JP3353899B2 - 有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤を用いて製造される高内部水相逆性エマルジョンで処理した担体基質 - Google Patents

有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤を用いて製造される高内部水相逆性エマルジョンで処理した担体基質

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本出願は、肛門周辺部の汚れを落とすのに(特に除去
するのに)有用な物品に関する。特に、本出願は、有機
ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤を用いて
作られる内部水相比率の高い逆性エマルジョン(high i
nternal water phase inverse emalsion;以下では高内
部水相逆性エマルジョンという)で処理した担体基質か
ら作られる湿潤性クリーニングワイプ製品(拭き取り用
の用具)に関する。
発明の背景 肌を清潔にすることは、常に容易に解決されるとは限
らない身体衛生上の課題である。むろん、石鹸と水で肌
を洗うという一般的な処置は有効であるが、時には使用
できなかったり、使用し難いことがあろう。例えば、排
便後に肛門周辺部を清浄にするために、石鹸と水を使用
することも可能ではあろうが、このような操作は非常に
面倒なものであろう。それ故、乾燥ティッシュ製品が、
排便後の肛門の汚れを落とすための製品として最も一般
的に使用されている。このような乾燥ティッシュ製品
は、通常「トイレットティッシュ」または「トイレット
ペーパー」と呼ばれている。
細かい襞と皺(溝)および毛包があることが、肛門周
辺の皮膚の特徴であり、そのため肛門周辺部は、解剖学
的領域の中で洗浄しにくい領域の一つとなっている。排
便中に、便は肛門から排泄され、過度にたまって毛根周
辺部および皮膚表面の溝の中といった部位に到達する傾
向がある。便は、空気に晒されたり、あるいはティッシ
ュペーパーのような吸収力のある洗浄用品に触れたりし
て水分を失うと、さらに強固に肌および毛に付着し、残
存する脱水した便を除去するのはさらに困難になる。
肛門部から便を除去することができないと、身体衛生
に悪影響を及ぼす。排便後の洗浄が終わった後、皮膚に
残存している便は、細菌およびウイルスを多く含有し、
悪臭を放ち、通常水分が失われている。これらの特徴に
よって、肛門周辺部の疾患の発生が増加し、身体的な不
快感(例えば、かゆみ、炎症、擦り傷など)が引き起こ
される。さらに、残存した排泄物は、下着をよごし、肛
門部から発する不快な匂いをもたらす。このように、肛
門周辺が十分清潔にされていないことによって生じる事
態は、明らかに好ましいものではない。
肛門掻痒症、痔、裂創、小濾包等の、肛門の疾患を患
っている人々にとって、肛門周辺部を十分清潔にするこ
との重要性は、さらに大きな意義を有する。肛門周辺部
の疾患は、通常皮膚の開口を特徴とし、そこから残存し
た便中の細菌およびウイルスが容易に侵入し得る。それ
故、肛門の疾患に悩まされている人々は、排便後に肛門
周辺部をきわめて清潔にせねばならず、そうしなけれ
ば、皮膚に残存した細菌やウイルスによって疾患が悪化
するような結果を招く危険性がある。
さらに、肛門の疾患を患っている人たちは、十分な程
度まで便を除去することが難しく、排便後の洗浄が不十
分であることから生じるより深刻な事態に直面すること
になる。肛門の疾患により、肛門周辺部は通常きわめて
敏感になり、普通の強さで拭いて肛門周辺部から便を除
去することでさえ、痛みをもたらし、さらに皮膚を刺激
することもある。拭く強さを増して、便をもっとよく除
去しようとすると、激痛が生じる。逆に、拭く強さを弱
めて苦痛を最小限にしようとすると、皮膚に残存する便
の量が多くなってしまう。
肛門の汚れを落とすのに用いられる従来のトイレット
ティッシュ製品は、普通乾燥しており、専ら機械的な作
用によって肛門周辺の皮膚から便を取り除く低密度のテ
ィッシュペーパーである。これらの従来製品は、概ね約
1ポンド/平方インチ(7キロパスカル)の圧力で肛門
周辺の皮膚に擦り付けられ、基本的には便を皮膚からこ
すり落とすか、または削り落とす。拭く操作は、便中に
存在する便と便の粘着力に打ち勝つことができるので、
2,3回拭けば、まず便の上層部は除去される。それによ
って、便の層自体に裂け目ができて、便の上層部は除去
され、残った下部の便は、肛門周辺の皮膚に付着するこ
とになる。
従来のティッシュ製品は吸収性があり、連続して拭く
度に、便は徐々に水分を喪失し、肛門周辺部の皮膚と毛
に更に強固に粘着するようになり、除去することとが極
度に困難になる。力を込めて、ティッシュで肛門周辺の
皮膚を押さえれば、より多くの便が除去されるであろう
が、肛門の疾患を患っている人々には激痛をもたらし、
肛門周辺の正常な皮膚でさえ擦りむくことになり、刺
激、炎症、痛み、出血、感染を引き起こす可能性があ
る。
肛門周辺の洗浄を改善するために、ある種のティッシ
ュ用の容器(dispenser)に入れられて、典型的には保
湿液の貯蔵槽に浸されているワイプ製品の開発が行われ
てきた。このような製品の例には、便通後の赤ん坊を清
潔にするために使われるワイプ製品が含まれ、皮膚の痛
みを和らげる添加物を保湿液に入れることができる。こ
れらのワイプ製品は、永久的な湿潤強度を持ち得るの
で、水に流すことができない。また、これらの従来ワイ
プ製品は、水分を含みすぎているので、皮膚は乾燥せ
ず、「冷たい」感触を与える傾向がある。さらに、各ワ
イプ製品の水分量が一定していないということもある。
水分を含ませることができる乾燥ティッシュ製品も、
肛門周辺の汚れを落とすのに使用されてきた。これらの
水分を含ませることができるティッシュ製品は、通常一
時的な湿潤強度を有しているので、水に流すことができ
る。しかし、これらの製品を使用する者はティッシュを
湿らさねばならず、不便なことがある。また、このよう
な製品に適切な水分量を与えることは難しい。さらに、
このような一時的湿潤強度をもつ製品は、概ね不十分な
ものであり、改良が必要である。
従って、 (1)一定レベルの保湿液含み; (2)水に流すことができるように、十分な一時的湿潤
強度を有し; (3)効果的に汚れを落とすことができるように、十分
かつ一定の水分レベルを有し; (4)汚れを落とす目的で使われるまでは、基本的に乾
燥した状態であるような肛門周辺の汚れを落とすための
製品を供給することは望ましいといえるであろう。
発明の開示 本発明は、汚れを落とすのに有用な物品、特に肛門周
辺部の便を除去するのに非常に有用な湿潤性のクレンジ
ングワイプ製品に関する。該物品は、 a. 担体;および b. 担体に塗布された油中水エマルジョン を具備し、 該エマルジョンは: (1)およそ30℃以上の融点をもつ蝋状の油性物質を具
備する、連続的な固形の油相を約2〜60%と、 (2)油相中に分散された、内部水相約39〜97%と、 (3)油相が液状の時にエマルジョンを形成し得る、有
効量の有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化
剤 を具備する。
本発明は、さらに該物品の製造方法に関する。
該方法は、 A.(1)およそ30℃以上の融点をもつ蝋状の油性物質を
具備する連続的な油相を約2〜60%と、 (2)油相中に分散された、内部水相を約39〜97%と、 (3)油相が液状である時にエマルジョンを形成するこ
とができる、有効量の有機ポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレン乳化剤とを具備する油中水エマルジョンを形
成するステップと、 B.油相が流体的または可塑性粘度を有するような高温
で、担体にエマルジョンを塗布するステップと、 C.油相が固形化する温度に、塗布したエマルジョンを冷
却するステップとを具備する。
これらの物品は、従前の洗浄用製品に比べて多数の重
要な利点を有しており、湿潤性洗浄用ワイプ製品として
肛門周辺部の便を除去するために用いられる場合には特
に有利である。これらの物品は、心地よく、より効果的
な洗浄を行うために、かなりの量の水を使用中に放出す
る。エマルジョンの連続的油相は、(例えば、皮膚を拭
く場合のように)弱く接触させてずらすだけで容易に崩
壊して即座に内部水相を放出する程度には十分脆く、工
程時のショックによって水相が未然に放出するのを防ぐ
程度には十分強いものである。本品の連続的油相は十分
強く、保存中に内部の水相が多量に蒸発するのを防ぐこ
とができる。これらの物品の正常な張力特性および水に
流すことができるという特性は、本発明の高内部水相逆
性エマルジョンで処理しても、悪影響は受けない。その
結果、これらの物品の使用者は、通常の衛生習慣を変え
ることなく快適に、効率よく、水分による洗浄を行うこ
とができる。
特に、高内部水相逆性エマルジョンを調製するため
に、有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤
を用いると、多くの利点がある。例えば該有機ポリシロ
キサン−ポリオキシアルキレン乳化剤は、高内部水相逆
性エマルジョンを調製するために使用される他の有機性
乳化剤よりも水分をよく保持する。該有機ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレン乳化剤は、高内部水相逆性エ
マルジョン処理された物品に対して、より良好な手触り
を与える。
これらの物品は、肛門周辺部の洗浄の他、水、および
水に可溶性あるいは分散性の活性成分を付与することが
必要な、他の多くの応用においても利用し得る。これら
の応用には、床、調理台、洗面台、バスタブ、トイレな
どの堅い表面の洗浄、並びに水溶性または分散性の抗菌
性活性成分あるいは薬理学的活性成分の供給が含まれ
る。これらの物品は、多彩な機能を発揮し得る。例え
ば、家具、靴、車等のような品物に対して用いる場合に
は、これらの物品に塗布された高内部水相逆性エマルジ
ョンは、洗浄効果とワックス効果を同時にもたらすよう
に調製することが可能である。
図の簡単な説明 図1は、ペーパーウェブのような担体基質に、本発明
の高内部水相逆性エマルジョンを塗布するためのスプレ
ーシステムを図示したものである。
図2は、フレキシブルグラビアコーティングによっ
て、ペーパーウェブのような担体基質に、本発明の高内
部水相逆性エマルジョンを塗布するためのシステムを図
示したものである。
発明の詳細な説明 本明細書で用いられている「具備する」という語は、
本発明の実施において、種々の成分、原料またはステッ
プを共に使用し得るということを意味する。従って、
「具備する」という語は、より限定的な「本質的に〜か
らなる」および「〜からなる」という語を内包する。
本明細書で用いられているパーセンテージ、比率およ
び割合は、特にことわらない限り、重量に基づくもので
ある。
A.高内部水相逆性エマルジョンの担体 本発明に有用な担体には、種々の形態の基質があり得
る。適切な担体基質には、織物、不織布、泡、スポン
ジ、薄く延ばした綿、球体、パフ(puffs)、フィルム
等が含まれる。本発明に使用するのに、特に好適な基質
は、不織物タイプのものである。これらの不織布の基質
には、適切な秤量、キャリパー(厚さ)、吸収度、強度
特性を有する従来様式の不織布シートまたは不織ウェブ
全てが含まれる。不織布基質は、一般的には、ウェブ構
造を有する接着された繊維状またはフィラメント状の製
品として定義することが可能で、その中の繊維またはフ
ィラメントは、「空気気流式敷設(air−laying)」ま
たはある種の「湿式敷設(wet−laying)」工程におけ
るようにデタラメに配置されているか、あるいはある種
の「湿式敷設」工程、または梳織敷設(carding)」工
程におけるようにある程度の配向性をもって配置されて
いる。このような不織性基質の繊維またはフィラメント
は、天然のもの(例えば、木のパルプ、ウール、絹、黄
麻、大麻、麻、リネン、サイザル、ラミー)または合成
されたもの(例えば、レイヨン、セルロースエステル、
ポリビニル誘導体、ポリオレフィン、ポリアミドまたは
ポリエステル)であり、重合性の接合用樹脂で接着する
ことができる。市販で入手できる適切な不織布基質の例
には、デュポンによってソンターラ (Sontara )の
商標名で、ジェームスリバー社によってポリウェブ
(Polyweb )の商標名で販売されているものが含ま
れる。
価格、製造の容易さ、物品の可処分性(例えば水に流
すことができる)等の理由で、本発明のワイプ製品に用
いられる好適な不織布基質の種類は、木のパルプ繊維、
すなわちペーパーウェブを具備している。既述のよう
に、ペーパーウェブは、空気気流式または湿式の敷設技
術によって作成される。エアテックス SC130(Air Tex
SC130)は、ジェームスリバー社から市販されており
入手することができる。
より伝統的には、ペーパーウェブは、湿式敷設操作に
よって作られる。このような操作では、水を加えた製紙
用の完成紙料を作って、該完成紙料を長網ワイヤーのよ
うな小孔性表面に置き、次に、例えば、圧力をかけなが
ら、または圧力をかけずに、重力、真空による乾燥、お
よび/または蒸発によって、完成紙料から水を取り除
き、希望する繊維濃度のペーパーウェブを形成せしめ
る。多くの場合には、特に希望通りの触感、嵩、見か
け、吸収度等をもった紙の基質を形成するために、製紙
用装置を取り付けて、脱水を進行させながら、製紙用完
成紙料のスラリー中の繊維を再配置する。
本発明の物品に好適なペーパーウェブを形成するのに
用いられる製紙用完成紙料は、製紙用繊維(すなわち、
紙パルプ)の水性スラリーを必須要素として具備し、任
意に、湿潤強力樹脂、界面活性剤、pH調整用試薬、柔軟
剤、剥離剤等のような多様な化学物質を含有させること
ができる。木のパルプは、類似物も全て含めて、製紙用
完成紙料に用いることができる。有用な木のパルプに
は、機械パルプ、サーモメカニカルパルプおよびケミサ
ーモメカニカルパルプの他、亜硫酸パルプおよび硫酸塩
パルプが含まれ、これらは全て製紙業界の当業者にはよ
く知られたものである。落葉樹から作られたパルプ、針
葉樹から作られたパルプの両者を使用することができ
る。本発明のワイプ製品に好適なペーパーウェブ基質を
作成するのに用いられる製紙用完成紙料は、北方の軟材
から得られるクラフトパルプを具備する。
非常に有用なあるいは望ましい繊維配置を有するペー
パーウェブを作る製紙用装置を利用した製紙工程が、多
数開発されてきた。このような配置は、ペーパーウェブ
に容積、吸収性および強度の増加といった特性を与える
のに役立つ。このような工程のうちの一つでは、製紙工
程において特定の性質を刻印する(imprinting)ファブ
リックを使用しており、生じたペーパーウェブ中に高密
度帯と低密度帯の波形パターンを与える役目を果たす。
この種の工程、およびこの工程を実行するための製紙用
装置は、1967年1月31日発行のアメリカ合衆国特許第3,
301,746号(サンフォードら;Sanford et al.)に詳述さ
れており、これは、ここでの参照により本明細書に組み
込まれる。
特殊な製紙用装置を用いて実施される他の製紙工程で
は、明瞭な連続的網目状領域が該網目状の領域全体に分
散した複数の「ドーム」によって形成された、ペーパー
ウェブが得られる。このようなドームは、歪曲部分の不
連続で離間した多数の歪曲導管によって形成された、模
様の付いた網目状表面を有する小孔性の歪曲部分の中
で、製紙工程の際に形成される初期のウェブを圧縮する
ことにより作られる。この種の工程、およびこのような
工程を実施するための装置は、1985年7月16日発行のア
メリカ合衆国特許第4,529,480号(Trokhan)、1987年1
月20日発行のアメリカ合衆国特許第4,637,859号(Trokh
an)1991年12月17日発行のアメリカ合衆国特許第5,073,
235号(Trokhan)の中で詳述されており、ここでの参照
によりそれら全てを本明細書の一部とする。層状に合成
された紙基質を作るのに適した、他の種類の紙製造工程
およびそれを実行するための装置は、1976年11月30日発
行のアメリカ合衆国特許第3,994,771号(モーガンら;Mo
rgan et al.)に記載されており、その内容は本明細書
と一体をなすものとする。
好適なペーパーウェブ基質は、互いにはり合わされた
2以上の層のうちの一つを形成し得る。はり合わせ、お
よびはり合わされた製品中に多数の突起を付けるための
エンボス加工と組み合わされて行われるはり合わせは、
1968年12月3日発行のアメリカ合衆国特許第3,414,459
号(ウェルス;Wells)中に詳述されており、その内容は
本明細書に組み込まれる。これらの紙基質は、好ましく
は、秤量が約10〜65g/m2、密度が約0.6g/ccまたはそれ
以下である。さらに好ましくは、秤量が約40g/m2または
それ以下、密度が約0.3g/ccまたはそれ以下である。最
も好ましくは、密度が約0.04〜0.2g/ccである。ティッ
シュペーパーの密度の測定の仕方が記述されている、19
91年10月22日発行のアメリカ合衆国特許第5,059,282号
(アンプルスキーら;Ampulski et al.)第13カラム、61
−67行を参照されたい(特に断らない限り、ペーパーウ
ェブ基質に関する全ての量および重量は、乾燥時のもの
である)。
製紙用繊維に加えて、これらのペーパーウェブを作る
のに用いられる製紙用完成紙料中に、当該分野において
公知の、または将来公知になった他の成分または原料を
添加してもよい。望ましい添加物の種類は、意図する生
産物の最終用途によって異なる。例えば、トイレットペ
ーパー、ペーパータオル、化粧紙、ベビーワイプ製品、
および他の類似製品のようなワイプ製品においては、高
度の湿潤強度が属性として望まれる。このように、製紙
用完成紙料に、当該分野で「湿潤強力」樹脂として知ら
れている化学物質を添加することは、多くの場合望まし
いことである。
製紙業界で利用される湿潤強力樹脂の種類についての
総括的な論文は、TAPPI学術論文シリーズ29号、紙およ
び板紙の湿潤強度(Wet Strength in Paper and Paperb
oard)、紙パルプ技術協会(ニューヨーク、1965)に見
出すことができる。最も有用な湿潤強力樹脂は、一般的
には陽イオン性のものであった。恒久的な湿潤強度を作
り出すためには、ポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂
が、特に有用な陽イオン性湿潤強力樹脂である。このよ
うな樹脂の中で適切なタイプが、1972年10月24日発行の
アメリカ合衆国特許第3,700,623号(カイム;Keim)、お
よび1973年11月13日発行のアメリカ合衆国特許第3,772,
076号(カイム)に記載されており、両者は参照文献と
して本明細書の一部をなす。市販されている有用なポリ
アミド−エピクロロヒドリン樹脂の一つは、デラウェア
州ウィルミントン(Wilmington)のエルキュール社(He
rcules Inc.)のもので、キメン(577H (Kymene 557H
)の商標でこのような樹脂が販売されている。
ポリアクリルアミド樹脂は、湿潤強力樹脂としても利
用度が高いことが分かっている。これらの樹脂は、1971
年1月19日発行のアメリカ合衆国特許第3,556,932号
(コッシアら;Coscia et al.)、および1971年発行の1
月19日発行のアメリカ合衆国特許第3,556,933号(ウィ
リアムスら;Williams et al.)に記載されており、両者
は参照文献として本明細書に取り込まれる。市販されて
いるポリアクリルアミド樹脂の一つは、コネチカット
州、スタンフォードのアメリカンシアナミド社(Americ
an Cyanamid Co.)のもので、パレッツ 631NC(Parez
631NC)の商標でこのような樹脂の一つが販売されて
いる。
湿潤強力樹脂として有用性があることが明らかとなっ
ている、他の水溶性陽イオン樹脂には、尿素ホルムアル
デヒド樹脂およびメラミンホルムアルデヒド樹脂があ
る。これらの多官能性樹脂に存在する一般的な官能基
は、アミノ基、窒素に結合したメチロール基のような窒
素を含有した基である。ポリエチレンイミン型樹脂も、
本発明に利用できることが明らかであろう。さらに、カ
ルダス10(Caldas 10)(日本カーリット;Japan Carlit
製造)およびコボンド1000(CoBond 1000)(ナショナ
ルスターチアンドケミカルカンパニー(National Starc
h and Chemical Company)製造)のような一時的湿潤強
力樹脂を、本発明に利用することもできる。先に述べた
湿潤強力樹脂および一時的湿潤強力樹脂のような化学的
化合物をパルプ完成紙料に添加することは、任意であ
り、本発明の実施に必ずしも必要ではないことを理解す
べきである。
湿潤強力添加物に加えて、製紙用繊維中に、当該分野
で公知の、ある種の乾燥強力添加剤およびリント制御用
添加剤を加えるのも望ましいかもしれない。これに関し
ては、デンプンバインダーが特に適切であることが分か
っている。さらに、紙基質のリンティングを減少させる
のに加え、低レベルのデンプンバインダーは、高レベル
のデンプンの添加によって生じ得ることがある堅さを与
えずに、乾燥時の引張り強さを若干改善せしめる。通
常、デンプンバインダーは、紙基質の重量に対して、約
0.01〜2%のレベルで保持されるような量が含まれてお
り、好ましくは約0.1〜1%含まれる。
一般的には、これらのペーパーウェブ基質に適したデ
ンプンバインダーには、水溶性且つ親水性という特徴が
ある。適切なデンプンバインダーの範囲を制限すること
を意図するものではないが、代表的なデンプン材料に
は、トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンが
含まれ、工業的にアミオカデンプン(amioca Starch)
として知られるワクシートウモロコシデンプン(waxy c
orn starch)は特に好適である。アミオカデンプンが通
常のトウモロコシデンプンと異なるのは、通常のトウモ
ロコシデンプンがアミロペクチンとアミロースの両者を
含んでいるのに対し、アミオカデンプンは全てアミロペ
クチンであるという点である。アミオカデンプンの種々
のユニークな特性が、「アミオカ:ワクシートウモロコ
シから得られるデンプン」、ショップマイヤー(Schopm
eyer H.H.),Food Industries,1945年12月,106−108ペ
ージ(Vol.pp.1476−1478)に詳述されている。
デンプンバインダーは、顆粒状または分散状の形態を
取ることができ、顆粒状形態が特に好適である。デンプ
ンバインダーは、顆粒の膨潤が引き起こされるまで十分
に蒸解することが好ましい。蒸解によって、デンプン顆
粒が分散する直前の状態に膨潤していることがより好ま
しい。このような高度に膨潤したデンプン顆粒は、「完
全に蒸解された」と称される。一般的に、分散条件はデ
ンプン顆粒のサイズ、顆粒の結晶度、存在するアミロー
スの量によって変わり得る。例えば、完全に蒸解された
アミオカデンプンは、約4%濃度のデンプン顆粒の水性
スラリーを約190゜F(約88℃)で、約30〜40分間加熱す
ることによって調製され得る。他の理想的なデンプンバ
インダーの中で使用可能なものには、アミノ基および窒
素に結合したメチロール基を含む、窒素含有基で修飾さ
れた被修飾陽イオンデンプンが含まれ、ナショナルスタ
ーチアンドケミカルカンパニー(Bridgewater,New Jers
ey)から入手でき、湿潤強度および/または乾燥強度を
増すためのパルプ完成紙料添加剤として、以前から用い
られてきた。
B.高内部相逆性エマルジョン組成物 本発明の物品は、担体基質に付着した油中水エマルジ
ョンを具備する。
該エマルジョンは、 (1)固形の連続油相と、 (2)油相が液状の時、油中水エマルジョンを形成する
有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤と、 (3)油相中に分散されている内部水相とを具備する。
内部相は、高濃度の水を含有しているので、該エマル
ジョンは、通常は「高内部相逆性エマルジョン」と呼ば
れる。該高内部相逆性エマルジョンは、例えば皮膚また
は他の表面を拭うのに使用する場合のような弱い摩擦に
より破裂し、内部水相を放出する。
固形連続油相は、本発明の高内部相逆性エマルジョン
にとって、不可欠な安定化構造を与える。特に、該連続
油相は、当該製品を使用する前に、完成していない状態
で、分散した内部水が工程中の刺激などにより放出され
るのを防ぐ役目をするものである。
連続油相は、約2〜60%の本発明によるエマルジョン
を具備し得る。好ましくは、該連続油相は、約5〜30%
のエマルジョンを具備する。最も好ましくは、該油相
は、約6〜15%のエマルジョンを具備する。
該連続油相の主要成分は、蝋性脂質である。該脂質
は、約30℃またはそれ以上の融点、すなわち通常の気温
では固体であることを特徴とする。好ましくは、該脂質
は、約50℃またはそれ以上の融点を有する。典型的に
は、該脂質は約40〜80℃の範囲にある、より典型的には
約50〜70℃の範囲にある融点をもつ。
該蝋性脂質は、通常の気温では固体であるが、高内部
相逆性エマルジョンを担体基質に付着させるときの温度
においては、液状または可塑性であることが必要であ
る。さらに、たとえエマルジョンを担体基質に付着させ
るときの温度において、該脂質が液状または可塑性であ
っても、本発明の物品を保存および配送する間に通常遭
遇する上昇した温度(例えば、約50℃またはそれ以上)
で、長時間幾分安定(すなわち、融解していない)であ
ることが望まれる。また、該脂質は、本物品が使用され
る時の摩擦状態下では壊れやすく、破裂して分散内部水
相を放出する必要がある。肛門周辺部の洗浄に使用する
湿潤性のクレンジングワイプ製品のような個人用ケア製
品に用いられる場合には、該脂質は皮膚に対して心地よ
い触感をもたらすことが望ましい。
本発明の高内部相逆性エマルジョンを用いるのに適切
な蝋状脂質には、天然および合成ワックス以外に、蝋の
ような粘度を有する油溶性の他の物質が含まれる。本明
細書において使用する場合には、「蝋」という用語は、
通常水に不溶性の有機混合物または有機化合物であっ
て、通常の気温下(例えば、約25℃)で、非結晶型固体
または微晶固体として存在する傾向にあるものをいう。
適切な蝋には、多くの種類の炭化水素の他、ある種の脂
肪酸と脂肪族アルコールのエステルも含まれる。それら
は天然物(すなわち、動物、植物または鉱物)から誘導
されるか、または合成され得る。これら種々の蝋の混合
物も使用することができる。
本発明において使用できる、代表的な動物性蝋および
植物性蝋には、蜜蝋、カルナウバ、鯨蝋、ラノリン、セ
ラック蝋、カンデリラなどが含まれる。特に好適な動物
性蝋および植物性蝋は、蜜蝋、ラノリンおよびカンデリ
ラである。本発明において使用できる、鉱物源から得ら
れる代表的な蝋には、パラフィン、ペトロラタム、微晶
質蝋のような石油ベースのワックス、白色セレシン蝋、
黄色セレシン蝋、白色オゾセライト蝋などのような化石
性または土壌性のワックスが含まれる。特に好適な鉱物
性蝋は、ペトロラタム、微晶質蝋、黄色セレシン蝋およ
び白色オゾセライト蝋である。本発明に使用できる代表
的な合成蝋には、ポリエチレン蝋のようなエチレン系ポ
リマー、「Halowax」のような塩化ナフタレン、フィッ
シャー−トロプシュ合成によって作られる炭化水素系の
蝋などが含まれる。特に好適な合成蝋は、ポリエチレン
蝋である。
蝋状脂質の他にも、連続油相は、他の親油性物質ある
いは油と混和する物質を少量含み得る。これらの他の親
油性物質/油と混和する物質は、典型的には水分の喪失
を最小限にしてエマルジョンを安定化するため、あるい
は皮膚に対するエマルジョンの美的感覚を改善するため
に含まれる。連続油相中に存在し得るこの種の物質のう
ち適切なものには、フィンドレー(Findley)193−336
樹脂のようなホットメルト接着剤、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、およびセタリルアルコールのよ
うな長鎖アルコール、ステアリン酸アルミニウムのよう
な水に不溶性の石鹸、例えば参照文献として本明細書の
一部をなす、1993年6月1日発行のアメリカ合衆国特許
第5,215,626号(アンパルスキーら;Ampulski et al.)
に開示されているポリジメチルシロキサン(例えば、ダ
ウコーニング(DowCorning)のDow 200およびDow 107
5、ユニオンカーバイド(Union Carbide)のシルウェト
(Silwet)720およびウカーシル(Ucarsil))のような
有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤以外
のシリコンポリマー、フェニルトリメチコンのような疎
水性を変化させたシリコンポリマーなどが含まれる。
本発明による高内部相逆性エマルジョンの主要成分
は、分散された内部水相である。該水相は、放出される
と多くの様々な有益性を供する。例えば、肛門周辺部洗
浄用の好適な湿潤性クリーニングワイプ製品において
は、該ワイプ製品に主要なクレンジング作用を与えるの
は、放出される内部水相である。その他の製品において
は、放出される該内部水相は、種々の水溶性有効成分あ
るいは水に分散性の有効成分を供給するのに用いられ
る。
該内部水相は、本発明のクレンジング成分の約39〜97
%を占める。好ましくは、該内部水相は、クレンジング
成分の約67〜92%を占める。最も好ましくは、クレンジ
ング成分の約82〜91%を占める。
水の他に、該内部水相は、高内部相逆性エマルジョン
の安定性に悪影響を与えない、他の水溶性物質あるいは
水に分散性の物質を具備し得る。内部水相中に典型的に
含まれる物質の一つに、水溶性電解質がある。溶解した
電解質は、油相中に存在する物質が、水相中にも溶解す
る傾向を最少にする。水相にイオン強度を与えることが
できる電解質は全て使用することができる。適切な電解
質には、水溶性ハロゲン化物、例えば塩化物、アルカリ
金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩および硫酸塩のよ
うな1価、2価および3価の水溶性無機塩が含まれる。
このような電解質の例には、塩化ナトリウム、塩化カル
シウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、および炭
酸水素ナトリウムが含まれる。典型的には、電解質は、
水相の約1〜20%の範囲の濃度で含まれる。
内部水相に存在し得る、他の水溶性物質あるいは水に
分散性の物質には、糊稠剤および粘度調整剤が含まれ
る。適切な濃厚剤および粘度調整剤には、カルボポール
(Carbopol)やペムレン(Pemulen)のような水溶性ポ
リアクリル樹脂および疎水性を変化させたポリアクリル
樹脂、コーンスターチ、ジャガイモデンプンのようなデ
ンプン、タピオカ、グアーゴム、アラビアゴムのような
ゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースのようなセ
ルロースエーテルなどが含まれる。これらの糊稠剤およ
び粘度調整剤は、典型的には、水相の約0.05〜0.5%の
範囲の濃度で含まれる。
内部水相中に存在し得る、他の水溶性物質または水に
分散性の物質には、水−油界面の立体的安定化を与える
ポリカチオン性のポリマー、同じく油中水エマルジョン
を安定化する非イオン性ポリマーが含まれる。適切なポ
リカチオン性ポリマーには、レテン(Reten)201、キメ
(Kymene )557H、アッコ(Acco)711が含まれ
る。適切な非イオン性ポリマーには、カルボワックス
(Carbowax)のようなポリエチレングリコール(PEG)
が含まれる。これらのポリカチオン性および非イオン性
ポリマーは、典型的には、水相の約0.1〜1%の範囲の
濃度で含まれる。
本発明による高内部相逆性エマルジョンの他の重要成
分は、有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化
剤である。本発明のエマルジョンにおいては、乳化剤は
有効量含まれる。どのような量が「有効量」にあたるか
というのは、脂質相および油相成分の各量、用いる有機
ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤の種類、
乳化剤中の不純物のレベルなどの多くの因子に依存す
る。典型的には、乳化剤はエマルジョンの約1〜10%を
占める。好ましくは、該乳化剤はエマルジョンの約2〜
6%を占める。最も好ましくは、該乳化剤はエマルジョ
ンの約3〜5%を占める。
本発明において有用な、適切な有機ポリシロキサン−
ポリオキシアルキレン乳化剤は、典型的には以下の一般
式を有する: ここで、R1は、別の位置にあるものは互いに異なって
もよい、1〜25個の炭素原子を有する脂肪族基であり;R
2は、2〜25個の炭素原子を有する脂肪族基であり;R
3は、水素および1〜3個の炭素原子を有する脂肪族基
の中から独立に選択され、別の位置にあるものは各々異
なってもよく;R4は、加水分解される結合を含有せず、
乳化剤により安定化される成分と好ましくない反応をせ
ず、且つ有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンの
形成を妨害しない有機性の基または有機シロキサン基で
あり;R5は、乳化剤により安定化される成分と好ましく
ない反応をせず且つ有機ポリシロキサン−ポリオキシア
ルキレンの形成を妨害しない末端基であり;xは1〜100
であり;yは0〜600であり;zは1〜100であり;x+y+z
は30以上であり;aは4〜40であり;bは0〜40であり;cは
0〜5であり;a:bの比は20:80〜100:0である。
例えば、該有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ン乳化剤のうち架橋されていない形式のもの(すなわ
ち、cが0のもの)を開示している、1987年10月6日発
行のアメリカ合衆国特許第4,698,178号(ハッチンガー
ら;Huttinger et al.)、1992年11月10日発行のアメリ
カ合衆国特許第5,162,378号(グットハウザー;Guthause
r)(参照文献として本明細書の一部をなす)、および
該有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤の
うち架橋された形式のもの(すなわち、cが1以上のも
の)を開示している、1989年8月1日発行のアメリカ合
衆国特許第4,853,474号(バールら;Bahr et al.)、199
2年8月4日発行のアメリカ合衆国特許第5,136,068号
(バールら)(参照文献として本明細書の一部をなす)
を参照されたい。
R2で表される脂肪族基は、C2〜C25の開環パラフィ
ン、オレフィンおよびアセチレン系炭化水素であり、例
えばエチル、プロピル、ヘキシル、デシル、ドデシル、
オクタデシルおよびエイコシルのようなパラフィン系の
炭化水素が好適である。
R4で表される有機性の基には、メチレン、ジメチレ
ン、トリメチレン、ペンタメチレン、およびデカメチレ
ンのようなC1〜C10のアルキレン基;シクロへキシレン
のようなシクロアルキレン基;p−フェニレンまたはo−
フェニレンのような2価の芳香族基;および−COOCH2CH
2OOC−、−CH2OCH2−のような酸素を含有する基が含ま
れ得る。
R5で表される末端基には、例えばアセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、イソブチリル、ラウロイル、ミリスト
イル、ステアロイル、および3−カルボキシペンタデカ
ノイル等のC1〜C20のアシル基;メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、およびデシルのようなC1〜C10のアルキ
ル基および水素が含まれ得る。上記の実例と本質的に同
様の特性を有し、且つ類似の方法で調製され、同様に機
能する他の末端基も用いることができる。
R1で表される脂肪族基には、R2に対して先に例示した
全ての基が含まれ得る他、メチル基も含まれる。
R4で表される架橋基の単位には、水素およびメチル、
エチル、プロピルのようなC1〜C3の1価脂肪族基が含ま
れ得る。
cが0の場合には、有機ポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレン乳化剤は、架橋されない。架橋された型(す
なわち、cが1以上)の有機ポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレン乳化剤に対しては、R4との架橋結合は加水
分解されず、R4は加水分解される結合を含んでいないこ
とが好ましい。従来の有機シロキサン−ポリオキシアル
キレンでは、ポリオキシアルキレンの一端が水酸基で終
わっている場合には、架橋が偶発的に起こることがあ
る。水酸基は、水素化ケイ素と反応することができ、二
つのケイ素骨格分子間にポリオキシアルキレン架橋を生
じさせる。しかし、反応過程において該架橋がどの程度
起こるかは、確実には予想できない。さらに、水酸基末
端において形成される架橋のSiOC結合は(特に、上述し
た極端な操作条件下において)加水分解を受ける。
対照的に、本発明において有用な、有機ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレンの好ましい架橋結合は、加水
分解されず且つ非常に安定な飽和炭素−ケイ素結合であ
る。さらに、架橋の有機体または有機シロキサン体R
4は、加水分解される結合をもたないように選択され
る。エマルジョンに組み込まれた成分と反応するよう
な、反応部位がないことも重要である。さらに、R4は、
いかなる様式であれ、有機ポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレンの形成を妨害してはならない。
好ましい架橋用基は、ビニル末端をもった有機シロキ
サンである。有機シロキサン架橋は、架橋対象のシロキ
サン骨格と協働して、エマルジョン中の水と油の界面で
シロキサンネットワークを作る。該ネットワークは、こ
れらの乳化剤の安定化特性および特徴を与える上で重要
であると考えられている。最も好適な有機シロキサン架
橋物質は、以下の式のテトラメチルジビニルジシロキサ
ンである: 有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン分子は、
それ自体無極性脂質中に溶けなければならない。もし有
機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンが、溶解に匹
敵するほど容易に、無極性脂質中に分散すれば、本明細
書において用いられる用語のごとく「可溶性」であると
みなされる。このような非極性油に対する溶解性を与え
るために、シロキサン骨格に付加した脂肪族基の存在ま
たはシロキサン鎖中の非常に多数のジメチルシロキサン
基の存在、または両者の存在によってシロキサン骨格の
特性を喪失させることができる。付加されたポリオキシ
アルキレン基(Z)も無極性油に対する溶解度を増大さ
せるが、分子中に含まれるポリオキシアルキレン基数以
上のジメチルシロキサン基あるいは脂肪族基のいずれ
か、または両者が、必要とされる。このため、脂肪族基
が付加するシロキサン基(x)の数は、1〜100であ
る。ジメチルシロキサン基(y)の数は、0〜600であ
る。シロキサン基に付加するポリオキシアルキレンの数
は、1〜100である。これら3種の異なる有機置換シロ
キサン基の合計(x+y+z)は、30以上、好ましくは
40以上である。
上記の有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンの
一般式は、単一の連結基(すなわち、cが1)によって
架橋された二つの有機ポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン分子を示している。しかし、cが1以上の場合に
は、前掲のアメリカ合衆国特許第4,853,474号の第6カ
ラムの式に示されているように、隣接した有機ポリシロ
キサン−ポリオキシアルキレン分子間に1以上の架橋が
あり得、および/または2以上の相互に連結された有機
ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン分子があり得
る。相互に架橋される有機ポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレンポリマー分子の正確な数は、おそらく約6以
下であろう。このような架橋に関する制限の一つに、総
分子量が大きくなって、物質のゲル化が引き起こされな
いようにしなければならないということがある。ゲル化
が起こらないように、総分子量を十分小さく保たなけれ
ばならないので、架橋される各有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレンポリマー分子の個々の分子量に基づ
いて架橋度も制御しなければならない。各ポリマーユニ
ットの分子量が大きいほど、ユニット間の架橋は少なく
する必要がある。
本発明において有用な有機ポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレン乳化剤は、典型的には25℃で約500センチ
ストークス以上の粘度を有する。好ましくは、該乳化剤
は、約1000センチストークス以上の粘度を有する。典型
的には、乳化剤の粘度は、約500〜100,000センチストー
クスの範囲の粘度であり、より典型的には約1000〜30,0
00センチストークス、最も典型的には約1000〜5000セン
チストークスである。
特に好適な有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ン乳化剤では、R1はメチル;R2はC8〜C18のアルキル;R3
は水素;R4は−(CH3−Si−O−Si(CH3−;R5
水素;xは5〜60;yは0〜150;zは1〜15;aは10〜30;bは1
0〜30;cは0〜1である。最適な有機ポリシロキサン−
ポリオキシアルキレン乳化剤には、ラウリルメチコンコ
ポリオール(例えば、ダウコーニング(Dow Corning)
のQ2−5200)のような、R2がC12のアルキル;xが30〜60;
yが0;zは1〜2;cが0〜1;a:bが50:50〜100:0またはそれ
以上のもの、セチルジメチコンコポリオール(例えば、
ゴールドシュミットケミカル(Goldschmidt Chemical)
のAbil EM90)のような、R2がC16のアルキル;xが5〜5
0;yが25〜150;zは1〜15;cが0;a:bの比が40:60〜70:30
であるものが含まれる。
有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤と
ともに、共乳化剤として他の有機性乳化剤を用いること
ができる。適当な共乳化剤には、ある種のソルビタンエ
ステル、好ましくはC16−C22飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸
または分枝脂肪酸とのソルビタンエステルが含まれる。
それらの典型的な製造方式において、該ソルビタンエス
テルは、通常はモノエステル、ジエステル、トリエステ
ルなどの混合物を具備する。適当なソルビタンエステル
の代表例には、モノオレイン酸ソルビタン(例えばスパ
(SPAN )80)、セスキオレイン酸ソルビタン(例
えばアルラセル (Arlacel )83)、モノイソステア
リン酸ソルビタン(例えばクローダ(Croda)製造のク
リル (CRILL )6)、トリオレイン酸ソルビタン
(例えばスパン 85トリステアリン酸ソルビタン(例
えばスパン 65)、ジパルミチン酸ソルビタン(例えば
スパン 40)が含まれる。モノイソステアリン酸ソルビ
タンおよびセスキオレイン酸ソルビタンは、本発明での
使用において、特に好適な乳化剤である。
本発明での使用において適当な他の共乳化剤には、あ
る種のグリセロールモノエステル、好ましくはモノステ
アリン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリン、お
よびモノベヘン酸グリセリルのようなC16−C22の飽和脂
肪酸、不飽和脂肪酸または分枝脂肪酸のグリセリルモノ
エステル;ある種のショ糖と脂肪酸のエステル、好まし
くはトリラウリル酸ショ糖、およびジステアリン酸ショ
糖(例えばクロデスタ (Crodesta )F10)のようなC
12−C22の飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸および分枝脂肪酸
のショ糖エステル、モノオレイン酸ジグリセロール、モ
ノオレイン酸テトラグリセロールのようなC16−C22の飽
和脂肪酸、不飽和脂肪酸または分枝脂肪酸のポリグリセ
ロールエステルが含まれる。
他の適当な共乳化剤には、レシチンのようなフォスフ
ァチジルコリン、フォスファチジルコリン含有組成物;
ステアリン酸ナトリウムのようなC16−C22の長鎖脂肪酸
の塩、ジタロウジメチル塩化アンモニウムおよびジタロ
ウジメチルアンモニウムメチル硫酸のようなC16−C22
長鎖二脂肪酸とC1−C4の短鎖脂肪酸の4級アンモニウム
塩;ジタロイル−2−ヒドロキシエチルジメチル塩化ア
ンモニウムのようなC16−C22の長鎖ジアルコイル(アル
ケノイル)−2−ヒドロキシエチルとC1−C4の短鎖二脂
肪酸の4級アンモニウム塩;メチル−1−タロウアミド
エチル−2−タロウイミダゾリニウムイミダゾリニウム
硫酸メチルおよびメチル−1−オレイルアミドエチル−
2−オレイルイミダゾリニウム硫酸メチルのようなC16
−C22の長鎖二脂肪酸イミダゾリニウムの4級アンモニ
ウム塩;ジメチルステアリルベンジル塩化アンモニウム
のようなC16−C22の長鎖ベンジル−脂肪酸の4級アンモ
ニウム塩、およびステアラミドプロピルPG塩化ジモニウ
ム(モーナ産業(Mona Industries)のリン脂質PTS)の
ような合成リン脂質が含まれる。水−脂質界面において
より緊密にパッキングするための、セチルアルコールや
ステアリルアルコールのような界面張力調整剤も含まれ
得る。
本発明の高内部相逆性エマルジョンは、この種の水分
を含有する溶液中に加えられる他の典型的な成分を任意
に具備することもできる。該任意成分は、連続脂質相ま
たは内部水相のいずれかに加えることができ、香料、抗
微生物(抗菌)活性成分、薬学的活性成分、脱臭剤、混
濁剤、収斂剤、肌用保湿剤などの他、これらの混合物を
含み得る。これらの物質は全て、このような作用を与え
るために用いられる添加物として当業者によく知られて
おり、本発明のエマルジョン中に効果的且つ適切な量を
入れることができる。本発明による湿潤性クレンジング
ワイプ製品のエマルジョンに含まれる特に好ましい任意
成分として、肌の調子を整える成分であるグリセロール
がある。
C.他の任意ワイプ製品成分 高内部相逆性エマルジョンの他にも、典型的にはエマ
ルジョンの内部水相が放出された時の物品の洗浄効果を
改善する目的で、本発明の物品中に含まれ得る他の任意
成分がある。該任意成分のうちある種のものは、エマル
ジョンの完成前に崩壊を引き起こすため、エマルジョン
中にあるレベル以上を(例えば、内部水相の2%以上)
存在させることはできない。これらには、直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム(linear alkylbenzene
sulfonates;LAS)またはアルキルエトキシ硫酸塩(alky
l ethoxy sulfates;AES)のような、比較的高いHLB値
(例えば、約10〜25のHLB)をもつ種々の陰イオン性洗
浄用界面活性剤の他に、エトキシル化アルキル、アルキ
ルアミンオキサイド、アルキルポリグリコシドのような
非イオン性洗浄用界面活性剤、双性イオン性洗浄用界面
活性剤、両性電解質性洗浄用界面活性剤、およびセチル
トリメチルアンモニウム塩、ラウリルトリメチルアンモ
ニウム塩のような陽イオン性洗浄用界面活性剤が含まれ
る。1986年7月1日発行のアメリカ合衆国特許第4,597,
898号(ファンデル メール;Vander Meer)(参照文献
として本明細書中に取り込まれる)、特に代表的陰イオ
ン性洗浄用界面活性剤、非イオン性洗浄用界面活性剤、
双性イオン性洗浄用界面活性剤、両性電解質性洗浄用界
面活性剤および陽イオン性洗浄用界面活性剤に関する第
12カラムから第16カラムを参照されたい。代わりに、こ
れらの高HLB性洗浄用界面活性剤を、エマルジョンから
分離させて物品中に付着または含有させることもでき
る。例えば、該高HLB性洗浄用界面活性剤の水溶液を担
体基質の一面に付着させ、高内部相逆性エマルジョンを
基質の反対面に付着させることもできる。拭いている間
に、エマルジョンは崩壊し、水が放出されて、高HLB性
洗浄用界面活性剤と混合して、堅い表面の洗浄が改善さ
れる。
D.エマルジョン処理した物品の調製 本発明による物品の調製においては、高内部相油中水
逆性エマルジョンをまず調製する。典型的には、これは
油相成分と有機ポリシロキサン−ポリオキシレン乳化剤
の両者を混ぜ合わせるか、または共に溶かすことによっ
て行われる。該脂質/乳化剤混合物を加熱する温度は、
油相成分の融点に依存する。典型的には、該脂質/乳化
剤混合物は、水相と混合、混和あるいは合わせる前に約
40〜90℃の範囲、好ましくは約50〜80℃の範囲の温度に
加熱される。溶かした脂質/乳化剤混合物と水相成分と
を一緒にして、典型的には、エマルジョンが作られるよ
うに強く攪拌して混合する。
続いて、上記の温度で、液状または可塑性の該高内部
相逆性エマルジョンを担体基質(例えば、ペーパーウェ
ブ)に付着させる。液状または可塑性の粘度を有する物
質を均一に分散させる種々の応用法のいずれも、該エマ
ルジョンを付着させるのに用いることができる。適切な
方法には、噴霧、印刷(例えば、フレキソ印刷またはス
クリーン印刷)、コーティング(例えば、グラビアコー
ティング)、押出し、またはこれらの応用技術の組み合
わせ(例えば、洗浄用界面活性剤をペーパーウェブ上に
噴霧し、続いて洗浄剤処理を施したウェブ上のエマルジ
ョンをグラビアコーティングする)が含まれる。
エマルジョンは、ペーパーウェブの片面あるいは両面
のいずれかに付着せしめることが可能であり、多層ウェ
ブの場合には、相の内部表面に付着させることもでき
る。例えば、二層ペーパーウェブの場合には、相対する
層の内部表面のうちの少なくとも一つにエマルジョンを
付着させ、ペーパーウェブの外側表面にはエマルジョン
がない状態にすることもできる。典型的には、ペーパー
ウェブの両面にエマルジョンを付着させる。一旦、ペー
パーウェブにエマルジョンを付着させた後には、ウェブ
表面上に固形化した(典型的には連続的)コーティング
またはフィルムを形成させるために、冷却および固形化
を行うことが可能となる。
典型的にはウェブを乾燥させた後に、ペーパーウェブ
に高内部相逆性エマルジョンを付着させる(すなわち、
「乾燥ウェブ」付加法)。エマルジョンをウェブ表面に
不均一に付着させてもよい。「不均一」とは、エマルジ
ョンの量、分布パターンなどがペーパーウェブの表面上
で異なることを意味する。例えば、エマルジョンが全く
ない表面部分も含めて、ペーパーウェブ表面の一部のエ
マルジョンの量が、より多いあるいはより少ないような
場合である。
ペーパーウェブを乾燥した後には、ペーパーウェブの
どの点にも高内部相逆性エマルジョンを付着させること
ができる。例えば、ヤンキードライヤーでクレープ処理
した後には、エマルジョンをペーパーウェブに付着させ
ることが可能である。普通、親ロールから巻き取ってよ
り小さい最終製品ロールに巻き上げる前のペーパーウェ
ブに、エマルジョンを付着させるのが好ましい。
ペーパーウェブに本発明の高内部相逆性エマルジョン
を付着させる場合には、通常噴霧コーティング法および
グラビアコーティング法が好ましい。図1にそのような
好ましい方法の一つを示す。この図で、エマルジョンは
ペーパーウェブ10の上に噴霧されている。図1を参照す
ると、該噴霧システムは、ウェブ10上にエマルジョンの
分散スプレー14を吹き付けるスプレーヘッド12を有して
いる。
該噴霧システムは、連結器18を介して水圧シリンダー
22のピストン26に結合されたボールねじ駆動装置16から
なるアセンブリーによって動く。図1には、シリンダー
22の一部が、30によって示される高内部相逆性エマルジ
ョンで充填されている様子が示されている。シリンダー
22は、エマルジョン30を液状または可塑性状態に保つた
めに加熱される。エマルジョン30は、加熱された充填口
(filling port)42に結合した管38を有する、4方向連
結器34を介してシリンダー22に入る。連結器34は、圧力
計50およびスプレーヘッド12に結合した管46をも有す
る。管38と46中のエマルジョンの流量を制御するための
三つのバルブ56,58,60が存在する。図1に示されている
噴霧システムには、一般的に68として示されている空気
をスプレーヘッドに通じさせるための、スプレーヘッド
に連結された管64も設けられている。管64には、管中の
気圧調整および気圧測定用の、圧力計および圧力調整機
も付設されている。管64および46は、ウェブに付着させ
る前のエマルジョンが溶けた状態を維持するために加熱
される。
シリンダー22にエマルジョン30を充填するためには、
バルブ56および60を閉じ、バルブ58を解放する。ピスト
ン26が左に動くように、ボールねじ駆動装置16を動か
す。シリンダー22の中にできた真空により、管38を通っ
て充填槽46からシリンダー22にエマルジョンが引き込ま
れる。エマルジョンをシリンダー22からスプレーヘッド
12に供給するためには、バルブ58を閉じ、バルブ56と60
を解放する。ピストン26が右に動くようにボールスクリ
ュードライブ16を動かす。これにより、エマルジョン30
がシリンダー22から排出され、管46の連結34中に流入す
る。続いてエマルジョンは、バルブ60を通ってスプレー
ヘッド12に入り、ここでエマルジョンは、管64から取り
込まれた空気によって分散され、分散スプレー14が生じ
て、ウェブ10に散布される。
図2には、フレキシブルグラビアコーティングシステ
ムを用いた、高度内部相逆性エマルジョンを付着させる
ための別の方法を例示する。図2を参照すると、乾燥ペ
ーパーウェブ110は親ティッシュロール112から巻き取ら
れ(矢印112aで示される方向に回転している)、回転ロ
ール114、116および118によってさらに先に送られてい
く。回転ロール118から、概括的に120で示されたグラビ
アコーティング装置に送られ、ここでエマルジョンをウ
ェブの両面に付着させる。装置120を離れた後、ウェブ1
10は122で示される処理済みウェブになる。処理済みウ
ェブ122は、表面巻き取りロール126に送られ(126aで示
される方向に回転している)、続いて最終製品ロール12
8に巻き取られる(128aで示される方向に回転してい
る)。
装置120は、一対の加熱された連結グラビアプレス130
および134を具備する。ププレス130はアニロックスシリ
ンダー(anilox cylinder)138(小さい方)と印刷プレ
ートシリンダー142(大きい方)からなり;同様にプレ
ス134はアニロックスシリンダー146(小さい方)と印刷
プレートシリンダー150(大きい方)からなる。アニロ
ックスシリンダー138および146は、それぞれセラミック
またはクロム表面をもち、印刷プレートシリンダー142
および150は、それぞれレリーフ状のゴム、ウレタン、
または感光性樹脂表面を有する。該アニロックスシリン
ダーおよび該印刷プレートシリンダーは、それぞれ矢印
138a、142a、146aおよび150aによって示される方向に回
転する。図2に示されているように、シリンダー142と1
50は互いに相対しており、154で示されるニップ領域を
生じ、ここをウェブ110が通過する。
溶けた、熱い(例えば60℃)エマルジョンは、矢印15
8および162で示される連結グラビアプレス130および134
の、矢印158および162で示される両ニップ領域に、一定
容量の流速で送液または噴霧される。いいかえれば、エ
マルジョンは、ウェブ110に付着するのと同じ速さで連
結グラビアプレス130および134に与えられる。これによ
りシステム中へのエマルジョンの「滞留」がなくなるの
である。アニロックスシリンダー138および146が、矢印
138aおよび146aによって示される方向に回転すると、そ
れらは回転ドクターブレードとして働き、エマルジョン
をそれぞれ印刷プレートシリンダー142および150の表面
上に均一に広げ、印刷プレートシリンダー142および150
の過剰なエマルジョンを除去する。
印刷プレートシリンダー142および150(矢印142aと15
0bで示された方向とは逆に回転している)上に広げられ
たエマルジョンは、ニップ領域154においてウェブ110の
両面に転写される。ウェブ110に転写されるエマルジョ
ンの量は、(1)印刷プレート142および150間のニップ
領域154の幅の調整と;(2)アニロックスシリンダー
/印刷プレートシリンダーのペア138/142および146/150
の間のニップ領域158および162の幅の調整と;(3)シ
リンダー142および150上の印刷プレートの印刷像レリー
フ(すなわち、凹の深さ)と;(4)シリンダー142お
よび150上の印刷プレートの印刷面積(すなわち、凹の
面積)と;および/または(6)シリンダー142および1
50上の印刷プレートの印刷パターンとによって制御する
ことができる。
本発明による湿潤性クリーニングワイプ製品の調製の実
施例 以下は、高度内部相油中水逆性エマルジョンでティッ
シュペーパーウェブを処理することによって、本発明に
よる湿潤性クリーニングワイプ製品を調製する実施例で
ある。
実施例 I A)エマルジョンの調製 油中水エマルジョンは、下表Iに示される以下の原料
から調製される: 水相を125゜F(51.7℃)に加熱する。かきまぜなが
ら、残りの油相成分(黄色セレシン蝋、ペトロラタムお
よびDow Q2−5200)も溶けるまで温度約140゜F(60℃)
に加熱する。次に、ステンレススチールの容器中に水相
と油相を入れ、ホバートモデル(Hobart Model)100−
Cミキサーを低速にセットして、125゜F(51.7℃)でか
き混ぜる。油中水エマルジョンが形成されるまで、かき
混ぜ続ける。エマルジョンの形成は、回転ディスク粘度
計(Lab−Line Instruments)で測定すると、粘度が200
0センチポイズ以上に増加することによって明らかとな
る。
B)基質へのエマルジョンの付着 図1に示されている散布システムを用いて、エマルジ
ョンをティッシュペーパーウェブに散布する。エマルジ
ョンは、温度60℃に加熱されているので液状または溶解
した状態である。ボールスクリュードライブ16は、線速
度0.002インチ/秒で動き、ピストン26(直径3.5イン
チ)を動かしてシリンダー22(エマルジョンの圧は約12
psig)からエマルジョンを押し出す。該エマルジョンは
スプレーヘッド12(イリノイ州、フィートン、スプレー
システム社(Spray Systems Inc.,Wheaton Illinois)
のSUE15スプレー装置を取り付けた、外部混合式スプレ
ーヘッド)に入って、約60℃に加熱した空気(1.2psi
g)中に分散せしめられる。該エマルジョンは、約28フ
ィート/分で巻き取られているウェブに、ヘッド12から
分散スプレーとして散布される。例えば、(図2の表面
巻き取りロール126と最終親ロール128の間のニップのよ
うな)巻き取りロールと最終製品の間のニップにおい
て、ウェブに散布される。その結果、約50%の付加率
で、ウェブ両面がエマルジョンでコートされる。
図2に示されているフレキシブルグラビアコーティン
グシステムを用いて、ティッシュペーパーウェブ基質に
付着させることもできる。それぞれ矢印158と162で示さ
れた、連結グラビアプレス130および134上のニップ領域
に、一定容量の流速20ml/minで、熱い、溶けた(例え
ば、60℃)エマルジョンを送液または噴霧する。アニロ
ックスシリンダー138と146が、それぞれ印刷プレートシ
リンダー142および150の表面上に、均一にエマルジョン
を広げる(それぞれ約40フィート/分で回転してい
る)。続いてシリンダー142および150がウェブ110の両
面にエマルジョンを転写する。ウェブ122のコートされ
た中心幅が、ロール126の窪んだプリント領域上にくる
ように、コートされたウェブ122が表面巻き取りロール1
26に転送される。その結果、ウェブ122のコートされた
中心幅は、ロール126の表面と接触せず、ウェブ122のコ
ートされていない縁がロール126の表面と接触する。エ
マルジョンは、ウェブ122の両面を約50%の付加率でコ
ートする。
実施例II A)エマルジョンの調製 油中水エマルジョンは、下表IIに示されている以下の
原料から調製される。
500mlのステンレスチールビーカー中で、油相原料
(パラフィン蝋、ペトロラタム、Dow Q2−5200およびDo
w 200液)を溶けるまで温度約140゜F(60℃)に加熱、
攪拌する。水相成分は、0.5gmのカルボポール940(Carb
opol 940)粉末と499.5gmの蒸留水を1Lのガラスビーカ
ーに入れた後、カルボポール940が完全に溶けるまで混
合して調製する。適当な量の1N NaOHで、該水溶液のpH
を6.0に調整する。油相成分が入っているビーカーに、
該水溶液の一部(262.5gm)を入れる。合わせた混合物
を122゜F(50℃)に加熱し、続いて油中水エマルジョン
が生じるまで攪拌力の強いミキサー「Greerco Corp Mod
el 1L」を用いてかき混ぜる。
B)エマルジョンの基質への塗布 実施例1の手順に従って、噴霧またはフレキシブルグ
ラビアコーティングによってティッシュペーパーウェブ
エマルジョンを付着させる。
実施例III A)エマルジョンの調製 油中水エマルジョンは、下表III中に示されている以
下の原料から調製される。
油相原料(黄色セレシン蝋、ペトロラタム、Abil EM
90、およびDow 200溶液)を温度約140゜F(60℃)まで
加熱し、溶けるまで500mlのステンレススチールビーカ
ー中で攪拌する。水相成分は、0.5gmのカルボポール940
の粉末と499.5gmの蒸留水1Lをガラスビーカーに入れ、
次にカルボポール940が完全に溶解するまで攪拌して調
製する。該水溶液のpHは、適量の1N NaOHで6.0に調整す
る。該水溶液の一部(220.5gm)を油相成分を入れたビ
ーカーに入れる。該混合物を160゜F(71.1℃)まで加熱
し、「Lightnin'TS2510」ミキサーを用いて500回転/分
で混合する。油中水エマルジョンが形成されるまで該混
合物を冷却する。
B)エマルジョンの基質への付着 実施例1の手順に従って、噴霧またはフレキシブルグ
ラビアコーティングによってティッシュペーパーウェブ
にエマルジョンを塗布する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−9121(JP,A) 実開 昭59−59190(JP,U) 特表 平10−508848(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/50

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.担体と、 b.担体に塗布された油中水エマルジョンであって、 (1)30℃以上の融点をもつ蝋状の油性物質を含む連続
    的な固形油相2〜60%; (2)油相中に分散された、内部水相39〜97%;および (3)油相が液状のときにエマルジョンを形成し得る、
    有効量の有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳
    化剤 とを含有する前記エマルジョン とを具備するクリーニングワイプ製品。
  2. 【請求項2】前記担体が、織物、不織布、フォーム、ス
    ポンジ、薄く延ばした綿、球体、パフ、フィルムからな
    る群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の
    製品。
  3. 【請求項3】前記エマルジョンが5〜30%の前記油相
    と、67〜92%の前記水相を含有することを特徴とする請
    求項1に記載の製品。
  4. 【請求項4】前記蝋状の油性物質が、40〜80℃の範囲の
    融点を有することを特徴とする請求項3に記載の製品。
  5. 【請求項5】前記蝋状の油性物質が、動物性蝋、植物性
    蝋、鉱物性蝋、合成蝋およびそれらの混合物からなる群
    から選択されることを特徴とする請求項3に記載の製
    品。
  6. 【請求項6】前記乳化剤が以下の一般式を有することを
    特徴とする請求項4に記載の製品。 ここで、R1は、別の位置にあるものは互いに異なっても
    よい、1〜25個の炭素原子を有する脂肪族基であり;R2
    は、2〜25個の炭素原子を有する脂肪族基であり;R
    3は、水素および1〜3個の炭素原子を有する脂肪族基
    の中から独立に選択され、別の位置にあるものは各々異
    なってもよく;R4は、加水分解される結合を含有してい
    ない、有機性の基または有機シロキサン基であり、乳化
    剤により安定化される成分と好ましくない反応をせず、
    且つ有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンの形成
    を妨害せず;R5は、乳化剤により安定化される成分と好
    ましくない反応をせず且つ有機ポリシロキサン−ポリオ
    キシアルキレンの形成を妨害しない末端基であり;xは1
    〜100であり;yは0〜600であり;zは1〜100であり;x+
    y+zは30以上であり;aは4〜40であり;bは0〜40であ
    り;cは0〜5であり;a:bの比は20:80〜100:0である。
  7. 【請求項7】R1はメチル、R2はC8〜C18のアルキル、R3
    は水素、R4は−(CH3−Si−O−Si(CH3−、R5
    は水素、xは5〜60、yは0〜150、zは1〜15、aは1
    0〜30、bは10〜30、cは0〜1であることを特徴とす
    る請求項6に記載の製品。
  8. 【請求項8】前記担体がペーパーウェブであり、さらに
    前記エマルジョンを前記ウェブの両面に塗布されること
    を特徴とするか;または前記ウェブが相対する内部表面
    をもった二層を具備し、さらに前記エマルジョンが前記
    相対する内部表面の少なくとも一つに塗布されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の製品。
  9. 【請求項9】担体に油中水エマルジョンを塗布する方法
    であって、 A.(1)30℃以上の融点をもつ蝋状の油性物質を含む連
    続的な油相を2〜60%と、 (2)油相中に分散された、内部水相を39〜97%と、 (3)油相が液状であるときにエマルジョンを形成する
    ことができる、有効量の有機ポリシロキサン−ポリオキ
    シアルキレン乳化剤とを 含有する油中水エマルジョンを形成する工程と、 B.油相が流体的または可塑性粘度を有するような高温
    で、担体にエマルジョンを塗布する工程と、 C.油相が固形化する温度に、塗布したエマルジョンを冷
    却する工程とを具備する方法。
  10. 【請求項10】40〜90℃の温度で、エマルジョンを担体
    に塗布することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】噴霧、印刷、コーティング、押出し、ま
    たはこれらの組み合わせからなる群から選択される工程
    によって、エマルジョンを担体に塗布することを特徴と
    する請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】a.ペーパーウェブ基質と、 b.担体に塗布させた油中水エマルジョンであって、 (1)50℃以上の融点をもち、動物性蝋、植物性蝋、鉱
    物性蝋、合成蝋およびそれらの混合物からなる群から選
    択される蝋状の脂質を含む連続的な固形油相を5〜30%
    と; (2)前記油相中に分散された、内部水相67〜92%と;
    および (3)油相が液状のときにエマルジョンを形成し得る、
    有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン乳化剤2〜
    6%; とを含有するエマルジョン とを具備するクレンジングワイプ製品。
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