JP3355096B2 - 2サイクルエンジン - Google Patents
2サイクルエンジンInfo
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- JP3355096B2 JP3355096B2 JP23603496A JP23603496A JP3355096B2 JP 3355096 B2 JP3355096 B2 JP 3355096B2 JP 23603496 A JP23603496 A JP 23603496A JP 23603496 A JP23603496 A JP 23603496A JP 3355096 B2 JP3355096 B2 JP 3355096B2
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- scavenging
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気筒の周壁に掃気
孔を設けた2サイクルエンジンに関するものである。
孔を設けた2サイクルエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンにおいては、図3に
示すように、気筒31の周壁を形成するシリンダライナ
32におけるピストン33の下死点近傍の中間高さ位置
に複数の掃気孔34を形成し、掃気孔34の外側に設け
た掃気室35に掃気ポンプ(図示せず)その他の手段で
加圧された新気を供給し、燃焼後ピストン33が下死点
近傍に達すると掃気孔34から気筒31内に新気を導入
し、燃焼ガスをシリンダヘッド36に設けた排気口(ユ
ニフロー式)又はシリンダライナ32に設けた排気口
(シュニーレ式)から排出して気筒31内の燃焼ガスを
新気と交換するように構成されている。
示すように、気筒31の周壁を形成するシリンダライナ
32におけるピストン33の下死点近傍の中間高さ位置
に複数の掃気孔34を形成し、掃気孔34の外側に設け
た掃気室35に掃気ポンプ(図示せず)その他の手段で
加圧された新気を供給し、燃焼後ピストン33が下死点
近傍に達すると掃気孔34から気筒31内に新気を導入
し、燃焼ガスをシリンダヘッド36に設けた排気口(ユ
ニフロー式)又はシリンダライナ32に設けた排気口
(シュニーレ式)から排出して気筒31内の燃焼ガスを
新気と交換するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
2サイクルエンジンでは、ピストン33の往復移動に伴
ってそのピストンリング33aにて掻き降ろされたオイ
ルの一部が掃気孔34を通って掃気室35に入り込み、
掃気室35の底部に図3に示すようにオイル溜まり37
を生じることになる。このオイル溜まり37を放置して
おくと、掃気行程時にオイルが気筒31内に入り込み、
オイル消費量が多くなるとともに、オイルが気筒31内
で燃焼することにより、異常燃焼を引き起こすことがあ
る等の問題があった。
2サイクルエンジンでは、ピストン33の往復移動に伴
ってそのピストンリング33aにて掻き降ろされたオイ
ルの一部が掃気孔34を通って掃気室35に入り込み、
掃気室35の底部に図3に示すようにオイル溜まり37
を生じることになる。このオイル溜まり37を放置して
おくと、掃気行程時にオイルが気筒31内に入り込み、
オイル消費量が多くなるとともに、オイルが気筒31内
で燃焼することにより、異常燃焼を引き起こすことがあ
る等の問題があった。
【0004】そこで、図3に示すように、掃気室35の
底部にドレンプラグ38を設け、掃気室35に溜まった
オイルを定期的に抜くことにより、異常燃焼を防止する
ようにしたものも知られているが、煩雑な手間がかかる
とともに、適切に処理されないことが多いために上記問
題を発生することになる。
底部にドレンプラグ38を設け、掃気室35に溜まった
オイルを定期的に抜くことにより、異常燃焼を防止する
ようにしたものも知られているが、煩雑な手間がかかる
とともに、適切に処理されないことが多いために上記問
題を発生することになる。
【0005】なお、実開昭62−133945号公報に
は、シリンダライナに掃気室に連通させて放射状にジェ
ット孔を開口させるとともに、このジェット孔の開口を
下死点のピストンのスカート部によって閉ざされるよう
にしたオイル上がり防止構造が開示されているが、基本
