JP3344885B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3344885B2 JP33068595A JP33068595A JP3344885B2 JP 3344885 B2 JP3344885 B2 JP 3344885B2 JP 33068595 A JP33068595 A JP 33068595A JP 33068595 A JP33068595 A JP 33068595A JP 3344885 B2 JP3344885 B2 JP 3344885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラーファクシミリ、カラープリンター等に応用される電
子写真方式のカラー画像形成装置に関し、特に、感光体
ドラムや感光体ベルト等の画像形成体のクリーニング手
段としてファーブラシを用いたカラー画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のカラー画像形成装
置としては、複数の画像形成体(例えば、ドラム状やベ
ルト状の感光体があるが、以下、感光体ドラムを例とす
る)を備えたものが知られており、このような画像形成
装置では、各感光体ドラムの周囲には画像形成プロセス
手段として、帯電部、レーザービーム書込部、現像部、
転写部、クリーニング部、除電部等が配置されており、
また各感光体ドラムの転写位置を移動する移動体(転写
材搬送ベルト、中間転写ベルト等)を備えている。そし
て複写機を例に上げて説明すると、カラー複写機では、
原稿読取部でカラー原稿を読み取り、光の3原色(レッ
ド(R),グリーン(G),ブルー(B))に分解して
検知し、画像処理部でこの3原色を画像処理して各色の
画像信号(例えば、ブラック(Bk),マゼンタ
(M),イエロー(Y),シアン(C)の画像信号)を
作成し、この各色画像信号を各レーザービーム書込部に
送り、各レーザービーム書込部からのレーザービームに
より各感光体ドラム上に各色画像の静電潜像を形成し、
該潜像を各現像部の各色トナー(Bkトナー,Mトナ
ー,Yトナー,Cトナー)で現像し、各感光体ドラム上
に形成された各色トナー像を、例えば各感光体ドラムの
転写位置を移動する転写材搬送ベルトに担持された転写
材上に順次重ね合わせて転写し、カラー画像が転写され
た転写材を定着部に搬送して定着し、カラー画像を得
る。そして、トナー像転写後の各感光体ドラムはクリー
ニング部で残留トナーを除去され、除電部で除電され
る。
【0003】上記のように複数の感光体ドラムを有する
カラー画像形成装置の場合、各感光体ドラムに回転変動
が生じると、転写材搬送ベルト上の転写材に各色の画像
を重ね合わせていく際に位置ずれが生じ、色ムラという
現象が発生する。そこで、各感光体ドラムの回転変動の
要因を極力無くすことが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置の感光体ドラム(あるいは感光体ベルト)のクリーニ
ング手段としては、クリーニングブレードやファーブラ
シがよく知られているが、ファーブラシは、クリーニン
グブレードのみでは取り切れない感光体ドラム上にフィ
ルミング(シリカ、タルク等がドラム上に固着する現
象)した物質を掻き落す機能を持つが、その機能ゆえ
に、感光体ドラム上にてトルク変動(ファーブラシ1回
転周期にて)が発生し、それにより感光体ドラムの回転
変動の要因となっている。特に、ブラシの毛に変形等
(例えばブラシの毛の倒れ)があると、感光体ドラムの
回転変動はより大きくなる。また、画像形成動作中、感
光体ドラムと同時にファーブラシも回転しているため、
長時間放置した時のファーブラシの毛の倒れによるトル
ク変動が感光体ドラムの回転変動となり、バンディング
の原因となる。そこで、複写動作に先立って、または複
写休止期間時に、ファーブラシだけを所定の時間にわた
って空回転させることにより、ファーブラシの毛の倒れ
によるバンディングを解決する技術が知られている(特
開平3−269477号公報参照)。
【0005】しかし、上記方式では毛の倒れを完全に無
くすことはできず、また、毛の倒れがなくても感光体ド
ラム表面のフィルミングを掻き取るため、感光体ドラム
表面でのトルクは大きく、ファーブラシの同軸度(支持
軸とブラシ外径の同軸度)により感光体ドラムの回転変
動も大きくなる。また、ファーブラシは、その構成上
(例えば、ループブラシを持つパイル地をシャフト(支
持軸)に巻き付け固定している)、自身のシャフトとブ
ラシ外周との同軸度が出せないため、仮にドラムに接触
停止状態となっていた時、ファーブラシの止まった位置
にて感光体ドラム上の負荷トルクにバラツキが発生す
る。それにより、カラー画像形成装置の場合は、各感光
体ドラム各々の駆動系にかかる負荷もバラツキ、各々の
ガタ吸収量、タワミ量のバラツキ等により使用色間での
位置ずれが発生し、色ムラが発生する。
【0006】複数の感光体ドラムを有するカラー画像形
成装置の場合、各感光体ドラムに回転変動が生じ、その
速度変動の位相が合っていない場合、色ムラが発生し、
フルカラー画像には耐えられない。このため、複数のド
ラムを有するカラー画像形成装置において、各ドラムの
回転変動(ファーブラシ等の接触による周期性の有る回
転変動)の位相を合わせる等により、位相のばらつきに
よる転写位置ずれを防止し、色ムラの発生を防止する技
術(特公平7−31447号公報参照)も見受けられる
が、この場合、回転駆動されている感光体ドラムの位相
の状態を検出する位相状態検出手段と、その位相状態検
出手段による検出結果に基づいて各感光体ドラムの回転
速度を制御する手段とが必要となり、装置構成が複雑で
コスト高となる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、画像形成時に、ファーブラシを要因とした上述の
感光体ドラムの回転変動等の不具合を発生させないよう
にし、色ムラの発生等の問題を解消したカラー画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の画像形成体(6)と、該
画像形成体(6)各々を独立して回転駆動する複数の駆
動手段(14)と、各画像形成体に画像を記録する画像
記録手段(5,7)と、各画像形成体(6)の転写位置
(11)を移動する移動体(10)とを有し、移動体
(10)または該移動体上に担持された転写材(9)に
画像を転写するカラー画像形成装置において、転写後の
画像形成体(6)上の残留物をクリーニングするファー
ブラシ(15)及びクリーニングブレード(16)を有
し、画像形成時(潜像作成から転写終了まで)は、前記
ファーブラシ(15)を回転させないことを特徴とした
クリーニング手段(12)及び駆動手段(21〜24)
を有する構成とした。すなわち、画像形成時には、ファ
ーブラシを回転させないようにしたことで、感光体ドラ
ム等の画像形成体にかかるトルクが一定となり、画像形
成体の回転変動を発生させないようにすることが可能と
なる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のカラー画像
形成装置において、画像非形成時(転写終了から潜像作
成前まで)にファーブラシを回転させ、かつ、少なくと
も画像形成体は1回転以上整数回転動作を行なうことを
特徴としたクリーニング手段及び駆動手段を有する構成
とした。すなわち、画像非形成時にファーブラシを回転
しかつ画像形成体を回転することで、感光体ドラム等の
画像形成体上にフィルミングした物質を取り除くことが
できる。ここで、ファーブラシを回転する際には画像形
成体も回転するが、ファーブラシ回転中最低1回転(ま
たは整数回転)することで、画像形成体表面の物質を均
一に除去することが可能となる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2のカラ
ー画像形成装置において、画像非形成時(転写終了から
潜像作成前まで)に、画像形成体の回転速度を画像形成
時と異なる回転速度としたことを特徴とする。すなわ
ち、画像非形成時、転写材の給紙間隔が短い場合、画像
形成体1回転分の回転を通常速度では実現できない可能
性が発生するため、画像非形成時の画像形成体の回転速
度を画像形成時と異なる回転速度としたものである。本
発明の構成では、各画像形成体の駆動は各々独立に駆動
手段(モータ)を設けているため、画像非形成時に各画
像形成体毎に単独で速度の可変ができる。よって、その
間(画像非形成時)の速度を通常より速くすることで、
画像非形成時に少なくとも画像形成体1回転を確保する
ことが可能となる。
【0011】請求項4の発明は、複数の画像形成体
(6)と、該画像形成体(6)各々を独立して回転駆動
する複数の駆動手段(14)と、各画像形成体に画像を
記録する画像記録手段(5,7)と、各画像形成体
(6)の転写位置(11)を移動する移動体(10)と
を有し、移動体(10)または該移動体上に担持された
転写材(9)に画像を転写するカラー画像形成装置にお
いて、転写後の画像形成体(6)上の残留物をクリーニ
ングするファーブラシ(15)及びクリーニングブレー
ド(16)を有し、ファーブラシ(15)のみを画像形
成体表面から離間可能とさせたことを特徴としたクリー
ニング手段(12’)を有する構成としたものである。
すなわち、画像形成時、潜像形成から転写終了までの
間、ファーブラシを感光体ドラム等の画像形成体より離
間することで画像形成体の回転変動を発生させないよう
にすることができる。
【0012】そして、請求項4のカラー画像形成装置に
おいて、全色を用いた画像を形成する際、各ファーブ
ラシは、各々の画像形成体に、転写材に像転写後接触
し、次頁用の潜像作成前に離間することを特徴とする。
このようなタイミングでクリーニング動作を行なうこと
で、潜像形成から転写終了までの間は、画像形成体の回
転変動を発生させないようにすることができるため転写
画像の乱れはなくなり、かつ、画像形成体上のフィルミ
ングした物質を取り除くことができる。
【0013】請求項の発明は、請求項4と同様の構成
のクリーニング手段を有するカラー画像形成装置におい
て、未使用色部のファーブラシは各々の画像形成体より
離間したことを特徴とする。すなわち、未使用の画像形
成体にも転写材が接触しながら移動体によって定着部ま
で搬送されるため、未使用色部のファーブラシを各々の
画像形成体より離間しておけば、画像形成体に回転変動
が発生しないため、転写材上のトナー像の乱れを防ぐこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例に基づいて詳細に説明する。図1に本発明に係
るカラー画像形成装置の一構成例を示す。図1に示すカ
ラー画像形成装置はデジタルカラー複写機の例であり、
原稿読取部と画像形成部で構成されている。原稿読取部
は、光源1、結像レンズ(リンスレンズ等)2、カラー
等倍CCD3を備えた構成となっており、コンタクトガ
ラス上に載置された原稿をカラー等倍CCD3で読み取
り、制御装置の画像処理部4に送信する。画像形成部に
は複数の画像形成体として4つの感光体ドラム6-1,6
-2,6-3,6-4が平行に配設され、感光体ドラム各々を
独立して回転駆動するための複数の駆動手段(モータ
等)が設けられている。また、各感光体ドラム6-1,6
-2,6-3,6-4の周囲には、画像形成プロセスを行なう
ための、帯電部13-1,13-2,13-3,13-4、書込
み部5の4系統のレーザービーム露光部5-1,5-2,5
-3,5-4、各色の現像ユニット7-1,7-2,7-3,7-
4、転写部11-1,11-2,11-3,11-4、クリーニ
ング部12-1,12-2,12-3,12-4、除電部17-
1,17-2,17-3,17-4が配設されている。また、
各感光体ドラムの転写位置を移動する移動体として図示
の例では転写材搬送ベルト10をが設けられており、給
紙部8から給紙された転写材9を担持搬送して各感光体
ドラム6-1,6-2,6-3,6-4上の画像を順次重ね合わ
せて転写材に転写させながら、定着ユニット18まで搬
送するようになっている。
【0015】次に、図1に示す構成の画像形成装置の動
作について説明する。原稿読取部では、コンタクトガラ
ス上に載置されたカラー原稿(図示せず)に光源1より
光を照射し、その反射光をリンスレンズ2を通してカラ
ー等倍CCD3で光の3原色(R,G,B)に分解し検
知する。そして、カラー等倍CCD3にて作成された3
原色の検知信号は画像処理部4に送られ、画像処理部4
で処理され、Bk,M,Y,Cそれぞれの画像信号が作
られる。そして、Bk,M,Y,Cそれぞれの画像信号
は、画像形成部の書込み部5に送られる。
【0016】画像形成部の各感光体ドラム6-1,6-2,
6-3,6-4はBk,M,Y,Cそれぞれの色のトナー像
形成用に割り振られており、書込み部5は、4つの半導
体レーザー光源、ポリゴンミラー等からなる偏向器、4
系統の結像光学系などからなり、画像処理部4からのB
k,M,Y,C各々の画像信号に応じて4つのレーザー
ビームによる書き込みを順次各感光体ドラム6-1,6-
2,6-3,6-4上に行ない、各色に対応した静電潜像を
形成する。次に、各感光体ドラム6-1,6-2,6-3,6
-4上の静電潜像が、各現像ユニット7-1,7-2,7-3,
7-4の各色に対応したBk,M,Y,Cトナーにより現
像され、各感光体ドラム6-1,6-2,6-3,6-4上にB
k,M,Y,C各色のトナー像が形成される。
【0017】次に、各感光体ドラムへの画像形成にタイ
ミングを合わせて給紙部8より給紙された転写材9は転
写材搬送ベルト10に担持されて搬送されながら、各転
写部11-1,11-2,11-3,11-4を通過し、各転写
部11-1,11-2,11-3,11-4で順次各感光体ドラ
ム6-1,6-2,6-3,6-4よりトナー像を転写される。
そして最後の転写部11-4での転写工程が終了した転写
材9は定着ユニット18に搬送され、定着ユニット18
でトナー像が転写材9上に定着され、カラー画像が得ら
れる。
【0018】一方、転写工程が終了した各感光体ドラム
6-1,6-2,6-3,6-4は、感光体ドラム6-1,6-2,
6-3,6-4上に残留したトナー等をクリーニング部12
-1,12-2,12-3,12-4によりクリーニングされ、
除電部17-1,17-2,17-3,17-4で除電される。
そして、連続コピー時には再び帯電部13-1,13-2,
13-3,13-4により一様に帯電され、次の静電潜像作
成に向かう。尚、各クリーニング部12-1,12-2,1
2-3,12-4内には、トナー取り除き用にクリーニング
ブレード16-1,16-2,16-3,16-4、フィルミン
グ取り除き用にファーブラシ15-1,15-2,15-3,
15-4が設けてある。
【0019】次に、図2に各感光体ドラム6(-1,-2,
-3,-4)の駆動手段14,20の略図を示す(フレー
ム、ブラケット等は図示を省略)。図2の例では、感光
体ドラム軸19にカップリング20を介して感光体ドラ
ム駆動モータ14を連結し、感光体ドラム6を駆動す
る。また本構成においては、4本の感光体ドラム6(-
1,-2,-3,-4)各々に同様の構成を持っている。従っ
て、4本の感光体ドラム6(-1,-2,-3,-4)を各々独
立に回転駆動することができる。
【0020】次に、図3にファーブラシ15の駆動ON
/OFF機構の略図を示す(クリーニングブレード1
6、フレーム、駆動モータ(感光体ドラムの駆動モータ
とは別)及び駆動伝達系は図示を省略)。図3の例で
は、ファーブラシ15軸に固定されたファーブラシギヤ
21と、それに噛み合う本体側駆動ギヤ22、本体側駆
動ギヤ22と同じ軸に固定された電磁クラッチ23、電
磁クラッチ23に噛み合うモータ側のギヤ24からな
り、図示しない制御部により、画像非形成時(転写終了
から潜像作成開始前まで)は電磁クラッチ23がONと
なり、モータからの駆動力をギヤ21に伝達してファー
ブラシ15を回転させる。そして潜像作成開始前に電磁
クラッチ23がOFFとなり、画像形成時(潜像作成開
始から転写終了まで)にはファーブラシ15が回転しな
いように、ファーブラシ15の駆動のON/OFFが制
御されている。
【0021】次に、図4は潜像作成、ファーブラシ駆動
のタイミングチャートと、画像形成体速度(感光体ド
ラムの線速)(請求項2)、画像形成体速度(請求項
3)を表わす図である。潜像作成タイミングチャートよ
り、潜像作成OFFから次の潜像作成ONまでの時間を
1 、潜像作成OFFから転写終了(図中の点線で示す
位置)までの時間をT2 とすると、(T1−T2)間に画
像形成体(感光体ドラム6)が少なくとも潜像作成時と
同速度で1回転すると、画像形成体速度の如く同速に
て請求項2の構成が達成できる。また、(T1−T2)間
に画像形成体(感光体ドラム6)が少なくとも1回転で
きなければ、画像形成体速度の如く速度切り換え(v
1→v2)により請求項3の構成が達成できる。
【0022】ちなみに、潜像作成時の画像形成体の線速
をv1mm/sec、画像形成体の外径φをDmmとすると、
(nv1/πD)<(T1−T2)ならば請求項2の構
成、(nv1/πD)>(T1−T2)かつ(nv2/π
D)<(T1−T2)ならば請求項3の構成、の関係が有
る。ここでnは1以上の整数、v2 は速度切り換え後の
速度、πは円周率である。
【0023】次に、図5は請求項4〜5の構成を示す図
であって、ファーブラシの接離機構を有するクリーニン
グ部12’の概略構成を示す断面図である。尚、カラー
画像形成装置の全体の構成は図1に示した通りである。
【0024】感光体ドラム6(-1,-2,-3,-4)上の残
留トナーはまず感光体ドラム6とカウンタ方向に回転す
るファーブラシ15(-1,-2,-3,-4)によりクリーニ
ングされ、次にクリーニングブレード16(-1,-2,-
3,-4)にてクリーニングされる。クリーニング部1
2’のケーシング27は本体側板(図示せず)間に配置
されその両側部を各側板に固定される。ファーブラシ1
5はファーブラシブラケット28に回転自在に支持さ
れ、かつファーブラシブラケット28はケーシングピン
29に回転自在に支持される。また、ファーブラシ15
は、スプリング30の引張力により感光体ドラム6より
離間する方向にセットされる。ファーブラシブラケット
28のケーシング外に延びた端部には、ケーシング27
に固定されたソレノイド31の可動ロッド31aが連結
されており、該ソレノイド31がONになると、可動ロ
ッド31aがソレノイド本体側に向けて動き、ケーシン
グピン29を回転中心としてファーブラシブラケット2
8が反時計回りに回動し、ファーブラシ15が感光体ド
ラム6に接触する。
【0025】ファーブラシ15の駆動は、本体側に設け
た駆動モータ(未記載)よりケーシングピン29に回転
が伝達され、ケーシングピン29に固定されたギヤ(あ
るいはローラ)32が回転し、この回転がギヤ(あるい
はローラ)33を介してファーブラシ15に伝達され、
ファーブラシ15が回転駆動される。クリーニングブレ
ード16は、ケーシング27に設けられたクリーニング
ピン34に回転自在に支持されたクリーニングブレード
ホルダ35に固定され、加圧スプリング36により、ク
リーニングピン34を回転中心として感光体ドラム6に
クリーニングブレード16を圧接する力が付勢される。
【0026】図1の各色画像の形成部で未使用色部のフ
ァーブラシ15(-1,-2,-3,-4)は、図5のソレノイ
ド31をOFF状態にすることにより、感光体ドラム6
より離間することができる(請求項)。このように、
未使用色部のファーブラシ15を各々の感光体ドラム6
より離間しておけば、感光体ドラム6に回転変動が発生
しないため、各感光体ドラムの転写位置11(-1,-2,
-3,-4)を搬送される転写材9上のトナー像の乱れを防
ぐことができる。
【0027】図6は、潜像作成と、ソレノイド31のO
N/OFFのタイミングチャートを示す図である。潜像
作成タイミングチャートより、潜像作成のOFFから次
の潜像作成ONまでの時間をT 、潜像作成OFFか
ら転写終了(図中の点線位置)までをTとすると、転
写終了後から(T−T)の間にソレノイド31をO
N状態としてファーブラシ15を感光体ドラム6に接触
させることで請求項の構成を達成することができ、こ
のようなタイミングでクリーニング動作を行なうこと
で、潜像形成から転写終了までの間は、感光体ドラム6
の回転変動を発生させないようにすることができるため
転写画像の乱れはなくなり、かつ、感光体ドラム6上の
フィルミングした物質を取り除くことができる。
【0028】尚、上述した実施の形態の説明では、画像
形成体として感光体ドラムを例に上げて説明したが、感
光体ベルトを用いた場合も同様に実施することができ
る。また、移動体として転写材搬送ベルトを用いた例を
示したが、移動体が中間転写ベルトの場合も、中間転写
ベルトから転写材への転写工程が増えるだけで同様に実
施することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のカ
ラー画像形成装置では、画像形成時には、ファーブラシ
を回転させないようにしたことで、感光体ドラム等の画
像形成体の回転変動を発生させないようにすることが可
能となる。また、ファーブラシで画像形成体表面を間欠
的に削る構成のため、画像形成体の寿命が延びるという
効果も得られる。
【0030】請求項2記載のカラー画像形成装置では、
画像非形成時にファーブラシを回転することで、感光体
ドラム等の画像形成体上にフィルミングした物質を取り
除くことができる。そして、ファーブラシを回転する際
には画像形成体も回転するが、ファーブラシ回転中最低
1回転(または整数回転)することで、画像形成体表面
の物質を均一に除去することができ、均一な画像が得ら
れる。
【0031】請求項3記載のカラー画像形成装置では、
各画像形成体の駆動は各々独立に駆動手段(モータ)を
設けているため、画像非形成時に各画像形成体毎に単独
で速度の可変ができ、画像非形成時の速度を通常より速
くすることで、画像非形成時に少なくとも画像形成体1
回転を確保することが可能となり、転写材の搬送間隔を
短くすることができ、コピー作成効率が向上する。
【0032】請求項4記載のカラー画像形成装置では、
画像形成時、潜像形成から転写終了までの間、ファーブ
ラシを感光体ドラム等の画像形成体より離間することで
画像形成体の回転変動を発生させないようにすることが
できる。また、ファーブラシで画像形成体表面を間欠的
に削る構成のため、画像形成体及びファーブラシの寿命
が延びるという効果も得られる。
【0033】そして、請求項記載のカラー画像形成装
置では、潜像形成から転写終了までの間は、画像形成体
の回転変動を発生させないようにすることができるため
転写画像の乱れはなくなり、かつ画像形成体上のフィル
ミングした物質を取り除くことができる。
【0034】請求項記載のカラー画像形成装置では、
未使用の画像形成体にも転写材が接触しながら移動体に
よって定着部まで搬送されるため、未使用色部のファー
ブラシを各々の画像形成体より離間しておけば、画像形
成体に回転変動が発生しないため、転写材上のトナー像
の乱れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の構成例を示
す概略構成図である。
【図2】感光体ドラムの駆動手段の構成例を示す概略構
成図である。
【図3】ファーブラシの駆動オン/オフ機構の構成例を
示す概略構成図である。
【図4】潜像作成とファーブラシ駆動のタイミングチャ
ートと、画像形成体速度,を表わす図である。
【図5】ファーブラシの接離機構を有するクリーニング
手段の構成例を示す概略構成図である。
【図6】潜像作成とソレノイドのオン/オフのタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1:光源 2:結像レンズ(リンスレンズ等) 3:カラー等倍CCD 4:画像処理部 5:書込み部(画像記録手段) 6(-1,-2,-3,-4):感光体ドラム(画像形成体) 7(-1,-2,-3,-4):現像ユニット(画像記録手段) 8:給紙部 9:転写材 10:転写材搬送ベルト(移動体) 11(-1,-2,-3,-4):転写部 12(-1,-2,-3,-4):クリーニング部 12’:ファーブラシの接離機構を有するクリーニング
部 13(-1,-2,-3,-4):帯電部 14:感光体ドラム駆動モータ(画像形成体駆動手段) 15(-1,-2,-3,-4):ファーブラシ 16(-1,-2,-3,-4):クリーニングブレード 17(-1,-2,-3,-4):除電部 18:定着ユニット 19:感光体ドラム軸 20:カップリング 21:ファーブラシギヤ 22:本体側駆動ギヤ 23:電磁クラッチ 24:モータ側ギヤ 27:クリーニング部のケーシング 28:ファーブラシブラケット 29:ケーシングピン 30:スプリング 31:ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像形成体と、該画像形成体各々を
    独立して回転駆動する複数の駆動手段と、各画像形成体
    に画像を記録する画像記録手段と、各画像形成体の転写
    位置を移動する移動体とを有し、移動体または該移動体
    上に担持された転写材に画像を転写するカラー画像形成
    装置において、 転写後の画像形成体上の残留物をクリーニングするファ
    ーブラシ及びクリーニングブレードを有し、画像形成時
    (潜像作成から転写終了まで)は、前記ファーブラシを
    回転させないことを特徴としたクリーニング手段及び駆
    動手段を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】画像非形成時(転写終了から潜像作成前ま
    で)にファーブラシを回転させ、かつ、少なくとも画像
    形成体は1回転以上整数回転動作を行なうことを特徴と
    したクリーニング手段及び駆動手段を有することを特徴
    とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像非形成時、画像形成体の回転速度を画
    像形成時と異なる回転速度としたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】複数の画像形成体と、該画像形成体各々を
    独立して回転駆動する複数の駆動手段と、各画像形成体
    に画像を記録する画像記録手段と、各画像形成体の転写
    位置を移動する移動体とを有し、移動体または該移動体
    上に担持された転写材に画像を転写するカラー画像形成
    装置において、 転写後の画像形成体上の残留物をクリーニングするファ
    ーブラシ及びクリーニングブレードを有し、ファーブラ
    シのみを画像形成体表面から離間可能とさせたことを特
    徴としたクリーニング手段を有し、全色を用いた画像を
    形成する際、各ファーブラシは、各々の画像形成体に、
    転写材に像転写後接触し、次頁用の潜像作成前に離間す
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】複数の画像形成体と、該画像形成体各々を
    独立して回転駆動する複数の駆動手段と、各画像形成体
    に画像を記録する画像記録手段と、各画像形成体の転写
    位置を移動する移動体とを有し、移動体または該移動体
    上に担持された転写材に画像を転写するカラー画像形成
    装置において、 転写後の画像形成体上の残留物をクリーニングするファ
    ーブラシ及びクリーニングブレードを有し、ファーブラ
    シのみを画像形成体表面から離間可能とさせたことを特
    徴としたクリーニング手段を有し、未使用色部のファー
    ブラシは各々の画像形成体より離間したことを特徴とす
    カラー画像形成装置。
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