JP3355016B2 - 半導体発光装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体発光装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP3355016B2
JP3355016B2 JP4279994A JP4279994A JP3355016B2 JP 3355016 B2 JP3355016 B2 JP 3355016B2 JP 4279994 A JP4279994 A JP 4279994A JP 4279994 A JP4279994 A JP 4279994A JP 3355016 B2 JP3355016 B2 JP 3355016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting device
layer
substrate
junction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4279994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07249794A (ja
Inventor
信雄 斎藤
英世 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP4279994A priority Critical patent/JP3355016B2/ja
Publication of JPH07249794A publication Critical patent/JPH07249794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3355016B2 publication Critical patent/JP3355016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子、面発光素
子、発光素子アレイなどの半導体発光装置とその製造方
法に関し、より詳しくは、III−V族化合物半導体
(100)基板上に、分子線エピタキシー(MBE)法
によりIV族元素をドープしたIII−V族化合物半導
体層を成長させることにより、1種類のドーパントを用
いて一回の膜成長で電流閉じこめ用p−n接合を発光領
域周囲に形成させた構造を有する半導体発光装置および
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、面発光素子は、光を発生する活性
領域の上下に反射鏡を設け、基板側に穴を開けて反射鏡
を通してわずかに光が透過して出てくるように設計して
いた。例えば、このような面発光素子としては、図7に
示すように、光を発生する活性領域1の上下にそれぞれ
反射鏡2および3を設け、基板4側に開けた円形孔に設
けた反射鏡2を通してわずかに光が透過して出てくるよ
うな構造のものが知られている。
【0003】この構造の面発光素子の製造では、液相成
長法により、基板4上にn−GaAlAsクラッド層
5、活性領域となるGaAs層1、p−GaAlAsク
ラッド層6、p−GaAlAsキャップ層7を形成し、
活性層1、クラッド層6およびキャップ層7をエッチン
グによりメサ型に残した後、活性領域1を含むメサ構造
の側部周辺に、再成長により、横方向のp−n接合領域
(p−n電流狭窄層)8を形成している。なお、図中、
9はAu/Ge上部電極であり、10はAu/Zn下部
環状電極、11は絶縁層である。
【0004】しかしながら、上記従来の面発光素子で
は、電流による活性領域の刺激を効率よく行うために、
できるだけ多くの電流を閉じ込める構造とする必要があ
る。このため、従来の面発光素子は構造が複雑であり、
その製造には複雑なプロセスを必要とするという問題が
あった。
【0005】この問題点を解決するために、(111)
A面を露出したIII−V族化合物半導体基板の表面に
段差部を設け、この段差部を有するIII−V族化合物
半導体(111)A基板上に分子線エピタキシー(MB
E)法によりSi(IV族)ドープIII−V族化合物
半導体層を成長させ、これにより、1種類のドーパント
を用いて1回の成長で電流閉じ込め用p−n接合を発光
領域(活性領域)周囲に形成させた構造を有する面発光
素子が提案されている。
【0006】しかし、この場合には、III族元素が表
面に現れている(111)A面は不活性であり、V族元
素が表面に現れている(111)B面に比べて反応性が
低い。そのため、III−V族化合物半導体(111)
A基板上へのMBE法によるSiドープIII−V族化
合物半導体層の成長においては、一般に良好な特性を持
つSiドープIII−V族化合物半導体層の成長が難し
く、段差部を有するIII−V族化合物半導体(11
1)A基板の準備の方法、およびSiドープIII−V
族化合物半導体層の成長の条件に関して厳しい制限が課
せられているという問題点があった。
【0007】また、この問題を解決するために、段差部
を有するIII−V族化合物半導体(111)B基板上
にMBE法によりSiドープIII−V族化合物半導体
層を成長することにより、1種類のドーパントを用いて
1回の成長で電流閉じ込め用p−n接合を発光領域周囲
に形成させた構造を有する面発光素子が、本発明者らに
より提案されている(特願平4−67935号)。しか
し、この場合には、p型領域となるべき斜面を(11
1)A面としたため、(111)B基板面と斜面とのな
す角が約70゜と急で、段差加工およびその後のMBE
