JP3349163B2 - エンジン駆動ヒートポンプエアコンの通信異常処理方法 - Google Patents

エンジン駆動ヒートポンプエアコンの通信異常処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスエンジンなどで圧縮
機を駆動し、冷媒を室外機と室内機との間で循環させる
ヒートポンプエアコンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市ガスや重油などを燃料と
するエンジンによって駆動する圧縮機と、四方弁、室内
熱交換器、レシーバタンク、室外電動弁、室外熱交換
器、アキュームレータなどを順次連結して形成されるエ
ンジン駆動ヒートポンプエアコンが冷暖房装置として汎
用されている。
【0003】上記従来のエンジン駆動ヒートポンプエア
コンにおいては、室内機−室外機間やリモコン−室内機
間をシリアル通信などで接続し、種々の情報や指令を交
換している。そして、通信中に異常が確認されると安全
確保のため運転を停止し、異常の種別(例えば、受信不
良、送信不良など)をリモコンの表示部などに表示して
いる。このため、運転が異常停止すると人が表示部を確
認し、運転停止に至った原因を調べ、対策を施してから
運転を再開している。
【0004】上記方式で異常処理を行う装置において
は、装置が電気的ノイズの影響を受け易い場所に設置さ
れたような場合には、ノイズによって信号が一時的に変
化しただけでもその都度異常停止してクレームとなって
いた。しかも、ノイズが原因で異常停止した場合には、
原因を調査しても単純な機械的あるいは電気的故障と違
って明確に特定することができないことが少なくない
し、ノイズが消滅すると正常な通信状態が回復されるた
め対処の仕方が難しいと云った問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のエン
ジン駆動ヒートポンプエアコンにおいては、ノイズによ
る一時的な通信異常によって運転が停止された場合に
も、恒常的な故障が原因で停止した場合との区別がつか
ないため、同じ様に原因を詳細に調査して対策を取る必
要があり、例え原因調査中などにノイズが消滅して正常
な通信が可能な状態に回復していても、原因を究明する
まで装置の運転を再開することができないと云った問題
点があり、この点の解決が課題とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、リモコンと室
内機、室内機と室外機とが通信可能に接続されたエンジ
ン駆動ヒートポンプエアコンにおいて、通信異常が生じ
たとき運転を一旦停止し、通信異常の解消が確認される
と室内機はリモコンに正常信号を送って通信状態が回復
したことを伝達すると共に自らも正常停止状態に復帰
し、室外機は異常停止状態から正常停止状態に復帰して
室内機からの運転再開指令待ち状態とし、リモコンから
室内機へ運転再開指令が自動的に出力され、室内機から
の運転再開指令を受けて運転を再開するエンジン駆動ヒ
ートポンプエアコンの通信異常処理方法を提供すること
により、前記した従来技術の課題を解決するものであ
る。
【0007】
【作用】装置の運転は、リモコンと室内機との間、室内
機と室外機との間で行う通信に異常が発生したときに停
止する。装置の運転を停止させた通信異常が、ノイズに
起因して発生したものである時点で自然に消滅し、通信
が正常な状態に回復していることがFCCチェック法
(Frame Check Code)などにより確認されると、室内機
はリモコンに正常信号を送信して正常な通信状態が回復
されたことを伝達すると共に自らも異常停止の状態から
正常停止の状態に復帰し、室外機も異常停止の状態から
正常停止の状態に復帰して室内からの運転再開指令を待
つ待機状態となるので、異常停止の原因がノイズによる
一時的な通信異常であれば、運転停止に至った原因を一
々調査しなくてもノイズの解消と共に運転可能な状態が
回復され、運転は室内側からの運転再開の指令によって
自動的に再開される。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。エンジン、圧縮機、室外熱交換器などから構成され
る室外機1と、冷暖房を行う室内に設置される室内熱交
換機を主体とした室内機2と、室内機2に冷房/暖房運
転の切り換え、運転の起動/停止、設定温度などを指令
するためのリモコン3とが、シリアル通信配線4および
5を介して図のように通信可能に接続されている。
【0009】通信異常の内容を表示するため、エラーの
種類によってエラーコードを例えばE1、E2、…のよ
うに取り決めておく。また、正常時のコードは例えばE
0としておき、室外機1と室内機2との間および室内機
2とリモコン3との間で正常な通信が行われて冷房また
は暖房運転が行われているときには、図1のように室内
機2からリモコン3に向けて正常運転されていることを
示すコードE0を送信する。そして、必要があればリモ
コン3の表示部31にこれを表示することができ、ま
た、室内機2の側にも同様の表示を行うことができる。
【0010】運転中、例えば室外機1と室内機2とを接
続しているシリアル通信配線4に、図2のように例えば
電源配線、アマチュア無線、放送局などから電気的ノイ
ズ6が入り、室外機1と室内機2の両方の機器で正常な
情報が受信できなくなると、安全を確保するため運転は
異常停止される。そして、リモコン3には室内機2から
エラーコード(例えば、E1:受信不良)が送信され、
リモコン3ではこの信号を受けて表示部31にエラーコ
ードE1を表示する。このときも必要があれば室内機2
にも同様の表示をする。
【0011】上記通信異常の確認は、例えば幾つかに区
切られた送信データ(Frame)を全て加算し、その結果
をFCCとしてデータの末尾に付けて送信し、受信側で
は受信データについて同じ加算を行い、その結果を受信
したFCCと照合して通信が正常に行われたか否かを判
断する、いわゆるFCCチェック法などによって行われ
る。
【0012】ある時間が経過してノイズ6が消えると、
所定時間(例えば1秒)毎に行っている上記FCCチェ
ック法などにより、室外機1と室内機2との間の通信状
態が正常な状態に回復したことが確認される。通信状態
の回復が確認されると、図3に示したように室内機2か
ら正常時のコードE0がリモコン3に送信されるので、
それまで表示していたエラーコードE1を消してコード
E0が表示される。そして、室外機1と室内機2は共に
異常停止の状態から正常運転時の停止に復帰する。ま
た、リモコン3がコードE0を入力すると、図4のよう
にリモコン3から室内機2に運転再開の指令が送られ、
室外機1と室内機2は直ちに起動して冷暖房運転が再開
される。
【0013】なお、リモコン3から自動的に運転再開指
令が出力されるので、ノイズ6により異常停止の状態に
至った装置が例えば使用者の手を煩わせることなく知ら
ない間に自動的に運転再開して冷暖房運転が再開され、
ノイズによる室外機1および室内機2の停止を機器の故
障などを誤って判断すると云ったことがない。
【0014】上記異常処理の方法をフローチャートに示
すと、室外機1または室内機2については図5のように
なる。すなわち、処理制御がスタートすると、先ず通信
状態が正常であるか否かをFCCチェック法などにより
調査し、何らかの通信異常が確認されると異常の種類を
エラーコードでリモコン3などに表示し、装置の運転が
停止する。
【0015】所定時間(例えば1秒)後に再び通信異常
の有無をチェックする。そして、ノイズが消滅していな
ければ、この場合も異常ありと判断されて異常表示と運
転の停止を継続する。異常の有無を所定時間毎に検知し
ている内にノイズか消滅すると、次のチェックでは正常
と判断され、異常表示中か否かの論理判断に進む。そし
て、この場合は異常表示を行っているので先の異常表示
を取り消し、室外機1と室内機2とが運転待機の状態に
なる。そして、リモコン3から運転再開の指令が出さ
れ、直ちに運転が再開される。
【0016】上記フローにおいて、これまで常に正常な
通信が行われて運転されていたときには、異常表示中か
否かの論理判断の所から通信異常を判断する所に直接戻
って、通信異常のチェックが所定時間毎に継続して行わ
れる。
【0017】リモコン3の観点から表示した異常処理方
法のフローが、図6である。制御がスタートすると、先
ず異常表示中か否かの判断を行い、異常表示がなされて
いると、次にE0(正常)に変化したか否かを判断し、
E0に変化していればエラーリセットして運転再開指令
を室内機2に送り、E0に変化していなければ異常表示
を継続する。異常表示中か否かの判断は所定時間(例え
ば1秒)毎に行なわれるので、ノイズによる通信異常が
解消されると、このノイズによって異常停止していた装
置は直ちに運転が再開される。
【0018】なお、室内機2とリモコン3とを接続して
いるシリアル配線5にノイズ6が入り、通信異常を起こ
して運転が停止される場合にも同様に処理される。ま
た、通信異常をチェックするタイミング、エラーコード
の種類、表示内容などは制御の要求精度などを勘案して
適宜決定されれば良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明はリモコンと
室内機、室内機と室外機とが通信可能に接続されたエン
ジン駆動ヒートポンプエアコンにおいて、通信異常が生
じたとき運転を一旦停止し、通信異常の解消が確認され
ると室内機はリモコンに異常なし信号を送って通信状態
が正常に復帰したことを伝達すると共に自らは正常停止
状態に復帰し、室外機は異常停止状態から正常停止状態
に戻って室内からの運転再開指令待ち状態とし、室内か
らの運転再開指令を受けて運転を再開するエンジン駆動
ヒートポンプエアコンの通信異常処理方法であるので、
ノイズなどによる通信異常が発生すれば装置は安全を確
保するため確実に異常停止をする。そして、装置の異常
停止がノイズによる通信の一時的異常によりもたらされ
たものであれば、ノイズの消滅と共に運転状態に復帰す
るので、従来装置のように異常停止の度に一々異常停止
に至った原因を調査しなくても良く、かつ手動によって
運転を再開する必要がなく使用性が顕著に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】正常運転時の説明図である。
【図2】ノイズによる異常停止時の説明図である。
【図3】ノイズ消滅による正常復帰時の説明図である。
【図4】運転再開時の説明図である。
【図5】室内機または室外機の通信異常処理方法の説明
図である。
【図6】リモコンの通信異常処理方法の説明図である。
【符号の説明】
1 室外機 2 室内機 3 リモコン 4 シリアル通信配線 5 シリアル通信配線 6 ノイズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 49/02 570 F25B 27/00 H04Q 9/00 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモコンと室内機、室内機と室外機とが
    通信可能に接続されたエンジン駆動ヒートポンプエアコ
    ンにおいて、通信異常が生じたとき運転を一旦停止し、
    通信異常の解消が確認されると室内機はリモコンに正常
    信号を送って通信状態が回復したことを伝達すると共に
    自らも正常停止状態に復帰し、室外機は異常停止状態か
    ら正常停止状態に復帰して室内機からの運転再開指令待
    ち状態とし、リモコンから室内機へ運転再開指令が自動
    的に出力され、室内機からの運転再開指令を受けて運転
    を再開することを特徴とするエンジン駆動ヒートポンプ
    エアコンの通信異常処理方法。
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