流電解し、すず層を厚さ30μmに
電析させ、亜鉛層及びすず層がこの順に積層された多層
膜を形成した。次いで、実施例1と同様にして、前記C
レーザ源より強度100W/cm 〜300W/c
のレーザ光を20秒〜60秒間照射し、すず−亜鉛
合金膜を作製した。
【0032】図2は、このようにして作製したすず−亜
鉛合金膜のX線回折パターンを示す図である。図2
(a)は、レーザ光強度が100Wであり、照射時間が
60秒の場合のX線回折パターンを示し、図2(b)
は、レーザ光強度が200Wであり、照射時間が60秒
の場合のX線回折パターンを示し、図2(c)は、レー
ザ光強度がWであり、照射時間20秒の場合のX線回折
パターンを示している。
【0033】図2から明らかなように、いずれの場合に
おいてもすずと亜鉛とに基づく回折ピークのみが観察さ
れ、すず−亜鉛合金に起因した回折ピークが観察されな
いことから、本実施例で作製した合金膜中には、すず及
び亜鉛が固溶体及び共晶からなる混晶の状態で存在して
いることが分かる。
【0034】したがって、本実施例によって、熱的に非
平衡な相を含まないとともに、均一かつ完全に合金化さ
せたすず−亜鉛合金膜を極めて短時間で作製できること
が分かる。なお、同様の結果は、走査型電子顕微鏡に組
み込まれた電子線マイクロアナライザによっても観察さ
れた。
【0035】以上、具体例を挙げながら発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は
上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸
脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱的に非平衡な相を含まず、均一かつ完全に合金化され
た安定なすず−亜鉛合金膜を極めて短時間で得ることが
できる。したがって、この合金膜を使用する際の摩耗や
加熱などによる前記合金膜の特性変化を抑制することが
できる。このため、前記合金膜に付与した耐食性などの
諸機能を長時間に亘って維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法によって得たすず−亜鉛合
金膜のX線回折プロファイルの一例である。
【図2】 本発明の製造方法によって得たすず−亜鉛合
金膜のX線回折プロファイルの他の例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C25D 5/26 C25D 5/26 K M 5/50 5/50 (56)参考文献 特開 平8−85882(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 26/00 C23C 24/08 C25D 5/26 C25D 5/50

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基板上に、すず層と亜鉛層 とをそ
    れぞれ順次に析出させて、前記すず層と前記亜鉛層とか
    らなる多層膜を形成した後、この多層膜にレーザ光を照
    射することにより、すず−亜鉛合金膜を製造することを
    特徴とする、すず−亜鉛合金膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光を、50W/cm〜50
    0W/cmの強度で前記多層膜に照射することを特徴
    とする、請求項1に記載のすず−亜鉛合金膜の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記レーザ光の照射時間が、5〜60秒
    であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のすず
    −亜鉛合金膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記多層膜は、前記亜鉛層と前記すず層
    とがこの順に積層されてなることを特徴とする、請求項
    1〜3のいずれか一に記載のすず−亜鉛合金膜の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記すず層の厚さが10〜50μmであ
    り、前記亜鉛層の厚さが10〜50μmであることを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載のすず−亜
    鉛合金膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記すず層及び前記亜鉛層は、電気メッ
    キ法により析出させることを特徴とする、請求項1〜5
    のいずれか一に記載のすず−亜鉛合金膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記すず−亜鉛合金膜は、すず及び亜鉛
    からなる固溶体及び共晶合金の少なくとも一方を含むこ
    とを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載のす
    ず−亜鉛合金膜の製造方法。
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