成長が難しいという問題点を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電流
の閉じ込め用横方向p−n接合を用いた、構造が簡単で
製造工程が単純で、かつ素子作製に関する制約の少ない
面発光素子、発光素子、発光素子アレイなどの半導体発
光装置およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斜面として、(110)
面、
【0010】
【外3】 面、(101)面、あるいは
【0011】
【外4】 を持つような段差部を有するIII−V族化合物半導
体(100)基板上に、分子線エピタキシー法によりI
V族元素(C、Si、Geなど)をドープしたIII−
V族化合物半導体層を成長、形成し、III−V族化合
物半導体基板の平坦面がn型で、斜面がp型であるよう
な横方向p−n接合で活性領域を取り囲む構成としたこ
とが、本発明の特徴である。なお、本明細書では、前記
4つの傾斜面を総称して{110}面と記すこととす
る。
【0012】さらに、詳しく説明すると、本発明の半導
体発光装置は、基板面上に四角形領域の平坦面とこの平
坦面を囲む{110}面からなる傾斜面とから構成され
た段差部を有するIII−V族化合物半導体(100)
基板上に、IV族元素がドープされているIII−V族
化合物半導体層が積層されてなる半導体発光装置であっ
て、前記積層半導体層の前記平坦面上の領域がn型伝導
性を示すとともに、同積層半導体層の前記傾斜面上の領
域がp型伝導性を示し、前記平坦面上のn型伝導層とそ
れに2次元的に連続する前記傾斜面上のp型伝導層が電
流閉じ込め用の横方向のp−n接合層を構成しているこ
とを特徴とする。
【0013】
【0014】この半導体発光装置としては、前記横方向
p−n接合を発光の活性領域とした面発光型の装置、端
面出射型の装置、アレイ型の装置を挙げることができ
る。
【0015】また、前記構成の半導体発光装置の発光素
子アレイ型の半導体発光装置において、前記傾斜面とし
て、(100)面を間に挟まずに隣接した(110)面
【0016】
【外3】
【0017】とを用いてもよい。
【0018】一方、本発明の半導体発光装置の製造方
、III−V族化合物半導体(100)基板の基板面
上に四角形領域の平坦面とこの平坦面を囲む{110}
面からなる傾斜面とを形成して段差部を構成し、この段
差部を有する基板上に、IV族元素をドープしたIII
−V族化合物半導体層を分子線エピタキシー法により積
層して、該積層半導体層の前記平坦面上の領域にn型伝
導性を与えるとともに、前記傾斜面上の領域にp型伝導
性を与え、前記平坦面上のn型伝導層とそれに2次元的
に連続する前記傾斜面上のp型伝導層とにより電流閉じ
込め用の横方向のp−n接合層を構成することを特徴と
する。
【0019】前記製造方法において、横方向p−n接合
を形成するのに必要な段差加工を、水酸化アンモニウ
ム、過酸化水素水、および水の混合液中でのウエットエ
ッチングにより行ってもよい。この場合、前記混合液に
おける水の割合が体積比にして98/100以上である
ことが好ましい。
【0020】
【0021】
【0022】
【作用】前記構成によれば、構造が簡単で製造工程が単
純であり、かつ素子作製に関する制約の少ない面発光素
子、発光素子、発光素子アレイなどの半導体発光装置を
得ることができる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の第1の発明
の実施例を示すもので、本発明に係る半導体面発光素子
の断面構成図である。
【0025】この素子の製造においては、まず、n+
GaAs(100)基板21を用意した。このGaAs
(100)基板21上に正方形パターンをフォトリソグ
ラフィ法で形成し、水酸化アンモニウム、過酸化水素
水、および水を成分とする混合液中でのウエットエッチ
ングにより上記GaAs(100)基板21の基板面に
段差部21aを形成した。この方法により形成される段
差部21aは、基板21の表面との角度θが約45゜の
斜面により囲まれている。この斜面は{110}面によ
り構成されている。
【0026】図2は、前記ウエットエッチング用の混合
液中の水酸化アンモニウム:過酸化水素水:水の比率
(体積比)を1:1:98として、段差部を形成した場
合の段差部断面の走査電子顕微鏡(SEM)写真であ
る。混合液中の水の比率が前記比率よりも低い場合、
(101)、
【0027】
【外4】
【0028】好ましい特性が得られない。したがって、
今後液中の水の体積比率は98/100以上であること
が、好ましく、より好ましくは99/100以上である
ことが好ましい。
【0029】このようにして段差加工した基板21上
に、MBE法で、基板温度を620℃、As4 /Gaフ
ラックス比2、Si濃度1×1018cm-3の条件で、S
iドープGaAs膜を成長した。すなわち、まず、Si
ドープしたn−AlAs/GaAs多層膜(反射鏡)2
2を成長させた。続いて、Siドープしたn−AlGa
Asクラッド層23を積層した。この上にSiドープG
aAs活性層24を形成した。この活性層24の上にさ
らにBeドープしたP−AlGaAsクラッド層25お
よびBeドープしたp+ −GaAsキャップ層26を形
成した。
【0030】前記SiドープGaAs活性層24におい
て、p型、n型の領域が形成されているかどうか、すな
わち、横方向p−n接合が形成されているかどうかの確
認は、活性層24を形成した段階で、カソードルミネッ
センス(CL)で評価した。
【0031】図3に、室温において測定した段差部21
aの上平坦面に位置する平坦層24a((100)面部
分)と、同段差部21aの斜面上に位置する傾斜層(斜
