JP3346216B2 - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

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JP3346216B2
JP3346216B2 JP09963497A JP9963497A JP3346216B2 JP 3346216 B2 JP3346216 B2 JP 3346216B2 JP 09963497 A JP09963497 A JP 09963497A JP 9963497 A JP9963497 A JP 9963497A JP 3346216 B2 JP3346216 B2 JP 3346216B2
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直人 石田
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/182Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3447Lead-in-hole components

Landscapes

  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,プリント配線板に関し,特に絶
縁基板とヒートスラグとの半田付け強度を向上させるた
めの構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来,プリント配線板としては,絶縁基板
の表面にヒートスラグを接合,固定したものがある。絶
縁基板とヒートスラグとは,従来,位置決めガイドを用
いて位置決めされていた。しかし,我々は,先に,両者
の位置決めが容易となる構造のプリント配線板を提案し
た(特願平9−67408号公報)。
【0003】即ち,図10に示すごとく,ヒートスラグ
96に,その側面より延設され折り曲げられた突出片9
61を設けて,突出片961を,絶縁基板99に設けた
導通用孔930の内部に挿入して半田911により接
合,固定する。導通用孔930の中に突出片961を挿
入することにより,ヒートスラグ96と絶縁基板99と
が位置決めされる。
【0004】ヒートスラグ96と絶縁基板99との間
は,絶縁性の樹脂接着剤969により接着する。なお,
導体用孔930の内壁は金属めっき膜931により被覆
されている。また,絶縁基板99は,電子部品を搭載す
るための搭載用凹部97を有している。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,金属酸化物か
らなるヒートスラグ96の表面と半田911とはなじみ
が悪く,突出片961の半田付け強度が低い。そのた
め,ヒートスラグ96と絶縁基板99との接合強度が不
十分となるという問題がある。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,絶縁
基板とヒートスラグとの間の接合強度に優れた,プリン
ト配線板を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,導体パターンを
設けた絶縁基板と,該絶縁基板の表面に設けたヒートス
ラグとを有するとともに,上記導体パターンと上記ヒー
トスラグとの間は,半田を介して電気的に接続してなる
プリント配線板において,上記絶縁基板における上記ヒ
ートスラグを設けた面とは反対側の下面には,電子部品
搭載用穴の全周を囲むように導体パターンを設けてな
り,上記ヒートスラグにおける半田接触部分は,Cuめ
っき,Ni−Auめっき,Cu−Ni−Pdめっき,C
u−Ni−Auめっき,Cu−Niめっき,及びNiめ
っきのグループから選ばれる1種又は2種以上の金属め
っき膜により被覆されてなり,かつ,上記ヒートスラグ
における半田非接触部分は,上記金属めっき膜の表面酸
化を施してなる金属酸化膜により被覆されていることを
特徴とするプリント配線板である。
【0008】本発明において,ヒートスラグにおける半
田接触部分とは,半田の付着を望む部分であり,例えば
半田接合部分等をいう。また,ヒートスラグにおける半
田非接触部分とは,半田の付着の望まない部分であり,
例えば樹脂接着剤による接着部分である。
【0009】本発明の作用効果について説明する。本発
明のプリント配線板においては,ヒートスラグにおける
半田接触部分が,上記の特定の金属めっき膜により被覆
されている。上記金属めっき膜は,半田濡れ性が高い。
そのため,半田接触部分は,半田濡れ性が向上し,半田
が十分に付着する。それゆえ,ヒートスラグは,その半
田接触部分において,優れた半田接合強度が得られる。
【0010】また,ヒートスラグにおける半田非接触部
分は,上記金属めっき膜の表面酸化を施してなる金属酸
化膜により被覆されている。金属酸化膜は,半田濡れ性
が低い。そのため,上記半田非接触部分には,半田が付
着せず,半田による汚染を防止できる。
【0011】次に,請求項2の発明のように,上記ヒー
トスラグは,その側面から延設されて折り曲げてなる突
出片を有してなり,該突出片及び上記ヒートスラグの側
面は,上記半田接触部分であり,且つ,上記ヒートスラ
における上記絶縁基板に対して対向する対向面,及び
該対向面と反対側の反対面は,上記半田非接触部分であ
って,上記突出片は,上記絶縁基板に設けた導通用孔の
内部に挿入されて,該導通用孔の内部において半田によ
り接合,固定されていることが好ましい。
【0012】突出片は,ヒートスラグの側面から一体的
に延設された部分である。この突出片は,導通用孔の内
部に挿入され,半田接合されている。そのため,ヒート
スラグの接合面積が増えて,ヒートスラグと絶縁基板と
の間の優れた接合強度が得られる。また,ヒートスラグ
と導通用孔との電気的接続信頼性も向上し,抵抗値を低
く抑制でき,バラツキも少ない。更に,突出片は,電子
部品から発する熱の逃げ道となり,放熱効果が向上す
る。
【0013】また,導通用孔の内部に上記突出片を挿入
することにより,ヒートスラグと絶縁基板との位置決め
を正確に行なうことができる。そのため,位置決めガイ
ドが不要となり,ヒートスラグの位置決めを容易に行う
ことができる。また,ヒートスラグと絶縁基板とを接着
シート等の接着材により仮接着する場合には,溶融した
接着材が位置決めガイドに付着するという不具合もな
い。従って,プリント配線板の品質,生産性が向上し,
製造工程の簡略化及びコストの低減化を実現することが
できる。
【0014】また,請求項3の発明のように,上記半田
は,上記導通用孔の内部において上記突出片を固定する
だけでなく,上記導通用孔と上記ヒートスラグの側面と
の間にフィレットを形成して,上記導通用孔とヒートス
ラグの側面とを接合,固定していることが好ましい。こ
れにより,ヒートスラグと半田との接合面積が増えて,
ヒートスラグの接合強度が更に向上する。
【0015】また,上記突出片は,上記ヒートスラグの
側面に偶数個設けられていることが好ましい。これによ
り,ヒートスラグの位置決め操作が更に容易となり,ヒ
ートスラグの接続信頼性が更に向上する。また,上記突
出片は,上記ヒートスラグの中心に対して対称位置に配
置されていることが好ましい。これにより,バランス良
くヒートスラグの接続信頼性を得る事ができる。また,
上記突出片は,上記ヒートスラグの中心位置から最も離
れた位置に配置されていることが好ましい。これによ
り,ヒートスラグの全体の接続信頼性を確保することが
できる。
【0016】また,上記ヒートスラグの厚みは,0.1
〜1.0mmであることが好ましい。これにより,十分
な放熱性を保持しつつ,プリント配線板の薄板化を実現
することができる。一方,ヒートスラグの厚みが0.1
mm未満の場合には,ヒートスラグの強度が低下するお
それがある。また,1.0mmを超える場合には,プリ
ント配線板が厚くなり,重量も重くなる。
【0017】上記ヒートスラグ形成用の金属板の材質
は,銅(Cu),アルミニウム(Al),ニッケル(N
i),鉄(Fe)を主体とした金属材料又は合金である
ことが好ましい。上記絶縁基板は,樹脂単体基板,フィ
ラー入り樹脂基板等を用いることができる。樹脂として
は,例えば,エポキシ系樹脂,ポリイミド系樹脂,ビス
マレイミドトリアジン樹脂等を用いることができる。上
記フィラーとしては,例えば,ガラスファイバー,ガラ
スクロス等を用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるプリント配線板について,
図1〜図8を用いて説明する。本例のプリント配線板1
は,図1に示すごとく,導体パターン33,31及び導
通用孔30を設けた絶縁基板5と,絶縁基板5の下面に
設けたヒートスラグ2とを有する。導体パターン33と
ヒートスラグ2との間は,半田4を介して電気的に接続
している。
【0019】図1〜図3に示すごとく,ヒートスラグ2
は,その側面29から延設されて折り曲げてなる突出片
21を有する。突出片21は,絶縁基板5に設けた導通
用孔30の内部に挿入されて,導通用孔30の内部にお
いて半田4により接合,固定されている。導通用孔30
とヒートスラグ2の側面29との間には,半田4による
フィレット41が形成されて,両者の間を接合してい
る。
【0020】図2に示すごとく,ヒートスラグ2の突出
片21及び側面29は,半田接触部分であり,金属めっ
き膜11により被覆されている。金属めっき膜11は,
Cuめっきからなる。一方,ヒートスラグ2における絶
縁基板5に対して対向する対向面25,及び対向面25
と反対側の反対面26は,半田非接触部分であり,金属
酸化膜13により被覆されている。金属酸化膜13は,
CuOからなり,上記金属めっき膜11に表面酸化を施
して形成される。
【0021】図4に示すごとく,突出片21は,ヒート
スラグ2の側面29のコーナー部290に4個設けられ
ている。突出片21は,ヒートスラグ2の中心位置Cか
ら最も離れた位置に配置されている。これらの突出片2
1は,ヒートスラグ2の中心Cに対して対称位置に配置
されている。図3に示すごとく,導通用孔30の内部に
挿入されている突出片21の挿入部210の長さL1
は,導通用孔30の深さHとほぼ同じである。
【0022】絶縁基板5の上面は,図6に示すごとく,
電子部品8を搭載するための搭載用貫通穴51と,搭載
部51の周囲に設けた導体パターン33と,導通用孔3
0の周囲に設けたランド302とを有する。導体パター
ン33は,電子部品8とボンディングワイヤー81を介
して電気的導通を行うためのボンディングパッド331
と,相手部材と電気的導通を行うための半田ボールを接
合するためのパッド部330を有している。
【0023】また,絶縁基板5の下面は,図7に示すご
とく,導通用孔30の周囲に設けた幅広の導体パターン
31と,導通用孔30の周囲に設けたランド303とを
有している。導体パターン31は,ランド303と電気
的に接続している。
【0024】絶縁基板5の下面には,図8に示すごと
く,導通用孔30の内部に突出片21を挿入した状態で
ヒートスラグ2に接着されている。図1,図6に示すご
とく,搭載用貫通穴51は,ヒートスラグ2の対向面2
5により被覆されている。図1に示すごとく,ヒートス
ラグ2の上面には,搭載用貫通穴51の内部において,
半田,銀ペースト等の接着剤85により電子部品8が固
定されている。ヒートスラグ2は,接地用回路として用
いられている。また,絶縁基板5の上面及び下面は,ソ
ルダーレジスト膜7により被覆されている。
【0025】次に,本例のプリント配線板を製造する方
法について説明する。まず,ガラスクロスに熱硬化性樹
脂(例えば,エポキシ樹脂)を含浸してなる絶縁基板を
準備する。絶縁基板の厚みは,0.4mmである。次い
で,図1に示すごとく,絶縁基板5に,ドリル等の穴明
け装置を用いて,搭載用貫通穴51,及び導通用孔30
を穿設する。
【0026】次いで,図3,図6,図7に示すごとく,
めっき,露光,エッチング等の常法により,導通用孔3
0の内壁に金属めっき膜301を施すと共に(図3),
絶縁基板5の上面に導体パターン33,及び導通用孔3
0のランド302を形成する(図6)。また,絶縁基板
5の下面には,搭載用穴51を囲むように導体パターン
31を形成すると共に導通用孔30のランド303を形
成する(図7)。導通用孔30の直径は,1.0mmで
ある。次いで,図1に示すごとく,絶縁基板5の上面及
び下面に,ソルダーレジスト膜7を被覆する。このと
き,導通用孔30及び搭載用貫通穴51の周辺,導体パ
ターン33のパッド330は,露出させる。
【0027】また,無酸素銅からなる厚み0.25mm
の金属板を準備し,金型により外形加工を行う。これに
より,図5に示すごとく,一辺が25mmの正方形のコ
ーナー部290から突出片21を延設してなるヒートス
ラグ2を得る。突出片21の長さL2は,0.6mmと
する。
【0028】次いで,図1〜図3に示すごとく,ヒート
スラグ2の全表面に,電気めっき法により,厚み5μm
の金属めっき膜13を被覆する。次いで,ヒートスラグ
2の突出片21及び側面29をマスクした状態で,金属
めっき膜11の表面酸化処理を行う。表面酸化処理は,
具体的には,300℃の高温で空気中でエージングした
り,化学的に酸化処理を行ったりすることにより行う。
これにより,ヒートスラグ2における絶縁基板5と対向
する対向面25及びその反対側の反対面26に,金属酸
化膜13により被覆する。
【0029】次いで,金型を用いて突出片21の挿入部
210の長さL1だけ離れた位置において,突出片21
を折り曲げる。挿入部210の長さL1は,0.3mm
とする。なお,上述のめっき工程と,折り曲げ工程と
は,いずれを先に行ってもよい。
【0030】次いで,図1,図8に示すごとく,絶縁基
板5の上面に,ヒートスラグ2の対向面25を対向させ
た状態で,接着剤6を介在させて,ヒートスラグ2を配
置する。このとき,ヒートスラグ2の突出片21を導通
用孔30の内部に挿入する。これにより,ヒートスラグ
2が絶縁基板5に対して位置決めされる。なお,接着剤
6としては,ガラスクロスに熱硬化性樹脂(例えば,エ
ポキシ樹脂)を含浸してなるプリプレグを用いる。次
に,接着剤6を熱硬化させて,絶縁基板5にヒートスラ
グ2を接着する。
【0031】次いで,絶縁基板5におけるヒートスラグ
2の接着されていない側の導通用孔30の上に,ボール
状の半田4を供給し,これを加熱溶融させる。これによ
り,導通用孔30の内部に半田4を充填するとともに,
導通用孔30と突出片21との間に,フィレット41を
形成する。このとき,ヒートスラグ2における半田4が
付着する部分は,図2に示すごとく,突出片21,及び
ヒートスラグ2の側面29における突出片21の近傍で
ある。また,上記の導通用孔30の内部への半田4の供
給の際に,図6に示すごとく,パッド330にもボール
状の半田を供給して,加熱溶融により接合する。
【0032】その後,図6に示すごとく,搭載用貫通穴
51の内部に電子部品8を搭載し,電子部品8と導体パ
ターン33との間をボンディングワイヤー81により接
続する。これにより,上記プリント配線板1が得られ
る。
【0033】次に,本例の作用効果について説明する。
本例のプリント配線板においては,図3に示すごとく,
ヒートスラグ2の突出片21は,導通用孔30の内部に
挿入して半田4により接合,固定される半田接触部分で
ある。突出片21の表面は,Cuからなる金属めっき膜
11により被覆されている。この金めっき膜11は,半
田濡れ性に優れている。そのため,突出片21の表面に
半田4が十分に濡れて,優れた半田接合強度が得られ
る。
【0034】また,ヒートスラグ2の側面29も,Cu
からなる金属めっき膜11により被覆されている。その
ため,ヒートスラグ2の側面29と導通用孔30との間
に半田4のフィレット41が形成されることとなる。そ
れゆえ,ヒートスラグ2と絶縁基板5との接合強度が更
に向上する。
【0035】また,ヒートスラグ2の絶縁基板5に対し
て対向する対向面25,及び対向面25と反対側の反対
面26は,半田4により汚染されたくない半田非接触部
分である。そして,これらの対向面25及び反対面26
は,CuOからなる金属酸化膜13により被覆されてい
る。CuOは,半田濡れ性が低い性質を有する。そのた
め,対向面25及び反対面26には,半田4が濡れず,
必要以上に半田4が付着しない。従って,対向面25及
び反対面26の半田4による汚染を防止できる。
【0036】特にヒートスラグ2の反対面26において
は,上記の半田接触部分が突出しないため,筐体に装着
したり,ヒートスラグ2を絶縁基板5に貼り付けると
き,接合面積が多く,効率良く放熱できる。
【0037】また,突出片21は,ヒートスラグ2の側
面29から一体的に延設された部分である。この突出片
21は,導通用孔30の内部に挿入され,半田接合され
ている。そのため,ヒートスラグ2の接合面積が増え
て,ヒートスラグ2と絶縁基板5との間に,優れた接合
強度が得られる。また,ヒートスラグ2と導通用孔30
との電気的接続信頼性も向上する。更に,突出片21
は,電子部品8から発する熱の逃げ道となり,放熱効果
が向上する。
【0038】また,導通用孔30の内部に突出片21を
挿入することにより,ヒートスラグ2と絶縁基板5との
位置決めを正確に行なうことができる。そのため,位置
決めガイドが不要となり,ヒートスラグの位置決めを容
易に行うことができる。また,ヒートスラグと絶縁基板
とを接着剤6により仮接着する場合には,溶融した接着
剤6が位置決めガイドに付着するという不具合もない。
従って,プリント配線板1の品質,生産性が向上し,製
造工程の簡略化及びコストの低減化を実現することがで
きる。
【0039】なお,本例においては,図4に示すごと
く,突出片21はヒートスラグ2のコーナー部290に
設けているが,ヒートスラグ2の側面29の各辺中央に
突出片21を設けてもよい。また,ヒートスラグ2の形
状は,正方形に限らず,長方形でも良い。
【0040】実施形態例2 本例は,図9に示すごとく,ヒートスラグ2の対向面2
5と絶縁基板5の導通用孔30との間が半田4により接
合されていること特徴とする。ヒートスラグ2は,絶縁
基板5と同じ大きさである。ヒートスラグ2における導
体用孔30の底部に位置する半田接触部分28は,金属
めっき膜11により被覆されており,それ以外の半田非
接触部分は上記金属めっき膜に表面酸化処理を施してな
る金属酸化膜13により被覆されている。
【0041】また,導体パターンにおるパッド部330
には,ボール状の半田12が接合されている。その他
は,実施形態例1と同様である。本例においても,実施
形態例1と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば,絶縁基板とヒートスラ
グとの間の接合強度に優れた,プリント配線板を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のプリント配線板を示す,図8の
A−A線矢視断面図。
【図2】実施形態例1における,ヒートスラグの部分斜
視図。
【図3】実施形態例1における,突出片の固定状態を示
すためのプリント配線板の断面図。
【図4】実施形態例1における,ヒートスラグの斜視
図。
【図5】実施形態例1における,折り曲げ加工部分を示
すためのヒートスラグの平面図。
【図6】実施形態例1における,絶縁基板においてヒー
トスラグを設けた上面側の平面図
【図7】実施形態例1における,絶縁基板においてヒー
トスラグを設けた面とは反対側の下面の平面図
【図8】実施形態例1における,絶縁基板とヒートスラ
グとの配置関係を示す説明図。
【図9】実施形態例2における,プリント配線板の断面
図。
【図10】従来例における,プリント配線板の断面図。
【符号の説明】
1...プリント配線板, 11...金属めっき膜, 13...金属酸化膜, 2...ヒートスラグ, 21...突出片, 210...挿入部, 28...半田接触部分, 30...導通用孔, 31,33...導体パターン, 4...半田, 41...フィレット, 5...絶縁基板, 51...搭載用貫通穴, 6...接着剤, 7...ソルダーレジスト膜,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 浩二 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イ ビデン株式会社 河間工場内 (56)参考文献 特開 平8−307034(JP,A) 特開 平7−78927(JP,A) 特開 平9−55594(JP,A) 実開 昭48−63244(JP,U) 実開 昭59−3596(JP,U) 実開 昭57−119545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 1/02 H05K 1/05 H05K 1/18 H05K 3/46 H05K 7/12 H05K 7/20 H01L 23/12 H01L 23/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体パターンを設けた絶縁基板と,該絶
    縁基板の表面に設けたヒートスラグとを有するととも
    に,上記導体パターンと上記ヒートスラグとの間は,半
    田を介して電気的に接続してなるプリント配線板におい
    て,上記絶縁基板における上記ヒートスラグを設けた面とは
    反対側の下面には,電子部品搭載用穴の全周を囲むよう
    に導体パターンを設けてなり, 上記ヒートスラグにおける半田接触部分は,Cuめっ
    き,Ni−Auめっき,Cu−Ni−Pdめっき,Cu
    −Ni−Auめっき,Cu−Niめっき,及びNiめっ
    きのグループから選ばれる1種又は2種以上の金属めっ
    き膜により被覆されてなり, かつ,上記ヒートスラグにおける半田非接触部分は,上
    記金属めっき膜の表面酸化を施してなる金属酸化膜によ
    り被覆されていることを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ヒートスラグ
    は,その側面から延設されて折り曲げてなる突出片を有
    してなり, 該突出片及び上記ヒートスラグの側面は,上記半田接触
    部分であり,且つ,上記ヒートスラグにおける上記絶縁
    基板に対して対向する対向面,及び該対向面と反対側の
    反対面は,上記半田非接触部分であって, 上記突出片は,上記絶縁基板に設けた導通用孔の内部に
    挿入されて,該導通用孔の内部において半田により接
    合,固定されていることを特徴とするプリント配線板。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記半田は,上記導
    通用孔の内部において上記突出片を固定するだけでな
    く,上記導通用孔と上記ヒートスラグの側面との間にフ
    ィレットを形成して,上記導通用孔とヒートスラグの側
    面とを接合,固定していることを特徴とするプリント配
    線板。
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