JP3352853B2 - 汚泥界面監視装置 - Google Patents

汚泥界面監視装置

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JP3352853B2 JP19709895A JP19709895A JP3352853B2 JP 3352853 B2 JP3352853 B2 JP 3352853B2 JP 19709895 A JP19709895 A JP 19709895A JP 19709895 A JP19709895 A JP 19709895A JP 3352853 B2 JP3352853 B2 JP 3352853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水処理槽に沈殿
した汚泥をかき寄せ機で排出口にかき寄せ、汚泥を汚水
処理槽から外部に排出させる汚泥処理装置の汚泥界面を
監視する汚泥界面監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に下水処理場等において汚水処理を
行うには、図4に示す模式図のように汚水処理槽1を設
け、その供給口2から汚水を流入させ、汚水に含まれて
いる汚物を沈殿させて、活性汚泥法により分解処理しす
る処理方法が採られている。そして、汚水の流入と共に
沈殿された汚泥3は、無端ベルト4等に設けられた多数
のかき寄せ具5などから構成されたかき寄せ機6を、図
示してない動力源により矢印方向に駆動して、一方にか
き寄せながら排出口7から抜き取り、浄化水は排水口8
から次の処理工程に排水されるもので、このような処理
が連続的に行われる。そのため、汚水処理槽1において
は、処理能力以上の汚水の流入があると、処理が間に合
わずオーバーフローして、排水口8から汚水が流出する
危険性があるため、汚泥処理管理を行う上では、汚泥界
面深度を常時連続的に測定しながら監視し、汚泥界面深
度が所定深度より浅くなった場合は、汚水処理槽1への
汚水の供給量を制御して正常処理が行えるようにするこ
とは極めて重要である。特に、環境問題が重要視されて
いる現在、オーバーフローした汚水が一般の河川に流出
すると、大きな社会問題へと発展することが予想される
ため、これを回避する必要がある。
【0003】この汚水処理槽の汚泥界面深度を測定する
従来の汚泥界面監視装置として、図5のブロック回路図
に示すような超音波を用いて監視する装置がある。この
図5の汚泥界面監視装置は、同期回路11からの信号に
よって送信回路12で送信パルスが作られ、これが送受
波器13に供給され、送受波器13から超音波が発射さ
れる。送受波器13では、図4の汚泥界面9で反射され
た超音波の受信波を受信し、この受信信号は受信回路1
4で増幅される。この増幅された受信信号は界面深度検
出回路15で、図6に示す波形図のように送信波21と
受信波22との間の時間tを測定して界面深度に換算す
る。この界面深度のデータは、バラツキを抑える目的で
平均処理回路16で処理して出力され、汚水処理槽への
汚水流入量の制御信号として用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな汚水処理装置における汚泥界面監視装置では、送受
波器13から送波される送信波21は、汚水処理槽1内
を緩やかな一定速度で回転しているかき寄せ機6(特に
かき寄せ具5)による反射信号(受信波22)としても
受信されるため、汚泥界面信号との区別がつかず、かき
寄せ機6からの受信波22を汚泥界面信号として処理す
ることが生じるという問題がある。即ち、図4に示した
従来の汚泥界面監視装置で測定した汚泥界面深度を、図
7にグラフ化たもので、23は汚泥界面9の深度信号、
24はかき寄せ機6の深度信号として示してあるが、縦
軸の汚泥界面深度は横軸の時間と共にほぼ一定周期毎に
かき寄せ機6の影響を受けている様子が示されている。
このグラフの左側は汚泥界面深度がかき寄せ機6の深度
よりも深い時を示しておりり、右側は汚泥界面深度がか
き寄せ機6の深度よりも浅い時を示している。
【0005】そのため、このグラフの左側の場合は、実
際の汚泥界面寄りも浅いと判断し、汚水供給量を制限す
ることになり、汚水処理効率の低下を招くという問題が
ある。また、右側の場合は、かき寄せ機6の反射による
受信波22のレベルは、沈殿作用が継続してる汚泥界面
9の反射の受信波22のレベルよりも遥かに高いため、
実際には汚泥界面深度がかき寄せ機6より浅い所にあっ
ても、かき寄せ機6の受信波22を汚泥界面深度と誤認
することがあり、汚水処理装置への汚水の供給量を抑制
しない制御になり、オーバーフローの原因となる。本発
明は、このように一定間隔で汚泥界面信号として検知さ
れ、汚水の供給制御が実態に沿わない制御の原因になる
かき寄せ機6の反射波の影響を除去することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の汚泥界面監視装
置は、汚水処理槽に汚水を注入し、該汚水処理槽に沈殿
した汚泥をかき寄せ機で排出口にかき寄せ、該汚泥を汚
水処理槽から外部に排出させる汚泥処理装置の汚泥界面
を、超音波の送波から受波までの反射時間を測定するこ
とにより監視する汚泥界面監視装置において、前記超音
波が前記汚泥界面またはかき寄せ機によって反射される
受波信号による界面信号を少なくとも2段階に遅延させ
た第1の遅延界面信号と第2の遅延界面信号とを記憶す
る記憶回路と、該記憶回路に記憶された第1の遅延界面
信号および第2の遅延界面信号と前記受波信号による現
在の界面信号とを比較すると共に、監視時点における前
記現在の界面信号と前記第1の遅延界面信号および第2
の遅延界面信号との比較結果における絶対値がいずれも
所定値よりも小であるとき、およびいずれか一方が大で
いずれか他方が小であるときは前記現在の界面信号を出
力し、前記現在の界面信号と前記第1の遅延界面信号お
よび第2の遅延界面信号との比較結果における絶対値
が、いずれも所定値よりも大であるときは前記第1の遅
延界面信号または第2の遅延界面信号を出力する比較回
路とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の汚泥界面監視装置
の一実施例を示すブロック回路図であり、図5の従来例
のブロック回路図と同一部分は同一符号で示し、その説
明を省略する。図1において、17は記憶回路で、界面
深度検出回路15で得られた、汚泥界面9の反射波とか
き寄せ機6の反射による受信波22の汚泥界面深度信号
を、2つ異なる一定時間遅れの信号、即ち2つの異なる
遅延時間を有する汚泥界面深度信号として作成し記憶す
る。18は比較回路で、記憶回路17に記憶されている
2段階の遅延時間を有する第1の遅延界面信号および第
2の遅延界面信号と、現在受信されている汚泥界面深度
信号(現在の界面信号)とを比較し、それぞれの差の絶
対値が予め定められた所定値との大小関係に基づき、い
ずれかの界面信号を選択するようにしてかき寄せ機6の
反射信号を除去した後、平均処理回路16に出力するも
のである。この比較回路18における比較処理状況を図
2の汚泥界面深度信号の波形図により説明する。なお、
現在の界面信号に対する第1の遅延界面信号および第2
の遅延界面信号の遅延関係は、互いに同時刻にかき寄せ
機6の信号を1個以上出力されないよう遅延時間を設定
しておく必要がある。
【0008】図2においてaは現在の界面信号、bは第
1の遅延界面信号、cは第2の遅延界面信号、dは比較
回路18でかき寄せ機6の反射信号を除去した後の出力
信号である。比較回路18では記憶回路17から読み出
した第1の遅延界面信号bおよび第2の遅延界面信号c
と、界面深度検出回路15からの現在の界面信号aとを
比較し、その比較値|a−b|および|a−c|の2つ
の絶対値を求め、その絶対値が予め定められた値の△e
より大きいか、小さいかを判断し、その両者の大小関係
により、現在の汚泥界面として界面信号aが正しいか、
或いは第1の遅延界面信号bまたは第2の遅延界面信号
cが正しいかを判断するものである。その両者の大小関
係に基づく判断条件、即ち、いずれの信号を出力するか
を決める条件は次の通りである。なお、丸数字は図2の
各界面信号a,b,cの比較区分に対応するものであ
る。
【0009】 条 件 出力 |a−b|<△e |a−c|<△e a |a−b|>△e |a−c|<△e a |a−b|<△e |a−c|>△e a |a−b|>△e |a−c|>△e bまたはc
【0010】即ち、〜の状態では、現在の界面信号
aはかき寄せ機6の反射波を受信していない状態であ
り、界面信号aとbとの差の絶対値、および界面信号a
とcとの差の絶対値のいずれもが所定値△eより大きく
ないため、比較回路18の出力は界面信号aを出力し、
の状態は現在の界面信号aがかき寄せ機6の反射波を
受信している状態であり、界面信号aとbとの差の絶対
値、および界面信号aとcとの差の絶対値がいずれも所
定値△eより大きいため、比較回路18の出力は界面信
号bまたはcを出力するようにしたものである。このよ
うにして、かき寄せ機6の反射信号の影響を取り除くも
ので、図3に示すように適正な汚泥界面9に対応する界
面深度信号23が比較回路18から出力される。この出
力は従来の装置と同様に、平均処理回路16で平均化さ
れ、図示されていない外部の汚水供給用の制御信号とし
て使用される。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、超音
波を用いて汚泥界面を監視する装置において、かき寄せ
機の反射信号の影響による誤動作を除去することがで
き、正確な汚泥界面深度の監視により信頼性が飛躍的に
向上し、出力信号をそのまま制御信号として使用できる
ようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚泥界面監視装置の実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図2】本発明における比較回路の各界面信号の比較条
件とその出力信号との関係を示すタイムチャートであ
る。
【図3】本発明の監視装置による汚泥界面信号を示すグ
ラフである。
【図4】本発明に係る一般的汚水処理槽を説明するため
の模式図である。
【図5】従来の汚泥界面監視装置のブロック回路図であ
る。
【図6】汚泥界面を監視する超音波の送信波と受信波と
の関係を説明する波形図である。
【図7】従来の監視装置による汚泥界面信号を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 汚泥処理槽 2 汚水の供給口 3 汚泥 4 無端ベルト 5 かき寄せ具 6 かき寄せ機 7 汚泥の排出口 8 排水口 9 汚泥界面 11 同期回路 12 送信回路 13 送受波器 14 受信回路 15 界面深度検出回路 16 平均処理回路 17 記憶回路 18 比較回路 21 送信波 22 受信波 23 汚泥界面深度信号 24 かき寄せ機深度信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚水処理槽に汚水を注入し、該汚水処理槽
    に沈殿した汚泥をかき寄せ機で排出口にかき寄せ、該汚
    泥を汚水処理槽から外部に排出させる汚泥処理装置の汚
    泥界面を、超音波の送波から受波までの反射時間を測定
    することにより監視する汚泥界面監視装置において、 前記超音波が前記汚泥界面またはかき寄せ機によって反
    射される受波信号による界面信号を少なくとも2段階に
    遅延させた第1の遅延界面信号と第2の遅延界面信号と
    を記憶する記憶回路と、該記憶回路に記憶された第1の
    遅延界面信号および第2の遅延界面信号と前記受波信号
    による現在の界面信号とを比較すると共に、監視時点に
    おける前記現在の界面信号と前記第1の遅延界面信号お
    よび第2の遅延界面信号との比較結果における絶対値が
    いずれも所定値よりも小であるとき、およびいずれか一
    方が大でいずれか他方が小であるときは前記現在の界面
    信号を出力し、前記現在の界面信号と前記第1の遅延界
    面信号および第2の遅延界面信号との比較結果における
    絶対値が、いずれも所定値よりも大であるときは前記第
    1の遅延界面信号または第2の遅延界面信号を出力する
    比較回路とを備えたことを特徴とする汚泥界面監視装
    置。
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