的にオイル上がりを防止するもので、掃気孔から掃気室
内に入り込んだオイルを回収して有効利用を図るもので
はない。
は、シリンダライナに掃気室に連通させて放射状にジェ
ット孔を開口させるとともに、このジェット孔の開口を
下死点のピストンのスカート部によって閉ざされるよう
にしたオイル上がり防止構造が開示されているが、基本
的にオイル上がりを防止するもので、掃気孔から掃気室
内に入り込んだオイルを回収して有効利用を図るもので
はない。
【0006】また、実開平5−69305号公報には、
掃気室に溜まったオイルをクランク室に戻して回収する
ため、オイル戻し通路を設けるとともにその途中に開閉
弁を設けたものが開示されているが、構成が複雑でコス
ト高になるとともに、ピストンをより効果的に潤滑する
技術手段は特に講じらていない。
掃気室に溜まったオイルをクランク室に戻して回収する
ため、オイル戻し通路を設けるとともにその途中に開閉
弁を設けたものが開示されているが、構成が複雑でコス
ト高になるとともに、ピストンをより効果的に潤滑する
技術手段は特に講じらていない。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、掃気
室に溜まったオイルを回収してピストンの潤滑に効果的
に利用するようにした2サイクルエンジンを提供するこ
とを目的とする。
室に溜まったオイルを回収してピストンの潤滑に効果的
に利用するようにした2サイクルエンジンを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、気筒の周壁に
掃気孔を設けた2サイクルエンジンにおいて、掃気孔の
外側に加圧された新気が導入される掃気室を設け、掃気
室の底部から気筒内に向けて貫通するオイル戻し通路を
設け、このオイル戻し通路の気筒内周面での開口を、ピ
ストンが下死点に位置したときにピストンの上部リング
の内最上段のリングより下方で最下段のリングより上方
に位置させ、かつ、ピストンが上死点に位置したときに
ピストンの下部リングより上方に位置させたことによ
り、ピストンの上下動に伴ってその上部リングにて気筒
周壁内周面から掻き降ろされて掃気孔を通って掃気室に
入り込んだオイルを、オイル戻し通路を通してピストン
の上部リング部分と下部リング部分及びそれらの間に供
給するようにし、供給したオイルにて気筒内周面とピス
トンのスカート部に対する適切なオイル塗布を自動的に
行ない、潤滑性を改善してピストンの焼き付きを防止す
るようにしている。
掃気孔を設けた2サイクルエンジンにおいて、掃気孔の
外側に加圧された新気が導入される掃気室を設け、掃気
室の底部から気筒内に向けて貫通するオイル戻し通路を
設け、このオイル戻し通路の気筒内周面での開口を、ピ
ストンが下死点に位置したときにピストンの上部リング
の内最上段のリングより下方で最下段のリングより上方
に位置させ、かつ、ピストンが上死点に位置したときに
ピストンの下部リングより上方に位置させたことによ
り、ピストンの上下動に伴ってその上部リングにて気筒
周壁内周面から掻き降ろされて掃気孔を通って掃気室に
入り込んだオイルを、オイル戻し通路を通してピストン
の上部リング部分と下部リング部分及びそれらの間に供
給するようにし、供給したオイルにて気筒内周面とピス
トンのスカート部に対する適切なオイル塗布を自動的に
行ない、潤滑性を改善してピストンの焼き付きを防止す
るようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1、図2を参照して説明する。
1、図2を参照して説明する。
【0010】図1において、1は気筒で、その周壁2は
シリンダライナにて構成されている。気筒1の周壁2に
は、気筒1内を往復移動するピストン3の下死点近傍の
中間高さ位置に周方向に適当間隔置きに複数の掃気孔4
が設けられている。この掃気孔4は、気筒1の半径方向
の軸線に対して接線方向に傾斜させて形成された所謂ス
ワールポートや気筒1の半径方向の軸線に沿う所謂スト
レートポートなどにて構成され、それらが単独又は複合
して配置されている。掃気孔4の外周には掃気室5が配
設されている。6は気筒1の上面を覆うとともに、ピス
トン3上面との間に燃焼室を形成するシリンダヘッドで
ある。シリンダヘッド6の中央部には燃焼ガスを排出す
る1又は複数の排気口7が形成され、この排気口7を開
閉する排気バルブ8が設けられている。9は排気ポート
である。
シリンダライナにて構成されている。気筒1の周壁2に
は、気筒1内を往復移動するピストン3の下死点近傍の
中間高さ位置に周方向に適当間隔置きに複数の掃気孔4
が設けられている。この掃気孔4は、気筒1の半径方向
の軸線に対して接線方向に傾斜させて形成された所謂ス
ワールポートや気筒1の半径方向の軸線に沿う所謂スト
レートポートなどにて構成され、それらが単独又は複合
して配置されている。掃気孔4の外周には掃気室5が配
設されている。6は気筒1の上面を覆うとともに、ピス
トン3上面との間に燃焼室を形成するシリンダヘッドで
ある。シリンダヘッド6の中央部には燃焼ガスを排出す
る1又は複数の排気口7が形成され、この排気口7を開
閉する排気バルブ8が設けられている。9は排気ポート
である。
【0011】掃気室5には掃気ポンプ11で加圧された
新気が送給されている。12は気筒1の下部に配設さ
れ、ピストン3にて気筒1内と仕切られたクランク室、
13はクランク軸、14はピストン3とクランク軸13
を連結するコネクチングロッド、15は掃気室5の上部
の気筒1外周やシリンダヘッド6に形成された冷却水ジ
ャケット、16はインジェクタ、17は排気バルブ8を
開閉制御するカム、18は排気バルブ8を閉じる方向に
付勢する排気バルブばね、19はシリンダヘッドカバー
である。
新気が送給されている。12は気筒1の下部に配設さ
れ、ピストン3にて気筒1内と仕切られたクランク室、
13はクランク軸、14はピストン3とクランク軸13
を連結するコネクチングロッド、15は掃気室5の上部
の気筒1外周やシリンダヘッド6に形成された冷却水ジ
ャケット、16はインジェクタ、17は排気バルブ8を
開閉制御するカム、18は排気バルブ8を閉じる方向に
付勢する排気バルブばね、19はシリンダヘッドカバー
である。
【0012】掃気室5の底部から気筒1内に向けて周壁
2を斜め下方に貫通するオイル戻し通路20が形成され
ている。このオイル戻し通路20の気筒内周面での開口
20aは、図1及び図2(a)に示すように、ピストン
3が下死点に位置したときにピストン3の上部外周に上
部リングとして配設されているファーストリング21と
セカンドリング22の間に位置するように、かつピスト
ン3が上死点に位置したときに、図2(b)に示すよう
に、ピストン3の下部外周に下部リングとして配設され
ているサードリング23とその下方のオイルリング24
との間に位置するように設定されている。すなわち、上
記のようにピストン3が下死点に位置したときにピスト
ン3の上部リングにオイル戻し通路20の開口20aが
対向位置するとともに、ピストン3のストロークが上部
リングと下部リング間の距離に対応するように設定され
ている。
2を斜め下方に貫通するオイル戻し通路20が形成され
ている。このオイル戻し通路20の気筒内周面での開口
20aは、図1及び図2(a)に示すように、ピストン
3が下死点に位置したときにピストン3の上部外周に上
部リングとして配設されているファーストリング21と
セカンドリング22の間に位置するように、かつピスト
ン3が上死点に位置したときに、図2(b)に示すよう
に、ピストン3の下部外周に下部リングとして配設され
ているサードリング23とその下方のオイルリング24
との間に位置するように設定されている。すなわち、上
記のようにピストン3が下死点に位置したときにピスト
ン3の上部リングにオイル戻し通路20の開口20aが
対向位置するとともに、ピストン3のストロークが上部
リングと下部リング間の距離に対応するように設定され
ている。
【0013】次に動作を説明すると、エンジンの運転状
態においては、掃気ポンプ11から掃気室5に向けて加
圧された新気が圧送されており、その状態で気筒1内に
おいて燃焼後ピストン3が下死点の状態まで下降する
と、掃気孔4が開口するとともに、排気口7の排気バル
ブ8が開くことにより、掃気室5から掃気孔4を通って
気筒1内に新気が流入するとともに、燃焼ガスが排気口
7から押し出されて気筒1内が新気と交換され、また掃
気孔4がスワールポートから成ることによって気筒1内
に強いスワールが形成される。その後、ピストン3が上
昇して気筒1内の新気が圧縮されるとともにインジェク
タ16から燃料が噴射されることにより燃焼してピスト
ン3が下降するという動作が繰り返され、ピストン3が
気筒1内を往復移動してクランク軸13が回転駆動され
る。
態においては、掃気ポンプ11から掃気室5に向けて加
圧された新気が圧送されており、その状態で気筒1内に
おいて燃焼後ピストン3が下死点の状態まで下降する
と、掃気孔4が開口するとともに、排気口7の排気バル
ブ8が開くことにより、掃気室5から掃気孔4を通って
気筒1内に新気が流入するとともに、燃焼ガスが排気口
7から押し出されて気筒1内が新気と交換され、また掃
気孔4がスワールポートから成ることによって気筒1内
に強いスワールが形成される。その後、ピストン3が上
昇して気筒1内の新気が圧縮されるとともにインジェク
タ16から燃料が噴射されることにより燃焼してピスト
ン3が下降するという動作が繰り返され、ピストン3が
気筒1内を往復移動してクランク軸13が回転駆動され
る。
【0014】このエンジンの運転中のピストン3の往復
移動に伴ってピストンリング21、22にて掻き降ろさ
れたオイルの一部が掃気孔4から掃気室5内に入り込
み、掃気室5の底部に少しづつ溜まってくる。しかし、
ピストン3が図1及び図2(a)に示す下死点の状態ま
で下降すると、オイル戻し通路20の開口20aがピス
トン3の上部リングのセカンドリング22とその上のフ
ァーストリング21の間に位置するので、掃気室5の底
部に溜まったオイルは掃気圧によってこのオイル戻し通
路20を通してピストン3の上部リング部分に供給され
る。また、ピストン3が図2(b)に示す上死点の状態
まで上昇すると、オイル戻し通路20の開口20aがピ
ストン3の下部リングのオイルリング24とその上のサ
ードリング23の間に位置するので、掃気室5の底部に
溜まったオイルは掃気圧によってこのオイル戻し通路2
0を通してピストン3の下部リング部分に供給される。
移動に伴ってピストンリング21、22にて掻き降ろさ
れたオイルの一部が掃気孔4から掃気室5内に入り込
み、掃気室5の底部に少しづつ溜まってくる。しかし、
ピストン3が図1及び図2(a)に示す下死点の状態ま
で下降すると、オイル戻し通路20の開口20aがピス
トン3の上部リングのセカンドリング22とその上のフ
ァーストリング21の間に位置するので、掃気室5の底
部に溜まったオイルは掃気圧によってこのオイル戻し通
路20を通してピストン3の上部リング部分に供給され
る。また、ピストン3が図2(b)に示す上死点の状態
まで上昇すると、オイル戻し通路20の開口20aがピ
ストン3の下部リングのオイルリング24とその上のサ
ードリング23の間に位置するので、掃気室5の底部に
溜まったオイルは掃気圧によってこのオイル戻し通路2
0を通してピストン3の下部リング部分に供給される。
【0015】かくして、掃気室5に溜まったオイルを掃
気圧によって自動的に回収し、その回収したオイルをピ
ストン3の上部リング部分と下部リング部分及びそれら
の間に供給されるので、気筒1内周面とピストン3のス
カート部に対する適切なオイル塗布が自動的に行われ、
ピストン3の潤滑性を改善でき、ピストン3の焼き付き
を防止することができる。また、掃気室5の底部に溜ま
ったオイルを回収することによりオイル消費量を低減す
るとともに異常燃焼を無くすことができる。
気圧によって自動的に回収し、その回収したオイルをピ
ストン3の上部リング部分と下部リング部分及びそれら
の間に供給されるので、気筒1内周面とピストン3のス
カート部に対する適切なオイル塗布が自動的に行われ、
ピストン3の潤滑性を改善でき、ピストン3の焼き付き
を防止することができる。また、掃気室5の底部に溜ま
ったオイルを回収することによりオイル消費量を低減す
るとともに異常燃焼を無くすことができる。
【0016】なお、上記実施形態では、ピストン3の上
部リングとしてファーストリング21とセカンドリング
22の2本のリングを配設した例を示したが、3本以上
でも当然適用でき、その場合にはピストン3が下死点に
位置したときに開口20aが最下段のリングよりも上方
に位置するようにすれば良い。また、同様にピストン3
の下部リングが3本以上でも、ピストン3が上死点に位
置したときに開口20aが最下段のリングよりも上方に
位置するようにすれば良い。
部リングとしてファーストリング21とセカンドリング
22の2本のリングを配設した例を示したが、3本以上
でも当然適用でき、その場合にはピストン3が下死点に
位置したときに開口20aが最下段のリングよりも上方
に位置するようにすれば良い。また、同様にピストン3
の下部リングが3本以上でも、ピストン3が上死点に位
置したときに開口20aが最下段のリングよりも上方に
位置するようにすれば良い。
【0017】
【発明の効果】本発明の2サイクルエンジンによれば、
掃気室に溜まったオイルを自動的に回収できてオイル消
費量を低減するとともに異常燃焼を無くすことができ、
かつ気筒内周面とピストンのスカート部に対する適切な
オイル塗布が自動的に行われて潤滑性を改善でき、ピス
トンの焼き付きを防止することができるという効果を発
揮する。
掃気室に溜まったオイルを自動的に回収できてオイル消
費量を低減するとともに異常燃焼を無くすことができ、
かつ気筒内周面とピストンのスカート部に対する適切な
オイル塗布が自動的に行われて潤滑性を改善でき、ピス
トンの焼き付きを防止することができるという効果を発
揮する。
【図1】本発明の一実施形態の2サイクルエンジンの縦
断面図である。
断面図である。
【図2】同実施形態における要部を示し、(a)はピス
トンが上死点にある状態の断面図、(b)はピストンが
下死点にある状態の断面図である。
トンが上死点にある状態の断面図、(b)はピストンが
下死点にある状態の断面図である。
【図3】従来例の2サイクルエンジンの要部の概略構成
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 気筒 2 周壁 4 掃気孔 5 掃気室 20 オイル戻し通路 20a 開口 21 ファーストリング 22 セカンドリング
Claims (1)
- 【請求項1】 気筒の周壁に掃気孔を設けた2サイクル
エンジンにおいて、掃気孔の外側に加圧された新気が導
入される掃気室を設け、掃気室の底部から気筒内に向け
て貫通するオイル戻し通路を設け、このオイル戻し通路
の気筒内周面での開口を、ピストンが下死点に位置した
ときにピストンの上部リングの内最上段のリングより下
方で最下段のリングより上方に位置させ、かつ、ピスト
ンが上死点に位置したときにピストンの下部リングより
上方に位置させたことを特徴とする2サイクルエンジ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23603496A JP3355096B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 2サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23603496A JP3355096B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 2サイクルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082311A JPH1082311A (ja) | 1998-03-31 |
JP3355096B2 true JP3355096B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=16994787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23603496A Expired - Fee Related JP3355096B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 2サイクルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3355096B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5968034B2 (ja) * | 2012-04-18 | 2016-08-10 | 株式会社ディーゼルユナイテッド | 2ストローク機関の過早着火防止装置 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP23603496A patent/JP3355096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1082311A (ja) | 1998-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927 Year of fee payment: 7 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |