JP3352460B2 - 馬蹄用保護カバーおよびその取り付け方法 - Google Patents

馬蹄用保護カバーおよびその取り付け方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 産業上の利用分野 本発明は、馬蹄用保護カバーおよび馬蹄に蹄鉄を取り
付ける方法に関する。
関連技術の説明 従来より、蹄鉄は、釘を用いて馬蹄に固定されてい
る。釘は、蹄鉄の穴を貫通し、動物の蹄壁に釘付けされ
る。この方法により、蹄鉄は非常にしっかりと固定され
ため、この方法は、柔らかい地面を踏みつける馬に非常
に有用である。蹄鉄が磨耗するのにもかかわらず、馬蹄
は生長し続けるため、馬は、４週間から８週間毎に１回
蹄鉄を打たれなければならない。
その他多くの物と共に、特別な蹄鉄が特定の目的で開
発されている。チタン、アルミニウムおよび他の合金を
ベースにした金属の蹄鉄が競馬の分野で軽量用として開
発されている。このような蹄鉄は頑丈である一方、意図
的に、できるだけ小さくかつ軽量になるように設計され
る。このような蹄鉄は、耐磨耗性があまり高くないこと
がしばしばである。このため、粗いトラック表面を馬が
毎日練習することも組合わさって、蹄鉄は非常に速く磨
耗する傾向がある。従って、サラブレッドおよび他の競
走馬は頻繁に蹄鉄を打つ必要がある。
上記のような目的で使用する場合、釘を用いて蹄鉄を
馬蹄に取り付けると問題が生じ得る。蹄鉄を頻繁に取り
外し、取り付け直すと、馬蹄に多数の釘穴ができる。こ
れは、２つの理由により問題である。第１に、馬蹄にす
でに多数の釘穴が存在する状態では、新しい蹄鉄を打ち
つけるための無傷の蹄壁を見つけるのは困難であり得
る。第２に、釘穴がたくさんあると、蹄壁が弱り、蹄壁
は破壊し、馬蹄および馬足は損傷し得る。
これまで、馬蹄にカバーを取り付ける非侵入性の方法
が試みられたが、大抵の場合失敗に終わっている。一般
に、このような方法には、馬蹄に糊付けされる主にポリ
マー材料で形成された蹄鉄のカバーが用いられる。しば
しば、糊は、馬から伝えられる力に耐えるのに必要な強
度および弾性を欠いている。馬は疾駆するため、ある期
間、馬の全重量が馬蹄のみによって支持され得る。大抵
の接着剤は、このような力に耐える強度、柔軟性、およ
び強靭性を有していないため、分離してしまう。
さらに、米国特許第4,892,150合に開示されているよ
うな馬蹄カバーの中には、蹄鉄を馬蹄に取り付けるのに
時間がかかり、しかも困難な特別な取り付け方法を強い
られるものがある。蹄鉄を馬蹄に熱的に固定している
間、馬蹄を空中で維持するのは困難である。なぜなら、
一般に、馬は、長期間馬蹄を地面から放しておくことは
できないからである。
従って、馬蹄にすばやく簡単に取り付けられ、全力で
疾駆する馬の力に耐えられ、サラブレッドの競走用に十
分に軽量である、馬蹄カバーを作り出すことが所望され
る。
発明の要旨 本発明によると、馬蹄用保護カバーは、凹凸縁部を有
する蹄鉄と、蹄鉄に接着された樹脂性ベッドに埋め込ま
れたポリマー繊維ファブリックとを有する。好ましく
は、この樹脂性ベッドは、ポリウレタンを有する。ファ
ブリックは、蹄鉄の凸縁部を越えて延びている。ファブ
リックは、好ましくは、ポリウレタン織物であり、蹄鉄
が馬蹄に固定されると、ファブリックは、馬蹄の外側ま
で延びる。保護カバーは、馬蹄と蹄鉄との間、および馬
蹄とポリオレフィンファブリックとの間で馬蹄の外側に
沿って糊を用いて馬蹄に固定される。糊は、アクリル性
構造用接着剤を含む。
図面の簡単な説明 図１は、本発明のカバーおよびカバーを形成するため
の鋳型を示す断面図である。
図２は、馬蹄に取り付けられた本発明のカバーを示す
断面図である。
図３は、本発明のカバーを取り付けた馬蹄の側面図で
ある。
図４は、本発明に用いられる蹄鉄の斜視図である。
発明の詳細な説明 本発明によると、従来の蹄鉄が接着剤によって馬蹄に
固定され得る方法が提供される。この非侵入性の手法
は、馬蹄への外傷を減少し、損傷を最小限におさえなが
ら、頻繁に蹄鉄を打つをことを可能にする。本発明で使
用される通常の蹄鉄は、鋼鉄、アルミニウム、チタン、
または他の金属合金、およびポリウレタン、ポリカーボ
ネートなどのポリマー樹脂で形成され得る。これらのプ
ラスチックまたは他の人工材料で形成される蹄鉄が本発
明で用いられるが、強度および耐磨耗性の点で、金属で
形成された蹄鉄が好ましい。本発明で有用なこのような
１つの蹄鉄16を模式的に図４に示す。蹄鉄16は、通常、
内側凹縁部２と、外側凸縁部４とを有する。蹄鉄16はさ
らに、従来のように蹄鉄を馬蹄に固定する釘（不図示）
を収容する穴６を備えている。最後に、蹄鉄また、取り
付けられた際に馬蹄に接触し得る上（接着）面８と、地
面に接触し得る下（磨耗）面９とを有する。
まず、通常の蹄鉄16の接着面８が洗浄されなければな
らない。酸化または残骸を金属の表面から確実に除去す
るために、ワイヤブラシまたはサンドペーパーが用いら
れる。蹄鉄がアルミニウムまたはその他の高酸化性の材
料で形成されているならば、蹄鉄は、酸化を除去するた
めに化学的に洗浄され、接着の準備がなされる。
アルミニウム製蹄鉄を化学的に洗浄するために、蹄鉄
の上（接着）面（動物の馬蹄に隣接して配置される表
面）は、重クロム酸エッチングなどの酸処理を用いて処
理されなければならない。この目的では、Semco Chemic
al Companyから入手できるPasa Jellが好ましい。
洗浄後、蹄鉄の接着面は、少なくとも１種の接着剤で
処理されなければならない。蹄鉄は、ポリマー樹脂ベッ
ドに接着され、接着剤は、金属とポリマーとの間の接着
を強化し得る。接着剤として特に有用なのは、ペンシル
バニア州エリーのLord Corporationから入手できるChem
lok（商標）213およびChemlok（商標）219である。図１
に示すように、Chemlok（商標）219の接着層１が与えら
れ、30分間空気乾燥される。好ましくは、Chemlok（商
標）213の第２接着層３が、接着層１上に与えられ、同
様に30分間空気乾燥される。Chemlok（商標）219および
Chemlok（商標）213は、適切な溶媒中にフェノール類を
含有する有機樹脂の混合物を含む接着剤である。Chemlo
k（商標）219接着剤は、特に、金属への接着用に設計さ
れ、ポリマー樹脂にはよく接着し得る。Chemlok（商
標）213は、特に、ポリマー樹脂への接着用に設計され
ているため、Chemlok（商標）219のみを用いたときより
もさらに強力な接着が得られる。２つのChemlok（商
標）製品は、熱によって活性化し、互いに非常に良好に
接着する。従って、これらの接着剤を両方とも用いるこ
とが好ましいが、強力な接着には、１種の接着剤でも十
分である。
ポリマー樹脂の選択によって、用いられるポリマー繊
維ファブリックおよび蹄鉄の製造方法がある程度決定さ
れ得る。約250゜F以下で成形され、硬化され得るポリマ
ー樹脂が選択されると、（比較的高温で溶融し得る）ポ
リオレフィンで形成されたファブリックが用いられ得
る。比較的高温で硬化されなければならないポリマー樹
脂（または融解されなければならない熱可塑性物質）を
用いると、比較的高温で安定な物質で形成されるファブ
リックを用いなければならない。
例えば、250゜F未満で硬化する熱硬化性ポリウレタン
は、ポリオレフィンファブリック（例えば、ポリエチレ
ン）と共に用いられる。この組み合わせが好ましい。次
に、蹄鉄は、注入成形または射出成形され得る。一旦成
形されると、蹄鉄は、ポリウレタンの硬化温度まで加熱
される。同様に、ポリメチルメタクリレートなどのアク
リルは、ポリオレフィンファブリックと共に用いられ
る。高温（すなわち、250゜Fより高い温度）の作業が用
いられるならば、射出成形されたポリエステルなどの耐
熱性のさらに高いファブリックが用いられなければなら
ない。種々のポリアラミド、特に、デラウェア州ウィル
ミントンのDuPont de Nemours,E.I.,Co.から入手できる
ケブラー（商標）が適切である。本発明に有用な他のポ
リマー樹脂としては、ABS（アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン）、SAN（スチレン−アクリロニトリ
ル）、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル酸、
ポリウレタン、および同様の樹脂が挙げられる。ポリマ
ー繊維ファブリックとしてポリエチレン織物を含む樹脂
として特に好ましいのは、熱硬化性ポリウレタンであ
る。
次に、蹄鉄を250゜Fのオーブンで２時間加熱すること
によって接着剤を活性化する。接着剤を熱硬化している
間に、ポリマー樹脂の蹄鉄ベッド用の鋳型を準備する。
再び図１に示すように、型10を、基板12および外部ダム
14と共に準備する。基板12は、ほぼ蹄鉄の形状を有し、
その上に蹄鉄16を収容するように設計されている。ポリ
マー繊維ファブリック18は、大きなスカート19が蹄鉄16
の凸縁部４に沿って基板から下側に延びるように、基板
12の周囲に巻き付いている。スカート19は、必要に応じ
た長さを有し得るが、蹄鉄にカバーを固定するのに役立
つように、少なくとも１から２インチでなければならな
い。ポリマー繊維ファブリック18は、不織布であり得る
が、好ましくは、本発明の好ましい接着剤およびポリマ
ー樹脂と共に用いられる際に強力な接着を提供するポリ
オレフィン織物、特に、ポリエチレンで形成される。特
に、Spectra（商標）ポリエチレン織物を用いると、非
常に良い結果が得られる。Spectra（商標）は、ニュー
ジャージ州MorristownのAlliedSignal Corporationの商
標である。
ポリマー繊維ファブリック18の周囲には、外部ダム14
が巻き付けられている。外側ダム14は、一般に、ゴムま
たは他のいくつかの弾性材料で形成される。外部ダム14
は、クランプ20で固定されている。処理された蹄鉄に沿
ってファブリックと基板とを有する型は、200゜Fまで予
め加熱される。
次ぎに、ポリマー樹脂22を、型10の内部周辺に注入
し、蹄鉄の形状を形成する。処理された蹄鉄16は、次
に、ポリマー樹脂22の上部に裏返して配置され、準備さ
れた接着面は、ポリマー樹脂22と接触する。特に好まし
いポリマー樹脂は、熱硬化性ポリウレタンであるUniroy
al Companyから入手できるAdiprene L100（商標）であ
る。次に、型、蹄鉄、ポリウレタン、およびファブリッ
クを、200゜Fで12時間加熱し、ポリウレタンを完全に硬
化させる。
一旦硬化すると、クランプ20をゆるめ、外部ダム14を
除去する。次に、蹄鉄16は型10から除去され、ポリマー
繊維ファブリック18およびポリマー樹脂22は、型10に固
定されたまま残る。ポリマー繊維ファブリック18は、こ
のようにポリマー樹脂22にはめ込まれる。ポリマー繊維
ファブリック18は、蹄鉄16の凸縁部４でポリマー樹脂22
から出現している。
次に、この馬蹄カバーは、アクリル性接着剤を用いて
馬蹄にあてがわれ得る。馬蹄カバーを固定するために、
まず、従来の蹄鉄を準備するときと同様に粗めやすりま
たはやすりを用いて馬蹄を準備する。馬蹄が地面から離
れている間に、高速硬化のメタクリレートをベースとし
た構造用接着剤のビーズを馬蹄の下側に塗布する。二液
型100％反応性のメタクリレートをベースとした構造用
接着剤は、ポリウレタンなどのポリマー樹脂に強力に接
着する一方、強力であり、非常に高速に硬化し、かつそ
のアクリル特性のために、動物の蛋白質性蹄壁に強力に
接着するため好ましい。ペンシルバニア州エリーのLord
Corporationから入手できるVersilok 202は、この目的
用の優れたアクリル変性構造用接着剤である。Versilok
202は、ベンゾイルパーオキサイド、ジイソブチルフタ
レート、およびビスフェノールの促進剤を含むメチル−
２−メチル−２−プロペノエート（メチルメタクリレー
ト）をベースとしている。
さらに、馬蹄が地面から離れた状態で、ファブリック
が馬蹄と接触し得る蹄鉄の側部の周囲に、比較的硬化す
るのが遅い、メタクリレートをベースとした接着剤が与
えられる。メチル−２−メチル−プロペノエートをベー
スとしたLordCorporationから入手できるVersilok 402
もまた有用であるが、完全に硬化すると幾分か粘着性を
帯びる。Versilok 403は、必要な強度を与えるが粘着性
は低い。しかし、Versilok402と比較すると硬化するの
が遅い。いずれの接着剤も、硬化の速い他のアクリル系
接着剤と同様に、本発明で用いられると効果的である。
次に、図２および図３に示すように、馬蹄カバーを馬蹄
上に配置する。高速硬化性のアクリル系接着剤（Versil
ok 202）の風乾時間は、約２から４分である。この後、
馬蹄は、地面に戻される。硬化の遅い接着剤でも、馬蹄
が地面に戻されてからファブリックスカート19を処理で
きるように、約８分から10分で硬化しなければならな
い。必要に応じて、ファブリックは滑らかにされ、さら
に接着剤が添加され得る。ファブリックはまたこの期間
に切り取られ得る。
接着剤は、約２時間で完全な強度を得、その後の調整
は必要ではない。そして、馬は通常のルーチンに戻され
得る。
本発明の馬蹄カバーは、馬蹄を保護する強く、耐久性
のある非侵入性カバーである。図２は、本発明のカバー
を取り付けた馬蹄の一部断面図である。馬蹄24は、蛋白
質性物質で形成された蹄壁26と、骨30と、蹄底28とを有
する。図２に示されるように、ポリマー樹脂22は、その
内面32がくぼむように形成されている。このくぼんだ内
面32は、蹄鉄16の内部凹縁部２から上方に狭くなってい
る。これにより、カバーは、蹄壁26の内縁部から離れて
配置される。この構造は、骨30が馬蹄の蹄壁26および蹄
底28と接触する部分の過剰な圧力によって、しばしば、
馬蹄に問題が生じるという点において非常に有利であ
る。馬蹄の蹄底28は、蹄壁と比較して比較的柔軟であ
る。動物の重量は、蹄壁によって支持されなければなら
ない。それと関連した問題と同様に、蹄壁26の最も内側
部分から圧力を取り除くことによって蹄壁26、蹄底28、
および骨30の内部への圧力は、大幅に減少する。
図３を参照すると、馬蹄カバーが形成され馬蹄24上に
配置されると、ポリマー繊維ファブリック18は、最も好
ましくは、その内部の繊維が馬蹄に対して斜め角度に延
びるように配置されなければならない。繊維34は、図３
において誇張されているが、図示のように、繊維は、約
45゜の角度で馬蹄の底縁部と接触する。このように、フ
ァブリックは、皺または気泡が形成されないように、馬
蹄の形状にさらに密着するように形成され、伸張され
る。これにより、カバーを用いる際にさらに大きな強度
および柔軟性が得られる。従って、繊維が斜め角度にカ
バーから上方へ延びるように繊維を配置するのが好まし
い。さらに、これにより、すべての繊維がポリマー樹脂
22内に埋め込まれる。但し、繊維が馬蹄の表面を垂直お
よび水平に延びる場合はこの限りではない。このような
場合、垂直に配置された繊維は、樹脂内に埋め込まれ、
水平に配置された繊維は、接着剤内に埋め込まれる。
蹄鉄を除去する際には、ナイフを用いて蹄底と蹄鉄16
との間のポリマー繊維ファブリック18が切り離され得
る。ポリウレタンは強力で、弾性を有し、硬くはない
が、ナイフを用いて切ることが可能である。次に、蹄鉄
を除去し、残りの接着剤を、ナイフ、やすり、または粗
めやすりを用いてこすり落とす。蹄壁の外部に残存して
いるポリマー繊維ファブリック18もまた、このように除
去され、馬蹄は、他のカバーを取り付けられるように準
備される。
言うまでもなく、他の種々の変更が、本発明の範囲お
よび精神を逸脱せずに、当業者に明白であり、より容易
に成し遂げられる。従って、添付の請求の範囲の範囲
は、本願に記載の説明に限定されるものではなく、請求
の範囲は、本発明が関連する技術における等価物として
当業者に処理されるすべての特徴を含む、本発明に存在
する特許性のある新規性のすべての特徴を含むものとし
て解釈される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モイヤー，ウィリアム アメリカ合衆国 テキサス 77843― 4475，カレッジ ステーション，ファイ アストーン 4913 (72)発明者 ハザード，メアリー アメリカ合衆国 ペンシルバニア 19375，ユニオンビル，ルート 82，レ ーンフィールド ファーム（番地なし) (56)参考文献 米国特許4265314（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01L 15/00

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ほぼＵ字型の蹄鉄であって、該蹄鉄は、ほ
    ぼＵ字型の内周面を形成する凹縁部およびほぼＵ字型の
    外周面を形成する凸縁部と、接着面および磨耗面とを有
    する、蹄鉄と、 該蹄鉄の該接着面に接着されたポリマー樹脂層と、 該ポリマー樹脂層に埋め込まれ、該蹄鉄の該凸縁部で該
    層から出現し、該層から延びてスカートを形成する、ポ
    リマー繊維ファブリック層と、 を有する馬蹄用保護カバー。
  2. 【請求項２】前記ポリマー樹脂がポリウレタンである、
    請求項１に記載の保護カバー。
  3. 【請求項３】前記ポリマー繊維ファブリックがポリオレ
    フィンを含む、請求項２に記載の保護カバー。
  4. 【請求項４】前記蹄鉄の前記接着面と、前記ポリウレタ
    ン層との間に少なくとも１層の接着層をさらに有する、
    請求項３に記載の保護カバー。
  5. 【請求項５】前記ポリウレタン層の前記ほぼＵ字型の蹄
    鉄の凹縁部側に位置する内面が、前記馬蹄の蹄底からく
    ぼんでいる、請求項４に記載の保護カバー。
  6. 【請求項６】前記ポリオレフィンファブリックは、ポリ
    エチレン織物を含む、請求項４に記載の保護カバー。
  7. 【請求項７】前記ポリエチレンファブリックの繊維が、
    前記ポリウレタン層から斜め角度で出現している、請求
    項６に記載の保護カバー。
  8. 【請求項８】前記蹄鉄がアルミニウムを含む、請求項３
    に記載の保護カバー。
  9. 【請求項９】前記蹄鉄が鋼鉄を含む、請求項３に記載の
    保護カバー。
  10. 【請求項１０】前記蹄鉄がポリマー樹脂を含む、請求項
    ３に記載の保護カバー。
  11. 【請求項１１】馬蹄の保護カバーを製造する方法であっ
    て、 ほぼＵ字型の蹄鉄の接着面を洗浄する工程であって、該
    蹄鉄は、ほぼＵ字型の内周面を形成する凹縁部およびほ
    ぼＵ字型の外周面を形成する凸縁部を有する、工程と、 該接着面を少なくとも１種の接着剤で処理する工程と、 ポリウレタン樹脂内に埋め込まれたポリオレフィン織物
    を該接着面に接着する工程と、を包含し、 該ファブリックが、該蹄鉄の該凸縁部を越えて延び、ス
    カートを形成する、方法。
  12. 【請求項１２】前記蹄鉄がアルミニウムを含み、前記接
    着面を洗浄する工程が、酸エッチングで該接着面を処理
    する工程を包含する、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項１３】前記接着剤が熱によって活性化する接着
    剤であり、前記方法が、前記少なくとも１種の接着剤で
    前記接着面を処理する工程の後、該処理された蹄鉄を加
    熱し、該少なくとも１つの接着剤を硬化させる工程を包
    含する、請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項１４】馬に蹄鉄を打つ方法であって、 馬蹄の保護カバーを提供する工程であって、該保護カバ
    ーが、ほぼＵ字型の蹄鉄であって、該蹄鉄がほぼＵ字型
    の内周面を形成する凹縁部およびほぼＵ字型の外周面を
    形成する凸縁部と、接着面および磨耗面とを有する、蹄
    鉄と、 該蹄鉄の該接着面に接着されたポリウレタン層と、 該ポリウレタン層に埋め込まれ、該蹄鉄の該凸縁部で該
    層から出現し、該層から延びてスカートを形成する、ポ
    リオレフィンファブリック層とを有する、工程と、 該馬蹄の蹄壁を滑らかにし、成形することによって、該
    馬の該馬蹄を準備する工程と、 該蹄壁の底部および側部に構造用接着剤を与える工程
    と、 該ポリウレタン層が該蹄壁の該底部に接触し、該ポリウ
    レタンスカートが該蹄壁の該側部を越えて延びるよう
    に、該馬蹄に該保護カバーを取り付ける工程と、 該接着層を硬化させる工程と、 を包含する、方法。
  15. 【請求項１５】前記構造用接着剤を前記蹄壁の前記底部
    および前記側部に与える工程が、 第１構造用接着剤のビーズを該蹄壁の該底部に与える工
    程と、 第２構造用接着剤層を該蹄壁の該側部に与える工程と、 を包含する、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項１６】前記第１および第２構造用接着剤の少な
    くとも１つが、二液型100％反応性のメタクリレートを
    ベースとした構造用接着剤を含む、請求項15に記載の方
    法。
  17. 【請求項１７】前記保護カバーが、前記馬蹄の前記接着
    面と前記ポリウレタン層との間に少なくとも１層の接着
    剤層を有する、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項１８】前記ポリオレフィンファブリックが、ポ
    リエチレン織物を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項１９】前記ポリオレフィンファブリックの前記
    繊維が、前記ポリウレタン層から斜め角度に出現してい
    る、請求項18に記載の方法。
JP51348994A 1992-12-02 1993-12-02 馬蹄用保護カバーおよびその取り付け方法 Expired - Fee Related JP3352460B2 (ja)

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