JP3348710B2 - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末

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JP3348710B2
JP3348710B2 JP34463399A JP34463399A JP3348710B2 JP 3348710 B2 JP3348710 B2 JP 3348710B2 JP 34463399 A JP34463399 A JP 34463399A JP 34463399 A JP34463399 A JP 34463399A JP 3348710 B2 JP3348710 B2 JP 3348710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御元との間で無
線通信によりデータを送信または受信するように構成さ
れた無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】制御元である例えば制御センターのパソ
コンと、制御センターから離れた遠隔地に配置されたデ
ータ処理装置との間で、無線通信でデータを伝送したい
場合、制御センターのパソコンにセンター用の無線通信
端末を接続すると共に、遠隔地のデータ処理装置に遠隔
地用の無線通信端末を接続するように構成する。この構
成によれば、制御センターのパソコンから遠隔地のデー
タ処理装置へ、または、その逆方向へ無線通信でデータ
を送信(伝送)することが可能である。上記各無線通信
端末としては、従来より、例えばPHS方式の無線通信
端末が使用されている。
【0003】また、上記各無線通信端末は、種々の設定
が可能なように構成されており、必要に応じて設定を変
更しなければならないような事態が発生する。そして、
各無線通信端末の設定は、無線通信端末の本体または本
体内配設されたプリント基板に設けられた切替スイッチ
を操作して行うように構成されている。このため、遠隔
地の無線通信端末の設定を変更する場合には、作業者が
遠隔地へ行って、そこで、設定変更作業を行う必要があ
り、無線通信端末の保守管理作業がかなり面倒であると
いう問題点があった。
【0004】これに対して、本発明者らは、遠隔地の無
線通信端末の設定用のコマンドを、制御センターのパソ
コンから遠隔地の無線通信端末へ送信し、この送信した
コマンドによって遠隔地の無線通信端末の設定を実行す
るようにした構成を発明し、本出願とほぼ同時期に出願
している。上記発明した構成の場合、遠隔地の無線通信
端末の設定を行う場合に、作業者が直接遠隔地へ行かな
くても済むことから、無線通信端末の保守管理作業が大
幅に簡単になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記本発明者らが発明
した構成において、制御センターのパソコンから遠隔地
の無線通信端末へ送信するコマンド、即ち、無線通信端
末の設定用のコマンドは、多数のATコマンド(モデム
の制御コマンド)から構成されている。これら多数のコ
マンドは、無線通信端末の一般のユーザーに使用許可さ
れた一般コマンド群と、無線通信端末のメーカー側の者
(サービスマンや生産ラインの作業者)だけに使用許可
された特殊コマンド群とから構成されている。
【0006】そして、上記特殊コマンド群に属すコマン
ドを、一般のユーザーが使用することは好ましくないと
いう事情がある。このため、特殊コマンド群に属するコ
マンドを、一般のユーザーが極力使用できないように制
限する対策を施す必要があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、制御元から無線
通信端末へ送信可能なコマンドのうちの特殊コマンド群
に属するコマンドを、一般のユーザーが極力使用できな
いように構成することができる無線通信端末を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、制御元から送信された着サブアドレスの中の情報ま
たは発信者番号に基づいて、データ回線接続モードから
リモート回線接続モードへ切り替えるように構成したの
で、データ回線接続モードにおいて通常のデータを送信
しているときに、偶発的に誤って、データ回線接続モー
ドからリモート回線接続モードへ切り替わってしまう事
態を確実に防止することができ、セキュリティを向上さ
せることができる。その上、制御元から送信されたパス
ワードを確認して、そのパスワードに対応するコマンド
群の実行を許可し、前記パスワードに対応するコマンド
群に属さないコマンドの実行を不許可にするように構成
した。この構成の場合、例えば、一般のユーザーに対し
ては、一般コマンド群に対応するパスワードだけを教え
ておき、特殊コマンド群に対応するパスワードは教えな
いようにする。これにより、一般のユーザーは、一般コ
マンド群に属するコマンドだけを使用することができ、
特殊コマンド群に属するコマンドを使用することができ
なくなる。
【0009】請求項2の発明によれば、コマンド群とし
て、無線通信端末のユーザーが使用許可された一般コマ
ンド群と、無線通信端末のメーカー側の者が使用許可さ
れた特殊コマンド群とを少なくとも設けるように構成し
たので、一般コマンド群に属するコマンドだけを一般の
ユーザーが使用でき、特殊コマンド群に属するコマンド
を一般のユーザーが使用できない構成を容易に実現する
ことができる。
【0010】請求項3の発明によれば、複数の無線通信
端末が分散配置されてネットワークが形成されている構
成であって、制御元からネットワーク内の無線通信端末
を中継して目標の無線通信端末へ無線通信によりデータ
を送信するように構成された無線通信のシステムにおい
ても、請求項1の発明とほぼ同じ作用効果を得ることが
できる。
【0011】請求項4の発明では、データ処理装置に無
線通信端末を接続した構成において、データ処理装置か
ら無線通信端末に与えたパスワードを確認して、そのパ
スワードに対応するコマンド群の実行を許可し、前記パ
スワードに対応するコマンド群に属さないコマンドの実
行を不許可にするように構成した。この構成によれば、
データ処理装置に無線通信端末を有線で接続する構成に
おいても、請求項1の発明とほぼ同じ作用効果を得るこ
とができる。
【0012】請求項5の発明によれば、制御元と無線通
信端末との間を無線通信によりデータを送信または受信
する構成においても、また、データ処理装置に無線通信
端末を有線で接続する構成においても、一般のユーザー
は、一般コマンド群に属するコマンドだけを使用するこ
とができ、特殊コマンド群に属するコマンドを使用でき
なくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて、図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、
図2は本実施例の無線通信システムの全体の概略構成を
示すブロック図である。この図2において、制御元であ
る例えば制御センター1のパソコン2には、センター用
の無線通信端末3が接続ケーブル4を介して接続されて
いる。この無線通信端末3は、例えばPHS方式のデー
タ通信端末で構成されており、そのハードウエア構成は
従来構成の無線通信端末とほぼ同じである。
【0014】そして、制御センター1から離れた遠隔地
には、データ処理装置5が配置されており、このデータ
処理装置5には、遠隔地用の無線通信端末6が接続ケー
ブル7を介して接続されている。この無線通信端末6
は、例えばPHS方式のデータ通信端末で構成されてお
り、上記センター用の無線通信端末3と同じ構成のもの
である。
【0015】また、センター用の無線通信端末3と遠隔
地用の無線通信端末6との間には、公衆電話網8が介在
されるように構成されている。この公衆電話網8を介在
させて無線通信端末3と無線通信端末6とが回線接続し
たモードが、公衆電話網モードである。また、本実施例
の場合、公衆電話網8に代えて自営電話網を介在させる
ことも可能なように構成されている。この自営電話網を
介在させて無線通信端末3と無線通信端末6とが回線接
続したモードが、自営電話網モードである。
【0016】更に、本実施例の場合、公衆電話網8や自
営電話網を介在させることなく、上記無線通信端末3と
上記無線通信端末6との間で直接通信することも可能な
ように構成されている。このように、無線通信端末3と
無線通信端末6とが直接回線接続したモードが、トラン
シーバモードである。
【0017】このような構成の無線通信システムの場
合、制御センター1のパソコン2から遠隔地のデータ処
理装置5へ、または、その逆方向へ無線通信でデータを
送信することが可能な構成となっている。尚、上記デー
タ処理装置5は、パソコンや種々のデータ発生機器等で
構成されている。データ発生機器の一例として、例えば
自動販売機(の制御装置)に適用することが好ましく、
この構成の場合、自動販売機の商品の販売情報や在庫情
報等のデータを制御センター1へ送信することが可能に
なる。これにより、制御センター1は自動販売機から上
記データを収集することが可能な構成となる。
【0018】また、無線通信端末3、6の電気的構成は
同じであり、この電気的構成の概略について、図3のブ
ロック図を参照して説明する。この図3に示すように、
無線通信端末3、6は、制御部9と、メモリ部10と、
スイッチ部11と、LED部12と、無線部13と、ア
ンテナ14と、外部インターフェイス部15とを備えて
構成されている。制御部9は、無線通信端末3、6の運
転動作を制御する機能を備えている。メモリ部10は、
ROMやRAM等で構成されており、制御プログラムや
各種のデータ等を記憶している。
【0019】無線部13は、制御部9から与えられた送
信用のデータ信号を変調してアンテナ14から電波とし
て外部へ送信する機能と、外部から到来した電波をアン
テナ14を介して受信して復調しその受信信号を制御部
9へ出力する機能とを備えている。外部インターフェイ
ス部15には、パソコン2やデータ処理装置5等が接続
ケーブル4、7を介して接続されるように構成されてい
る。
【0020】次に、上記した遠隔地の無線通信端末6の
受信時の動作について、図1、図4、図5及び図6も参
照して説明する。尚、図4及び図5のフローチャート
は、無線通信端末6の制御部9の制御動作のうちの受信
(待ち受け)時の動作の制御内容を示している。本実施
例の場合、無線通信端末6の待ち受け動作として2種類
の待ち受け動作を実行できるように構成されている。そ
のうちの1つの待ち受けは、図4に示すように、公衆電
話網モードまたは自営電話網モードのときの待ち受けで
ある。他の1つの待ち受けは、図5に示すように、トラ
ンシーバモードのときの待ち受けである。
【0021】まず、図4に示す公衆電話網モードまたは
自営電話網モードのときの待ち受け動作について説明す
る。この場合、最初に、ステップS11において、着信
があったか否かを判断する。ここで、着信があった場合
には、ステップS12へ進み、呼設定メッセージの中の
着サブアドレスとして格納されている情報(具体的に
は、パスワードに相当する文字列のデータ)と、無線通
信端末6に予め記憶されているパスワードとが一致する
か否かを判断する。上記パスワードは、無線通信端末6
をデータ回線接続モードからリモート回線接続モードに
切り替えるための専用のパスワードである。
【0022】尚、上記呼設定メッセージは、制御センタ
−1の無線通信端末3が発呼したときに、公衆電話網モ
ードまたは自営電話網モードの場合に、基地局(図示し
ない)から無線通信端末6へ送られてくるデータであ
り、その一部分の構成を図6に示す。本実施例の場合、
無線通信端末6をデータ回線接続モードからリモート回
線接続モードへ切り替えたい場合には、呼設定メッセー
ジの中の着サブアドレスの情報が上記パスワードとなる
ように、送信条件や送信データを設定して、制御センタ
−1の無線通信端末3の発呼を実行するように構成され
ている。
【0023】さて、上記ステップS12において、着サ
ブアドレスの情報と無線通信端末6内のパスワードとが
一致しないときには(即ち、データ回線接続モードで通
常のデータの無線通信を実行するときには)、ステップ
S13へ進み、通常の着信処理(周知の着信処理)を実
行するように構成されている。
【0024】これに対して、ステップS12において、
着サブアドレスの情報と無線通信端末6内のパスワード
とが一致したときには(即ち、データ回線接続モードか
らリモート回線接続モードに切り替えて無線通信を実行
するときには)、ステップS14へ進み、リモート回線
接続モードに切り替えた着信処理(即ち、制御センター
1から送信されたリモートコマンドに基づいて無線通信
端末6の設定を行う処理)を実行するように構成されて
いる。
【0025】具体的には、まずステップS14におい
て、回線を接続する。続いて、ステップS15へ進み、
制御センター1から送信された送信データの中のパスワ
ードに相当するデータ(即ち、制御元から送信されたパ
スワード)が、無線通信端末6に予め記憶されているパ
スワード、この場合、コマンドレベルが第1のレベルの
パスワード(即ち、レベル1のパスワード)と一致する
か否かを判断する。上記第1のレベルのパスワードは、
図1に示すように、例えば「AAAA」であり、このパ
スワード「AAAA」に対応するコマンド群は、「A
1」、「A2」、………、「An」である。このコマン
ド群「A1」、「A2」、………、「An」は、一般の
ユーザーに使用許可されているコマンドであり、予めそ
の種類や数が決められている。
【0026】そして、上記ステップS15において、送
信されたパスワードと無線通信端末6内に登録されてい
る第1のレベルのパスワードが一致したときには、ステ
ップS16へ進み、コマンドレベルが第1のレベルのコ
マンド(即ち、コマンド群「A1」、「A2」、……
…、「An」)の受け付けを開始する。この場合、コマ
ンドレベルが第1のレベルと異なるコマンドは、受け付
けないように構成されている。
【0027】続いて、ステップS17へ進み、制御セン
ター1から送信された送信データの中の受け付けたコマ
ンド(第1のレベルのパスワードに対応するコマンド群
に属すコマンド)を解釈し、そのコマンドに対応する動
作を実行するように構成されている。
【0028】これにより、無線通信端末6の設定が実行
される。即ち、制御センター1からの送信コマンド(即
ち、リモートコマンド)に基づいて無線通信端末6の設
定が実行されるように構成されている。このような無線
通信端末6の設定機能を、リモートコマンド機能と呼
ぶ。尚、上記した各コマンドは、例えばATコマンド
(モデムの制御コマンド)で構成されている。
【0029】次に、上記ステップS15において、送信
データの中のパスワードと、無線通信端末6の第1のレ
ベルのパスワードとが一致しないときは、ステップS1
8へ進み、送信データの中のパスワードが、無線通信端
末6に予め記憶されている第2のレベルのパスワード
(即ち、レベル2のパスワード)と一致するか否かを判
断する。上記第2のレベルのパスワードは、図1に示す
ように、例えば「BBBB」であり、このパスワード
「BBBB」に対応するコマンド群は、「B1」、「B
2」、………、「Bm」である。このコマンド群「B
1」、「B2」、………、「Bm」は、一般のユーザー
に使用許可されていない特殊コマンドであり、本実施例
の場合、例えばサービスマンに使用許可されている保守
用のコマンドである。
【0030】そして、上記ステップS18において、両
者が一致したときには、ステップS19へ進み、第2の
レベルのコマンド(即ち、コマンド群「B1」、「B
2」、………、「Bm」)の受け付けを開始する。本実
施例の場合、第2のレベルのコマンドを受け付けるとき
は、前記第1のレベルのコマンド(即ち、ユーザー用の
コマンド群「A1」、「A2」、………、「An」)も
一緒に受け付けるように構成されている。そして、コマ
ンドレベルが第2のレベル及び第1のレベルと異なるコ
マンドは、受け付けないように構成されている。
【0031】つまり、送信データのパスワードと、無線
通信端末6の第2のレベルのパスワードとが一致したと
きは、第2のレベルのパスワードに対応するコマンド群
並びに第1のレベルのパスワードに対応するコマンド群
に属するコマンドが使用可能になる。
【0032】続いて、ステップS20へ進み、制御セン
ター1から送信された送信データの中の受け付けたコマ
ンド(第2のレベルのパスワードに対応するコマンド群
及び第1のレベルのパスワードに対応するコマンド群に
属すコマンド)を解釈し、そのコマンドに対応する動作
を実行するように構成されている。
【0033】また、上記ステップS18において、送信
データの中のパスワードと、無線通信端末6の第2のレ
ベルのパスワードとが一致しないときは、ステップS1
8にて「NO」へ進み、図4に図示はしないが、送信デ
ータの中のパスワードが、無線通信端末6に予め記憶さ
れている第3のレベルのパスワード(即ち、レベル3の
パスワード)と一致するか否かを判断するように構成さ
れている。上記第3のレベルのパスワードは、図1に示
すように、例えば「CCCC」であり、このパスワード
「CCCC」に対応するコマンド群は、「C1」、「C
2」、………、「Cp」である。このコマンド群「C
1」、「C2」、………、「Cp」は、一般のユーザー
に使用許可されていない特殊コマンドであり、本実施例
の場合、例えばメーカーの生産ラインで作業者に使用許
可されている生産ライン用のコマンドである。
【0034】そして、上記パスワードの判断処理におい
て、両者が一致したときには、第3のレベルのコマンド
(即ち、コマンド群「C1」、「C2」、………、「C
p」)の受け付けを開始する。本実施例の場合、第3の
レベルのコマンドを受け付けるときは、前記第2のレベ
ルのコマンド(即ち、コマンド群「B1」、「B2」、
………、「Bm」)、並びに、前記第1のレベルのコマ
ンド(即ち、ユーザー用のコマンド群「A1」、「A
2」、………、「An」)も一緒に受け付けるように構
成されている。そして、コマンドレベルが第3のレベ
ル、第2のレベル及び第1のレベルと異なるコマンド
は、受け付けないように構成されている。
【0035】つまり、送信データのパスワードと、無線
通信端末6の第3のレベルのパスワードとが一致したと
きは、第3のレベルのパスワードに対応するコマンド
群、第2のレベルのパスワードに対応するコマンド群、
並びに、第1のレベルのパスワードに対応するコマンド
群に属する各コマンドが使用可能になるように構成され
ている。
【0036】尚、コマンドレベルが第4のレベル以降の
コマンド(及びパスワード)が必要な場合は、適宜、そ
の判断や処理等のステップを追加して実行するように構
成すれば良い。また、送信されたパスワードが上記各レ
ベルのパスワードのいずれとも一致しなかった場合に
は、コマンドの受け付けを実行しないように(即ち、無
線通信端末6の設定を行わないように)構成されてい
る。尚、上記した構成において、第1のレベルのコマン
ドだけを用意するように構成しても良く、この構成の場
合は、ステップ18以降の処理は不要である。更に、第
1のレベルのコマンドと第2のレベルのコマンドだけを
用意する(第3のレベルのコマンドを用意しない)よう
に構成しても良い。
【0037】また、本実施例の場合、無線通信端末6に
記憶(登録設定)されている各レベルのパスワードを変
更させる処理は、例えば、レベル2以上のコマンド(即
ち、パスワードの一致チェックを要するコマンド)を用
いて実行するように構成されている。
【0038】次に、図5に示すトランシーバモードのと
きの待ち受け動作について説明する。この場合、ステッ
プS11において、着信があった場合には、ステップS
102へ進み、受信した発信者番号(制御センター1か
ら送信された電話番号)のデータと、無線通信端末6に
予め記憶(登録)されている電話番号のデータとが一致
するか否かを判断する。
【0039】ここで、発信者番号と無線通信端末6内の
電話番号とが一致しないときは(即ち、データ回線接続
モードで通常のデータの無線通信を実行するときは)、
ステップS13へ進み、通常の着信処理(周知の着信処
理)を実行するように構成されている。
【0040】これに対して、上記ステップS102にお
いて、発信者番号と無線通信端末6内の電話番号とが一
致したときは(即ち、データ回線接続モードからリモー
ト回線接続モードに切り替えて無線通信を実行するとき
は)、ステップS14へ進み、リモート回線接続モード
に切り替えた着信処理(即ち、制御センター1から送信
されたリモートコマンドに基づいて無線通信端末6の設
定を行う処理)を実行するように構成されている。そし
て、上記ステップS14以降の具体的制御(各レベルの
パスワードの比較及びコマンドの受け付け実行)は、前
述した公衆電話網モードまたは自営電話網モードのとき
の待ち受け動作の制御と同じである。
【0041】尚、上記トランシーバモードのときの待ち
受け動作の制御で使用する各レベルのパスワードは、公
衆電話網モードまたは自営電話網モードのときの待ち受
け動作の制御で使用する各レベルのパスワードと同じも
のであっても良いし、異なるもの、即ち、トランシーバ
モード専用のパスワードであっても良い。
【0042】このような構成の本実施例においては、制
御センター1から無線通信端末6へ送信したリモートコ
マンドに基づいて、無線通信端末6をデータ回線接続モ
ードからリモート回線接続モードへ切り替えた状態で、
制御センター1から送信したパスワードを確認して、そ
のパスワードに対応するコマンド群の実行を許可し、前
記パスワードに対応するコマンド群に属さないコマンド
の実行を不許可にするように構成した。
【0043】具体的には、一般のユーザーに対しては、
一般コマンド群(即ち、第1のレベルのコマンド群)に
対応するパスワード(即ち、レベル1のパスワード)だ
けを教えておき、特殊コマンド群(即ち、第2のレベル
のコマンド群及び第3のレベルのコマンド群)に対応す
るパスワード(即ち、第2のレベルのパスワード及び第
3のレベルのパスワード)は教えないように構成した。
これにより、一般のユーザーは、一般コマンド群に属す
るコマンドだけを使用することができ、特殊コマンド群
に属するコマンドを使用することができない。
【0044】また、サービスマンに対しては、特殊コマ
ンド群のうちの第2のレベルのコマンド群に対応するパ
スワード(即ち、レベル2のパスワード)だけを教えて
おき、特殊コマンド群のうちの第3のレベルのコマンド
群に対応するパスワード(即ち、レベル3のパスワー
ド)は教えないようにする。これにより、サービスマン
は、第2のレベルのコマンド群並びに一般コマンド群
(即ち、第1のレベルのコマンド群)に属するコマンド
だけを使用することができ、第3のレベルのコマンド群
に属するコマンドを使用することができない。
【0045】更に、無線通信端末6の生産ラインにおい
ては、作業者に第3のレベルのコマンド群に対応するパ
スワード(即ち、レベル3のパスワード)を教えてお
く。これにより、生産ラインにおいては(生産ラインの
作業者は)、第3のレベルのコマンド群、第2のレベル
のコマンド群並びに第1のレベルのコマンド群(即ち、
一般コマンド群)に属するコマンド、即ち、全てのコマ
ンドを使用することができる。従って、上記実施例によ
れば、コマンドの使用可能な範囲(対象者)を正確に管
理することができる。
【0046】そして、上記実施例では、無線通信によ
り、制御センター1から無線通信端末6の設定用のコマ
ンドを無線通信端末6へ送信することに基づいて、無線
通信端末6の設定を行うように構成したので、遠隔地の
無線通信端末6の設定を行う場合に、作業者が直接遠隔
地へ行かなくても済む。従って、無線通信端末6の保守
管理作業を簡単化できる。
【0047】また、上記実施例では、制御センター1か
ら送信されて無線通信端末6で受信されたアドレスに関
する情報とパスワードとを確認し、これらが所定のもの
であるときに、データ回線接続モードからリモート回線
接続モードへ切り替えるように構成した。この構成によ
れば、データ回線接続モード時において通常のデータを
送信しているときに、偶発的に誤ってデータ回線接続モ
ードからリモート回線接続モードへ切り替えられる事態
をほぼ確実に防止することができ、セキュリティを向上
させることができる。
【0048】図7は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。第
2の実施例では、複数の無線通信端末6、16(図7に
は2個だけ図示)が分散配置されてネットワークが形成
されている。そして、このネットワークの構成において
は、制御センター1からネットワーク内の1つの無線通
信端末6を中継して目標の無線通信端末16へ無線通信
によりデータを送信することが可能なように構成されて
いる。このように、ネットワーク内の1つの無線通信端
末6を中継して目標の無線通信端末16へデータを送信
する構成は、従来より、周知の技術である。
【0049】さて、上記第2の実施例においては、制御
センター1から送信したデータをネットワーク内の無線
通信端末6を中継して目標の無線通信端末16が受信す
る接続モードをデータ回線接続モードと定義している。
また、制御センター1から送信されたコマンド(リモー
トコマンド)をネットワーク内の無線通信端末6を中継
して目標の無線通信端末16が受信する接続モードをリ
モート回線接続モードと定義している。
【0050】そして、第2の実施例では、制御センター
1から目標の無線通信端末16へ、データ回線接続モー
ドからリモート回線接続モードに切り替えるための切替
データを含むデータを送信することが可能なように構成
されている。更に、中継の無線通信端末6は、制御セン
ター1から送信されたデータを受信したら、その呼設定
メッセージに基づいて、宛先(目標の無線通信端末1
6)を確認すると共に、送信されたデータが一般データ
であるかリモートコマンドデータであるかを識別する。
そして、中継の無線通信端末6は、受信したデータの先
頭に、宛先データと、識別データ(即ち、送信されたデ
ータが、一般データであるかリモートコマンドデータで
あるかを識別するデータ)とを付加して転送データを作
成し、このデータを目標の無線通信端末16へ送信する
ように構成されている。
【0051】更に、目標の無線通信端末16は、上記中
継の無線通信端末6から送信されたデータを受信する
と、その中の宛先データに基づいて自分への送信データ
であるかを判断すると共に、識別データに基づいてその
送信データが一般データであるかリモートコマンドデー
タであるかを識別する。続いて、目標の無線通信端末1
6は、送信データが一般データであることを確認したと
きには、通常の着信処理を実行するように構成されてい
る。
【0052】一方、送信データがリモートコマンドデー
タであることを確認したときには、目標の無線通信端末
16は、送信データの中の切替データ内のパスワードを
確認し、これが所定のものであるとき、例えば無線通信
端末16内に予め記憶されているパスワードと一致した
ときに、目標の無線通信端末16をデータ回線接続モー
ドからリモート回線接続モードへ切り替えるように構成
されている。そして、目標の無線通信端末16は、送信
データの中のコマンド(ATコマンド)を受け付けて、
そのコマンドに対応する動作を実行し、無線通信端末1
6の設定を行うように構成されている。
【0053】更に、上記構成の場合、第1の実施例と同
様にして、複数のレベルのコマンド及びパスワードを受
け付け可能に構成されている。尚、制御センター1から
複数個の中継の無線通信端末を経由して目標の無線通信
端末へ無線通信するように構成しても良い。そして、こ
のように構成した場合においても、リモートコマンド機
能を備えるように構成することが好ましい構成である。
【0054】尚、上述した以外の第2の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第2の実施例においても、第1の実施例と同じ作用
効果を得ることができる。
【0055】また、上記各実施例では、無線通信端末
3、6、16をPHS方式の無線通信端末で構成した
が、他の方式(例えばPDC方式)の無線通信端末や、
小形(携帯型)の無線通信端末などで構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、複数
のコマンドレベルのコマンド群と、これらコマンド群に
対応するパスワードとの関係を示す図
【図2】無線通信システムのブロック図
【図3】無線通信端末のブロック図
【図4】公衆電話網モードまたは自営電話網モードで待
ち受けているときの受信動作のフローチャート
【図5】トランシーバモードで待ち受けているときの受
信動作のフローチャート
【図6】呼設定メッセージの一部分の構成を示す図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は制御センター(制御元)、2はパソコン、3は無線
通信端末、4は接続ケーブル、5はデータ処理装置、6
は無線通信端末、7は接続ケーブル、8は公衆電話網、
9は制御部、10はメモリ部、11はスイッチ部、12
はLED部、13は無線部、14はアンテナ、15は外
部インターフェイス部、16は無線通信端末を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−233726(JP,A) 特開 平11−184817(JP,A) 特開 平10−21196(JP,A) 特開 平9−114745(JP,A) 特開 平1−124092(JP,A) 特開 平3−176752(JP,A) 特開 平6−303273(JP,A) 特開 平6−303313(JP,A) 特開 平10−126532(JP,A) 特開 平10−150502(JP,A) 特開 平11−220496(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御元との間で無線通信によりデータを
    送信または受信するように構成された無線通信端末にお
    いて、前記制御元から送信された着サブアドレスの中の情報ま
    たは発信者番号に基づいて、データ回線接続モードから
    リモート回線接続モードへ切り替えるように構成されて
    いると共に、 リモート回線接続モードへ切り替えられた状態で、 前記
    制御元から送信されたパスワードを確認して、そのパス
    ワードに対応するコマンド群の実行を許可し、前記パス
    ワードに対応するコマンド群に属さないコマンドの実行
    を不許可にするように構成されていることを特徴とする
    無線通信端末。
  2. 【請求項2】 前記コマンド群として、前記無線通信端
    末のユーザーが使用許可された一般コマンド群と、前記
    無線通信端末のメーカー側の者が使用許可された特殊コ
    マンド群とが少なくとも設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信端末。
  3. 【請求項3】 複数の無線通信端末が分散配置されてネ
    ットワークが形成されている構成であって、制御元から
    前記ネットワーク内の無線通信端末を中継して目標の無
    線通信端末へ無線通信によりデータを送信するように構
    成された無線通信端末において、前記制御元から送信された着サブアドレスの中の情報ま
    たは発信者番号に基づいて、データ回線接続モードから
    リモート回線接続モードへ切り替えるように構成されて
    いると共に、 リモート回線接続モードへ切り替えられた状態で、 前記
    制御元から送信されたパスワードを確認して、そのパス
    ワードに対応するコマンド群の実行を許可し、前記パス
    ワードに対応するコマンド群に属さないコマンドの実行
    を不許可にするように構成されていることを特徴とする
    無線通信端末。
  4. 【請求項4】 データ処理装置に接続されるものであっ
    て、前記データ処理装置で発生したデータ等を入力して
    外部の制御元へ無線通信により送信する機能または外部
    の制御元から無線通信により受信したデータ等を前記デ
    ータ処理装置へ出力する機能を備えた無線通信端末にお
    いて、前記制御元から送信された着サブアドレスの中の情報ま
    たは発信者番号に基づいて、データ回線接続モードから
    リモート回線接続モードへ切り替えるように構成されて
    いると共に、 リモート回線接続モードへ切り替えられた状態で、 前記
    データ処理装置から与えられたパスワードを確認して、
    そのパスワードに対応するコマンド群の実行を許可し、
    前記パスワードに対応するコマンド群に属さないコマン
    ドの実行を不許可にするように構成されていることを特
    徴とする無線通信端末。
  5. 【請求項5】 リモート回線接続モードへ切り替えられ
    た状態で、前記制御元から送信されたパスワードを確認
    して、そのパスワードに対応するコマンド群の実行を許
    可し、前記パスワードに対応するコマンド群に属さない
    コマンドの実行を不許可にするように構成されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の無線通信端末。
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