面部分)24bのCL発光スペクトルを示した。図3か
ら分かるように、傾斜層からの発光のピーク波長(85
9nm)は基板面からの発光のピーク波長(854n
m)と異なる。それぞれがp型、n型に特徴的な発光波
長であることから、活性層24では、p型傾斜層24b
とn型基板面24aとが分離、形成され、四角形状の横
方向に並んだp−n接合が形成されていることが分かっ
た。なお、この構造において、前記基板面24aが活性
領域を構成する。
【0032】この面発光素子では、前記キャップ層26
の中央平坦層をエッチングした後、絶縁膜27、電極2
8を積層し、最後に前記キャップ層26の露出面上に反
射膜29を積層した。なお、前記基板21の反対面に
は、電極30を形成する。この面発光素子では、この反
射鏡22と前記反射鏡29とにより、共振器として作用
し、図の上面から光出力する。
【0033】前記面発光素子では、従来2回対称性しか
持たないために等価な面で1つの領域を囲むことは本質
的に不可能であるとされていた(100)面において、
上述のような特殊な段差加工を行うことにより(10
0)基板面を同じ性質を持つ4つの{110}面により
囲むことができる。このため、正方形パターンを採用す
ることにより、面発光素子を2次元的に並べた構造を容
易に実現することができる。
【0034】(実施例2)実施例1で採用したのと同じ
段差加工方法によりGaAs(100)面上に{11
0}面を斜面とするストライブ形状の段差部を形成した
上に、実施例1で採用したのと同じMBE成長条件にて
SiドープGaAs層を形成した。この上に、電極を形
成することにより、横方向p−n接合に電流を注入し、
そこからの発光を観測した。発光は、基板面に平行な方
向(図4(a))および基板面に垂直な方向(図4
(b))に観測され、本発明の方法により作成した横方
向p−n接合を発光の活性領域として用いることも可能
であり、横方向p−n接合の両端に共振鏡を形成するこ
とにより横方向p−n接合を活性領域とした端面出射型
の発光素子(図4(a)の場合)、および面発光素子
(図4(b)の場合)が作製できることが分かる。
【0035】さらに、ストライプ列を図5(a)のよう
に形成することにより1次元の発光素子アレイが作製で
きる。このときの隣り合う発光点の高さが異なるために
生じるジグザグが好ましくないという場合には、図5
(b)のように、(100)面を間に挟まずに(11
0)面と
【0036】
【外5】
【0037】隣接させたストライプ列とすることにより
一直線上に並んだ1次元の発光素子アレイが作製でき
る。同様に、斜面として(101)面と
【0038】
【外6】
【0039】用いて発光素子アレイを作製することも出
来る。
【0040】(参考例1) まず、GaAs(111)B基板を用意した。このGa
As(111)B基板上に正三角形パターンをフォトリ
ソグラフィ法で形成し、燐酸、過酸化水素水、および水
を3:1:30の比率(体積比)にて混合した混合液中
でのウエットエッチングにより上記GaAs(111)
B基板の基板面に段差部を形成した。この方法により形
成される段差部は、基板面と約35゜の角度をなす斜面
を持ち、斜面は(110)面により構成されている。混
合液中の水の比率が前記比率よりも低い場合、形成され
る段差部が基板面となす角は35゜よりも大きく、(1
10)斜面は形成されない。このようにして段差加工し
た基板上に、MBE法で、基板温度を620℃、As
/Gaフラックス比2、Si濃度1×1018cm−
3の条件で、SiドープGaAs膜を成長した。
【0041】横方向p−n接合が形成されているかどう
かの確認は、カソードルミネセンス(CL)で評価し
た。
【0042】図6に室温において測定した(111)B
基板面部分(平坦層)および斜面部分(傾斜層)のCL
発光スペクトルを示した。図6から分かるように、斜面
からの発光のピーク波長(871nm)は、基板面から
の発光のピーク波長(854nm)と異なり、それぞれ
がp型、n型に特徴的な発光波長であることから、p型
斜面とn型基板面とが分離され、三角形状の横方向p−
n接合が形成されていることが分かる。
【0043】この面発光素子では、前記(111)B面
は3回対称性を有する結晶面であるため、正三角形の周
囲の3つの斜面には全て同じ性質を持たせることができ
る。このため、正三角形パターンでは、面発光素子を2
次元的に並べた構造を容易に実現できる。
【0044】(参考例2参考例1 で採用したのと同じ段差加工方法によりGaA
s(111)B面上に(110)面を斜面とするストラ
イプ形状の段差部を形成した上に、実施例3で採用した
のと同じMBE成長条件にてSiドープGaSi層を形
成した。この上に、電極を形成することにより、横方向
p−n接合に電流を注入し、そこからの発光を観測し
た。発光は、基板面に平行な方向および基板面に垂直な
方向に観測され、本発明の方法により作製した横方向p
−n接合を発光の活性領域として用いることも可能であ
り、横方向p−n接合の両端に共振鏡を形成することに
より横方向p−n接合を活性領域とした発光素子、およ
び面発光素子が作製できることが分かる。
【0045】
【0046】
【発明の効果】本発明の半導体発光装置は、段差加工し
たIII−V族化合物半導体基板の上に、分子線エピタ
キシー(MBE)法によりIV族元素をドープしたII
I−V族化合物半導体層を成長させて、平坦面でn型の
伝導型を有し、1回の成長で1種類のドーパントを用い
るだけで段差部により形成される斜面上でp型の伝導型
を有する電流閉じ込め用の横方向p−n接合で活性領域
を取り囲む構造を有するものであるから、キャリアの閉
じこめができる横方向p−n接合を活性領域の周囲に持
った簡単な構造を有する2次元的に配列した面発光素子
を、容易に得ることができる。
【0047】また、本発明の方法により形成した横方向
p−n接合は、発光の活性領域として用いることができ
るので、この横方向p−n接合を発光の活性領域として
用いた発光素子、発光素子アレイ、面発光素子を容易に
作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横方向p−n接合を持つ本発明にかかる面発光
素子の一例を示す断面構成図である。
【図2】基板上の段差部の断面の走査電子顕微鏡写真で
ある。
【図3】基板上の段差部の(100)平坦層(基板面部
分)および(101)斜面部分(傾斜層)のカソードル
ミネッセンスの発光スペクトル図である。
【図4】本願の半導体発光装置における光の射出方向を
説明する要部の斜視図であり、(a)図は、端面出射型
構成を示し、(b)図は面発光型構成を示したものであ
る。
【図5】本発明の発光素子アレイにおける発光点の位置
(丸印で示す)を説明する要部の斜視図であり、(a)
図は、発光点の高さがジグザグが存在する構成を示し、
(b)図は、発光点が一直線上に並んだ構成を示したも
のである。
【図6】基板上の段差部の(111)B基板面部分およ
び(110)斜面部分のカソードルミネッセンスの発光
スペクトル図である。
【図7】従来の面発光素子の一例を示す断面構成図であ
る。
【符号の説明】
21 その表面が(100)面となっているGaAs基
板 21a 段差部 22 Siドープしたn−AlAs・/GaAs多層膜
(反射膜) 23 Siドープしたn−AlGaAsクラッド層 24 SiドープしたGaAs活性層 24a n型上部平坦層 24b p型傾斜層 24c n型下部平坦層 25 Beドープしたp−AlGaAsクラッド層 26 Beドープしたp−GaAsキャップ層 27 絶縁層 28 電極 29 反射膜 30 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−84186(JP,A) 特開 平2−146788(JP,A) 特開 平5−226778(JP,A) 特開 昭49−79471(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 H01L 21/203 H01S 5/00 - 5/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板面上に四角形領域の平坦面とこの平
    坦面を囲む{110}面からなる傾斜面とから構成され
    た段差部を有するIII−V族化合物半導体(100)
    基板上に、IV族元素がドープされているIII−V族
    化合物半導体層が積層されてなる半導体発光装置であっ
    て、 前記積層半導体層の前記平坦面上の領域がn型伝導性を
    示すとともに、該積層半導体層の前記傾斜面上の領域が
    p型伝導性を示し、前記平坦面上のn型伝導層とそれに
    2次元的に連続する前記傾斜面上のp型伝導層とが電流
    閉じ込め用の横方向のp−n接合層を構成していること
    を特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 前記横方向p−n接合を発光の活性領域
    としたことを特徴とする面発光型の請求項1に記載の半
    導体発光装置。
  3. 【請求項3】 前記横方向p−n接合を発光の活性領域
    としたことを特徴とする端面出射型の請求項1に記載の
    半導体発光装置。
  4. 【請求項4】 前記横方向p−n接合を発光の活性領域
    としたことを特徴とするアレイ型の請求項1に記載の半
    導体発光装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜面として、(100)面を間に
    挟まずに隣接した(110)面と 【外1】 面とを、または隣接した(101)と 【外2】 面とを用いたことを特徴とする請求項4に記載の半導体
    発光装置。
  6. 【請求項6】 III−V族化合物半導体(100)基
    板の基板面上に四角形領域の平坦面とこの平坦面を囲む
    {110}面からなる傾斜面とを形成して段差部を構成
    し、この段差部を有する基板上に、IV族元素をドープ
    したIII−V族化合物半導体層を分子線エピタキシー
    法により積層して、該積層半導体層の前記平坦面上の領
    域にn型伝導性を与えるとともに、前記傾斜面上の領域
    にp型伝導性を与え、前記平坦面上のn型伝導層とそれ
    に2次元的に連続する前記傾斜面上のp型伝導層とによ
    り電流閉じ込め用の横方向のp−n接合層を構成するこ
    とを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記横方向p−n接合を形成するのに必
    要な段差加工を、水酸化アンモニウム、過酸化水素水、
    および水の混合液中でのウエットエッチングにより行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体発光装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記混合液における水の割合が体積比に
    して98/100以上であることを特徴とする請求項7
    に記載の半導体発光装置の製造方法。
JP4279994A 1994-03-14 1994-03-14 半導体発光装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3355016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4279994A JP3355016B2 (ja) 1994-03-14 1994-03-14 半導体発光装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4279994A JP3355016B2 (ja) 1994-03-14 1994-03-14 半導体発光装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07249794A JPH07249794A (ja) 1995-09-26
JP3355016B2 true JP3355016B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=12646019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4279994A Expired - Fee Related JP3355016B2 (ja) 1994-03-14 1994-03-14 半導体発光装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3355016B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604468B2 (ja) * 2003-07-31 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 発光素子アレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07249794A (ja) 1995-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6222866B1 (en) Surface emitting semiconductor laser, its producing method and surface emitting semiconductor laser array
US6222868B1 (en) Surface-type optical device, fabrication method therefor and display device
US5068869A (en) Surface-emitting laser diode
JP6947386B2 (ja) 半導体発光素子および半導体発光素子の製造方法
Ogura et al. Surface‐emitting laser diode with vertical GaAs/GaAlAs quarter‐wavelength multilayers and lateral buried heterostructure
DE102009054564A1 (de) Laserdiodenanordnung und Verfahren zum Herstellen einer Laserdiodenanordnung
JP2000312054A (ja) 半導体素子の製造方法、及び半導体素子
JP3734849B2 (ja) 半導体レーザ装置の製造方法
JP2857256B2 (ja) 垂直型半導体レーザ
JPS63175489A (ja) 半導体装置
US4716125A (en) Method of producing semiconductor laser
US10020637B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device and semiconductor device
JPH09129974A (ja) 半導体レーザ素子
Baillargeon et al. High‐power phase‐locked InGaAs strained‐layer quantum well heterostructure periodic laser array
JPH04212489A (ja) 発光素子
JP3145769B2 (ja) 半導体面発光素子
Major et al. High‐power disorder‐defined coupled stripe AlyGa1− yAs‐GaAs‐InxGa1− xAs quantum well heterostructure lasers
US4514896A (en) Method of forming current confinement channels in semiconductor devices
JPH11506273A (ja) 最高30%のアルミニウムを含む半導体材料又はアルミニウムを含まない半導体材料から成る個別の閉じ込め層を有する放射放出半導体ダイオード
JP3355016B2 (ja) 半導体発光装置およびその製造方法
JPS61168981A (ja) 半導体レ−ザ装置
Iga et al. Surface emitting semiconductor laser array: Its advantage and future
US7803645B2 (en) Semiconductor light-emitting device and a method for manufacturing the same
JPH0478036B2 (ja)
JP2542570B2 (ja) 光集積素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees