JP3345771B2 - フラッシュバット溶接機用フラッシュカバー - Google Patents
フラッシュバット溶接機用フラッシュカバーInfo
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- JP3345771B2 JP3345771B2 JP10732297A JP10732297A JP3345771B2 JP 3345771 B2 JP3345771 B2 JP 3345771B2 JP 10732297 A JP10732297 A JP 10732297A JP 10732297 A JP10732297 A JP 10732297A JP 3345771 B2 JP3345771 B2 JP 3345771B2
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- Japan
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- cover
- butt welding
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- Expired - Lifetime
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Description
接時に発生するフラッシュの飛散を防止するためのフラ
ッシュバット溶接機用フラッシュカバーに関する。
装置4の概要図である。この溶接装置4は、走行機体4
0の内部に固定ヘッド41と移動ヘッド42を設け、各
ヘッドに、先行ビレット1a及び後行ビレット1bをそ
れぞれクランプするための油圧シリンダ43a、44
a、43b、44bを複数装備してなるものである。こ
れらのうちビレットの端面に近い方の油圧シリンダ43
aと油圧シリンダ43bのクランプ体は電極45、46
となっている。また、固定ヘッド41と移動ヘッド42
は複数のアプセット用油圧シリンダ47で結合されてい
る。
溶接装置4では、電極45と電極46を介して先行ビレ
ット1a及び後行ビレット1bに溶接電流を流してフラ
ッシュバット溶接を行うと、その突き合わせ部2の端面
から溶接金属がフラッシュとなって飛散する。このフラ
ッシュの飛散から周囲を保護するために、従来は間に合
わせのつい立て状のもので機械を囲っていた。
において飛散するフラッシュは不可避であるが、そのフ
ラッシュバットの持つエネルギー及びその量ともに被溶
接物の断面積が大きくなる程大きくなる。従来のつい立
て方式のカバーではフラッシュが機械のいたる所に付着
し、絶縁不良等の悪影響を与える。そのため、定期的な
清掃は不可欠となる。また、簡易なカバーでは飛散する
フラッシュで、人体への安全上、火災の防止上の観点か
らも十分とはいえなかった。更に、溶接機が大型化すれ
ば囲いにも限界がある。
たものであり、溶接金属の飛散を適切に抑えるようにし
たフラッシュバット溶接機用フラッシュカバーを提供す
ることを目的とする。
バット溶接機用フラッシュカバーは、フラッシュバット
溶接部を囲むようにして設けられた断面馬蹄形の上カバ
ーと、その上カバーの下端側を覆うようにして設けられ
た下カバーと、上カバーの内壁面に向けて水を噴射して
水膜を形成する冷却水ノズルとを有する。
により上カバーの内壁面に水膜が形成されている状態に
おいて、フラッシュが飛散すると、その水膜にて冷却さ
れ、そして、上カバーにぶつかる。このとき、上カバー
の内壁は冷却されているので、そのフラッシュはその内
壁に付着せずに落下する。落下の際には、その水膜を形
成している水とともに、下カバー側に落下することにな
る。冷却水は、断面馬蹄形の上カバーの下方から噴出さ
せることにより180度以上を水膜でカバーすることが
可能となる。一方、上カバーの上方から冷却水を噴出さ
せようとすると、水流を二手に分ける必要があるので、
この分岐部で水膜が形成されない死角が生じ、この部分
にフラッシュが付着する懸念があるため好ましくない。
フラッシュバット溶接機用フラッシュカバーの正面断面
図であり、図2は図1のII−II断面図である。このフラ
ッシュカバー10は、上カバー12及び下カバー14か
ら構成されており、フラッシュ溶接部を囲うように配置
される。上カバー12はその上部が断面馬蹄形に構成さ
れ、下部が開放された箱型形状からなっており、そし
て、ビレット1に近接して囲い込むようにするための溝
部12aが設けられている。下カバー14は上部及び下
部がそれぞれ開放された箱型形状からなっており、そし
て、上部に溝部14aが設けられ、上カバー14の下端
部を覆うようにしてビレット1に近接配置される。そし
て、この下カバー14にはノズル16が上カバー12の
内壁の幅方向全域に沿って水が噴射されるように上向き
に配置されている。そして、このフラッシュカバー10
は、図2に示されるように、先行ビレット1a側の電極
45と後行ビレット1b側の電極46との間に配置され
る。なお、図1及び図2は溶接時の状態を状態を示すも
のであり、この上カバー12及び下カバー14はそれぞ
れ昇降式になっており、ビレット1を搬送する際には上
カバー12は上昇し、下カバー14は降下して、カバー
12,14にビレットの溶接部が接触してカバーが破損
しないようにしている。なお、カバー12,14の材質
は十分な冷却効果を与えるために熱伝導率の高い材料、
例えば銅又は銅合金を使用する。
ル16から水が噴射されると、その水は層流となって上
カバーの内壁に沿って流れて水膜18を成形する。この
水膜18は上カバー12を冷却するとともに、フラッシ
ュバット溶接により発生する溶融金属のフラッシュを洗
い流す。この水膜18を突き抜けて上カバー12にフラ
ッシュが達するまでにフラッシュを冷却させる効果も持
たせるために、この水膜18の厚さは少なくとも5mm〜
10mm程度の厚さにしている。また、この水膜18を突
き抜けて上カバー12にぶつかってきたフラッシュカス
は、上カバー12の内壁が冷却されていることから、付
着せずに、水膜18の水とともに下カバー14側に落下
する。そして、下カバー14側に落下したフラッシュカ
スは水膜18を形成した水とともに外部に排出される。
の内壁面に水膜が形成して飛散してきたフラッシュバッ
トを冷却し、そして、上カバーが冷却されていることか
らフラッシュカスが上カバーの内壁面に付着することな
く、その水膜を構成した水とともに下カバー側に落下す
るようにしたので、フラッシュ飛散が適切に抑えられる
とい優れた効果が得られている。
接機用カバーの正面断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フラッシュバット溶接部を囲むようにし
て設けられ、下方が開放された断面馬蹄形の箱状の上カ
バーと、該上カバーの下端側を覆うようにして設けられ
た下カバーと、前記上カバーの内壁面に向けて水を噴射
して水膜を形成する冷却水ノズルとを有することを特徴
とするフラッシュバット溶接機用フラッシュカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10732297A JP3345771B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | フラッシュバット溶接機用フラッシュカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10732297A JP3345771B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | フラッシュバット溶接機用フラッシュカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296449A JPH10296449A (ja) | 1998-11-10 |
JP3345771B2 true JP3345771B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=14456133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10732297A Expired - Lifetime JP3345771B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | フラッシュバット溶接機用フラッシュカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3345771B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201600092574A1 (it) * | 2016-09-14 | 2018-03-14 | Danieli Off Mecc | Dispositivo di protezione da spruzzi di saldatura con sistema di pulizia integrato |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10732297A patent/JP3345771B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10296449A (ja) | 1998-11-10 |
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