JP3352056B2 - 外装取付工法、ソーラーウォールシステムおよびソーラールーフシステム - Google Patents

外装取付工法、ソーラーウォールシステムおよびソーラールーフシステム

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JP3352056B2
JP3352056B2 JP18972199A JP18972199A JP3352056B2 JP 3352056 B2 JP3352056 B2 JP 3352056B2 JP 18972199 A JP18972199 A JP 18972199A JP 18972199 A JP18972199 A JP 18972199A JP 3352056 B2 JP3352056 B2 JP 3352056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の外壁に外
壁材または屋根材を取付けて通気構造を形成するための
外装支持具を用いた外装取付工法、並びにこれによって
構成されるソーラーウォールシステムまたはソーラール
ーフシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の断熱性と内部結露の防止
を目的として、建築物本体の壁体外面上に通気用の隙間
を設けて外壁材を取付けてなる通気工法を採用した建築
物が増加している。その一般的な構造は、例えば戸建住
宅等の場合、柱間に断熱材を充填し、その上に防水シー
トを貼って建築物本体の壁体を形成し、その外面を形成
する防水シート上に支持体である横胴縁を取付け、その
横胴縁上に外装材を取付けるというものである。その
際、建築物本体の壁体外面と外装材との間に形成された
隙間の通気性を確保するため、取付けられる横胴縁の端
部間に隙間を設けたり、特公平2−32418号公報で
提案されているような通気具を使用したり、あるいは建
築物本体の壁体外面上に、まず縦胴縁を取付け、その上
に横胴縁を取付け、さらにその上に外装材を取付ける方
法等が用いられている。しかし、これら従来の通気工法
における施工は、いずれも施工に手間がかかると共に、
コスト高となる欠点があった。
【0003】また、他方において、地球温暖化防止策と
して、省エネ、二酸化炭素削減対策が急務となってお
り、そのための具体的な技術として、例えば、太陽電池
の普及や太陽熱を屋内に導入して暖房の支援とするソー
ラーウォールシステムや、ソーラールーフシステム等が
提案されている。
【0004】このようなソーラーウォールシステムの概
要は、例えば本発明におけるソーラーウォールシステム
を参照し、本発明に基づいて基本的な構造を概略的に説
明するに、図9および図10に示されるように、建築物
40の本体の壁体41側に空気層44を設けるために、
一般的には建築物40の本体の壁体41上に縦胴縁や横
胴縁を設けて、その外側に鋼板、アルミ板、ガラス等の
集熱板43を取付けて成り、太陽光により集熱板43に
て温められた内部空気が、建築物本体の壁体41と集熱
板43との間に形成された通路における空気層44を通
って上方に設けられたファン45とダクト46によって
室内に導かれることで利用されている。ダクト46には
多数の孔47が設けられており、温められた空気が屋根
材48との間の空間、または室50内に導かれて放出さ
れる。また、集熱板43には集熱効果を一層高めるため
に小さな孔を多数設けることができる。
【0005】このような一般的なソーラーウォールシス
テムやソーラールーフシステム、あるいは一般的な通気
構造において従来用いられてきた下地組は、例えば、図
11および図12に示されるように、建築物100の本
体の壁体101の上に縦方向に並んで間隔を置いて縦胴
縁110を取付金物と取付ボルトを用いてほぼ垂直に取
付け、これら縦胴縁110の上に交叉するようにほぼ水
平に横胴縁112を取付金物と取付ボルトによって上下
方向に間隔を置いて取付け、さらに、これら横胴縁11
2の上に集熱板103を取付けることによって構成され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特に、このようなソー
ラウォールシステムにおいては、必要とされる空気層の
深さは計算によって導出されるが、有効な空気層104
の深さは建築物本体の壁体101の外面から縦胴縁11
0の外側迄であり、従って、縦胴縁110のみが空気層
104の形成に有効に作用し、横胴縁112は集熱板1
03を取付けるための下地材としてのみ作用するもので
あり、有効な空気層104の形成には十分に役立ってい
ない。
【0007】さらに、このような縦胴縁110と横胴縁
112とを使用する下地組では、横胴縁112によって
建築物本体の壁体101の外面から集熱板103までの
距離が長くなり、従って、縦胴縁110や横胴縁112
等の下地材の材料量と取付時間とが多く長くなって、開
口部や水切り、雨押え等の部材が大きくなり、工事費等
が割高となるという問題があった。
【0008】本発明は、上記の従来の通気工法、ソーラ
ーウォールシステムおよびソーラールーフシステムが有
している施工上の問題点を解決することを目的とし、任
意の形状および開口率の開口部が設けられた支持体とし
ての、材質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から
選ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた
外装支持具を建築物本体の壁面上または屋根面に取付
け、さらに、この外装支持具に外壁材または屋根材を取
付けて、簡便で、安価な通気構造を形成する外装取付工
法、ソーラーウォールシステムおよびソーラールーフシ
ステムを提供するものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の外装取付工法は、任意の形状および開口
率の開口部を有し、材質が鋼材、アルミ材、ステンレス
材、木材から選ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザグ
から選ばれた外装支持具を支持体として建築物本体の壁
体面または屋根面にほぼ水平または垂直に間隔を置いて
取付ける工程と、前記支持体としての外装支持具に、多
数の小さな孔が設けられた鋼板、アルミ板、硝子板のい
ずれか1つから選ばれて成る集熱板から形成された外壁
材または屋根材を取付ける工程とから成り、これによっ
て前記建築物本体の壁体面と前記外壁材または前記建築
物本体の屋根面と前記屋根材の間に通気構造を形成する
ことを特徴とする。
【0014】本発明のソーラーウォールシステムは、任
意の形状および開口率の開口部を有し、材質が鋼材、ア
ルミ材、ステンレス材、木材から選ばれて断面形状が溝
形、H形、ジグザグから選ばれた外装支持具を支持体と
して建築物本体の壁体面に取付け、前記支持体の外面
に、多数の小さな孔が設けられた鋼板、アルミ板、硝子
板のいずれか1つから選ばれて成る集熱板を取付けて前
記壁体面との間に集熱通気構造を形成し、該集熱通気構
造にファンおよびダクトを接続するように設けたことを
特徴とする。
【0015】
【0016】また、本発明のソーラールーフシステム
は、任意の形状および開口率の開口部を有し、材質が鋼
材、アルミ材、ステンレス材、木材から選ばれて断面形
状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外装支持具を支
持体として建築物本体の屋根面に取付け、前記支持体の
外面に、多数の小さな孔が設けられた鋼板、アルミ板、
硝子板のいずれか1つから選ばれて成る集熱板を取付け
て前記屋根面との間に集熱通気構造を形成し、該集熱通
気構造にファンおよびダクトを接続するように設けたこ
とを特徴とする。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】このように構成された本発明の外
装取付工法は、任意の形状および開口率の開口部を有
し、材質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から選
ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外
装支持具を支持体として建築物本体の壁体面または屋根
面にほぼ水平または垂直に間隔を置いて取付け、前記支
持体としての外装支持具に、多数の小さな孔が設けられ
た鋼板、アルミ板、硝子板のいずれか1つから選ばれて
成る集熱板から形成された外壁材または屋根材を取付
け、これによって前記建築物本体の壁体面と前記外壁材
または前記建築物本体の屋根面と前記屋根材の間に通気
構造を形成しており、前記建築物本体の上に支持体とし
ての外装支持具を取付けた上に外壁材や屋根材等を取付
けているので、簡単に施工でき、壁体との間に通気構造
を好適に形成することができ、建築物本体の壁体や屋根
の結露を防止することができると共に、快適な室内環境
を維持することができる。
【0019】また、本発明のソーラーウォールシステム
およびソーラールーフシステムは、任意の形状および開
口率の開口部を有し、材質が鋼材、アルミ材、ステンレ
ス材、木材から選ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザ
グから選ばれた外装支持具を支持体として建築物本体の
屋根面に取付け、前記支持体の外面に集熱板を取付けて
前記屋根面との間に集熱通気構造を形成し、該集熱通気
構造にファンおよびダクトを接続するように設け、集熱
板が、多数の小さな孔が設けられた鋼板、アルミ板、硝
子板のいずれか1つから選ばれるので、太陽熱を有効に
利用するソーラーウォールシステムが得られる。
【0020】以下に、本発明による外装取付工法、並び
にソーラーウォールシステムおよびソーラールーフシス
テムの実施形態を図1乃至図10を参照して詳細に説明
する。
【0021】図1および図2は、本発明が適用された建
築物の概要図で、本発明の外装支持具を用いた外装取付
工法による通気構造が示されている。
【0022】図示されるように、本発明の外装支持具を
用いた外装取付工法による通気構造は、建築物1の本体
の壁体2の上に、必要に応じて防水シート3を貼った上
に、任意の形状および開口率の開口部を有する支持体と
しての外装支持具4を横方向に配置して取付け、その上
に外壁材5が取付けられる。従って、横水平方向に配置
し、かつ垂直方向に間隔を置いて並列して外装支持具4
を取付けることによって建築物本体の壁体2と外壁材5
の間に通気構造6が形成されると共に、本発明における
外装支持具4が多数の開口部が設けられた有孔部材から
成るために上方に向かって自由に空気が通過して流れる
ようできる通気構造6を構成することができる。
【0023】また、このような本発明における支持体と
しての外装支持具4では、開口率は10〜75%の範囲
が好ましく、開口率が10%以下では必要な通気を計る
ことができなく、さらに、開口率が75%以上では外装
支持具4自体が構造的に弱くなって、外壁材5を十分に
支持できなくなるために望ましくない。
【0024】本発明における支持体としての外装支持具
4の材質としては、鋼材(スチール材)、アルミ材、ス
テンレス材、木材等が好適に用いられる。外装支持具4
の断面形状は特に限定されるものではないが、溝形、H
形およびジグザグ形等が好適である。ここで、ジグザグ
形とは、図5のように、断面形状において平板状の板状
部の両縁辺が互いに反対方向に対向してほぼ直角に折り
曲げられた形状で、「く」の字がほぼ連続した形を云う
ものとする。
【0025】図3は、本発明における外装支持具および
外装取付工法の別の適用例を示す斜視図である。
【0026】図示されるように、本例においては、支持
体としての外装支持具4’は、建築物1’の本体の壁体
2’の上に、必要に応じて防水シート3’を貼った上
に、縦方向に垂直に、かつ横方向に間隔を置いて配置さ
れる。このように、垂直に配置された下地材4’によっ
て建築物本体の壁体2’と外壁材5’との間に上方に延
びる通気構造6’が形成される。本例における外装支持
具4’は多数の開口部が設けられた有孔部材から先の例
と同様に形成されているために、空気は、矢印で示され
るように外装支持具4’の開口部を通って横方向に自由
に移動でき、かつ外装支持具4’間の通気構造6’を通
って上方に流れることができる。
【0027】このような通気構造6、6’を形成する本
発明における外装支持具4、4’の幾つかの例が図4乃
至図8に示されている。
【0028】(実施例1)図4に示す通り、厚さ1.6
mmの細長いスチール板の板状部15に直径20mmの
円形の開口部16を開口率50%にて均一に設けるとと
もに板状部15の一方の縁辺17が上方にほぼ直角に折
り曲げられると共に、他方の縁辺18が下方にほぼ直角
に折り曲げられ、図5に示したジグザグ形の断面形状を
有する外装支持具14を得た。
【0029】本例では、このように縁辺17、18が、
上下の対向する方向に、ジグザグ形に折り曲げられてい
るが、これに限られるものではなく、上下同一方向に折
り曲げて、溝形の断面形状に形成しても良いことは勿論
である。
【0030】また、開口部16は図示されるように、円
形が好ましいが、三角形、四角形、五角形、六角形、八
角形等の多角形等の任意の形状に作ることができ、何等
円形の形状に制限されるものではなく、また、その大き
さも同様に適宜決めることができ、開口率も上述した1
0〜75%の範囲内で選ぶことができるものである。
【0031】このように構成された外装支持具14は、
本発明における外装取付工法として、先ず、建築物1の
本体の壁体2に取付ける工程と、外装支持具14に外壁
材5または屋根材を取付ける工程とから成り、これによ
って建築物1の本体の壁体2と外壁材5の間に、空気通
路としての通気構造6が形成される。屋根についても壁
と同様に通気構造を形成することができる。
【0032】(実施例2)図6に示される本発明の実施
例2は、厚さ1.6mmのステンレス材を用い、その板
状部25には実施例1よりも小さい、直径8mmの円形
の開口部26が、開口率53%で均一に設けられてい
る。板状部25は、先の実施例1と同様に、一方の縁辺
27が上方にほぼ直角に折り曲げられると共に、他方の
縁辺28が下方にほぼ直角に折り曲げられたジグザグ形
の断面形状に作られている。
【0033】斯様に構成された外装支持具24は、本発
明における外装取付工法として、先ず、任意の開口率を
有する外装支持具24を建築物1の本体の壁体2に取付
ける工程と、該外装支持具24に外壁材5を取付ける工
程とから成り、これによって建築物1の本体の壁体2と
外壁材5の間に、空気通路としての通気構造6が形成さ
れる。屋根についても壁と同様に通気構造を形成するこ
とができる。
【0034】(実施例3)図7および図8は本発明にお
ける実施例3を示すもので、外装支持具34は、厚さ
1.6mmのスチール材が使用され、実施例1および実
施例2と同様にジグザグ形の断面形状が形成されている
と共に、長方形の開口部36が、開口率63%にて設け
られている。
【0035】開口部36は、三辺が切断されて、残りの
一辺が、例えば下方にほぼ直角に折り曲げられて下方に
垂下した折曲部39が形成されており、この折曲部39
が補強リブとして作用して外装支持具34の強度を一層
高めて強化している。また、折曲部39は下方に垂下す
るよう折り曲げられるだけでなく、上方に折曲しても良
いことは勿論である。
【0036】このように構成された外装支持具34は、
本発明における外装取付工法として、任意の形状および
開口率の開口部36を有する下地材34を建築物1の本
体の壁体2に取付ける工程と、該外装支持具34に外壁
材5を取付ける工程とから成り、これによって、図1お
よび図2に示されるような建築物1の本体の壁体2と外
壁材5との間に、空気通路としての通気構造6が形成さ
れて、良好な通気が行われて建築物の本体の壁体2にお
ける結露を防止することができる。また、屋根について
も壁と同様に通気構造を形成することができ、快適な室
内環境を維持することができる。
【0037】特に、本発明におけるソーラーウォールシ
ステムやソーラールーフシステムにおいては、図9およ
び図10に示されるように、上記した如く、建築物40
の本体の壁体41側に空気層44を形成する通気構造を
設けるために、建築物40の本体の壁体41上に、横胴
縁に代わるものとして、支持体としての外装支持具49
を設けて、その外側に、鋼板、アルミ板、ガラス等の集
熱板43を取付けて成り、太陽光によって集熱板43に
て温められた空気が、建築物の本体の壁体41と外壁材
である集熱板43との間に形成された通路としての通気
構造を形成する空気層44を通って上方へと流れて、上
方に設けられたファン45およびダクト46によって導
かれ、ダクト46の孔47から室50内に導かれること
によって、例えば室50内を温めるように利用されてい
る。また、ダクト46には多数の孔47が設けられてお
り、温められた空気が屋根材48との間の空間に導かれ
て放出される。さらに、集熱板43には集熱効果を一層
高めるために小さな孔を多数設けておくと、外の空気が
孔を通って温められ、通気構造を形成する空気層44を
通ってダクト46に送られて利用されるので一層好適で
ある。
【0038】このように、本発明のソーラーウォールシ
ステムにおいては、図示されるように、建築物40の建
築物本体の壁体41上に外装支持具49を取付け、さら
に、この外装支持具49の上に集熱板43を取付けて外
装支持具49によって建築物本体の壁体41と集熱板4
3との間に通気構造を構成して空気層44を設けている
ので、空気層44における空気が外装支持具49の孔を
通って好適に垂直方向上方に自由に流通することがで
き、かつ簡単に施工でき、建築物本体の壁体41との間
に通気構造を好適に形成することができるので、建築物
本体の壁体41における結露を防止することができると
共に、快適な室内環境を維持することができる。
【0039】また、本発明のソーラーウォールシステム
は、任意の開口率を有する外装支持具49を建築物40
の建築物本体の壁体41に取付け、この外装支持具49
の外面に集熱板43を取付けて建築物本体の壁体41と
の間に集熱通気構造としての空気層44を形成している
ので、太陽熱を有効に利用するソーラーウォールシステ
ムが得られる。なお、ソーラールーフシステムにおいて
も、上述した如くソーラーウォールシステムと同様の作
用、効果が達成されることが容易に理解できる。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の外装取付工法
は、任意の形状および開口率の開口部を有し、材質が鋼
材、アルミ材、ステンレス材、木材から選ばれて断面形
状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外装支持具を支
持体として建築物本体の壁体面または屋根面にほぼ水平
または垂直に間隔を置いて取付ける工程と、前記支持体
としての外装支持具に、多数の小さな孔が設けられた鋼
板、アルミ板、硝子板のいずれか1つから選ばれて成る
集熱板から形成された外壁材または屋根材を取付ける工
程とから成り、これによって前記建築物本体の壁体面と
前記外壁材または前記建築物本体の屋根面と前記屋根材
の間に通気構造を形成するので、建築物本体の壁体の上
に支持体としての外装支持具を取付けた上に外壁材や屋
根材等を、簡単に取付けて施工でき、かつ建築物本体の
壁体面または屋根面との間に通気構造を好適に形成する
ことができ、建築物本体の壁体や屋根の結露を防止する
ことができると共に、快適な室内環境を維持することが
できる。
【0045】本発明の請求項2記載のソーラーウォール
システムは、任意の形状および開口率の開口部を有し、
材質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から選ばれ
て断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外装支
持具を支持体として建築物本体の壁体面に取付け、前記
支持体の外面に、多数の小さな孔が設けられた鋼板、ア
ルミ板、硝子板のいずれか1つから選ばれて成る集熱板
を取付けて前記壁体面との間に集熱通気構造を形成し、
該集熱通気構造にファンおよびダクトを接続するように
設けるので、太陽熱を有効に利用するソーラーウォール
システムが得られる。
【0046】
【0047】本発明の請求項3記載のソーラールーフシ
ステムは、任意の形状および開口率の開口部を有し、材
質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から選ばれて
断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外装支持
具を支持体として建築物本体の屋根面に取付け、前記支
持体の外面に、多数の小さな孔が設けられた鋼板、アル
ミ板、硝子板のいずれか1つから選ばれて成る集熱板を
取付けて前記屋根面との間に集熱通気構造を形成し、該
集熱通気構造にファンおよびダクトを接続するように設
けるので、太陽熱を有効に利用するソーラールーフシス
テムが得られる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における外装支持具を横方向に用いた建
築物の構成を概略的に示す縦断面図である。
【図2】本発明の図1における外装支持具を横方向に用
いた建築物の通気構造を示す斜視図である。
【図3】本発明における外装支持具および外装取付工法
の別の適用例を示す図で、外装支持具を縦方向に用いた
建築物の通気構造を示す斜視図である。
【図4】図1および図2に示される本発明の実施例1に
おける外装支持具の平面図である。
【図5】図4の外装支持具を示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施例2における外装支持具の平面図
である。
【図7】本発明の実施例3における外装支持具の平面図
である。
【図8】図7の外装支持具を縦断面図である。
【図9】本発明におけるソーラーウォールシステムの構
成を概略的に示す縦断面図である。
【図10】図9の本発明のソーラーウォールシステムの
構成を概略的に示す斜視図である。
【図11】従来の通気工法における建築物の壁構成の一
部の拡大部分断面図である。
【図12】図11の従来の通気工法における建築物の壁
構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建築物 2 建築物本体の壁体 3 防水シート 4 外装支持具(支持体) 5 外壁材 6 通気構造 14 外装支持具(支持体) 15 板状部 16 開口部 17 縁辺 18 縁辺 24 外装支持具(支持体) 25 板状部 26 開口部 27 縁辺 28 縁辺 34 外装支持具(支持体) 35 板状部 36 開口部 37 縁辺 38 縁辺 39 折曲部 40 建築物 41 建築物本体の壁体 43 集熱板 44 空気層 45 ファン 46 ダクト 47 孔 48 屋根材 49 外装支持具 50 室 100 建築物 101 建築物本体の壁体 103 集熱板 104 空気層 110 縦胴縁 112 横胴縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 勉 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目5 番5号 アスクテクノ工事株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−126956(JP,A) 実開 平5−52067(JP,U) 実開 昭59−182518(JP,U) 実開 平5−47754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/62 - 1/76 E04B 2/56 644 F24J 2/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の形状および開口率の開口部を有
    し、材質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から選
    ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外
    装支持具を支持体として建築物本体の壁体面または屋根
    面にほぼ水平または垂直に間隔を置いて取付ける工程
    と、前記支持体としての外装支持具に、多数の小さな孔
    が設けられた鋼板、アルミ板、硝子板のいずれか1つか
    ら選ばれて成る集熱板から形成された外壁材または屋根
    材を取付ける工程とから成り、これによって前記建築物
    本体の壁体面と前記外壁材または前記建築物本体の屋根
    面と前記屋根材の間に通気構造を形成することを特徴と
    する外装取付工法。
  2. 【請求項2】 任意の形状および開口率の開口部を有
    し、材質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から選
    ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外
    装支持具を支持体として建築物本体の壁体面に取付け、
    前記支持体の外面に、多数の小さな孔が設けられた鋼
    板、アルミ板、硝子板のいずれか1つから選ばれて成る
    集熱板を取付けて前記壁体面との間に集熱通気構造を形
    成し、該集熱通気構造にファンおよびダクトを接続する
    ように設けたことを特徴とするソーラーウォールシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 任意の形状および開口率の開口部を有
    し、材質が鋼材、アルミ材、ステンレス材、木材から選
    ばれて断面形状が溝形、H形、ジグザグから選ばれた外
    装支持具を支持体として建築物本体の屋根面に取付け、
    前記支持体の外面に、多数の小さな孔が設けられた鋼
    板、アルミ板、硝子板のいずれか1つから選ばれて成る
    集熱板を取付けて前記屋根面との間に集熱通気構造を形
    成し、該集熱通気構造にファンおよびダクトを接続する
    ように設けたことを特徴とするソーラールーフシステ
    ム。
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