JP3352009B2 - 接触力測定装置 - Google Patents

接触力測定装置

Info

Publication number
JP3352009B2
JP3352009B2 JP36876497A JP36876497A JP3352009B2 JP 3352009 B2 JP3352009 B2 JP 3352009B2 JP 36876497 A JP36876497 A JP 36876497A JP 36876497 A JP36876497 A JP 36876497A JP 3352009 B2 JP3352009 B2 JP 3352009B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact force
vibration
pantograph
response function
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36876497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11194059A (ja
Inventor
克士 真鍋
光雄 網干
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP36876497A priority Critical patent/JP3352009B2/ja
Publication of JPH11194059A publication Critical patent/JPH11194059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3352009B2 publication Critical patent/JP3352009B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気鉄道に
おけるトロリ線等の給電線とパンタグラフ等の集電装置
との間に作用する接触力を測定する装置に関する。特に
は、精度良く接触力が測れるとともに、通常の営業車両
においてもパンタグラフ接触力を測定することのできる
接触力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現状の営業用の電気鉄道においては、ト
ロリ線からパンタグラフを介して電力を車体に送る方式
を採るものが一般的である。このようなトロリ線とパン
タグラフの舟体との接触力は、トロリ線の高さ変動や振
動、車両やパンタグラフの振動によって変動する。この
接触力の変動が大きすぎると、パンタグラフの舟体がト
ロリ線から離れることとなる(これを離線という)。こ
の離線が頻発すると、両者の間にスパークが生じて摺り
板の損傷が促進され、問題となる。
【0003】そこで、電車の走行中のトロリ線とパンタ
グラフとの接触力を測定して、その測定結果を、離線を
抑制する方策を立案するための参考としている。あるい
は、将来的には、接触力をアクティブにリアルタイムで
コントロールすることも考えられている。
【0004】このようなパンタグラフ接触力測定技術と
しては、以下が公知である。 (1)特開平7−291001号公報には、舟体支持バ
ネの伸縮量を測定し、この量から同バネの押圧力を計算
して接触力を求める方法が開示されている。舟体支持バ
ネの伸縮量を測定するには、舟体と舟体支持パイプの間
の寸法を渦電流式や光学式の距離センサを用いて測定す
る。
【0005】(2)日本機械学会第74期通常総会講演
会講演論文集No.97-1 、(I) 、 2149、 p.699、700 に
は、舟体と摺り板との間にロードセルを設けるととも
に、摺り板に加速度計を取り付けたパンタグラフ接触力
測定装置が開示されている。この装置では、ロードセル
で測定した力を、摺り板の等価質量に加速度をかけた慣
性力で補正する。したがって比較的正確な接触力が求め
られる。
【0006】(3)日本機械学会第5回交通・物流部門
大会講演論文集No.96-51、 1115 、 p.127-130 には、
舟体の歪並びに、舟体の加速度を測定する方法が開示さ
れている。この方法では、舟体の歪から計算した舟体に
かかっている力を、舟体の等価質量に加速度をかけた慣
性力で補正する。この場合も、比較的正確な接触力が求
められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した各
従来の公知技術には、例えば以下に述べるような課題が
あった。すなわち、(1)の方法では、舟体(摺り板含
む)の慣性力が無視されることとなり、接触力の測定誤
差が生じる。また、(2)の装置にあっては、パンタグ
ラフは非通電で、ロードセル組み込みという特殊な工作
を施したものであり、通常の営業列車に応用できるもの
ではない。さらに、(3)の方法は、舟体が単なる質点
として振動するのではなく、梁として振動するため、等
