JP3348094B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
ー機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技
機や、スロットマシン等のコイン式遊技機などの遊技機
に関する。
せ式弾球遊技機(アレンジボール型パチンコ機)と呼ば
れる機種の一群がある。これは、例えば1ゲームで16
個の遊技球を打つことができ、該遊技球の流下経路上に
設けられた入球口や、盤面下部の前面側に1〜16まで
の数字が記されたケース内の入球口に直接入る毎に、該
ケースの該当数字部分が点灯し、これが1ゲーム内で予
め定められた組合せで点灯すれば、その組合せに応じた
得点が付与され、総得点に基づき相当の遊技球等の払出
しが行われる。
組合せ式弾球遊技機では、入球組合せの成立に対する対
価付与の制御形態が画一的であり、意外性に乏しい難点
があった。他方、組合せ式弾球遊技機の中には、意外性
と射幸性とを高める目的でいわゆる誘導増加装置機構を
形成し、始動入球等に基づき、予め設定されている特別
遊技状態が発生すると、誘導増加装置機構内の役物作動
口(得点増加装置)への遊技球の入球が有効となって、
遊技者が多くの得点を手にできるようにした機種も普及
している。ただし、これらの機種においては、始動入球
等→大当たり発生という通常の第一種パチンコ機(いわ
ゆるセブン機)等と同様の機能にのみ遊技者の関心が集
まってしまい、組合せ式弾球遊技機特有の遊技興趣が見
過ごされる場合がある。
技機等の遊技機において入球組合せの成立に伴う遊技状
態の制御形態に意外性をもたらし、ひいては組合せ式本
来の遊技興趣を一層高めることが可能な遊技機を提供す
ることにある。
題を解決するために、本発明の遊技機の第1の態様は、
1ゲームで使用できる遊技球数に上限があって、遊技盤
に設けられた複数の入球口と、遊技球が入球した前記入
球口に対応する入賞図柄を入球表示する組合せ表示装置
と、予め設定されている所定実行条件の成立に起因して
遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段
と、1ゲーム毎に該組合せ表示装置に表示され、入賞図
柄の組合せを変更する組合せ変更手段とを備え、前記入
球表示された入賞図柄の組合せにより得点が成立すると
該得点に応じた遊技価値を遊技者に付与する遊技機であ
って、予め設定されている所定実行条件の成立に起因し
て、遊技者に得点を成立させる機会を増大させる得点成
立機会増大手段を備えていることを特徴とする。
表示装置に表示され、入賞図柄の組合せをランダムに変
更し、所定実行条件の成立に起因して遊技者に得点を成
立させる機会を通常よりも増大させるので、その結果、
特別遊技時以外の得点成立の可能性を高めることがで
き、遊技盤面の構成のみに頼らない、より適正でより興
趣深い遊技が可能となり得る。
立」とは、一般的な当否判定の実行に限るものではな
く、当否判定の前提条件(例えば、始動口への入球)の
成立、当否判定の結果に応じて(当りの場合あるいは外
れの場合に変更)又は当否判定に続く動作(例えば、特
別遊技権利の発生や特別遊技中の役物の動作等)等、当
否判定に関連する一連の事象のいずれかを契機として含
むものである。
契機としては、1ゲーム(あるいは複数ゲーム)の開始
(あるいは終了)、発射球検出センサからの出力、遊技
球の発射から所定時間の経過、変動図柄の確定、役物作
動口、誘導増加装置、得点増加装置等の役物の作動開始
(あるいは終了)、これらの役物の作動開始(あるいは
終了)から所定時間(あるいは所定ゲーム数)の経過、
特別遊技の開始(あるいは終了)等のいずれか又はその
複合が考えられる。
のに関係する「所定実行条件の成立」とは、特定の入賞
図柄の入球表示、特定の変動図柄の確定、役物作動口、
誘導増加装置、得点増加装置等の特定の役物の作動開始
(あるいは終了)等のいずれか又はその複合が考えられ
る。また、得点成立の機会の増大とは、例としては、入
賞図柄の組合せが遊技者にとって得点を成立させやすい
構成となっている、すなわち、通常の遊技をすれば容易
に得点が成立する入賞図柄の組合せが組合せ表示装置で
表示されることを意味する。
て捉えることも可能である。すなわち、単位遊技におけ
る複数の入球口(入球領域)への遊技媒体の入球に関連
した識別情報を入球表示する組合せ表示装置と、予め設
定されている所定実行条件の成立に起因して賞態様を通
常状態よりも遊技者にとって相対的に有利な特別遊技状
態を発生させる特別遊技発生装置と、前記単位遊技毎に
前記組合せ表示装置に表示され、識別情報の組合せを変
更する組合せ変更手段とを備え、前記入球表示された識
別情報の組合せにより得点が成立すると該得点に応じた
遊技価値を遊技者に付与する遊技機であって、予め設定
されている所定実行条件の成立に起因して、遊技者に得
点を成立させる機会を増大させる得点成立機会増大手段
を備えているものとすることができる。
表示装置に表示される前記入賞図柄の組合せを、1ゲー
ムで少なくとも1得点が成立する可能性が高い組合せを
表示する制御を行うものとすることができる。この遊技
機によれば、入賞図柄の組合せに1ゲームにおいて1得
点成立する可能性が高いものを含んでいるので、相対的
に賞球等が払い出される可能性が高いものであり、遊技
者は遊技意欲の減退させることがなく、一方遊技店にと
って遊技機の稼動率を向上させることが可能となり得
る。
立に係る入賞図柄の組合せを、所定得点が成立するまで
前記組合せ表示装置に継続して表示させる制御を行うも
のとすることができる。この遊技機によれば、得点成立
に係る入賞図柄の組合せが所定得点が成立するまで継続
して表示されるので、事実上、遊技者は得点の成立をあ
る程度保障されることになり、従来の組合せ式遊技機に
比べ多くの遊技価値の獲得が可能となり得る。従って、
遊技者は遊技意欲の減退させることがなく、一方遊技店
にとって遊技機の稼動率を向上させることが可能となり
得る。
の作動により特別遊技権利が発生したことを特徴とする
ものとできる。また、前記所定実行条件の成立は、前記
組合せ表示装置で特定の入賞図柄の組合せが入球表示さ
れることを特徴とするものとできる。さらに、前記所定
実行条件の成立は、所定ゲーム数の経過後、得点の成立
がないことを特徴とするものとできる。このような遊技
機によれば、上記各実行条件がそれぞれ成立することに
より前記得点成立機会増大手段が作動するので、従来の
遊技機に比べ遊技の興趣が向上する。
の遊技機の異なる構成について説明する。なお、以下に
示す構成は、上記第1の態様の遊技機の構成と組合せて
構成することも可能である。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、始動検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変表示装置
と、前記可変表示装置において前記図柄が特定の表示態
様で確定表示された場合に、遊技者にとって相対的に有
利な状態に変化する第1変動入球装置(第1役物誘導装
置が作動し、第1役物作動口が遊技者にとって相対的に
有利な状態に変化することを含む)と、特定入球領域と
非特定入球領域とを有する特定入球装置と、前記特定入
球領域への遊技媒体の入球に基づき、前記賞態様が通常
状態よりも遊技者にとって相対的に有利となる特別遊技
状態を発生させる特別遊技発生装置と、前記特別遊技状
態中に、役物作動用検知装置における遊技媒体の検知に
基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する
第2変動入球装置(第2役物誘導装置が作動し、第2役
物作動口が遊技者にとって相対的に有利な状態に変化す
ることを含む)と、前記第2変動入球装置への有効な入
球に基づき、前記賞態様を遊技者にとって相対的に有利
とすることが可能な賞態様増加装置と、を備えているこ
とを特徴とする。
通状態とも言う)と特別遊技状態との2つの遊技状態か
ら構成されている。普通状態において、図柄表示に基づ
く第1変動入球装置の作動により、遊技者は相対的に有
利な状態が得られるとともに、さらに、特定入球装置に
おける特定入球領域への遊技媒体の入球に基づいて特別
遊技状態となり、遊技者は有利な状態が得られるものと
されている。したがって、遊技者は始動検知装置を狙っ
て得点等の賞を獲得する遊技と、特定入球装置を狙って
特別遊技状態を発生させ、結果的に得点等の賞を増加さ
せる遊技との2つを楽しむことが可能となり得る。特
に、可変表示装置において、特定の表示態様が確定表示
される確率を高くすれば、第1変動入球装置が遊技者に
とって相対的に有利な状態に変化する割合も高まるの
で、賞が獲得し易くなり、普通状態においても遊技者の
遊技意欲を減退させることが少なくなり得る。一方、遊
技店にとって遊技機の稼働率を向上させることが可能と
なり得る。なお、上記役物誘導装置とは、上記役物作動
口を遊技者にとって相対的に有利な状態に変化させるた
めに作動する装置を言う(以下同様)。また、上記始動
検知装置は、始動入球装置又は始動通過装置に設けられ
た遊技媒体検知スイッチとすることができ、役物作動用
検知装置も、役物作動用入球装置又は役物作動用通過装
置に設けられた遊技媒体検知スイッチとすることができ
る。
置への遊技媒体の入球に基づき、前記識別情報の1ない
し複数が表示されるものとすることができる。この場
合、いずれかの変動入球装置等への入球に基づき、組合
せの賞態様に係る識別情報が表示されるため、該賞態様
が遊技者にとって有利となる。また、第1変動入球装置
と第2変動入球装置とにおいて遊技者にとっての有利の
度合いが相対的に異なるものとすれば、いずれの変動入
球装置の作動条件、すなわち上記始動検知装置又は役物
作動用検知装置のいずれに対して遊技媒体が検知される
か(すなわち通過ないし入球するか)等により遊技者に
対し一層高い遊技興趣を付与することが可能となり得
る。
と、前記第1変動入球装置とが第1遊技態様用遊技装置
群を構成する。また、前記可変表示装置に確定表示され
る図柄の種類又は組合せに基づき、前記第1変動入球装
置が異なる変動態様を示すものとすることができる。具
体的には、第1変動入球装置に一対の可動片を設け、該
可動片が開状態となることで入球有利な状態となり、そ
の開状態が継続される時間が、前記図柄の種類又は組合
せにより相対的に異なるものとすることができる。この
場合、確定表示される図柄がどのような態様になるか否
かにより、遊技者にとって一層高い遊技興趣を付与する
ことが可能となり得る。なお、前記第1遊技態様用遊技
装置群は、遊技盤面に形成された遊技領域の中央から左
半面側に配設されているものとすることができる。これ
により、普通状態において、概ね遊技領域左側を狙って
打てば賞態様を得られ易くなるとともに、遊技方法を遊
技初心者にも簡単に把握できるようにすることが可能と
なり得る。
遊技装置を構成し、該第2遊技態様用遊技装置は、前記
第1遊技態様用遊技装置群とは独立して遊技態様を構成
するものとすることができる。すなわち、第2遊技態様
用遊技装置を狙って打つことにより、遊技者は積極的に
特別遊技状態の発生を狙うことが可能となり得る。な
お、前記第2遊技態様用遊技装置は、遊技盤面に形成さ
れた遊技領域の略中央部に配設されているものとするこ
とができる。しかも、遊技領域の中央から左半面側に第
1遊技態様用遊技装置群を配置した場合には、略中央部
から左側を遊技者が狙って打つことにより、一連の遊技
の流れを通じて賞又は特別遊技状態の発生を得られ易く
なり得る。
2変動入球装置とが第3遊技態様用遊技装置群を構成
し、該第3遊技態様用遊技装置群を前記第1遊技態様用
遊技装置群とは独立して遊技態様を構成するものとする
ことができる。なお、前記第3遊技態様用遊技装置群
は、遊技盤面に形成された遊技領域の中央から右半面側
に配設されているものとすることができる。この場合、
遊技者は、遊技領域の中央から右半面側を狙って打つこ
とにより少なくとも特別遊技状態で獲得した賞を増加さ
せることができ得る。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、特定検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する第
1変動入球装置(第1役物誘導装置が作動し、第1役物
作動口が遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する
ことを含む)と、始動検知装置における遊技媒体の検知
に基づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変表示
装置と、検知された遊技媒体を一時的に貯留しておくこ
とが可能な貯留装置と、その貯留されている遊技媒体
を、特定入球領域あるいは非特定入球領域のいずれかに
誘導可能であって、前記可変表示装置において前記図柄
が特定の表示態様で確定表示された場合に、前記遊技媒
体を該特定入球領域に誘導する誘導装置とを備える前記
始動検知装置と、前記特定入球領域への遊技媒体の入球
に基づき、前記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって
相対的に有利となる特別遊技状態を発生させる特別遊技
発生装置と、前記特別遊技状態中に、役物作動用検知装
置における遊技媒体の検知に基づき、遊技者にとって相
対的に有利な状態に変化する第2変動入球装置(第2役
物誘導装置が作動し、第2役物作動口が遊技者にとって
相対的に有利な状態に変化することを含む)と、前記第
2変動入球装置への有効な入球に基づき、前記賞態様を
遊技者にとって相対的に有利とすることが可能な賞態様
増加装置と、を備えていることを特徴とする。
通状態とも言う)と特別遊技状態との2つの遊技状態か
ら構成されている。普通状態において、特定検知装置に
おける遊技媒体の検知に基づく第1変動入球装置の作動
により、遊技者は相対的に有利な状態が得られるととも
に、さらに、始動検知装置への入球(すなわち始動検知
装置における検知)により可変表示する図柄の表示態様
に基づき、入球した遊技媒体が特定入球領域へ誘導され
て特別遊技状態となり、遊技者は有利な状態が得られる
ものとされている。したがって、遊技者は特定検知装置
を狙って得点等の賞を獲得する遊技と、始動検知装置を
狙って特別遊技状態を発生させ、結果的に得点等の賞を
増加させる遊技との2つを楽しむことが可能となり得
る。特に、可変表示装置において、特定の表示態様が確
定表示される確率を高くすれば、特別遊技状態が発生す
る割合、すなわち第2変動入球装置が遊技者にとって相
対的に有利な状態に変化する割合も高まるので、賞が獲
得し易くなり、遊技者の遊技意欲を減退させることが少
なくなり得る。一方、遊技店にとって遊技機の稼働率を
向上させることが可能となり得る。なお、上記始動検知
装置は、始動入球装置又は始動通過装置に設けられた遊
技媒体検知スイッチとすることができ、特定検知装置
は、特定入球装置又は特定通過装置に設けられた遊技媒
体検知スイッチ、さらには役物作動用検知装置も、役物
作動用入球装置又は役物作動用通過装置に設けられた遊
技媒体検知スイッチとすることができる。
置又は始動検知装置への遊技媒体の入球に基づき、前記
識別情報の1ないし複数が表示されるものとすることが
できる。この場合、いずれかの変動入球装置等への入球
に基づき、組合せの賞態様に係る識別情報が表示される
ため、該賞態様が遊技者にとって有利となる。また、第
1変動入球装置と第2変動入球装置とにおいて遊技者に
とっての有利の度合いが相対的に異なるものとすれば、
いずれの変動入球装置の作動条件、すなわち上記特定検
知装置又は役物作動用検知装置のいずれに対して遊技媒
体が検知されるか(すなわち通過ないし入球するか)等
により遊技者に対し一層高い遊技興趣を付与することが
可能となり得る。
置とが第1遊技態様用遊技装置群を構成する。特に、前
記第1遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面に形成された
遊技領域の中央から左半面側に配設されているものとす
ることができる。これにより、普通状態において、概ね
遊技領域左側を狙って打てば賞態様を得られ易くなると
ともに、遊技方法を遊技初心者にも簡単に把握できるよ
うにすることが可能となり得る。
装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成する。特に、
前記第2遊技態様用遊技装置群は、前記第1遊技態様用
遊技装置群とは独立して遊技態様を構成するものとする
ことができる。すなわち、第2遊技態様用遊技装置群を
狙って打つことにより、遊技者は積極的に特別遊技状態
の発生を狙うことが可能となり得る。なお、前記第2遊
技態様用遊技装置群は、遊技盤面に形成された遊技領域
の略中央部に配設されているものとすることができる。
しかも、遊技領域の中央から左半面側に第1遊技態様用
遊技装置群を配置した場合には、略中央部から左側を遊
技者が狙って打つことにより、一連の遊技の流れを通じ
て賞又は特別遊技状態の発生を得られ易くなり得る。
第2変動入球装置とが第3遊技態様用遊技装置群を構成
し、該第3遊技態様用遊技装置群を前記第1遊技態様用
遊技装置群とは独立して遊技態様を構成するものとする
ことができる。なお、前記第3遊技態様用遊技装置群
は、遊技盤面に形成された遊技領域の中央から右半面側
に配設されているものとすることができる。この場合、
遊技者は、遊技領域の中央から右半面側を狙って打つこ
とにより少なくとも特別遊技状態で獲得した賞を増加さ
せることができ得る。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、始動検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変表示装置
と、検知された遊技媒体を一時的に貯留しておくことが
可能な貯留装置と、その貯留されている遊技媒体を、特
定入球領域あるいは非特定入球領域のいずれかに誘導可
能であって、前記可変表示装置において前記図柄が特定
の表示態様で確定表示された場合に、前記遊技媒体を該
特定入球領域に誘導する誘導装置とを備える前記始動検
知装置と、前記特定入球領域への遊技媒体の入球に基づ
き、前記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって相対的
に有利となる特別遊技状態を発生させる特別遊技発生装
置と、前記特別遊技状態は遊技者にとっての有利度合い
が相対的に異なる複数の状態を含み、前記特定入球領域
への遊技媒体の入球に基づき、前記複数の状態のうちの
いずれかを抽選するための抽選装置と、前記特別遊技状
態中に、役物作動用検知装置における遊技媒体の検知に
基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する
変動入球装置(役物誘導装置が作動し、役物作動口が遊
技者にとって相対的に有利な状態に変化することを含
む)と、前記変動入球装置への有効な入球に基づき、前
記賞態様を遊技者にとって相対的に有利とすることが可
能な賞態様増加装置と、を備えていることを特徴とす
る。
る図柄の特定の表示態様に基づき発生する特別遊技状態
が、遊技者にとっての有利度合いが相対的に異なる複数
の状態を含んで構成されている。したがって、遊技者は
特別遊技状態として複数の遊技状態を楽しむことがで
き、従来の遊技機においては単調となり得る特別遊技状
態においても高い遊技興趣を付与することができる。ま
た、可変表示装置において図柄が特定の表示態様にて確
定表示された場合にも、貯留装置により貯留されている
遊技媒体を誘導装置により特定入球領域へ誘導し特別遊
技状態を発生させる構成としたために、その特別遊技状
態の発生までの遊技態様によっても遊技者に高い遊技興
趣を付与することが可能となり得る。さらに、抽選装置
により、特別遊技状態のいずれの状態に抽選されるか遊
技者にとって楽しみの要素が増すものとなる。一方、遊
技者に高い遊技興趣を付与することが可能となり得るた
め、遊技店にとって遊技機の稼働率を向上させることが
可能となり得る。なお、上記始動検知装置は、始動入球
装置又は始動通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッ
チとすることができ、役物作動用検知装置も、役物作動
用入球装置又は役物作動用通過装置に設けられた遊技媒
体検知スイッチとすることができる。
技媒体の入球に基づき、前記識別情報の1ないし複数が
表示されるものとすることができる。この場合、変動入
球装置等への入球に基づき、組合せの賞態様に係る識別
情報が表示されるため、該賞態様が遊技者にとって有利
となる。また、変動入球装置への入球は特別遊技状態の
み有効となるものとすれば、特別遊技状態における遊技
により遊技者に対し一層高い遊技興趣を付与することが
可能となり得る。
と、前記抽選装置とが第1遊技態様用遊技装置群を構成
する。特に、前記第1遊技態様用遊技装置群は、遊技盤
面に形成された遊技領域の中央から左半面側に配設され
ているものとすることができる。これにより、遊技者は
概ね遊技領域左側を狙って打てば特別遊技状態を得られ
易くなるとともに、遊技方法を遊技初心者にも簡単に把
握できるようにすることが可能となり得る。
動入球装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成する。
特に、前記第2遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面に形
成された遊技領域の中央から右半面側に配設されている
ものとすることができる。この場合、遊技者は、遊技領
域の中央から右半面側を狙って打つことにより少なくと
も特別遊技状態で獲得した賞を増加させることができ得
る。
可変表示し、その1又は複数の判定図柄から所定の判定
図柄を確定表示することによって抽選を行うものとする
ことができる。このように、図柄により前記複数の特別
遊技状態のうちの一つを抽選するものとすれば、その図
柄の表示による遊技の興趣が一層高まる。また、前記抽
選装置は、前記可変表示装置に形成された表示領域にお
いて抽選を行うものとすることができる。この場合、可
変表示装置は特別遊技状態の発生契機となり得る図柄
(特別図柄)と、上記判定図柄とを表示可能であって、
特別図柄が特別遊技状態の発生契機となる特定の表示態
様で確定表示された場合のみ、抽選装置が作動し、判定
図柄の可変表示が行われ該図柄が確定表示されるものと
することができる。これにより、一つの可変表示装置に
複数の遊技態様を付加することができ、その表示態様に
より遊技者に対して高い遊技興趣を付与することが可能
となり得る。また、遊技装置の点数が減るためコスト削
減にも寄与する。
なる複数の状態は、それぞれその特別遊技状態となる単
位遊技の数を異なるものとすることができる。このよう
にすることで、複数の特別遊技状態における有利度合い
が明確に異なるものとなり、遊技者にとって、複数の特
別遊技状態のうちいずれの遊技状態が抽選されるかにつ
いて楽しみが一層高まる。
される前記特定の表示態様(以下、第1表示態様とも言
う)のうち、さらに特別の表示態様(以下、第2表示態
様とも言う)で確定表示された場合に、前記特別遊技状
態の終了後に、前記可変表示装置において前記第1表示
態様が確定表示される確率を変更する確率変更手段が備
えられているものとすることができる。この場合、前記
第2表示態様で確定表示された場合には、特別遊技状態
の終了後に次の特別遊技状態が発生する確率が通常より
も遊技者にとって有利となり、大量の賞を獲得すること
が可能となり得る。したがって、可変表示装置における
表示態様により遊技者に対して更なる遊技興趣を付与す
ることが可能となる。具体的には、前記特定の表示態様
は、確率変更用図柄と非確率変更用図柄とを含み、確率
変更用図柄にて確定表示された場合に前記確率変更手段
が作動するものとすることができる。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、特定入球領域と非特定入球領域とを有し、
特定検知装置における遊技媒体の検知に基づき、遊技者
にとって相対的に有利な状態に変化する第1変動入球装
置(第1役物誘導装置が作動し、第1役物作動口が遊技
者にとって相対的に有利な状態に変化することを含む)
と、前記特定入球領域への遊技媒体の入球に基づき、前
記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって相対的に有利
となる特別遊技状態を発生させる特別遊技発生装置と、
前記特別遊技状態は遊技者にとっての有利度合いが相対
的に異なる複数の状態を含み、前記特定入球領域への遊
技媒体の入球に基づき、前記複数の状態のうちのいずれ
かを抽選するための抽選装置と、前記特別遊技状態中
に、役物作動用検知装置における遊技媒体の検知に基づ
き、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する第2
変動入球装置(第2役物誘導装置が作動し、第2役物作
動口が遊技者にとって相対的に有利な状態に変化するこ
とを含む)と、前記第2変動入球装置への有効な入球に
基づき、前記賞態様を遊技者にとって相対的に有利とす
ることが可能な賞態様増加装置と、を備えていることを
特徴とする。
技媒体の入球に基づき発生する特別遊技状態が、遊技者
にとっての有利度合いが相対的に異なる複数の状態を含
んで構成されている。したがって、遊技者は特別遊技状
態として複数の遊技状態を楽しむことができ、従来の遊
技機においては単調となり得る特別遊技状態においても
高い遊技興趣を付与することができる。さらに、抽選装
置により、特別遊技状態のいずれの状態が抽選されるか
遊技者にとって楽しみの要素が増すものとなる。一方、
遊技者に高い遊技興趣を付与することが可能となり得る
ため、遊技店にとって遊技機の稼働率を向上させること
が可能となり得る。なお、上記特定検知装置は、特定入
球装置又は特定通過装置に設けられた遊技媒体検知スイ
ッチとすることができ、役物作動用検知装置も、役物作
動用入球装置又は役物作動用通過装置に設けられた遊技
媒体検知スイッチとすることができる。
置への遊技媒体の入球に基づき、前記識別情報の1ない
し複数が表示されるものとすることができる。この場
合、いずれかの変動入球装置等への入球に基づき、組合
せの賞態様に係る識別情報が表示されるため、該賞態様
が遊技者にとって有利となる。
置と、前記抽選装置とが第1遊技態様用遊技装置群を構
成する。特に、前記第1遊技態様用遊技装置群は、遊技
盤面に形成された遊技領域の中央から左半面側に配設さ
れているものとすることができる。これにより、遊技者
は概ね遊技領域左側を狙って打てば特別遊技状態を得ら
れ易くなるとともに、遊技方法を遊技初心者にも簡単に
把握できるようにすることが可能となり得る。
2変動入球装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成す
る。特に、前記第2遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面
に形成された遊技領域の中央から右半面側に配設されて
いるものとすることができる。この場合、遊技者は、遊
技領域の中央から右半面側を狙って打つことにより少な
くとも特別遊技状態で獲得した賞を増加させることがで
き得る。
示し、その複数の判定図柄から所定の判定図柄を確定表
示することによって抽選を行うものとすることができ
る。このように、図柄により前記複数の特別遊技状態の
うちの一つを抽選するものとすれば、その図柄の表示に
よる遊技の興趣が一層高まる。また、前記抽選装置は、
前記第1変動入球装置に設けることができる。この場
合、変動入球装置に対して更なる遊技態様要素を付加す
ることになり、遊技者にとって遊技興趣が更に高まると
ともに、遊技装置の点数が減るためコスト削減に寄与す
ることが可能である。なお、抽選装置(判定図柄表示装
置)において、判定図柄の表示領域を複数設けることも
でき、その場合、判定図柄の組合せによって前記特別遊
技状態が決定されるものとすることができる。例えば、
各表示領域に判定図柄が複数表示可能とされ、各表示領
域に確定表示される判定図柄の組合せに対して、予め前
記特別遊技状態の種類を対応させて記憶装置に記憶させ
ておけば、所定の組合せで確定表示された場合に、その
記憶装置から対応する特別遊技状態の種類を読み出すこ
とができる。
なる複数の状態は、それぞれその特別遊技状態となる単
位遊技の数を異なるものとすることができる。このよう
にすることで、複数の特別遊技状態における有利度合い
が明確に異なるものとなり、遊技者にとって、複数の特
別遊技状態のうちいずれの遊技状態が抽選されるかにつ
いて楽しみが一層高まる。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、特定検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する第
1変動入球装置(第1役物誘導装置が作動し、第1役物
作動口が遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する
ことを含む)と、前記第1変動入球装置への遊技媒体の
入球に基づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変
表示装置と、前記第1変動入球装置に入球した遊技媒体
を一時的に貯留しておくことが可能な貯留装置と、その
貯留されている遊技媒体を、特定入球領域あるいは非特
定入球領域のいずれかに誘導可能であって、前記可変表
示装置において前記図柄が特定の表示態様で確定表示さ
れた場合に、前記遊技媒体を該特定入球領域に誘導する
誘導装置と、前記特定入球領域への遊技媒体の入球に基
づき、前記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって相対
的に有利となる特別遊技状態を発生させる特別遊技発生
装置と、前記特別遊技状態中に、役物作動用検知装置に
おける遊技媒体の検知に基づき、遊技者にとって相対的
に有利な状態に変化する第2変動入球装置(第2役物誘
導装置が作動し、第2役物作動口が遊技者にとって相対
的に有利な状態に変化することを含む)と、前記第2変
動入球装置への有効な入球に基づき、前記賞態様を遊技
者にとって相対的に有利とすることが可能な賞態様増加
装置と、を備えていることを特徴とする。
る図柄の特定の表示態様に基づき特別遊技状態が発生す
る。可変表示装置の作動契機は、単に始動検知装置の遊
技媒体の検知のみに基づくものでなく、特定検知装置の
検知により作動する第1変動入球装置への入球に基づく
ものとされている。したがって、可変表示装置を作動さ
せるための遊技が単調にならず、従来の遊技機にない遊
技興趣を付与することが可能となり得る。また、可変表
示装置において図柄が特定の表示態様にて確定表示され
た場合にも、貯留装置により貯留されている遊技媒体を
誘導装置により特定入球領域へ誘導し特別遊技状態を発
生させる構成としたために、その特別遊技状態の発生ま
での遊技態様によっても遊技者に高い遊技興趣を付与す
ることが可能となり得る。一方、遊技者に高い遊技興趣
を付与することが可能となり得るため、遊技店にとって
遊技機の稼働率を向上させることが可能となり得る。な
お、上記特定検知装置は、特定入球装置又は特定通過装
置に設けられた遊技媒体検知スイッチとすることがで
き、役物作動用検知装置も、役物作動用入球装置又は役
物作動用通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッチと
することができる。
に基づき、前記識別情報の1ないし複数が表示されるも
のとすることができる。この場合、第2変動入球装置へ
の入球に基づき、組合せの賞態様に係る識別情報が表示
されるため、該賞態様が遊技者にとって有利となる。
置と、前記可変表示装置と、前記貯留装置と、前記誘導
装置とが第1遊技態様用遊技装置群を構成する。特に、
前記第1遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面に形成され
た遊技領域の中央から左半面側に配設されているものと
することができる。これにより、遊技者は概ね遊技領域
左側を狙って打てば特別遊技状態を得られ易くなるとと
もに、遊技方法を遊技初心者にも簡単に把握できるよう
にすることが可能となり得る。
2変動入球装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成す
る。特に、前記第2遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面
に形成された遊技領域の中央から右半面側に配設されて
いるものとすることができる。この場合、遊技者は、遊
技領域の中央から右半面側を狙って打つことにより少な
くとも特別遊技状態で獲得した賞を増加させることがで
き得る。
とっての有利度合いが相対的に異なる複数の変動態様を
含むものとすることができる。具体的には、遊技者にと
って相対的に有利な状態の継続時間が異なる複数の変動
態様(変動状態)を含むものとすることができる。例え
ば、前記第1変動入球装置は、特定検知装置における遊
技媒体の検知により作動する(入球有利な開口状態とな
る)が、その作動の継続時間を異ならせることで、前記
第1変動入球装置の変動態様の有利度合いが相対的に異
なるものとなり、遊技者にとっていずれの態様で第1変
動入球装置が作動するかという楽しみにより遊技興趣が
一層高まる。
される前記特定の表示態様(以下、第1表示態様とも言
う)のうち、これがさらに特別の表示態様(以下、第2
表示態様とも言う)で確定表示された場合に、前記特別
遊技状態の終了後に、前記可変表示装置において前記第
1表示態様が確定表示される確率を変更する確率変更手
段が備えられているものとすることができる。この場
合、前記第2表示態様で確定表示された場合には、特別
遊技状態の終了後に次の特別遊技状態が発生する確率が
通常よりも遊技者にとって有利となり、大量の賞を獲得
することが可能となり得る。したがって、可変表示装置
における表示態様により遊技者に対して更なる遊技興趣
を付与することが可能となる。具体的には、前記特定の
表示態様は、確率変更用図柄と非確率変更用図柄とを含
み、確率変更用図柄にて確定表示された場合に前記確率
変更手段が作動するものとすることができる。一方、前
記確率変更手段により前記確率が変更された場合に、前
記第1変動入球装置の変動態様が変更されるものとする
ことができる。この場合、例えば、前記確率が通常より
も相対的に高く変更された場合に、前記第1変動入球装
置の変動態様を相対的に遊技者に有利なものに変更すれ
ば、その高確率状態においては遊技者にとって賞獲得が
一層有利となるため遊技者に対し高い遊技興趣を付与す
ることが可能となり得る。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、始動検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変表示装置
と、前記可変表示装置において前記図柄が特定の表示態
様で確定表示された場合に、遊技者にとって相対的に有
利な状態に変化する第1変動入球装置(第1役物誘導装
置が作動し、第1役物作動口が遊技者にとって相対的に
有利な状態に変化することを含む)と、前記第1変動入
球装置へ入球した前記遊技媒体を、特定入球領域あるい
は非特定入球領域のいずれかに誘導可能な誘導装置と、
前記特定入球領域への遊技媒体の入球に基づき、前記賞
態様が通常状態よりも遊技者にとって相対的に有利とな
る特別遊技状態を発生させる特別遊技発生装置と、前記
特別遊技状態中に、役物作動用検知装置における遊技媒
体の検知に基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態
に変化する第2変動入球装置(第2役物誘導装置が作動
し、第2役物作動口が遊技者にとって相対的に有利な状
態に変化することを含む)と、前記第2変動入球装置へ
の有効な入球に基づき、前記賞態様を遊技者にとって相
対的に有利とすることが可能な賞態様増加装置と、を備
えていることを特徴とする。
る図柄の特定の表示態様に基づき第1変動入球装置が入
球有利な状態となり、第1変動入球装置に入球した遊技
球が特定入球領域に入球すると特別遊技状態が発生す
る。ここで、遊技媒体は特定入球領域へは誘導装置によ
り誘導されるが、その誘導装置は特定入球領域あるいは
非特定入球領域のいずれかに誘導可能とされているた
め、いずれの領域に誘導されるかという不確定な要素に
より、遊技者に対して高い遊技興趣を付与することが可
能となり得る。すなわち、本発明の遊技機においては、
特定入球領域あるいは非特定入球領域のいずれに遊技媒
体が入球するかは、第1変動入球装置への遊技媒体の入
球態様ないし誘導装置への遊技媒体の入球態様によって
異なるものとされている。一方、本発明の遊技機は、遊
技者に高い遊技興趣を付与することが可能となり得るた
め、遊技店にとって遊技機の稼働率を向上させることが
可能となり得る。なお、上記始動検知装置は、始動入球
装置又は始動通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッ
チとすることができ、役物作動用検知装置も、役物作動
用入球装置又は役物作動用通過装置に設けられた遊技媒
体検知スイッチとすることができる。
置への遊技媒体の入球に基づき、前記識別情報の1ない
し複数が表示されるものとすることができる。この場
合、変動入球装置等への入球に基づき、組合せの賞態様
に係る識別情報が表示されるため、該賞態様が遊技者に
とって有利となる。
と、前記第1変動入球装置と、前記誘導装置とが第1遊
技態様用遊技装置群を構成する。特に、前記第1遊技態
様用遊技装置群は、遊技盤面に形成された遊技領域の中
央から左半面側に配設されているものとすることができ
る。これにより、遊技者は概ね遊技領域左側を狙って打
てば特別遊技状態を得られ易くなるとともに、遊技方法
を遊技初心者にも簡単に把握できるようにすることが可
能となり得る。
2変動入球装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成す
る。特に、前記第2遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面
に形成された遊技領域の中央から右半面側に配設されて
いるものとすることができる。この場合、遊技者は、遊
技領域の中央から右半面側を狙って打つことにより少な
くとも特別遊技状態で獲得した賞を増加させることがで
き得る。
保持可能な遊技媒体保持部を備え、該遊技媒体保持部
が、当該誘導装置の回転により、前記遊技媒体を前記特
定入球領域に誘導可能な第1保持部と、前記非特定入球
領域に誘導可能な第2保持部とを備えるものとすること
ができる。この場合、遊技媒体が第1保持部又は第2保
持部のいずれに保持されるかによって、特別遊技状態が
発生するか否かが決定するため、誘導装置への遊技媒体
の入球態様が遊技者にとって注目の集まるものとなり、
その入球態様により遊技者に高い興趣を付与することが
可能となり得る。なお、前記誘導装置は遊技中において
常に回転しているものとすることもできるし、少なくと
も当該誘導装置への遊技媒体の入球の際に回転している
ものとすることもできる。また、前記誘導装置は、前記
可変表示装置に確定表示される図柄の種類又は組合せに
より、その誘導の態様が異なるものとすることができ
る。具体的には、上記回転の態様を異なるものとするこ
とができ、例えば、回転速度を異ならせたり、回転方向
を右回り又は左回りのいずれかに変化させたりすること
ができる。
球に基づき、前記可変表示装置における前記図柄の特定
表示態様を増加させる特定図柄表示態様増加手段を備え
るものとすることができる。この場合、特定図柄表示態
様増加手段により特定表示態様で確定表示される確率が
高くなり、前記第1変動入球装置が相対的に有利な状態
になる確率も高くなるため、遊技者は特別遊技状態を発
生し易くなる。したがって、遊技者は一層有利に賞を獲
得することが可能となり得る。なお、前記特定図柄表示
態様増加手段は、前記特定表示態様(第1特定表示態
様)のうち、特別の第2特定表示態様で確定表示された
場合に作動するものとすることができる。
にとっての有利度合いが相対的に異なる複数の変動態様
を含むものとすることができる。具体的には、遊技者に
とって相対的に有利な状態の継続時間が異なる複数の変
動態様(変動状態)を含むものとすることができる。例
えば、前記第1変動入球装置は、特定検知装置における
遊技媒体の検知により作動する(入球有利な開口状態と
なる)が、その作動の継続時間を異ならせることで、前
記第1変動入球装置の変動態様の有利度合いが相対的に
異なるものとなり、遊技者にとっていずれの態様で第1
変動入球装置が作動するかという楽しみにより、遊技興
趣が一層高まる。特に、前記特定図柄表示態様増加手段
が作動した場合に、前記第1変動入球装置の変動態様が
変更されるものとすることができる。この場合、例え
ば、前記図柄が特定表示態様で確定表示される確率が通
常よりも相対的に高く変更された場合に、前記第1変動
入球装置の変動態様を相対的に遊技者に有利なものに変
更すれば、その高確率状態においては遊技者にとって賞
獲得が一層有利となるため遊技者に対し高い遊技興趣を
付与することが可能となり得る。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、始動検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、1ないし複数の図柄を可変表示する第1可変表示
装置と、前記第1可変表示装置において前記図柄が特定
の表示態様で確定表示された場合に、遊技者にとって相
対的に有利な状態に変化する第1変動入球装置(第1役
物誘導装置が作動し、第1役物作動口が遊技者にとって
相対的に有利な状態に変化することを含む)と、前記第
1変動入球装置への遊技媒体の入球に基づき、1ないし
複数の図柄を可変表示する第2可変表示装置と、前記第
1変動入球装置に入球した遊技媒体を一時的に貯留して
おくことが可能な貯留装置と、前記貯留されている遊技
媒体を、特定入球領域あるいは非特定入球領域のいずれ
かに誘導可能であって、前記第2可変表示装置において
前記図柄が特定の表示態様で確定表示された場合に、前
記遊技媒体を前記特定入球領域に誘導する誘導装置と、
前記特定入球領域への遊技媒体の入球に基づき、前記賞
態様が通常状態よりも遊技者にとって相対的に有利とな
る特別遊技状態を発生させる特別遊技発生装置と、前記
特別遊技状態中に、役物作動用検知装置における遊技媒
体の検知に基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態
に変化する第2変動入球装置(第2役物誘導装置が作動
し、第2役物作動口が遊技者にとって相対的に有利な状
態に変化することを含む)と、前記第2変動入球装置へ
の遊技媒体の有効な入球に基づき、前記賞態様を遊技者
にとって相対的に有利とすることが可能な賞態様増加装
置と、を備えていることを特徴とする。
おける図柄の特定の表示態様に基づき特別遊技状態が発
生する。第2可変表示装置の作動契機は、単に始動検知
装置への遊技媒体の検知のみに基づくものでなく、始動
検知装置の検知により作動する第1可変表示装置におけ
る図柄の表示態様により変化する第1変動入球装置への
入球に基づくものとされている。したがって、特別遊技
状態の作動契機となる第2可変表示装置を作動させるた
めの遊技が単調にならず、従来の遊技機にない遊技興趣
を付与することが可能となり得る。また、第2可変表示
装置において図柄が特定の表示態様にて確定表示された
場合にも、貯留装置により貯留されている遊技媒体を誘
導装置により特定入球領域へ誘導し特別遊技状態を発生
させる構成としたために、その特別遊技状態の発生まで
の遊技態様によっても遊技者に高い遊技興趣を付与する
ことが可能となり得る。一方、遊技者に高い遊技興趣を
付与することが可能となり得るため、遊技店にとって遊
技機の稼働率を向上させることが可能となり得る。な
お、上記始動検知装置は、始動入球装置又は始動通過装
置に設けられた遊技媒体検知スイッチとすることがで
き、役物作動用検知装置も、役物作動用入球装置又は役
物作動用通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッチと
することができる。
置への遊技媒体の入球に基づき、前記識別情報の1ない
し複数が表示されるものとすることができる。この場
合、第1変動入球装置又は第2変動入球装置への入球に
基づき、組合せの賞態様に係る識別情報が表示されるた
め、該賞態様が遊技者にとって有利となる。
置と、前記第1変動入球装置と、前記第2可変表示装置
と、前記貯留装置と、前記誘導装置とが第1遊技態様用
遊技装置群を構成する。特に、前記第1遊技態様用遊技
装置群は、遊技盤面に形成された遊技領域の中央から左
半面側に配設されているものとすることができる。これ
により、遊技者は概ね遊技領域左側を狙って打てば特別
遊技状態を得られ易くなるとともに、遊技方法を遊技初
心者にも簡単に把握できるようにすることが可能となり
得る。
2変動入球装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成す
る。特に、前記第2遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面
に形成された遊技領域の中央から右半面側に配設されて
いるものとすることができる。この場合、遊技者は、遊
技領域の中央から右半面側を狙って打つことにより少な
くとも特別遊技状態で獲得した賞を増加させることがで
き得る。
とっての有利度合いが相対的に異なる複数の変動態様を
含むものとすることができる。具体的には、遊技者にと
って相対的に有利な状態の継続時間が異なる複数の変動
態様(変動状態)を含むものとすることができる。例え
ば、前記第1変動入球装置は、第1可変表示装置の図柄
の表示態様により作動する(入球有利な開口状態とな
る)が、その作動の継続時間を異ならせることで、前記
第1変動入球装置の変動態様の有利度合いが相対的に異
なるものとなり、遊技者にとっていずれの図柄の表示態
様で第1変動入球装置が作動するかという楽しみにより
遊技興趣が一層高まる。
表示される前記特定の表示態様(以下、第1表示態様と
も言う)のうち、特別の表示態様(以下、第2表示態様
とも言う)で確定表示された場合に、前記特別遊技状態
の終了後に、前記第2可変表示装置において前記第1表
示態様が確定表示される確率を変更する確率変更手段が
備えられているものとすることができる。この場合、前
記第2表示態様で確定表示された場合には、特別遊技状
態の終了後に次の特別遊技状態が発生する確率が通常よ
りも遊技者にとって有利となり、大量の賞を獲得するこ
とが可能となり得る。したがって、第2可変表示装置に
おける表示態様により遊技者に対して更なる遊技興趣を
付与することが可能となり得る。なお、前記確率変更手
段により前記確率が変更された場合に、前記第1変動入
球装置の変動態様が変更されるものとすることができ
る。この場合、例えば、前記確率が通常よりも相対的に
高く変更された場合に、前記第1変動入球装置の変動態
様を相対的に遊技者に有利なものに変更すれば、その高
確率状態においては遊技者にとって賞獲得が一層有利と
なるため遊技者に対し高い遊技興趣を付与することが可
能となり得る。
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、始動検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変表示装置
と、前記可変表示装置において前記図柄が特定の表示態
様で確定表示された場合に、遊技者にとって相対的に有
利な状態に変化する第1変動入球装置(第1役物誘導装
置が作動し、第1役物作動口が遊技者にとって相対的に
有利な状態に変化することを含む)と、特定入球領域と
非特定入球領域とを有し、特定検知装置における遊技媒
体の検知に基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態
に変化する第2変動入球装置(第2役物誘導装置が作動
し、第2役物作動口が遊技者にとって相対的に有利な状
態に変化することを含む)と、前記特定入球領域への遊
技媒体の入球に基づき、前記賞態様が通常状態よりも遊
技者にとって相対的に有利となる特別遊技状態を発生さ
せる特別遊技発生装置と、前記特別遊技状態が発生して
いない通常遊技状態中に、前記遊技媒体の入球に基づ
き、前記賞態様が遊技者にとって相対的に有利となる第
1賞態様増加装置と、前記特別遊技状態中に、前記遊技
媒体の入球に基づき、前記賞態様が遊技者にとって相対
的に有利となる第2賞態様増加装置と、を備えているこ
とを特徴とする。
状態)と特別遊技状態との2つの遊技状態から構成され
ている。普通状態(通常遊技状態)において、図柄表示
に基づく第1変動入球装置の作動により、遊技者は相対
的に有利な状態が得られるとともに、さらに、第2変動
入球装置における特定入球領域への遊技媒体の入球に基
づいて特別遊技状態となり、遊技者は有利な状態が得ら
れるものとされている。したがって、遊技者は始動検知
装置を狙って得点等の賞を獲得する遊技と、特定入球装
置を狙って特別遊技状態を発生させ、結果的に得点等の
賞を増加させる遊技との2つを楽しむことが可能となり
得る。特に、可変表示装置において、特定の表示態様が
確定表示される確率を高くすれば、第1変動入球装置が
遊技者にとって相対的に有利な状態に変化する割合も高
まるので、賞が獲得し易くなり、普通状態(通常遊技状
態)においても遊技者の遊技意欲を減退させることが少
なくなり得る。さらに、普通状態(通常遊技状態)及び
特別遊技状態のいずれにおいても、賞態様増加装置の作
動により組合せの賞態様を増加させることが可能なた
め、遊技者の遊技意欲は一層高まるものとなる。一方、
遊技店にとって遊技機の稼働率を向上させることが可能
となり得る。なお、上記始動検知装置は、始動入球装置
又は始動通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッチと
することができ、特定検知装置も、特定入球装置又は特
定通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッチとするこ
とができ、さらには役物作動用検知装置も、役物作動用
入球装置又は役物作動用通過装置に設けられた遊技媒体
検知スイッチとすることができる。
置への遊技媒体の入球に基づき、前記識別情報の1ない
し複数が表示されるものとすることができる。この場
合、いずれかの変動入球装置等への入球に基づき、組合
せの賞態様に係る識別情報が表示されるため、該賞態様
が遊技者にとって有利となる。また、第1変動入球装置
と第2変動入球装置とにおいて遊技者にとっての有利の
度合いが相対的に異なるものとすれば、いずれの変動入
球装置の作動条件、すなわち上記始動検知装置又は役物
作動用検知装置のいずれに対して遊技媒体が検知される
か(すなわち通過ないし入球するか)等により遊技者に
対し一層高い遊技興趣を付与することが可能となり得
る。
単位遊技において発生した賞態様に更なる賞を加算し、
前記第2賞態様増加装置は、前記単位遊技において発生
した賞態様を倍増するものとすることができる。このよ
うに、普通状態(通常遊技状態)と特別遊技状態との間
で、賞態様増加装置の有利度合いを異ならせ、特に、特
別遊技状態において普通状態(通常遊技状態)よりも賞
態様の増加が大きいものとしたため、遊技者は特別遊技
状態を発生させることでより大きい賞を獲得可能である
とともに、普通状態(通常遊技状態)においてもある程
度の賞を獲得することが可能となり得、遊技者に対し高
い遊技興趣を付与することが可能となり得る。
と、前記第1変動入球装置と、前記第1賞態様増加装置
とが第1遊技態様用遊技装置群を構成する。また、前記
可変表示装置に確定表示される図柄の種類又は組合せに
基づき、前記第1変動入球装置が異なる変動態様を示す
ものとすることができる。具体的には、第1変動入球装
置に一対の可動片を設け、該可動片が開状態となること
で入球有利な状態となり、その開状態が継続される時間
が、前記図柄の種類又は組合せにより相対的に異なるも
のとすることができる。この場合、確定表示される図柄
がどのような態様になるか否かにより、遊技者にとって
一層高い遊技興趣を付与することが可能となり得る。な
お、前記第1遊技態様用遊技装置群は、遊技盤面に形成
された遊技領域の中央から左半面側に配設されているも
のとすることができる。これにより、普通状態(通常遊
技状態)において、概ね遊技領域左側を狙って打てば賞
態様を得られ易くなるとともに、遊技方法を遊技初心者
にも簡単に把握できるようにすることが可能となり得
る。
入球装置とが第2遊技態様用遊技装置群を構成し、該第
2遊技態様用遊技装置群は、前記第1遊技態様用遊技装
置群とは独立して遊技態様を構成するものとすることが
できる。すなわち、第2遊技態様用遊技装置群を狙って
打つことにより、遊技者は積極的に特別遊技状態の発生
を狙うことが可能となり得る。なお、前記第2遊技態様
用遊技装置群は、遊技盤面に形成された遊技領域の略中
央部に配設されているものとすることができる。しか
も、遊技領域の中央から左半面側に第1遊技態様用遊技
装置群を配置した場合には、略中央部から左側を遊技者
が狙って打つことにより、一連の遊技の流れを通じて賞
又は特別遊技状態の発生を得られ易くなり得る。
態様用遊技装置を構成し、該第3遊技態様用遊技装置を
前記第1遊技態様用遊技装置群とは独立して遊技態様を
構成するものとすることができる。なお、前記第3遊技
態様用遊技装置は、遊技盤面に形成された遊技領域の中
央から右半面側に配設されているものとすることができ
る。この場合、遊技者は、遊技領域の中央から右半面側
を狙って打つことにより少なくとも特別遊技状態で獲得
した賞を増加させることができる。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、前記入球領域には入球検知手段が設けら
れ、前記単位遊技において遊技領域に発射された遊技媒
体又は発射とみなされた遊技媒体よりも多くの数の遊技
媒体が前記入球検知手段に検知された場合に、その超過
分の入球を無効とする入球判定手段が設けられているこ
とを特徴とする。
られた遊技媒体数の入球のみを有効とすることができ、
単位遊技において上限以上の遊技媒体を発射又は発射と
みなして賞を得る等の不正を防止することが可能となり
得る。すなわち、単位遊技を確実に予め決まった遊技媒
体の数で行うことができ得る。なお、遊技領域に発射又
は発射とみなされた遊技媒体とは、発射装置により発射
又は発射とみなされた遊技媒体から、遊技領域に到達せ
ずに戻ってきたもの(例えばファール球)を差し引いた
ものを言い、具体的には、例えば(1)発射された遊技
媒体を検知する発射球検知センサに検知された数から、
遊技領域に到達せずに戻ってきた遊技媒体を検知する戻
りセンサ(例えば戻り球センサ、ファール球センサ等)
により検知された数を差し引いた遊技媒体の数が、上記
遊技領域に発射された遊技媒体の数となる。(2)遊技
媒体を発射装置の発射位置に導く球送り装置において、
発射する遊技媒体を検知するセンサに検知された数か
ら、遊技領域に到達せずに戻ってきた遊技媒体を検知す
る戻りセンサ(例えば戻り球センサ、ファール球センサ
等)により検知された数を差し引いた遊技媒体の数が、
上記遊技領域に発射された遊技媒体の数となる。(3)
発射装置において、遊技媒体を打撃するための発射ハン
マが該遊技媒体と接触し通電したことを検知するセンサ
に検知された数から、遊技領域に到達せずに戻ってきた
遊技媒体を検知する戻りセンサ(例えば戻り球センサ、
ファール球センサ等)により検知された数を差し引いた
遊技媒体の数が、上記遊技領域に発射された遊技媒体の
数となる。なお、単位遊技において遊技領域に発射され
得る遊技媒体に上限があって、その上限よりも多くの数
の遊技媒体が入球検知手段に検知された場合に、その超
過分の入球を無効とする入球判定手段が設けられている
ものとすることもできる。
の遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示し、該識別
情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技機におい
て、前記入球領域には入球検知手段が設けられ、前記単
位遊技において前記入球検知手段において検知された遊
技媒体の数と、遊技領域に発射された遊技媒体の数とが
その発射時から所定時間経過して異なる場合に、異常と
判定する異常判定手段を備えたものとすることもでき
る。また、前記異常判定手段により異常と判定された場
合に、該異常を報知する異常報知手段を備えることもで
きる。あるいは、異常と判定された場合に、前記入球検
知手段において検知された遊技媒体の数と発射された遊
技媒体の数との差に関する情報を表示する異常情報表示
手段を備えることもできる。この場合、発射された遊技
媒体が遊技領域に設けられた障害釘等に引っかかった場
合等に異常と判定することが可能となり、該異常を報知
手段により遊技者又は当該遊技機を設置した遊技店の店
員等に報知することが可能となる。したがって、異常に
迅速に気付くことが可能となり得るとともに、該異常に
対して迅速に対処することが可能となり得る。なお、異
常判定された場合に、当該単位遊技をその異常判定時に
中止するための遊技中断手段を設けることも可能であ
る。具体的には、異常判定手段により異常と判定された
場合に、発射装置における遊技媒体の発射を中断する処
理を行うものとすることが可能である。なお、このよう
な報知手段としては7セグメントLEDや液晶等により
表示したり、ランプ等により点灯表示したりして該異常
を報知することが可能である。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、特定入球領域と非特定入球領域とを有する
特定入球装置と、特定入球領域への遊技媒体の入球に基
づき、前記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって相対
的に有利となる特別遊技状態を発生させる特別遊技発生
装置とを備え、前記特定入球領域への遊技媒体の入球
は、前記特定入球装置への入球が検知された後の所定時
間のみ有効とされていることを特徴とする。
を検知するセンサ等の入球検知手段の検知を上記所定時
間のみ有効化することができる。つまり、常時、該検知
を有効とすると上記センサ等の入球検知手段に対して不
正を行って特別遊技状態を発生させることが可能とな
り、不正に賞態様を獲得すること等が発生し得るため、
この場合、これを防止することが可能となり得る。な
お、可変表示装置を備える遊技機においては、該可変表
示装置において図柄が特定の表示態様で確定表示された
後の所定時間のみ、前記特定入球領域への遊技媒体の入
球を有効とするものとすることも可能である。また、上
記特定入球領域に開閉板等の開閉機構が設けられた遊技
機においては、該開閉機構が作動(開作動)した後の所
定時間のみ、前記特定入球領域への遊技媒体の入球を有
効とするものとすることも可能である。このように、特
別遊技発生装置の作動契機となる特定入球領域への遊技
媒体の入球について、その入球検知手段の入球検知に対
して有効時間を設けることで、不正に特別遊技発生装置
を作動させる等の不正遊技を防止することが可能となり
得る。
なった場合、所定回数の単位遊技が終了した後に、その
特定入球領域への入球を無効となるものとすることがで
きる。具体的には、上記センサ等の入球検知手段の入球
検知が有効化された場合に、所定回数の単位遊技におい
て上記入球検知手段の入球検知の有効化を継続させるも
のとすることができる。例えば、有効化された単位遊技
のみ入球を有効化する場合は、当該有効化された単位遊
技が終了した時点で入球を無効にすることができ、ま
た、有効化された単位遊技を含めて所定回数の単位遊技
について入球を有効化する場合は、その所定回数の単位
遊技が終了した時点で入球を無効にすることができる。
なお、所定回数の単位遊技が終了する前に特定入球領域
への入球が検知された場合には、その時点で入球を無効
にすることも可能である。このような構成とすることに
より、例えば前記特定入球装置内で遊技媒体がひっかか
るなどして特定入球領域に入球し検知されるまでに時間
がかかる場合等においても、単位遊技が終了するまで有
効とされているため、確実に特定入球領域への遊技媒体
の入球を検知することが可能となり得る。
の遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示し、該識別
情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技機におい
て、特定入球領域と非特定入球領域とを有する特定入球
装置と、特定入球領域への遊技媒体の入球に基づき、前
記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって相対的に有利
となる特別遊技状態を発生させる特別遊技発生装置とを
備え、前記特定入球領域への遊技媒体の入球は、前記特
定入球装置への遊技媒体の入球が検知されると有効とな
り、前記特定入球領域又は非特定入球領域への遊技媒体
の入球が検知されると無効となるものとすることもでき
る。
は遊技媒体の入球を検知するための第1入球検知装置が
設けられ、特定入球領域及び非特定入球領域には遊技媒
体の入球を検知するための第2入球検知装置及び第3入
球検知装置がそれぞれ設けられている。上記構成の遊技
機においては、第1入球検知装置において入球検知があ
った場合に、第2入球検知装置及び第3入球検知装置に
おける入球が有効となり、該第2入球検知装置又は第3
入球検知装置において入球検知があった場合に、それら
第2及び第3入球検知装置における入球が無効となる。
この場合、特定入球装置(特定入球口)内で遊技媒体が
ひっかかるなどして、特定入球領域又は非特定入球領域
に入球するまでに長い時間を要した場合でもその入球が
有効となり、特定入球装置に入球した遊技媒体を確実に
特定入球領域又は非特定入球領域のいずれかにて検知す
ることが可能となり得る。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、役物作動用検知装置における遊技媒体の検
知に基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化
する変動入球装置(役物誘導装置が作動し、役物作動口
が遊技者にとって相対的に有利な状態に変化することを
含む)と、該変動入球装置への有効な入球に基づき、前
記賞態様を遊技者にとって相対的に有利とすることが可
能な賞態様増加装置とを備え、前記賞態様増加装置は、
該賞態様増加装置が作動を開始した単位遊技の終了時点
で、その作動を終了することを特徴とする。
単位遊技において、遊技者が組合せに基づく賞態様を得
られなかった場合に、該賞態様増加装置の作動を次の第
2の単位遊技に持ち越すものとする場合は、第1の単位
遊技で賞態様を獲得した場合と獲得しなかった場合との
間において、賞獲得の差が殆ど生じないものとなるが、
複数の遊技が進んでいくうちに、その獲得した賞がいつ
の時点のものか遊技者が明確に把握できない場合も発生
し得る。しかしながら、上記遊技機によると、賞態様増
加装置の作動の終了契機が遊技者にとって分かりやすく
なるので、単位遊技と獲得した賞との対応関係が明確に
なって遊技者がその獲得した賞(利益)を確実に把握で
きる。結果的には、全ての遊技者が同一の条件にて遊技
を行うことが可能となる。すなわち、前記単位遊技の終
了時点で、賞態様の獲得が無かった場合にもその作動を
終了するものとするので、次の単位遊技においては、常
に同一の条件で遊技を行うことが可能となり得る。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、前記遊技機に備える遊技装置の作動が終了
した後に、次の単位遊技に進むことを特徴とする。
において作動を開始した遊技装置の作動が、次の単位遊
技に跨って作動することがなくなり、単位遊技の開始契
機及び終了契機が明確となり、単位遊技毎に遊技者は自
分の利益又は不利益を確認できる。
開始契機として、次のような構成とすることも可能であ
る。すなわち、単位遊技における複数の入球領域への遊
技媒体の入球に関連した識別情報を表示し、該識別情報
の組合せに基づき賞態様を決定する遊技機において、所
定数の遊技媒体が前記入球領域に入球し、前記単位遊技
において作動する遊技装置の作動が終了した後に、次の
単位遊技に進むものとすることも可能である。この場合
も、特定の遊技装置の作動が次回の単位遊技に跨ること
を防止することが可能となり得る。したがって、上記と
同様な効果が発生し得る。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、所定条件の成立に基づき作動する役物誘導
装置と、該役物誘導装置の作動にしたがって開閉動作を
行う役物作動口とを備え、前記役物作動口は、特定入球
領域と非特定入球領域とを備える特定入球口(特定入球
装置)とされており、前記特定入球領域への遊技媒体の
入球に基づき、前記賞態様が通常状態よりも遊技者にと
って相対的に有利となる特別遊技状態を発生させる特別
遊技発生装置を備えるとともに、前記特定入球口には前
記遊技媒体の入球を検知する入球検知手段が備えられ、
該入球検知手段において前記遊技媒体の入球が検知され
た場合に前記特定入球領域への前記遊技媒体の入球が有
効となるものとされ、前記入球検知手段は、前記役物誘
導装置が作動している場合にその入球検知が有効になる
ものとされていることを特徴とする。
件の成立、ロ)役物誘導装置の作動、ハ)特定入球口に
おける入球検知手段による入球検知、ニ)特定入球領域
への入球による入球検知、の一連の要件を全て満たした
場合に特別遊技発生装置が作動するため、部分的に入球
検知手段等に対して不正を行っても、特別遊技状態を発
生させることはできない。すなわち、不正を行うために
は上記全ての要件を満たす必要があり、不正者の労力を
増やし、不正しにくくする機構とすることができる。な
お、前記特定入球領域への前記遊技媒体の入球が有効と
なることは、該特定入球領域に設けられた入球検知手段
の入球検知が有効となることである。また、上記役物誘
導装置の作動条件としては、可変表示装置において図柄
等が特定の表示態様にて確定表示された場合を例示する
ことができる。
技における複数の入球領域への遊技媒体の入球に関連し
た識別情報を表示し、該識別情報の組合せに基づき賞態
様を決定する遊技機において、前記単位遊技において入
球領域に入球した遊技媒体の数を計数する計数手段を備
え、該計数手段による計数値が、前記単位遊技における
上限値となった場合、所定の時間t1経過後に次の単位
遊技に進むものとされており、遊技態様に応じて作動す
る前記遊技装置の作動開始から終了までの作動時間t2
が、前記時間t1よりも短くされていることを特徴とす
る。
作動時間t2が一定となり、且つその作動時間t2を次
の単位遊技に進むまでの時間t1よりも短くしたため
に、該遊技装置の作動が次の単位遊技に跨ることがな
く、単位遊技の開始契機及び終了契機が明確となり、単
位遊技毎に遊技者は、自分の利益又は不利益を確認でき
る。また、作動時間t2だけ次の単位遊技に進むまでの
時間t1を延長する等の処理を行わないために、当該遊
技機の稼働が上がり、遊技機を設置する遊技店の利益増
大にも繋がる。
装置は、例えば、所定条件の成立に基づいて作動する役
物誘導装置を例示することができ、該役物誘導装置の作
動条件としては、例えば可変表示装置において図柄等の
識別情報が特定の表示態様にて確定表示された場合や、
役物誘導装置を作動させるための作動ゲート等の作動検
知手段により遊技媒体が検知された場合等を例示するこ
とができる。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、所定条件の成立に基づいて前記賞態様が通
常状態よりも遊技者にとって相対的に有利となる特別遊
技状態を発生させる特別遊技発生装置と、前記特別遊技
状態中に、役物作動用検知装置における遊技媒体の検知
に基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化す
る変動入球装置(役物誘導装置が作動し、役物作動口が
遊技者にとって相対的に有利な状態に変化することを含
む)と、前記変動入球装置への有効な入球に基づき、前
記賞態様を遊技者にとって相対的に有利とすることが可
能な賞態様増加装置とを備え、前記変動入球装置は、該
変動入球装置への前記遊技媒体の入球があると、遊技者
にとって相対的に不利な状態に変化するものであり、そ
の単位遊技において、次回以降遊技者にとって相対的に
有利な状態に変化した場合に、該有利な状態の時間が短
縮されることを特徴とする。
装置への遊技媒体の入球は、1つの遊技媒体の入球のみ
で良いため、該入球後の変動入球装置の上記有利な状態
(開放状態等)は、遊技者にとって殆ど価値のないも
の、あるいは組合せにより賞態様を決定する遊技機にお
いては一旦入球した装置(領域)へ再び入球することは
組合せの機会が低減するため遊技者にとって不利益とな
る。そこで上記遊技機においては、変動入球装置の有利
な状態を時間短縮することになり、すなわち遊技者にと
って価値の少ない遊技装置の作動時間を短くすることが
でき、遊技者に不利益を与えることを低減することが可
能となり得る。なお、上記特別遊技発生装置は、特定入
球領域への遊技媒体の入球に基づいて作動するものとす
ることができる。また、上記役物作動用検知装置は、例
えば検知手段を備えた作動用ゲート等を例示することが
でき、特別遊技状態中において常にその検知を有効とす
ることが可能である。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、所定条件の成立に基づいて前記賞態様が通
常状態よりも遊技者にとって相対的に有利となる特別遊
技状態を発生させる特別遊技発生装置と、前記特別遊技
状態中に、役物作動用検知装置における遊技媒体の検知
に基づき、遊技者にとって相対的に有利な状態に変化す
る変動入球装置(役物誘導装置が作動し、役物作動口が
遊技者にとって相対的に有利な状態に変化することを含
む)と、前記変動入球装置への有効な入球に基づき、前
記賞態様を遊技者にとって相対的に有利とすることが可
能な賞態様増加装置とを備え、前記特別遊技発生装置が
作動している単位遊技において、前記変動入球装置に遊
技媒体の入球があると、当該単位遊技における前記役物
作動用検知装置の遊技媒体の検知が無効となることを特
徴とする。
なる変動入球装置への遊技媒体の入球は、1つの遊技媒
体の入球のみで良いため、該変動入球装置を有利な状態
に変化させるための役物作動用検知装置の遊技媒体の検
知を無効とする役物作動用検知装置無効化手段を備える
ものとした。したがって、遊技者にとって価値の少ない
遊技装置(役物作動用検知装置)の作動を減らすことが
でき、遊技者に不利益を与えることを低減することが可
能となり得る。なお、この場合も、上記特別遊技発生装
置は、特定入球領域への遊技媒体の入球に基づいて作動
するものとすることができる。また、上記役物作動用検
知装置は、例えば検知手段を備えた作動用ゲート等を例
示することができ、特別遊技状態中において常にその検
知を有効とすることが可能である。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、遊技の制御を司る遊技制御手段と、前記遊
技媒体を発射するための発射装置と、該発射装置から発
射された遊技媒体を検知するための発射球検知装置とを
備え、前記発射球検知装置からの検知情報がパルス信号
として前記遊技制御手段に送信(入力)されるものであ
って、該パルス信号のパルス幅を増大させるためのパル
ス幅増大手段が備えられていることを特徴とする。
く行われるために(単位時間あたりの発射回数が非常に
多い。例えば1分間に100発発射可能)、発射球検知
装置において検知した検知情報が的確に遊技制御手段に
入力されない場合がある。例えば、検知に基づいて立ち
上がりのパルス信号を発生させ、該パルス信号の入力に
基づいて発射数等を計数する場合、発生するパルス信号
のパルス幅が非常に小さいものとなる。しかしながら、
そのようなパルス幅の小さいパルス信号を遊技制御装置
に入力したとしても正確に感知できない場合があり、し
たがって発射数を正確に計数できない等の問題が生じる
場合がある。そこで上記のように、発生したパルス信号
のパルス幅を増大させるパルス幅増大手段を設けること
により、確実に検知情報を認識可能となり、したがって
正確な発射数計数を行うことが可能となり得る。なお、
パルス幅増大手段としては、例えばマルチバイブレータ
等を遊技制御手段の入力回路部等に設けることにより実
現することが可能である。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、前記賞態様として遊技媒体が払い出される
ものとされ、該賞態様が成立した時点で前記遊技媒体が
払い出されることを特徴とする。なお、その払出し後に
前記賞態様増加装置が作動した場合は、その時点で賞態
様増加装置の作動による増加分の遊技媒体を払い出すも
のとすることができる。この場合、賞態様が成立した時
点で遊技媒体を払い出すため、払出し時期が遊技者にと
って分かりやすくなり、払出しに関する装置等の異常
(球詰まり等)にも気付きやすいものとなる。
場合、単位遊技において遊技領域に発射され得る遊技媒
体の上限値の遊技媒体が入球検知手段に検知された場合
に、賞態様増加装置の作動による増加分の遊技媒体を払
い出すものとすることができる。また、当該単位遊技に
おいて作動し得る遊技装置の作動が終了した場合に、賞
態様増加装置の作動による増加分の遊技媒体を払い出す
ものとすることができる。具体的には、当該単位遊技に
おいて遊技領域に発射され得る上限値の遊技媒体が入球
検知手段により検知された場合に作動している遊技装置
(例えば遊技領域に配設された遊技装置)の作動が終了
した場合に払い出すものとすることができる。あるい
は、当該単位遊技において遊技領域に発射され得る上限
値の遊技媒体が入球検知手段により検知された後の所定
時間経過後に、賞態様増加装置の作動による増加分の遊
技媒体を払い出すものとすることができる。いずれの場
合も、賞態様増加装置の作動による増加分の払出し時期
を明確にしたために遊技者に払出しに対する不信感を抱
かせる等を防止することが可能となり得る。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、遊技の制御を司る遊技制御手段と、前記遊
技媒体を発射するための発射装置と、該発射装置の作動
状況を検知するための発射状況検知手段とを備え、前記
発射状況検知手段からの検知信号が前記遊技制御手段に
送信(入力)されることを特徴とする。
御手段に送信されることにより、遊技制御手段は発射装
置の状況(作動状況)を判断することが可能となり得
る。検知信号としては、例えば発射装置が作動中である
ことを示す発射装置作動中信号、発射装置が非作動中で
あることを示す非作動信号、発射装置において異常が生
じたことを示す発射異常信号等を例示することができ
る。例えば、発射装置作動中信号が送信されている場合
に、発射装置から発射された遊技媒体を検知するための
発射球検知装置からの検知信号が無い場合(発射が無い
場合)は、例えば発射装置がいわゆる空打ち状態である
可能性があるために、報知手段を設けて遊技者に対して
発射するための遊技媒体が不足していること(上皿に遊
技媒体が乗っていないこと)を報知することが可能とな
り得る。報知手段としては、音声及びランプ、液晶、7
セグメントLED等による表示により実現することが可
能である。
ータ等)の作動を意味する。したがって、発射装置の駆
動部の作動を検知することにより単位遊技の開始時を認
識することが可能となり得る。したがって、例えば遊技
機を検査する第三者検査機関が定める試験端子に発射装
置の作動に基づく遊技開始の信号を出力することで、確
実に単位遊技開始時を把握することが可能となり、第三
者検査機関の検査を容易化し、新機種の検定合格を短期
間で勝ち取ることができ、ひいてはその実用化促進にも
寄与することが可能となり得る。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、前記単位遊技において遊技領域に発射され
得る遊技媒体に上限があって、その上限値の遊技媒体が
入球検知手段に検知された場合に、その検知された後の
所定時間が経過した後に、次の単位遊技に進むものとさ
れており、該所定時間の間に遊技者に対して時間待ち状
態である旨を報知するための待ち状態報知手段を備える
ことを特徴とする。
おいては、該遊技確認時間の間は発射装置が作動しない
ものとされている。したがって、特に遊技経験の少ない
遊技者にとっては発射装置の異常(故障)と間違える場
合があるが、上記のように待ち状態報知手段を具備させ
ることにより、遊技者に対して上記のような故障等の間
違い(勘違い)を生じさせることを防止可能となり得
る。なお、待ち状態報知手段としては、ランプ(LE
D)等による点灯報知、音声等による報知、液晶等によ
る文字・図形等の表示報知等を例示することが可能であ
る。
入球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報を表示
し、該識別情報の組合せに基づき賞態様を決定する遊技
機において、始動検知装置における遊技媒体の検知に基
づき、1ないし複数の図柄を可変表示する可変表示装置
と、前記遊技媒体を発射するための発射装置と、該発射
装置から遊技領域に発射された遊技媒体を計数するため
の発射球数計数手段と、前記始動検知装置において遊技
媒体が検知された場合、前記発射球数計数手段により計
数された発射球数に基づいて、前記可変表示装置におけ
る図柄の可変表示パターンを決定する可変表示パターン
決定手段とを備えていることを特徴とする。
た発射球数が多いとき、すなわち単位遊技にて発射され
た遊技媒体が上限値に近い場合(例えば2,3個前の場
合、あるいは上限値の半分、若しくはそれよりも多い場
合)には、可変表示時間の短い図柄変動表示パターンが
選択されるので、時間効率がよくなり当該遊技機の稼働
率が向上し、遊技店の売上向上に寄与することが可能と
なり得るとともに、次の単位遊技に移行するまでの待ち
時間が減るために、待つことによる遊技者の苛立ち、ス
トレスを減少させることが可能となり得る。
御を司る主制御部と、該主制御部からの指令に基づき動
作する副制御部とを備えるものとすることができる。こ
のように遊技の制御を、主制御部と副制御部に分けて行
うことで、組合せ式弾球遊技機等における遊技制御を効
率よく行うことが可能となる。また、1つの制御部によ
って遊技制御を行う場合に比して、1つの制御部にかか
る制御負担が軽減される。なお、主制御部が、上記指令
を所定の時間間隔をおいて出力し、副制御部が、その指
令により任された範囲で制御態様を選択して遊技制御を
成立させるものとすれば、主制御部の制御負担が一層軽
減される。
は、電源部から電力の供給を受けて作動し、該電源部
は、少なくとも停電等の電源遮断時に前記主制御部及び
/又は副制御部におけるRAMデータを補償するバックア
ップ電源部を含むものとすることができる。このよう
に、バックアップ電源部を電源部に具備させることで、
停電等の電源遮断時においても賞態様に関するデータ
(例えば賞球データや得点データ)等が補償されるよう
になる。
制御に関する情報を当該遊技機外部に出力することが可
能な情報出力手段が設けられているものとすることがで
きる。この場合、遊技機外部において遊技機の状態を容
易に把握することが可能となり、第三者検査機関等によ
る遊技機検査を簡便に行うことが可能となる。したがっ
て、遊技機検査に係る期間を短縮することができ、ひい
ては新規遊技機の開発に係る期間をも短縮することがで
きるようになる。
の実施例を図面を参照して説明する。 (第1の態様)まず、第1実施例として、組合せ式遊技
機としてのアレンジボール式パチンコ機Aの構造を図1
〜図5を参照して説明する。
Aの前面構造を図1を参照して説明する。アレンジボー
ル式パチンコ機Aの前面部は、本体枠2と、中枠3と、
前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装置7とか
ら構成されている。本体枠2は、木製の板状体を略長方
形の額縁状に組立て固着したものである。中枠3は、全
体がプラスチック製で、枠体部(図示略)と下板部(図
示略)とを有して、本体枠2の内周側に嵌合し取り付け
られている。ここで、枠体部は、上端から下方へ中枠3
全体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、上
端部には前面枠4の枠飾りランプ用レンズ4bに対応し
て、左側に賞球表示LED(図示略)及び賞球表示LE
D基板(図示略)が、右側にストップ表示LED(図示
略)及びストップ表示LED基板(図示略)が配設され
ている。
体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成さ
れたスピーカ面5aに対応すべく、遊技状態に応じた効
果音を発生させるスピーカ(図示略)が配設され、略中
央には、遊技球を弾発する発射装置ユニット8(図5参
照)に上皿部5に貯留された遊技球を供給する供給装置
等(図示略)が設けられている。さらに、下方には下皿
部6が設けられ、右端中央には施錠装置7が設けられて
いる。下皿部6は、灰皿や球抜きレバー等を備えて、ア
レンジボール式パチンコ機Aの内部から遊技球を排出す
るための排出口6aが開設され、右端に発射装置ユニッ
ト8を操作する発射ハンドル9が設けられている。ま
た、この発射ハンドル9には、遊技者がタッチしている
ことを検出するタッチスイッチ9aが装着され、その近
傍には、発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ
9bが配置されている。施錠装置7は、鍵穴を備えた帯
状の直方体を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠する
ためのものである。
り、遊技盤10を前方から視認するべく、遊技盤10に
形成された遊技領域11の形状に対応して上側が略円弧
状を呈し、全体が略弾丸形状に開設された開口部4aを
有している。そして、その裏面には、開口部4aに応じ
てガラス板が嵌められた略長方形状のガラス枠(図示
略)が装着されている。また、この前面枠4は、アレン
ジボール式パチンコ機Aの前面全体の約2/3のサイズ
を占め、中枠3の左端に軸着され開閉可能に形成されて
いる。さらに、上端部には、枠飾りランプ用レンズ4b
が設けられ、このレンズ4b内部には、開口部4a上端
の円弧部分に沿って、枠飾りランプ基板(図示略)及び
複数個の遊技効果ランプ(図示略)が配設されている。
上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の左端に軸着さ
れ開閉可能に形成されている。皿外縁部5bには、球抜
きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が配設されてい
る。また、アレンジボール式パチンコ機Aの内部から遊
技球を排出するための排出口5cが開設されている。左
端には、複数の長孔を有するスピーカ面5aが形成さ
れ、その裏面には音量スイッチ基板(図示略)が設けら
れている。アレンジボール式パチンコ機Aの左端側に
は、プリペイドカードユニット13が装着されている。
図2及び図3を参照して説明する。遊技盤10は、略長
方形の木製の板状体であって、後述する裏機構盤102
(図5参照)により保持され、その表面に設けられた外レ
ール14と内レール15とにより略円形状に形成される
遊技領域11内に、誘導図柄表示装置(可変表示装置)
16、入賞図柄組合せ表示装置17、特定入球口(特定
入球装置)18、上役物作動口19、誘導増加装置2
2、右ゲート(役物作動用検知装置)21、得点増加装
置20、右下入球口23、16連入球装置24、入賞図
柄表示装置25、一対のランプ風車26、27、一対の
風車28、29、多数の障害釘30等が配設されて構成
されている。
域11の略中央部に配置され、上部に球除け用の庇を配
した額縁状のプラスチック製基板に3個の7セグメント
表示器16a、16b、16cと、情報表示LED31
とが設けられている。この3個の7セグメント表示器1
6a、16b、16cは横一列に並べて配置され、その
下側には情報表示LED31、つまり8個 の赤色LE
Dが横一列に配置されている。各7セグメント表示器1
6a、16b、16cは、特定入球口(始動検知装置)
18に遊技球が入球することにより、例えば識別情報と
しての、0、1、3、5、7、9、A、B、C、D、
E、Fの12種類の誘導図柄をそれぞれ変動表示(可変
表示)し、所定時間経過後に順次停止表示されるもので
ある。そして、かかる誘導図柄がいわゆるリーチ表示を
経て例えば「7、7、7」の同一図柄で揃って停止表示
すると、上役物作動口19が開放される。
制御が行われる。すなわち、後述するところの「チャ
ンスタイム」に突入すると、8個総ての赤色LEDを一
斉に点灯させ、ゲーム数にかかわらず5得点成立する毎
に1個の赤色LEDを消灯させ、40得点の成立により
8個総ての赤色LEDが消灯させるように駆動制御され
る。なお、この表示制御態様に合わせて残り10得点、
すなわち、赤色LEDが2個だけ点灯している状態にな
ると、音声がこれまでのものとは切り換わり、例えば速
いテンポのものになって、遊技者の興趣を一層高める効
果が生ずるように構成している。また、後述する「チ
ャンスタイム」突入時及び特別遊技権利の発生中以外の
場合において、左右両端の赤色LEDから同時に中央に
向かってシフト点灯制御させた後、直ちに左右両端側に
向かって同時にシフト点灯制御させて、誘導図柄のいわ
ゆるリーチ予告及び信頼度アップ表示の制御がなされ
る。さらに、後述する特別遊技権利の発生中には、1
4ゲームのいわゆるラウンド表示をするため、まず最初
に、正面から見て右側の2個の赤色LEDを予め点灯さ
せておき、1ラウンドが消化される度に、その隣りの赤
色LEDから順次点灯制御させて、8個総ての赤色LE
Dが点灯した後は、右端の赤色LEDから順次消灯制御
させて、現在何ラウンド目かを遊技者に報知する制御が
なされる。
下縁に配置され、その内部は横一列状に16分割されて
16個の入球口24aが設けられている。各入球口24
aには入球スイッチ24sが備えられており、それぞれ
入球した遊技球を検出できる。また、16連入球装置2
4の下側には入賞図柄表示装置25が設けられており、
16個の入球口24aのそれぞれに対応して、正面左か
ら順に1,1、2,2、3,3、〜8,8のように8種類の
数字図柄が並列かつ赤色と緑色の順に連続して2個ずつ
描かれている。そして、これらの各数字図柄の背後であ
って、並列した同一数字のうちの左側の赤色数字図柄に
は赤色ランプ25aが、右側の緑色数字図柄には緑色ラ
ンプ25bがそれぞれ配されている。いずれかの入球口
24aに遊技球が入球した際には、これに対応する数字
図柄に該当する赤色ランプ25a又は緑色ランプ25b
が点灯される。このような数字図柄の配置をすることに
より、従来になく入賞図柄表示装置25に関する装飾性
が高まり見栄えが向上する。以下、16連入球装置24
の各入球口24aを区別する必要があるときは、この数
字と色とを用いて、例えば、1番赤の入球口24a(左
から1番目、入賞図柄表示装置25の「1赤」に対
応)、1番緑の入球口24a(左から2番目、入賞図柄
表示装置25の「1緑」に対応)のように記述するもの
とする。
は、いずれも1個の7セグメント表示器で構成されるチ
ャンスタイム表示部25cと、得点表示部25dとが並
列配置されている。左側のチャンスタイム表示部25c
は、現在のゲームが後述する「チャンスタイム」に突入
していることを「C」で表示し、又は、後述する特別遊
技権利の発生中である場合には「H」で表示して、遊技
者に現在の遊技状態を報知するものであり、通常は数字
図柄等を単に変動表示させている。また、右側の得点表
示部25dは、後述するところの、1ゲーム中に所定条
件を満たした場合に付与される得点を表示する。なお、
得点が10点以上成立した場合には、「F」と表示され
る。
表示装置16の直下に設けられ、略正方形状で上部に球
除け用の庇を配した額縁状のプラスチック製基板に縦横
が4×4の16マスのマトリックス状に7セグメント表
示器がそれぞれ配置されている。そして、各マスの7セ
グメント表示器に1〜8の8種類の数字図柄が赤色又は
緑色で表示される。従って、赤色と緑色の色違いを考慮
すると16種類の数字図柄が表示されることになる。ま
た、この各マスの7セグメント表示器に表示される色違
いの各数字図柄は、入賞図柄表示装置25における各赤
色数字図柄又は各緑色数字図柄に対応しており、各入球
口24a等への遊技球の入球により入賞図柄表示装置2
5の各赤色ランプ25a又は各緑色ランプ25bが点灯
するとともに、各マスの7セグメント表示器に表示され
る該当する各数字図柄が点滅表示される。また、その点
滅表示されている各数字図柄が縦一列、横一列等に揃っ
た場合には、各数字図柄は元の赤色又は緑色とオレンジ
色で交互に点滅表示がなされる。このように駆動制御さ
れるので、従来に比し入賞図柄組合せ表示装置17の装
飾性が高まり見栄えが向上する。
される各数字図柄は、1ゲーム終了後、直前ゲームと次
ゲームとの間のいわゆるインターバル時間(遊技確認時
間:例えば、5秒間)の経過後であって得点が成立して
いる場合には、主制御部140(図6参照)が賞球払出し
の信号を枠制御部180(図6参照)に出力した時に、又
は、得点不成立の場合にはインターバル時間(遊技確認
時間)の経過後に、一斉に消灯されるとともに、次ゲー
ムに係る新たな各数字図柄が点灯される。さらに加え
て、上記新たな各数字図柄(図12〜図13参照)が点灯
表示される通常時の直前においては「CHOICE」の文字
が、後述する「チャンスタイム」に突入しやすい各数字
図柄(図14参照)が点灯表示されるときの直前には「CH
ANCE」の文字が、「チャンスタイム」の各数字図柄(図
19参照)が点灯表示されるときの直前には「GO GO」の
文字が、それぞれ点灯表示される。
4ゲームのラウンド中において、各ラウンドに係る各数
字図柄が点灯表示されるときの直前には、残りラウンド
数が16マスの7セグメント表示器全体を使用して、例
えば、残り13ゲームの場合には「3」と、残り12ゲ
ームの場合には「2」と、残り11ゲームの場合には
「1」と、残り10ゲームの場合には「0」と、残り9
ゲームの場合には「9」と、残り2ゲームの場合には
「2」と、残り1ゲームの場合には「1」というように
点灯表示される。
の左側に配置された始動口であり、内部に特定入球口検
知スイッチ(始動検知装置)18sが配されている。そ
して、上述したように、遊技球の入球により誘導図柄表
示装置16の各7セグメント表示器16a、16b、1
6cを変動表示させるとともに、この遊技球は後述する
遊技盤10の裏面側に配設された誘導樋52を経由し
て、例えば、16連入球装置24の6番赤の入球口24
aに入球される。続いて、入球スイッチ24sを通過す
ることにより入賞図柄表示装置25の赤色ランプ25a
が点灯するとともに、入賞図柄組合せ表示装置17の7
セグメント表示器で表示されている該当数字図柄である
6番赤が点滅表示される。
6の直上に配置され、いわゆるチューリップ型の機械式
役物であって、正面視すると一対の可動片が左右方向に
開閉される機構となっている。通常、一対の可動片は閉
鎖状であり、作動口直上領域にはいわゆる三角釘が配置
されて、遊技球の入球は困難となっている。しかし、誘
導図柄表示装置16における各7セグメント表示器16
a、16b、16cが、例えば、「7、7、7」の同一
図柄で揃って停止表示されると、この一対の可動片が左
右に開いて、遊技球が作動口へ入球可能な状態に移行す
る。そして、遊技球が1個だけ入球すると、内部に配設
された入球検知装置により検知され、その検知に基づき
機械式により直ちに閉鎖されるようになっている。な
お、遊技球の入球がないときには入球があるまで、その
ゲームを含め続けて最大3ゲームの間、作動口は入球可
能な状態が維持され、入球が全くなかったときには3ゲ
ーム目の終了後に閉鎖される(持ち越し機構)。また、こ
の上役物作動口19に入球した遊技球は、遊技盤10の
裏面側に配設された誘導樋50を経由して誘導増加装置
22へ到達するようになっている。一対のランプ風車2
6、27は、上役物作動口19の左右側方に対称的に配
置されている。また、一対の風車28、29も、入賞図
柄組合せ表示装置17の左右両側に対称的に配置されて
いる。
側に配置され、誘導増加装置作動領域22xと作動領域
外領域22y、22zとが形成されたクルーン22aと、
権利発生口22bとにより構成されている。クルーン2
2aは、凹状であってその底部に3つ穴が形成され、図
2(b)の平面図に示すように、遊技者から見て最も手前
側の1つの穴が誘導増加装置作動領域(特定入球領域)
22xであり、奥側の2つの穴が作動領域外領域(非特
定入球領域)22y、22zである。権利発生口22b
は、入球口であってクルーン22aの誘導増加装置作動
領域22xの直下に配置され、内部にはVスイッチ22s
が配されている。そして、この誘導増加装置作動領域2
2xを通過した場合にのみ遊技球が入球するものであ
る。Vスイッチ22sを通過した遊技球は、後述する遊技
盤10の裏面側に配設された誘導樋51を経由して、例
えば、16連入球装置24の1番赤の入球口24aに入
球して、入球スイッチ24sを通過することにより入賞
図柄表示装置25の赤色ランプ25aが点灯する。さら
に、入賞図柄組合せ表示装置17の7セグメント表示器
で表示されている該当数字図柄である1番赤が点滅表示
される。
2y、22zのいずれかを通過した遊技球は、後述する遊
技盤10の裏面側に配設された誘導樋52を経由して、
例えば、16連入球装置24の1番緑の入球口24aに
入球して、その入球スイッチ24sを通過することによ
り入賞図柄表示装置25の緑色ランプ25bが点灯す
る。さらに、入賞図柄組合せ表示装置17の7セグメン
ト表示器で表示されている該当数字図柄である1番緑が
点滅表示される。
した遊技球は、誘導樋50を通過してクルーン22aの
直上部に現われ自然落下し、この凹状のクルーン22a
の内周に沿って渦巻き状等に流下していずれかの領域
(穴)に入ることになる。そして、誘導増加装置作動領域
22xに入った場合には、続いて権利発生口22bに入
球しVスイッチ22sを通過することにより、誘導増加装
置22が作動して特別遊技権利が発生し「大当り」であ
る特別遊技状態に移行する。この特別遊技については後
述する。右ゲート21は、誘導図柄表示装置16の右側
に配置され、通過口内部に通過スイッチ(役物作動用検
知装置)21sが配されている。また、通過した遊技球
が右方向へ強制的に流下させるべく、通過口直下に円弧
状の方向転換部材が形成されている。上述したように、
特別遊技権利が発生した後、この右ゲート21を遊技球
が通過すると、得点増加装置(変動入球装置)20が作
動する。
あって、得点増加装置20の中央直上に配置されてい
る。 この右下入球口23に入球した遊技球は、後述す
る遊技盤10の裏面側に配設された誘導樋54を経由し
て、例えば、16連入球装置24の7番赤の入球口24
aに入球して、その入球スイッチ24sを通過すること
により入賞図柄表示装置25の赤色ランプ25aが点灯
する。さらに、入賞図柄組合せ表示装置17の7セグメ
ント表示器で表示されている該当数字図柄である7番赤
が点滅表示される。
車29の右側であって右下入球口23の直下に配置さ
れ、いわゆるチューリップ型の電動役物であって、正面
視すると一対の可動片が左右方向に開閉される機構とな
っている。通常、一対の可動片は閉鎖状であり、作動口
直上領域には右下入球口23が配置されているので、遊
技球の入球は困難となっている。しかし、上述したよう
に、特別遊技権利が発生して右ゲート21を遊技球が通
過すると、この一対の可動片が左右に開いて、遊技球が
得点増加装置20の作動口へ入球可能な状態に移行す
る。この作動口内部には入球検出スイッチ20sが配さ
れている。そして、この得点増加装置20への遊技球の
入球により、例えば、16連入球装置24の5番赤、5
番緑、6番緑、7番緑の入球口24aに入球したものと
みなして、入賞図柄表示装置25の赤色ランプ25a又
は各緑色ランプ25bを点灯するとともに、入賞図柄組
合せ表示装置17の7セグメント表示器で表示されてい
る該当各数字図柄が点滅表示される。そして、この得点
増加装置20に入球した遊技球は、後述する遊技盤10
の裏面側に配設された誘導樋55を経由して、例えば、
16連入球装置24の7番緑の入球口24aに入球され
入球スイッチ24sを通過する。なお、得点増加装置2
0への入球によって、1ゲームで成立した得点は2倍と
なる。
の配置に対応させ適宜遊技者の興趣を高めるべく立設さ
れているが、16連入球装置24の各入球口24a上方
の障害釘のうち、本実施例の場合、入賞図柄表示装置2
5に表示されている2番赤、3番赤、4番赤、5番緑、
6番緑、7番緑の各入球口24a上方では釘配置を通常
入球困難に形成している。また、2番緑、4番緑、5番
赤、7番赤の各入球口24a上方では上記入球口24a
よりは釘配置を比較的入球容易に形成している。これに
対して、他の入球口24aの上方の釘配置は、例えば、
3番緑、6番赤の各入球口24aは通常入球容易に形成
している。但し、入球困難な入球口に対する釘配置とい
うのは、入球容易な入球口に比べて困難ではあるもの
の、適度に入球の可能性が得られる程度の間隙をもって
設定されている。
24の下側中央に設けられ、遊技領域11に到達せず戻
ってきた遊技球を再び発射位置に戻ることを防止するも
のであり、このバック球防止部材34の左下方にはバッ
ク球検出センサ34sが配されている(図3参照)。この
センサ34sはバック球の数を検知するためのものであ
る。ファール球防止部材32は、内レール15の先端部
に取り付けられ、返しゴム33は、ファール防止部材3
2の位置とは略正反対側の、遊技盤10の右半分側の位
置であって、外レール14に沿って嵌合状に取り付けら
れている。
ット8の発射ハンマ8aとバック球防止部材34間には
光センサである発射球検出センサ8sが配設されて、発
射球の数を検知している。すなわち、アレンジボール式
パチンコ機Aは、1ゲームで発射できる遊技球の数は制
限されるため(例えば16個)、この発射球検出センサ8
sからの出力と上記バック球検出センサ34sからの出力
により、発射された有効な遊技球の数を正確に計数しよ
うとするものである。そして、発射ハンマ8aからの遊
技球の発射経路の側壁の一部分(外レール14の一部等)
を透明部材35により形成し、発射球検出センサ8sの
配置を上皿部5を開放したときに正面から確認できるよ
うにしている。また、バック球検出センサ34sも上皿
部5を開放したときに正面から容易に確認できるように
なっている。なお、上記各検出センサの配置は任意であ
り、正確に有効な発射球の数を計数できれば検出センサ
の数も任意である。
路等の配設について図4を参照して説明する。遊技盤1
0の裏面中央上部には、上役物作動口貫設孔40が設け
られ、その下側には誘導図柄表示装置取付用貫設孔41
が形成され、その直下には入賞図柄組合せ表示装置取付
用貫設孔42が設けられている。また、この誘導図柄表
示装置取付用貫設孔41の右斜め下方側には特定入球口
貫設孔43が設けられ、さらに、その右側には誘導増加
装置貫設孔44が縦方向に2分割されて形成されてい
る。一方、入賞図柄組合せ表示装置取付用貫設孔42の
左側には右下入球口貫設孔45と得点増加装置貫設孔4
6とが配設されている。また、遊技盤10の最下部には
16連入球装置24の16個の入球口24aに対応して
それぞれ貫設孔47が設けられている。さらに、上役物
作動口貫設孔40の左右側の対称位置にはランプ風車取
付用貫設孔48、48がそれぞれ設けられ、右下入球口
貫設孔45の直上方には右ゲート取付用貫設孔49が配
設されている。
各貫設孔間が樋によって結ばれており、具体的には、上
役物作動口貫設孔40と誘導増加装置貫設孔44の上部
間には誘導樋50が配設され、誘導増加装置貫設孔44
の下部(権利発生口22bの裏側)から16連入球装置2
4の1番赤の入球口24aに対応した貫設孔47へは誘
導樋51が配設され、誘導増加装置貫設孔44の中央部
(クルーン22aの作動領域外領域22y、22zの裏側)
から16連入球装置24の1番緑の入球口24aに対応
した貫設孔47へは誘導樋52が配設されている。ま
た、特定入球口貫設孔43から16連入球装置24の6
番赤の入球口24aに対応した貫設孔47へは誘導樋5
3が配設され、右下入球口貫設孔45から16連入球装
置24の7番赤の入球口24aに対応した貫設孔47へ
は誘導樋54が配設されている。さらに、得点増加装置
貫設孔46から16連入球装置24の7番緑の入球口2
4aに対応した貫設孔47へは誘導樋55が配設されて
いる。また、16連入球装置24の各入球口24aに対
応した各貫設孔47には各入球口24aに入球した遊技
球の総てをアレンジボール式パチンコ機Aの外部へ導く
集合樋56と接続されている。なお、得点増加装置貫設
孔46近傍には得点増加装置20の一対の可動片を左右
に開閉するためのソレノイド60が配設されている。
コ機Aの裏面構造を図5を参照して説明する。本体枠2
は、中枠3にあって前面枠4の上下端の位置に設けられ
た一対のヒンジ101により、開閉可能に支持されてい
る。機構盤102は、中枠3にあって機構盤102の上
下端の位置に設けられた一対のヒンジ103により、開
閉可能に支持されている。遊技盤10は、中枠3の表面
側に着脱可能に取り付けられている。上端側にあるヒン
ジ101の配設位置から見て左側には、タンク球切れ検
知スイッチ104をタンク底部に備えた賞球タンク10
5と、この賞球タンク105に接続されるタンクレール
106とが取り付けられている。また、タンクレール1
06の右端には、球抜きレバー107が設けられ、その
下流側には、補給球切れ検知スイッチ108が、さら
に、その下流側には、賞球払出装置109が配設されて
いる。
球払出装置109の下流側に設けられている。タンクレ
ール106の下側には、誘導図柄表示装置16、入賞図
柄組合せ表示装置17及び後述する図柄制御部150
(図6参照)である図柄制御基板(図示略)を格納した蓋付
きの裏ケース111が、裏ケース111の下側には、後
述する主制御部140(図6参照)である主制御基板(図
示略)を格納した主制御基板ケース112がそれぞれ設
けられている。主制御基板ケース112の左側には、発
射装置基板(図示略)を格納した発射装置基板ケース1
13及び発射集合中継基板116が設けられている。機
構盤102の左下方部には、上述した発射装置ユニット
8が、同じく右下方部には、補給球詰まり、下皿部満タ
ン、主電源電圧異常、発射停止、主制御基板通信異常、
賞球モータ異常などを7セグメントLEDで表示する枠
状態表示器117を備えた枠制御部180(図6参照)で
ある枠制御基板(図示略)を格納した枠制御基板ケース1
18が設けられている。また、ランプやLEDの表示制
御を行う装飾制御部160(図6参照)を格納した装飾制
御基板(図示略)や、音声や効果音の制御を行う音声制御
部170(図6参照)を格納した音声制御基板(図示略)も
設けられている。
ーズボックス119、電源スイッチ120、電源ターミ
ナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、扉
開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を備
えた端子基板122が設けられている。また、外部から
電力の供給を受けるための電源ケーブル123も端子基
板122の下側に配設されている。枠制御基板を格納し
た枠制御基板ケース118からは接続ケーブル124が
上方へ延出し、電源ケーブル125を備えたプリペイド
カードユニット13に接続されている。また、機構盤1
02の略中央下端部には、下皿部用球通路部材126が
設けられている。
御系の構成等を図6を参照して説明する。なお、以下説
明においては、遊技制御に関連するもののみについて行
うものとし、賞球制御等については公知のものと同様で
あるので省略する。電子制御装置130は、ゲームの開
始及び終了、遊技球の発射、有効発射球数の計算、誘導
図柄の変動停止、数字図柄の入球表示、数字図柄の組合
せ表示、特別遊技、入賞得点の演算、賞球の払出し等の
ゲーム全般にわたる諸動作を制御するものである。これ
は主制御部140と、図柄制御部150と、装飾制御部
160と、音声制御部170と、枠その他の制御部18
0(主に賞球等に係るもの)等とにより構成されている。
AM142、ROM143、入出力ポート144をバス14
5により相互に接続して論理演算回路として構成したも
のである。そして、入出力ポート144の入力側には、
中継基板200を介して特定入球口18の特定入球口検
知スイッチ18s、誘導増加装置22のVスイッチ22
s、右ゲート21の通過スイッチ21s、16連入球装置
24の16個の入球スイッチ24s、得点増加装置20
の入球検出スイッチ20s等がそれぞれ接続されてい
る。また、入出力ポート144の出力側には、図柄制御
部150、装飾制御部160、音声制御部170、枠そ
の他の制御部180等がそれぞれ接続されている。図柄
制御部150は、上記主制御部140と同様に、CPU1
51、RAM152、ROM153、入出力ポート154をバ
ス155により相互に接続して論理演算回路として構成
されている。そして、入出力ポート154の出力側に
は、誘導図柄表示装置16、入賞図柄組合せ表示装置1
7、チャンスタイム表示部25c、得点表示部25d、
その他の装置(図示略)がそれぞれ接続されている。装飾
制御部160は、出力側で入賞図柄表示装置25の赤色
ランプ25a又は緑色ランプ25b、情報表示LED3
1等がそれぞれ接続されている。音声制御部170は、
出力側で図示しないスピーカ等が接続されている。な
お、装飾制御部160や音声制御部170も、図示して
いないが、上記上記主制御部140と同様に、CPU、RA
M、ROM、入出力ポートをバスにより相互に接続して論理
演算回路として構成されている。
7のフローチャートに示すメインルーチンに従って各種
の制御処理を行っている。まず、飾り処理(S100)
では、主制御部140は、遊技盤10上に設置されてい
るランプやLED等の装飾部品の駆動制御を行う装飾制
御部160に対してコマンドを送信し装飾制御部160
が処理を行い、続く乱数処理(S200)では、主制御
部140は、図柄制御部150で制御される入賞図柄組
合せ表示装置17の各マスの7セグメント表示器で表示
される16種類の色違い数字図柄の配列(以下、「テー
ブル」という)の選択用乱数(詳しくは後述する)や当否
判定用乱数の更新処理を行う。
に、この乱数処理のサブルーチンとして実行される乱数
更新ルーチンでは、通常時には主制御部140のCPU1
41はRAM142の設定エリアに設けられている0〜1
2を昇順に繰り返しカウントする乱数カウンタC2のテ
ーブル選択用乱数Rd2の値を1インクリメントさせ(S
201)、続いてその1インクリメントされたテーブル
選択用乱数Rd2の値が所定値(例えば、「12」)以上
か否かを判断する(S202)。ここで、所定値以上との
肯定判断がなされると(S202:YES)、テーブル選択用
乱数Rd2の値を「0」に戻す処理がなされ(S20
3)、その後又はテーブル選択用乱数Rd2の値が所定
値未満との否定判断がなされたときは(S202:NO)、リ
ターンに抜け処理は終了する。この乱数更新ルーチンを
実行することにより、テーブル選択用乱数Rd2の値
は、例えば、0〜12の13種類の整数値を繰り返す。
なお、このテーブル選択用乱数Rd2の値は、電源投入
時等の初期状態ではその値が0クリアされる。また、乱
数カウンタC2は0〜12の値をカウントするが、これ
を0〜9の値と0〜2の値の2つの種類に分割して個々
にカウンタでカウントさせるようにしてもよい。
の整数値を昇順に繰り返しカウントする他の乱数カウン
タC3のテーブル選択用乱数Rd3の値を使って上記の
ような更新処理が行われる。また、後述する特別遊技権
利の発生中には、同じく0〜3の整数値を昇順に繰り返
しカウントする他の乱数カウンタC4のテーブル選択用
乱数Rd4の値を使って上記のような更新処理が行われ
る。さらに、後述する「チャンスタイム」の突入時に
も、同じく0〜3の整数値を昇順に繰り返しカウントす
る他の乱数カウンタC5のテーブル選択用乱数Rd5の
値を使って上記のような更新処理が行われる。当否判定
用乱数の更新処理も上記乱数更新ルーチンと略同様であ
る。すなわち、例えば、0〜299を昇順に繰り返しカ
ウントする乱数カウンタC1の当否判定用乱数Rd1の
値を使って更新処理を行う。但し、当否判定用乱数Rd
1の値を「0」に戻すか否かの判断値(すなわち、上限
値)は、当否判定確率に応じた数値(例えば、「29
9」)である点で相違している。
部140は、図柄制御部150や枠その他の制御部18
0等の各制御部に出力するためのデータを作成し、それ
を出力用のレジスタに書き込む。スイッチ読込処理(S
400)では、主制御部140が、特定入球口検知スイ
ッチ18s、Vスイッチ22s、通過スイッチ21s、1
6個の入球スイッチ24s、入球検出スイッチ20s、発
射球検出センサ8s等のスイッチやセンサからの入力信
号を読込む処理が行われる。
に、このスイッチ読込処理では、サブルーチンの1つと
しての入賞図柄表示ルーチンが実行される。入賞図柄表
示ルーチンでは、主制御部140のCPU141は、Vス
イッチ22s、16個の入球スイッチ24s及び入球検出
スイッチ20sをスキャンし(S401)、これらからの入
球信号があれば、装飾制御部を介して入賞図柄表示装置
25で対応する数字図柄の赤色ランプ25a又は緑色ラ
ンプ25bを点灯させるとともに、図柄制御部150を
介してこれに対応した入賞図柄組合せ表示装置17の各
マスの7セグメント表示器で表示されている赤色の数字
図柄又は緑色の数字図柄を点滅表示させる(S402)。
なお、入球スイッチ24sからの入球信号に対してはそ
の入球口24aに対応する1つの該当数字図柄が点滅表
示されるが、入球検出スイッチ20sからの入球信号が
あったときは、複数の該当数字図柄が点滅表示される。
また、すでに点滅表示されている場合にはそのまま点滅
表示が維持される。
0では図柄制御部150で制御される誘導図柄表示装置
16の3個の7セグメント表示器16a、16b、16
cにおける各誘導図柄に係る誘導図柄変動処理が行われ
る。本実施例の場合、特定入球口18に遊技球が入球す
ると(特定入球口検知スイッチ18sからの始動信号が
入力されていると)、主制御部140から図柄制御部1
50に対してコマンドが送信され、誘導図柄表示装置1
6の各7セグメント表示器16a、16b、16cにお
ける誘導図柄(例えば、0、1、3、5、7、9、A、
B、C、D、E、Fの12種類)を次々と変動表示さ
せ、順々に停止表示させて確定する処理が行われる。い
ずれの誘導図柄で停止表示させるかは、次のS700の
特別遊技処理で実行される当否判定及び図柄決定の結果
による。
込み処理(S400)で、特定入球口検知スイッチ18
sからの始動信号が入力されていれば、主制御部140
のRAM142から乱数カウンタC1の当否判定用乱数R
d1を読み出し、その値が当り値と一致するか否かで当
否を判定する。本実施例の場合、当否判定用乱数Rd1
は0〜299の300種類の整数値であり、当り値とし
て「11」が設定されていて、当りの確率が低い低確率
(本実施例では1/300)又は当り値として「1
1」、「12」、「13」、「14」、「15」、「1
6」の6個が設定されて当りの確率が高い高確率(本実
施例では1/50)のいずれかで行われる。初期的には
低確率であるが、その後は遊技の進行に応じて、いずれ
の確率を用いるかを後述する確率向上ルーチン(図20
参照)で設定している。そして、「当り」、「外れ」そ
れぞれの判定コマンド、当りを示す図柄(同一図柄)の
確定コマンド、当りに係るリーチ態様等の態様コマン
ド、いわゆる外れリーチに係る態様コマンド、外れを示
す同一とならない図柄の確定コマンド、各図柄の停止タ
イミングコマンド等を図柄制御部150に対して送信す
る。図柄制御部150はこれらのコマンドの受信によ
り、その決定された図柄を上述した変動表示後に、その
決定された停止タイミングで停止表示させて確定させ
る。
当否判定用乱数Rd1の読込みは、遊技球が特定入球口
18に入球したとき(特定入球口検知スイッチ18sか
らの始動信号が入力されたとき)に行われるが、他のタ
イミングで行ってもよい。当否判定用乱数Rd1の読込
みタイミングの他の例としては、誘導図柄表示装置16
の各誘導図柄が確定したとき、遊技球の有効発射から設
定時間が経過したとき、ゲームの開始時(例えば、1球
目の有効発射又は入球が検出されたとき)、ゲームの終
了時(例えば、16球目の有効発射又は入球が検出され
たとき)、設定数のゲームの終了時、設定数のゲームが
終了して次のゲームが開始されたときその他の種々のタ
イミングが考えられる。
が同一のときには、上役物作動口19が開放され、その
開放された上役物作動口19に入球した遊技球は誘導樋
50(図4参照)を経由して誘導増加装置22に誘導され
る。そして、誘導増加装置22のクルーン22aを介し
て誘導増加装置作動領域22xを通過し権利発生口22
bに入球すると(Vスイッチ22sで検出されると)、
誘導増加装置22が作動して特別遊技権利が発生し特別
遊技状態に至る。すなわち、その1ゲームを含めて14
ゲームのラウンドが行われる。この特別遊技権利の発生
中は、右ゲート21に配設された通過スイッチ21sか
らの通過信号が入力されると、得点増加装置20が開放
される(この開放はS900のソレノイド処理において
実行される)。この得点増加装置20の開放によって高
得点が得やすくなる。
検出スイッチ20sからの入球信号が入力されるか、又
は、その開放時間が例えば5.5秒に達すると、得点増
加装置20は閉鎖される。また、特別遊技権利の発生中
は得点増加装置20の開放が繰り返し行われる。さら
に、この特別遊技権利の発生中は入賞図柄組合せ表示装
置17の各マスの7セグメント表示器で表示されるテー
ブルが、後述するように、高得点を得やすいテーブルの
みで構成される。特別遊技は、特別遊技権利が発生して
から14ゲームのラウンドが終了するか、又は、特別遊
技中に誘導増加装置22のクルーン22aの誘導増加装
置作動領域22xを遊技球が通過して権利発生口22b
に入球しVスイッチ22sで検出されると、14ゲーム
のラウンド満了前でも終了する。さらに、現在特別遊技
中であることが、図柄制御部150を介して入賞図柄表
示装置25の中央下部に配置されたチャンスタイム表示
部25cの7セグメント表示器に「H」の図柄が表示さ
れ、遊技者にその旨が報知される。一方、誘導増加装置
作動領域外領域22y、22zを遊技球が通過した場合に
は、誘導増加装置22は作動せず特別遊技権利は発生し
ない。従って、特別遊技は実行されない。
40は1ゲームが終了したか否かを判断し、1ゲームが
終了していればサブルーチンとしての得点演算ルーチン
の実行をし、その得点演算ルーチンで計算された得点に
応じて枠その他の制御部180により賞球等の払出しが
行われ、図柄制御部150により入賞図柄組合せ表示装
置17における各マスの7セグメント表示器で表示され
る各数字図柄を消灯し、装飾制御部160により入賞図
柄表示装置25の赤色ランプ25a及び緑色ランプ25
bを消灯する等、ゲームの終了に伴う処理を実行する。
なお、主制御部140のCPU141は、上述した当否判
定を実行する点で当否判定手段として機能し、特別遊技
権利の発生により特別遊技を実行する点で特別遊技実行
手段として機能するものである。
に、得点演算ルーチンでは、入賞図柄組合せ表示装置1
7における各7セグメント表示器で表示される縦列又は
横列の4マスの数字図柄、中央4マスの数字図柄(以
下、「スクウェア図柄」という)、一番最下列で中央2
マスの数字図柄(以下「ベース図柄」という)が赤色又は
緑色とオレンジ色とが交互に点滅表示されているか否か
が判断される(S801、S803、S805)。S80
1で肯定判断がなされると、その列の数分だけ得点Tを
1ずつ加算する処理を行う(S802)。例えば、縦列
又は横列の4つの数字図柄が一列に並んで赤色又は緑色
とオレンジ色とが交互に点滅表示している列の数が2列
であれば得点Tを+2し、5列であれば+5する。また、S
805で肯定判断がなされると、得点Tを+1する(S80
6)。S803で肯定判断がなされると、得点Tを3加算
する処理を行う(S804)。なお、本実施例では1ゲ
ーム中の最高得点を10点とし、それ以上の得点は加算
しない制限処理を実行している。また、上述したよう
に、成立した得点は図柄制御部150を介して入賞図柄
表示装置25の中央下部に配置された得点表示部25d
に表示される。
した得点増加装置20の一対の可動片の開閉等のための
ソレノイドを制御する処理を行い、残余時間処理(S1
000)としてメインルーチンの開始時点から設定時間
(例えば、2.048ms)が経過するのを非等速乱数
処理等を行いながら待ち、設定時間が経過したなら再び
メインルーチンを実行する。
込み等の手法により定期的に繰り返して、主制御部14
0は以下に説明するテーブル選択、チャンスタイム処
理、確率向上、ベース補正処理の各サブルーチンを実行
している。テーブル選択ルーチンでは、図11のフロー
チャートに示すように、まず最初に1ゲーム終了か否か
が判断される(S51)。すなわち、アレンジボール式
パチンコ機Aでは、例えば、16個の遊技球が遊技領域
11に総て有効に発射されると1ゲームが成立するの
で、本実施例の場合、主制御部140のCPU141は、
入球スイッチ24sによって検出された遊技球数が16
個に達していれば、1ゲーム終了と判断する。この他に
16発目の遊技球の有効発射からの時間経過など一般的
な種々の判断技術の採用が可能である。
れると(S51:YES)、主制御部140のCPU141
は、特別遊技権利の発生中か否かを判断する(S52)。
特別遊技権利が発生していないとの否定判断がなされる
と(S52:NO)、乱数カウンタC2のテーブル選択用乱数
Rd2から各テーブル選択用乱数Rd2に対応したテーブ
ルの値のいずれかを読み込む(S53)。本実施例の場
合、図12〜図14に示すように、乱数カウンタC2の
テーブル選択用乱数Rd2の値が「0」の場合にはテー
ブル1の「1」の値が、「1」の場合にはテーブル2の
「2」の値が、〜「12」の場合にはテーブル13の
「13」の値が各々読み込まれる。この縦列が4、横列
が4のテーブル1〜13は、上述した4×4のマトリッ
クス状に7セグメント表示器で構成される入賞図柄組合
せ表示装置17に対応し、図面のテーブルに示される各
数字がそのまま入賞図柄組合せ表示装置17の各マスの
7セグメント表示器で表示される数字図柄を示してい
る。なお、上述したように、各数字図柄は赤色又は緑色
のいずれかで表示されるので、図面では丸囲みした数字
が赤色に相当し、それ以外の数字は緑色に相当するもの
とする。また、例として、テーブル1〜10は比較的得
点が成立しにくい構成となっており、テーブル11〜1
3は後述する「チャンスタイム」に突入しやすい構成と
なっている。
柄制御部150に対してコマンドを送信して、この図柄
制御部150によりS53で読み込んだテーブルの値に
対応する数字図柄の配列を入賞図柄組合せ表示装置17
の各マスの7セグメント表示器で点灯表示させる(S5
5)。但し、かかる点灯表示は1ゲーム開始と同時、す
なわち、すでに終了した1ゲームと次に開始される1ゲ
ーム間に設定されたインターバル時間の経過後、又は、
直前ゲームの得点成立に伴う賞球等の払出しコマンドが
枠制御部へ送信された後に実行されるものである。な
お、この点灯表示のタイミングは、上記にかかわらず、
次ゲームの1発目の遊技球が発射球検出センサ8sによ
り検知されたときに実行されるものとしてもよい。ま
た、直前ゲームの数字図柄の配列の点灯又は点滅表示の
消灯は、次に開始される1ゲームの新たな数字図柄の配
列の点灯表示の直前に行われる。このタイミングも種々
考えられ、例えば、16個の遊技球が総て、16連入球
装置24の入球口24aの入球スイッチ24s等により
検出された後としてもよい。
がなされると(S52:YES)、乱数カウンタC4のテーブ
ル選択用乱数Rd4の値「0」、「1」、「2」、
「3」から各テーブル選択用乱数Rd4に対応したテー
ブル「1」〜「4」のいずれかの値を読み込む(S5
4)。なお、図17に示す例としてのテーブル1〜4は
特別遊技権利が発生中の構成であって、高得点が期待で
きるものである。そして上記否定判断された場合と同様
に、主制御部140のCPU141は図柄制御部150に
対してコマンドを送信して、この図柄制御部150によ
りS54で読み込んだテーブルの値に対応する数字図柄
の配列を入賞図柄組合せ表示装置17の各マスの7セグ
メント表示器で表示させる(S55)。つまり、特別遊
技権利の発生中は上記4つのテーブル1〜4のいずれか
のみが表示され続ける。S51で否定判断のときは、リ
ターンに抜け処理を終了する。
テーブル選択ルーチンを実行することにより組合せ変更
手段及び得点成立機会増大手段として機能している。こ
のため、遊技盤10面上の釘配置等の構成のみに左右さ
れることなく遊技を行うことが可能である。上述したよ
うに、本実施例ではテーブルが所定の確率に基づいて選
択されており、複数のテーブルの中に得点が成立しやす
い組合せが設定されているので、遊技者に比較的有利な
状態及び不利な状態を適度に生起させることができる。
この結果、適切なベースを確保可能であり、遊技者が一
方的に不利となること及び遊技者が当否判定結果の当た
りのみを期待しながら遊技を行うことを防止できる。な
お、ベース確保については、その他に後述するようなベ
ース補正処理を実行可能としている。しかも、カウンタ
のテーブル選択用乱数Rdに応じて数字図柄の配列(テ
ーブル)を変更するので、いずれのテーブルが選ばれる
かはランダムになり予測できない。
8に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、
「チャンスタイム」とは、入賞図柄組合せ表示装置17
に表示されるテーブルにおいて、上述したスクウェア図
柄が成立したゲーム(すなわち、中央4マスの数字図柄
が赤色又は緑色とオレンジ色で交互に点滅表示された場
合のゲーム)の次のゲーム以降のゲーム期間であって、
ゲーム数にかかわらず40得点が成立するまでのゲーム
期間をいう。この「チャンスタイム」を設けることによ
り、従来のアレンジボール式パチンコ機のゲーム態様で
ある得点成立のプロセスに変化を付与し、より一層遊技
者の興趣を高めることが可能となる。
記テーブル選択ルーチンと略同様に、まず最初に1ゲー
ム終了か否かが判断される(S61)。ここで、1ゲー
ム終了との肯定判断がなされると(S61:YES)、主制
御部140のCPU141は、直前の1ゲームでスクウェ
ア図柄が成立したか否かを判断する(S62)。スクウェ
ア図柄が成立したとの肯定判断がなされると(S62:YE
S)、乱数カウンタC5のテーブル選択用乱数Rd5の値
「0」、「1」、「2」、「3」から各テーブル選択用
乱数Rd5に対応したテーブル「1」〜「4」のいずれ
かの値を読み込む(S63)。なお、図19に示す例とし
てのテーブル1〜4は、チャンスタイム中のみの構成で
あって、比較的高得点が期待できるものである。そし
て、主制御部140のCPU141は図柄制御部150に
対してコマンドを送信して、この図柄制御部150によ
りS63で読み込んだテーブルの値に対応する数字図柄
の配列を入賞図柄組合せ表示装置17の各マスの7セグ
メント表示器で表示させる(S64)。
ム」に突入していることを遊技者に報知するため、図柄
制御部150を介して入賞図柄表示装置25の中央下部
に配置されているチャンスタイム表示部25cの7セグ
メント表示器に「C」の図柄が表示され、かつ、装飾制
御部160を介して誘導図柄表示装置16の下部に配置
されている情報表示LED31が一斉点灯する。上述し
たように、8個総ての赤色LEDが点灯され、ゲーム数
にかかわらず5得点成立する毎に1個の赤色LEDが消
灯され、40得点の成立により8個総ての赤色LEDが
消灯する。つまり、成立可能な残りの得点が表示される
ものである。なお、チャンスタイム中は上記4つのテー
ブル1〜4のいずれかのみが表示され続ける。S61又
はS62で否定判断がなされたときは、リターンに抜け
処理を終了する。続いて、すでに40得点が成立したか
否かが判断される(S66)。40得点がすでに成立して
いるとの肯定判断がなされると(S66:YES)、「チャン
スタイム」を終了させるとともに(S68)、リターンに
抜け処理を終了する。
誘導図柄表示装置16において、誘導図柄が所定回数以
上(例えば、100回)変動して停止表示されたか否かが
判断される(S67)。肯定判断がなされると(S67:YE
S)、「チャンスタイム」を強制的に終了させるとともに
(S68)、リターンに抜け処理を終了する。否定判断が
なされると(S67:NO)、引き続き「チャンスタイム」は
維持される。よって、主制御部140のCPU141は、
チャンスタイム処理ルーチンを実行することにより得点
成立機会増大手段として機能している。
に示すフローチャートを参照して説明する。通常におい
て低確率である当りの確率を「チャンスタイム」中は高
くするためのものである。結果的には特別遊技権利の発
生確率を向上させることになる。遊技者に「チャンスタ
イム」の有効利用を図らせ、一層ゲームの興趣を高める
ことができる。この確率向上ルーチンでは、まず「チャ
ンスタイム」に突入しているか否かが判断される(S7
1)。チャンスタイム中との肯定判断がなされると(S7
1:YES)、上述したように、当否判定における当りの確
率が向上し高確率になる(S72)。すなわち、誘導図柄
表示装置16における誘導図柄が同一図柄で停止表示さ
れ確定する回数が相対的に増大する。「チャンスタイ
ム」に突入していない場合には(S71:NO)、リターンに
抜け処理を終了する。
示すフローチャートを参照して説明する。これは、3ゲ
ーム続けて得点が成立せず賞球等の払出しがない場合
に、次の1ゲームにおいて、少なくとも1点が成立でき
る可能性を高めるようにしたものである。このベース補
正処理を実行することにより、遊技者の遊技意欲の減退
を防止して、アレンジボール式パチンコ機のいわゆる客
付きを高めることができる。
続して3ゲームが終了したか否かが判断される(S8
1)。3ゲーム終了したとの肯定判断がなされると(S8
1:YES)、その3ゲーム中に得点が成立したか否かが判
断される(S82)。1点も得点が成立していなかったと
の否定判断がなされると(S82:NO)、乱数カウンタC3
のテーブル選択用乱数Rd3の値「0」、「1」、
「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」から
各テーブル選択用乱数Rd3に対応したテーブル「1」
〜「8」のいずれかの値を読み込む(S83)。なお、上
述したように、図15及び図16に示す例としてのテー
ブル1〜8は、得点の成立しやすい、すなわちベースの
確保しやすい構成となっている。そして、主制御部14
0のCPU141は、図柄制御部150に対してコマンド
を送信して、この図柄制御部150によりS83で読み
込んだテーブルの値に対応する数字図柄の配列を入賞図
柄組合せ表示装置17の各マスの7セグメント表示器で
表示させる(S84)。また、S81で否定判断がなさ
れたとき、又は、S82で肯定判断がなされたときは、
リターンに抜け処理を終了する。よって、主制御部14
0のCPU141は、ベース補正処理ルーチンを実行する
ことにより得点成立機会増大手段として機能している。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)1001の構造を図22〜
図24を参照して説明する。
002と、中枠1003と、前面枠1004と、上皿部
1005と、下皿部1006と、施錠装置1007とか
ら構成されている。本体枠1002は、木製の板状体を
略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠1
003は、全体がプラスチック製で、枠体部(図示略)
と下板部(図示略)とを有し、本体枠1002に対して
開閉可能に軸支されている。中枠1003の右端中央に
は施錠装置1007が設けられ、施錠装置1007は、
正面視すると鍵穴を備えた略長方形状を呈し、前面枠1
004を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
03全体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成さ
れ、上端部には、前面枠1004の略三角形状の枠飾り
LED用レンズ1004c,1004eに対応して、左
側に賞球表示LED(図示略)及び賞球表示LED基板
1004d(図27参照)が、右側にストップ表示LE
D(図示略)及びストップ表示LED基板1004f
(図27参照)が配設されている。
03全体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部10
05に形成されたスピーカー面1005aに対応すべ
く、遊技状態に応じた効果音その他の音(音声)を発生
させるスピーカー1400a(図26参照)が配設さ
れ、略中央には、遊技球を発射する発射装置ユニット1
008(図24参照)に対し、上皿部1005に貯留さ
れた遊技球を供給する供給装置等(図示略)が設けられ
ている。
レバー等を備えた下皿部1006が設けられ、下皿部1
006の略中央には、パチンコ機1001の内部から遊
技球を排出するための排出口1006aが開設され、右
端に発射装置ユニット1008(図24参照)を操作す
る発射ハンドル1009が設けられている。また、この
発射ハンドル1009には、遊技者がタッチしているこ
とを検出するタッチスイッチ1009aが装着され、そ
の近傍には、発射停止を一時的に指令する発射停止スイ
ッチ1009bが配置されている。
であり、遊技盤1010(図23参照)を前方から視認
するべく、遊技盤1010に形成された遊技領域101
1(図23参照)の形状に対応して上側が略円弧状を呈
し、全体が略弾丸形状に開設された開口部1004aを
有している。そして、その裏面には、開口部1004a
に応じてガラス板が嵌められた略長方形状のガラス枠
(図示略)が装着されている。また、この前面枠100
4は、パチンコ機1001の前面全体の約2/3のサイ
ズを占め、中枠1003の左端に軸着され開閉可能に形
成されている。さらに、上端部には、枠飾りランプ用レ
ンズ1004bも設けられ、このレンズ1004b内部
には、開口部1004a上端の円弧部分に沿って、枠飾
りランプ基板(遊技効果ランプ基板)1004g(図2
7参照)及び複数個の遊技効果ランプ(図示略)が配設
されている。
で、中枠1003の左端に軸着され開閉可能に形成され
ている。皿外縁部1005bには、玉抜きボタンや遊技
球の貸出・返却ボタン等が配設されている。また、上皿
部1005には、パチンコ機1001の内部から遊技球
を排出するための排出口1005cが開設されている。
左端には、複数の長孔を有するスピーカー面1005a
が形成され、その裏面には、音量スイッチ基板1012
(図26参照)が設けられている。パチンコ機1001
の左端側には、プリペイドカードユニット1013(C
Rユニット)が装着されている。
造について図23の模式図を参照して説明する。遊技盤
1010は、略長方形の木製の板状体であって中枠10
03(図22参照)に保持されるとともに、後述する裏
機構盤1102(図24参照)によりその背面側が覆わ
れている。遊技盤1010には、遊技盤1010の表面
に設けられた遊技領域区画部材としての外レール(図示
略)と内レール(図示略)とにより略円形状の遊技領域
1011が形成され、遊技領域1011内には、始動検
知装置としての誘導図柄作動ゲート1016と、可変表
示装置としての誘導図柄表示装置1017と、第1変動
入球装置としての役物作動口1018と、特定入球領域
としての誘導増加装置作動領域1019と該誘導増加装
置作動領域1019に遊技球を誘導可能な誘導装置10
20aとを有する特定入球装置としての特定入球口10
21と、役物作動用検知装置としての役物誘導装置作動
ゲート1022と、第2変動入球装置としての役物作動
口(得点増加装置作動口)1023と、16個の入球領
域が相互隣接して配置された16連入球口1024と、
16連入球口1024の各入球領域に該当する識別情報
を点灯表示する入球図柄表示装置(識別情報表示装置)
1025と、多数の障害釘(図示略)等が配設されてい
る。
1011の中央から左半面側上方に配置され、内部に通
過検知スイッチ1016a(図25参照)を備えてい
る。この通過検知スイッチ1016aにおいて遊技球が
検知されると、誘導図柄表示装置1017において複数
の図柄の可変表示が開始される。誘導図柄表示装置10
17は、遊技領域1011の左半面側下方に配置され、
3つの表示領域、すなわち左図柄表示領域1017a、
中図柄表示領域1017b、右図柄表示領域1017c
を備え、それぞれ複数の図柄を可変停止表示することが
可能とされている。誘導図柄表示装置1017におい
て、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃
って停止表示(確定表示)すると、役物作動口1018
が開放される。
の中央上部に配置され、一対の可動片1018a,10
18bを備え、それら可動片1018a,1018bの
作動に基づき、遊技者にとって入球有利な開放状態とな
る。また、内部に役物作動口入球検知スイッチ1018
c(図29参照)を備えており、この入球検知スイッチ
1018cにおいて遊技球が検知されると、入球図柄表
示装置1025における1ないし複数の識別情報が点灯
表示されることとなる。具体的には、障害釘で比較的入
球困難とされた入球領域に対応した識別情報を含んで点
灯表示される。なお、遊技領域1011の前方向に開閉
可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役
物作動口1018を開放状態とすることも可能である。
の略中央に配置され、前述したように、誘導増加装置作
動領域1019と、誘導増加装置作動領域1019へ遊
技球を誘導可能な誘導装置1020aとを備えている。
誘導装置1020aは、いわゆるクルーンと呼ばれる凹
状の役物であって、底部に3つの穴が形成され、このう
ち遊技盤1010に向かって手前側に形成された1つの
穴が誘導増加装置作動領域1019へ誘導可能な作動誘
導領域1020bで、奥側に形成された2つの穴が非作
動誘導領域1020cとされている。従って、該非作動
誘導領域1020cを通過した遊技球は、上記誘導増加
装置作動領域1019以外の領域(非特定入球領域)に
誘導される。
装置1020aの上方に形成され、この入口から入球し
た遊技球は、上記誘導装置1020aにて所定の回転態
様(周動態様)を経た後に、誘導増加装置作動領域10
19又は誘導増加装置作動領域1019以外の領域のい
ずれかへ誘導される。誘導増加装置作動領域1019
は、誘導装置1020aの下方であって、上記作動誘導
領域1020bの下方に設けられ、内部に誘導増加装置
作動領域通過検知スイッチ1019a(図29参照)を
備えている。該検知スイッチ1019aに遊技球が検知
されると、入球図柄表示装置1025の所定の識別情報
(概ね入球困難な入球領域に対応した識別情報)が点灯
表示されるとともに、誘導増加装置が作動して遊技者に
とって有利な特別遊技状態が発生する。なお、誘導増加
装置は、主制御部1140(図25参照)を主体として
構成され、遊技状態を変化させる特別の装置のことをい
う。
領域1011の中央から右半面側上方に配置され、内部
に役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ1022a
(図29参照)を備えている。上記特別遊技状態の発生
中において、役物誘導装置作動ゲート1022の検知ス
イッチ1022aに遊技球が検知されると、役物作動口
(得点増加装置作動口)1023が開放される。
3は、遊技領域1011の中央下部に配置され、一対の
可動片1023a,1023bを備え、それら可動片1
023a,1023bの作動に基づき、遊技者にとって
入球有利な開放状態となる。また、内部に役物作動口入
球検知スイッチ1023c(図29参照)を備え、該検
知スイッチ1023cに遊技球が検知されると、入球図
柄表示装置1025の所定の識別情報(概ね入球困難な
入球領域に対応した識別情報)が点灯表示されるととも
に、得点増加装置(賞態様増加装置)が作動する。な
お、遊技領域1011の前方向に開閉可能な開閉板を配
設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動口(得点増
加装置作動口)1023を開放状態とすることも可能で
ある。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)1025が配設されている。
16連入球口1024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ1025a(図25参照)が設けられ、該
検知スイッチ1025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置1025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
1001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16個において点灯表示された識別情報の組
合せに基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続
した数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付
与され、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い
出される。また、ICカード等に得点又は賞球数若しく
は賞メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄
表示装置(識別情報表示装置)1025は、例えば7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示とすることも可能で、この場合、上記検知スイッチ1
025aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当
する入球図柄表示装置(識別情報表示装置)1025の
7セグメントLED、ドットマトリクスや液晶(LC
D)表示画面上において識別情報(数字)が表示され
る。
面構造について図24を参照して説明する。前面枠10
04(図22参照)は中枠1003にあって、前面枠1
004の上下端の位置に設けられた一対のヒンジ110
1により、開閉可能に支持されている。裏機構盤110
2は中枠1003にあって裏機構盤1102の上下端の
位置に設けられた一対のヒンジ1103により、開閉可
能に支持されている。遊技盤1010(図23参照)は
中枠1003の表面側に着脱可能に取り付けられてい
る。上端側にあるヒンジ1101の配設位置からみて左
側には、タンク球切れ検知スイッチ1104をタンク底
部に備えた賞球タンク1105と、この賞球タンク11
05に接続されるタンクレール1106とが取り付けら
れている。また、タンクレール1106の右側には、球
抜きレバー1107が設けられ、その下流側には、補給
球切れ検知スイッチ1108が、さらに、その下流側に
は、賞球払出装置1109が配設されている。
球払出装置1109の下流側に設けられている。タンク
レール1106の下側には、誘導図柄表示装置1017
における表示盤(液晶表示盤又は7セグメントLED表
示盤)を格納した蓋付きの裏ケース1111が設けら
れ、この裏ケース1111の下側には、後述する主制御
部1140(図25参照)として、主制御基板1340
(図25参照)を格納した主制御基板ケース1112が
設けられている。主制御基板ケース1112の左側に
は、発射制御部1201a(図25参照)として発射装
置制御基板1201(図25参照)を格納した発射装置
制御基板ケース1113、及び発射制御集合中継基板1
116が設けられている。裏機構盤1102の左下方部
には、上述した発射装置ユニット1008が、同じく右
下方部には、枠制御部(賞球制御部)1150(図25
参照)として、補給球詰まり、下皿部満タン、主電源電
圧異常、発射停止、主制御基板通信異常、賞球モータ異
常などを7セグメントLEDで表示する枠状態表示器1
117を備えた賞球制御基板1350(図25参照)を
格納した枠制御基板ケース(賞球制御基板ケース)11
18が設けられている。
ヒューズボックス1119、電源スイッチ1120、電
源ターミナル基板1121及び大当り、発射装置制御、
球切れ、扉開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接
続端子を備えた枠用外部端子基板1122が設けられて
いる。また、外部からの電力の供給を受けるための電源
ケーブル1123も枠用外部端子基板1122の下側に
配設されている。枠制御基板1350(図25参照)を
格納した枠制御基板ケース1118からは接続ケーブル
1124が上方へ延出し、電源ケーブル1125を備え
たプリペイドカードユニット(CRユニット)1013
に接続されている。また、裏機構盤1102の略中央下
端部には、下皿部用球通路部材1126が設けられてい
る。
子制御装置1130について、図25を参照して説明す
る。まず、電子制御装置1130は、主制御部1140
と、その主制御部1140に接続された賞球制御部(枠
制御部)1150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)
1160、ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)11
70及び音声出力装置制御部(音声制御部)1180を
含んで構成されている。主制御部1140は、主制御基
板1340を備え、主制御部1140以外の上記4つの
制御部1150、1160、1170、1180はそれ
ぞれ副制御部として構成され、副制御基板たる賞球制御
基板(枠制御基板)1350、図柄表示装置制御基板1
360、ランプ出力装置制御基板1370、音声出力装
置制御基板1380を備えている。
U1401を含み、該CPU1401はCPUコア14
80を備え、ROM1482に格納された制御プログラ
ムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチン
コ機1001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進
行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された当
否判定プログラムにより、CPU1401が主体となっ
て図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定手
段)。
制御部1150、1160、1170、1180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部1140から各副制御部1150、
1160、1170、1180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部1140〜1180に
は、主電源1129と接続された電源受電基板1128
から電源ユニット1127、さらには電源中継基板11
21を介して電源が供給されており、後述する電源立上
げ時のシステムリセット信号が電源中継基板1121を
介して全制御部に送信される。
チ中継基板1031、中継基板1200、誘導図柄作動
ゲート通過検知スイッチ1016a、枠用外部端子基板
1122、枠中継基板1200bが接続されている。1
6連スイッチ中継基板1031には16連入球検知スイ
ッチ1025aが接続され、該16連入球検知スイッチ
1025aからの検知信号が主制御部1140に送信さ
れる。なお、主制御部1140には、遊技機外部の試験
装置(検査装置)1807に遊技情報(制御情報を含
む)を出力するための情報出力部が設けられている。具
体的には、図43に示すように、主制御基板1340に
は遊技情報出力回路部1347と変換回路部1341と
出力コネクタ1342とが設けられている。遊技情報出
力回路部1347から出力される遊技情報は、変換回路
部1341にて試験装置1807が読取り可能な情報に
変換され、その変換された遊技情報がコネクタ1342
を介して試験装置1807に出力される。この場合、試
験装置1807からのハーネスをコネクタ1342に接
続するのみで、当該主制御部1140の制御内容を試験
装置1807に出力可能とされている。なお、図44に
示すように、主制御基板1340と試験装置1807と
の間を中継する中継基板1344を当該パチンコ機10
01に設けることもできる。この場合、主制御基板13
40のコネクタ1343と、中継基板1344のコネク
タ1346とが接続され、中継基板1344のコネクタ
1345に試験装置1807からのハーネスが接続され
る。遊技情報は、主制御基板1340の遊技情報出力回
路部1347からコネクタ1343を介して、変換回路
部としての中継基板1344に出力され、該中継基板1
344にて試験装置1807が読取り可能なフォーマッ
トに変換されるとともに、該中継基板1344から試験
装置1807に出力される。
29に示すように、役物作動口入球検知スイッチ101
8c、誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ1019
a、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ1022
a、役物作動口(得点増加装置作動口)入球検知スイッ
チ1023c、役物作動口ソレノイド1018d、役物
作動口(得点増加装置作動口)ソレノイド1023d、
盤用外部端子基板1032等が接続されている。役物作
動口ソレノイド1018dは、役物作動口1018の可
動片1018a,1018bを開閉するためのソレノイ
ドである。役物作動口(得点増加装置作動口)ソレノイ
ド1023dは、役物作動口(得点増加装置作動口)1
023の可動片1023a、1023bを開放するため
のソレノイドである。盤用外部端子基板1032は、各
種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出力するた
めの端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ1104及びドアスイ
ッチ1202等が接続され、枠用外部端子基板1122
は、枠制御部1150とも接続されている。枠中継基板
1200bには、図30に示すように、補給球切れ検知
スイッチ1108、賞球計数センサ1198、下受け皿
満タンスイッチ1199、ファール球センサ1197等
が接続されている。なお、補給球切れ検知スイッチ11
08は、タンクレール1106(図24参照)と賞球払
出装置1109(図24参照)間の球切れを検知するた
めのスイッチ、賞球計数センサ1198は、払い出され
た賞球数を計数するためのセンサ、下受け皿満タンスイ
ッチ1199は、下皿部1006(図22参照)の下受
け皿が満タンになったことを検知するためのスイッチ、
ファール球センサ1197は発射装置ユニット1008
(図24参照)から発射された遊技球が、遊技領域10
11(図23参照)まで達せず、発射レール(図示略)
から下皿部1006に戻ってきた遊技球を検知するため
のセンサである。
御部1140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板1191、
球貸し計数センサ1192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)1013、賞球流路切替ソレノイド1
194、CR操作基板1195、賞球モータセンサ基板
1196、発射装置制御基板1201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板1191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ1192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)1013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド1194は賞球払出装置1109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板1195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)1013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板1196は賞球払出しに係る
賞球モータ1297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示すように、球送りソレノイド中継基板1092、発射
モータ1093、発射球カウントスイッチ1094、発
射停止スイッチ1009b、発射ハンドル部1009が
接続されている。球送りソレノイド中継基板1092に
は球送りソレノイド1091が接続され、上皿部100
5(図22参照)に貯留された遊技球を1球ずつ発射位
置に送り込むためのものである。発射モータ1093
は、発射位置に送り込まれた遊技球を遊技領域1011
(図23参照)に打ち込むための発射ハンマを稼働させ
るモータである。発射球カウントスイッチ1094は、
発射された遊技球の数をカウントするためのスイッチで
あり、該スイッチ1094からの検知情報及びファール
球センサ1197(図30参照)からの検知情報によ
り、遊技領域1011(図23参照)に発射された発射
球数(有効発射球数)が16個とカウントされた場合に
は、1ゲーム(単位遊技)の終了となる。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部1140に接続されている。図柄
表示装置制御部1160には、図28に示すように、表
示盤を備える誘導図柄表示装置基板1017dが接続さ
れ、CPUはROMに格納された制御プログラムによ
り、RAMをワークエリアとして誘導図柄表示装置(表
示盤)1017の作動制御(すなわち、表示装置の表示
制御)を行っている。入球図柄表示装置1025の表示
制御は、主制御部1140が担うものとされているが、
この表示制御を図柄表示装置制御部1160で行うこと
も可能である。
示装置制御部1160と同様の演算回路構成要素(CP
U,ROM,RAM,入出力ポート等)を含んで構成さ
れ、入出力ポートにおいて主制御部1140に接続され
ている。ランプ出力装置制御部1170には、図27に
示すように、電飾中継基板1171a、各種LED基板
等が接続されている。電飾中継基板1171aには、遊
技効果ランプ基板1004g、賞球表示LED基板10
04d等が接続され、さらに賞球表示LED基板100
4dには、ストップ表示LED基板1004f等が接続
されている。これらのランプ等はゲームの進行に対応し
て点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。
装置制御部1160と同様の演算回路構成要素(CP
U,ROM,RAM,入出力ポート等)及びサウンドジ
ェネレータ(図示略)を含んで構成され、入出力ポート
において主制御部1140に接続されている。音声出力
装置制御部1180には、図26に示すように、音声中
継基板1203が接続され、該音声中継基板1203に
接続された音量スイッチ基板1012は、図示しない音
量スイッチの操作に伴い、出力音量の設定を行うもの
で、スピーカー1400aから遊技の進行に対応して各
種サウンド、音声等が出力される。
の各種ランプや音声出力装置制御基板1380に搭載さ
れたサウンドジェネレータは、図柄表示装置制御部11
60の制御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発
生の有無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モ
ード等に応じてその態様は制御される。その制御指令の
指令信号は、ランプ出力装置制御部1170あるいは音
声出力装置制御部1180を作動指令対象とする指令信
号として、主制御部1140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部1170及び音声出力装置制
御部1180は、主制御部1140や枠制御部1150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路について説明する。図41は、
電子制御装置1130(図25参照)の電源部における
基板接続レイアウトの一例を示す回路図である。電子制
御装置1130(図25参照)は、電源受電基板112
8において電源ケーブル1501により交流電圧(AC
24V)を受電する。この交流電圧は、電源受電基板1
128内にてコネクタ1413とコネクタ1414とに
分配される。コネクタ1413には、変圧供給用ケーブ
ル1503が接続され、交流電圧が電源ユニット112
7に供給される。また、コネクタ1414には、交流電
圧供給用ケーブル1514が接続され、交流電圧(賞球
モータ1297駆動用)が賞球制御基板1350(図2
5参照)に供給される。なお、電源受電基板1128に
は、過電流保護のため受電電圧を遮断する電源ヒューズ
1416と、プリペイドカードユニット(CRユニッ
ト)1013(図22参照)へのAC24Vの供給を遮
断するヒューズ1417が取り付けられている。
コネクタ1413から変圧供給用ケーブル1503によ
り、電圧変換部(図示略)を備えた電源ユニット112
7に分配される。電源ユニット1127には、変圧供給
用ケーブル1503が接続される入力コネクタ1421
が形成される一方、各変換電圧の出力端子(1,2,
3,6)、接地端子(4,5)及びバックアップ端子
(7,8)を含んだ出力コネクタ1422が設けられて
いる。なお、図41に示す出力コネクタ1422では2
4Vの出力端子を1個のみ描いているが、実際はDC用
と脈流用との2つの24V端子が形成されている。ま
た、バックアップ端子は8番端子がDC5V用の電圧変
換部(図示略)の接地端子と共通結線され、7番端子と
の間にまたがるように蓄電手段(バックアップ用電力供
給手段)としてのコンデンサ1423が接続されて、D
C5Vのバックアップ電圧が該7番端子から出力される
ようになっている。
22は、ケーブル1504により電源中継基板1121
の入力コネクタ1433に接続され、電源ユニット11
27にて変換・生成された各種電源電圧が供給されるよ
うになっている。そして、電源中継基板1121には、
パチンコ機1001の各種遊技装置の作動を司る複数の
制御基板、ここでは主制御基板1340、賞球制御基板
1350、図柄表示装置制御基板1360、ランプ出力
装置制御基板1370、音声出力装置制御基板1380
及び発射装置制御基板1201を接続するために、各基
板にて使用される電源電圧の出力端子を一まとめとした
基板側コネクタ1434が、各基板に対応して設けられ
ており、各端子に入力コネクタ1433からの電源電圧
及びバックアップ電圧が分配されるようになっている。
なお、図面上では便宜上、一つのコネクタ1434を示
したが、実際は各制御基板にそれぞれ対応して、電源中
継基板1121にはコネクタが複数設けられている。ま
た、バックアップ電圧は、本実施例の場合、遊技球の流
通に直接的に関連する主制御基板1340及び賞球制御
基板1350に供給される。
備端子部を有さない構成となっており、対応する基板に
向かう配線が、形成された全ての端子部に接続されてい
る。具体的には、基板側コネクタ1434は、各電源電
圧の出力端子及び接地端子のみ、又は各電源電圧の出力
端子、接地端子及びバックアップ電源用端子のみを含む
ものとされている。電源系統の設計変更等に柔軟に対応
するためには、新たな電源電圧端子の増設を容易とする
ために、予備端子部を形成しておくと便利な場合もある
が、上記のように予備端子部を敢えて形成せず、全ての
端子を過不足なく使用し尽くす構成とすることで、予備
端子を利用した不正操作を効果的に防止することができ
る利点が生ずる。
27について電源監視モジュール1553を含む内部構
成の一例を示す回路図である。まず、電源受電基板11
28からの出力電圧は、電源ユニット1127内の定電
圧回路部1552にてDC5V等に整流・平滑化され
て、例えば賞球制御部1150(主制御部1140)の
電源端子VCCに入力される一方、補助電源回路(蓄電手
段)1556を介してバックアップ端子に接続されてい
る。この補助電源回路1556は、停電等による電源受
電基板1128からの電力供給の遮断等により、定電圧
回路部1552からの電力供給が途絶えるか、あるいは
出力電圧が所定値以下に降下した場合に、RAM168
1,1481を備えたCPU1601,1401(図3
6参照)に必要な作動電圧を確保するためのものであ
る。ここでは、出力電圧維持用の蓄電手段、具体的には
コンデンサ1557が補助電源回路1556の主体をな
している。なお、定電圧回路部1552から電源端子V
CCへの途上にはコンデンサ1557bが設けられ、電源
供給の遮断時等に、このコンデンサ1557bにより補
助電源回路1556からのバックアップ電圧が供給され
るまでの間の電圧供給が補償される。また、コンデンサ
1557bの容量は、後述するバックアップ処理が完了
するまでの間は少なくとも、RAM1681,1481
を含むCPU1601,1401(図36参照)の作動
を確保できる程度に設定されていることが望ましい。
52からVCCへの電力供給線に対して並列に接続されて
おり、常時はダイオード1558を経て定電圧回路部1
552から電力供給を受けることにより充電状態を維持
している。そして、電力供給が途絶えた場合は、コンデ
ンサ1557がダイオード1558により逆流防止され
つつ放電し、RAM1681,1481を含むCPU1
601,1401(図36参照)に作動電圧を供給す
る。なお、コンデンサ1557の容量は、電断時のバッ
クアップ処理から復帰処理に至る一連の処理が完了する
までの間は少なくとも、RAM1681,1481の作
動を確保できる程度に設定されていることが望ましい。
また、補助電源回路1556は、コンデンサ1557に
代えて電池(この場合、一次電池、二次電池のいずれで
もよい)1557aを用いて構成してもよい。
圧VXは、異常検出手段(ここでは、電源遮断検出手
段)として機能するコンパレータ1569に分岐入力さ
れ、ここで電圧監視基準信号1567の電圧レベルVS
と比較される。VSは、定電圧回路部1552の所定の
端子からの出力電圧(例えば12V)で、例えばCPU
1601,1401(図36参照)の安定した作動が不
能となる下限の電圧レベルに対応して設定することがで
きる。常時はVX>VSであり、コンパレータ1569の
出力は第一状態(ここではLレベル)となっているが、
停電等によりVX<VSになると、コンパレータ1569
の出力は前記した第一状態と異なる第二状態(ここでは
Hレベル)となる。
は、電源遮断信号(異常検出信号)の出力手段であるA
NDゲート1570(異常確定情報生成手段)の一方の
端子に入力される。そして、ANDゲート1570の他
方の端子には、電源遮断信号発生用基準信号1568が
入力されている。この電源遮断信号発生用基準信号15
68は、前記したコンパレータ1569の第二状態に対
応する電圧レベルVYを有する(ここでは便宜的にVS=
VYとしている)。従って、コンパレータ1569の出
力が前記した第二状態になった場合にのみ、ANDゲー
ト1570は電源遮断信号VKを出力し(ここではLレ
ベル)、これがCPU1601,1401(図36参
照)の割込端子に入力される。
570の作動電圧は、定電圧回路部1552(出力:+
12V)により供給されている。なお、ANDゲート1
570の作動電圧は+5Vなので、分圧抵抗1570
a、1570bからなる調整部1570c(DC−DC
コンバータ等であってもよい)により電圧調整されてい
る。また、前記した電圧監視基準信号1567及び電源
遮断信号発生用基準信号1568も定電圧回路1552
により作られる(電圧レベルは分圧抵抗1563、15
64からなる調整部1560により調整されている)。
なお、停電時には定電圧回路1552からの電力供給も
途絶えるので、ダイオード1562とコンデンサ156
1を有する、補助電源回路1556と同様の構成の基準
信号用補助電源回路1559が設けられている。
時には、上記蓄電手段からの補助電力の供給により、R
AM1681,1481(図36参照)内に遊技態様を
成立させるための遊技媒体情報が記憶・保持(バックア
ップ)されることとなる。例えば、異常発生時にCPU
1601,1401(図36参照)がNMI割込み信号
を受けると、CPU1601,1401(図36参照)
のレジスタに書き込まれている遊技態様を成立させるた
めの制御プログラム情報が、該CPU1601,140
1(図36参照)の制御に基づいてRAM1681,1
481(図36参照)に移管され、該制御プログラム情
報が記憶・保持(バックアップ)される。また、異常発
生時のRAM1681,1481(図36参照)に記憶
されている遊技情報も、該RAM1681,1481に
記憶・保持される。
4V等、その他の電圧レベル値を監視し、該電圧レベル
が所定値よりも低下した場合に、上記バックアップ電圧
を供給する構成とすることも可能である。これら監視す
る電圧値、電断信号(NMI割込み信号)を変化させる
タイミングは、バックアップの対象とする制御部に応じ
て種々変更することが可能である。例えば、上述の賞球
モータ1297(図25参照)に対して余分な払出しを
防止するためには、該モータ1297の駆動電圧を参照
して決定することが可能である。また、払出しに要する
時間を考慮して、電断信号及びシステムリセット信号を
変化させるタイミングを決定することが可能である。
て、主制御部1140のCPU1401が実行する処理
を中心にして説明する。パチンコ機1001が起動され
ると、CPU1401は初期設定処理を実行し、その後
はタイマリセットされる毎に(本実施例の場合、リセッ
ト周期は2.048ms)、図31に示されるメインジ
ョブを繰り返し実行する。
ては、CPU1401はスタートスイッチチェックジョ
ブ(S100)として、発射ハンドル1009(図25
参照)に付属しているスタート/ストップスイッチがス
タート状態にされているか否か、ゲーム開始フラグがセ
ットされているか否か、発射球カウントスイッチ109
4(図25参照)のカウント値が16個未満か否かの判
定を行う。
図32に示すように、CPU1401はS201におい
てゲーム終了フラグは「1」か否かを判断し、肯定判断
ならば、S202においてゲーム終了フラグを0クリア
するとともに、ゲームの開始に必要な各種のフラグやタ
イマーに対して確認、設定あるいはクリア等の処理を行
い、否定判断のときにはリターンする。なお、ゲーム終
了フラグは前述の初期設定でセットされ、その後はS1
000の遊技終了ジョブ(図31参照)においてセット
される。
00)では、CPU1401は設定時間や発射ハンドル
1009(図38参照)の操作状態を確認し、確認結果
に基づいて発射装置ユニット1008(図24参照)の
発射モータ1093(図38参照)のON/OFF制御
を実行する。そして、発射制御ジョブ(S300)に続
いて、発射数カウントジョブ(S400)が実行され、
この発射数カウントジョブ(S400)では、発射球カ
ウントスイッチ1094(図38参照)の状態、発射モ
ータ1093(図38参照)の動作時間、ファール球セ
ンサ1197(図30参照)の信号に基づくファール球
などのそれぞれの確認及び発射回数カウンタの更新が行
われる。なお、主制御部1140(図25参照)に設け
られた発射回数カウンタには、発射球カウントスイッチ
1094(図38参照)によって検出された発射球数と
ファール球センサ1197(図30参照)にて検出され
たファール球との差、すなわち有効発射球数が書き込ま
れる。
ト値を更新する乱数更新ジョブ(S500)が行われ
る。これは、誘導図柄表示装置1017における図柄の
当否判定を乱数によって行うための乱数更新ジョブであ
って、図33に示すように、乱数処理として実行される
乱数更新ジョブ(S500)では、CPU1401は、
S501においてRAM1481(図36参照)の設定
エリアに設けられている乱数の値を1インクリメントさ
せ、続くS502において1インクリメントされた乱数
の値が50以上か否かを判断する。ここで、乱数の値が
50以上との肯定判断がなされると、S503で乱数の
値を0クリアする処理がなされる。この後、乱数の値が
50未満との否定判断がなされたときには、リターンす
る。このように更新される乱数値を所定のタイミング
(誘導図柄作動ゲート1016での通過検知時)で取得
し、予め定められた当否決定値と比較して上記当否判定
を行っている(当否判定ジョブ)。
0)が実行される。この遊技ジョブ(S600)のサブ
ルーチンとして図34に示される図柄表示ジョブ(S6
10)が行われる。この図柄表示ジョブ(S610)で
は、CPU1401は、S611において役物作動口入
球検知スイッチ1018c(図29参照)、役物作動口
(得点増加装置作動口)入球検知スイッチ1023c
(図29参照)、16連入球検知スイッチ1025a
(図25参照)をスキャンする。これらからの検知信号
があれば、S612において入球図柄表示装置1025
に対応する数字のランプを点灯表示させる。入球図柄表
示装置1025において、例えば4つの連続した数字ラ
ンプが組合せ点灯表示すれば得点成立となり、所定数の
遊技球等が払い出される。
チンとして図40に示す誘導図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、誘導図柄作動ゲート101
6への入球(すなわち誘導図柄作動検知スイッチ101
6aにおける検知)に基づき、上記当否判定ジョブが行
われ、さらには、外れないし当りの図柄決定用乱数及び
リーチ態様決定用乱数の取得が行われ、その結果がRA
M1482(図36参照)に記憶される。まず、S62
1において、誘導図柄作動ゲート1016への遊技球の
通過に基づき、誘導図柄表示装置1017において各図
柄(この場合3桁の誘導図柄とする)の可変表示を開始
させる。次いで、S622において、上記当否判定ジョ
ブで得られた当否結果を参照し、当り判定(「1」)の
場合は(S623:YES)、S632に進み、上記乱
数により決定されたリーチ態様決定用値を読み出し、さ
らにS633に進み、同様に乱数により決定された大当
り番号を読み出し、S631に進んで、例えば左図柄及
び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ表示態様を経
た後に、右図柄を左図柄及び中図柄と同一図柄に揃えて
停止表示させ確定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM1481(図36参照)に
予め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリー
チ態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
誘導図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、1つの図柄の
み可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に
変化させることも可能である。
0)にて決定された表示態様は、対応するコマンドデー
タ(指令信号)として主制御部1140から図柄表示装
置制御部1160へ所定の時間間隔をおいて出力され、
図柄表示装置制御部1160は、そのコマンドデータに
基づいて任された範囲で制御態様を選択して表示制御を
行う。なお、上記図柄表示装置制御部1160に上記コ
マンドデータに対応して複数の表示パターンからなる表
示パターン群を記憶させておき、指令信号として送信さ
れたコマンドデータに対応する表示パターンを表示パタ
ーン群の中から選択して(乱数取得等により選択するこ
とができる)、誘導図柄表示装置1017における表示
制御を、図柄表示装置制御部1160において行うもの
とすることができる。
セットジョブ(S700)が実行される。図37に示す
ように、このインターバルタイマセットジョブ(S70
0)では、CPU1401はS701においてゲーム中
か否かを判断し、ゲーム中であれば肯定判断となり、S
702において発射回数カウンタのカウント値に基づい
て有効発射球数が16個未満か否かを判断する。否定判
断であれば、続くS703において、インターバルタイ
マのカウント値は「0」か否かを判断し、肯定判断であ
れば、続くS704においてインターバルフラグを
「1」にセットする。なお、S701,S703におい
て否定判断、S702において肯定判断であれば、リタ
ーンする。例えば設定球である16個目の最後の遊技球
が発射されたことを発射球カウントスイッチ1094
(図25参照)によって検知してから一定時間経過後
(例えば、5秒)に、あるいは設定球である16個目の
最後の遊技球が16連入球口1024に入球したことを
16連入球検知スイッチ1025a(図25参照)から
の検知信号によって検知してから一定時間経過後(例え
ば、2秒)において、所定の時期を開始時間と設定し、
その開始時間から次のゲームが開始されるまでの間がイ
ンターバル期間として定められる。
800)が実行される。図35に示すように、得点演算
ジョブ(S800)では、CPU1401はS801に
おいて、1ゲーム中に入球図柄表示装置1025におけ
る得点成立に係る組合せ表示が成立しているか否かを判
断し、肯定判断であればS802に進んでその組合せに
対する得点を加算する。続くS803において、得点増
加装置が作動しているか否かを判断し、肯定判断であれ
ばS802で加算された得点を倍増し、否定判断であれ
ばリターンする。なお、S801において否定判断され
た場合にはS803にスキップするが、S803へのス
キップを省略してリターンに抜けるものとしてもよい。
実行され、得点演算ジョブ(S800)でセットされた
得点データに基づいて、賞球払出のためのデータ取得等
が行われる。そして1ゲームが終了したときに、図示し
ない得点表示装置に1ゲームにおいて成立した得点を払
出スコアとして表示し、そのゲームの得点1点につき1
6個の遊技球が賞球として払出され、入球図柄表示装置
1025は消灯される。ただし、得点の上限は10点
で、10点を超える分は賞球払出の対象とされない。
00)では、CPU1401はインターバルフラグが
「1」にセットされているか否かを判断し、否定判断で
あれば、16個の有効発射球数が発射された後の調整時
間を経過したか否かを判断する。調整時間を経過してい
れば、インターバルフラグを「1」にセットし、次いで
インターバルタイマをカウントアップすれば、ゲーム終
了(単位遊技終了)フラグを「1」にセットしてリター
ンする。
いて、主に図23を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図柄作
動ゲート1016を通過すると誘導図柄表示装置101
7が作動する。誘導図柄表示装置1017に予め定めら
れた図柄の組合せが確定表示されると、役物作動口10
18の可動片1018a,1018bが所定時間開放す
る。その開放時間は、上記図柄の組合せにより異なり、
奇数の3桁同一図柄(「7」「7」「7」等)で確定表
示された場合には2.5秒、「7」を含む3桁奇数図柄
(「3」「5」「7」等)で確定表示された場合には
0.3秒開放される。上記役物作動口1018に遊技球
が入球すると、入球図柄表示装置1025の5番、8番
が点灯表示する。この5番、8番は、16連入球口10
24の入球困難な入球口に対応している。
すると、遊技球は誘導装置1020aにおいて誘導可能
状態として一時的に周動挙動をとり、その後に、作動誘
導領域1020b、非作動誘導領域1020c,102
0cのいずれかに誘導される。ここで、作動誘導領域1
020bから誘導増加装置作動領域1019に入球する
と、誘導増加装置(主制御部)が作動し、特別遊技状態
が発生する。この誘導増加装置は、最高14回の単位遊
技(14ゲーム)まで継続して作動するものとされてお
り、この権利回数は、権利発生中、遊技領域1011の
中央から右半面側に設けられた権利回数表示装置102
7に表示され、次回以降の単位遊技(ゲーム)開始時に
残権利回数を表示するものとされている。
って、誘導図柄作動ゲート1016、誘導図柄表示装置
1017、役物作動口1018は第1の遊技態様(普通
遊技状態)用の遊技装置群として機能している。また、
特定入球口1021、誘導装置1020a、作動誘導領
域1020b、非作動誘導領域1020c,1020
c、誘導増加装置作動領域1019は第2の遊技態様用
(特別遊技発生用)の遊技装置群として機能している。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート1022を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)102
3が2.0秒開放する。役物作動口(得点増加装置作動
口)1023に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
1025の8番、9番、12番、13番が点灯表示する
とともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得点が
2倍となる。この8番、9番、12番、13番は、16
連入球口1024の入球困難な入球口に対応している。
なお、この特別遊技状態は、14回の単位遊技を上限と
して繰り返し行われ、該単位遊技が14回に達するか、
誘導増加装置作動領域1019に遊技球が入球するかの
いずれかによって終了となる。以上が特別遊技状態にか
かる遊技態様であって、役物誘導装置作動ゲート102
2、役物作動口(得点増加装置作動口)1023は第3
の遊技態様(特別遊技状態)用の遊技装置群として機能
している。
1においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、誘導図柄表示装置1017において、当りとなる
特定の表示態様が確定表示される確率を高くすれば、役
物作動口1018が遊技者にとって相対的に有利な状態
に変化する割合も高まるので、賞が獲得し易くなり、普
通状態においても遊技者の遊技意欲を減退させることが
少なくなり得る。また、遊技者に対し、従来にない斬新
な遊技興趣を付与することが可能である。
1010の構成の一変形例を図39を参照しつつ説明す
る。この場合、遊技盤1010の遊技領域1011にお
いて、盤面向かって左側領域に第1の遊技態様用遊技装
置群が、中央領域に第2の遊技態様用遊技装置群が、右
側に第3の遊技態様遊技装置群が明確に分けて配置され
ている。
作動ゲート1916と、誘導図柄表示装置1917を備
えた役物作動口(第1変動入球装置)1918とを備え
ている。誘導図柄作動ゲート1916を遊技球が通過す
ると、役物作動口1918の前面側に設けられた誘導図
柄表示装置において図柄の可変表示が開始され、所定時
間の可変表示後に該図柄が確定表示される。そして、確
定表示された図柄が予め定められた特定の表示態様とな
った場合に、閉じている可動片1918a,1918b
が左右に開いて役物作動口1918が開放される。この
役物作動口1918に遊技球が入球すると、上記役物作
動口1018に入球した場合と同様に、入球図柄表示装
置1025の所定の数字ランプが点灯表示される。
口1921と、誘導装置1920とを備えている。特定
入球口1921に遊技球が入球すると、図示しない樋や
通路等を介して該誘導装置1920の凹状板の直上から
落下し、該凹状板上を遊技球が一時的に周動(回転)
し、その後に、3つの穴で形成された作動誘導領域19
20b、非作動誘導領域1920c,1920cのいず
れかに誘導される。遊技球が作動誘導領域1920bか
ら誘導増加装置作動領域1919に入球すると、誘導増
加装置が作動し特別遊技状態が発生する。
装置作動ゲート1922と、役物作動口(第2変動入球
装置)1923とを備えている。上記特別遊技状態中
に、役物誘導装置作動ゲート1922を遊技球が通過す
ると、役物作動口(得点増加装置作動口)1923が所
定時間開放し、該役物作動口(得点増加装置作動口)1
923に遊技球が入球すると、上記の実施例と同様、入
球図柄表示装置1025の所定の数字ランプが点灯表示
するとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得
点が2倍となる。なお、特別遊技状態の継続条件等につ
いては、上記実施例と同様である。
領域を3分割し、3種類の遊技態様を異なる領域で遊技
するものとなり、遊技初心者にとっても理解し易い盤面
構成となり得る。また、誘導図柄表示装置1917を役
物作動口1918と一体化したために、遊技領域の有効
利用が可能となり得る。
01について説明したが、上記実施例の入球装置を通過
ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート(通過装
置)を入球装置とすることが可能である。また、誘導図
柄表示装置には7セグメントLEDや液晶(LCD)に
よる表示が可能で、誘導装置もクルーンに限らず、遊技
球を2以上の領域に誘導可能な装置であればよい。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)2001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、特に説明のない箇所については第2
実施例と同様の構成を有しているものとする。この場
合、特に遊技盤の構成が第2実施例と主に異なるものと
されている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機1001の
前面部と同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部
と、下皿部と、施錠装置とから構成されている(図示及
び詳細説明省略)。まず、前面部に形成される遊技盤2
010の表面構造について図45の模式図を参照して説
明する。遊技盤2010は、略長方形の木製の板状体で
あって中枠(1003:図22参照)に保持されるとと
もに、裏機構盤(1102:図24参照)によりその背
面側が覆われている。遊技盤2010には、遊技盤20
10の表面に設けられた外レール(図示略)と内レール
(図示略)とにより略円形状の遊技領域2011が形成
され、遊技領域2011内には、特定検知装置としての
役物誘導装置作動ゲート2016と、第1変動入球装置
としての役物作動口2018と、特定入球口入球検知ス
イッチ2021a(図46参照)を備えた始動検知装置
としての特定入球口2021と、可変表示装置としての
誘導増加装置作動判定図柄表示装置2017と、役物作
動用検知装置としての役物誘導装置作動ゲート2022
と、第2変動入球装置としての役物作動口(得点増加装
置作動口)2023と、16個の入球領域が相互隣接し
て配置された16連入球口2024と、16連入球口2
024の各入球領域に該当する識別情報を点灯表示する
入球図柄表示装置(識別情報表示装置)2025と、多
数の障害釘(図示略)等が配設されている。また、特定
入球口2021には、貯留装置としての貯留部2020
dと、貯留部2020dに貯留されている遊技球を特定
入球領域としての誘導増加装置作動領域2020b又は
非特定入球領域としての貯留球排出口2020cのいず
れかに誘導可能な誘導増加装置作動領域誘導部(誘導装
置)2020aとが形成されている。
領域2011の中央から左半面側上方に配置され、内部
に通過検知スイッチ2016a(図48参照)を備えて
いる。この通過検知スイッチ2016aにおいて遊技球
が検知されると、役物作動口2018が開放される。
の中央下部に配置され、一対の可動片2018a,20
18bを備え、それら可動片2018a,2018bの
作動に基づき、遊技者にとって入球有利な開放状態とな
る。また、内部に役物作動口入球検知スイッチ2018
c(図48参照)を備えており、この入球検知スイッチ
2018cにおいて遊技球が検知されると、入球図柄表
示装置2025における1ないし複数の識別情報が点灯
表示されることとなる。具体的には、障害釘で比較的入
球困難とされた入球領域に対応した識別情報を含んで点
灯表示される。なお、遊技領域2011の前方向に開閉
可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役
物作動口2018を開放状態とすることも可能である。
の略中央に配置され、前述したように、誘導増加装置作
動領域2020bと、貯留球排出口2020cと、誘導
増加装置作動領域2020bへ遊技球を誘導可能な誘導
装置2020aとを備えている。誘導装置2020a
は、いわゆる振分装置と呼ばれる回転体の役物であっ
て、当該特定入球口2021に入球した遊技球を一時的
に貯留可能な凹状の貯留部2020dを備えている。誘
導装置2020aは、遊技盤2010に向かって左右両
方向に回転可能とされており、左回りで回転すると、貯
留部2020dにて貯留している遊技球を誘導増加装置
作動領域2020bへ誘導し、右回りで回転すると貯留
球排出口2020cへ遊技球を誘導するものとなってい
る。なお、誘導装置2020aは、該誘導装置2020
aの非作動時、すなわち誘導増加装置作動判定図柄表示
装置2017が可変開始待ち状態又は可変表示状態中
は、凹状の貯留部2020dを上向きにした遊技球受入
待ち状態又は誘導待機状態とされている。
20aの上方に形成され、この入口から入球した遊技球
は、上記誘導装置2020aの貯留部2020dにて貯
留された後に、誘導増加装置作動領域2020b又は貯
留球排出口2020cのいずれかへ誘導される。誘導増
加装置作動領域2020bは、誘導装置2020aの左
下方に設けられ、内部に誘導増加装置作動領域通過検知
スイッチ2019a(図48参照)を備えている。該検
知スイッチ2019aに遊技球が検知されると、誘導増
加装置が作動して遊技者にとって有利な特別遊技状態が
発生する。なお、誘導増加装置は、主制御部2140
(図46参照)を主体として構成され、遊技状態を変化
させる特別の装置のことをいう。
球口入球検知スイッチ2021a(図46参照)が設け
られ、この検知に基づき誘導増加装置作動判定図柄表示
装置2017において複数の図柄の可変表示が開始され
る。誘導増加装置作動判定図柄表示装置2017は、遊
技領域2011の左半面側下方に配置され、3つの表示
領域、すなわち左図柄表示領域2017a、中図柄表示
領域2017b、右図柄表示領域2017cを備え、そ
れぞれ複数の図柄を可変停止表示することが可能とされ
ている。誘導増加装置作動判定図柄表示装置2017に
おいて、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄
で揃って停止表示(確定表示)すると、大当りとなっ
て、誘導装置2020aが左回りに回転し、貯留されて
いる遊技球が上記誘導増加装置作動領域2020bへ誘
導され、誘導増加装置(後述する)が作動する。また、
上記大当りとなる場合の図柄表示態様以外の態様(外れ
表示態様)で確定表示されると、誘導装置2020aが
右回りに回転し、貯留されている遊技球が、貯留球排出
口2020cへ誘導される。
は、遊技領域2011の中央から右半面側上方に配置さ
れ、内部に役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ2
022a(図48参照)を備えている。上記特別遊技状
態の発生中において、役物誘導装置作動ゲート2022
の検知スイッチ2022aに遊技球が検知されると、役
物作動口(得点増加装置作動口)2023が開放され
る。
3は、遊技領域2011の右半面側下方に配置され、一
対の可動片2023a,2023bを備え、それら可動
片2023a,2023bの作動に基づき、遊技者にと
って入球有利な開放状態となる。また、内部に役物作動
口入球検知スイッチ2023c(図48参照)を備え、
該検知スイッチ2023cに遊技球が検知されると、入
球図柄表示装置2025の所定の識別情報(概ね入球困
難な入球領域に対応した識別情報)が点灯表示されると
ともに、後述する得点増加装置(賞態様増加装置)が作
動する。なお、遊技領域2011の前方向に開閉可能な
開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動
口(得点増加装置作動口)2023を開放状態とするこ
とも可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)2025が配設されている。
16連入球口2024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ2025a(図46参照)が設けられ、該
検知スイッチ2025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置2025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
2001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16個において点灯表示された識別情報の組
合せに基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続
した数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付
与され、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い
出される。また、ICカード等に得点又は賞球数若しく
は賞メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄
表示装置(識別情報表示装置)2025は、例えば7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示とすることも可能で、この場合、上記検知スイッチ2
025aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当
する入球図柄表示装置(識別情報表示装置)2025の
7セグメントLED、ドットマトリクスや液晶(LC
D)表示画面上において識別情報(数字)が表示され
る。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
2130について、図46を参照して説明する。まず、
電子制御装置2130は、主制御部2140と、その主
制御部2140に接続された賞球制御部(枠制御部)2
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)2160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)2170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)2180を含んで構成
されている。主制御部2140は、主制御基板2340
を備え、主制御部2140以外の上記4つの制御部21
50、2160、2170、2180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)2350、図柄表示装置制御基板2360、ラ
ンプ出力装置制御基板2370、音声出力装置制御基板
2380を備えている。
PU1401を含み、該CPU1401はCPUコア1
480を備え、ROM1482に格納された制御プログ
ラムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチ
ンコ機2001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本
進行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された
当否判定プログラムにより、CPU1401が主体とな
って図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定
手段)。
制御部2150、2160、2170、2180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部2140から各副制御部2150、
2160、2170、2180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部2140〜2180に
は、主電源2129と接続された電源受電基板2128
から電源ユニット2127、さらには電源中継基板21
21を介して電源が供給されており、電源立上げ時のシ
ステムリセット信号が電源中継基板2121を介して全
制御部に送信される。
チ中継基板2031、中継基板2200、特定入球口入
球検知スイッチ2021a、枠用外部端子基板212
2、枠中継基板2200bが接続されている。16連ス
イッチ中継基板2031には16連入球検知スイッチ2
025aが接続され、該16連入球検知スイッチ202
5aからの検知信号が主制御部2140に送信される。
なお、主制御部2140には、遊技機外部の試験装置
(検査装置)2807に遊技情報(制御情報を含む)を
出力するための情報出力部が設けられている。具体的に
は、図43及び図44に示した第2実施例と同様の構成
とされている。
48に示すように、役物誘導装置作動ゲート通過検知ス
イッチ2016a、役物作動口入球検知スイッチ201
8c、誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ2019
a、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ2022
a、役物作動口(得点増加装置作動口)入球検知スイッ
チ2023c、役物作動口ソレノイド2018d、役物
作動口(得点増加装置作動口)ソレノイド2023d、
盤用外部端子基板2032等が接続されている。役物作
動口ソレノイド2018dは、役物作動口2018の可
動片2018a,2018bを開閉するためのソレノイ
ドである。役物作動口(得点増加装置作動口)ソレノイ
ド2023dは、役物作動口(得点増加装置作動口)2
023の可動片2023a、2023bを開放するため
のソレノイドである。盤用外部端子基板2032は、各
種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出力するた
めの端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ2104及びドアスイ
ッチ2202等が接続され、枠用外部端子基板2122
は、枠制御部2150とも接続されている。枠中継基板
2200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部2140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板2191、
球貸し計数センサ2192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)2013、賞球流路切替ソレノイド2
194、CR操作基板2195、賞球モータセンサ基板
2196、発射装置制御基板2201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板2191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ2192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)2013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド2194は賞球払出装置2109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板2195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)2013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板2196は賞球払出しに係る
賞球モータ2297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部2140に接続されている。図柄
表示装置制御部2160には、図47に示すように、表
示盤を備える誘導増加装置作動判定図柄表示装置基板2
017dが接続され、CPUはROMに格納された制御
プログラムにより、RAMをワークエリアとして誘導増
加装置作動判定図柄表示装置(表示盤)2017の作動
制御(すなわち、表示装置の表示制御)を行っている。
なお、入球図柄表示装置2025の表示制御は、主制御
部2140が担うものとされているが、この表示制御を
図柄表示装置制御部2160で行うことも可能である。
70は、図柄表示装置制御部2160と同様の演算回路
構成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)
を含んで構成され、入出力ポートにおいて主制御部21
40に接続されている。ランプ出力装置制御部2170
には、図27に示した第2実施例と同様の電飾中継基板
1171a、各種LED基板等が接続されている。
0は、図柄表示装置制御部2160と同様の演算回路構
成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及
びサウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、
入出力ポートにおいて主制御部2140に接続されてい
る。音声出力装置制御部2180には、図26に示した
第2実施例と同様の音声中継基板1203が接続され、
該音声中継基板1203に接続された音量スイッチ基板
1012は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出
力音量の設定を行うもので、スピーカー1400aから
遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力され
る。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
2380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部2160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部2170あるいは音声出力
装置制御部2180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部2140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部2170及び音声出力装置制
御部2180は、主制御部2140や枠制御部2150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部2140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機20
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図49に示す判定図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、特定入球口2021への入
球(すなわち特定入球口入球検知スイッチ2021aに
おける検知)に基づき、第2実施例と同様の当否判定ジ
ョブが行われ、さらには、外れないし当りの図柄決定用
乱数及びリーチ態様決定用乱数の取得が行われ、その結
果がRAM1482(図36参照)に記憶される。ま
ず、S621において、特定入球口2021への遊技球
の通過に基づき、誘導増加装置作動判定図柄表示装置2
017において各図柄(この場合3桁の判定図柄とす
る)の可変表示を開始させる。次いで、S622におい
て、上記当否判定ジョブで得られた当否結果を参照し、
当り判定(「1」)の場合は(S623:YES)、S
632に進み、上記乱数により決定されたリーチ態様決
定用値を読み出し、さらにS633に進み、同様に乱数
により決定された大当り番号を読み出し、S631に進
んで、例えば左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定
のリーチ表示態様を経た後に、右図柄を左図柄及び中図
柄と同一図柄に揃えて停止表示させ確定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM1481(図36参照)に
予め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリー
チ態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
判定図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、1つの図柄の
み可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に
変化させることも可能である。
0)にて決定された表示態様は、対応するコマンドデー
タ(指令信号)として主制御部2140から図柄表示装
置制御部2160へ所定の時間間隔をおいて出力され、
図柄表示装置制御部2160は、そのコマンドデータに
基づいて任された範囲で制御態様を選択して表示制御を
行う。なお、上記図柄表示装置制御部2160に上記コ
マンドデータに対応して複数の表示パターンからなる表
示パターン群を記憶させておき、指令信号として送信さ
れたコマンドデータに対応する表示パターンを表示パタ
ーン群の中から選択して(乱数取得等により選択するこ
とができる)、誘導増加装置作動判定図柄表示装置20
17における表示制御を、図柄表示装置制御部2160
において行うものとすることができる。
いて、主に図45を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が役物誘導装
置作動ゲート2016を通過すると、役物作動口201
8の可動片2018a,2018bが所定時間、例えば
0.3秒開放する。役物作動口2018に遊技球が入球
すると、入球図柄表示装置2025の5番、8番が点灯
表示する。この5番、8番は、16連入球口2024の
入球困難な入球口に対応している。
すると、遊技球は貯留部2020dに貯留されるととも
に、貯留部2020dの底に設けられた特定入球口検知
スイッチ2021a(図46参照)が遊技球を検知する
ことにより、誘導増加装置作動判定図柄表示装置201
7が可変表示を開始する。そして、入球図柄表示装置2
025の6番が点灯表示する。この6番は、16連入球
口2024の入球困難な入球口に対応している。誘導増
加装置作動判定図柄表示装置2017において、図柄が
特定の表示態様(当り表示態様)で確定表示された場合
には、誘導装置2020aがその貯留されている遊技球
を誘導増加装置作動領域2020bに誘導する。ここ
で、誘導増加装置作動領域2020bに遊技球が入球す
ると、誘導増加装置(主制御部2140)が作動し、特
別遊技状態が発生する。この誘導増加装置は、最高14
回の単位遊技(14ゲーム)まで継続して作動するもの
とされており、この権利回数は、権利発生中、誘導装置
2020aの略中央に設けられた権利回数表示装置20
27に表示され、次回以降の単位遊技(ゲーム)開始時
に残権利回数を表示するものとされている。なお、上述
したように、誘導増加装置作動判定図柄表示装置201
7において図柄が外れ表示態様で確定表示された場合に
は、誘導装置2020aがその貯留されている遊技球を
貯留球排出口2020cに誘導する。
って、役物誘導装置作動ゲート2016、役物作動口2
018は第1の遊技態様(普通遊技状態)用の遊技装置
群として機能している。また、特定入球口2021、誘
導増加装置作動判定図柄表示装置2017、誘導装置2
020a、誘導増加装置作動領域2020b、貯留球排
出口2020cは第2の遊技態様用(特別遊技発生用)
の遊技装置群として機能している。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート2022を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)202
3が所定時間開放する。役物作動口(得点増加装置作動
口)2023に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
2025の11番、13番、14番、15番が点灯表示
するとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得
点が2倍となる。この11番、13番、14番、15番
は、16連入球口2024の入球困難な入球口に対応し
ている。なお、この特別遊技状態は、14回の単位遊技
を上限として繰り返し行われ、該単位遊技が14回に達
するか、誘導増加装置作動領域2020bに遊技球が入
球するかのいずれかによって終了となる。また、誘導増
加装置の作動中以外は、役物誘導装置作動ゲート202
2に遊技球が通過しても、役物作動口(得点増加装置作
動口)2023は開放しないものとされており、さら
に、開放した役物作動口(得点増加装置作動口)202
3に入球がない場合は、開放した単位遊技(ゲーム)を
含めて3回の単位遊技(3ゲーム)を経過すると開放が
解除され、役物作動口(得点増加装置作動口)2023
が閉じられるものとされている。言い換えると、入球が
ない場合は、開放した単位遊技(ゲーム)を含めて最高
3回まで開放が継続される。以上が特別遊技状態にかか
る遊技態様であって、役物誘導装置作動ゲート202
2、役物作動口(得点増加装置作動口)2023は第3
の遊技態様(特別遊技状態)用の遊技装置群として機能
している。
01においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、誘導増加装置作動判定図柄表示装置2017にお
いて、当りとなる特定の表示態様が確定表示される確率
を高くすれば、特別遊技状態が発生し易くなり、遊技者
にとって大量の賞を獲得し易くなる。また、障害釘等に
より、役物誘導装置作動ゲート2016へ遊技球を導く
易くし、また、役物作動口2018へ遊技球を導き易く
すれば、役物作動口2018への入球する割合も高まる
ので、賞が獲得し易くなり、普通状態においても遊技者
の遊技意欲を減退させることが少なくなり得る。また、
遊技者に対し、従来にない斬新な遊技興趣を付与するこ
とが可能である。
01について説明したが、例えば上記実施例の入球装置
を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート(通
過装置)を入球装置とすることが可能である。また、誘
導増加装置作動判定図柄表示装置には7セグメントLE
Dや液晶(LCD)による表示が可能で、誘導装置も回
転体に限らず、左右に揺動する板状の振分装置等、遊技
球を2以上の領域に誘導可能な装置であればよい。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)3001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、特に説明のない箇所については第2
実施例と同様の構成を有しているものとする。この場
合、特に遊技盤の構成が第2実施例と主に異なるものと
されている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機1001の
前面部と同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部
と、下皿部と、施錠装置とから構成されている(図示及
び詳細説明省略)。まず、前面部に形成される遊技盤3
010の表面構造について図50の模式図を参照して説
明する。遊技盤3010は、略長方形の木製の板状体で
あって中枠(1003:図22参照)に保持されるとと
もに、裏機構盤(1102:図24参照)によりその背
面側が覆われている。遊技盤3010には、遊技盤30
10の表面に設けられた外レール(図示略)と内レール
(図示略)とにより略円形状の遊技領域3011が形成
され、遊技領域3011内には、始動検知装置としての
特定入球口3021と、可変表示装置及び抽選装置とし
ての図柄表示装置3017と、役物作動用検知装置とし
ての役物誘導装置作動ゲート3022a,3022b
と、変動入球装置としての役物作動口(得点増加装置作
動口)3023と、16個の入球領域が相互隣接して配
置された16連入球口3024と、16連入球口302
4の各入球領域に該当する識別情報を点灯表示する入球
図柄表示装置(識別情報表示装置)3025と、多数の
障害釘(図示略)等が配設されている。
の略中央に配置され、貯留装置としての貯留部3020
dと、貯留部3020dに貯留されている遊技球を特定
入球領域としての誘導増加装置作動領域3019に誘導
可能な誘導装置3020aとを備える。本実施例の場
合、貯留装置3020dと誘導装置3020aとが同じ
遊技装置として構成されており、該遊技装置が非作動状
態のときは貯留装置3020dとして機能し、作動状態
のときは誘導装置3020aとして機能している。ま
た、貯留部3020dの底部には特定入球口入球検知ス
イッチ3021a(図51参照)が設けられ、この検知
に基づき図柄表示装置3017において複数の図柄の可
変表示が開始される。なお、特定入球口3021の上方
には、遊技球を該特定入球口3021へ誘導する誘導部
材3027,3027と、該誘導部材3027,302
7の上方にあって、遊技球の特定入球口3021の真上
からの入球を阻害する障害部材3026とが配設されて
いる。
装置と呼ばれる左右に移動可能な板状の役物であって、
当該特定入球口3021に入球した遊技球を一時的に貯
留可能な凹状の貯留部3020dを備えている。誘導装
置3020aは、遊技盤3010に向かって左右両方向
に移動可能とされており、右側に移動すると、貯留部3
020dにて貯留している遊技球を誘導増加装置作動領
域誘導部3020bへ誘導し、左側に移動すると貯留球
排出口3020cへ遊技球を誘導するものとなってい
る。なお、誘導装置3020aは、該誘導装置3020
aの非作動時、すなわち図柄表示装置3017が可変開
始待ち状態又は可変表示状態中は、遊技球受入状態又は
誘導待機状態とされている。
20aの上方に形成され、この入口から入球した遊技球
は、上記誘導装置3020aの貯留部3020dにて貯
留された後に、誘導増加装置作動領域誘導部3020b
又は貯留球排出口3020cのいずれかへ誘導される。
誘導増加装置作動領域誘導部3020bは、誘導装置3
020aの右下方に設けられ、該誘導増加装置作動領域
誘導部3020bを通過した遊技球は、誘導増加装置作
動領域3019に誘導される。誘導増加装置作動領域3
019は、内部に誘導増加装置作動領域通過検知スイッ
チ3019a(図53参照)を備えている。該検知スイ
ッチ3019aに遊技球が検知されると、入球図柄表示
装置3025の所定の識別情報(概ね入球困難な入球領
域に対応した識別情報)が点灯表示されるとともに、誘
導増加装置が作動して遊技者にとって有利な特別遊技状
態が発生する。特別遊技状態は、上記1ゲーム(単位遊
技)中に獲得した賞が倍増される遊技状態で、所定のゲ
ーム回数分を上限として、その遊技状態が継続される。
本実施例では、その継続ゲーム回数の上限が、12ゲー
ム又は14ゲームのいずれかとされている。なお、上記
誘導増加装置は、主制御部3140(図51参照)を主
体として構成され、遊技状態を変化させる特別の装置の
ことをいう。
1の左半面側下方に配置され、3つの表示領域、すなわ
ち左図柄表示領域3017a、中図柄表示領域3017
b、右図柄表示領域3017cを備えている。上記特定
入球口検知スイッチ3021aの検知結果に基づき、左
図柄表示領域3017aと、右図柄表示領域3017c
とが誘導増加装置作動判定図柄表示装置(以下、第1図
柄表示装置ともいう)3217として可変表示を開始す
る。第1図柄表示装置3217においては、左右表示領
域3017a,3017bがそれぞれ複数の図柄を可変
停止表示することが可能とされており、例えば、図柄が
「7、7」の2桁同一図柄で揃って停止表示(確定表
示)すると、大当りとなって、誘導装置3020aが右
側に移動し、貯留されている遊技球が誘導増加装置作動
領域誘導部3020bから上記誘導増加装置作動領域3
019へ誘導され、誘導増加装置(後述する)が作動す
る。また、上記大当りとなる場合の図柄表示態様以外の
態様(外れ表示態様)で確定表示されると、誘導装置3
020aが左側に移動し、貯留されている遊技球が、貯
留球排出口3020cへ誘導される。
誘導増加装置作動領域3019へ遊技球が誘導された場
合に、誘導増加装置作動回数判定図柄表示装置(以下、
第2図柄表示装置ともいう)3317として可変表示を
開始する。この第2図柄表示装置3317、上記特別遊
技状態の継続回数の上限を抽選するための抽選装置とし
て機能しており、確定表示される図柄に基づいて該継続
回数の上限(12ゲーム若しくは14ゲーム)が決定さ
れる。
a,3022bは、遊技領域3011の中央部及び該中
央から右半面側に配置され、内部に役物誘導装置作動ゲ
ート通過検知スイッチ3022c,3022d(図53
参照)を備えている。上記特別遊技状態の発生中におい
て、役物誘導装置作動ゲート3022a,3022bの
検知スイッチ3022c,3022dのいずれかに遊技
球が検知されると、役物作動口(得点増加装置作動口)
3023が開放される。
3は、遊技領域3011の中央から右半面側に配置さ
れ、一対の可動片3023a,3023bを備え、それ
ら可動片3023a,3023bの作動に基づき、遊技
者にとって入球有利な開放状態となる。また、内部に役
物作動口入球検知スイッチ3023c(図53参照)を
備え、該検知スイッチ3023cに遊技球が検知される
と、入球図柄表示装置3025の所定の識別情報(概ね
入球困難な入球領域に対応した識別情報)が点灯表示さ
れるとともに、得点増加装置(賞態様増加装置)が作動
する。なお、遊技領域3011の前方向に開閉可能な開
閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動口
(得点増加装置作動口)3023を開放状態とすること
も可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)3025が配設されている。
16連入球口3024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ3025a(図51参照)が設けられ、該
検知スイッチ3025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置3025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
3001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16球において点灯された識別情報の組合せ
に基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続した
数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付与さ
れ、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い出さ
れる。また、ICカード等に得点又は賞球数若しくは賞
メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)3025は、例えば7セグメ
ントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表示と
することも可能で、この場合、上記検知スイッチ302
5aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当する
入球図柄表示装置(識別情報表示装置)3025の7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示画面上において識別情報(数字)が表示される。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
3130について、図51を参照して説明する。まず、
電子制御装置3130は、主制御部3140と、その主
制御部3140に接続された賞球制御部(枠制御部)3
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)3160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)3170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)3180を含んで構成
されている。主制御部3140は、主制御基板3340
を備え、主制御部3140以外の上記4つの制御部31
50、3160、3170、3180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)3350、図柄表示装置制御基板3360、ラ
ンプ出力装置制御基板3370、音声出力装置制御基板
3380を備えている。
PU1401を含み、該CPU1401はCPUコア1
480を備え、ROM1482に格納された制御プログ
ラムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチ
ンコ機3001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本
進行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された
当否判定プログラムにより、CPU1401が主体とな
って図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定
手段)。
制御部3150、3160、3170、3180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部3140から各副制御部3150、
3160、3170、3180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部3140〜3180に
は、主電源3129と接続された電源受電基板3128
から電源ユニット3127、さらには電源中継基板31
21を介して電源が供給されており、電源立上げ時のシ
ステムリセット信号が電源中継基板3121を介して全
制御部に送信される。
チ中継基板3031、中継基板3200、特定入球口入
球検知スイッチ3021a、枠用外部端子基板312
2、枠中継基板3200bが接続されている。16連ス
イッチ中継基板3031には16連入球検知スイッチ3
025aが接続され、該16連入球検知スイッチ302
5aからの検知信号が主制御部3140に送信される。
なお、主制御部3140には、遊技機外部の試験装置
(検査装置)3807に遊技情報(制御情報を含む)を
出力するための情報出力部が設けられている。具体的に
は、図43及び図44に示した第2実施例と同様の構成
とされている。
53に示すように、誘導増加装置作動領域通過検知スイ
ッチ3019a、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイ
ッチ3022c,3022d、役物作動口(得点増加装
置作動口)入球検知スイッチ3023c、役物作動口
(得点増加装置作動口)ソレノイド3023d、盤用外
部端子基板3032等が接続されている。役物作動口
(得点増加装置作動口)ソレノイド3023dは、役物
作動口(得点増加装置作動口)3023の可動片302
3a、3023bを開放するためのソレノイドである。
盤用外部端子基板3032は、各種検知スイッチデータ
等を当該遊技機外部に出力するための端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ304及びドアスイッ
チ3202等が接続され、枠用外部端子基板3122
は、枠制御部3150とも接続されている。枠中継基板
3200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部3140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板3191、
球貸し計数センサ3192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)3013、賞球流路切替ソレノイド3
194、CR操作基板3195、賞球モータセンサ基板
3196、発射装置制御基板3201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板3191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ3192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)3013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド3194は賞球払出装置3109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板3195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)3013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板3196は賞球払出しに係る
賞球モータ3297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部3140に接続されている。図柄
表示装置制御部3160には、図52に示すように、表
示盤を備える図柄表示装置基板3017dが接続され、
CPUはROMに格納された制御プログラムにより、R
AMをワークエリアとして図柄表示装置(表示盤)30
17の作動制御(すなわち、表示装置の表示制御)を行
っている。なお、入球図柄表示装置3025の表示制御
は、主制御部3140が担うものとされているが、この
表示制御を図柄表示装置制御部3160で行うことも可
能である。
70は、図柄表示装置制御部3160と同様の演算回路
構成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)
を含んで構成され、入出力ポートにおいて主制御部31
40に接続されている。ランプ出力装置制御部3170
には、図27に示した第2実施例と同様の電飾中継基板
1171a、各種LED基板等が接続されている。
0は、図柄表示装置制御部3160と同様の演算回路構
成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及
びサウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、
入出力ポートにおいて主制御部3140に接続されてい
る。音声出力装置制御部3180には、図26に示した
第2実施例と同様の音声中継基板1203が接続され、
該音声中継基板1203に接続された音量スイッチ基板
1012は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出
力音量の設定を行うもので、スピーカー1400aから
遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力され
る。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
3380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部3160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部3170あるいは音声出力
装置制御部3180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部3140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部3170及び音声出力装置制
御部3180は、主制御部3140や枠制御部3150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部3140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機30
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図54に示す第1図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、特定入球口3021への入
球(すなわち特定入球口入球検知スイッチ3021aに
おける検知)に基づき、第2実施例と同様の当否判定ジ
ョブが行われ、さらには、外れないし当りの図柄決定用
乱数及びリーチ態様決定用乱数の取得が行われ、その結
果がRAM1482(図36参照)に記憶される。ま
ず、S621において、特定入球口3021への遊技球
の通過に基づき、図柄表示装置3017の第1図柄表示
装置3217において各図柄(この場合2桁の当否判定
図柄とする)の可変表示を開始させる。次いで、S62
2において、上記当否判定ジョブで得られた当否結果を
参照し、当り判定(「1」)の場合は(S623:YE
S)、S632に進み、上記乱数により決定されたリー
チ態様決定用値を読み出し、さらにS633に進み、同
様に乱数により決定された大当り番号を読み出し、S6
31に進んで、例えば左図柄表示領域3017aにおい
て当り図柄に相当する図柄(本実施例の場合、数字
「1」〜「9」のうち「3」と「7」)を表示し、右図
柄表示領域3017cにおいて所定のリーチ表示態様を
経た後に、右図柄を左図柄と同一図柄に揃えて停止表示
させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確定さ
せる。なお、通常外れ判定の場合も、右図柄の可変表示
時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に変化させる
ことも可能である。
て決定された表示態様は、対応するコマンドデータ(指
令信号)として主制御部3140から図柄表示装置制御
部3160へ所定の時間間隔をおいて出力され、図柄表
示装置制御部3160は、そのコマンドデータに基づい
て任された範囲で制御態様を選択して表示制御を行う。
なお、上記図柄表示装置制御部3160に上記コマンド
データに対応して複数の表示パターンからなる表示パタ
ーン群を記憶させておき、指令信号として送信されたコ
マンドデータに対応する表示パターンを表示パターン群
の中から選択して(乱数取得等により選択することがで
きる)、第1図柄表示装置3217における表示制御
を、図柄表示装置制御部3160において行うものとす
ることができる。
のサブルーチンとして図55に示す第2図柄表示ジョブ
(S640)が別途行われる。この第2図柄表示ジョブ
(S640)においては、まず、S642において、誘
導増加装置作動領域通過検知スイッチ3019a(図5
3参照)をスキャンし、該スイッチ3019aにおいて
検知があった場合には、S644において検知と同時に
継続回数決定用乱数を取得し、さらにS646において
第2図柄表示態様用乱数を取得する。そして、これら取
得した乱数に基づいて第2図柄表示装置3317におけ
る図柄の表示態様(例えば図柄は「1」〜「9」の数
字)が決定され、その表示指令信号が主制御部3140
(図51参照)から図柄表示装置制御部3160(図5
1参照)へ送信される。
いて、主に図50を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が特定入球口
3021に入球すると、遊技球は貯留部3020d(誘
導装置3020a)に貯留されるとともに、貯留部30
20dの底に設けられた特定入球口入球検知スイッチ3
021a(図51参照)が遊技球を検知することによ
り、第1図柄表示装置3217が可変表示を開始する。
第1図柄表示装置3217において、図柄が特定の表示
態様(当り表示態様)で確定表示された場合には、誘導
装置3020aが遊技球を誘導増加装置作動領域誘導部
3020bに誘導し、遊技球が誘導増加装置作動領域3
019を通過する。ここで、誘導増加装置作動領域通過
検知スイッチ3019aが遊技球を検知すると、第2図
柄表示装置3317が可変表示を開始するとともに、誘
導増加装置(主制御部3140)が作動し、特別遊技状
態が発生する。第2図柄表示装置3317において確定
表示される図柄「1」〜「9」に基づいて、誘導増加装
置が作動する最大継続回数が決定され、例えば「3」,
「7」で確定表示されると最大継続回数が14回とな
り、それ以外の図柄の場合は最大継続回数が12回とな
る。なお、上述したように、第1図柄表示装置3217
において図柄が外れ表示態様で確定表示された場合に
は、誘導装置3020aが遊技球を貯留球排出口302
0cに誘導する。また、誘導増加装置が作動する継続回
数は、権利発生中、第2図柄表示装置3317に表示さ
れるものとすることができ、次回以降の単位遊技(ゲー
ム)開始時に残権利回数を表示するものとすることがで
きる。この場合、第2図柄表示装置3317にて回数判
定図柄を確定表示した後に、継続回数を表示するものと
することができ、第2図柄表示装置3317は、権利回
数表示装置としての機能を具備するものとなる。なお、
権利回数表示装置を第2図柄表示装置3317とは別個
に、例えば遊技領域3011の中央から右半面側に設け
ることも可能である。
って、特定入球口3021、貯留部(貯留装置)302
0d、第1図柄表示装置(誘導増加装置作動判定図柄表
示装置)3217、誘導装置3020a、第2図柄表示
装置(誘導増加装置作動回数判定図柄表示装置(抽選装
置))3317は第1の遊技態様(普通遊技状態)用の
遊技装置群として機能している。なお、これら第1の遊
技態様用の遊技装置群は、特別遊技状態を発生させるた
めの特別遊技発生用遊技装置群として捉えることも可能
である。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート3022
a,3022bのいずれかを通過すると、役物作動口
(得点増加装置作動口)3023が所定時間開放する。
役物作動口(得点増加装置作動口)3023に遊技球が
入球すると、入球図柄表示装置3025の11番、13
番、14番、15番が点灯表示するとともに、そのゲー
ム(単位遊技)中に獲得した得点が2倍となる。この1
1番、13番、14番、15番は、16連入球口302
4の比較的入球困難な入球口に対応している。なお、こ
の特別遊技状態は、12回又は14回の単位遊技を上限
として繰り返し行われ、該単位遊技が12回又は14回
に達するか、遊技球が誘導増加装置作動領域3019に
通過するかのいずれかによって終了となる。以上が特別
遊技状態にかかる遊技態様であって、役物誘導装置作動
ゲート3022a,3022b、役物作動口(得点増加
装置作動口)3023は第2の遊技態様(特別遊技状
態)用の遊技装置群として機能している。
1においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、図柄表示装置3017が、当否判定を行う第1図
柄表示装置3217と、特別遊技状態の最大継続回数を
判定する第2図柄表示装置3317とを備えるため、遊
技装置の構成として従来にない斬新な構成となる。ま
た、当りとなった後に、第2図柄表示装置3317にお
いて特別遊技状態の最大継続回数を抽選するものとした
ため、遊技者に対し従来にない斬新な遊技興趣を付与す
ることが可能である。
01について説明したが、例えば、上記実施例の入球装
置を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート
(通過装置)を入球装置とすることが可能である。ま
た、図柄表示装置には7セグメントLEDや液晶(LC
D)による表示が可能で、誘導装置も上記左右に移動す
る板状の振分装置に限らず、回転体等の遊技球を2以上
の領域に誘導可能な装置であればよい。さらに、本実施
例では、図柄表示装置において、誘導増加装置作動判定
図柄表示装置(第1図柄表示装置)と誘導増加装置作動
回数判定図柄表示装置(第2図柄表示装置)とを一体化
して設けたが、これら各図柄表示装置をそれぞれ別体に
て遊技領域に配設することも可能である。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)4001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、説明のない箇所については同様の構
成を有しているものとする。この場合、特に遊技盤の構
成が主に異なるものとされている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機1001の
前面部と同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部
と、下皿部と、施錠装置とから構成されている(図示及
び詳細説明省略)。まず、前面部に形成される遊技盤4
010の表面構造について図56の模式図を参照して説
明する。遊技盤4010は、略長方形の木製の板状体で
あって中枠(1003:図22参照)に保持されるとと
もに、裏機構盤(1102:図24参照)によりその背
面側が覆われている。遊技盤4010には、遊技盤40
10の表面に設けられた外レール(図示略)と内レール
(図示略)とにより略円形状の遊技領域4011が形成
され、遊技領域4011内には、特定検知装置としての
役物誘導装置作動ゲート4016a,4016b,40
16cと、第1変動入球装置としての役物作動口(特定
入球口)4020と、抽選装置としての誘導増加装置作
動回数判定図柄表示装置(以下、単に図柄表示装置とも
いう)4017と、役物作動用検知装置としての役物誘
導装置作動ゲート4022と、第2変動入球装置として
の役物作動口(得点増加装置作動口)4023と、16
個の入球領域が相互隣接して配置された16連入球口4
024と、16連入球口4024の各入球領域に該当す
る識別情報を点灯表示する入球図柄表示装置(識別情報
表示装置)4025と、多数の障害釘(図示略)等が配
設されている。
16cは、遊技領域4011の中央から左半面側に配置
され、それぞれ内部に役物誘導装置作動ゲート通過検知
スイッチ4016d(図59参照)を備えている。この
通過検知スイッチ4016dにおいて遊技球が検知され
ると、役物作動口(特定入球口)4020が開放され
る。
技領域4011の略中央に配置され、一対の可動片40
21a,4021bを備えている。可動片4021a,
4021bは左右に開閉可能であって、上記通過検知ス
イッチ4016d(図59参照)における遊技球の検知
に基づき、役物作動口ソレノイド4021c(図59参
照)により所定時間左右に開放される。なお、遊技領域
4011の前方向に開閉可能な開閉板を配設し、その開
閉板の作動に基づき、役物作動口(特定入球口)402
0を開放状態とすることも可能である。
入球した遊技球を一時的に転動させることが可能な誘導
部4026と、特定入球領域としての誘導増加装置作動
領域4020bと、非特定入球領域としての誘導増加装
置非作動領域4020cとが設けられている。誘導部4
026は、各作動領域4020b,4020c,402
0cの入口の手前に形成され、各作動領域4020b,
4020c,4020cに向かって傾斜した誘導経路を
なしている。該誘導経路たる誘導部4026にて転動し
た遊技球は、誘導増加装置作動領域4020b又は誘導
増加装置非作動領域4020cのいずれかに入球する。
の誘導増加装置非作動領域4020c,4020cの間
に設けられ、内部に誘導増加装置作動領域通過検知スイ
ッチ4019a(図59参照)を備えている。誘導増加
装置作動領域4020bを通過した遊技球が、該検知ス
イッチ4019aに検知されると、入球図柄表示装置4
025の所定の識別情報(概ね入球困難な入球領域に対
応した識別情報)が点灯表示されるとともに、誘導増加
装置が作動して遊技者にとって有利な特別遊技状態が発
生する。特別遊技状態は、上記1ゲーム(単位遊技)中
に獲得した賞が倍増される遊技状態で、所定のゲーム回
数分を上限として、その遊技状態が継続される。この特
別遊技状態の継続ゲーム回数は、役物作動口(特定入球
口)4020の下方に配設された抽選装置としての誘導
増加装置作動回数判定図柄表示装置4017に表示され
る図柄により判定され、本実施例では、該上限が、1ゲ
ーム、2ゲーム又は14ゲームのいずれかとされてい
る。この誘導増加装置作動回数判定図柄装置4017
は、上記検知スイッチ4019aの検知に基づいて可変
表示を開始し、所定の可変表示態様を経た後に停止表示
(確定表示)される。なお、上記誘導増加装置は、主制
御部4140(図57参照)を主体として構成され、遊
技状態を変化させる特別の装置のことをいう。
は、遊技領域4011の中央から右半面側に配置され、
内部に役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ402
2a(図59参照)を備えている。上記特別遊技状態の
発生中において、役物誘導装置作動ゲート4022の検
知スイッチ4022aに遊技球が検知されると、役物作
動口(得点増加装置作動口)4023が開放される。
3は、遊技領域4011の中央から右半面側に配置さ
れ、一対の可動片4023a,4023bを備え、それ
ら可動片4023a,4023bの作動に基づき、遊技
者にとって入球有利な開放状態となる。また、内部に役
物作動口入球検知スイッチ4023c(図59参照)を
備え、該検知スイッチ4023cに遊技球が検知される
と、入球図柄表示装置4025の所定の識別情報(概ね
入球困難な入球領域に対応した識別情報)が点灯表示さ
れるとともに、得点増加装置(賞態様増加装置)が作動
する。なお、遊技領域4011の前方向に開閉可能な開
閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動口
(得点増加装置作動口)4023を開放状態とすること
も可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)4025が配設されている。
16連入球口4024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ4025a(図57参照)が設けられ、該
検知スイッチ4025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置4025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
4001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16球において点灯された識別情報の組合せ
に基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続した
数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付与さ
れ、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い出さ
れる。また、ICカード等に得点又は賞球数若しくは賞
メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)4025は、例えば7セグメ
ントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表示と
することも可能で、この場合、上記検知スイッチ402
5aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当する
入球図柄表示装置(識別情報表示装置)4025の7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示画面上において識別情報(数字)が表示される。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
4130について、図57を参照して説明する。まず、
電子制御装置4130は、主制御部4140と、その主
制御部4140に接続された賞球制御部(枠制御部)4
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)4160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)4170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)4180を含んで構成
されている。主制御部4140は、主制御基板4340
を備え、主制御部4140以外の上記4つの制御部41
50、4160、4170、4180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)4350、図柄表示装置制御基板4360、ラ
ンプ出力装置制御基板4370、音声出力装置制御基板
4380を備えている。
PU1401を含み、該CPU1401はCPUコア1
480を備え、ROM1482に格納された制御プログ
ラムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチ
ンコ機4001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本
進行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された
図柄判定プログラムにより、CPU1401が主体とな
って上記誘導増加装置作動回数判定用の図柄表示におけ
る判断制御等を行う(図柄判定手段)。
制御部4150、4160、4170、4180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部4140から各副制御部4150、
4160、4170、4180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部4140〜4180に
は、主電源4129と接続された電源受電基板4128
から電源ユニット4127、さらには電源中継基板41
21を介して電源が供給されており、電源立上げ時のシ
ステムリセット信号が電源中継基板4121を介して全
制御部に送信される。
チ中継基板4031、中継基板4200、枠用外部端子
基板4122、枠中継基板4200bが接続されてい
る。16連スイッチ中継基板4031には16連入球検
知スイッチ4025aが接続され、該16連入球検知ス
イッチ4025aからの検知信号が主制御部4140に
送信される。なお、主制御部4140には、遊技機外部
の試験装置(検査装置)4807に遊技情報(制御情報
を含む)を出力するための情報出力部が設けられてい
る。具体的には、図43及び図44に示した第2実施例
と同様の構成とされている。
59に示すように、役物誘導装置作動ゲート通過検知ス
イッチ4016d(3つの作動ゲート4016a〜40
16c(図56参照)にそれぞれ設けられている)、誘
導増加装置作動領域通過検知スイッチ4019a、役物
誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ4022a、役物
作動口(得点増加装置作動口)入球検知スイッチ402
3c、役物作動口ソレノイド4021c、役物作動口
(得点増加装置作動口)ソレノイド4023d、盤用外
部端子基板4032等が接続されている。役物作動口ソ
レノイド4021cは、役物作動口(特定入球口)40
20の可動片4021a,4021bを開放するための
ソレノイドである。役物作動口(得点増加装置作動口)
ソレノイド4023dは、役物作動口(得点増加装置作
動口)4023の可動片4023a、4023bを開放
するためのソレノイドである。盤用外部端子基板403
2は、各種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出
力するための端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ4104及びドアスイ
ッチ4202等が接続され、枠用外部端子基板4122
は、枠制御部4150とも接続されている。枠中継基板
4200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部4140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板4191、
球貸し計数センサ4192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)4013、賞球流路切替ソレノイド4
194、CR操作基板4195、賞球モータセンサ基板
4196、発射装置制御基板4201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板4191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ4192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)4013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド4194は賞球払出装置4109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板4195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)4013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板4196は賞球払出しに係る
賞球モータ4297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板4
092、発射モータ4093、発射球カウントスイッチ
4094、発射停止スイッチ4009b、発射ハンドル
部4009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部4140に接続されている。図柄
表示装置制御部4160には、図58に示すように、表
示盤を備える誘導増加装置作動回数判定図柄表示装置基
板4017dが接続され、CPUはROMに格納された
制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして誘
導増加装置作動回数判定図柄表示装置(表示盤)401
7の作動制御(すなわち、表示装置の表示制御)を行っ
ている。なお、入球図柄表示装置4025の表示制御
は、主制御部4140が担うものとされているが、この
表示制御を図柄表示装置制御部4160で行うことも可
能である。
70は、図柄表示装置制御部4160と同様の演算回路
構成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)
を含んで構成され、入出力ポートにおいて主制御部41
40に接続されている。ランプ出力装置制御部4170
には、図27に示した第2実施例と同様の電飾中継基板
1171a、各種LED基板等が接続されている。
0は、図柄表示装置制御部4160と同様の演算回路構
成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及
びサウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、
入出力ポートにおいて主制御部4140に接続されてい
る。音声出力装置制御部4180には、図26に示した
第2実施例と同様の音声中継基板1203が接続され、
該音声中継基板1203に接続された音量スイッチ基板
1012は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出
力音量の設定を行うもので、スピーカー1400aから
遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力され
る。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
4380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部4160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部4170あるいは音声出力
装置制御部4180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部4140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部4170及び音声出力装置制
御部4180は、主制御部4140や枠制御部4150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部4140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機40
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図60に示す作動回数判定用図柄表示ジョ
ブ(S640)が別途行われる。この作動回数判定用図
柄表示ジョブ(S640)においては、まず、S642
において、誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ40
19a(図59参照)をスキャンし、該スイッチ401
9aにおいて検知があった場合には、S644において
検知と同時に作動回数決定用の乱数を取得し、さらにS
646において作動回数判定用の図柄表示用の乱数を取
得する。そして、これら取得した乱数に基づいて図柄表
示装置4017における図柄の表示態様が決定され、そ
の表示指令信号が主制御部4140(図57参照)から
図柄表示装置制御部4160(図57参照)へ送信され
る。
て決定された表示態様は、対応するコマンドデータ(指
令信号)として主制御部4140から図柄表示装置制御
部4160へ所定の時間間隔をおいて出力され、図柄表
示装置制御部4160は、そのコマンドデータに基づい
て任された範囲で制御態様を選択して表示制御を行う。
なお、上記図柄表示装置制御部4160に上記コマンド
データに対応して複数の表示パターンからなる表示パタ
ーン群を記憶させておき、指令信号として送信されたコ
マンドデータに対応する表示パターンを表示パターン群
の中から選択して(乱数取得等により選択することがで
きる)、図柄表示装置4017における表示制御を、図
柄表示装置制御部4160において行うものとすること
ができる。
いて、主に図56を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が役物誘導装
置作動ゲート4016a〜4016cのいずれかを通過
すると、役物作動口(特定入球口)4020が所定時間
(例えば0.6秒)開放する。なお、役物作動口(特定
入球口)4020の開放中(作動中)は、上記役物誘導
装置作動ゲート4016a〜4016cは機能しないも
のとされている。
球が入球すると、遊技球は誘導部4026を経て、誘導
増加装置作動領域4020b、誘導増加装置非作動領域
4020c,4020cのいずれかに入球する。ここ
で、誘導増加装置作動領域4020bに入球し、誘導増
加装置作動領域通過検知スイッチ4019a(図59参
照)において遊技球が検知されると、図柄表示装置40
17が可変表示を開始するとともに、誘導増加装置(主
制御部4140)が作動し、特別遊技状態が発生する。
図柄表示装置4017において確定表示される図柄
「1」〜「9」に基づいて、誘導増加装置が作動する最
大継続回数が決定され、例えば「7」で確定表示される
と最大継続回数が14回となり、「3」で確定表示され
た場合は最大継続回数が2回、その他の図柄で確定表示
された場合は最大継続回数が1回となる。
って、役物誘導装置作動ゲート4016a〜4016
c、役物作動口(特定入球口)4020、図柄表示装置
(誘導増加装置作動回数判定図柄表示装置(抽選装
置))4017は第1の遊技態様(普通遊技状態)用の
遊技装置群として機能している。なお、これら第1の遊
技態様用の遊技装置群は、特別遊技状態を発生させるた
めの特別遊技発生用遊技装置群として捉えることも可能
である。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート4022を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)402
3が所定時間開放する。開放時間は、図柄表示装置40
17に表示された図柄により異なり、「7」の場合は
5.0秒、その他の図柄の場合は0.3秒間開放する。
役物作動口(得点増加装置作動口)4023に遊技球が
入球すると、入球図柄表示装置4025の9番、10
番、11番、14番が点灯表示するとともに、そのゲー
ム(単位遊技)中に獲得した得点が2倍となる。この9
番、10番、11番、14番は、16連入球口4024
の比較的入球困難な入球口に対応している。なお、この
特別遊技状態は、1回、2回、14回のいずれかの単位
遊技を上限として繰り返し行われ、該単位遊技が上限の
回数に達するか、遊技球が誘導増加装置作動領域402
0bを通過するかのいずれかによって終了となる。以上
が特別遊技状態にかかる遊技態様であって、役物誘導装
置作動ゲート4022、役物作動口(得点増加装置作動
口)4023は第2の遊技態様(特別遊技状態)用の遊
技装置群として機能している。
1においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、特別遊技状態の最大継続回数を判定する図柄表示
装置(誘導増加装置作動回数判定図柄表示装置)401
7を備えるため、遊技装置の構成として従来にない斬新
な構成となる。また、誘導増加装置作動領域4020b
に遊技球が入球した後に、図柄表示装置(誘導増加装置
作動回数判定図柄表示装置)4017において特別遊技
状態の最大継続回数を抽選するものとしたため、遊技者
に対し従来にない斬新な遊技興趣を付与することが可能
である。
4010の構成の一変形例を図61を参照しつつ説明す
る。第1の遊技態様用遊技装置群は、誘導増加装置作動
ゲート4916と、役物作動口(特定入球口)(第1変
動入球装置)4920とを備えている。誘導増加装置作
動ゲート4916を遊技球が通過すると、役物作動口
(特定入球口)4920の可動片4921a,4921
bが左右に開いて開放される。役物作動口(特定入球
口)4920には、上記実施例と同様の誘導部4926
と、誘導増加装置作動領域4920bと、誘導増加装置
非作動領域4920c,4920cとが設けられてい
る。
0に入球し、誘導増加装置作動領域4920bを通過す
ると、誘導増加装置が作動し特別遊技状態が発生する。
さらに、その通過により誘導増加装置作動回数判定図柄
表示装置4917が作動し、該図柄表示装置4917に
確定表示された図柄に基づいて誘導増加装置の最大作動
回数が決定される。図柄表示装置4917は、役物作動
口(特定入球口)4920と一体で設けられ、誘導増加
装置作動領域4020bの下方(直下)に設けられてい
る。図柄表示装置4917に表示される図柄は「1」〜
「9」とされ、「7」の場合の最大作動回数は14回、
「3」の場合の最大作動回数は2回、その他の図柄の場
合の最大作動回数は1回とされている。
物誘導装置作動ゲート4922と、役物作動口(得点増
加装置作動口)(第2変動入球装置)4923とを備え
ている。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、役物誘導装置作動ゲート4922を遊技球が
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)492
3が所定時間開放し、該役物作動口(得点増加装置作動
口)4923に遊技球が入球すると、上記の実施例と同
様、入球図柄表示装置4025の所定の数字ランプ(比
較的入球が困難な入球領域4024に対応した数字ラン
プ)が点灯表示するとともに、そのゲーム(単位遊技)
中に獲得した得点が2倍となる。ここで、役物作動口
(得点増加装置作動口)4923は、遊技領域4011
の略中央であって、役物作動口(特定入球口)4920
の下方に配設されている。また、役物作動口(得点増加
装置作動口)4923の開放時間は、図柄表示装置49
17に表示された図柄により異なり、例えば「7」で確
定表示された場合には5.0秒開放し、その他の図柄で
確定表示された場合には0.4秒開放する。なお、開放
した役物作動口(得点増加装置作動口)4923に遊技
球が入球すると、作動(開放)を終了するものとされて
いる。
御部4140(図57参照)により構成され、その作動
中に遊技球が誘導増加装置作動領域4920bを通過す
るか、又は誘導増加装置が図柄表示装置4017に表示
された図柄により判定された最大回数まで継続した場
合、その作動を終了するものとされている。
増加装置作動回数判定図柄表示装置4917を役物作動
口(特定入球口)4920と一体化したために、遊技領
域の有効利用が可能となり得る。また、該図柄表示装置
4917は誘導増加装置作動領域4020bの真下に設
けたため、誘導増加装置作動領域4020bに遊技球が
入球した場合に作動する図柄表示装置4917を認識し
易く、遊技初心者にとっても遊技内容が比較的理解し易
いものとなる。すなわち、遊技の中心は、誘導増加装置
作動領域4020bと図柄表示装置4917とされてお
り、それらが一体で且つ隣接して配置されているため、
遊技上の注目すべき点が理解し易くなるのである。
01について説明したが、例えば上記実施例の入球装置
を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート(通
過装置)を入球装置とすることが可能である。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)5001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、説明のない箇所については同様の構
成を有しているものとする。この場合、特に遊技盤の構
成が主に異なるものとされている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機5001の
前面部と同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部
と、下皿部と、施錠装置とから構成されている(図示及
び詳細説明省略)。まず、前面部に形成される遊技盤5
010の表面構造について図62の模式図を参照して説
明する。遊技盤5010は、略長方形の木製の板状体で
あって中枠(1003:図22参照)に保持されるとと
もに、裏機構盤(1102:図24参照)によりその背
面側が覆われている。遊技盤5010には、遊技盤50
10の表面に設けられた外レール(図示略)と内レール
(図示略)とにより略円形状の遊技領域5011が形成
され、遊技領域5011内には、特定検知装置としての
役物誘導装置作動ゲート5016と、第1変動入球装置
としての役物作動口(特定入球口)5020と、貯留装
置ないし誘導装置としての誘導増加装置作動領域誘導装
置5028と、可変表示装置としての誘導増加装置作動
判定図柄表示装置5017と、役物作動用検知装置とし
ての役物誘導装置作動ゲート5022と、第2変動入球
装置としての役物作動口(得点増加装置作動口)502
3と、16個の入球領域が相互隣接して配置された16
連入球口5024と、16連入球口5024の各入球領
域に該当する識別情報を点灯表示する入球図柄表示装置
(識別情報表示装置)5025と、多数の障害釘(図示
略)等が配設されている。
領域5011の中央から左半面側に配置され、内部に役
物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ5016a(図
65参照)を備えている。この通過検知スイッチ501
6aにおいて遊技球が検知されると、役物作動口(特定
入球口)5020が開放される。
技領域5011の略中央に配置され、上記通過検知スイ
ッチ5016aの検知結果に基づいて作動する一対の可
動片5021a,5021bを備えている。この一対の
可動片5021a,5021bの作動に基づき、役物作
動口(特定入球口)5020は遊技者にとって入球有利
な開放状態となる。また、内部に入球した遊技球を誘導
増加装置作動領域誘導装置5028へ誘導するための誘
導口5026aが設けられている。さらに、役物作動口
(特定入球口)5020の誘導口5026aと誘導増加
装置作動領域誘導装置5028との間の遊技球経路(誘
導樋)5026が、遊技盤5010の裏面側に形成され
ている。なお、遊技領域5011の前方向に開閉可能な
開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動
口(特定入球口)5020を開放状態とすることも可能
である。
装置ともいう)5028は、遊技領域5011の中央か
ら左半面側に配置され、誘導樋5026から誘導された
遊技球を一時的に貯留する貯留部(貯留装置)5029
と、いわゆる振分装置と呼ばれる回転体5030とを備
えている。また、貯留部5029の出口には特定入球口
入球検知スイッチ5027が設けられ、この検知に基づ
き後述する誘導増加装置作動判定図柄表示装置5017
が作動する。なお、回転体5030は、遊技盤5010
に向かって左右両方向に回転可能とされており、貯留部
5029から落下した遊技球が該回転体5030に設け
られている凹部5028aに入り、左回りで回転する
と、誘導増加装置作動領域5028bへ遊技球を誘導
し、右回りで回転すると貯留球排出口5028cへ遊技
球を誘導する。また、回転体5030は、該誘導装置5
028の非作動時、すなわち誘導増加装置作動判定図柄
表示装置5017が可変開始待ち状態又は可変表示状態
中は、遊技球受入状態又は誘導待機状態とされている。
て貯留された遊技球は、回転体5030により誘導増加
装置作動領域5028b又は貯留球排出口5028cの
いずれかへ誘導される。誘導増加装置作動領域5028
bは、誘導装置5028の左下方に設けられ、内部に誘
導増加装置作動領域通過検知スイッチ5019a(図6
5参照)を備えている。該検知スイッチ5019aに遊
技球が検知されると、入球図柄表示装置5025の所定
の識別情報(概ね入球困難な入球領域に対応した識別情
報)が点灯表示されるとともに、誘導増加装置が作動し
て遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。特別
遊技状態は、上記1ゲーム(単位遊技)中に獲得した賞
が倍増される遊技状態で、所定のゲーム回数分を上限
(本実施例の場合14回)として、その遊技状態が継続
される。なお、上記誘導増加装置は、主制御部4140
(図63参照)を主体として構成され、遊技状態を変化
させる特別の装置のことをいう。
7は、遊技領域5011の略中央部に配置され、3つの
表示領域、すなわち左図柄表示領域5017a、中図柄
表示領域5017b、右図柄表示領域5017cを備え
ている。上記特定入球口検知スイッチ5027(図63
参照)の検知結果に基づき、各図柄表示領域5017a
〜5017cが可変表示を開始する。誘導増加装置作動
判定図柄表示装置5017においては、各表示領域50
17a〜5017cがそれぞれ複数の図柄を可変停止表
示することが可能とされており、例えば、図柄が「7、
7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)
すると、大当りとなって、回転体5030が左回りに回
転し、凹部5028aに入っている遊技球が誘導増加装
置作動領域5028bへ誘導され、誘導増加装置(後述
する)が作動する。また、上記大当りとなる場合の図柄
表示態様以外の態様(外れ表示態様)で確定表示される
と、回転体5030が右回りに回転し、該遊技球が貯留
球排出口5028cへ誘導される。
は、遊技領域5011の中央部及び該中央から右半面側
に配置され、内部に役物誘導装置作動ゲート通過検知ス
イッチ5022a(図65参照)を備えている。上記特
別遊技状態の発生中において、役物誘導装置作動ゲート
5022の検知スイッチ5022aに遊技球が検知され
ると、役物作動口(得点増加装置作動口)5023が開
放される。
3は、遊技領域5011の中央から右半面側に配置さ
れ、遊技領域5011の前方向に開閉可能な開閉板50
23aを備え、その開閉板5023aの作動に基づき、
遊技者にとって入球有利な開放状態となる。また、内部
に役物作動口(得点増加装置作動口)入球検知スイッチ
5023c(図65参照)を備え、該検知スイッチ50
23cに遊技球が検知されると、入球図柄表示装置50
25の所定の識別情報(概ね入球困難な入球領域に対応
した識別情報)が点灯表示されるとともに、得点増加装
置(賞態様増加装置)が作動する。なお、役物作動口
(得点増加装置作動口)5023に一対の可動片を配設
し、その可動片の左右への作動(開放)に基づき、該役
物作動口(得点増加装置作動口)5023を開放状態と
することも可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)5025が配設されている。
16連入球口5024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ5025a(図63参照)が設けられ、該
検知スイッチ5025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置5025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
5001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16球において点灯された識別情報の組合せ
に基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続した
数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付与さ
れ、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い出さ
れる。また、ICカード等に得点又は賞球数若しくは賞
メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)5025は、例えば7セグメ
ントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表示と
することも可能で、この場合、上記検知スイッチ502
5aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当する
入球図柄表示装置(識別情報表示装置)5025の7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示画面上において識別情報(数字)が表示される。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
5130について、図63を参照して説明する。まず、
電子制御装置5130は、主制御部5140と、その主
制御部5140に接続された賞球制御部(枠制御部)5
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)5160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)5170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)5180を含んで構成
されている。主制御部5140は、主制御基板5340
を備え、主制御部5140以外の上記4つの制御部51
50、5160、5170、5180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)5350、図柄表示装置制御基板5360、ラ
ンプ出力装置制御基板5370、音声出力装置制御基板
5380を備えている。
PU1401を含み、該CPU1401はCPUコア1
480を備え、ROM1482に格納された制御プログ
ラムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチ
ンコ機5001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本
進行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された
当否判定プログラムにより、CPU1401が主体とな
って図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定
手段)。
制御部5150、5160、5170、5180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部5140から各副制御部5150、
5160、5170、5180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部5140〜5180に
は、主電源5129と接続された電源受電基板5128
から電源ユニット5127、さらには電源中継基板51
21を介して電源が供給されており、電源立上げ時のシ
ステムリセット信号が電源中継基板5121を介して全
制御部に送信される。
チ中継基板5031、中継基板5200、特定入球口入
球検知スイッチ5027、枠用外部端子基板5122、
枠中継基板5200bが接続されている。16連スイッ
チ中継基板5031には16連入球検知スイッチ502
5aが接続され、該16連入球検知スイッチ5025a
からの検知信号が主制御部5140に送信される。な
お、主制御部5140には、遊技機外部の試験装置(検
査装置)5807に遊技情報(制御情報を含む)を出力
するための情報出力部が設けられている。具体的には、
図43及び図44に示した第2実施例と同様の構成とさ
れている。
65に示すように、役物誘導装置作動ゲート通過検知ス
イッチ5016a、誘導増加装置作動領域通過検知スイ
ッチ5019a、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイ
ッチ5022a、役物作動口(得点増加装置作動口)入
球検知スイッチ5023c、役物作動口(特定入球口)
ソレノイド5021c、役物作動口(得点増加装置作動
口)ソレノイド5023d、盤用外部端子基板5032
等が接続されている。役物作動口(特定入球口)ソレノ
イド5021cは、役物作動口(特定入球口)5020
の可動片5021a,5021bを開放するためのソレ
ノイドである。役物作動口(得点増加装置作動口)ソレ
ノイド5023dは、役物作動口(得点増加装置作動
口)5023の可動片5023a、5023bを開放す
るためのソレノイドである。盤用外部端子基板5032
は、各種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出力
するための端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ5104及びドアスイ
ッチ5202等が接続され、枠用外部端子基板5122
は、枠制御部5150とも接続されている。枠中継基板
5200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部5140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板5191、
球貸し計数センサ5192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)5013、賞球流路切替ソレノイド5
194、CR操作基板5195、賞球モータセンサ基板
5196、発射装置制御基板5201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板5191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ5192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)5013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド5194は賞球払出装置5109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板5195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)5013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板5196は賞球払出しに係る
賞球モータ5297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部5140に接続されている。図柄
表示装置制御部5160には、図64に示すように、表
示盤を備える判定図柄表示装置基板5017dが接続さ
れ、CPUはROMに格納された制御プログラムによ
り、RAMをワークエリアとして誘導増加装置作動判定
図柄表示装置(表示盤)5017の作動制御(すなわ
ち、表示装置の表示制御)を行っている。なお、入球図
柄表示装置5025の表示制御は、主制御部5140が
担うものとされているが、この表示制御を図柄表示装置
制御部5160で行うことも可能である。
70は、図柄表示装置制御部5160と同様の演算回路
構成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)
を含んで構成され、入出力ポートにおいて主制御部51
40に接続されている。ランプ出力装置制御部5170
には、図27に示した第2実施例と同様の電飾中継基板
1171a、各種LED基板等が接続されている。
0は、図柄表示装置制御部5160と同様の演算回路構
成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及
びサウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、
入出力ポートにおいて主制御部5140に接続されてい
る。音声出力装置制御部5180には、図26に示した
第2実施例と同様の音声中継基板1203が接続され、
該音声中継基板1203に接続された音量スイッチ基板
1012は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出
力音量の設定を行うもので、スピーカー1400aから
遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力され
る。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
5380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部5160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部5170あるいは音声出力
装置制御部5180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部5140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部5170及び音声出力装置制
御部5180は、主制御部5140や枠制御部5150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部5140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機50
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
サブルーチンとして図66に示す判定図柄表示ジョブ
(S620)が別途行われる。なお、役物作動口(特定
入球口)5020への入球(すなわち特定入球口入球検
知スイッチ5027における検知)に基づき、第2実施
例と同様の当否判定ジョブが行われ、さらには、外れな
いし当りの図柄決定用乱数及びリーチ態様決定用乱数の
取得が行われ、その結果がRAM1482(図36参
照)に記憶される。まず、S621において、役物作動
口(特定入球口)5020の遊技球の通過に基づき、誘
導増加装置作動判定図柄表示装置5017において各図
柄(この場合3桁の当否判定図柄とする)の可変表示を
開始させる。次いで、S622において、上記当否判定
ジョブで得られた当否結果を参照し、当り判定
(「1」)の場合は(S623:YES)、S632に
進み、上記乱数により決定されたリーチ態様決定用値を
読み出し、さらにS633に進み、同様に乱数により決
定された大当り番号を読み出し、S631に進んで、例
えば左図柄表示領域5017aにおいて当り図柄に相当
する図柄(本実施例の場合、数字「1」〜「9」のうち
「3」と「7」)を表示し、右図柄表示領域5017c
において所定のリーチ表示態様を経た後に、右図柄を左
図柄と同一図柄に揃えて停止表示させ確定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、左図柄と右図柄との差)を算出し、その
差に基づいてRAM1481(図36参照)に予め記憶
されている外れリーチ態様メモリから外れリーチ態様デ
ータを読み出す。例えば、差が「−1」の場合(すなわ
ち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄となる場
合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中から
1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選択す
ることができる)、読み出される。その後、例えば、左
図柄表示領域5017aにおいて上記当り図柄に相当す
る図柄を表示し、右図柄表示領域5017cにおいて所
定のリーチ表示態様を経た後に、右図柄を左図柄とは異
なる図柄で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確定さ
せる。なお、通常外れ判定の場合も、右図柄の可変表示
時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に変化させる
ことも可能である。
て決定された表示態様は、対応するコマンドデータ(指
令信号)として主制御部5140から図柄表示装置制御
部5160へ所定の時間間隔をおいて出力され、図柄表
示装置制御部5160は、そのコマンドデータに基づい
て任された範囲で制御態様を選択して表示制御を行う。
なお、上記図柄表示装置制御部5160に上記コマンド
データに対応して複数の表示パターンからなる表示パタ
ーン群を記憶させておき、指令信号として送信されたコ
マンドデータに対応する表示パターンを表示パターン群
の中から選択して(乱数取得等により選択することがで
きる)、誘導増加装置作動判定図柄表示装置5017に
おける表示制御を、図柄表示装置制御部5160におい
て行うものとすることができる。
いては、大当り判定により誘導増加装置作動判定図柄表
示装置5017に停止表示された図柄の種類に基づき、
上記特別遊技状態の終了後、次の大当りまで図柄の当否
判定の確率(大当り確率)を変更(向上)させる確率変
更手段が備えられている。具体的には、予め記憶されて
いる上記大当り図柄決定乱数値が、確率変更用乱数値と
非確率変更用乱数値とから構成され、各乱数値の取得に
応じて確率変更用図柄(例えば、「7、7、7])又は
非確率変更用図柄(例えば、「2、2、2」)が停止表
示されるもので、確率変更用図柄で停止表示された場
合、上記特別遊技状態終了後、次の大当りまで当否判定
の確率(大当り確率)が通常の約4〜5倍に向上するも
のとされている。
いて、主に図62を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が役物誘導装
置作動ゲート5016を通過すると、役物作動口(特定
入球口)5020の入口が、誘導増加装置作動判定図柄
表示装置5017の大当り確率(当否確率)が相対的に
低確率の場合は、0.5秒、相対的に高確率の場合(い
わゆる確変の場合)は、5.8秒開放する。ただし、役
物作動口(特定入球口)5020の作動中は、役物誘導
装置作動ゲート5016は機能しないものとされてい
る。役物作動口(特定入球口)5020に入球した遊技
球は、一旦貯留部5029に貯留され、落下して特定入
球口入球検知スイッチ5027に検知されるとともに、
回転体5030の凹部5028aに入る。特定入球口入
球検知スイッチ5027が遊技球を検知することによ
り、誘導増加装置作動判定図柄表示装置5017が可変
表示を開始する。誘導増加装置作動判定図柄表示装置5
017において、図柄が特定の表示態様(当り表示態
様)で確定表示された場合には、誘導装置5028が遊
技球を誘導増加装置作動領域5028bに誘導し、誘導
増加装置作動領域通過検知スイッチ5019a(図65
参照)において遊技球を検知すると、誘導増加装置(主
制御部5140)が作動し、特別遊技状態が発生する。
なお、誘導増加装置作動判定図柄表示装置5017にお
いて図柄が外れ表示態様で確定表示された場合には、誘
導装置5028が遊技球を貯留球排出口5028cに誘
導する。
って、役物誘導装置作動ゲート5016、役物作動口
(特定入球口)5020、誘導増加装置作動判定図柄表
示装置5017、誘導装置5028は第1の遊技態様
(普通遊技状態)用の遊技装置群として機能している。
なお、これら第1の遊技態様用の遊技装置群は、特別遊
技状態を発生させるための特別遊技発生用遊技装置群と
して捉えることも可能である。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート5022を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)502
3が所定時間開放する。役物作動口(得点増加装置作動
口)5023に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
5025の11番、13番、14番、15番が点灯表示
するとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得
点が2倍となる。この11番、13番、14番、15番
は、16連入球口5024の比較的入球困難な入球口に
対応している。なお、この特別遊技状態は、14回の単
位遊技を上限として繰り返し行われ、該単位遊技が14
回に達するか、遊技球が誘導増加装置作動領域5028
bを通過するかのいずれかによって終了となる。以上が
特別遊技状態にかかる遊技態様であって、役物誘導装置
作動ゲート5022、役物作動口(得点増加装置作動
口)5023は第2の遊技態様(特別遊技状態)用の遊
技装置群として機能している。
1においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、役物作動口(特定入球口)5020に入球した遊
技球が誘導樋5026を通って誘導装置5028に誘導
され、誘導増加装置作動判定図柄表示装置5017の表
示態様に基づいて、該誘導装置5028が作動する構成
としたため、遊技装置の構成として従来にない斬新な構
成となる。また、誘導増加装置作動判定図柄表示装置5
017に確定表示される大当りの図柄の種類又は組合せ
に基づいて、特別遊技状態の終了後、誘導増加装置作動
判定図柄表示装置5017における図柄の当否確率(大
当り確率)を変更する確率変更手段を具備させたため、
確率変更用の図柄で確定表示されるか否かという点で、
遊技者に対し高い遊技興趣を付与することが可能であ
る。
01について説明したが、例えば、上記実施例の入球装
置を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート
(通過装置)を入球装置とすることが可能である。ま
た、誘導増加装置作動判定図柄表示装置には7セグメン
トLEDや液晶(LCD)による表示が可能で、誘導装
置も回転体に限らず、左右に移動する板状の振分装置等
の遊技球を2以上の領域に誘導可能な装置であればよ
い。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)6001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、説明のない箇所については同様の構
成を有しているものとする。この場合、特に遊技盤の構
成が主に異なるものとされている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機1001の
前面図と同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部
と、下皿部と、施錠装置とから構成されている(図示及
び詳細説明省略)。まず、前面部に形成される遊技盤6
010の表面構造について図67の模式図を参照して説
明する。遊技盤6010は、略長方形の木製の板状体で
あって中枠(1003:図22参照)に保持されるとと
もに、裏機構盤(1102:図24参照)によりその背
面側が覆われている。遊技盤6010には、遊技盤60
10の表面に設けられた外レール(図示略)と内レール
(図示略)とにより略円形状の遊技領域6011が形成
され、遊技領域6011内には、始動検知装置としての
誘導図柄作動ゲート6016と、可変表示装置としての
誘導図柄表示装置6017と、第1変動入球装置として
の役物作動口(特定入球口)6021と、遊技球を特定
入球領域としての誘導増加装置作動領域6019へ誘導
可能な誘導装置(回転体)6020aと、役物作動用検
知装置としての役物誘導装置作動ゲート6022と、第
2変動入球装置としての役物作動口(得点増加装置作動
口)6023と、16個の入球領域が相互隣接して配置
された16連入球口6024と、16連入球口6024
の各入球領域に該当する識別情報を点灯表示する入球図
柄表示装置(識別情報表示装置)6025と、多数の障
害釘(図示略)等が配設されている。
6011の中央から左半面側に配置され、内部に誘導図
柄作動ゲート通過検知スイッチ6016a(図68参
照)を備えている。この通過検知スイッチ6016aに
おいて遊技球が検知されると、誘導図柄表示装置601
7において複数の図柄の可変表示が開始される。誘導図
柄表示装置6017は、遊技領域6011の中央上部に
配置され、3つの表示領域、すなわち左図柄表示領域6
017a、中図柄表示領域6017b、右図柄表示領域
6017cを備え、それぞれ複数の図柄を可変停止表示
することが可能とされている。誘導図柄表示装置601
7において、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一
図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、役物作動口
(特定入球口)6021が開放される。
技領域6011の左半面側中央に配置され、一対の可動
片6021a,6021bを備え、それら可動片602
1a,6021bの作動に基づき、遊技者にとって入球
有利な開放状態となる。なお、遊技領域6011の前方
向に開閉可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動に基
づき、役物作動口(特定入球口)6021を開放状態と
することも可能である。
述したように遊技球を誘導増加装置作動領域6019へ
誘導可能な誘導装置6020aを備えている。誘導装置
6020aは、いわゆる回転体と呼ばれる円盤状の役物
であって、周方向に並んで6つの穴が形成され、役物作
動口(特定入球口)6021に入球した遊技球は6つの
穴のいずれかに入球する。すなわち、これら6つの穴は
遊技球を一時的に保持可能な遊技球保持部として機能し
ており、このうち1つの穴が誘導増加装置作動領域60
19へ誘導可能な誘導増加装置作動領域誘導部(第1保
持部)6020bで、その他の穴は球排出領域6026
へ誘導可能な誘導増加装置非作動領域誘導部(第2保持
部)6020cとされている。
は、回転体6020aの周縁部まで切欠かれたU字状の
穴により構成されており、周縁方向に遊技球を排出(保
持解除)可能な開口を有するものとされている。また、
誘導増加装置非作動領域誘導部6020cは、周縁部ま
で切欠かれていない円状の穴であって、周縁方向に遊技
球を排出(保持解除)できないものとされている。
1には、誘導装置6020aを挟んで該役物作動口(特
定入球口)6021の入口と対向する側に、誘導装置6
020aから誘導増加装置作動領域6019へ遊技球を
誘導可能な誘導経路6027が設けられている。該誘導
経路6027は、誘導装置6020aを囲う包囲部材6
028に形成された挿通孔として構成され、誘導装置6
020aの周面にその開口を有している。ここで、上記
誘導増加装置作動領域誘導部6020bに入球した遊技
球は、包囲部材6028と誘導増加装置作動領域誘導部
6020bとにより囲われるため、誘導装置6020a
の回転中において誘導経路6027まで保持され、誘導
経路6027に達した時点で、誘導経路6027側に排
出(保持解除)される。また、誘導増加装置非作動領域
誘導部6020cに入球した遊技球は、誘導装置602
0aの回転により上記球排出領域6026へ誘導され排
出される。なお、球排出領域6026は誘導装置602
0aの左下方に配設されている。
置6020aの中央下方に設けられ、内部に誘導増加装
置作動領域通過検知スイッチ6019a(図70参照)
を備えている。該検知スイッチ6019aに遊技球が検
知されると、誘導増加装置が作動して遊技者にとって有
利な特別遊技状態が発生する。なお、誘導増加装置は、
主制御部6140(図68参照)を主体として構成さ
れ、遊技状態を変化させる特別の装置のことをいう。
領域6011の中央から右半面側に配置され、内部に役
物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ6022a(図
70参照)を備えている。上記特別遊技状態の発生中に
おいて、役物誘導装置作動ゲート6022の検知スイッ
チ6022aに遊技球が検知されると、役物作動口(得
点増加装置作動口)6023が開放される。
3は、遊技領域6011の中央から右半面側上方に配置
され、一対の可動片6023a,6023bを備え、そ
れら可動片6023a,6023bの作動に基づき、遊
技者にとって入球有利な開放状態となる。また、内部に
役物作動口入球検知スイッチ6023c(図70参照)
を備え、該検知スイッチ6023cに遊技球が検知され
ると、入球図柄表示装置6025の所定の識別情報(概
ね入球困難な入球領域に対応した識別情報)が点灯表示
されるとともに、得点増加装置(賞態様増加装置)が作
動する。なお、遊技領域6011の前方向に開閉可能な
開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動
口(得点増加装置作動口)6023を開放状態とするこ
とも可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)6025が配設されている。
16連入球口6024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ6025a(図68参照)が設けられ、該
検知スイッチ6025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置6025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
6001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16個において点灯表示された識別情報の組
合せに基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続
した数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付
与され、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い
出される。また、ICカード等に得点又は賞球数若しく
は賞メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄
表示装置(識別情報表示装置)6025は、例えば7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示とすることも可能で、この場合、上記検知スイッチ6
025aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当
する入球図柄表示装置(識別情報表示装置)6025の
7セグメントLED、ドットマトリクスや液晶(LC
D)表示画面上において識別情報(数字)が表示され
る。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
子制御装置6130について、図68を参照して説明す
る。まず、電子制御装置6130は、主制御部6140
と、その主制御部6140に接続された賞球制御部(枠
制御部)6150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)
6160、ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)61
70及び音声出力装置制御部(音声制御部)6180を
含んで構成されている。主制御部6140は、主制御基
板6340を備え、主制御部6140以外の上記4つの
制御部6150、6160、6170、6180はそれ
ぞれ副制御部として構成され、副制御基板たる賞球制御
基板(枠制御基板)6350、図柄表示装置制御基板6
360、ランプ出力装置制御基板6370、音声出力装
置制御基板6380を備えている。
PU1401を含み、該CPU1401はCPUコア1
480を備え、ROM1482に格納された制御プログ
ラムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチ
ンコ機6001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本
進行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された
当否判定プログラムにより、CPU1401が主体とな
って図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定
手段)。
制御部6150、6160、6170、6180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部6140から各副制御部6150、
6160、6170、6180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部6140〜6180に
は、主電源6129と接続された電源受電基板6128
から電源ユニット6127、さらには電源中継基板61
21を介して電源が供給されており、後述する電源立上
げ時のシステムリセット信号が電源中継基板6121を
介して全制御部に送信される。
チ中継基板6031、中継基板6200、誘導図柄作動
ゲート通過検知スイッチ6016a、枠用外部端子基板
6122、枠中継基板6200bが接続されている。1
6連スイッチ中継基板6031には16連入球検知スイ
ッチ6025aが接続され、該16連入球検知スイッチ
6025aからの検知信号が主制御部6140に送信さ
れる。なお、主制御部6140には、遊技機外部の試験
装置(検査装置)6807に遊技情報(制御情報を含
む)を出力するための情報出力部が設けられている。具
体的には、図43及び図44に示した第2実施例と同様
の構成とされている。
70に示すように、誘導増加装置作動領域通過検知スイ
ッチ6019a、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイ
ッチ6022a、役物作動口(得点増加装置作動口)入
球検知スイッチ6023c、役物作動口(得点増加装置
作動口)ソレノイド6023d、盤用外部端子基板60
32等が接続されている。役物作動口(得点増加装置作
動口)ソレノイド6023dは、役物作動口(得点増加
装置作動口)6023の可動片6023a、6023b
を開放するためのソレノイドである。盤用外部端子基板
6032は、各種検知スイッチデータ等を当該遊技機外
部に出力するための端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ6104及びドアスイ
ッチ6202等が接続され、枠用外部端子基板6122
は、枠制御部6150とも接続されている。枠中継基板
6200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部6140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板6191、
球貸し計数センサ6192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)6013、賞球流路切替ソレノイド6
194、CR操作基板6195、賞球モータセンサ基板
6196、発射装置制御基板6201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板6191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ6192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)6013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド6194は賞球払出装置6109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板6195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)6013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板6196は賞球払出しに係る
賞球モータ6297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部6140に接続されている。図柄
表示装置制御部6160には、図69に示すように、表
示盤を備える誘導図柄表示装置基板6017dが接続さ
れ、CPUはROMに格納された制御プログラムによ
り、RAMをワークエリアとして誘導図柄表示装置(表
示盤)6017の作動制御(すなわち、表示装置の表示
制御)を行っている。なお、入球図柄表示装置6025
の表示制御は、主制御部6140が担うものとされてい
るが、この表示制御を図柄表示装置制御部6160で行
うことも可能である。
70は、図柄表示装置制御部6160と同様の演算回路
構成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)
を含んで構成され、入出力ポートにおいて主制御部61
40に接続されている。ランプ出力装置制御部6170
には、図27に示した第2実施例と同様の電飾中継基板
1171a、各種LED基板等が接続されている。
0は、図柄表示装置制御部6160と同様の演算回路構
成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及
びサウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、
入出力ポートにおいて主制御部6140に接続されてい
る。音声出力装置制御部6180には、図26に示した
第2実施例と同様の音声中継基板1203が接続され、
該音声中継基板1203に接続された音量スイッチ基板
1012は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出
力音量の設定を行うもので、スピーカー1400aから
遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力され
る。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
6380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部6160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部6170あるいは音声出力
装置制御部6180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部6140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部6170及び音声出力装置制
御部6180は、主制御部6140や枠制御部6150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部6140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機60
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図71に示す誘導図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、誘導図柄作動ゲート601
6への入球(すなわち誘導図柄作動検知スイッチ601
6aにおける検知)に基づき、第2実施例と同様の当否
判定ジョブが行われ、さらには、外れないし当りの図柄
決定用乱数及びリーチ態様決定用乱数の取得が行われ、
その結果がRAM1482(図36参照)に記憶され
る。まず、S621において、誘導図柄作動ゲート60
16への遊技球の通過に基づき、誘導図柄表示装置60
17において各図柄(この場合3桁の誘導図柄とする)
の可変表示を開始させる。次いで、S622において、
上記当否判定ジョブで得られた当否結果を参照し、当り
判定(「1」)の場合は(S623:YES)、S63
2に進み、上記乱数により決定されたリーチ態様決定用
値を読み出し、さらにS633に進み、同様に乱数によ
り決定された大当り番号を読み出し、S631に進ん
で、例えば左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定の
リーチ表示態様を経た後に、右図柄を左図柄及び中図柄
と同一図柄に揃えて停止表示させ確定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM1481(図36参照)に
予め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリー
チ態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
誘導図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、1つの図柄の
み可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に
変化させることも可能である。
0)にて決定された表示態様は、対応するコマンドデー
タ(指令信号)として主制御部6140から図柄表示装
置制御部6160へ所定の時間間隔をおいて出力され、
図柄表示装置制御部6160は、そのコマンドデータに
基づいて任された範囲で制御態様を選択して表示制御を
行う。なお、上記図柄表示装置制御部6160に上記コ
マンドデータに対応して複数の表示パターンからなる表
示パターン群を記憶させておき、指令信号として送信さ
れたコマンドデータに対応する表示パターンを表示パタ
ーン群の中から選択して(乱数取得等により選択するこ
とができる)、誘導図柄表示装置6017における表示
制御を、図柄表示装置制御部6160において行うもの
とすることができる。
いて、主に図67を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図柄作
動ゲート6016を通過すると誘導図柄表示装置601
7が作動する。誘導図柄表示装置6017に予め定めら
れた図柄の組合せが確定表示されると、役物作動口(特
定入球口)6021の可動片6021a,6021bが
所定時間開放する。その開放時間は、上記図柄の組合せ
により異なり、「1、1、1」「5、5、5」「9、
9、9」で確定表示された場合には0.3秒、「3、
3、3」で確定表示された場合には0.6秒、「7、
7、7」で確定表示された場合には5.7秒開放され
る。但し、「7、7、7」で確定表示された場合は、当
該単位遊技(ゲーム)が終了され、約4.5秒開放待ち
時間を経過した後に次の単位遊技が開始され、役物作動
口(特定入球口)6021が5.7秒開放される。な
お、この開放待ち時間中、及び開放動作中は誘導図柄作
動ゲート6016は無効とされ、遊技球が通過しても誘
導図柄表示装置6017は作動しないものとされてい
る。
1に入球すると、該遊技球は誘導装置6020aにおい
て誘導増加装置作動領域誘導部6020b、誘導増加装
置非作動領域誘導部6020cのいずれかに入球する。
ここで、誘導装置6020aの回転により、作動領域誘
導部6020bから誘導増加装置作動領域6019に遊
技球が入球すると、誘導増加装置(主制御部)が作動
し、特別遊技状態が発生する。この誘導増加装置は、最
高14回の単位遊技(14ゲーム)まで継続して作動す
るものとされており、この権利回数は、権利発生中、誘
導図柄表示装置6017の中図柄表示領域6017b及
び右図柄表示領域6017cに表示され、次回以降の単
位遊技(ゲーム)開始時に残権利回数が表示されるもの
とされている。この場合、誘導図柄表示装置6017
は、権利回数表示装置としての機能を具備するものとな
る。なお、権利回数表示装置を誘導図柄表示装置601
7とは別個に、例えば遊技領域6011の中央から右半
面側に設けることも可能である。
記誘導図柄表示装置6017に表示される図柄の種類又
は組合せにより異なる。例えば、「1、1、1」「3、
3、3」「5、5、5」「9、9、9」で確定表示され
た場合は、一定の周期で回転動作し、「7、7、7」で
確定表示された場合は、役物作動口(特定入球口)60
21の開放時に回転動作が一時停止するものとされてい
る。
って、誘導図柄作動ゲート6016、誘導図柄表示装置
6017、役物作動口(特定入球口)6021、誘導装
置6020aは第1の遊技態様(普通遊技状態)用の遊
技装置群として機能している。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート6022を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)602
3が2.0秒開放する。役物作動口(得点増加装置作動
口)6023に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
6025の7番、8番、10番、11番が点灯表示する
とともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得点が
2倍となる。この7番、8番、10番、11番は、16
連入球口6024の入球困難な入球口に対応している。
なお、この特別遊技状態は、14回の単位遊技を上限と
して繰り返し行われ、該単位遊技が14回に達するか、
誘導増加装置作動領域6019に遊技球が入球するかの
いずれかによって終了となる。また、役物作動口(得点
増加装置作動口)6023に遊技球が入球した後10秒
間は、役物誘導装置作動ゲート6022を遊技球が通過
しても役物作動口(得点増加装置作動口)6023は開
口しないものとされている。以上が特別遊技状態にかか
る遊技態様であって、役物誘導装置作動ゲート602
2、役物作動口(得点増加装置作動口)6023は第3
の遊技態様(特別遊技状態)用の遊技装置群として機能
している。
いては、大当り判定により誘導図柄表示装置6017に
停止表示された図柄の種類に基づき、上記特別遊技状態
の終了後、次の大当りまで図柄の当否判定の確率(大当
り確率)を変更(向上)させる確率変更手段(特定図柄
表示態様増加手段)を備えるものとすることができる。
具体的には、予め記憶されている大当り図柄を決定する
ための図柄決定乱数値が、確率変更用乱数値と非確率変
更用乱数値とから構成され、各乱数値の取得に応じて確
率変更用図柄(例えば、「7、7、7])又は非確率変
更用図柄(例えば、「2、2、2」)が停止表示される
もので、確率変更用図柄で停止表示された場合、上記特
別遊技状態終了後、次の大当りまで当否判定の確率(大
当り確率)が通常の約4〜5倍に向上するものとするこ
とができる。
01においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、誘導図柄表示装置6017において、当りとなる
特定の表示態様が確定表示された後に、役物作動口(特
定入球口)6021に入球した遊技球が、誘導装置60
20aにより誘導増加装置作動領域6019あるいは球
排出領域6026のいずれに誘導されるか、遊技者に対
して高い遊技興趣を付与することが可能となり得る。
6010の構成の変形例を図72〜図76を参照しつつ
説明する。なお、特に説明のない遊技装置については上
述した第6実施例と同じ構成を有しているものとする。
は、第1の遊技態様(普通遊技状態)用遊技装置群とし
て、誘導図柄作動ゲート6416aが遊技領域6011
の中央上方に、同じく誘導図柄作動ゲート6416b,
6416cが遊技領域6011の中央から左右両側に、
また、誘導図柄表示装置6417が遊技領域6011の
中央に、役物作動口(特定入球口)6421が誘導図柄
表示装置6417の下方に、誘導増加装置作動領域64
19が役物作動口(特定入球口)6421の下方にそれ
ぞれ配設されている。なお、誘導図柄表示装置6417
には、誘導図柄作動ゲート6416a〜6416cへの
遊技球通過の記憶を表示するための誘導図柄作動記憶表
示装置(始動記憶表示装置)6418が2つ設けられて
いる。
用遊技装置群として、遊技領域6011の中央から左右
両側下方に役物誘導装置作動ゲート6422a,642
2bが、また、遊技領域6011の中央下方であって、
誘導増加装置作動領域6419の下方に役物作動口(得
点増加装置作動口)6423がそれぞれ設けられてい
る。
対の可動片6421a,6421bを備え、該可動片6
421a,6421bの開放(開作動)により内部に入
球した遊技球を、誘導増加装置作動領域6419へ誘導
可能な誘導装置6420aを備えている。誘導装置64
20aは、いわゆるクルーンと呼ばれる凹状の役物であ
って、底部に3つの穴が形成され、このうち遊技盤60
10に向かって手前側に形成された1つの穴が誘導増加
装置作動領域6419へ遊技球を誘導可能な作動誘導部
6420bで、奥側に形成された2つの穴が非作動誘導
部6420c,6420cとされている。従って、該非
作動誘導部6420cを通過した遊技球は、上記誘導増
加装置作動領域6419以外の領域(非特定入球領域)
に誘導される。なお、遊技領域6011の前方向に開閉
可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役
物作動口(特定入球口)6421を開放状態とすること
も可能である。
3は、一枚の開閉板6423aを備え、該開閉板642
3aが遊技領域6011の前方向に開放すれば、役物作
動口(得点増加装置作動口)6423は遊技者にとって
相対的に有利な開放状態となる。なお、役物作動口(得
点増加装置作動口)6423に一対の可動片を配設し、
その可動片の左右への作動(開放)に基づき、該役物作
動口(得点増加装置作動口)6423を開放状態とする
ことも可能である。
チンコ機の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図
柄作動ゲート6416a〜6416cのいずれかを通過
すると、誘導図柄表示装置6417が作動し、図柄の可
変表示を開始する。なお、誘導図柄表示装置6417が
作動中に遊技球が各作動ゲート6416a〜6416c
を通過すると、最高2個まで記憶可能とされており、そ
の記憶に応じて1又は2つの誘導図柄作動記憶表示装置
6418が点灯表示する。
組合せが確定表示されると、役物作動口(特定入球口)
6421が2.5秒開放し、該役物作動口(特定入球
口)6421に入球した遊技球は、誘導装置6420a
にて所定の回転態様(周動態様)を経た後に、作動誘導
部6420b又は非作動誘導部6420cのいずれかを
通過し、誘導増加装置作動領域6419又は誘導増加装
置作動領域6419以外の領域のいずれかへ誘導され
る。そして、作動誘導部6420bを通過し誘導増加装
置作動領域6419に遊技球が入球すると、誘導増加装
置が作動し、特別遊技状態が発生する。特別遊技状態
は、最高14回の単位遊技を継続可能とされており、こ
の継続回数(権利回数)は、誘導図柄表示装置6417
の中図柄表示領域6417bに表示され、次回以降の単
位遊技(ゲーム)開始時に残権利回数を表示するものと
されている。
態中に、役物誘導装置作動ゲート6422a,6422
bを遊技球が通過すると、役物作動口(得点増加装置作
動口)6423が開放される。開放した役物作動口(得
点増加装置作動口)6423に遊技球が入球すると、入
球図柄表示装置6025において所定の数字ランプ(例
えば「7」「10」「13」「14」)が点灯表示され
るとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得点
が2倍となる。なお、役物作動口(得点増加装置作動
口)6423は、遊技球が入球することにより、又は当
該単位遊技を含めて3回目の単位遊技終了後に開放作動
を終了する。また、誘導増加装置は、その作動中に遊技
球が誘導増加装置作動領域6419に入球するか、又は
誘導増加装置の作動が14回まで継続した場合、作動を
終了する。
は、第1の遊技態様(普通遊技状態)用遊技装置群とし
て、誘導図柄作動ゲート6516が遊技領域6011の
中央から左半面側に、誘導図柄表示装置6517が遊技
領域6011の中央上方に、役物作動口(特定入球口)
6521が遊技領域6011の中央であって誘導図柄表
示装置6517の下方に、誘導増加装置作動領域652
0bが役物作動口(特定入球口)6521の内部にそれ
ぞれ配設されている。
用遊技装置群として、役物誘導装置作動ゲート6522
が遊技領域6011の中央から右半面側に、また、役物
作動口(得点増加装置作動口)6523が遊技領域60
11の中央下方であって誘導増加装置作動領域6519
の下方にそれぞれ設けられている。
対の可動片6521a,6521bを備え、該可動片6
521a,6521bの開放(開作動)により内部に入
球した遊技球を一時的に転動させることが可能な誘導部
6526と、特定入球領域としての誘導増加装置作動領
域6520bと、非特定入球領域としての誘導増加装置
非作動領域6520c,6520cとが設けられてい
る。誘導部6526は、誘導増加装置作動領域6520
b,誘導増加装置非作動領域6520c,6520cの
入口の手前に形成され、誘導増加装置作動領域6520
b,誘導増加装置非作動領域6520c,6520cに
向かって傾斜した誘導経路をなしている。該誘導経路た
る誘導部6526にて転動した遊技球は、誘導増加装置
作動領域6520b又は誘導増加装置非作動領域652
0cのいずれかに入球するものとされている。また、誘
導増加装置作動領域6520bは、2つの誘導増加装置
非作動領域6520c,6520cの間に設けられ、内
部に誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ6019a
(図70参照)を備えている。なお、遊技領域6011
の前方向に開閉可能な開閉板を配設し、その開閉板の作
動に基づき、役物作動口(特定入球口)6521を開放
状態とすることも可能である。
3は、一枚の開閉板6523aを備え、該開閉板652
3aが遊技領域6011の前方向に開放すれば、役物作
動口(得点増加装置作動口)6523は遊技者にとって
相対的に有利な開放状態となる。なお、役物作動口(得
点増加装置作動口)6523に一対の可動片を配設し、
その可動片の左右への作動(開放)に基づき、該役物作
動口(得点増加装置作動口)6523を開放状態とする
ことも可能である。
チンコ機の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図
柄作動ゲート6516を通過すると、誘導図柄表示装置
6517が作動し、図柄の可変表示を開始する。なお、
誘導図柄表示装置6517が作動中に遊技球が該作動ゲ
ート6516を通過しても、その通過は無効となる。
組合せが確定表示されると、役物作動口(特定入球口)
6521が4.0秒開放し、該役物作動口(特定入球
口)6521に入球した遊技球は、誘導部6526上を
転動した後に、誘導増加装置作動領域6520b又は誘
導増加装置非作動領域6520cのいずれかに入球す
る。遊技球が、誘導増加装置作動領域6520bに入球
し、内部の誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ60
19a(図70参照)に遊技球が検知されると、誘導増
加装置が作動し、特別遊技状態が発生する。
態中に、役物誘導装置作動ゲート6522を遊技球が通
過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)6523
が開放される。開放した役物作動口(得点増加装置作動
口)6523に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
6025において所定の数字ランプ(例えば「7」「1
0」「13」「14」)が点灯表示されるとともに、そ
のゲーム(単位遊技)中に獲得した得点が2倍となる。
なお、特別遊技状態は、最高14回の単位遊技を継続可
能とされており、誘導増加装置は、その作動中に遊技球
が誘導増加装置作動領域6520bに入球するか、又は
誘導増加装置の作動が14回まで継続した場合、作動を
終了する。
は、第1の遊技態様(普通遊技状態)用遊技装置群とし
て、誘導図柄作動ゲート6616が遊技領域6011の
中央から左半面側に、誘導図柄表示装置6617が遊技
領域6011の中央上方に、役物作動口(特定入球口)
6621が遊技領域6011の中央であって誘導図柄表
示装置6617の上方に、誘導装置6620が遊技領域
6011の中央であって誘導図柄表示装置6617の下
方に、誘導増加装置作動領域6619が誘導装置662
0の下方にそれぞれ配設されている。
用遊技装置群として、役物誘導装置作動ゲート6622
が遊技領域6011の中央から右半面側に、また、役物
作動口(得点増加装置作動口)6623が遊技領域60
11の中央から右半面側下方であって役物誘導装置作動
ゲート6622の下方にそれぞれ設けられている。
領域6617aと右図柄表示領域6617bとを備えて
いる。役物作動口(特定入球口)6621は、一対の可
動片6621a,6621bを備えている。また、役物
作動口(特定入球口)6621内部から遊技盤6010
の裏面側に通じ、役物作動口(特定入球口)6621に
入球した遊技球を、誘導装置6620の入口へ誘導する
ための誘導経路6626が設けられている。なお、遊技
領域6011の前方向に開閉可能な開閉板を配設し、そ
の開閉板の作動に基づき、役物作動口(特定入球口)6
621を開放状態とすることも可能である。
呼ばれる凹状の役物であって、底部に3つの穴が形成さ
れ、このうち遊技盤6010に向かって手前側の中央に
形成された1つの穴が、誘導増加装置作動領域6619
へ遊技球を誘導可能な作動誘導部6620bで、その左
右に形成された2つの穴が非作動誘導部6620c,6
620cとされている。非作動誘導部6620cを通過
した遊技球は、上記誘導増加装置作動領域6619以外
の領域(非特定入球領域)に誘導される。
3は、一対の可動片6623a,6623bを備え、該
可動片6623a,6623bが作動し左右に開放すれ
ば、役物作動口(得点増加装置作動口)6623は遊技
者にとって相対的に有利な開放状態となる。なお、遊技
領域6011の前方向に開閉可能な開閉板を配設し、そ
の開閉板の作動に基づき、役物作動口(得点増加装置作
動口)6623を開放状態とすることも可能である。
チンコ機の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図
柄作動ゲート6616を通過すると、誘導図柄表示装置
6617が作動し、図柄の可変表示を開始する。なお、
誘導図柄表示装置6617が作動中に遊技球が該作動ゲ
ート6616を通過しても、その通過は無効となる。
組合せが確定表示されると、役物作動口(特定入球口)
6621が8.0秒開放し、該役物作動口(特定入球
口)6621に入球した遊技球は、誘導経路6626を
経て、誘導装置6620に入球する。誘導装置6620
に入球した遊技球は、作動誘導部6620b又は非作動
誘導部6620c,6620cのいずれかを通過する。
遊技球が、作動誘導部6620bを通過して誘導増加装
置作動領域6619に入球し、内部の誘導増加装置作動
領域通過検知スイッチ6019a(図70参照)に検知
されると、誘導増加装置が作動し、特別遊技状態が発生
する。
態中に、役物誘導装置作動ゲート6622を遊技球が通
過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)6623
が開放される。開放した役物作動口(得点増加装置作動
口)6623に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
6025において所定の数字ランプ(例えば「7」「1
0」「13」「14」)が点灯表示されるとともに、そ
のゲーム(単位遊技)中に獲得した得点が2倍となる。
なお、特別遊技状態は、最高14回の単位遊技を継続可
能とされており、誘導増加装置は、その作動中に遊技球
が誘導増加装置作動領域6619に入球するか、又は誘
導増加装置の作動が14回まで継続した場合、作動を終
了する。また、遊技領域6011の中央から左半面側に
は、得点増加装置作動口(特別入球口)6627が設け
られており、該得点増加装置作動口(特別入球口)66
27に遊技球が入球すると、当該単位遊技中に所定の遊
技球が払い出されるものとされている。
は、第1の遊技態様(普通遊技状態)用遊技装置群とし
て、誘導図柄作動装置6716が遊技領域6011の中
央に、誘導図柄表示装置6717が遊技領域6011の
中央から左半面側に、役物作動口(特定入球口)672
1が遊技領域6011の中央から右半面側の上方に、誘
導増加装置作動領域6721bが役物作動口(特定入球
口)6721の内部にそれぞれ配設されている。
用遊技装置群として、役物誘導装置作動ゲート6722
a,6722bが遊技領域6011の中央から左右両半
面側下方に、また、役物作動口(得点増加装置作動口)
6723が遊技領域6011の中央から右半面側下方に
それぞれ設けられている。
ハ字状に配設された障害釘6023により構成されてお
り、入口から入球した遊技球は誘導装置6716eに誘
導される。この誘導装置6716eは、いわゆるクルー
ンと呼ばれる凹状の役物であって、底部に3つの穴が形
成され、このうち遊技盤6010に向かって手前側の中
央に形成された1つの穴が、誘導図柄表示装置作動口6
716dへ遊技球を誘導可能な作動誘導部6716c
で、その左右に形成された2つの穴が非作動誘導部67
16b,6716bとされている。非作動誘導部671
6bを通過した遊技球は、上記誘導図柄表示装置作動口
6716d以外の領域(誘導図柄表示装置非作動口)に
誘導される。
枚の開閉板6721aを備え、該開閉板6721aが作
動し遊技領域6011の手前側に開放すれば、役物作動
口(特定入球口)6721は遊技者にとって相対的に有
利な開放状態となる。また、役物作動口(特定入球口)
6721の内部には、3つの領域が横並びに形成されて
おり、横並びの中央が誘導増加装置作動領域6721
b、該誘導増加装置作動領域6721bを挟んで両側が
誘導増加装置非作動領域6721c,6721cとされ
ている。なお、役物作動口(特定入球口)6721に一
対の可動片を配設し、その可動片の左右への作動(開
放)に基づき、該役物作動口(特定入球口)6721を
開放状態とすることも可能である。
チンコ機の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図
柄表示装置作動口6716dに入球すると、誘導図柄表
示装置6717が作動し、図柄の可変表示を開始する。
組合せが確定表示されると、役物作動口(特定入球口)
6721が8.0秒開放し、該役物作動口(特定入球
口)6721に入球した遊技球は、誘導増加装置作動領
域6721b又は誘導増加装置非作動領域6721c,
6721cのいずれかに入球する。遊技球が、誘導増加
装置作動領域6721bに入球し、内部の誘導増加装置
作動領域通過検知スイッチ6019a(図70参照)に
検知されると、誘導増加装置が作動し、特別遊技状態が
発生する。
態中に、役物誘導装置作動ゲート6722a,6722
bを遊技球が通過すると、役物作動口(得点増加装置作
動口)6723が開放される。開放した役物作動口(得
点増加装置作動口)6723に遊技球が入球すると、入
球図柄表示装置6025において所定の数字ランプ(例
えば「7」「10」「13」「14」)が点灯表示され
るとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得点
が2倍となる。なお、特別遊技状態は、最高14回の単
位遊技を継続可能とされており、誘導増加装置は、その
作動中に遊技球が誘導増加装置作動領域6721bに入
球するか、又は誘導増加装置の作動が14回まで継続し
た場合、作動を終了する。
は、第1の遊技態様(普通遊技状態)用遊技装置群とし
て、誘導図柄作動ゲート6816aが遊技領域6011
の中央下方に、同じく誘導図柄作動ゲート6816b,
6816cが遊技領域6011の中央から左右両面側の
下方に、誘導図柄表示装置6817が遊技領域6011
の中央から右半面側に、役物作動口(特定入球口)68
21が遊技領域6011の中央上方に、誘導装置682
0が遊技領域6011の中央であって役物作動口(特定
入球口)6821の下方に、誘導増加装置作動領域68
19が誘導装置6820の内部にそれぞれ配設されてい
る。なお、誘導図柄表示装置6817には、誘導図柄作
動ゲート6816a〜6816cへの遊技球通過の記憶
を表示するための誘導図柄作動記憶表示装置(始動記憶
表示装置)6818が3つ設けられている。
用遊技装置として、役物作動口(得点増加装置作動口)
6823が遊技領域6011の中央下方に設けられてい
る。
領域6817a、中図柄表示領域6817b、右図柄表
示領域6817cを備えている。役物作動口(特定入球
口)6821は、一対の可動片6821a,6821b
を備えている。また、役物作動口(特定入球口)682
1の底部には、該役物作動口(特定入球口)6821に
入球した遊技球を、該役物作動口(特定入球口)682
1の下方の誘導装置6820へ誘導するための誘導口6
821cが設けられている。なお、遊技領域6011の
前方向に開閉可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動
に基づき、役物作動口(特定入球口)6821を開放状
態とすることも可能である。
呼ばれる凹状の役物であって、底部に3つの穴が形成さ
れ、このうち遊技盤6010に向かって手前側の中央に
形成された1つの穴が、誘導増加装置作動領域6819
へ遊技球を誘導可能な作動誘導部6820bで、その左
右に形成された2つの穴が非作動誘導部6820c,6
820cとされている。非作動誘導部6820cを通過
した遊技球は、上記誘導増加装置作動領域6819以外
の領域(非特定入球領域)に誘導される。
3は、一対の可動片6823a,6823bを備え、該
可動片6823a,6823bが作動し左右に開放すれ
ば、役物作動口(得点増加装置作動口)6823は遊技
者にとって相対的に有利な開放状態となる。なお、遊技
領域6011の前方向に開閉可能な開閉板を配設し、そ
の開閉板の作動に基づき、役物作動口(得点増加装置作
動口)6823を開放状態とすることも可能である。
チンコ機の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図
柄作動ゲート6816a〜6816cのいずれかを通過
すると、誘導図柄表示装置6817が作動し、図柄の可
変表示を開始する。なお、誘導図柄表示装置6817が
作動中に遊技球が各作動ゲート6816a〜6816c
を通過すると、最高3個まで記憶可能とされており、そ
の記憶に応じて1ないし3つの誘導図柄作動記憶表示装
置6818が点灯表示する。
組合せ(当り図柄)が確定表示されると、役物作動口
(特定入球口)6821と役物作動口(得点増加装置作
動口)6823とが所定時間開放する。開放した役物作
動口(特定入球口)6821に遊技球が入球すると、入
球図柄表示装置6025の「2」「5」「6」「7」が
点灯表示し、該役物作動口(特定入球口)6821が閉
じられる。また、役物作動口(得点増加装置作動口)6
823に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置602
5の「11」「12」「13」「15」が点灯表示する
とともに、その単位遊技中に獲得した得点が2倍とな
る。なお、入球により該役物作動口(得点増加装置作動
口)6823は閉じられる。また、開放した役物作動口
(特定入球口)6821に入球がない場合、又は役物作
動口(得点増加装置作動口)6823に入球がない場合
は、それぞれ開放した単位遊技(ゲーム)を含めて3回
の単位遊技(3ゲーム)を経過すると開放が解除され、
役物作動口(得点増加装置作動口)6823が閉じられ
るものとされている。言い換えると、入球がない場合
は、開放した単位遊技(ゲーム)を含めて最高3回まで
開放が継続される。
に入球した遊技球は、誘導口6821cを経て、誘導装
置6820に入球する。誘導装置6820に入球した遊
技球は、作動誘導部6820b又は非作動誘導部682
0c,6820cのいずれかを通過する。遊技球が、作
動誘導部6820bを通過して誘導増加装置作動領域6
819に入球し、内部の誘導増加装置作動領域通過検知
スイッチ6019a(図70参照)に検知されると、誘
導増加装置が作動し、特別遊技状態が発生する。
態中は、誘導図柄表示装置6817に当り図柄が表示さ
れる確率が約100倍高くなるものとされている。な
お、特別遊技状態は、最高14回の単位遊技を継続可能
とされており、誘導増加装置は、その作動中に遊技球が
誘導増加装置作動領域6819に入球するか、又は誘導
増加装置の作動が14回まで継続した場合、作動を終了
する。なお、この継続回数(権利回数)は、遊技領域6
011の中央から左半面側配設された誘導増加装置作動
継続回数表示装置6826に表示され、次回以降の単位
遊技(ゲーム)開始時に残権利回数を表示するものとさ
れている。
(いわゆる右打ち)で発射すると、誘導図柄作動ゲート
6816cに遊技球を通過させ易くなり、誘導図柄表示
装置6817に当り図柄が非常に高い確率で確定表示さ
れるようになり、また、役物作動口(得点増加装置作動
口)6823にも右側(可動片6823b側)から入球
し易くなる。したがって、特別遊技状態において、遊技
者は大量の賞を獲得することが可能となる。さらに、い
わゆる右打ちにより遊技球を発射しているため、役物作
動口(特定入球口)6821には入球し難くなり(すな
わち誘導増加装置作動領域6819に入球し難くな
り)、誘導増加装置作動領域6819への入球により誘
導増加装置の作動を終了させてしまうことを極力回避す
ることが可能となり得る。
01について説明したが、例えば、上記実施例の入球装
置を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート
(通過装置)を入球装置とすることが可能である。ま
た、誘導図柄表示装置には7セグメントLEDや液晶
(LCD)による表示が可能である。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)7001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、説明のない箇所については同様の構
成を有しているものとする。この場合、特に遊技盤の構
成が主に異なるものとされている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機1001と
同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部と、下皿部
と、施錠装置とから構成されている(図示及び詳細説明
省略)。まず、前面部に形成される遊技盤7010の表
面構造について図77の模式図を参照して説明する。遊
技盤7010は、略長方形の木製の板状体であって中枠
(1003:図22参照)に保持されるとともに、裏機
構盤(1102:図24参照)によりその背面側が覆わ
れている。遊技盤7010には、遊技盤7010の表面
に設けられた外レール(図示略)と内レール(図示略)
とにより略円形状の遊技領域7011が形成され、遊技
領域7011内には、始動検知装置としての誘導図柄作
動ゲート7016と、第1可変表示装置としての誘導図
柄表示装置7017と、第1変動入球装置としての役物
作動口(特定入球口)7021と、第2可変表示装置と
しての誘導増加装置作動判定図柄表示装置7018と、
貯留装置ないし誘導装置としての誘導増加装置作動領域
誘導装置(以下、単に誘導装置とも言う)7028と、
役物作動用検知装置としての役物誘導装置作動ゲート7
022と、第2変動入球装置としての役物作動口(得点
増加装置作動口)7023と、16個の入球領域が相互
隣接して配置された16連入球口7024と、16連入
球口7024の各入球領域に該当する識別情報を点灯表
示する入球図柄表示装置(識別情報表示装置)7025
と、多数の障害釘(図示略)等が配設されている。
7011の略中央に配置され、内部に誘導図柄作動ゲー
ト通過検知スイッチ7016a(図80参照)を備えて
いる。この通過検知スイッチ7016aにおいて遊技球
が検知されると、誘導図柄表示装置7017が作動し図
柄の可変表示を開始する。
011の略中央であって、誘導増加装置作動ゲート70
16の下方に配置され、左図柄表示領域7017aと右
図柄表示領域7017bとを備えている。なお、誘導図
柄表示装置7017には、誘導図柄作動ゲート7016
への遊技球通過の記憶を表示するための誘導図柄作動記
憶表示装置(始動記憶表示装置)7017cが4つ設け
られている。
技領域7011の略中央上方に配置され、上記誘導図柄
表示装置7017に確定表示される結果に基づいて作動
する一対の可動片7021a,7021bを備えてい
る。この一対の可動片7021a,7021bの作動に
基づき、役物作動口(特定入球口)7021は遊技者に
とって入球有利な開放状態となる。また、役物作動口
(特定入球口)7021は、該役物作動口(特定入球
口)7021に入球した遊技球を誘導増加装置作動領域
誘導装置7028へ誘導するための誘導経路(誘導樋)
7026に通じている。誘導経路(誘導樋)7026
は、遊技盤7010の裏面側に形成されており、役物作
動口(特定入球口)7021と誘導増加装置作動領域誘
導装置7028との間の遊技球の通路として機能してい
る。なお、遊技領域7011の前方向に開閉可能な開閉
板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動口
(特定入球口)7021を開放状態とすることも可能で
ある。
は、遊技領域7011の中央から左半面側に配置され、
誘導樋7026から誘導された遊技球を一時的に貯留す
る貯留部(貯留装置)7029と、いわゆる振分装置と
呼ばれる回転体7030とを備えている。貯留部702
9の出口には特定入球口入球検知スイッチ7027が設
けられ、この検知に基づき誘導増加装置作動判定図柄表
示装置7018が作動する。なお、回転体7030は、
遊技盤7010に向かって左右両方向に回転可能とされ
ており、貯留部7029から落下した遊技球が、該回転
体7030に設けられている凹部7028aに入り、左
回りで回転すると、誘導増加装置作動領域7028bへ
誘導し、右回りで回転すると貯留球排出口7028cへ
遊技球を誘導する。また、回転体7030は、該回転体
7030の非作動時、すなわち誘導増加装置作動判定図
柄表示装置7018が可変開始待ち状態又は可変表示状
態中は、遊技球受入状態又は誘導待機状態とされてい
る。
て貯留された遊技球は、回転体7030により誘導増加
装置作動領域7028b又は貯留球排出口7028cの
いずれかへ誘導される。誘導増加装置作動領域7028
bは、誘導装置7028の左下方に設けられ、内部に誘
導増加装置作動領域通過検知スイッチ7019a(図8
0参照)を備えている。該検知スイッチ7019aに遊
技球が検知されると、入球図柄表示装置7025の所定
の識別情報(概ね入球困難な入球領域に対応した識別情
報)が点灯表示されるとともに、誘導増加装置が作動し
て遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。特別
遊技状態は、1ゲーム(単位遊技)中に獲得した賞が倍
増される遊技状態で、所定のゲーム回数分を上限(本実
施例の場合14回)として、その遊技状態が継続され
る。なお、上記誘導増加装置は、主制御部7140(図
78参照)を主体として構成され、遊技状態を変化させ
る特別の装置のことをいう。
8は、遊技領域7011の略中央であって、上記誘導図
柄表示装置7017の下方に配置され、3つの表示領
域、すなわち左図柄表示領域7018a、中図柄表示領
域7018b、右図柄表示領域7018cを備えてい
る。上記特定入球口検知スイッチ7027の検知結果に
基づき、各図柄表示領域7018a〜7018cが可変
表示を開始する。誘導増加装置作動判定図柄表示装置7
018においては、各表示領域7018a〜7018c
がそれぞれ複数の図柄を可変停止表示することが可能と
されており、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一
図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、大当りとな
って、回転体7030が左回りに回転し、凹部7028
aに入っている遊技球が誘導増加装置作動領域7028
bへ誘導され、誘導増加装置(後述する)が作動する。
また、上記大当りとなる場合の図柄表示態様以外の態様
(外れ表示態様)で確定表示されると、回転体7030
が右回りに回転し、該遊技球が貯留球排出口7028c
へ誘導される。
は、遊技領域7011の中央から右半面側に配置され、
内部に役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ702
2a(図80参照)を備えている。上記特別遊技状態の
発生中において、役物誘導装置作動ゲート7022の検
知スイッチ7022aに遊技球が検知されると、役物作
動口(得点増加装置作動口)7023が開放される。
3は、遊技領域7011の中央から右半面側下方に配置
され、一対の可動片7023a,7023bを備え、そ
れら可動片7023a,7023bの作動に基づき、遊
技者にとって入球有利な開放状態となる。また、内部に
役物作動口入球検知スイッチ7023c(図80参照)
を備え、該検知スイッチ7023cに遊技球が検知され
ると、入球図柄表示装置7025の所定の識別情報(概
ね入球困難な入球領域に対応した識別情報)が点灯表示
されるとともに、得点増加装置(賞態様増加装置)が作
動する。なお、役物作動口(得点増加装置作動口)70
23において遊技領域7011の前方向に開閉可能な開
閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動口
(得点増加装置作動口)7023を開放状態とすること
も可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)7025が配設されている。
16連入球口7024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ7025a(図78参照)が設けられ、該
検知スイッチ7025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置7025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
7001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16球において点灯された識別情報の組合せ
に基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続した
数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付与さ
れ、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い出さ
れる。また、ICカード等に得点又は賞球数若しくは賞
メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)7025は、例えば7セグメ
ントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表示と
することも可能で、この場合、上記検知スイッチ702
5aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当する
入球図柄表示装置(識別情報表示装置)7025の7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示画面上において識別情報(数字)が表示される。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
7130について、図78を参照して説明する。まず、
電子制御装置7130は、主制御部7140と、その主
制御部7140に接続された賞球制御部(枠制御部)7
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)7160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)7170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)7180を含んで構成
されている。主制御部7140は、主制御基板7340
を備え、主制御部7140以外の上記4つの制御部71
50、7160、7170、7180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)7350、図柄表示装置制御基板7360、ラ
ンプ出力装置制御基板7370、音声出力装置制御基板
7380を備えている。
U1401を含み、該CPU1401はCPUコア14
80を備え、ROM1482に格納された制御プログラ
ムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチン
コ機7001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進
行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された当
否判定プログラムにより、CPU1401が主体となっ
て図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定手
段)。
制御部7150、7160、7170、7180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部7140から各副制御部7150、
7160、7170、7180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部7140〜7180に
は、主電源7129と接続された電源受電基板7128
から電源ユニット7127、さらには電源中継基板71
21を介して電源が供給されており、電源立上げ時のシ
ステムリセット信号が電源中継基板7121を介して全
制御部に送信される。
チ中継基板7031、中継基板7200、特定入球口入
球検知スイッチ7027、枠用外部端子基板7122、
枠中継基板7200bが接続されている。16連スイッ
チ中継基板7031には16連入球検知スイッチ702
5aが接続され、該16連入球検知スイッチ7025a
からの検知信号が主制御部7140に送信される。な
お、主制御部7140には、遊技機外部の試験装置(検
査装置)7807に遊技情報(制御情報を含む)を出力
するための情報出力部が設けられている。具体的には、
図43及び図44に示した第2実施例と同様の構成とさ
れている。
80に示すように、誘導図柄作動ゲート通過検知スイッ
チ7016a、誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ
7019a、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ
7022a、役物作動口(得点増加装置作動口)入球検
知スイッチ7023c、役物作動口(特定入球口)ソレ
ノイド7021c、役物作動口(得点増加装置作動口)
ソレノイド7023d、盤用外部端子基板7032等が
接続されている。役物作動口(特定入球口)ソレノイド
7021cは、役物作動口(特定入球口)7021の可
動片7021a,7021bを開放するためのソレノイ
ドである。役物作動口(得点増加装置作動口)ソレノイ
ド7023dは、役物作動口(得点増加装置作動口)7
023の可動片7023a、7023bを開放するため
のソレノイドである。盤用外部端子基板7032は、各
種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出力するた
めの端子基板である。
には、タンク球切れ検知スイッチ7104及びドアスイ
ッチ7202等が接続され、枠用外部端子基板7122
は、枠制御部7150とも接続されている。枠中継基板
7200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部7140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板7191、
球貸し計数センサ7192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)7013、賞球流路切替ソレノイド7
194、CR操作基板7195、賞球モータセンサ基板
7196、発射装置制御基板7201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板7191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ7192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)7013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド7194は賞球払出装置7109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板7195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)7013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板7196は賞球払出しに係る
賞球モータ7297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部7140に接続されている。図柄
表示装置制御部7160には、図79に示すように、表
示盤を備える判定図柄表示装置基板7017dが接続さ
れ、CPUはROMに格納された制御プログラムによ
り、RAMをワークエリアとして誘導増加装置作動判定
図柄表示装置(表示盤)7018の作動制御(すなわ
ち、表示装置の表示制御)を行っている。なお、入球図
柄表示装置7025の表示制御は、主制御部7140が
担うものとされているが、この表示制御を図柄表示装置
制御部7160で行うことも可能である。
70は、図柄表示装置制御部7160と同様の演算回路
構成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)
を含んで構成され、入出力ポートにおいて主制御部71
40に接続されている。ランプ出力装置制御部7170
には、図27に示した第2実施例と同様の電飾中継基板
1171a、各種LED基板等が接続されている。
0は、図柄表示装置制御部7160と同様の演算回路構
成要素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及
びサウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、
入出力ポートにおいて主制御部7140に接続されてい
る。音声出力装置制御部7180には、図26に示した
第2実施例と同様の音声中継基板1203が接続され、
該音声中継基板1203に接続された音量スイッチ基板
1012は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出
力音量の設定を行うもので、スピーカー1400aから
遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力され
る。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
7380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部7160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部7170あるいは音声出力
装置制御部7180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部7140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部7170及び音声出力装置制
御部7180は、主制御部7140や枠制御部7150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部7140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機70
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図81に示す判定図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、役物作動口(特定入球口)
7021への入球(すなわち特定入球口入球検知スイッ
チ7027(図77又は図78参照)における検知)に
基づき、第2実施例と同様の当否判定ジョブが行われ、
さらには、外れないし当りの図柄決定用乱数及びリーチ
態様決定用乱数の取得が行われ、その結果がRAM14
82(図36参照)に記憶される。まず、S621にお
いて、役物作動口(特定入球口)7021への遊技球の
通過に基づき、誘導増加装置作動判定図柄表示装置70
18において各図柄(この場合3桁の当否判定図柄とす
る)の可変表示を開始させる。次いで、S622におい
て、上記当否判定ジョブで得られた当否結果を参照し、
当り判定(「1」)の場合は(S623:YES)、S
632に進み、上記乱数により決定されたリーチ態様決
定用値を読み出し、さらにS633に進み、同様に乱数
により決定された大当り番号を読み出し、S631に進
んで、例えば左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定
のリーチ表示態様を経た後に、右図柄を左図柄及び中図
柄と同一図柄に揃えて停止表示させ確定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM1481(図36参照)に
予め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリー
チ態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
判定図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、1つの図柄の
み可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に
変化させることも可能である。
て決定された表示態様は、対応するコマンドデータ(指
令信号)として主制御部7140から図柄表示装置制御
部7160へ所定の時間間隔をおいて出力され、図柄表
示装置制御部7160は、そのコマンドデータに基づい
て任された範囲で制御態様を選択して表示制御を行う。
なお、上記図柄表示装置制御部7160に上記コマンド
データに対応して複数の表示パターンからなる表示パタ
ーン群を記憶させておき、指令信号として送信されたコ
マンドデータに対応する表示パターンを表示パターン群
の中から選択して(乱数取得等により選択することがで
きる)、誘導増加装置作動判定図柄表示装置7018に
おける表示制御を、図柄表示装置制御部7160におい
て行うものとすることができる。
誘導図柄の表示ジョブは、上記判定図柄表示ジョブとほ
ぼ同様に行われる。誘導図柄表示装置7017において
はリーチ表示がないため、当り判定の場合には大当り番
号を読み出して左右各図柄を停止表示するものとされ、
また、外れ判定の場合には、左右の図柄番号を読み出し
てそれぞれ停止表示を行うものとされている。
いては、大当り判定により誘導増加装置作動判定図柄表
示装置7018に停止表示された図柄の種類に基づき、
上記特別遊技状態の終了後、次の大当りまで図柄の当否
判定の確率(大当り確率)を変更(向上)させる確率変
更手段が備えられている。具体的には、予め記憶されて
いる上記大当り図柄決定乱数値が、確率変更用乱数値と
非確率変更用乱数値とから構成され、各乱数値の取得に
応じて確率変更用図柄(例えば、「7、7、7])又は
非確率変更用図柄(例えば、「2、2、2」)が停止表
示されるもので、確率変更用図柄で停止表示された場
合、上記特別遊技状態終了後、次の大当りまで当否判定
の確率(大当り確率)が通常の約4〜5倍に向上するも
のとされている。
いて、主に図77を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図柄作
動ゲート7016を通過すると、誘導図柄表示装置70
17が作動し可変表示を開始する。なお、誘導図柄表示
装置7017が作動中に遊技球が各作動ゲート7016
を通過すると、最高4個まで記憶可能とされており、そ
の記憶に応じて1ないし4つの誘導図柄作動記憶表示装
置7017cが点灯表示する。
定められた特定の表示態様(例えば「7」「7」等の左
右同一図柄)で図柄が確定表示されると、役物作動口
(特定入球口)7021の入口が、誘導増加装置作動判
定図柄表示装置7018の大当り確率(当否確率)が相
対的に低確率の場合は、0.5秒、相対的に高確率の場
合(いわゆる確変の場合)は、5.8秒開放する。役物
作動口(特定入球口)7021に入球した遊技球は、誘
導樋7026を通って一旦貯留部7029に貯留され、
落下して特定入球口入球検知スイッチ7027に検知さ
れるとともに、回転体7030の凹部7028aに入
る。
技球を検知することにより、誘導増加装置作動判定図柄
表示装置7018が可変表示を開始する。誘導増加装置
作動判定図柄表示装置7018において、図柄が特定の
表示態様(当り表示態様)で確定表示された場合には、
誘導装置7028が遊技球を誘導増加装置作動領域70
28bに誘導し、誘導増加装置作動領域通過検知スイッ
チ7019a(図80参照)において遊技球が検知され
ると、誘導増加装置(主制御部7140)が作動し、特
別遊技状態が発生する。なお、誘導増加装置作動判定図
柄表示装置7018において図柄が外れ表示態様で確定
表示された場合には、誘導装置7028が遊技球を貯留
球排出口7028cに誘導する。
って、誘導図柄作動ゲート7016、誘導図柄表示装置
7017、役物作動口(特定入球口)7021、誘導増
加装置作動判定図柄表示装置7018、誘導装置702
8は第1の遊技態様(普通遊技状態)用の遊技装置群と
して機能している。なお、これら第1の遊技態様用の遊
技装置群は、特別遊技状態を発生させるための特別遊技
発生用遊技装置群として捉えることも可能である。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート7022を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)702
3が所定時間開放する。役物作動口(得点増加装置作動
口)7023に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
7025の11番、13番、14番、15番が点灯表示
するとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得
点が2倍となる。この11番、13番、14番、15番
は、16連入球口7024の比較的入球困難な入球口に
対応している。なお、この特別遊技状態は、14回の単
位遊技を上限として繰り返し行われ、該単位遊技が14
回に達するか、遊技球が誘導増加装置作動領域7028
bに通過するかのいずれかによって終了となる。以上が
特別遊技状態にかかる遊技態様であって、役物誘導装置
作動ゲート7022、役物作動口(得点増加装置作動
口)7023は第2の遊技態様(特別遊技状態)用の遊
技装置群として機能している。
1においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、役物作動口(特定入球口)7021に入球した遊
技球が誘導樋7026を通って誘導装置7028に誘導
され、誘導増加装置作動判定図柄表示装置7018の表
示態様に基づいて、該誘導装置7028が作動する構成
としたため、遊技装置の構成として従来にない斬新な構
成となる。また、誘導増加装置作動判定図柄表示装置7
018に確定表示される大当りの図柄の種類又は組合せ
に基づいて、特別遊技状態の終了後、誘導増加装置作動
判定図柄表示装置7018における図柄の当否確率(大
当り確率)を変更する確率変更手段を具備させたため、
確率変更用の図柄で確定表示されるか否かという点で、
遊技者に対し高い遊技興趣を付与することが可能であ
る。
7010の構成の変形例を図82を参照しつつ説明す
る。なお、特に説明のない遊技装置については上述した
実施例と同じ構成を有しているものとする。
様(普通遊技状態)用遊技装置群として、誘導図柄作動
ゲート7416が遊技領域7011の中央から左半面側
に、また、誘導図柄表示装置7417が遊技領域701
1の中央から左半面側であって誘導図柄作動ゲート74
16の上方に、役物作動口(特定入球口)7421が遊
技領域7011の略中央に、誘導増加装置作動判定図柄
表示装置7418が遊技領域7011の左半面側であっ
て誘導図柄作動ゲート7416の下方に、誘導増加装置
作動領域7419が役物作動口(特定入球口)7421
の下方にそれぞれ配設されている。
用遊技装置群として、役物誘導装置作動ゲート7422
が、遊技領域7011の中央から右半面側に、また、役
物作動口(得点増加装置作動口)7423が、遊技領域
7011の中央から右半面側の下方であって役物誘導装
置作動ゲート7422の下方にそれぞれ設けられてい
る。
領域7417a、中図柄表示領域7417b、右図柄表
示領域7417cをそれぞれ備え、誘導増加装置作動判
定図柄表示装置7418も、左図柄表示領域7418
a、中図柄表示領域7418b、右図柄表示領域741
8cをそれぞれ備えている。
対の可動片7421a,7421bを備え、該可動片7
421a,7421bの開放(開作動)により入球した
遊技球を、誘導増加装置作動領域誘導部7420bから
誘導増加装置作動領域7419へ誘導可能な誘導装置7
428を備えている。誘導装置7428は、図77に示
した実施例とほぼ同様の回転体で構成されているが、回
転体前面側の中心部には、特別遊技状態の最高継続回数
を抽選するための回数判定図柄表示装置(抽選装置)7
431が設けられている。本変形例の遊技盤構成を備え
るパチンコ機においては、上記特別遊技状態の最高継続
回数が複数種類定められており、その最高継続回数につ
いて回数判定図柄表示装置7431にて抽選を行うもの
とされている。具体的には、最高継続回数は2回又は1
4回とされており、回数判定図柄表示装置7431には
「1」〜「9」までの数字が表示されるものとされてい
る。回数判定図柄表示装置7431に「3」又は「7」
が確定表示された場合には、最高継続回数が14回、そ
れ以外の数字で確定表示された場合には、最高継続回数
が2回となる。この回数判定図柄表示装置7431は、
誘導増加装置作動領域(回数判定図柄表示装置作動ゲー
ト)7419を遊技球が通過した場合に作動を開始する
ものとされている。なお、遊技領域7011の前方向に
開閉可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づ
き、役物作動口(特定入球口)7421を開放状態とす
ることも可能である。
チンコ機の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図
柄作動ゲート7416を通過すると、誘導図柄表示装置
7417が作動し可変表示を開始する。誘導図柄表示装
置7417において、予め定められた特定の表示態様
(例えば「7」「7」「7」等の3桁同一図柄)で図柄
が確定表示されると、役物作動口(特定入球口)742
1の入口が、所定時間開放する。役物作動口(特定入球
口)7421に入球した遊技球は、特定入球口入球検知
スイッチ7427に検知されるとともに、誘導装置74
28の貯留部7428aにて貯留される。但し、貯留部
7428aに遊技球が貯留されているとき(誘導増加装
置作動判定図柄表示装置が作動中)は、新たに役物作動
口(特定入球口)7421に入球した遊技球は貯留球排
出口7420cへ誘導される。
技球を検知することにより、誘導増加装置作動判定図柄
表示装置7418が可変表示を開始する。誘導増加装置
作動判定図柄表示装置7418において、図柄が特定の
表示態様(当り表示態様)で確定表示された場合には、
誘導装置7428が貯留されている遊技球を誘導増加装
置作動領域誘導部7428bから誘導増加装置作動領域
7419に誘導する。誘導増加装置作動領域7419に
備えられた誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ70
19a(図80参照)において遊技球が検知されると、
誘導増加装置(主制御部7140)が作動して特別遊技
状態が発生するとともに、回数判定図柄表示装置743
1が可変表示を開始する。回数判定図柄表示装置743
1に確定表示される図柄に基づいて、特別遊技状態の最
高継続回数が判定され、例えば「3」「7」が確定表示
されると最高14回の単位遊技を上限として、それ以外
の図柄が確定表示されると最高2回の単位遊技を上限と
して特別遊技状態が継続される。なお、誘導増加装置作
動判定図柄表示装置7418において図柄が外れ表示態
様で確定表示された場合には、誘導装置7428が遊技
球を貯留球排出口7428cに誘導する。
って、誘導図柄作動ゲート7416、誘導図柄表示装置
7417、役物作動口(特定入球口)7421、貯留部
(貯留装置)7428a、誘導増加装置作動判定図柄表
示装置7418、誘導装置7428、回数判定図柄表示
装置7431は第1の遊技態様(普通遊技状態)用の遊
技装置群として機能している。なお、これら第1の遊技
態様用の遊技装置群は、特別遊技状態を発生させるため
の特別遊技発生用遊技装置群として捉えることも可能で
ある。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート7422を
通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)742
3が所定時間開放する。役物作動口(得点増加装置作動
口)7423に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置
7025の11番、13番、14番、15番が点灯表示
するとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得
点が2倍となる。この11番、13番、14番、15番
は、16連入球口7024の比較的入球困難な入球口に
対応している。なお、この特別遊技状態は、2回又は1
4回の単位遊技を上限として繰り返し行われ、該単位遊
技が回数判定図柄表示装置7431に確定表示された図
柄の種類又は組合せにより選択された回数(すなわち2
回又は14回)に達するか、遊技球が誘導増加装置作動
領域7419に通過するかのいずれかによって終了とな
る。以上が特別遊技状態にかかる遊技態様であって、役
物誘導装置作動ゲート7422、役物作動口(得点増加
装置作動口)7423は第2の遊技態様(特別遊技状
態)用の遊技装置群として機能している。
7423の開放に係る単位遊技が終了したとき、又は役
物作動口(得点増加装置作動口)7423に遊技球が入
球したとき、当該役物作動口(得点増加装置作動口)7
423は開放動作を終了するものとされている。また、
1回の単位遊技中に役物作動口(得点増加装置作動口)
7423に遊技球が入球した場合には、当該単位遊技中
にさらに役物誘導装置作動ゲート7422に遊技球が通
過しても、役物作動口(得点増加装置作動口)7423
は当該単位遊技中に開放動作を行わないものとされてい
る。さらに、誘導増加装置の作動中(特別遊技状態発生
中)以外に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート7422
を通過しても、役物作動口(得点増加装置作動口)74
23は開放動作を行わないものとされている。
01について説明したが、例えば、上記実施例の入球装
置を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート
(通過装置)を入球装置とすることが可能である。ま
た、誘導増加装置作動判定図柄表示装置には7セグメン
トLEDや液晶(LCD)による表示が可能で、誘導装
置も回転体に限らず、左右に移動する板状の振分装置等
の遊技球を2以上の領域に誘導可能な装置であればよ
い。
組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ機
(単にパチンコ機ともいう)8001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、説明のない箇所については同様の構
成を有しているものとする。この場合、特に遊技盤の構
成が主に異なるものとされている。
は、図22に示した第2実施例のパチンコ機1001の
前面部と同様の本体枠と、中枠と、前面枠と、上皿部
と、下皿部と、施錠装置とから構成されている(図示及
び詳細説明省略)。まず、前面部に形成される遊技盤8
010の表面構造について図83の模式図を参照して説
明する。遊技盤8010は、略長方形の木製の板状体で
あって中枠(1003:図22参照)に保持されるとと
もに、裏機構盤(1102:図24参照)によりその背
面側が覆われている。遊技盤8010には、遊技盤80
10の表面に設けられた外レール(図示略)と内レール
(図示略)とにより略円形状の遊技領域8011が形成
され、遊技領域8011内には、始動検知装置としての
誘導図柄作動入球口8016a及び誘導図柄作動ゲート
8016b,8016cと、可変表示装置としての誘導
図柄表示装置8017と、第1変動入球装置としての役
物作動口8018と、特定検知装置としての第1役物誘
導装置作動ゲート8026と、第2変動入球装置として
の役物作動口(特定入球口)8021と、第1賞態様増
加装置としての賞増加入球口8027と、役物作動用検
知装置としての第2役物誘導装置作動ゲート8022
と、第2賞態様増加装置としての役物作動口(得点増加
装置作動口)8023と、16個の入球領域が相互隣接
して配置された16連入球口8024と、16連入球口
8024の各入球領域に該当する識別情報を点灯表示す
る入球図柄表示装置(識別情報表示装置)8025と、
多数の障害釘(図示略)等が配設されている。
域8011の略中央であって、誘導図柄表示装置801
7と一体化して該表示装置8017の上方に配置され、
内部に入球検知スイッチ8016d(図84参照)を備
えている。また、誘導図柄作動ゲート8016b,80
16cは、遊技領域8011の中央から左右両面側の下
方にそれぞれ配置され、内部に入球(通過)検知スイッ
チ8016d(図84参照)を備えている。この入球検
知スイッチ8016dにおいて遊技球が検知されると、
誘導図柄表示装置8017において複数の図柄の可変表
示が開始される。
011略中央に配置され、3つの表示領域、すなわち左
図柄表示領域8017a、中図柄表示領域8017b、
右図柄表示領域8017cを備え、それぞれ複数の図柄
を可変停止表示することが可能とされている。誘導図柄
表示装置8017において、例えば、図柄が「7、7、
7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)する
と、役物作動口8018が開放される。
の中央上部に配置されており、一枚の開閉板8018a
を備え、この開閉板8018aが遊技領域8011の前
方向に作動(開放)することにより、遊技者にとって入
球有利な開放状態となる。また、内部に役物作動口入球
検知スイッチ8018c(図86参照)を備えており、
この入球検知スイッチ8018cにおいて遊技球が検知
されると、入球図柄表示装置8025における1ないし
複数の識別情報が点灯表示されることとなる。具体的に
は、障害釘で比較的入球困難とされた入球領域に対応し
た識別情報を含んで点灯表示される。なお、役物作動口
に一対の可動片を配設し、その可動片の左右への作動
(開放)に基づき、役物作動口8018を開放状態とす
ることも可能である。
遊技領域8011の中央から左半面側の上方に配置さ
れ、内部に第1役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッ
チ8026a(図86参照)を備えている。該作動ゲー
ト通過検知スイッチ8026aにおいて遊技球が検知さ
れると、役物作動口(特定入球口)8021が開放され
る。
技領域8011の略中央であって誘導図柄表示装置80
17の下方に配置されており、一対の可動片8021
a,8021bを備え、該可動片8021a,8021
bが遊技領域8011の左右方向に作動(開放)するこ
とで、遊技者にとって相対的に入球有利な状態となる。
なお、本実施例の役物作動口(特定入球口)8021
は、上記誘導図柄表示装置8017及び誘導図柄作動入
球口8016aと一体化してセンター役物を構成してい
る。役物作動口(特定入球口)8021内には、誘導増
加装置作動領域8020bと、誘導増加装置非作動領域
8020c,8020cとが設けられており、役物作動
口(特定入球口)8021に入球した遊技球は、上記誘
導増加装置作動領域8020b、誘導増加装置非作動領
域8020c,8020cのいずれかの領域に入球する
ものとされている。なお、遊技領域8011の前方向に
開閉可能な開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づ
き、役物作動口(特定入球口)8021を開放状態とす
ることも可能である。
増加装置非作動領域8020c,8020cに挟まれて
配置されており、内部に誘導増加装置作動領域通過検知
スイッチ8019a(図86参照)を備えている。該検
知スイッチ8019aに遊技球が検知されると、入球図
柄表示装置8025の所定の識別情報(概ね入球困難な
入球領域に対応した識別情報)が点灯表示されるととも
に、誘導増加装置が作動して遊技者にとって有利な特別
遊技状態が発生する。なお、誘導増加装置は、主制御部
8140(図84参照)を主体として構成され、遊技状
態を変化させる特別の装置のことをいう。
遊技領域8011の中央から右半面側上方に配置され、
内部に第2役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ8
022a(図86参照)を備えている。上記特別遊技状
態の発生中において、第2役物誘導装置作動ゲート80
22の検知スイッチ8022aに遊技球が検知される
と、役物作動口(得点増加装置作動口)8023が開放
される。
3は、遊技領域8011の中央から右半面側であって上
記第2役物誘導装置作動ゲート8022の下方に配置さ
れ、一枚の開閉板8023aを備え、その開閉板802
3aが遊技領域8011の前方向へ作動(開放)するこ
とに基づき、遊技者にとって入球有利な開放状態とな
る。また、内部に役物作動口入球検知スイッチ8023
c(図86参照)を備え、該検知スイッチ8023cに
遊技球が検知されると、入球図柄表示装置8025の所
定の識別情報(概ね入球困難な入球領域に対応した識別
情報)が点灯表示されるとともに、得点増加装置(賞態
様増加装置)が作動する。なお、遊技領域8011の左
右方向に開閉可能な一対の可動片を配設し、その可動片
の作動に基づき、役物作動口(得点増加装置作動口)8
023を開放状態とすることも可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)8025が配設されている。
16連入球口8024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ8025a(図84参照)が設けられ、該
検知スイッチ8025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置8025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
8001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16個において点灯表示された識別情報の組
合せに基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続
した数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付
与され、該1点につき16個の賞球又は賞メダルが払い
出される。また、ICカード等に得点又は賞球数若しく
は賞メダル数が蓄積されるものもある。なお、入球図柄
表示装置(識別情報表示装置)8025は、例えば7セ
グメントLED、ドットマトリクスや液晶(LCD)表
示とすることも可能で、この場合、上記検知スイッチ8
025aに遊技球が検知されると、その入球領域に該当
する入球図柄表示装置(識別情報表示装置)8025の
7セグメントLED、ドットマトリクスや液晶(LC
D)表示画面上において識別情報(数字)が表示され
る。
1の中央から左半面側に配置されており、内部に賞増加
入球口入球検知スイッチ8027a(図86参照)が設
けられている。該賞増加入球口入球検知スイッチ802
7aにおける遊技球の検知により、上記特別遊技状態が
発生していない(すなわち誘導増加装置が作動していな
い)通常遊技状態中に獲得した賞(得点)に更なる賞
(得点)が加算されるものとされている。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
8130について、図84を参照して説明する。まず、
電子制御装置8130は、主制御部8140と、その主
制御部8140に接続された賞球制御部(枠制御部)8
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)8160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)8170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)8180を含んで構成
されている。主制御部8140は、主制御基板8340
を備え、主制御部8140以外の上記4つの制御部81
50、8160、8170、8180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)8350、図柄表示装置制御基板8360、ラ
ンプ出力装置制御基板8370、音声出力装置制御基板
8380を備えている。
U1401を含み、該CPU1401はCPUコア14
80を備え、ROM1482に格納された制御プログラ
ムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチン
コ機8001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進
行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された当
否判定プログラムにより、CPU1401が主体となっ
て図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定手
段)。
制御部8150、8160、8170、8180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部8140から各副制御部8150、
8160、8170、8180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部8140〜8180に
は、主電源8129と接続された電源受電基板8128
から電源ユニット8127、さらには電源中継基板81
21を介して電源が供給されており、後述する電源立上
げ時のシステムリセット信号が電源中継基板8121を
介して全制御部に送信される。
チ中継基板8031、中継基板8200、誘導図柄作動
口(ゲート)入球(検知)スイッチ8016d、枠用外
部端子基板8122、枠中継基板8200bが接続され
ている。16連スイッチ中継基板8031には16連入
球検知スイッチ8025aが接続され、該16連入球検
知スイッチ8025aからの検知信号が主制御部814
0に送信される。なお、主制御部8140には、遊技機
外部の試験装置(検査装置)8807に遊技情報(制御
情報を含む)を出力するための情報出力部が設けられて
いる。具体的には、図43及び図44に示した第2実施
例と同様の構成とされている。
86に示すように、役物作動口入球検知スイッチ801
8c、誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ8019
a、第1役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ80
26a、賞増加入球口入球検知スイッチ8027a、第
2役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ8022
a、役物作動口(得点増加装置作動口)入球検知スイッ
チ8023c、役物作動口ソレノイド8018d、役物
作動口(特定入球口)ソレノイド8021c、役物作動
口(得点増加装置作動口)ソレノイド8023d、盤用
外部端子基板8032等が接続されている。役物作動口
ソレノイド8018dは、役物作動口8018の開閉板
8018aを開閉するためのソレノイドである。役物作
動口(特定入球口)ソレノイド8021cは、可動片8
021a,8021bを開閉するためのソレノイドであ
る。役物作動口(得点増加装置作動口)ソレノイド80
23dは、役物作動口(得点増加装置作動口)8023
の開閉板8023aを開放するためのソレノイドであ
る。盤用外部端子基板8032は、各種検知スイッチデ
ータ等を当該遊技機外部に出力するための端子基板であ
る。
には、タンク球切れ検知スイッチ8104及びドアスイ
ッチ8202等が接続され、枠用外部端子基板8122
は、枠制御部8150とも接続されている。枠中継基板
8200bには、図30に示した第2実施例と同様の補
給球切れ検知スイッチ1108、賞球計数センサ119
8、下受け皿満タンスイッチ1199、ファール球セン
サ1197等が接続されている。
御部8140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板8191、
球貸し計数センサ8192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)8013、賞球流路切替ソレノイド8
194、CR操作基板8195、賞球モータセンサ基板
8196、発射装置制御基板8201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板8191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ8192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)8013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド8194は賞球払出装置8109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板8195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)8013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板8196は賞球払出しに係る
賞球モータ8297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部8140に接続されている。図柄
表示装置制御部8160には、図85に示すように、表
示盤を備える誘導図柄表示装置基板8017dが接続さ
れ、CPUはROMに格納された制御プログラムによ
り、RAMをワークエリアとして誘導図柄表示装置(表
示盤)8017の作動制御(すなわち、表示装置の表示
制御)を行っている。入球図柄表示装置8025の表示
制御は、主制御部8140が担うものとされているが、
この表示制御を図柄表示装置制御部8160で行うこと
も可能である。
示装置制御部8160と同様の演算回路構成要素(CP
U,ROM,RAM,入出力ポート等)を含んで構成さ
れ、入出力ポートにおいて主制御部8140に接続され
ている。ランプ出力装置制御部8170には、図27に
示した第2実施例と同様の電飾中継基板1171a、各
種LED基板等が接続されている。
装置制御部8160と同様の演算回路構成要素(CP
U,ROM,RAM,入出力ポート等)及びサウンドジ
ェネレータ(図示略)を含んで構成され、入出力ポート
において主制御部8140に接続されている。音声出力
装置制御部8180には、図26に示した第2実施例と
同様の音声中継基板1203が接続され、該音声中継基
板1203に接続された音量スイッチ基板1012は、
図示しない音量スイッチの操作に伴い、出力音量の設定
を行うもので、スピーカー1400aから遊技の進行に
対応して各種サウンド、音声等が出力される。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
8380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部8160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部8170あるいは音声出力
装置制御部8180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部8140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部8170及び音声出力装置制
御部8180は、主制御部8140や枠制御部8150
と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部8140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機80
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図87に示す誘導図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、誘導図柄作動入球口801
6a又は誘導図柄作動ゲート8016b,8016cへ
の入球(すなわち誘導図柄作動口入球(ゲート通過)検
知スイッチ8016dにおける検知)に基づき、第2実
施例と同様の当否判定ジョブが行われ、さらには、外れ
ないし当りの図柄決定用乱数及びリーチ態様決定用乱数
の取得が行われ、その結果がRAM1482(図36参
照)に記憶される。まず、S621において、誘導図柄
作動入球口8016a又は誘導図柄作動ゲート8016
b,8016cへの遊技球の入球(通過)に基づき、誘
導図柄表示装置8017において各図柄(この場合3桁
の誘導図柄とする)の可変表示を開始させる。次いで、
S622において、上記当否判定ジョブで得られた当否
結果を参照し、当り判定(「1」)の場合は(S62
3:YES)、S632に進み、上記乱数により決定さ
れたリーチ態様決定用値を読み出し、さらにS633に
進み、同様に乱数により決定された大当り番号を読み出
し、S631に進んで、例えば左図柄及び中図柄を同一
図柄に揃えて所定のリーチ表示態様を経た後に、右図柄
を左図柄及び中図柄と同一図柄に揃えて停止表示させ確
定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM1481(図36参照)に
予め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリー
チ態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
誘導図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、1つの図柄の
み可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に
変化させることも可能である。
0)にて決定された表示態様は、対応するコマンドデー
タ(指令信号)として主制御部8140から図柄表示装
置制御部8160へ所定の時間間隔をおいて出力され、
図柄表示装置制御部8160は、そのコマンドデータに
基づいて任された範囲で制御態様を選択して表示制御を
行う。なお、上記図柄表示装置制御部8160に上記コ
マンドデータに対応して複数の表示パターンからなる表
示パターン群を記憶させておき、指令信号として送信さ
れたコマンドデータに対応する表示パターンを表示パタ
ーン群の中から選択して(乱数取得等により選択するこ
とができる)、誘導図柄表示装置8017における表示
制御を、図柄表示装置制御部8160において行うもの
とすることができる。
いて、主に図83を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図柄作
動入球口8016a又は誘導図柄作動ゲート8016
b,8016cのいずれかに入球又は通過すると誘導図
柄表示装置8017が作動する。誘導図柄表示装置80
17に予め定められた図柄の組合せが確定表示される
と、役物作動口8018の開閉板8018aが所定時間
開放する。その開放時間は、上記図柄の組合せにより異
なり、奇数の3桁同一図柄(「7」「7」「7」等)で
確定表示された場合には2.5秒、「7」を含む3桁奇
数図柄(「3」「5」「7」等)で確定表示された場合
には0.3秒開放される。上記役物作動口8018に遊
技球が入球すると、入球図柄表示装置8025の5番、
8番が点灯表示する。この5番、8番は、16連入球口
8024の入球困難な入球口に対応している。
ト8026に入球すると、役物作動口(特定入球口)8
021の可動片8021a,8021bが所定時間開放
する。役物作動口(特定入球口)8021に遊技球が入
球すると、誘導増加装置作動領域8020b、誘導増加
装置非作動領域8020c,8020cのいずれかに誘
導される。ここで、遊技球が誘導増加装置作動領域80
20bに入球し、誘導増加装置作動領域通過検知スイッ
チ8019a(図86参照)に検知されると、誘導増加
装置(主制御部8140)が作動し、特別遊技状態が発
生する。この誘導増加装置は、最高14回の単位遊技
(14ゲーム)まで継続して作動するものとされてお
り、この権利回数は、権利発生中、誘導図柄表示装置8
017の中図柄表示領域8017b、右図柄表示領域8
017cに表示され、次回以降の単位遊技(ゲーム)開
始時に残権利回数を表示するものとされている。したが
って、誘導図柄表示装置8017は権利回数表示装置と
しての機能を具備している。
普通遊技状態において、賞増加入球口8027に遊技球
が入球すると、当該単位遊技(ゲーム)中に得点があれ
ば、その得点に更に1点が加算される。なお、この加算
得点は、後述する特別遊技状態において倍増する得点の
対象とはならないものとされている。
って、誘導図柄作動入球口8016a、誘導図柄作動ゲ
ート8016b,8016c、誘導図柄表示装置801
7、役物作動口8018、賞増加入球口8027は第1
の遊技態様(普通遊技状態)用の遊技装置群として機能
している。また、第1役物誘導装置作動ゲート802
6、役物作動口(特定入球口)8021、誘導増加装置
作動領域8020bは第2の遊技態様用(特別遊技発生
用)の遊技装置群として機能している。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が第2役物誘導装置作動ゲート802
2を通過すると、役物作動口(得点増加装置作動口)8
023が所定時間秒開放する。役物作動口(得点増加装
置作動口)8023に遊技球が入球すると、入球図柄表
示装置8025の8番、9番、12番、13番が点灯表
示するとともに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した
得点が2倍となる。この8番、9番、12番、13番
は、16連入球口8024の入球困難な入球口に対応し
ている。この特別遊技状態は、14回の単位遊技を上限
として繰り返し行われ、該単位遊技が14回に達する
か、誘導増加装置作動領域8020bに遊技球が入球す
るかのいずれかによって終了となる。以上が特別遊技状
態にかかる遊技態様であって、第2役物誘導装置作動ゲ
ート8022、役物作動口(得点増加装置作動口)80
23は第3の遊技態様(特別遊技状態)用の遊技装置群
として機能している。なお、特別遊技状態が継続する上
限を抽選によって選択するものとすることもできる。例
えば、誘導増加装置作動回数判定図柄表示装置を遊技領
域8011に配設し、誘導増加装置作動領域8020b
に遊技球が入球した後に該回数判定図柄表示装置にて確
定表示された図柄に基づき、上記特別遊技状態の最高継
続回数を決定するものとすることができる。
1においては、各種遊技装置を特定のグループ毎に分
け、複数の遊技態様を楽しむことが可能となっている。
特に、誘導図柄表示装置8017において、当りとなる
特定の表示態様が確定表示される確率を高くすれば、役
物作動口8018が遊技者にとって相対的に有利な状態
に変化する割合も高まるので、賞が獲得し易くなり、普
通状態においても遊技者の遊技意欲を減退させることが
少なくなり得る。また、普通状態中に賞を増加させる賞
増加入球口8027を設けたために、該普通状態の遊技
が一層変化に富み、遊技者に対し、従来にない斬新な遊
技興趣を付与することが可能である。
01について説明したが、例えば、上記実施例の入球装
置を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート
(通過装置)を入球装置とすることが可能である。ま
た、誘導図柄表示装置には7セグメントLEDや液晶
(LCD)による表示が可能である。
て、組合せ式遊技機としてのアレンジボール式パチンコ
機(単にパチンコ機ともいう)9001の構造を説明す
る。なお、上記第2実施例と異なる構成の箇所について
説明するものとし、説明のない箇所については同様の構
成を有しているものとする。この場合、特に遊技盤の構
成が主に異なるものとされている。
001の前面部は、図22に示した第2実施例のパチン
コ機1001の前面部と同様の本体枠9002と、中枠
9003と、前面枠9004と、上皿部9005と、下
皿部9006と、施錠装置9007とから構成されてい
る。また、第2実施例と同様のファール球センサ919
7が設けられ、これは発射装置ユニット1008(図2
4参照)から発射された遊技球が、遊技領域9011ま
で達せず、発射レール(図示略)から下皿部9006に
戻ってきた遊技球を検知するためのセンサである。さら
に第2実施例と同様の発射球カウントスイッチ9094
が設けられ、これは発射された遊技球の数をカウントす
るためのスイッチであり、該スイッチ9094からの検
知情報及びファール球センサ9197からの検知情報に
より、遊技領域9011に発射された発射球数(有効発
射球数)が16個とカウントされた場合には、1ゲーム
(単位遊技)の終了となる。
の表面構造について説明する。遊技盤9010は、略長
方形の木製の板状体であって中枠9003に保持される
とともに、裏機構盤(1102:図24参照)によりそ
の背面側が覆われている。遊技盤9010には、遊技盤
9010の表面に設けられた外レール9010cと内レ
ール9010dとにより略円形状の遊技領域9011が
形成され、遊技領域9011内には、始動検知装置とし
ての誘導図柄作動ゲート9016と、可変表示装置とし
ての誘導図柄表示装置9017と、第1変動入球装置と
して役物作動口(特定入球口)9021と、遊技球を特
定入球領域としての誘導増加装置作動領域9019aへ
誘導可能な誘導装置(誘導役物又は振分装置とも言う)
9020aと、役物作動用検知装置としての役物誘導装
置作動ゲート9026と、第2変動入球装置としての役
物作動口(得点増加装置作動口)9023と、16個の
入球領域が相互隣接して配置された16連入球口902
4と、16連入球口9024の各入球領域に該当する識
別情報を点灯表示する入球図柄表示装置(識別情報表示
装置)9025と、多数の障害釘(図示略)等が配設さ
れている。
9011の中央から左半面側の上方に配置され、内部に
誘導図柄作動口入球(ゲート通過)検知スイッチ901
6d(図89参照)を備えている。この入球(通過)検
知スイッチ9016dにおいて遊技球が検知されると、
誘導図柄表示装置9017において複数の図柄の可変表
示が開始される。
011の中央よりも左半面側で前記誘導図柄作動ゲート
9016の下側に配置され、例えば3つの表示領域、す
なわち左図柄表示領域、中図柄表示領域、右図柄表示領
域(図示略)を備え、それぞれ複数の図柄を可変停止表
示することが可能とされている。誘導図柄表示装置90
17において、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同
一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、役物誘導
装置が作動し、役物作動口(特定入球口)9021が開
放される。なお、役物誘導装置は主制御部9140(図
89参照)を主体として構成され、役物作動口(特定入
球口)9021又は後述する役物作動口(得点増加装置
作動口)9023の状態を変化させる特別の装置をい
う。
技領域9011の中央上部に配置されており、一対の可
動片9021a,9021bを備え、この可動片902
1a,9021bが左右に作動(開放)することによ
り、遊技者にとって入球有利な開放状態となる。また、
内部に役物作動口入球検知スイッチ9021c(図91
参照)を備えており、この入球検知スイッチ9021c
において遊技球が検知されると、後述する誘導増加装置
作動領域(特定入球領域)9019aへの入球が有効と
なる。なお、役物作動口9021に開閉板を配設し、そ
の開閉板の遊技領域9011の前後方向への作動(開
放)に基づき、役物作動口9021を開放状態とするこ
とも可能である。
した遊技球は、該役物作動口(特定入球口)9021の
下方に配設されたセンター役物あるいは中央装置たる誘
導装置(振分装置)9020aに誘導される。誘導装置
9020aは、いわゆるクルーンと呼ばれる凹状の役物
であって、底部に3つの穴が形成され、このうち遊技盤
9010に向かって手前側に形成された1つの穴が誘導
増加装置作動領域9019aで、奥側に形成された2つ
の穴が非作動領域(非特定入球領域:排出口とされてい
る/作動領域外領域)9019bとされている。ここ
で、誘導増加装置作動領域9019aに遊技球が入球
し、内部に設けられた誘導増加装置作動領域通過検知ス
イッチ9019d(図91参照)に検知されると、誘導
増加装置が作動し、通常状態よりも遊技者にとって相対
的に有利な特別遊技状態が発生する(特別遊技権利を取
得するとも言う)。なお、誘導増加装置とは、主制御部
9140(図89参照)を主体として構成され、遊技状
態を変化させる特別の装置のことを言う。
領域9011の中央から右半面側の上方に配置され、内
部に役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ9026
a(図91参照)を備えている。上記特別遊技状態の発
生中に、該作動ゲート通過検知スイッチ9026aにお
いて遊技球が検知されると、役物作動口(得点増加装置
作動口)9023が開放される。
3は、遊技領域9011の中央から右半面側であって上
記役物誘導装置作動ゲート9026の下方に配置され、
一対の可動片9023a,9023bを備え、その可動
片9023a,9023bが遊技領域9011の左右方
向へ作動(開放)することに基づき、遊技者にとって入
球有利な開放状態となる。また、内部に役物作動口入球
検知スイッチ9023c(図91参照)を備え、該検知
スイッチ9023cに遊技球が検知されると、入球図柄
表示装置9025の所定の識別情報(概ね入球困難な入
球領域に対応した識別情報)が点灯表示されるととも
に、得点増加装置(賞態様増加装置)が作動する。な
お、遊技領域9011の前後方向に開放可能な一枚の開
閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動口
(得点増加装置作動口)9023を開放状態とすること
も可能である。
1の最下部に配置され、その前方側には、入球図柄表示
装置(識別情報表示装置)9025が配設されている。
16連入球口9024の内部には、それぞれ16連入球
検知スイッチ9025a(図89参照)が設けられ、該
検知スイッチ9025aに遊技球が検知されると、その
入球領域に該当する入球図柄表示装置9025の識別情
報(数字ランプ)が点灯表示される。なお、パチンコ機
9001においては、遊技球16個の発射を単位遊技と
して、その16個において点灯表示された識別情報の組
合せに基づき賞態様が決定される。例えば、4つの連続
した数字ランプが連続して点灯表示されると得点1が付
与され、該1点につき16個の賞球又は相当数の賞メダ
ルが払い出される。また、ICカード等に得点又は賞球
数若しくは賞メダル数が蓄積されるものもある。なお、
入球図柄表示装置(識別情報表示装置)9025は、例
えば7セグメントLED、ドットマトリクス又は液晶
(LCD)で構成することも可能で、この場合、上記検
知スイッチ9025aに遊技球が検知されると、その入
球領域に該当する入球図柄表示装置(識別情報表示装
置)9025の7セグメントLED、ドットマトリクス
又は液晶(LCD)の表示画面上において識別情報(数
字)が表示される。
いては、図24に示した第2実施例のパチンコ機100
1の裏面構造と同様の構成とされている。
9130について、図89を参照して説明する。まず、
電子制御装置9130は、主制御部9140と、その主
制御部9140に接続された賞球制御部(枠制御部)9
150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)9160、
ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)9170及び音
声出力装置制御部(音声制御部)9180を含んで構成
されている。主制御部9140は、主制御基板9340
を備え、主制御部9140以外の上記4つの制御部91
50、9160、9170、9180はそれぞれ副制御
部として構成され、副制御基板たる賞球制御基板(枠制
御基板)9350、図柄表示装置制御基板9360、ラ
ンプ出力装置制御基板9370、音声出力装置制御基板
9380を備えている。
U1401を含み、該CPU1401はCPUコア14
80を備え、ROM1482に格納された制御プログラ
ムにより、RAM1481をワークエリアとしてパチン
コ機9001全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進
行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された当
否判定プログラムにより、CPU1401が主体となっ
て図柄表示における当否判断制御等を行う(当否判定手
段)。
制御部9150、9160、9170、9180へ処理
内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信す
る。なお、主制御部9140から各副制御部9150、
9160、9170、9180へは、一方向形式でデー
タが伝送される。また、各制御部9140〜9180に
は、主電源9129と接続された電源受電基板9128
から電源ユニット9127、さらには電源中継基板91
21を介して電源が供給されており、後述する電源立上
げ時のシステムリセット信号が電源中継基板9121を
介して全制御部に送信される。
チ中継基板9031、中継基板9200、誘導図柄作動
口入球(ゲート通過)検知スイッチ9016d、枠用外
部端子基板9122、枠中継基板9200bが接続され
ている。16連スイッチ中継基板9031には16連入
球検知スイッチ9025aが接続され、該16連入球検
知スイッチ9025aからの検知信号が主制御部914
0に送信される。なお、主制御部9140には、遊技機
外部の試験装置(検査装置)9807に遊技情報(制御
情報を含む)を出力するための情報出力部(図示略)が
設けられている。具体的には、図43及び図44に示し
た第2実施例と同様の構成とされている。
91に示すように、役物作動口入球検知スイッチ902
1c、誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ9019
d、役物誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ9026
a、役物作動口(得点増加装置作動口)入球検知スイッ
チ9023c、役物作動口ソレノイド9021d、役物
作動口(得点増加装置作動口)ソレノイド9023d、
盤用外部端子基板9032等が接続されている。役物作
動口ソレノイド9021dは、役物作動口9021の可
動片9021a,9021bを開閉するためのソレノイ
ドである。役物作動口(得点増加装置作動口)ソレノイ
ド9023dは、役物作動口(得点増加装置作動口)9
023の可動片9023a,9023bを開放するため
のソレノイドである。盤用外部端子基板9032は、各
種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出力するた
めの端子基板である。
には、賞球制御部(枠制御部)9150、タンク球切れ
検知スイッチ9104及びドアスイッチ9202等が接
続されている。枠中継基板9200bには、図30に示
した第2実施例と同様の補給球切れ検知スイッチ110
8、賞球計数センサ1198、下受け皿満タンスイッチ
1199、ファール球センサ1197等が接続されてい
る。
御部9140と同様のCPU1601(図36参照)を
含んで構成され、メモリクリアスイッチ基板9191、
球貸し計数センサ9192、CRユニット(プリペイド
カードユニット)9013、賞球流路切替ソレノイド9
194、CR操作基板9195、賞球モータセンサ基板
9196、発射装置制御基板9201等が接続されてい
る。メモリクリアスイッチ基板9191は、電源投入時
に残存している各種データを全てクリアするためのスイ
ッチ基板であって、球貸し計数センサ9192はCRユ
ニット(プリペイドカードユニット)9013を利用し
て貸し出された球数を計数するためのセンサ、賞球流路
切替ソレノイド9194は賞球払出装置9109におけ
る球貸しと賞球払出しの流路を切り替えるためのソレノ
イドである。また、CR操作基板9195はCRユニッ
ト(プリペイドカードユニット)9013との間で、球
貸し、カード残り数等の信号を入出力するための基板
で、賞球モータセンサ基板9196は賞球払出しに係る
賞球モータ9297の動作状態を検知するためのセンサ
基板である。
示した第2実施例と同様の球送りソレノイド中継基板1
092、発射モータ1093、発射球カウントスイッチ
1094、発射停止スイッチ1009b、発射ハンドル
部1009が接続されている。
0は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、
RAMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオ
ディスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構
成要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポ
ートにおいて主制御部9140に接続されている。図柄
表示装置制御部9160には、図90に示すように、7
セグメントLED、ドットマトリクス又は液晶(LC
D)の表示盤を備える誘導図柄表示装置基板9017d
及び入球図柄表示装置基板9025dが接続され、CP
UはROMに格納された制御プログラムにより、RAM
をワークエリアとして誘導図柄表示装置(表示盤)90
17及び入球図柄表示装置(識別情報表示装置)902
5の作動制御(すなわち、表示装置の表示制御)を行っ
ている。なお、図89に示すように、図柄表示装置制御
部9160には、遊技機外部の試験装置(検査装置)9
807に遊技情報(制御情報を含む)を出力するための
情報出力部(図示略)が設けられている。具体的には、
図43及び図44に示した第2実施例と同様の構成とさ
れている。このような情報出力部は、上記実施例1〜9
の図柄表示装置制御部160,1160〜8160にも
設けることが可能である。また、入球図柄表示装置90
25の表示制御は、各実施例において主制御部9140
が担うものとされているが、この表示制御を図柄表示装
置制御部9160で行うことも可能である。
示装置制御部9160と同様の演算回路構成要素(CP
U,ROM,RAM,入出力ポート等)を含んで構成さ
れ、入出力ポートにおいて主制御部9140に接続され
ている。ランプ出力装置制御部9170には、図27に
示した第2実施例と同様の電飾中継基板1171a、各
種LED基板等が接続されている。
装置制御部9160と同様の演算回路構成要素(CP
U,ROM,RAM,入出力ポート等)及びサウンドジ
ェネレータ(図示略)を含んで構成され、入出力ポート
において主制御部9140に接続されている。音声出力
装置制御部9180には、図26に示した第2実施例と
同様の音声中継基板1203が接続され、該音声中継基
板1203に接続された音量スイッチ基板1012は、
図示しない音量スイッチの操作に伴い、出力音量の設定
を行うもので、スピーカー1400aから遊技の進行に
対応して各種サウンド、音声等が出力される。
と同様のもの)等の各種ランプや音声出力装置制御基板
9380に搭載されたサウンドジェネレータ(第2実施
例と同様のもの)は、図柄表示装置制御部9160の制
御による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有
無、リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等
に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信
号は、ランプ出力装置制御部9170あるいは音声出力
装置制御部9180を作動指令対象とする指令信号とし
て、主制御部9140から一方向に送信される。
0、ランプ出力装置制御部9170及び音声出力装置制
御部9180は、主制御部9140や賞球制御部915
0と同様の回路部から構成されるものとすることもでき
る。すなわち、図36に示したような内部にROM、R
AMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
0における電源供給経路については第2実施例と同様の
ため説明を省略する。
て、主制御部9140のCPU1401(図36参照)
が実行する処理を中心にして説明する。パチンコ機90
01が起動されると、CPU1401は初期設定処理を
実行し、その後はタイマリセットされる毎に(本実施例
の場合、リセット周期は2.048ms)、図31に示
した第2実施例と同様のメインジョブを繰り返し実行す
る。
ーチンとして図87に示す第9実施例と同様の誘導図柄
表示ジョブ(S620)が別途行われる。なお、誘導図
柄作動ゲート9016への入球(通過:すなわち誘導図
柄作動口入球(ゲート通過)検知スイッチ9016dに
おける検知)に基づき、第2実施例と同様の当否判定ジ
ョブが行われ、さらには、外れないし当りの図柄決定用
乱数及びリーチ態様決定用乱数の取得が行われ、その結
果がRAM1482(図36参照)に記憶される。ま
ず、S621において、誘導図柄作動ゲート9016へ
の遊技球の入球(通過)に基づき、誘導図柄表示装置9
017において各図柄(この場合3桁の誘導図柄とす
る)の可変表示を開始させる。次いで、S622におい
て、上記当否判定ジョブで得られた当否結果を参照し、
当り判定(「1」)の場合は(S623:YES)、S
632に進み、上記乱数により決定されたリーチ態様決
定用値を読み出し、さらにS633に進み、同様に乱数
により決定された大当り番号を読み出し、S631に進
んで、例えば左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定
のリーチ表示態様を経た後に、右図柄を左図柄及び中図
柄と同一図柄に揃えて停止表示させ確定させる。
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM1481(図36参照)に
予め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリー
チ態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
で停止表示させ確定させる。
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
誘導図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、表示態様を種
々の態様に変化させることも可能で、例えば、最初の図
柄を停止表示した後に、次の停止予定の表示領域の図柄
について可変表示時間を通常よりも長くするなどして
(いわゆるスベリ表示)、例えばリーチ表示態様となる
期待を遊技者にもたせることが可能である。
0)にて決定された表示態様は、対応するコマンドデー
タ(指令信号)として主制御部9140から図柄表示装
置制御部9160へ所定の時間間隔をおいて出力され、
図柄表示装置制御部9160は、そのコマンドデータに
基づいて任された範囲で制御態様を選択して表示制御を
行う。なお、上記図柄表示装置制御部9160に上記コ
マンドデータに対応して複数の表示パターンからなる表
示パターン群を記憶させておき、指令信号として送信さ
れたコマンドデータに対応する表示パターンを表示パタ
ーン群の中から任意に選択して(乱数取得等により選択
することができる)、誘導図柄表示装置9017におけ
る表示制御を、図柄表示装置制御部9160において行
うものとすることができる。
いて、主に図88を参照して説明する。まず、普通遊技
状態の遊技態様について説明する。遊技球が誘導図柄作
動ゲート9016を通過すると誘導図柄表示装置901
7が作動する。誘導図柄表示装置9017に予め定めら
れた図柄の組合せが確定表示されると、役物誘導装置
(主制御部9140)が作動して、役物作動口(特定入
球口)9021の可動片9021a,9021bが開放
される。開放作動中に役物作動口(特定入球口)902
1に遊技球が入球した場合、若しくは所定回数(例えば
2回)の単位遊技が経過した後に開放を終了する。な
お、役物作動口9021に遊技球が入球すると、入球図
柄表示装置9025の5番、8番が点灯表示される。こ
の5番、8番は、16連入球口9024の入球困難な入
球口に対応している。
した遊技球は、誘導増加装置作動領域9019a、誘導
増加装置非作動領域9019b,9019bのいずれか
に誘導される。ここで、遊技球が誘導増加装置作動領域
9019aに入球し、誘導増加装置作動領域通過検知ス
イッチ9019d(図91参照)に検知されると、誘導
増加装置(主制御部9140)が作動し、特別遊技状態
が発生する。この誘導増加装置は、最高14回の単位遊
技(14ゲーム)まで継続して作動するものとされてい
る。なお、各単位遊技において獲得された得点は、入賞
図柄表示装置9025の下方に設けられた得点表示装置
9029にて表示される。
って、誘導図柄作動ゲート9016、誘導図柄表示装置
9017、役物作動口(特定入球口)9021、誘導装
置9020a、誘導増加装置作動領域9019aは第1
の遊技態様用(特別遊技発生用)の遊技装置群として機
能している。
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート9026を
通過すると、役物誘導装置(主制御部9140)が作動
して、役物作動口(得点増加装置作動口)9023が所
定時間開放される。該役物作動口9023へ遊技球が入
球するか、当該開放したときの単位遊技が終了した場合
に開放動作を終了するものとされている。役物作動口
(得点増加装置作動口)9023に遊技球が入球する
と、入球図柄表示装置9025の8番、9番、12番、
13番が点灯表示されるとともに、そのゲーム(単位遊
技)中に獲得した得点が2倍となる。この8番、9番、
12番、13番は、16連入球口9024の入球困難な
入球口に対応している。この特別遊技状態は、14回の
単位遊技を上限として繰り返し行われ、該単位遊技が1
4回目に達するか、誘導増加装置作動領域9019aに
遊技球が入球するかのいずれかによって終了となる。以
上が特別遊技状態にかかる遊技態様であって、役物誘導
装置作動ゲート9026、役物作動口(得点増加装置作
動口)9023は第2の遊技態様(特別遊技状態)用の
遊技装置群として機能している。なお、特別遊技状態が
継続する上限を抽選によって選択するものとすることも
できる。例えば、誘導増加装置作動回数判定図柄表示装
置を遊技領域9011に配設し、誘導増加装置作動領域
9019aに遊技球が入球した後に該回数判定図柄表示
装置にて確定表示された図柄に基づき、上記特別遊技状
態の最高継続回数を決定するものとすることができる。
001について説明したが、例えば、上記実施例の入球
装置を通過ゲート(通過装置)とし、又は、通過ゲート
(通過装置)を入球装置とすることが可能である。ま
た、誘導図柄表示装置としては7セグメントLED、ド
ットマトリクスや液晶(LCD)の採用が可能である。
の各遊技機(パチンコ機)において共通に付加可能な構
成について説明する。なお、遊技装置の符号等について
は特に断り書きのない限り第10実施例のものを使用す
ることとするが、その他の実施例についても共通に使用
することが可能である。
数(発射上限球数:例えば16個)の発射が行われた
後、次の単位遊技に進む前に所定時間のインターバル時
間が設けられている(例えば2秒)。インターバル時間
の開始契機としては、例えば16個の遊技球の発射後、
全ての遊技装置が作動を終了してからとすることができ
る(インターバル機能)。この場合、16個の遊技球が
発射されてから遊技の終了までのインターバル時間にお
いて、該インターバル時間経過中である旨をランプ(L
ED等含む)や音声等のインターバル告知手段にて遊技
者に対して知らせることが可能である(第21の態
様)。このようなインターバル告知手段としては遊技機
前面に別個に表示装置を設けることや、誘導図柄表示装
置(可変表示装置)9017を用いて告知を行うことも
可能である。
ントスイッチ9094は、図92に示すように発射検知
に基づいて立ち上がるパルス信号を発生させ、該パルス
信号の入力に基づいて発射球計数手段9094bが発射
数等を計数する場合、上記パルス信号のパルス幅を大き
くするのが好ましい。というのは、単位遊技で発射球数
が制限されるところ、通常、発射は連続的かつ高速(例
えば1分間に100発)で行われるので、発射球数をよ
り正確に計数する必要があるからである。そこで、発生
したパルス信号のパルス幅を増大させるパルス幅増大手
段9094aを発射球カウントスイッチ9094と発射
球計数手段9094bとの間に設けることにより、確実
に検知情報を認識可能となり、したがって正確な発射数
計数を行うことが可能となり得る(第18の態様)。な
お、パルス幅増大手段9094aとしては、例えばマル
チバイブレータ等を用いることが可能である。なお、遊
技領域に発射された遊技媒体又は発射とみなされた遊技
媒体よりも多くの数の遊技媒体が、遊技領域9011に
設けられた入球検知手段に検知された場合に、その超過
分の入球を無効とする入球判定手段を設けることができ
る(第10の態様)。
7の作動契機となる誘導図柄作動ゲート(始動検知装
置)9016は、誘導図柄表示装置9017が作動中、
及び役物誘導装置が作動中は、遊技球の通過(入球)は
全て無効となり、該通過(入球)の記憶も行われないも
のとされている。なお、誘導図柄作動ゲート(始動検知
装置)9016は複数(例えば3個)を遊技領域901
1に配設することも可能である。
7は、役物誘導装置が作動することとなる図柄の組合せ
が表示されると、その表示態様を役物誘導装置の作動が
終了するまで継続して表示するものとされている。な
お、誘導図柄表示装置(可変表示装置)9017が作動
中(可変表示中)は、当該単位遊技は終了しないものと
されている。すなわち、単位遊技の発射上限球数である
16個目が発射された後、誘導図柄表示装置(可変表示
装置)9017が作動(可変表示)している場合は、当
該単位遊技の終了ジョブ(終了処理)が待機される。
9017の作動契機は、誘導図柄作動ゲート(始動検知
装置)9016へ遊技球が通過したことによるが、該通
過検知時に発射球計数手段9094bの計数値を参照し
て、誘導図柄表示装置(可変表示装置)9017に表示
される変動パターン(可変表示パターン)を選択するこ
とができる(第22の態様)。変動パターン(可変表示
パターン)としては、例えば図柄等が変動(可変)表示
を開始してから確定表示するまでの変動表示時間(可変
表示時間)が異なる幾つかのパターンを含むものとする
ことができる。例えば、図93に示す変動パターン選択
ジョブのように、S951において誘導図柄作動ゲート
(始動検知装置)9016で遊技球の通過を検知する
と、S952で当該単位遊技にて発射された発射球数を
確認する。具体的には発射球数が所定数(例えば10
個)以上か否かを確認し、所定数未満の場合はS954
において変動時間の相対的に長い変動パターンを選択す
る。一方、所定数以上の場合は変動時間の相対的に短い
変動パターンを選択するものとされている。このように
選択された変動パターンに基づいて誘導図柄表示装置
(可変表示装置)9017における変動表示(可変表
示)が行われる。なお、上記変動パターン選択ジョブは
主制御部9140が主体となって行うものであるが、図
柄表示装置制御部9160が主体となって行うものとす
ることも可能である。また、変動パターンについて、変
動時間に応じてさらに複数の変動パターンを予め記憶し
ておき、それぞれ発射球数に応じて選択されるものとす
ることが可能である。
物作動口入球検知スイッチ(入球検知機構)9021c
が設けられており、開放中に遊技球が検知された場合に
該役物作動口(特定入球口)9021の開放動作が終了
するものとされている。この役物作動口(特定入球口)
9021の開放動作は、上記インターバル時間よりも短
くすることができる(第15の態様)。すなわち、単位
遊技において入球装置に入球検知された遊技媒体の数
が、当該単位遊技における上限値となった場合に、所定
の時間(例えばインターバル時間)経過後に次の単位遊
技に進むものとされており、遊技態様に応じて作動する
遊技装置の作動開始から終了までの作動時間が、上記所
定の時間(例えばインターバル時間)よりも短くされて
おり、例えば役物作動口(特定入球口)9021の開放
動作を次の単位遊技に持ち越すことのないものとするこ
とができる。役物作動口とは、所定条件の成立に基づい
て作動する役物誘導装置により作動する作動口であっ
て、所定条件の成立とは遊技球の特定の入球口への入
球、もしくは特定のゲートへの通過、又は特定の図柄の
組合せが表示された場合等を例示することができる。一
方、特定入球口とは、その内部に誘導増加装置作動領域
を備える入球口を言う。なお、役物作動口入球検知スイ
ッチ(入球検知機構)9021cは、上記役物誘導装置
が作動している場合にその入球検知が有効となるものと
されている(第14の態様)。
した遊技球は誘導増加装置作動領域(特定入球領域)9
019a又は非作動領域(排出口/非特定入球領域/作
動領域外領域)9019b,9019bに誘導される。
該誘導増加装置作動領域(特定入球領域)9019aに
は内部に誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ(入球
検知機構)9019dが設けられており、この誘導増加
装置作動領域通過検知スイッチ(入球検知機構)901
9dは、上記役物作動口(特定入球口)9021の役物
作動口入球検知スイッチ9021cに遊技球の検知があ
った場合、その検知があったときから所定時間(例えば
10秒)の間だけ有効とされている。すなわち、役物作
動口入球検知スイッチ(入球検知機構)9021cに遊
技球の検知がない場合、あるいは検知があったときから
所定時間を経過した後は、誘導増加装置作動領域(特定
入球領域)9019aへの入球による特別遊技状態の発
生が不可能とされている(第11の態様)。また、役物
作動口(特定入球口)9021から繋がる誘導装置90
20a内で遊技球が遊動する場合等を考慮してその検知
後に上記所定時間を設けるのがよい。なお、遊技球が誘
導増加装置作動領域9019aに入球するか非作動領域
9019b,9019bを通過(非作動領域9019
b,9019bにも通過検知スイッチを設けることが可
能)した場合も役物作動口入球検知スイッチ9021c
(入球検知機構)は無効となる。
域)9019aの誘導増加装置作動領域通過検知スイッ
チ(入球検知機構)9019dの有効時間は、役物作動
口(特定入球口)9021の役物作動口入球検知スイッ
チ(入球検知機構)9021cの入球検知があってか
ら、その検知のあった単位遊技が終了するまで、もしく
はその検知のあった単位遊技から所定回数(例えば2
回)の単位遊技が終了するまで等とすることもできる。
また、有効の契機としては、役物作動口(特定入球口)
9021には役物作動口入球検知スイッチ(入球検知機
構)9021cの入球検知から以外にも、役物作動口
(特定入球口)9021の可動片(開閉板)が作動して
から、もしくは誘導図柄表示装置(可変表示装置)90
17にて役物誘導装置が作動する特定の図柄表示態様と
なってから、とすることも可能である。なお、役物作動
口(特定入球口)9021の役物作動口入球検知スイッ
チ(入球検知機構)9021cについては、誘導図柄表
示装置(可変表示装置)9017において上記特定の図
柄表示態様となった場合のみ有効とすることができる。
すなわち、誘導図柄表示装置(可変表示装置)9017
で特定図柄態様で表示され、役物作動口入球検知スイッ
チ(入球検知機構)9021cが有効化され、さらにそ
の入球検知に基づく誘導増加装置作動領域通過検知スイ
ッチ(入球検知機構)9019dが有効化され、遊技球
が該誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ(入球検知
機構)9019dに検知されることに基づき特別遊技状
態を発生することが可能となり得る。
装置)9026は、役物誘導装置が作動している間の遊
技球の通過(入球)が無効とされており、該通過(入
球)の記憶も行われないものとされている。なお、役物
作動口(得点増加装置作動口)9023内の役物作動口
(得点増加装置作動口)入球検知スイッチ9023c
(入球検知機構)に入球が検知された場合、当該検知さ
れた単位遊技においては、それ以降、役物誘導装置作動
ゲート(役物作動用検知装置)9026での遊技球検知
を無効とすることができる(第17の態様)。
3には上述したように役物作動口(得点増加装置作動
口)入球検知スイッチ(入球検知機構)9023cが設
けられており、開放中に遊技球が入球検知された場合に
該役物作動口(得点増加装置作動口)9023の開放動
作が終了するものとされている。また、この入球検知に
より作動した得点増加装置は、その作動を開始した単位
遊技が終了する場合に、その作動を終了するものとする
ことができる(第12の態様)。すなわち、得点増加装
置の作動を、入球図柄の組合せの成立(得点の成立)が
ない場合でも次回の単位遊技に持ち越すことができない
ものとすることができる。また、役物作動口(得点増加
装置作動口)9023内の役物作動口(得点増加装置作
動口)入球検知スイッチ9023c(入球検知機構)に
入球が検知された場合、当該検知された単位遊技におい
ては、それ以降、役物誘導装置作動ゲート(役物作動用
検知装置)9026での遊技球検知に基づく役物作動口
(得点増加装置作動口)9023の開放時間(動作時
間)を短縮するとすることもできる(第16の態様)。
備させることができる。例えば、1回の単位遊技におい
て、発射上限球数16個の遊技球が発射されてから一定
時間(例えば各入球装置(入球口)への入球確認時間と
して約5秒以上)が経過した後に、発射された全ての遊
技球が入球装置(入球口)に入らなかった場合に、球掛
かりエラー処理を行うことができる。これは、障害釘等
により遊技球が遊技領域9011において引っ掛かって
いる可能性を示唆するものである。このようなエラー処
理においては、遊技機9001の前面部に設けられた表
示装置(エラー用表示装置を用いたり、可変表示装置等
を用いたりすることができる)にエラー報知を行うもの
とすることができ、この場合、特に16から実際に入球
した数を差し引くことにより、引っ掛かった遊技球数を
算出することができ、該遊技球数を表示装置にて表示す
ることも可能である。なお、エラー解除については、例
えば遊技店の店員等により引っ掛かった遊技球をいずれ
かの入球装置(入球口)に入球することにより行われる
ものとすることができる。なお、エラー処理(エラー検
出を含む)は各種スイッチ及び入球検知機構等を参照し
て主制御部9140が主体となって行うものとされてい
る。
された遊技球の無効条件を設けることができる。遊技領
域9011に発射された遊技球数は、発射球カウントス
イッチ9094とファール球センサ9197との検知結
果から差を算出することで計数可能であって、該発射さ
れた遊技球数よりも多くの遊技球数が1回の単位遊技に
おいて入球装置(入球口)に入球した場合に、その入球
を無効とするとともに、エラー処理を行う。具体的に
は、当該エラーが生じた場合に各入球装置(入球口)の
各種スイッチ及び入球検知機構を無効とするとともに、
エラー用表示装置等によりエラー表示を行うものとする
ことができる。また、役物作動口(特定入球口)902
1に遊技球が入球してから一定時間(排出確認時間:例
えば10秒)が経過したときは、入球した遊技球が誘導
増加装置作動領域9019a又は非作動領域9019
b,9019bのいずれも通過してないものとしてエラ
ー処理を行うものとすることもできる。
示したように、遊技領域11に形成された入球口(入球
装置又は入球領域)等に入球した遊技球は、遊技盤10
の裏面側に配設された誘導樋50〜55等を経由して、
16連入球装置24(図2参照)の所定の位置(入球口)
に入球するものとされている。一方、図123に示すよ
うに、遊技領域9010に形成された入球口(入球装置
又は入球領域)9023,9019a,9019b等
(図88参照)に入球した遊技球が、16連入球装置9
024(図88参照)に入球しない構成とすることもで
きる。すなわち、各入球口(入球装置又は入球領域)9
023,9019a,9019b等に入球検知スイッチ
(入球検知機構)(図示略)を設け、該入球検知スイッチ
において入球検知があった場合に、入球図柄表示装置9
025(図88参照)の所定の位置を点灯表示させる制
御とすることができ、入球した遊技球は誘導樋905
5,9057〜9060等を経て直接、集合樋9056
に導かれパチンコ機9001の外部へ導かれる(排出さ
れる)ものとされている。このように16連入球装置以
外の各入球口に入球検知スイッチ(入球感知機構)を設
けている場合には、再度16連入球装置における入球口
の入球検知スイッチ(入球感知機構)による入球検知をす
る必要もなく、また、入球検知スイッチ(入球感知機
構)からの入球検知信号を図43又は図44に示す遊技
情報出力回路部1347へ入力させて、直接試験装置1
807(図89参照)へ入球検知の情報を出力することが
できる。したがって、第三者検査機関による検査の容易
化に資することが可能となり得る。なお、16連入球装
置9024の各入球口に対応した各貫設孔9047も集
合樋9056と接続され、16連入球装置9024の各
入球口に入球した遊技球の総てをパチンコ機9001外
部に排出している。
技球(賞球)の払い出し制御態様について説明する。当
該実施例の遊技機においては、賞態様(得点)があった
時点で遊技球の払い出しが行われるものとされている
(第19の態様)。遊技球の払い出しを行った後に役物
作動口(得点増加装置作動口)9023への有効な入球
が検知され、得点増加装置が作動した場合は、その作動
時点において得点増加装置の作動による増加分の遊技球
を払い出すものとされている。なお、この得点増加装置
の作動による増加分の遊技球の払い出しは、当該作動し
た単位遊技の16個目の発射が終了した場合、又は16
個目の入球が検知された場合、もしくは当該作動した単
位遊技の次の単位遊技が開始された場合に行うこともで
き、さらには全ての遊技装置の作動終了が確認された場
合に払い出しを行うことも可能である。また、上記イン
ターバル時間が終了した後に遊技球を払い出すことも可
能であり、上記全ての遊技装置の作動が終了した後の所
定時間(遊技確認時間)経過後に遊技球を払い出すこと
も可能である。
参照)に接続された発射モータ1093は、発射位置に
送り込まれた遊技球を遊技領域1011(図23参照)
に打ち込むための発射ハンマを稼働させるモータであっ
て、該モータ1093の作動を検知し外部出力させるこ
とができる(第20の態様)。例えば、発射装置が作動
中であることを検知する発射モータ検知スイッチ(図示
略)を発射装置ユニット1008(図24参照)に設
け、該検知信号を主制御部1140(図25参照)に送
ることで発射装置が作動しているか否かを判断すること
が可能となり得る。また、発射モータ検知スイッチから
の検知信号を試験端子(図示略)から試験装置1807
(図25参照)に出力させて、発射タイミングすなわち
遊技の開始タイミングを判断することが可能となる。し
たがって、第三者検査機関による的確且つ迅速な試験を
行うことが可能となり得る。
ングについて図面(タイミングチャート:横軸を時間と
する)を参照しつつ説明する。まず、図94のタイミン
グチャートに示すように、インターバル機能は発射装置
において16個目の遊技球の打ち出しが行われ発射カウ
ントがなされた後に作動開始されるが、該インターバル
時間(例えば2秒)が経過中に入球口入球感知機構によ
り16個目の遊技球の検知があり、入球図柄を確認する
ための入球図柄確認時間(例えば0.5秒)が経過した
場合、その遊技の結果が得られて遊技確認時間(例えば
1.5ms)の経過後、さらに残ったインターバル時間
の経過後に次の単位遊技が開始されるものとされている
(第13の態様)。一方、インターバル時間の経過後
に、上記入球図柄確認時間が経過していない場合は、図
95に示すように、全ての入球が確認されるまで次の単
位遊技には進まず、16個目の最後の遊技球が入球した
場合に入球図柄確認時間が開始され、該入球図柄確認時
間が経過しその遊技の結果が得られて、遊技確認時間が
経過した後に次の単位遊技が開始されるものとされてい
る。
球となる場合、図96に示すように、16個目の打ち出
しの直後に発射装置の作動が停止することとなるが、フ
ァール球検知センサ9197の検知に基づき、発射装置
が1個分の遊技球を打ち出すために作動を開始する。そ
して、不足分の打ち出しが終わった後にインターバル機
能が作動するものとされている。
016を通過し、入球図柄確認時間及びインターバル時
間が終了しても誘導図柄表示装置9017が作動してい
る場合、図97に示すように、入球図柄表示装置902
5の表示を継続させ、誘導図柄表示装置9017におい
て確定表示された場合にその遊技の結果が得られて遊技
確認時間が開始され、その経過後に入球図柄表示装置9
025が非表示(消灯)とされ次の単位遊技が開始され
るものとされている。
016を通過し、誘導図柄表示装置9017において役
物作動口(特定入球口)9021を開作動させる(役物
誘導装置を作動させる)こととなる図柄の組合せが表示
される場合、図98に示すように、役物作動口(特定入
球口)9021が作動を開始(役物誘導装置が作動を開
始)してその遊技の結果が得られてから、遊技確認時間
の経過後に次の単位遊技が開始されるものとされてい
る。
口)9021に入球し、非作動領域9019b、901
9bから排出される場合、すなわち図99に示すよう
に、役物作動口入球検知スイッチ(役物作動口入球感知
機構)9021cに入球検知があった後に、非作動領域
(非特定入球領域)9019b,9019bに設けられ
た誘導増加装置非作動領域通過検知スイッチ(排出球通
過感知機構)9019eにより遊技球が検知された場合
にその遊技の結果が得られて、遊技確認時間が開始さ
れ、その経過後に次の単位遊技が開始されるものとされ
ている。
口)9021に入球し、誘導増加装置作動領域9019
aを通過した場合、すなわち図100に示すように、役
物作動口入球検知スイッチ(役物作動口入球感知機構)
9021cに入球検知があった後に、誘導増加装置作動
領域9019aの通過が検知された場合に、誘導増加装
置が作動しその遊技の結果が得られる。そして、遊技確
認時間が開始され、その経過後に次の単位遊技が開始さ
れるものとされている。
4参照)がインターバル時間又は入球図柄確認時間が経
過しても作動している場合、図101に示すように、該
賞球払出装置1109の作動が完全に停止した後にその
遊技の結果が得られて、遊技確認時間が開始され、その
経過後に次の単位遊技が開始されるものとされている。
すように、エラーとなる原因を除去した後にその遊技の
結果が得られて、遊技確認時間が開始され、その経過後
に次の単位遊技が開始されるものとされている。
置等の動作について、タイミングチャートを参照しつつ
説明する。まず、遊技球が役物作動口9021又は90
23の入口に入球すると、図103に示すように役物
(主制御部9140)が作動し、その役物に係る入球図
柄を入球図柄表示装置9025に表示すると、その作動
を終了するものとされている。
を作動させることとなる図柄の組合せが表示されると、
図104に示すように役物誘導装置が作動し、役物作動
口(特定入球口)9021の入口が開放される。但し、
役物誘導装置の作動中は、誘導図柄表示装置9017の
作動中を含めて誘導図柄作動ゲート9016の遊技球の
通過は無効とされている。
に遊技球が入球した場合、又は役物作動口(特定入球
口)9021の入口に遊技球が入球せずに単位遊技が所
定回数(例えば2回)経過した場合、図105及び図1
06に示すように役物作動口(特定入球口)9021の
入口は閉鎖される。
ート9026を遊技球が通過すると、図107に示すよ
うに、役物誘導装置が作動して、役物作動口(得点増加
装置作動口)9023の入口が開放される。但し、役物
誘導装置の作動中は、役物誘導装置作動ゲート9026
への遊技球の通過は無効とされている。
3、役物誘導装置及び得点増加装置の作動は、図108
に示すように、役物作動口(得点増加装置作動口)90
23の入口に遊技球が入球した場合、もしくは図109
に示すように当該単位遊技が終了した場合に、その各作
動が終了するものとされている。
過し検知されると、図110に示すように、誘導図柄表
示装置9017が作動を開始し、予め定められた時間が
経過したときにその作動を終了し図柄の組合せが確定表
示するものとされている。但し、誘導図柄表示装置90
17の作動中は誘導図柄作動ゲート9016の遊技球の
通過は無効とされている。
1に示す。図柄表示装置制御部9160は主制御部91
40から送信されるコマンドに従って、誘導図柄の表示
制御を行うものとされている。なお、主制御部9140
から送信されるコマンドは、1)変動パターンを指定す
るコマンドで、コマンド受信により図柄が変動を開始す
ること(変動パターン指定のコマンド)、2)変動停止
時に表示する図柄を指定するコマンドで、変動中にコマ
ンドが送信されること(図柄指定のコマンド)、3)全
図柄の変動を指定するコマンドで、コマンド受信により
図柄の変動が停止すること(全図柄停止のコマンド)、
の条件を満たすものとされている。
を通過すると、図112に示すように、誘導増加装置が
作動を開始する。なお、誘導増加装置作動中は役物誘導
装置作動ゲート9026を有効とするものとされてい
る。
うに、誘導増加装置の作動開始から単位遊技が所定回数
(例えば14回経過)経過した場合、又は図114に示
すように、新たに遊技球が誘導増加装置作動領域901
9aを通過した場合に終了するものとされている。
3の入口に遊技球が入球すると、図115に示すように
得点増加装置が作動を開始し、当該単位遊技が終了した
場合にその作動を終了するものとされている。但し、得
点増加装置の作動中は役物誘導装置作動ゲート9026
の遊技球の通過は無効とされている。
図116に示すように、例えばインターバル時間が終了
し、発射装置の作動開始から所定時間(固定時間)経た
後にも入球口に入球した遊技球の総数が16個未満の場
合、エラー機能が作動するものとされている。また、図
117に示すように、役物作動口(特定入球口)902
1の入口に入球した遊技球が排出されなかった場合、す
なわち、役物作動口(特定入球口)9021の役物作動
口入球検知スイッチ(役物作動口入球感知機構)902
1cが遊技球を検知してから所定時間(固定時間)経た
後にも、誘導増加装置非作動領域通過検知スイッチ90
19e(排出球通過感知機構)に遊技球の通過が検知さ
れなかった場合にエラー機能が作動するものとされてい
る。さらに、図118に示すように、賞球払出装置11
09(図24参照)に異常が発生した場合(例えば賞球
払出装置1109がインターバル時間及び入球図柄確認
時間が経過しても作動している場合等)、例えばその異
常検出時にエラー機能が作動するものとすることができ
る。
入球した遊技球の総数が16個未満の場合のエラーは、
図119に示すように、不足分の遊技球が入球口に入球
すると解除されるものとされている。また、役物作動口
(特定入球口)9021の入口に入球した遊技球が排出
されなかった場合のエラーは、図120に示すように役
物作動口(特定入球口)9021の入口に入球した遊技
球が誘導増加装置非作動領域通過検知スイッチ9019
e(排出球通過感知機構)に感知されると解除されるも
のとされている。さらに、賞球払出装置1109(図2
4参照)に異常が発生した場合のエラーは、図121に
示すように、賞球異常の原因を除去し、例えば不足分の
遊技球が全て払い出されると解除されるものとされてい
る。
終了するまでの遊技中におけるゲート、入球口、役物作
動口及び装置等の動作のタイミングチャートを図122
に示す。誘導図柄作動ゲート9016を遊技球が通過す
ると、該誘導図柄作動ゲート9016の機能が無効とな
るとともに、誘導図柄表示装置9017が作動を開始す
る。そして、役物誘導装置が作動することとなる図柄の
組合せが確定表示されると、役物誘導装置が作動し役物
作動口(特定入球口)9021の入口が開放される。遊
技球が入球検知されると該役物誘導装置が作動を終了
し、役物作動口(特定入球口)9021の入口が閉鎖さ
れると、上記誘導図柄作動ゲート9016の機能が再び
有効となる。また、役物作動口入球検知スイッチ(役物
作動口入球感知機構)9021cに入球が検知される
と、例えば役物(予め定められた例えば2以上4以下の
数の入球図柄を入球図柄表示装置9025に表示させる
装置)が作動し、入球図柄表示装置9025に予め定め
られた入球図柄が点灯表示される。
に入球した遊技球が誘導増加装置作動領域9019aを
通過すると、誘導増加装置が作動を開始する。誘導増加
装置が作動すると特別遊技状態となり、最高14回の単
位遊技が終了するまで該特別遊技状態が継続する。誘導
増加装置が作動して特別遊技状態となると、役物誘導装
置作動ゲート9026の遊技球の通過が有効化(役物誘
導装置作動ゲート9026の機能の有効化)される。役
物誘導装置作動ゲート9026を遊技球が通過すると、
該ゲート9026の機能が無効化されるとともに、役物
作動口(得点増加装置作動口)9023の入口が開放さ
れる。その開放により遊技球が役物作動口(得点増加装
置作動口)9023に入球すると役物が作動し、入球図
柄表示装置9025に所定の入球図柄が表示されるとと
もに、得点増加装置が作動する。そして、得点増加装置
の作動は、当該単位遊技が終了すると停止され役物誘導
装置作動ゲート9026の機能が復活して該ゲート90
26の遊技球の通過が有効化される。このような特別遊
技状態は最高14回まで継続し、14回目の単位遊技の
終了により誘導増加装置の作動が停止するとともに、役
物誘導装置作動ゲート9026の機能が無効化される。
る」とは、遊技確認時間の立ち上がり(開始)時点又は
入球図柄確認時間が終了した時点等の、遊技領域に形成
される全ての遊技装置の作動が終了した時点のことを言
う。また、遊技確認時間とは、単位遊技の区切りを明確
にするために全ての信号をOFFにする時間のことを言
う。
本発明はこれに限定されるものではなく、また、各請求
項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文
言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えら
れる範囲にも及び、かつ、当業者の通常有する知識に基
づく改良を適宜付加することができる。
機の正面図である。
面図である。
説明図である。
技球経路等を示す説明図である。
一部ブロック図である。
実行するメインルーチンのフローチャートである。
実行する乱数更新ルーチンのフローチャートである。
実行する入賞図柄表示ルーチンのフローチャートであ
る。
が実行する得点演算ルーチンのフローチャートである。
が実行するテーブル選択ルーチンのフローチャートであ
る。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
が実行するチャンスタイム処理ルーチンのフローチャー
トである。
せ表示装置で表示されるテーブルの説明図である。
が実行する確率向上ルーチンのフローチャートである。
が実行するベース補正処理ルーチンのフローチャートで
ある。
示すブロック図。
装置を示すブロック図。
技装置を示すブロック図。
装置を示すブロック図。
ロック図。
ブロック図。
の流れを示すフローチャート。
ト。
ト。
ト。
ト。
ブロック図。
すフローチャート。
を示すブロック図。
ート。
アウトの一例を示す回路図。
を示すブロック図。
図。
示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
ブの流れを示すフローチャート。
図。
示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
ブの流れを示すフローチャート。
ブの流れを示すフローチャート。
図。
例を示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
柄表示ジョブの流れを示すフローチャート。
形例を示す正面模式図。
図。
示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
ブの流れを示すフローチャート。
図。
示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
ブの流れを示すフローチャート。
の遊技盤構成を示す正面模式図。
の遊技盤構成を示す正面模式図。
の遊技盤構成を示す正面模式図。
の遊技盤構成を示す正面模式図。
の遊技盤構成を示す正面模式図。
図。
示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
ブの流れを示すフローチャート。
形例を示す正面模式図。
図。
示すブロック図。
基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
れる各種遊技装置を示すブロック図。
ブの流れを示すフローチャート。
式図。
示すブロック図。
御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図。
される各種遊技装置を示すブロック図。
の一例を示すフローチャート。
示すタイミングチャート。
示すタイミングチャート。
示すタイミングチャート。
示すタイミングチャート。
示すタイミングチャート。
示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
を示すタイミングチャート。
形例を示す説明図。
(パチンコ機(遊技機)) 16 誘導図柄表示装置(可変表示装置) 18 特定入球口 19 上役物作動口 22 役物作動口(第1変動入球装置(誘導増加装
置)) 24 16連入球装置 25 入球図柄表示装置(識別情報表示装置(入賞図柄
表示装置)) 140,1140〜8140 主制御部(誘導増加装
置、特別遊技発生装置、当否判定手段、賞態様増加装
置) 150,1160〜8160 図柄表示装置制御部(図
柄制御部)
Claims (2)
- 【請求項1】 単位遊技における複数の入球領域への遊
技球の入球に関連した入球図柄を表示し、該入球図柄の
組合せに基づき賞態様を決定する遊技機において、 前記単位遊技中に設定数の遊技球を発射し、前記単位遊
技中における最後の遊技球の発射から次回の単位遊技が
開始可能となるまで発射を停止させ、 その間に、前記設定数の遊技球のうち最後の遊技球の発
射後に所定時間のインターバル時間を設定し、 かつ最後の遊技球が入球すると開始される入球図柄確認
時間を設定し、 さらに、前記インターバル時間及び前記入球図柄確認時
間が経過した後であっても遊技の結果が得られない場合
には前記単位遊技を継続させ、 誘導図柄表示装置が確定表示した時点、前記誘導図柄表
示装置で所定の誘導図柄の組合せが表示される場合に
は、役物作動口(特定入球口)を開作動させる役物誘導
装置が作動を開始した時点、遊技球が前記役物作動口
(特定入球口)に入球し役物作動口入球感知機構に入球
検知があった後、当該遊技球の誘導増加装置作動領域の
通過が誘導増加装置作動領域通過検知スイッチによって
検知されて誘導増加装置が作動をした時点、遊技球が前
記役物作動口(特定入球口)に入球し役物作動口入球感
知機構に入球検知があった後、当該遊技球の誘導増加装
置非作動領域の通過を誘導増加装置非作動領域通過検知
スイッチが検知した時点、払出装置の作動が完全に停止
した時点、及びエラー機能が作動しエラーとなる原因が
除去されて該エラー機能が終了した時点、 のいずれかの時点のうち最も遅い時点で、前記遊技の結
果が得られたものとして 遊技確認時間を設定し、その 遊技確認時間の終了後に次回の単位遊技を開始可能
とするとともに、 前記誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ及び前記誘
導増加装置非作動領域通過検知スイッチは、前記役物作
動口入球感知機構において入球検知があった場合に有効
となり、 前記誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ又は前記誘
導増加装置非作動領域通過検知スイッチにおいて通過検
知があった場合に、双方が無効となることを特徴とする
遊技機。 - 【請求項2】 前記遊技確認時間は、その開始から終了
までの間に、前記入球図柄確認時間、前記誘導図柄表示
装置、前記役物誘導装置、前記誘導増加装置、前記誘導
増加装置非作動領域通過検知スイッチ、前記払出装置及
び前記エラー機能の全ての信号をOFFにし得る時間で
あることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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