JP3345550B2 - 食品スライサ - Google Patents

食品スライサ

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JP3345550B2
JP3345550B2 JP12288396A JP12288396A JP3345550B2 JP 3345550 B2 JP3345550 B2 JP 3345550B2 JP 12288396 A JP12288396 A JP 12288396A JP 12288396 A JP12288396 A JP 12288396A JP 3345550 B2 JP3345550 B2 JP 3345550B2
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JP
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food
blade
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supply conveyor
fixed
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和彦 梅本
喜三 小野原
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ワタナベフーマック株式会社
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の食品を切断
する食品スライサに関する。
【0002】
【従来の技術】肉用の食品スライサは、冷凍肉のような
食品を切断厚さ分ずつ供給する供給コンベアを設け、供
給コンベア前側の切断位置を通過する刃物を設けてい
る。
【0003】供給コンベア上の食品が供給されて食品の
前端が切断位置から突出する毎に、刃物が切断位置を通
過して、切断位置から突出した食品の前端が刃物で切断
され、食品の供給量に応じた厚さの切片が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な食品スライサは、冷凍肉のような硬い食品を所望の厚
さに正確に切断することができるが、生肉のような柔ら
かい食品を切断すると、切断位置から突出した食品の前
端は、刃物が当たると、湾曲したり変形したりし、供給
コンベアの前端と切断位置の刃物の間の透き間に挟まれ
たりして、良好に切断されない。
【0005】即ち、良好に切断することができる食品の
範囲が狭い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、食品を切断厚
さ分ずつ供給する供給コンベアを設け、供給コンベア前
側の切断位置を通過する刃物を設け、供給コンベア上の
食品が供給されて食品の前端が切断位置から突出する毎
に、刃物が切断位置を通過して、切断位置から突出した
食品の前端が刃物で切断される食品スライサにおいて、
刃物は、切断位置に固定した固定刃と、切断位置を通過
する可動刃からなり、固定刃と可動刃の間に、切断位置
から突出した食品の前端が挟まれる構成にし、 可動刃
は、湾曲可能な弾性板であり、固定刃と平行する面内か
ら傾き、基端を中心として回転し、先端側が固定刃に押
し当てられて接触しつつ切断位置を通過する構成にし
た。
【0007】
【発明の効果】切断位置から突出した食品の前端は、固
定刃と可動刃の間に挟まれ、可動刃が固定刃に接触しつ
つ切断位置を通過して、鋏におけるのと同様に切断され
る。
【0008】従って、冷凍肉のような硬い食品でも、生
肉,生の魚類,野菜,かまぼこ,チーズのような柔らか
い食品でも、所望の厚さに正確に切断することができ
る。
【0009】即ち、良好に切断することができる食品の
範囲が広い。
【0010】
【発明の実施の形態】食品スライサは、図1に示すよう
に、機台1の上に、食品が載る下側供給コンベア2を前
後方向に前下りに傾斜して設けている。
【0011】下側供給コンベア2は、図1に示すよう
に、機台1に固定された左右の側壁3の間に駆動ドラム
4、従動ドラム5と案内ローラをそれぞれ軸受し、後端
の駆動ドラム4と前端の従動ドラム5及び中間の案内ロ
ーラに無端のベルト6を掛け渡している。駆動ドラム4
は、図示しないサーボモータに連結している。
【0012】下側供給コンベア2の後側には、図1に示
すように、食品を載せる送り込みローラコンベア7を前
後方向に設けている。
【0013】下側供給コンベア2の上側には、図1に示
すように、下側供給コンベア2上の食品の上に載る上側
供給コンベア8を上下動可能に設けている。
【0014】上側供給コンベア8は、図1に示すよう
に、左右の側壁3の間に中間軸9を軸受し、中間軸9に
回動枠10の一側を回転可能に取り付け、回動枠10の
他側に駆動ドラム11を軸受し、駆動ドラム11の左右
の端に回転可能に取り付けた左右の側板の間に従動ドラ
ム12と案内ローラをそれぞれ軸受し、後端の駆動ドラ
ム11と前端の従動ドラム12及び中間の案内ローラに
無端のベルト13を掛け渡している。
【0015】中間軸9には、図1に示すように、下側供
給コンベア2の駆動ドラム4をタイミングベルト伝動機
構14で連結し、中間軸9と駆動ドラム11を歯車伝動
機構15で連結している。駆動ドラム4に連結したサー
ボモータを回転駆動すると、下側供給コンベア2と上側
供給コンベア8が連動して作動するコンベア駆動装置を
設けている。
【0016】側壁3には、図1に示すように、長孔の案
内孔16を貫通した案内板を固定し、上側供給コンベア
8の側板に突設した案内軸17を案内孔16に挿入し
て、上側供給コンベア8の前端が下側供給コンベア2の
前端の上方位置を下側供給コンベア2の上面と直角方向
に移動する上下動案内機構を設けている。
【0017】下側供給コンベア2と上側供給コンベア8
の間には、図1と図2に示すように、食品の側面に接触
する案内板18を左右に並列して固定し、食品の案内機
構を設けている。
【0018】食品は、送り込みコンベア7から下側供給
コンベア2に載せられ、左右の案内板18の間に配置さ
れ、食品の前部上に上側供給コンベア8の前部が載る。
駆動ドラム4に連結したサーボモータを間欠回転駆動す
ると、下側供給コンベア2と上側供給コンベア8が連動
して間欠作動し、下側供給コンベア2と上側供給コンベ
ア8に挟まれた食品が下側供給コンベア2の上面に沿っ
て予め設定した切断厚さ分ずつ供給される。
【0019】機台1の上には、図1と図3に示すよう
に、刃物枠19を下側供給コンベア2と上側供給コンベ
ア8の前側位置に固定して食品供給方向と直交する平面
内に配置している。刃物枠19は、中心から側方に偏芯
した位置に長方形状の開口20を貫通し、裏面側から開
口20に下側供給コンベア2と上側供給コンベア8の前
端を挿入している。
【0020】刃物枠19の表面には、図3に示すよう
に、L形板状の固定刃21を開口20の外側縁と下側縁
に沿って固定し、固定刃21の表面を食品供給方向と直
交する平面内に配置している。
【0021】刃物枠19の中心には、図2と図3に示す
ように、刃物軸22を貫通して軸受し、刃物軸22の大
径前端に渦巻き形板状ないし略弓形板状の可動刃23の
基端を位置決めピン付き座金24と六角孔付きボルト2
5で取外可能に固定し、ステンレス鋼製の可動刃23を
刃物軸22と直交する平面内に配置している。
【0022】刃物軸22の軸受構造は、図2に示すよう
に、刃物枠19の中心に取付孔26を貫通し、2段径の
取付孔26に、刃物軸22が貫通したフランジ付きの軸
受27を緩く嵌合し、取付孔26前部の大径部に軸受2
7前部のフランジを挿入している。
【0023】軸受27のフランジには、図3と図4に示
すように、複数の六角孔付きボルト28と複数の溝付き
止ねじ29をそれぞれ貫通し、軸受27のフランジから
突出した各ボルト28の先端をそれぞれ取付孔26の段
部にねじ込むと共に、軸受27のフランジから突出した
各止ねじ29の先端をそれぞれ取付孔26の段部に押し
付けて、軸受27を刃物枠19に固定している。
【0024】取付孔26の段部への各ボルト28のねじ
込み長さと軸受27のフランジからの各止ねじ29の突
出長さをそれぞれ増減すると、軸受27に貫通した刃物
軸22が食品供給方向から傾く方向と角度が調整される
可動刃傾斜調整機構を設けている。
【0025】機台1の上には、図2と図3に示すよう
に、減速機と制動装置を付けた可変速モータ30を取り
付け、可変速モータ30の軸と刃物軸22の後端をタイ
ミングベルト伝動機構31で連結している。
【0026】可変速モータ30を回転駆動すると、可動
刃23が刃物枠19の表面側で回転して固定刃21表面
の切断位置を上内側から下外側に一回転毎に通過する刃
物駆動装置を設けている。
【0027】可動刃23は、可動刃傾斜調整機構によっ
て、固定刃21の表面と平行する平面内から傾く方向と
角度が調整され、可動刃23の先端側が固定刃21と反
対側に達すると、可動刃23の先端側が固定刃21の表
面を含む平面から前側に位置し、可動刃23の先端側が
固定刃21側に達すると、湾曲可能な弾性板の可動刃2
3の先端側が固定刃21の表面に押し当てられる配置に
している。
【0028】即ち、可動刃23は、回転すると、固定刃
21の表面に接触しつつ切断位置を通過する構成にして
いる。固定刃21と可動刃23によって、鋏と同様に切
断する刃物を構成している。
【0029】食品は、下側供給コンベア2と上側供給コ
ンベア8で切断厚さ分ずつ供給されて、前端が切断厚さ
分固定刃21表面の切断位置から突出する毎に、食品の
前端が固定刃21と可動刃23の間に挟まれ、可動刃2
3が固定刃21に接触しつつ切断位置を通過して、食品
の前端が刃物21,23で鋏におけるのと同様に切断さ
れる。
【0030】従って、冷凍肉のような硬い食品でも、生
肉,生の魚類,野菜,かまぼこ,チーズのような柔らか
い食品でも、所望の厚さに正確に切断される。
【0031】食品切断位置の下方には、図1と図2に示
すように、食品の切片が載る送り出しベルトコンベア3
2を前後方向に設けている。
【0032】食品は、前下りに傾斜して供給され、食品
の前端が食品供給方向と直交する面内で切断されるの
で、切片が落下し易い。
【0033】可動刃23は、切断位置を通過する毎に、
固定刃21の表面に擦り付けられて研磨されるので、切
れ味が悪くなるまでの使用期間が長く、切れ味を回復さ
せる研磨の手間が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の食品スライサの一部縦断側
面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線矢視図。
【図4】図3のC−C線断面の部分拡大図。
【符号の説明】
2 下側供給コンベア 21 固定刃 23 可動刃 26,27,28,29 可動刃傾斜調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 登録実用新案3028529(JP,U) 登録実用新案3014006(JP,U) 特許2702457(JP,B2) 特公 昭63−55440(JP,B2) 実公 昭51−20288(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を切断厚さ分ずつ供給する供給コン
    ベアを設け、供給コンベア前側の切断位置を通過する刃
    物を設け、供給コンベア上の食品が供給されて食品の前
    端が切断位置から突出する毎に、刃物が切断位置を通過
    して、切断位置から突出した食品の前端が刃物で切断さ
    れる食品スライサにおいて、 刃物は、切断位置に固定した固定刃と、切断位置を通過
    する可動刃からなり、固定刃と可動刃の間に、切断位置
    から突出した食品の前端が挟まれる構成にし、 可動刃は、湾曲可能な弾性板であり、固定刃と平行する
    面内から傾き、基端を中心として回転し、先端側が固定
    刃に押し当てられて 接触しつつ切断位置を通過する構成
    にしたことを特徴とする食品スライサ。
  2. 【請求項2】 可動刃が固定刃と平行する平面内から傾
    く方向と角度を調整する可動刃傾斜調整機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項に記載の食品スライサ。
  3. 【請求項3】 食品は、前下りに傾斜して供給され、そ
    の供給方向と直交する面内で切断される構成にしたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の食品スライサ。
JP12288396A 1996-05-17 1996-05-17 食品スライサ Expired - Lifetime JP3345550B2 (ja)

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JPH09300285A JPH09300285A (ja) 1997-11-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1961687B (zh) * 2005-11-08 2012-02-01 株式会社日本伽利亚工业 使用圆度刀具的食用肉切片机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1961687B (zh) * 2005-11-08 2012-02-01 株式会社日本伽利亚工业 使用圆度刀具的食用肉切片机

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JPH09300285A (ja) 1997-11-25

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