価質量の同定が難しい。また、梁の固有振動モード付近
(例えば100ヘルツ、200ヘルツ近辺)においては
接触力測定の誤差が大きい。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、トロリ線等の給電線とパンタグラフ等の集
電装置との間に作用する接触力を精度良く測れるととも
に、通常の営業車両においても同接触力を測定すること
のできる接触力測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の接触力測定装置は、 給電線と集電装置と
の間に作用する接触力を測定する装置であって、上記集
電装置の振動y(t)と上記接触力f(t)との間の周
波数応答関数1/H(iω)(ωは振動角周波数、iは
虚数単位)を等価モデルによる計算又は加振試験による
実測結果から求める周波数応答関数算出手段と、上記周
波数応答関数1/H(iω)から、次式によりインパル
ス応答関数h(t)を計算するインパルス応答関数算出
手段と、
【数3】 上記集電装置の振動y(t)を測定する振動測定手段
と、この振動y(t)と上記インパルス応答関数h
(t)とから次式
【数4】 の重畳積分により上記接触力f(t)を求める接触力算
出手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】ここで、給電線としては、架空電車線(ト
ロリ線)、サードレール等があり、集電装置としては、
パンタグラフ、集電靴等がある。サードレールとは、地
下鉄の軌道の横等に設けた剛体の給電線をいう。集電靴
とは、サードレール用に電車の台車に取り付けた集電装
置のことである。
【0011】本発明の接触力測定装置においては、上記
集電装置がパンタグラフからなり、上記振動y(t)と
して、このパンタグラフの変位を測定するができる。こ
の場合、上記変位を非接触測定することもできる。
【0012】本発明の接触力測定装置においては、上記
集電装置がパンタグラフからなり、上記振動y(t)と
して、このパンタグラフの加速度を測定することができ
る。
【0013】本発明の接触力測定装置においては、上記
集電装置がパンタグラフからなり、上記振動y(t)と
して、このパンタグラフの歪を測定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施の形
態では、特に架線(トロリ線)とパンタグラフとの間の
接触力(押圧力)を例にとって説明する。図1は、本発
明の一実施例に係る接触力測定装置を含む電気鉄道パン
タグラフ周辺を示す図である。この図において、符号1
は電車の車体屋根であって、この車体屋根1上には、パ
ンタグラフ2が搭載されている。このパンタグラフ2
は、トロリ線3に押しつける前後2組の舟体4を備え
る。これらの舟体4の上表面には、トロリ線3に直接接
触する摺り板5が貼られている。舟体4は、舟体支持バ
ネ6の弾性を介してトロリ線3に押し付けられる。舟体
支持パイプ7の上には前後2組の舟体支持バネ6が取り
つけられており、同パイプ7は同バネ6を介して舟体4
を支持する。舟体支持パイプ7の下には、パンタグラフ
2全体を昇降するリンク構造の枠組8が設けられてい
る。
【0015】以下各部の概要を説明する。なお材質、寸
法等は現状のJRの新幹線の一般的な架線・車両につい
ての数字である。トロリ線3は、径約15mmの銅線であ
って、交流25kVの電圧が印加されている。トロリ線3
は、約5mおきに吊架線(図示されず)によって吊られ
ている。吊架線は、約50mおきに柱(図示されず)に
よって支えられている。摺り板5は、鉄系や銅系の焼結
合金である。この摺り板5は、トロリ線3との接触によ
り摩耗するので、定期的に交換する。舟体4は、幅40
mm、長さ1m程度のアルミ製の薄い箱状の部材である。
舟体4をトロリ線3に押し当てる力(通常接触力)は、
50〜70Nである。
【0016】舟体支持バネ6は、ゴム製バネやコイルバ
ネである。舟体支持パイプ7は、パンタグラフ2の上部
構造を保持している。枠組8は、リンク構造をしてお
り、押し当てる力を発生するバネ(図示されず)によっ
て上下に昇降する。例えば、非使用時は、枠組8は折り
畳まれて下がり、舟体4はトロリ線3から離れる。
【0017】上述したようなパンタグラフ2には、以下
に述べるような振動測定手段としてのセンサが配設され
ている。なお、これらのセンサは、いずれか1個を用い
てもよいし、複数組み合わせて用いてもよい。図1にお
いて右側の舟体4の下面の符号11は、同面に貼り付け
られた歪ゲージである。この歪ゲージ11により、舟体
4の弾性変形に係る振動を測定し、それから接触力を計
算する。歪ゲージ11による方法は、前述のように、貼
り付ける構造体の共振域では誤差が大きくなるが、比較
的高周波域で精度良く振動を測定できる。高電圧印加部
に歪ゲージを貼る場合には、信号を光ファイバー等で測
定機器にまで引き出すことが好ましい。
【0018】同様に図1において右側の舟体4の左側の
