JP3351553B2 - プランジャポンプにおける液密構造 - Google Patents
プランジャポンプにおける液密構造Info
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- JP3351553B2 JP3351553B2 JP18755392A JP18755392A JP3351553B2 JP 3351553 B2 JP3351553 B2 JP 3351553B2 JP 18755392 A JP18755392 A JP 18755392A JP 18755392 A JP18755392 A JP 18755392A JP 3351553 B2 JP3351553 B2 JP 3351553B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】パッキンを押圧して液密性を保持
するようなプランジャ装置において、液密性を簡便な方
法で高めることの出来る液密構造に関する。
するようなプランジャ装置において、液密性を簡便な方
法で高めることの出来る液密構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体を圧送するプランジャ装置
は、シリンダ内をプランジャが往復動して供給口から液
体の供給を受けるとともに、液体を吐出口から吐き出す
ように構成されているが、かかる吸入、吐出を効率的に
行うためにはシリンダ内の液密性が必要とされる。この
ため、例えばシリンダ内を往復動するプランジャロッド
の先端に、図3に示すようなパッキン構造体を組み付け
たような液密構造が知られている。すなわち、プランジ
ャロッド51の先端に小径部51aを設けるとともに、
この小径部51aの外周に雄ねじ部mを形成し、この雄
ねじ部mに筒状のピストンシート受け52の雌ねじ部f
を螺合させるようにしている。そして、このピストンシ
ート受け52の内部には、シート部材53とボール弁5
4が配設され、前記小径部51aの先端面には、ボール
弁54の上下動を許容する不図示の溝を形成している。
又、ピストンシート受け52の外周部には、パッキン構
造体55が組み付けられている。つまり、ピストンシー
ト受け52の一端部は大径に張り出してフランジ部52
aとなり、前記パッキン構造体55は、このフランジ部
52a上に配設される下部アダプタ56、このアダプタ
56上に積層される複数枚の断面波形のパッキン57、
その上部の上部アダプタ58から構成されている。とこ
ろで、このパッキン構造体55はスプリング60によっ
て押圧を加えられているが、このスプリング60の一端
は、スプリングリテーナ61によって支えられている。
すなわち、このスプリングリテーナ61は、小径部51
aを挿通せしめる嵌込孔を備えた円盤状に構成されると
ともに、ピストンシート受け52を螺合させる前に小径
部51aに嵌め込まれ、その後螺合されるピストンシー
ト受け52によって締め付け固定されている。そして、
このようにパッキン構造体55がスプリング60によっ
て押圧されると、積層されるパッキン57が変形して径
方向に外側に向けて拡がり、その外周部が不図示のシリ
ンダ内壁に圧接して液密性を高める。
は、シリンダ内をプランジャが往復動して供給口から液
体の供給を受けるとともに、液体を吐出口から吐き出す
ように構成されているが、かかる吸入、吐出を効率的に
行うためにはシリンダ内の液密性が必要とされる。この
ため、例えばシリンダ内を往復動するプランジャロッド
の先端に、図3に示すようなパッキン構造体を組み付け
たような液密構造が知られている。すなわち、プランジ
ャロッド51の先端に小径部51aを設けるとともに、
この小径部51aの外周に雄ねじ部mを形成し、この雄
ねじ部mに筒状のピストンシート受け52の雌ねじ部f
を螺合させるようにしている。そして、このピストンシ
ート受け52の内部には、シート部材53とボール弁5
4が配設され、前記小径部51aの先端面には、ボール
弁54の上下動を許容する不図示の溝を形成している。
又、ピストンシート受け52の外周部には、パッキン構
造体55が組み付けられている。つまり、ピストンシー
ト受け52の一端部は大径に張り出してフランジ部52
aとなり、前記パッキン構造体55は、このフランジ部
52a上に配設される下部アダプタ56、このアダプタ
56上に積層される複数枚の断面波形のパッキン57、
その上部の上部アダプタ58から構成されている。とこ
ろで、このパッキン構造体55はスプリング60によっ
て押圧を加えられているが、このスプリング60の一端
は、スプリングリテーナ61によって支えられている。
すなわち、このスプリングリテーナ61は、小径部51
aを挿通せしめる嵌込孔を備えた円盤状に構成されると
ともに、ピストンシート受け52を螺合させる前に小径
部51aに嵌め込まれ、その後螺合されるピストンシー
ト受け52によって締め付け固定されている。そして、
このようにパッキン構造体55がスプリング60によっ
て押圧されると、積層されるパッキン57が変形して径
方向に外側に向けて拡がり、その外周部が不図示のシリ
ンダ内壁に圧接して液密性を高める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の液密構造の場合、主としてスプリングリテーナ61の
位置ずれに起因してスプリング60による押圧力が不足
し、液密性が損われる等の問題があった。すなわち、通
常、小径部51aに形成した雄ねじ部mの基端部は、逃
げ部tとしてあまり精度を出せない箇所となり、従って
この逃げ部tに嵌合するスプリングリテーナ61の嵌込
孔も余裕を持って大径とせざるを得ず、締め付け固定時
にスプリングリテーナ61が径方向にずれやすくなっ
て、例えばスプリング60を変な方向に撓ませたり、捩
らせたりするからである。そして、スプリング60がこ
のように変な方向に倒れたり、捩れたりすることによっ
て、例えばスプリング60のコイル部がシリンダ内壁に
干渉して損傷を受けたり、又は押圧力が不足して断面波
形のパッキン57を充分拡開させることが出来ず液密性
が悪くなるという不具合を招いていた。
の液密構造の場合、主としてスプリングリテーナ61の
位置ずれに起因してスプリング60による押圧力が不足
し、液密性が損われる等の問題があった。すなわち、通
常、小径部51aに形成した雄ねじ部mの基端部は、逃
げ部tとしてあまり精度を出せない箇所となり、従って
この逃げ部tに嵌合するスプリングリテーナ61の嵌込
孔も余裕を持って大径とせざるを得ず、締め付け固定時
にスプリングリテーナ61が径方向にずれやすくなっ
て、例えばスプリング60を変な方向に撓ませたり、捩
らせたりするからである。そして、スプリング60がこ
のように変な方向に倒れたり、捩れたりすることによっ
て、例えばスプリング60のコイル部がシリンダ内壁に
干渉して損傷を受けたり、又は押圧力が不足して断面波
形のパッキン57を充分拡開させることが出来ず液密性
が悪くなるという不具合を招いていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は雄ねじ部の基端部に逃げ部を介して段部を
形成し、この段部にスプリングリテーナを嵌め込むよう
構成するとともに、この段部の径とスプリングリテーナ
の嵌込孔の径を精度をもって一致させるようにした。
又、スプリングリテーナには、付勢部材の周囲を覆う鍔
部を形成した。
め、本発明は雄ねじ部の基端部に逃げ部を介して段部を
形成し、この段部にスプリングリテーナを嵌め込むよう
構成するとともに、この段部の径とスプリングリテーナ
の嵌込孔の径を精度をもって一致させるようにした。
又、スプリングリテーナには、付勢部材の周囲を覆う鍔
部を形成した。
【0005】
【作用】スプリングリテーナ嵌め込み用の段部を設け、
この段部の径とスプリングリテーナの嵌込孔の径を精度
をもって一致させることで、スプリングリテーナの位置
が径方向にずれず、組み付け時等に付勢部材を倒すよう
なことがなくなり、正常な方向に押圧出来る。このため
押圧力が不足するようなことはない。又、付勢部材の周
囲を鍔部で覆えば、万一付勢部材が倒れそうになっても
倒れる量が制限され押圧効果を高める上で効果的であ
り、同時にシリンダ内壁に干渉して傷ついたりするよう
な不具合も防止出来る。
この段部の径とスプリングリテーナの嵌込孔の径を精度
をもって一致させることで、スプリングリテーナの位置
が径方向にずれず、組み付け時等に付勢部材を倒すよう
なことがなくなり、正常な方向に押圧出来る。このため
押圧力が不足するようなことはない。又、付勢部材の周
囲を鍔部で覆えば、万一付勢部材が倒れそうになっても
倒れる量が制限され押圧効果を高める上で効果的であ
り、同時にシリンダ内壁に干渉して傷ついたりするよう
な不具合も防止出来る。
【0006】
【実施例】本発明のプランジャポンプの液密構造の実施
例について、添付した図面に基づき説明する。図1は本
発明の液密構造を示すプランジャポンプの要部拡大図、
図2はプランジャポンプの全体図である。
例について、添付した図面に基づき説明する。図1は本
発明の液密構造を示すプランジャポンプの要部拡大図、
図2はプランジャポンプの全体図である。
【0007】本発明のプランジャポンプの液密構造の説
明に先立ち、まずプランジャポンプの全体図から説明す
る。
明に先立ち、まずプランジャポンプの全体図から説明す
る。
【0008】図2に示すように、プランジャポンプ1
は、シリンダ2を往復動可能なプランジャロッド3と、
このプランジャロッド3先端部に設けられた吐出バルブ
機構4と、前記シリンダ2先端部に設けられた吸入バル
ブ機構5を備え、この吸入バルブ機構5の先端部が液体
の供給口6とされるとともに、シリンダ2の上部側側壁
に吐出口7が設けられている。
は、シリンダ2を往復動可能なプランジャロッド3と、
このプランジャロッド3先端部に設けられた吐出バルブ
機構4と、前記シリンダ2先端部に設けられた吸入バル
ブ機構5を備え、この吸入バルブ機構5の先端部が液体
の供給口6とされるとともに、シリンダ2の上部側側壁
に吐出口7が設けられている。
【0009】そして、例えばこのプランジャロッド3の
外周面の一部には、後述するピストンシート受け11の
内部と吐出口7を連通せしめる不図示の連通溝を設けて
おり、ピストンシート受け11の内部に導いた液体を吐
出口7から吐き出すようにしている。
外周面の一部には、後述するピストンシート受け11の
内部と吐出口7を連通せしめる不図示の連通溝を設けて
おり、ピストンシート受け11の内部に導いた液体を吐
出口7から吐き出すようにしている。
【0010】吸入バルブ機構5はシート部材8に密着し
て前記供給口6を遮断することの出来るボール弁9と、
このボール弁9の移動位置を規制するボールストッパ1
0を備え、シリンダ2内が負圧状態になるとボール弁9
が上動して供給口6を開放し、シリンダ2内が加圧状態
になると供給口6を閉鎖するようにしている。
て前記供給口6を遮断することの出来るボール弁9と、
このボール弁9の移動位置を規制するボールストッパ1
0を備え、シリンダ2内が負圧状態になるとボール弁9
が上動して供給口6を開放し、シリンダ2内が加圧状態
になると供給口6を閉鎖するようにしている。
【0011】一方、前記吐出バルブ機構4は、本発明の
液密構造を採用している。
液密構造を採用している。
【0012】すなわち、図1に示すように、プランジャ
ロッド3の先端の小径部3a外周には雄ねじ部mが設け
られ、この雄ねじ部mに、螺合部材としてのピストンシ
ート受け11の雌ねじ部fが螺合している。
ロッド3の先端の小径部3a外周には雄ねじ部mが設け
られ、この雄ねじ部mに、螺合部材としてのピストンシ
ート受け11の雌ねじ部fが螺合している。
【0013】そして、前記小径部3aの雄ねじ部mの基
端側には、逃げ部tを介して段部dが設けられ、この段
部dは前記小径部3aの径より僅かに大きい径とすると
ともに、以下に述べるスプリングリテーナ12の嵌込孔
の径に精度を持って一致させている。
端側には、逃げ部tを介して段部dが設けられ、この段
部dは前記小径部3aの径より僅かに大きい径とすると
ともに、以下に述べるスプリングリテーナ12の嵌込孔
の径に精度を持って一致させている。
【0014】すなわち、スプリングリテーナ12はこの
段部dの径に一致する嵌込孔を有する円盤状の座部12
aと、この座部12aの外周端部から垂下するスカート
状の鍔部12bによって筒状に形成され、前記座部12
aの嵌込孔を段部dに嵌め込んだ後、ピストンシート受
け11を螺合させて締め付け固定される。
段部dの径に一致する嵌込孔を有する円盤状の座部12
aと、この座部12aの外周端部から垂下するスカート
状の鍔部12bによって筒状に形成され、前記座部12
aの嵌込孔を段部dに嵌め込んだ後、ピストンシート受
け11を螺合させて締め付け固定される。
【0015】この際、座部12aの嵌込孔が段部dに密
着して嵌合することで、径方向に位置ずれが発生しな
い。
着して嵌合することで、径方向に位置ずれが発生しな
い。
【0016】前記ピストンシート受け11の先端部には
フランジ部11aが形成され、このフランジ部11a上
にパッキン構造体13が組み付けられている。
フランジ部11aが形成され、このフランジ部11a上
にパッキン構造体13が組み付けられている。
【0017】このパッキン構造体13は、フランジ部1
1a上に配設される下部アダプタ14と、この下部アダ
プタ14上に積載される複数枚のパッキン15と、この
パッキン15の上部に配設される上部アダプタ16から
なり、この上部アダプタ16を介して付勢部材としての
スプリング17がパッキン構造体13を押圧している。
1a上に配設される下部アダプタ14と、この下部アダ
プタ14上に積載される複数枚のパッキン15と、この
パッキン15の上部に配設される上部アダプタ16から
なり、この上部アダプタ16を介して付勢部材としての
スプリング17がパッキン構造体13を押圧している。
【0018】そして、前記パッキン15は例えばテフロ
ン(商標名)等を材質として断面V形のリング状に形成
されており、上下に押圧力を受けることによって拡開変
形し、径方向に外側に向けて拡がった外周端部を前記シ
リンダ2の内壁に圧接させるようにしている。
ン(商標名)等を材質として断面V形のリング状に形成
されており、上下に押圧力を受けることによって拡開変
形し、径方向に外側に向けて拡がった外周端部を前記シ
リンダ2の内壁に圧接させるようにしている。
【0019】又、前記スプリング17の他端部は、スプ
リングリテーナ12の座部12aに支えられ、その外周
部が前記鍔部12bによって覆われている。
リングリテーナ12の座部12aに支えられ、その外周
部が前記鍔部12bによって覆われている。
【0020】従って、組み付け時にスプリング17が倒
れたり、捩れたりしてもコイル部が外側方に突出してシ
リンダ2内壁と干渉するような不具合はない。
れたり、捩れたりしてもコイル部が外側方に突出してシ
リンダ2内壁と干渉するような不具合はない。
【0021】因みに、ピストンシート受け11には、シ
リンダ2内とピストンシート受け11の内部を連通せし
める開口18が設けられるとともに、この開口18に近
接してシート部材19とボール弁20が設けられ、この
ボール弁20によって開口18の開放、遮断を行わせる
ようにしている。
リンダ2内とピストンシート受け11の内部を連通せし
める開口18が設けられるとともに、この開口18に近
接してシート部材19とボール弁20が設けられ、この
ボール弁20によって開口18の開放、遮断を行わせる
ようにしている。
【0022】又、プランジャロッド3の小径部3a先端
面には、ボール弁20の上下動を許容する溝を設けると
ともに、前述のように不図示の連通溝を介してピストン
シート受け11の内部と吐出口7を連通せしめている。
面には、ボール弁20の上下動を許容する溝を設けると
ともに、前述のように不図示の連通溝を介してピストン
シート受け11の内部と吐出口7を連通せしめている。
【0023】このように構成したプランジャポンプの作
用について述べる。
用について述べる。
【0024】まず組み付け時にあっては、当初プランジ
ャロッド3の小径部3aにスプリングリテーナ12を嵌
め込む。
ャロッド3の小径部3aにスプリングリテーナ12を嵌
め込む。
【0025】その後ピストンシート受け11のフランジ
部11aにパッキン構造体13を組み付け、パッキン構
造体13と前記スプリングリテーナ12の座部12aと
の間にスプリング17を介装した状態で、ピストンシー
ト受け11を小径部3aの雄ねじ部mに螺合させ、スプ
リングリテーナ12を段部dに嵌合させて締め付け固定
する。
部11aにパッキン構造体13を組み付け、パッキン構
造体13と前記スプリングリテーナ12の座部12aと
の間にスプリング17を介装した状態で、ピストンシー
ト受け11を小径部3aの雄ねじ部mに螺合させ、スプ
リングリテーナ12を段部dに嵌合させて締め付け固定
する。
【0026】この際、スプリングリテーナ12は段部d
に密着して嵌合しているため、横方向にずれることがな
く、スプリング17が倒れたり、捩れたりするようなこ
とがない。又、万一倒れかけても鍔部12bによって外
側方に飛び出るような不具合がない。
に密着して嵌合しているため、横方向にずれることがな
く、スプリング17が倒れたり、捩れたりするようなこ
とがない。又、万一倒れかけても鍔部12bによって外
側方に飛び出るような不具合がない。
【0027】つまり、常に正常な付勢力でパッキン構造
体13を押圧し、パッキン15を適正に拡がらせること
でシール性を損わない。そして、このシール性を適正に
保持することによって、プランジャロッド3の往復動に
よる液体の吸入或いは吐出効率が高まる。
体13を押圧し、パッキン15を適正に拡がらせること
でシール性を損わない。そして、このシール性を適正に
保持することによって、プランジャロッド3の往復動に
よる液体の吸入或いは吐出効率が高まる。
【0028】又、スプリング17のコイル部がシリンダ
2の内壁と干渉してプランジャロッド3の往復動時に内
壁と擦れ合って損傷するような事態も防げる。
2の内壁と干渉してプランジャロッド3の往復動時に内
壁と擦れ合って損傷するような事態も防げる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のプランジャポンプ
の液密構造は、付勢部材を支持するスプリングリテーナ
の遊びを無くし、組み付け時に付勢部材が倒れるような
不具合を防止するようにしたため、パッキン構造体13
に対して常に適正な付勢力を与えシール効果を高めるこ
とが出来る。又、スプリングリテーナに設けた鍔部によ
って付勢部材の周囲を覆う構成によって、万一、付勢部
材が倒れかけてもその量を制限出来、しかも付勢部材が
シリンダ内壁に干渉して損傷を招くような事態を防げ
る。
の液密構造は、付勢部材を支持するスプリングリテーナ
の遊びを無くし、組み付け時に付勢部材が倒れるような
不具合を防止するようにしたため、パッキン構造体13
に対して常に適正な付勢力を与えシール効果を高めるこ
とが出来る。又、スプリングリテーナに設けた鍔部によ
って付勢部材の周囲を覆う構成によって、万一、付勢部
材が倒れかけてもその量を制限出来、しかも付勢部材が
シリンダ内壁に干渉して損傷を招くような事態を防げ
る。
【図1】本発明のプランジャポンプの液密構造を示す要
部拡大図
部拡大図
【図2】本発明のプランジャポンプの全体図
【図3】従来の液密構造を示す要部拡大図
1 プランジャポンプ 3 プランジャロッド 11 ピストンシート受け 12 スプリングリテーナ 12a 鍔部 13 パッキン構造体 17 スプリング d 段部 m 雄ねじ部 t 逃げ部
Claims (2)
- 【請求項1】 プランジャロッドの先端に設けた雄ねじ
部にスプリングリテーナを嵌め込んだ後、このスプリン
グリテーナを螺合部材によって締め付け固定し、この螺
合部材に組み付けたパッキン構造体を前記スプリングリ
テーナで支えられる付勢部材で押圧するようにしたプラ
ンジャポンプにおいて、前記雄ねじ部の基端部に逃げ部
を介して段部を形成し、この段部に前記スプリングリテ
ーナを嵌め込むとともに、この段部の径とスプリングリ
テーナの嵌込孔の径を精度をもって一致させたことを特
徴とするプランジャポンプにおける液密構造。 - 【請求項2】 前記スプリングリテーナには、前記付勢
部材の周囲を覆う鍔部が形成されることを特徴とする請
求項1に記載のプランジャポンプにおける液密構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18755392A JP3351553B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | プランジャポンプにおける液密構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18755392A JP3351553B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | プランジャポンプにおける液密構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610833A JPH0610833A (ja) | 1994-01-21 |
JP3351553B2 true JP3351553B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=16208097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18755392A Expired - Fee Related JP3351553B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | プランジャポンプにおける液密構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351553B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP18755392A patent/JP3351553B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610833A (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020903 |
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