JPH07291001A - パンタグラフ接触力測定方法 - Google Patents

パンタグラフ接触力測定方法

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JPH07291001A
JPH07291001A JP10904494A JP10904494A JPH07291001A JP H07291001 A JPH07291001 A JP H07291001A JP 10904494 A JP10904494 A JP 10904494A JP 10904494 A JP10904494 A JP 10904494A JP H07291001 A JPH07291001 A JP H07291001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pantograph
contact
contact force
distance
hull
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10904494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Nagasawa
廣樹 長澤
Tetsuro Takahashi
哲朗 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 既設のパンタグラフを用いてしかも舟体に特
別の加工や配線をすることなく、架線とパンタグラフと
の接触力を連続的に測定する方法を提供する。 【構成】 舟体3に取り付けたすり板2を架線のうちの
トロリ線1に押し当てて、舟体支持具に取り付けた非接
触距離センサ6を用いて舟体3と舟体支持具の間の距離
を計測し、すり板2をトロリ線1に押し当てる前の舟体
3と舟体支持具の間の距離と、すり板2をトロリ線1に
押し当てた後の舟体3と舟体支持具の間の距離とから舟
体支持ばね4の伸縮量を求め、求めた舟体支持ばね4の
伸縮量から架線とパンタグラフとの接触力を算出する。 【効果】 列車走行電流を通しているパンタグラフにつ
いて、実使用条件のままで接触力測定が可能となり、架
線の設備状態の診断を走行車両上から行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気鉄道における架線と
パンタグラフとの接触力を連続的に測定する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の技術によるパンタグラフ接
触力測定方法の説明図である。ここで、1はトロリ線、
2はすり板、3は舟体、7は測定器、8は出力信号、9
は板ばね、10はひずみゲージである。
【0003】従来のパンタグラフの接触力を測定する方
法としては、測定専用のパンタグラフを用いて、舟体3
から板ばね9ですり板2を支持し、この板ばね9にひず
みゲージ10を貼付して、ひずみゲージ10を測定器7
に接続し、すり板2をトロリ線1に押し当てたときの板
ばね9の変形量から接触力に換算するやり方が行われて
きた。また、板ばね9の代わりに小型荷重計を組み込む
やり方も行われていたことがあった。
【0004】これらの方法では、荷重センサの上部にあ
る質量がすり板のみであるため、接触力変動の高い周波
数成分まで測定できる長所があった。そのため、これら
の方法で架線とパンタグラフとの接触力測定をする際、
電流を通さない接触力測定専用のパンタグラフが使用で
きる場合は良好な特性が得られた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常のパンタ
グラフと同様に、列車走行用の電流を通しながら測定す
る場合には、通電によってすり板の温度が上昇し、すり
板が熱膨張するために荷重センサの出力が変動する問題
点があった。
【0006】また、列車の運行に伴ってすり板が摩耗し
た時には、舟体をパンタグラフから取り外してすり板の
交換を行っている。そのため、舟体にリード線が付いて
いることにより、すり板の取替が容易でないという問題
点もあった。
【0007】本発明は前記のような問題点を解決するた
めになされた方法で、既設のパンタグラフを用いてしか
も舟体に特別の加工や配線をすることなく、架線とパン
タグラフとの接触力を連続的に測定する方法を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパンタグラフ接
触力測定方法は舟体に取り付けたすり板を架線のうちの
トロリ線に押し当てて、舟体支持具に取り付けた非接触
距離センサを用いて舟体と舟体支持具の間の距離を計測
し、すり板をトロリ線に押し当てる前の舟体と舟体支持
具の間の距離と、すり板をトロリ線に押し当てた後の舟
体と舟体支持具の間の距離とから舟体支持ばねの伸縮量
を求め、求めた舟体支持ばねの伸縮量から架線とパンタ
グラフとの接触力を算出することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】本発明のパンタグラフ接触力測定方法によれ
ば、接触力によって舟体支持ばねの伸縮量が変化するこ
とを利用し、その伸縮量を非接触距離センサで計測する
ことによって、パンタグラフ舟体に特別な加工や配線を
することなく、接触力を測定することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明におけるパンタグラフ接触力測
定方法の1実施例でパンタグラフの舟体支持具に2個の
非接触距離センサ(渦電流式距離センサ)を取り付けた
場合の説明図であり、図2は本発明におけるパンタグラ
フ接触力測定方法の1実施例でパンタグラフの舟体支持
具に3個の非接触距離センサ(光学式距離センサ)を取
り付けた場合の説明図である。ここで、1はトロリ線、
2はすり板、3は舟体、4は舟体支持ばね、5は舟体支
持具、6は非接触距離センサ(渦電流距離センサ,光学
式距離センサ)、7は演算器、8は出力信号である。
【0011】本発明の第1実施例で、パンタグラフの舟
体支持具に2個の非接触距離センサ(渦電流式距離セン
サ)を取り付けた場合、舟体3に取り付けたすり板2を
架線のうちのトロリ線1に押し当てて、舟体支持具上に
おける舟体支持ばね付近の左右2箇所に取り付けた非接
触距離センサ(渦電流式距離センサ)6を用いて、連続
的に舟体3と舟体支持具5の間の距離を計測する。この
とき、2個の非接触距離センサ(渦電流式距離センサ)
6の出力を演算器7で加算することによって、トロリ線
1の位置に関わらず、接触力に対応した出力信号8が得
られている。この出力信号8を光ファイバ等を用いて車
内に伝送し、記録することができる。次に、すり板2を
トロリ線1に押し当てる前の舟体3と舟体支持具5の間
の距離と、すり板2をトロリ線1に押し当てた後の舟体
3と舟体支持具5の間の距離との差から舟体支持ばね4
の伸縮量を求める。さらに、求めた舟体支持ばね4の伸
縮量から架線とパンタグラフとの接触力を算出する。
【0012】本発明の第2実施例で、パンタグラフの舟
体支持具に3個の非接触距離センサ(光学式距離セン
サ)を取り付けた場合、舟体3に取り付けたすり板2を
架線のうちのトロリ線1に押し当てて、舟体支持具上に
おける舟体支持ばね付近の左右2箇所と中央付近の1箇
所に取り付けた非接触距離センサ(光学式距離センサ)
6を用いて、連続的に舟体3と舟体支持具5の間の距離
を計測する。このとき、3個の非接触距離センサ(光学
式距離センサ)6の出力を演算器7で加算することによ
って、トロリ線1の位置の影響をより少なく抑えること
ができ、接触力に対応した出力信号8が得られている。
この出力信号8を光ファイバ等を用いて車内に伝送し、
記録することができる。次に、すり板2をトロリ線1に
押し当てる前の舟体3と舟体支持具5の間の距離と、す
り板2をトロリ線1に押し当てた後の舟体3と舟体支持
具5の間の距離との差から舟体支持ばね4の伸縮量を求
める。さらに、求めた舟体支持ばね4の伸縮量から架線
とパンタグラフとの接触力を算出する。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、既設のパ
ンタグラフを用いてしかも舟体に特別の加工や配線をす
ることなく、トロリ線とすり板との接触力を連続的に測
定することができる。そのため、列車走行電流を通して
いるパンタグラフについて、実使用条件のままで接触力
測定が可能となり、架線の設備状態の診断を走行車両上
から行うことができる。このことにより、列車運行の保
安度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるパンタグラフ接触力測定方法の
1実施例で、パンタグラフの舟体支持具に2個の非接触
距離センサ(渦電流式距離センサ)を取り付けた場合の
説明図である。
【図2】本発明におけるパンタグラフ接触力測定方法の
1実施例で、パンタグラフの舟体支持具に3個の非接触
距離センサ(光学式距離センサ)を取り付けた場合の説
明図である。
【図3】従来の技術によるパンタグラフ接触力測定方法
の説明図である。
【符号の説明】
1 トロリ線 2 すり板 3 舟体 4 舟体支持ばね 5 舟体支持用パイプ 6 非接触距離センサ(渦電流式距離センサ,光学式距
離センサ) 7 測定器 8 出力信号 9 板ばね 10 ひずみゲージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気鉄道における架線とパンタグラフと
    の接触力を測定する方法において、 舟体に取り付けたすり板を架線のうちのトロリ線に押し
    当てて、 舟体支持具に取り付けた非接触距離センサを用いて舟体
    と舟体支持具の間の距離を計測し、 すり板をトロリ線に押し当てる前の舟体と舟体支持具の
    間の距離と、すり板をトロリ線に押し当てる後の舟体と
    舟体支持具の間の距離とから舟体支持ばねの伸縮量を求
    め、 求めた舟体支持ばねの伸縮量から架線とパンタグラフと
    の接触力を算出することを特徴とするパンタグラフ接触
    力測定方法。
JP10904494A 1994-04-25 1994-04-25 パンタグラフ接触力測定方法 Pending JPH07291001A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19653715A1 (de) * 1996-09-10 1998-03-12 Snappy Kunststofftechnik Fabri Zusammenklappbarer Getränkehalter
AU773786B2 (en) * 1999-02-09 2004-06-03 Daimlerchrysler Rail Systems Gmbh Device for determining the pressure between a contact wire and a pantograph
JP2013071678A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Hitachi High-Technologies Corp 検測用パンタグラフ装置及び架線検測装置
CN107117037A (zh) * 2017-05-24 2017-09-01 西南交通大学 弓网接触力杆式压力传感器及其测量弓网接触力的方法
CN110907081A (zh) * 2019-12-09 2020-03-24 湖北文华系统工程有限公司 基于物联网的受电弓接触压力监测装置、系统及方法

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