符号12はビデオカメラである。このビデオカメラ12
は、舟体4の側面を見ており、同舟体4の高さを画像処
理により測定する。なお、同ビデオカメラ12のレンズ
は、車両の左右方向(レール幅方向)に像を圧縮する特
殊なレンズであって、舟体4の長手方向に平均化した画
像情報を得ることができる。このビデオカメラ12によ
る方法は、通常比較的高い周波数域の振動を検出しにく
い。しかし、非接触測定が可能であるのでパンタグラフ
接触力測定装置の構成は極めてシンプルであり、信頼性
も高い。
【0019】また、同様に図1において右側の舟体4の
下方の舟体支持パイプ7上に配置されている符号13は
レーザ変位計である。このレーザ変位計13も、舟体4
の高さの振動を検出するものである。車体屋根1の上の
左手に配置されているのもこれとは別のレーザ変位計1
4である。このレーザ変位計14は、枠組8の高さ位置
振動を検出する。これらレーザ変位計13、14による
測定は、上述のビデオカメラ12による測定とほぼ同じ
特性である。しかし、高周波数域への対応力はレーザ変
位計13、14の方が良い。
【0020】一方、図1において左側の舟体4の側面の
符号15、舟体支持パイプ7の下面の符号16は加速度
計である。この加速度計15、16により、舟体4や舟
体支持パイプ7の加速度振動を捕える。加速度による接
触力計算は、接触力の定常力を捕えることはできない。
しかし、高周波数領域の接触力の変動を測定するのに向
いている。
【0021】そして、これらのセンサ(歪ゲージ11、
ビデオカメラ12、レーザ変位計13、14及び加速度
計15、16)には、以下の構成からなる演算装置が接
続され、これらセンサ及び演算装置によってかかる接触
力測定装置が構成される。すなわち、図2にそのブロッ
ク構成を示すように、センサには、当該センサにより測
定された測定値を増幅して出力するアンプ部(増幅手
段)21が接続される。このアンプ部21には、上記測
定値をディジタル信号に変換して出力するAD変換回路
(ディジタル信号変換手段)22が接続される。このA
D変換回路22には、フィルタ処理部23を介して、上
記信号を数値として記憶する振動波形記憶部24が接続
される。
【0022】一方、符号25は、パンタグラフ2の振動
y(t)と当該パンタグラフ2とトロリ線3との接触力
f(t)との間の周波数応答関数1/H(iω)を、等
価モデルによる計算又は加振試験による実測結果から求
める周波数応答関数算出部である。この周波数応答関数
算出部25には、インパルス応答関数h(t)を計算す
るインパルス応答関数計算処理部26が接続される(な
お、これら周波数応答関数算出部25及びインパルス応
答関数計算処理部26の計算原理は、後述する重畳積分
回路の計算原理において説明する)。このインパルス応
答関数計算処理部26には、インパルス応答関数記憶部
27が接続される。
【0023】そして、上記振動波形記憶部24とインパ
ルス応答関数記憶部27とは、符号28で示す重畳積分
回路(接触力算出手段)に接続される。ここで、上記周
波数応答関数算出部25、インパルス応答関数計算処理
部26及び重畳積分回路28は、以下に述べるような原
理にしたがって計算を実行し、結果として重畳積分回路
28が、パンタグラフ2とトロリ線3との接触力f
(t)を計算するようになっている。
【0024】すなわち、振動周波数をω、虚数単位を
iとし、パンタグラフ2に作用する接触力f(t)及び
パンタグラフ2の振動y(t)が以下の式で表されると
する。
【数5】 この「数5」中のZpは、パンタグラフ2の機械インピ
ーダンス(接触力と上下速度の比)を表す。f(t)、
y(t)の周波数特性をそれぞれF(iω)、Y(i
ω)とし、これらの間にY(iω)=H(iω)
(iω)の関係があるとすれば、パンタグラフ2は、接
触力f(t)(入力信号)が作用したときに、振動y
(t)(出力信号)が生じるような、周波数応答関数H
(iω)の特性を有する線形システムと考えることがで
きる。それゆえ、パンタグラフ2の振動から接触力を推
定するためには、この周波数応答関数H(iω)の逆数
1/H(iω)の特性を有する線形システムを考えると
よい。すなわち、パンタグラフの機械インピーダンスを
Zpとし、
【数6】 と表すと、 Y(iω)=−(1/(iωZp(iω)))・F(iω)=H(iω)・F( iω)、 H(iω)=−1/(iωZp(iω)) と表すことができる。そのため、上述の関係が成立し、
周波数応答関数H(iω )の特性を有する線形システム
と考えることができる。一方、1/H(iω)の特性を
有する線形システムは、振動y(t)(入力信号)が作
用したとき、接触力f(t)(出力信号)が生じるよう
な、 1/H(iω)=−iωZp(iω) の特性を有する。 したがって、この周波数応答関数1/
H(iω)に対するインパルス応答関数をh(t)とす
れば、逆フーリエ変換を求めることにより以下の「数
7」が得られる。
【数7】 この「数7」に基づき、線形システムの連続的入力に対
する応答を重ね合わせの原理を用いて考慮すると、パン
タグラフ2の接触力は、
【数8】 の重畳積分で求められる。なお、この式において積分範
囲を∞〜−∞としているのは、上述した線形システムと
しての入出力関係が因果性時間応答と考えられないため
である。
【0025】以上のような原理により、重畳積分回路2
8においては、接触力f(t)が算出される。この重畳
積分回路28には、これによる算出結果をアナログ信号
に変換して出力するDA変換回路(アナログ信号変換手
段)29が接続される一方、同算出結果を記憶する処理
結果記憶部(算出結果記憶手段)30が接続される。
【0026】次に、上記の構成からなる接触力測定装置
の作用について説明する。上記各センサ(歪ゲージ1
1、ビデオカメラ12、レーザ変位計13、14及び加
速度計15、16)により、パンタグラフ2の振動が測
定される。すると、この測定値は、アンプ部21で増幅
された後、AD変換回路22でディジタル信号に変換さ
れる。次いで、この信号は、フィルタ処理部23を介し
て、振動波形記憶部24において数値として記憶され
る。
【0027】一方、周波数応答関数算出部25において
は、周波数応答関数1/H(iω)が計算される。この
計算に基づき、インパルス応答関数計算処理部26にお
いては、インパルス応答関数h(t)が計算され、この
計算結果は、インパルス応答関数記憶部27で記憶され
る。
【0028】そして、重畳積分回路28では、振動波形
記憶部24とインパルス応答関数記憶部27とからの出
力に基づき、パンタグラフ2とトロリ線3との接触力f
(t)が計算される。この計算結果は、DA変換回路2
9でアナログ信号に変換されて出力される一方、処理結
果記憶部30で記憶される。したがって、DA変換回路
29からの出力に基づき、パンタグラフ2とトロリ線3
との接触力f(t)を観察することができる。
【0029】図3は、歪測定によるパンタグラフ接触力
測定装置の加振力と測定力比の振幅周波数特性を表すグ
ラフである。(A)は前舟についてのグラフであり、
(B)は後舟についてのグラフである。横軸は振幅周波
数を示し、縦軸は測定力と加振力の比を示す。図4は、
歪測定によるパンタグラフ接触力測定装置の加振力と測
定力比の位相周波数特性を表すグラフである。(A)は
前舟についてのグラフであり、(B)は後舟についての
グラフである。横軸は振幅周波数を示し、縦軸は位相差
を示す。
【0030】図3、4より、接触力推定値と加振力との
比は1に近い。また、その位相は0に近い。すなわち、
接触力が正確に推定されていることがわかる。比が1か
ら外れている主な周波数は数Hz以下と80Hz近傍であ
り、前者は加振力成分が無いための誤差であり本質的に
は問題にはならない。後者は舟体梁の1次固有振動数に
相当し、システム関数の推定に誤差が含まれるためと考
えられる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の接触力測定方法及びその装置によれば、以下の効果を
得ることができる。予め加振試験等で得られたパンタグ
ラフ要素の振動と接触力との関係を利用するため、精度
の高い測定が可能となる。また計測する対象によっては
比較的高い周波数まで接触力を測定することが可能であ
る。振動計測方法をレーザ変位計や、ビデオカメラ及び
画像処理とした場合には、非接触測定が可能である。さ
らには、本発明により、パンタグラフの接触力が精度良
く測定でき、高速化のための集電性能評価や、架線異常
検知や架線保全管理の効率化、工事施工管理の精度向上
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で説明したパンタグラフの構成を
示す模式図である。
【図2】同接触力測定装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】歪測定によるパンタグラフ接触力測定装置の加
振力と測定力比の振幅周波数特性を表すグラフである。
(A)は前舟についてのグラフであり、(B)は後舟に
ついてのグラフである。横軸は振幅周波数を示し、縦軸
は測定力と加振力の比を示す。
【図4】歪測定によるパンタグラフ接触力測定装置の加
振力と測定力比の位相周波数特性を表すグラフである。
(A)は前舟についてのグラフであり、(B)は後舟に
ついてのグラフである。横軸は振幅周波数を示し、縦軸
は位相差を示す。
【符号の説明】
2 パンタグラフ(集電装置) 3 トロリ線(給電
線) 11 歪ゲージ(振動測定手段) 12 ビデオカメラ
(振動測定手段) 13、14 レーザ変位計(振動測定手段) 15、16 加速度計(振動測定手段) 21 アン
プ部(増幅手段) 22 AD変換回路(ディジタル信号変換手段) 2
3 フィルタ処理部 24 振動波形記憶部 25 周波数応答関
数算出部 26 インパルス応答関数算出部 28 重畳積分回路(接触力算出手段) 29 DA変換回路(アナログ信号変換手段) 30
処理結果記憶部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電線と集電装置との間に作用する接触
    力を測定する装置であって、 上記集電装置の振動y(t)と上記接触力f(t)との
    間の周波数応答関数1/H(iω)(ωは振動角周波
    数、iは虚数単位)を等価モデルによる計算又は加振試
    験による実測結果から求める周波数応答関数算出手段
    と、 上記周波数応答関数1/H(iω)から、次式によりイ
    ンパルス応答関数h(t)を計算するインパルス応答関
    数算出手段と、 【数1】 上記集電装置の振動y(t)を測定する振動測定手段
    と、 この振動y(t)と上記インパルス応答関数h(t)と
    から次式 【数2】 の重畳積分により上記接触力f(t)を求める接触力算
    出手段と、 を備えることを特徴とする接触力測定装置。
  2. 【請求項2】 上記集電装置がパンタグラフからなり、
    上記振動y(t)として、このパンタグラフの変位を測
    定することを特徴とする請求項1記載の接触力測定装
    置。
  3. 【請求項3】 上記集電装置がパンタグラフからなり、
    上記振動y(t)として、このパンタグラフの加速度を
    測定することを特徴とする請求項1記載の接触力測定装
    置。
  4. 【請求項4】 上記集電装置がパンタグラフからなり、
    上記振動y(t)として、このパンタグラフの歪を測定
    することを特徴とする請求項1記載の接触力測定装置。
JP36876497A 1997-12-28 1997-12-28 接触力測定装置 Expired - Fee Related JP3352009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36876497A JP3352009B2 (ja) 1997-12-28 1997-12-28 接触力測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36876497A JP3352009B2 (ja) 1997-12-28 1997-12-28 接触力測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11194059A JPH11194059A (ja) 1999-07-21
JP3352009B2 true JP3352009B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=18492693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36876497A Expired - Fee Related JP3352009B2 (ja) 1997-12-28 1997-12-28 接触力測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3352009B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108458742A (zh) * 2018-01-05 2018-08-28 中国铁道科学研究院基础设施检测研究所 一种铁路接触网检测信号传输装置及方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100404920B1 (ko) * 2001-06-02 2003-11-07 한국철도기술연구원 전동열차 집전 장치와 전차선의 접촉력 측정방법 및 그 장치
JP4954732B2 (ja) * 2007-01-30 2012-06-20 公益財団法人鉄道総合技術研究所 パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
JP4954733B2 (ja) * 2007-01-30 2012-06-20 公益財団法人鉄道総合技術研究所 パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
JP5151845B2 (ja) * 2008-09-17 2013-02-27 株式会社明電舎 画像処理によるパンタグラフの鉛直加速度測定装置および測定方法
JP5443257B2 (ja) 2010-04-30 2014-03-19 株式会社明電舎 接触力測定方法及び接触力測定装置
CN107560770B (zh) * 2017-08-28 2019-06-25 南京拓控信息科技股份有限公司 一种受电弓对接触网应力的检测装置
FR3084301B1 (fr) * 2018-07-27 2020-10-23 Mersen France Sb Sas Dispositif de captage de courant electrique pour un vehicule ferroviaire
CN109443811B (zh) * 2018-11-19 2021-03-26 中国科学院力学研究所 一种非接触式测量受电弓模态的方法
CN113552010B (zh) * 2020-04-23 2023-03-28 中国航发商用航空发动机有限责任公司 一种计算与振动加速度载荷相等效的脉动压力载荷的方法
CN116183084B (zh) * 2023-03-22 2023-12-08 深圳市瑜威电子科技有限公司 一种电动牙刷压力检测方法及系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108458742A (zh) * 2018-01-05 2018-08-28 中国铁道科学研究院基础设施检测研究所 一种铁路接触网检测信号传输装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11194059A (ja) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3352009B2 (ja) 接触力測定装置
US6405141B1 (en) Dynamic track stiffness measurement system and method
JP2001235310A (ja) パンタグラフ変位並びに接触力及びトロリ線偏位の測定装置
WO2014088627A1 (en) System for imaging and measuring rail deflection
JP3618062B2 (ja) パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
JP4777812B2 (ja) パンタグラフの集電方法及び装置
JP4954732B2 (ja) パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
JP4521524B2 (ja) 軌道状態解析方法及び軌道状態解析装置並びに軌道状態解析プログラム
JP3930299B2 (ja) パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
JP3790925B2 (ja) パンタグラフ接触力測定装置
JP4954733B2 (ja) パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
CN112129445A (zh) 一种弓网接触力在线测试方案
RU2459213C1 (ru) Устройство и способ для измерения вертикального ускорения пантографа посредством обработки изображения
JP2005231427A (ja) 軌道モニタリング装置
JP2012191778A (ja) パンタグラフの動特性の異常検出方法
JP3722463B2 (ja) パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
JP4012108B2 (ja) パンタグラフの接触力測定方法及び接触力測定装置
Chellaswamy et al. Optimized vehicle acceleration measurement for rail track condition monitoring
Tufano et al. On-board indirect measurements of the acoustic quality of railway track: state-of-the art and simulations
JP3361448B2 (ja) 長尺体の凹凸を連続的に測定する装置
JP7194131B2 (ja) 接触力測定方法、及び、集電装置
JP4523718B2 (ja) トロリ線の波動伝播速度測定方法及びトロリ線の張力測定方法
Vilotijevića et al. Methods for track stiffness measurement-state of the art
JPH07291001A (ja) パンタグラフ接触力測定方法
WO2002099375A1 (en) Method and apparatus for measuring contact force between current collector of electric train and electric train line

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070920

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130920

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees