JP3347624B2 - 図形のクリッピング方式 - Google Patents

図形のクリッピング方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの凸多角形の
共通部分を抽出する図形のクリッピング方式に関し、詳
しくは、凸多角形を単純化し頂点数を減らすことによ
り、凸多角形のクリッピング処理を高速に行なうように
した図形のクリッピング方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの凸多角形の共通部分を求め
るクリッピング方式には、例えば文献(計算幾何学、朝
野哲夫著、朝倉書店)に示されるように、一般に周知の
以下の方式が知られている。
【0003】図6(a)に示すように、凸多角形の各頂
点を通る水平な直線で凸多角形を分割すると、凸多角形
は台形に分割される(両端は三角形になるが、一方の辺
が1点に縮退したものとみなす)。2つの凸多角形が共
通部分を持つか否かは、それぞれの凸多角形に属する分
割された台形の間に交差があるか否かで決まる。従っ
て、図6(a)から明らかなように、分割された台形は
上から下方向に一次元的に並んでいるため、両方の凸多
角形に属する分割された台形を上から下方向に交差の調
査を行なうことにより共通部分が順次求まり、得られた
共通部分を結合して行くことにより2つの凸多角形の共
通部分を求めることができる。
【0004】尚、説明の便宜上、参考文献とは凸多角形
を分割する直線の方向が異なり、分割された台形の調査
方向も上から下へ向かう方向とした。
【0005】上記方式について、図5、図6、図7、図
8、図9、図10を用いて詳しく説明する。
【0006】図5は従来の図形のクリッピング方式の概
略構成図であり、クリッピング処理の全体を制御するク
リッピング制御手段2と、クリッピング制御手段2より
受けとった2つの辺の頂点データを用いて、2つの辺が
交差するか否かを判定する交差判定手段4と、交差判定
手段4より交差すると判定された2つの辺の交点を抽出
する交点抽出手段6と、クリッピング制御手段2より受
けとった凸多角形上の頂点を、クリッピング結果として
出力するか否かを判定する頂点出力判定手段8と、頂点
出力判定手段8により出力すると判定された頂点を抽出
する頂点抽出手段10と、交点抽出手段6より抽出され
た交点と頂点抽出手段10より抽出された頂点より、ク
リッピング結果を作成するクリッピング結果作成手段1
2とから構成されている。
【0007】以下に、図7、図8のフローチャートに従
って、上記構成を持つ従来の図形のクリッピング方式に
ついて説明する。尚、凸多角形の上端点に関しY座標値
の小さい方の上端点を持つ凸多角形を凸多角形P、他方
を凸多角形Qとして説明する。
【0008】まず、クリッピング制御手段2は、凸多角
形Pの上端点Pu、下端点Pb、凸多角形Qの上端点Q
u'、下端点Qb'を求める(ステップS2)。下端点Pb
のY座標値が上端点Qu'のY座標値より小さいか否かを
判断する(ステップS4)。ステップS4において、小
さいと判断された場合は2つの凸多角形の間には共通部
分が存在しないとしてクリップ処理を終了する。小さい
と判断されなかった場合は、上端点Puから反時計回り
に凸多角形Pの頂点を調査し、Y(Pl-1)<Y(Q
u’)<=Y(Pl)を満たす点Plを求める(ステップ
S6)。上端点Puから時計回りに凸多角形Pの頂点を
調査し、Y(Pr+1)<Y(Qu’)<=Y(Pr)を満
たす点Prを求める(ステップS8)。頂点出力判定手
段8は、上端点Qu'が辺(Pl-1,Pl)と辺(Pr+1,
Pr)の間に位置するか否かを判断し(ステップS1
0)、間に位置すると判断された場合は、頂点抽出手段
10は上端点Qu'を2つの凸多角形の共通部分として出
力する(ステップS12)。続いて、点Qu'の反時計回
りの次の点Qu'+1を点Ql'、点Qu'の時計回りの次の点
Qu'-1を点Qr'とし(ステップS14)、クリッピング
処理の主たる処理に入る。
【0009】点Pl、点Pr、点Ql'、点Qr'の4つの点
のなかで最もY座標値の小さな点を求め(ステップS1
6)、その点を最上点と呼ぶことにする。最上点が下端
点Pbと下端点Qb'のY座標値の小さい方と一致するか
否かを判断する(ステップS18)。一致しないと判断
された場合は、図8のステップS22に進み最上点が4
つの点のなかのどの点かを判断する。尚、以降の説明に
おいて、辺(Pl-1,Pl)と辺(Pr+1,Pr)を凸多角
形Pの左辺、右辺、辺(Ql'-1,Ql')と辺(Qr'+1,
Qr')を凸多角形Qの左辺、右辺とする。
【0010】ステップS22において点Plが最上点で
あると判断した場合は、交差判定手段4は、凸多角形P
の左辺が凸多角形Qの左辺または右辺と交差するか否か
判断し(ステップS30)。交差すると判断した場合
は、交点抽出手段6は交差する2つの辺の交点を算出し
抽出する(ステップS32)。頂点出力判定手段8は、
点Plが凸多角形Qの左辺と右辺の間に位置するか否か
を判断し(ステップS34)、点Plが位置すると判断
した場合には、頂点抽出手段10は点Plを2つの凸多
角形の共通部分として出力する(ステップS36)。最
後に、下端点Pbに向かって点Plの次の点を新たな点P
lとし(ステップS38)、ステップS16に戻りクリ
ッピング処理を繰り返す。
【0011】ステップS22において、点Pr、点Q
l'、点Qr'が最上点であった場合も同様に、交差判定手
段4は、最上点を含む辺が相手の凸多角形の左辺と右辺
と交差するか判断し(ステップS40、S50、S6
0)、交差すると判断された場合は、交点抽出手段6は
交差する2つの辺の交点を算出し抽出する(ステップS
42、S52、S62)。頂点出力判定手段8は、最上
点が最上点を含まない相手の凸多角形の左辺と右辺の間
に位置するか否かを判断し(ステップS44、S54、
S64)、間に位置すると判断した場合は、頂点抽出手
段10は最上点を出力する(ステップS46、S56、
S66)。最後に、最上点を下端点に向かって次の点に
進め(ステップS48、S58、S68)、ステップS
16に戻りクリッピング処理を繰り返す。
【0012】ステップS18において、最上点が下端点
Pbと下端点Qb'のY座標値の小さい方と一致すると判
断された場合は、クリッピング結果作成手段12は、2
つの凸多角形の共通部分として出力された全ての交点と
頂点を連結し、クリッピング結果としての凸多角形を作
成し(ステップS20)、クリッピング処理を終了す
る。
【0013】図9、図10に上述した従来の図形のクリ
ッピング方式の一例を示す。
【0014】図9は、凸多角形の頂点の情報である頂点
データが格納された頂点データリストを示し、図10
は、8個の頂点を持つ凸多角形Pと9個の頂点を持つ凸
多角形Qとの状態を示す状態図と、凸多角形Qの頂点デ
ータリスト及び凸多角形Pの頂点データリストの2つの
凸多角形の頂点データリストと、凸多角形Pと凸多角形
Qとをクリッピング処理して抽出された凸多角形Tの頂
点データリストとを示すものである。
【0015】図9において、頂点データリスト20は、
配列の形を成しており、格納されている各頂点データ
は、頂点の位置を表す頂点座標と、その頂点の時計回り
および反時計回りの次の頂点に関する頂点データの格納
場所を示す配列番号とから構成されている。
【0016】図10において、例えば、頂点座標にQ8
が格納されているとすると、その頂点の時計回りの次の
頂点座標は、頂点座標Q8の頂点データリストに6と格
納されているので、Q8の時計回りの次の頂点座標は、
配列番号6に格納されていることになる。すなわち、頂
点座標Q7が抽出される。また、頂点座標Q8の反時計
回りの次の頂点座標は、頂点座標Q8の頂点データリス
トに0と格納されているので、Q8の反時計回りの次の
頂点座標は、配列番号0に格納されていることになり、
頂点座標Q1が抽出される。
【0017】従って、時計回りに次の頂点データの格納
場所を示す配列番号を順次繰り返し抽出すれば、凸多角
形の頂点を時計回りに追跡することができる。また、反
時計回りにおいても同様に追跡できる。
【0018】以上説明したように、それぞれの凸多角形
の上端点のうちでY座標値が小さい方の上端点から、下
端点のうちでY座標値が小さい方の下端点までを順に調
査することにより、2つの凸多角形の共通部分を抽出す
ることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図形のクリッピング方式においては、それぞれの多
角形の上端点のうちでY座標値が小さい方の上端点を通
る水平線と、下端点のうちでY座標値が小さい方の下端
点を通る水平線とに挟まれた領域に存在する全ての頂点
に対して、無条件に交差判定処理、頂点出力判定処理を
行なっていたため、クリッピング処理の高速化を図るに
は不十分であった。
【0020】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、2つの凸多角形のクリッピング
処理を行なう際、凸多角形を単純化することにより調査
すべき頂点数を減らし、2つの凸多角形の共通部分を抽
出する処理を高速に行なうようにした図形のクリッピン
グ方式を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の図形のクリッピング方式は、複数の凸多角
形の重複部分を抽出する方式であって、前記複数の凸多
角形のうち、いずれか2つの凸多角形が存在する平面
を、その2つの凸多角形の共通部分を含む共通領域と、
その共通部分を含まない非共通領域とに分割し、その非
共通領域に存在する前記2つの凸多角形の頂点を抽出す
る非共通領域頂点抽出手段と、前記2つの凸多角形にお
いて、前記非共通領域頂点抽出手段により抽出された頂
点のうち、前記共通領域に存在する頂点に連続する頂点
を前記凸多角形毎に選択し、その凸多角形の辺を減少さ
せる凸多角形単純化手段とを備えている。
【0022】上記の構成を有する本発明の図形のクリッ
ピング方式は、非共通領域頂点抽出手段と、凸多角形単
純化手段とを有し、非共通領域頂点抽出手段は、複数の
凸多角形が存在する場合に、それらのうち、いずれか2
つの凸多角形を選択し、それら2つの凸多角形が存在す
る平面を、多角形の共通部分を含む共通領域と、その共
通部分を含まない非共通領域とに分割し、その非共通領
域に存在する2つの凸多角形の頂点を抽出する。
【0023】また、凸多角形単純化手段は、2つの凸多
角形において、非共通領域頂点抽出手段により抽出され
た頂点のうち、共通領域に存在する頂点に連続する頂点
を凸多角形毎に選択し、その凸多角形の辺を減少させ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は本実施の形態の図形のクリッピング
方式の概略構成図である。図1において、クリッピング
処理の全体を制御するクリッピング制御手段32と、2
つの凸多角形が存在する平面を、2つの凸多角形の共通
部分を含む共通領域と、含まない非共通領域に分割し、
非共通領域に存在する凸多角形の頂点を抽出する非共通
領域頂点抽出手段34と、非共通領域頂点抽出手段34
によって得られた頂点からなる辺を単純な辺に置き換え
ることにより、凸多角形を単純化する凸多角形単純化手
段36と、以下従来技術と同様に、クリッピング制御手
段32より受けとった2つの辺が交差するか否かを判定
する交差判定手段4と、交差判定手段4より交差すると
判定された2つの辺の交点を抽出する交点抽出手段6
と、クリッピング制御手段32より受けとった凸多角形
上の頂点を、クリッピング結果として出力するか否かを
判定する頂点出力判定手段8と、頂点出力判定手段8に
より出力すると判定された頂点を抽出する頂点抽出手段
10と、交点抽出手段6より抽出された交点と頂点抽出
手段10より抽出された頂点より、クリッピング結果を
作成するクリッピング結果作成手段12とから構成され
ている。
【0026】以下に、図2、図3のフローチャートに従
って、上記構成を持つ図形のクリッピング方式について
説明する。
【0027】まず、2つの凸多角形の左端点のうちでX
座標値の大きい方の左端点を通る垂直線分を求め、その
垂直線分を左境界線とする。また、2つの凸多角形の右
端点のうちでX座標値の小さい方の右端点を通る垂直線
分を求め、その垂直線分を右境界線とする(ステップS
100)。ステップS100で得られた左境界線と右境
界線に対して、左境界線が右境界線よりも右側に位置す
るか否か判断する(ステップS101)。ステップS1
01で、左境界線が右境界線よりも右側に位置すると判
断された場合は、2つの凸多角形の共通部分は存在しな
いとしてクリッピング処理を終了する。左境界線が右境
界線よりも右側に位置すると判断されなかった場合は、
この左境界線と右境界線の間の領域を共通領域、それ以
外の領域を非共通領域とし、後に詳述する各凸多角形の
単純化処理を行なう(ステップS102)。最後に、単
純化された凸多角形に対して、従来技術と同様の凸多角
形のクリッピング処理を実行する(ステップS10
3)。
【0028】次に、ステップS102における各凸多角
形の単純化処理の詳細を図3に基づいて説明する。ま
ず、非共通領域頂点抽出手段34が非共通領域に存在す
る頂点を以下の手順に従って抽出する。初めに、凸多角
形上の任意の頂点を取得し(ステップS104)、取得
した頂点が非共通領域に存在するか否かを調査する(ス
テップS106)。ステップS106で、頂点が非共通
領域に存在しないと判断された場合は、頂点位置フラグ
を内側(共通領域の内側に存在するという意味であり、
例えば「1」)にセットする(ステップS108)。一
方、非共通領域に存在すると判断された場合は、頂点位
置フラグを外側(共通領域の外側に存在するという意味
であり、例えば「0」)にセットする(ステップS11
0)。
【0029】次に、頂点の反時計回りの次の頂点を取得
する(ステップS112)。そして、新たに取得した頂
点が非共通領域に存在するするか否かを調査する(ステ
ップS114)。ステップS114で、頂点が非共通領
域に存在すると判断された場合は、頂点位置フラグが内
側を示しているか否かを調査し(ステップS116)、
内側を示している場合は現在の頂点を保持する(ステッ
プS118)。それから、頂点位置フラグを外側にセッ
トする(ステップS120)。ステップS114におい
て、頂点が非共通領域に存在しないと判断された場合
は、頂点位置フラグが外側を示しているかを調査し(ス
テップS122)、外側を示している場合は、保持され
ている頂点から反時計回りに、現在着目している頂点の
時計回りの次の頂点までを非共通領域に存在する頂点と
して抽出する(ステップS124)。この意味は、後述
する図4を用いて説明するならば、保持されている頂点
をQ8とすれば、反時計回りに、Q1,Q2、Q3、Q
4、と順次着目され、Q5が着目されている場合に、そ
のQ5の時計回りの次の頂点、すなわち、Q4までを非
共通領域に存在する頂点として抽出するのである。
【0030】凸多角形単純化手段36は、抽出された非
共通領域に存在する頂点からなる連続する辺を1つの辺
に置き換え、凸多角形の辺を減少させる(ステップS1
26)。そして、頂点位置フラグを内側にセットする
(ステップS128)。最後に、凸多角形上の全ての頂
点を調査したか否かを判断し(ステップS130)、全
ての頂点を調査していない場合はステップS112に戻
り、調査した場合はこの凸多角形の単純化処理を終了す
る。
【0031】図4に上述した図形のクリッピング処理の
一例を示す。
【0032】図4(a)に示す位置に、頂点Q1から頂
点Q8までの頂点を持つ凸多角形Qと、頂点P1から頂
点P9までの頂点を持つ凸多角形Pが存在するとき、頂
点P7を通る左境界線と頂点Q6を通る右境界線とによ
り平面を共通領域と非共通領域に分割し、左側の非共通
領域に関しては、非共通領域頂点抽出手段34は非共通
領域に存在する頂点Q8,Q1,Q2,Q3,Q4を抽
出し、凸多角形単純化手段36は辺(Q8,Q1)、辺
(Q1,Q2)、辺(Q2,Q3)、辺(Q3,Q4)
を辺(Q8,Q4)に置き換える。右側の非共通領域に
関しては、非共通領域頂点抽出手段34は非共通領域に
存在する頂点P9,P1,P2,P3,P4を抽出し、
凸多角形単純化手段36は辺(P9,P1)、辺(P
1,P2)、辺(P2,P3)、辺(P3,P4)を辺
(P9,P4)に置き換える。
【0033】この凸多角形の単純化処理により、凸多角
形Pと凸多角形Qは図4(b)に示す頂点データリスト
を持つ凸多角形に単純化される。
【0034】図4(a)に示した凸多角形Pと凸多角形
Qに対して、凸多角形の単純化処理を施さず従来方式の
クリッピング処理を実行した場合は、頂点Q8,P2,
Q7,Q1,P6,P1,Q6,Q2,P7,P8,Q
5の11個の頂点について、交差判定、頂点出力判定を
行う。しかしながら、単純化処理を施してクリッピング
処理を実行した場合は、頂点Q8,Q7,P6,Q6,
P7,P8,Q5の7個の頂点について交差判定、頂点
出力判定を行うため、調査対象の頂点数が減ることが分
かる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の図形のクリッピング方式は、非共通領域頂点抽出
手段により、2つの凸多角形が存在する平面を、先ず、
多角形の共通部分を含む共通領域と、その共通部分を含
まない非共通領域とに簡単に分割した後、凸多角形単純
化手段により凸多角形の辺を減少させ、調査する頂点を
減少させるので、2つの凸多角形の共通部分を高速に抽
出することができる。このことは、一般に曲線を多く含
む図形においては特に有効である。すなわち、曲線を処
理する場合は、その曲線を細かい直線に近似して処理を
するので、頂点の数が数十から数百を越えることは珍し
くないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】本実施の形態における図形のクリッピング方式
のフローチャートである。
【図3】本実施の形態における図形のクリッピング方式
の詳細を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態における凸多角形の単純化処理の
例を示す図である。
【図5】従来技術の概略構成図である。
【図6】従来技術における図形のクリッピング方式の概
略説明図である。
【図7】従来技術における図形のクリッピング方式のフ
ローチャートである。
【図8】従来技術における図形のクリッピング方式の詳
細を示すフローチャートである。
【図9】従来技術における頂点データリストを表形式で
示す図である。
【図10】従来技術における図形のクリッピング方式の
概略説明図である。
【符号の説明】
32 クリッピング制御手段 34 非共通領域頂点抽出手段 36 凸多角形単純化手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凸多角形の共通部分を抽出する図
    形のクリッピング方式において、 前記複数の凸多角形のうち、いずれか2つの凸多角形が
    存在する平面を、その2つの凸多角形の共通部分を含む
    共通領域と、その共通部分を含まない非共通領域とに分
    割し、その非共通領域に存在する前記2つの凸多角形の
    頂点を抽出する非共通領域頂点抽出手段と、 前記2つの凸多角形において、前記非共通領域頂点抽出
    手段により抽出された頂点のうち、前記共通領域に存在
    する頂点に連続する頂点を前記凸多角形毎に選択し、そ
    の凸多角形の辺を減少させる凸多角形単純化手段とを備
    えることを特徴とする図形のクリッピング方式。
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