JP3344683B2 - アクチュエータ・アセンブリ及びデータ記憶システム - Google Patents

アクチュエータ・アセンブリ及びデータ記憶システム

Info

Publication number
JP3344683B2
JP3344683B2 JP11085296A JP11085296A JP3344683B2 JP 3344683 B2 JP3344683 B2 JP 3344683B2 JP 11085296 A JP11085296 A JP 11085296A JP 11085296 A JP11085296 A JP 11085296A JP 3344683 B2 JP3344683 B2 JP 3344683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
data storage
arm
thickness
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11085296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08335374A (ja
Inventor
ウイリアム・ウッドロウ・ブルックス、ジュニア
ジェローム・トマス・コフイ
ローウェル・ジェームズ・バーグ
ブライアン・エドウィン・スカルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH08335374A publication Critical patent/JPH08335374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344683B2 publication Critical patent/JP3344683B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5582Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks system adaptation for working during or after external perturbation, e.g. in the presence of a mechanical oscillation caused by a shock
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/4902Electromagnet, transformer or inductor
    • Y10T29/49021Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
    • Y10T29/49025Making disc drive

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般にデータ記憶シ
ステムに関し、特に、データ記憶システムで使用される
耐衝撃アクチュエータ・アセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】通常のデータ記憶システムは、スピンド
ル・モータのハブに共軸的に取り付けられる1つ以上の
データ記憶ディスクを含む。スピンドル・モータは通
常、ディスクを毎分数千回転のオーダの速度で回転す
る。様々なタイプのデータを表現するデジタル情報が、
通常、1つ以上のトランスデューサまたは読取り書込み
ヘッドによりデータ記憶ディスクに書込まれ、またそこ
から読出される。これらのトランスデューサまたは読取
り書込みヘッドは、アクチュエータ・アセンブリに取り
付けられて、高速に回転するディスク面上で移動する。
【0003】従来のアクチュエータ・アセンブリは通
常、複数の外側に伸びるアームを含み、その最端部に
は、少なくとも1つのヘッド・サスペンション・アセン
ブリ(HSA)が装着される。通常のHSAは、アクチ
ュエータ・アームの端部に取り付けられるように構成さ
れるロード・ビームと、1つ以上の読取り書込みトラン
スデューサが装着されるスライダ・アセンブリとを含
む。高速回転するディスクのそれぞれの面上及び面下で
生成される気流がエア・ベアリングを生成し、その上で
空気力学的スライダが支持されて、スライダが回転ディ
スク面から短い距離だけ浮上する。
【0004】複数のこうした外側に伸びるアームを含む
ように構成されるアクチュエータ・アセンブリは、しば
しば"アクチュエータ・コーム(comb)"と呼ばれる。動
作に際してアクチュエータ・アームは、回転ディスクの
スタックの内側に、及びそこから外側に、通常アクチュ
エータに装着されるコイル・アセンブリによりインタリ
ーブされる。コイル・アセンブリは一般に永久磁石構造
と相互作用し、コイルに、ある極性の電流を供給する
と、アクチュエータ・アーム及びスライダが1方向にシ
フトし、また反対の極性の電流を供給すると、これらが
反対の方向にシフトする。
【0005】通常のデジタル・データ記憶システムで
は、デジタル・データが、磁化可能な硬質のデータ記憶
ディスク面を形成する一連の同心状に接近して設けられ
るトラックに、磁気転移形式で記憶される。トラックは
一般に複数のセクタに分割され、各セクタは多数の情報
フィールドを含む。ある情報フィールドは通常、データ
を記憶するように指定され、他のフィールドは、例えば
セクタ識別及び同期情報を含む。データは通常、データ
記憶システム制御装置の制御の下でトラック間をシフト
するトランスデューサにより、指定トラック及びセクタ
位置に転送され、またそこから取り出される。トランス
デューサ・アセンブリは通常、読取り素子と書込み素子
とを含む。他のトランスデューサ・アセンブリ構成で
は、単一のトランスデューサ素子が組み込まれ、ディス
クにデータを書込み、またディスクからデータを読出す
ために使用される。
【0006】データ記憶ディスクへのデータの書込みで
は、一般に、ディスク面の指定位置を磁化する磁束線を
生成するために、トランスデューサ・アセンブリの書込
み素子に電流を流す。指定ディスク位置からのデータの
読出しは通常、トランスデューサ・アセンブリの読取り
素子により達成され、読取り素子がディスクの磁化位置
から放射される磁場または磁束線をセンスする。読取り
素子が回転ディスク面上を移動するとき、読取り素子と
ディスク面上の磁化位置間の相互作用が、読取り素子に
おいて、しばしば"リードバック信号"と呼ばれる電気信
号を生成する。
【0007】データ記憶システム製造業界においては、
データ記憶システムのシャーシまたはハウジングを、ノ
ートブック及びパケット・サイズ化コンピュータなど
の、小型パーソナル・コンピュータに組み込むのに好適
なサイズに小型化する傾向が進展した。小さな及び非常
に小さなフォーム・ファクタ(形状係数すなわち、外形
寸法の、高さ、幅、奥行き)のデータ記憶システムの外
部ハウジング寸法を規定する様々な業界標準が出現し
た。こうした認知の業界標準ファミリの1つに、PCM
CIA(Personal Computer Memory Card Industry Ass
ociation)標準ファミリがあり、これはデータ記憶シス
テム・ハウジングの寸法、並びにデータ記憶システムと
ホスト・コンピュータ・システム間で制御信号及びデー
タ信号を通信するためのプロトコルを規定する。
【0008】最近、PCMCIA装置仕様の4つのファ
ミリまたはタイプが出現した。例えば、タイプIのPC
MCIA装置は、最大高さ寸法3.3mmを有するハウ
ジング内に完全に含まれなければならない。また、タイ
プIIのPCMCIA装置のハウジングは、最大高さ
5.0mmを越えてはならない。タイプIIIのPCM
CIA装置のハウジングに対しては、最大高さ10.5
mmが指定されており、またタイプIV装置は、10.
5mmを越える最大ハウジング高さ寸法を有するように
特徴付けられている。データ記憶システムの継続的な小
型化への業界指向が、最終的にタイプII PCMCI
A仕様に準拠するシステムの生産を助長することが予想
される。こうしたタイプII PCMCIAデータ記憶
システムは、約54mm×86mm×5mmの外部ハウ
ジング寸法を有し、約45mmの直径並びに標準クレジ
ット・カード幅に類似の幅寸法を有するデータ記憶ディ
スクを含むことが期待される。
【0009】データ記憶システムのハウジング寸法の低
減は、必然的に、そこに配置されるデータ記憶ディスク
のサイズの低減に通じることが理解されよう。データ記
憶容量を増加するために、データ記憶システム内に配置
されるデータ記憶ディスクの数を増やすことが望ましい
と思われる。しかしながら、そのためには、隣接して積
み重ねられるデータ記憶ディスク間の軸方向の間隔を低
減することが必要となり、今度は小さなディスク間の間
隔を収容するために、アクチュエータ・アセンブリの外
側に伸びるアームの厚さを低減することが必要となる。
アクチュエータ・アームの厚さが低減されなければなら
ない一方で、アクチュエータ・アームの長さは変更され
ることなく維持されなければならず、従ってアクチュエ
ータ・アームのスチフネス特性が低減する結果となる。
【0010】細長のアクチュエータ・アームの機械的ス
チフネスは、一般に、アームの断面係数(section modu
lus)、構成、及びアームを製作するために使用される
材料などのファクタの関数である。一般的に、屈曲また
はたわみの有害なレベルに抵抗するために、アクチュエ
ータ・アームが十分に硬いことが重要であるが、そうす
ることは、アクチュエータ・アームとデータ記憶ディス
ク感応面との間の破局的な接触を生じうる。特に、アク
チュエータ・アームは一般に、正規のデータ記憶システ
ム動作に起因する正規のたわみレベルに抵抗する以外
に、高振幅、短持続期間、非動作衝撃振動が存在すると
きの、たわみの有害なレベルに抵抗するように設計され
なければならない。コンパクト・データ記憶システムの
メーカに課せられるパッケージング制約は、一般に、従
来の衝撃緩衝装置の使用を妨げ、こうしたコンパクト・
システムを、特に高振幅で短持続期間の衝撃振動に弱い
ものにする。
【0011】細長のアクチュエータ・アームが、こうし
た有害な短持続期間の衝撃振動に対して一層弱いことは
よく理解できる。なぜならその断面係数、従ってそのス
チフネスが低減されるからである。望ましくないたわみ
特性に加えて、スチフネスが低減されたアクチュエータ
・アームは、アクチュエータ・アセンブリ製作の間の取
り扱いを困難にする。アクチュエータ組み立てプロセス
の後に検査に合格したアクチュエータ・アセンブリは、
続くデータ記憶システムへの導入の間に、アクチュエー
タ・アセンブリを誤って取り扱うことにより修復不能に
損傷されうる。断面係数が低下したアクチュエータ・ア
センブリのスチフネスを増すために、従来使用されてき
た材料以外の材料を、アクチュエータ・アセンブリの製
作に使用することが提案された。こうして提案された代
替材料には、セラミック、ベリリウム、ベリリウム合
金、及び様々な他の変種の合金及び複合物が含まれる。
これらの提案された1つ以上の材料が好適な代替物と思
われるが、これらのいずれもが、コスト的な有効性、高
収率の製造環境においては、データ記憶システム・アク
チュエータ・アセンブリを生産するためには使用され得
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの及び
他のニーズに応えるものである。従って、本発明の目的
は、緊急の課題として、データ記憶システム製造業界で
は、ディスク間クリアランス仕様を低減したシステムで
使用されうる耐衝撃アクチュエータ・アセンブリを提供
することにある。更に、本発明の他の目的は、従来のプ
ロセスを用いて、比較的低コストにより高信頼度で製造
されうるこうしたアクチュエータ・アセンブリを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、データ記憶
システムで使用される耐衝撃アクチュエータ・アセンブ
リが提供される。アクチュエータ・アセンブリは、第1
の金属タイプから製作されて、アクチュエータ・シャフ
ト上で回転するための中央孔を有するアクチュエータ本
体を含む。アクチュエータ本体は、アクチュエータ本体
から外側に伸びる少なくとも1つの複合アクチュエータ
・アームを含む。複合アクチュエータ・アームは、前記
第1の金属タイプから製作される基本アーム部材と、基
本アーム部材の上面及び下面に配置される少なくとも2
0μmの厚さを有する第2の金属タイプのめっきとを含
む。1つの態様では、基本アーム部材はアルミニウムか
ら製作され、十分な厚さのニッケルをその上に付着する
ために無電解ニッケルめっきプロセスにさらされて、基
本アーム部材のスチフネスを高度に向上させる。別の態
様では、アクチュエータ・コーム・アセンブリが、複数
のヘッド・サスペンション・アセンブリを支持するため
の複数の統合複合アクチュエータ・アームを含む。基本
アーム部材上に付着される比較的厚い金属めっきが、実
質的に複合アクチュエータ・アームのスチフネス及び耐
衝撃性を強化する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、データ記憶シ
ステム20が、ハウジング21のベース22からカバー
23が取り外された状態で示される。図2に示されるよ
うに、データ記憶システム20は通常、1つ以上の硬
い、硬質の、若しくは硬直な(rigid)データ記憶ディ
スク24を含み、これらは共軸的に縦並びに間隔をあけ
て積み重ねられ、スピンドル・モータ26の回りをかな
り高速に回転する。各ディスク24は通常、間隔をあけ
た複数の同心トラック50を含むようにフォーマット化
され、各トラックは一連のセクタ52に区分化される。
セクタ52は更に個々の情報フィールドに分割される。
代わりに、1つ以上のディスク24が、螺旋トラック構
成を含むようにフォーマット化されてもよい。
【0015】アクチュエータ30は通常、複数のインタ
リーブド・アクチュエータ・アーム28を含み、各アー
ム28は、1つ以上のトランスデューサ27及びスライ
ダ本体35アセンブリを有し、これらはロード・ビーム
25に装着されて、データ記憶ディスク24から情報を
読出したり、それに書込んだりする。スライダ本体35
は通常、空気力学的浮上体として設計され、スピンドル
・モータ26の回転速度が増すと、トランスデューサ2
7をディスク24の表面から持ち上げ、ディスク24の
高速回転により生成されるエア・ベアリングにより、ト
ランスデューサ27をディスク24上に浮上させる。一
定接触タイプのスライダ本体35とディスク表面24と
の間の静的及び動的摩擦を低減するために、潤滑剤がデ
ィスク表面24に適用されてもよい。
【0016】アクチュエータ30は通常、静的なアクチ
ュエータ・シャフト32に装着され、シャフト上で回転
して、アクチュエータ・アーム28をデータ記憶ディス
ク24の内側及び外側に移動する。アクチュエータ30
のコイル・フレーム34に装着されるコイル・アセンブ
リ36は、一般に、永久磁石構造38の上下の磁石アセ
ンブリ40及び42間で規定されるギャップ44内で回
転して、アクチュエータ・アーム28をデータ記憶ディ
スク24の表面上でスイープさせる。スピンドル・モー
タ26は通常、acモータまたは多相ブラシレスdcモ
ータを含み、電源46により活動化され、データ記憶デ
ィスク24を回転するように適応化される。
【0017】永久磁石構造38のコイル・アセンブリ3
6並びに上下磁石アセンブリ40及び42は、制御装置
58により生成される制御信号に応答して、アクチュエ
ータ・ボイス・コイル・モータ39と協動して動作す
る。永久磁石構造38により生成される磁場の存在の下
で、様々な方向及び大きさの制御電流がコイル・アセン
ブリ36内を流れるとき、アクチュエータ・ボイス・コ
イル・モータ39はアクチュエータ・コイル・フレーム
34上にトルク力を生成する。アクチュエータ・コイル
・フレーム34上に分け与えられるトルク力は、アクチ
ュエータ・アーム28の対応する回転移動を生じ、その
方向は、コイル・アセンブリ36に流れる制御電流の極
性に依存する。制御装置58は好適には、データ記憶デ
ィスク24との間のデータの転送を調整し、アクチュエ
ータ・ボイス・コイル・モータ39と協動して、データ
をディスク24に読み書きするときに、アクチュエータ
・アーム28及びトランスデューサ27を、規定のトラ
ック50及びセクタ52位置に移動する制御回路を含
む。
【0018】図3を参照すると、比較的小さなフォーム
・ファクタ、及び前述のPCMCIAハウジング仕様の
1つに一般に準拠するハウジング21寸法を有するデー
タ記憶システム20が示される。小さな及び非常に小さ
なフォーム・ファクタのデータ記憶システム20のコン
パクト・パッケージング構成が、隣接して実装されるシ
ステム・コンポーネント間の最小分離距離及び許容差を
提供する。例えば、PCMCIAタイプIIハウジング
の垂直または高さ寸法は5mmと規定される。従って、
アクチュエータ・コーム・アセンブリ30の外側に伸び
るアクチュエータ・アーム28のスチフネス特性は、デ
ータ記憶システム・ハウジング寸法の縮小を受け入れる
ようにディスク間の間隔が低減されるとき、最大に重要
となる。アクチュエータ・アーム28のスチフネスは、
データ記憶ディスク24の数が増加され、ディスク間の
間隔が低減された標準のデータ記憶システムにおいても
極めて重要である。
【0019】図4を参照すると、アクチュエータ30
と、スピンドル・モータ26のハブ上に搭載される2つ
の隣接して積み重ねられるデータ記憶ディスク24との
協動関係が誇張して示される。説明の都合上、また複数
の共軸的に積み重ねられたデータ記憶ディスク24と協
動するときに、アクチュエータ・コーム30の性能に多
大に影響するクリティカルな寸法を明確に示すために、
図ではアクチュエータ30の寸法が、データ記憶ディス
ク24に対して誇張して示されていることが理解されよ
う。
【0020】上述のように、一般に、データ記憶システ
ム20のデータ記憶容量を増すために、データ記憶シス
テム20内に配置されるデータ記憶ディスク24の数を
増加することが望ましい。記憶容量の継続的な増加傾向
に応える1つの解決方法は、2つの隣接して積み重ねら
れるデータ記憶ディスク24間の公称ディスク間の間隔
DS70を低減することであった。このディスク間の空
間内では、ディスク24に情報を読み書きするときに、
細長のアクチュエータ・アーム28が回転する。ディス
ク間の間隔寸法70の低減に応じるために、動作上の及
び非動作上の衝撃負荷に絶えうる十分な硬さ又は硬度を
提供し続けながら、断面の厚さが多大に低減されたアク
チュエータ・アーム28が使用されなければならない。
【0021】図4を参照すると、厚さTCA88を有する
アクチュエータ・アームが28が、ディスク間の間隔D
S70、すなわち2つの隣接して積み重ねられるデータ
記憶ディスク24の上面と下面との間で定義される軸方
向距離内で、動作するように示される。図示のように、
公称上アーム・クリアランスCUN80は、アクチュエー
タ・アーム28と上データ記憶ディスク24との間で定
義され、公称下アーム・クリアランスCLN82は、アク
チュエータ・アーム28と下データ記憶ディスク24と
の間で定義される。上下の公称アーム・クリアランス寸
法それぞれCUN80及びCLN82は、その寸法内でアク
チュエータ・アーム28が動作しなければならない最大
許容可能上クリアランス及び下クリアランスを示す。ア
クチュエータ・コーム30及び複数のデータ記憶ディス
ク24の協動動作に関連付けられる精密コンポーネント
の各々は、最大許容寸法公差を有することが理解されよ
う。更に、コンポーネント導入及び取り扱いに関連する
様々な公差ファクタが、図4に示されるクリティカル寸
法を設計する際に考慮されなければならない。
【0022】理想的には、通常のデータ記憶システム2
0の設計では、これらの様々な製造及び取り扱い公差の
累積または総合効果を考慮しなければならず、これらの
公差として、一般に最悪設計仕様が組み込まれる。図4
に示されるアクチュエータ・アーム28は、公称上下ア
ーム・クリアランス寸法それぞれCUN80及びCLN82
により定義される比較的大きな空間内で動作するものと
思われるが、最悪動作条件を取り入れると、この公称動
作空間は多大に低減される。特に、公称ディスク間の間
隔DS70のかなりの割合が、これらの最悪動作条件を
許容するために配分されなければならない。例えば、公
称上アーム・クリアランス寸法CUN80は、最悪公差条
件を許容するために割当てられる配分(budgeted)上ア
ーム・クリアランス寸法CUB72により事実上低減さ
れ、それにより公称上アーム・クリアランスCUN80
が、著しく小さな最悪上アーム・クリアランスCUWC
4に事実上低減される。製造及び取り扱い公差の累積効
果はまた、配分下アーム・クリアランス寸法CLB74に
対応する量だけ、公称下アーム・クリアランス寸法CLN
82を実質的に低減し、それにより公称下アーム・クリ
アランスCLN82が、著しく小さな最悪下アーム・クリ
アランスCLWC86に事実上低減される。以上から、最
悪条件を許容するためには、アクチュエータ・アーム2
8の実際の設計の厚さ寸法TCA88が、最悪厚さ寸法T
WC90に事実上増加されることが理解されよう。
【0023】上下の配分アーム・クリアランス寸法それ
ぞれCUB72及びCLB74に加えて、アクチュエータ・
コーム・アセンブリ30に影響を及ぼす外部的に生成さ
れる高振幅、短持続期間の衝撃振動による、アクチュエ
ータ・アーム28のたわみの大きなレベルを許容するよ
うに、追加の上下衝撃クリアランス寸法それぞれCUS
6及びCLS78が一般に加味されなければならない。図
4に示されるように、公称ディスク間の間隔DS70
は、最悪上下アーム・クリアランス寸法CUWC84及び
LWC86と、上下のアーム衝撃クリアランス寸法CUS
76及びCLS78を許容するための追加の間隔の両方を
許容するために、不十分な軸方向間隔を提供する。ディ
スク間の間隔DS70の寸法の低減に応じて、細長のア
クチュエータ・アーム28の厚さを低減することによ
り、より薄く柔軟なアクチュエータ・アーム28に関連
付けられるより大きなたわみ変化を許容するためには、
より大きな上下配分アーム・クリアランス寸法CUB72
及びCLB74が、一般に提供されなければならない。
【0024】図5及び図6を参照すると、そこに示され
る新規の耐衝撃アクチュエータ・アセンブリ61は、ア
クチュエータ・アーム65の剛性の多大な増加、ディス
ク間の間隔寸法DS70の低減、並びに配分上下アーム
・クリアランス寸法CUB72及びCLB74の多大な低減
を提供する。より詳細には、新規の複合アクチュエータ
・アーム65の構造が、従来の単体金属アクチュエータ
・アーム28により要求されるよりも、多大に小さな断
面の厚さを有するにも関わらず、アクチュエータ・アー
ム剛性の多大な増加、並びに高振幅、短持続期間衝撃負
荷に対する改良された周波数応答を提供する。
【0025】図5及び図6を参照すると、新規の耐衝撃
アクチュエータ・コーム・アセンブリ61は、アクチュ
エータ本体31と複数の統合複合アクチュエータ・アー
ム65とを含む。アクチュエータ本体31は好適には、
それを貫通する中央孔33を含み、これは好適には、デ
ータ記憶システム20のハウジング・ベース22に搭載
されるアクチュエータ・シャフト32上での、アクチュ
エータ・コーム・アセンブリ61の回転を可能にするよ
うに構成される。統合複合アクチュエータ・アーム65
の各々は、少なくとも1つのヘッド・サスペンション・
アセンブリ(HSA)の装着位置64を有する末端部6
2を含む。本明細書では、用語"HSA"は、少なくとも
ロード・ビーム25、スライダ本体アセンブリ35、及
びトランスデューサ27を含むアセンブリを定義するも
のとし、ロード・ビーム25は好適には、各複合アクチ
ュエータ・アーム65の末端部62に配置されるHSA
装着位置64に取り付けられる。隣接アクチュエータ・
アーム65間には、アーム間隔寸法63が定義され、そ
こではデータ記憶ディスク24が、正規のデータ記憶シ
ステム20のオペレーションの間に、一般にかなり高速
な回転速度で回転する。図4に関連して前述された寸法
的な考慮は、図5に示される新規の耐衝撃アクチュエー
タ・コーム・アセンブリ61の設計及びオペレーション
にも当てはまる。
【0026】図6は、図5に示される新規の複合アクチ
ュエータ・アーム65の断面図を示す。1つの態様で
は、新規の複合アクチュエータ・アーム65は、第1の
金属タイプから製作される基本アーム部材60と、基本
アーム部材の少なくとも上面66及び下面68に付着さ
れる第2の金属のめっきとを含む。別の態様では、対向
する側面94も第2の金属タイプのめっきを含む。好適
な態様では、基本アーム部材60はアルミニウムから製
作され、基本アーム部材60の上面66、下面68及び
側面94に付着されるめっきは、好適にはニッケルめっ
きである。説明の都合上、新規の複合アクチュエータ・
アーム65の断面の全体の厚さは、寸法TCA88として
示される。一方、基本アーム部材60の厚さは寸法T
PAM99として示され、上面、下面及び側面のめっき寸
法は、それぞれTUN96、TLN98、TSN97として示
される。本発明によれば、新規の複合アクチュエータ・
アーム65は、等価な或いはより大きな断面厚さを有す
る従来のアルミニウムまたはマグネシウム単体アクチュ
エータ・アーム28に比較して、多大に高い断面係数及
びスチフネスを提供する。
【0027】アクチュエータ・コーム30上に、通常1
0μm以下のオーダの保護金属の比較的薄い層を付着す
ることは、既知である。アクチュエータ・コーム・アセ
ンブリ30を製作するための1つの従来の方法は、従来
のダイカスト製作技術を使用することにより達成され
る。こうしたダイカスト・アクチュエータ・コーム30
は、しばしばニッケルなどの保護金属により厚さ10μ
m以下にめっきされ、それにより多孔性のダイカストが
ガス抜けして、データ記憶システム20の高信頼性オペ
レーションを妨げうる粒子汚染を引き起こすことを防止
する。しかしながら、10μm以下の厚さのニッケルめ
っきは、検出しうる補強効果を提供しない。更に、アク
チュエータ・コーム30の従来のニッケルめっきは、従
来のアクチュエータ・アーム28の各面の厚さの僅かに
約1%を占めるニッケルのフラッシュ・コーティングの
使用により汚染抑制効果を提供し、従って、従来のアク
チュエータ・アーム28の剛性及び周波数応答特性にお
ける検出しうる改良を提供しない。
【0028】新規の複合アクチュエータ・アーム65の
有利な性能特性が、図7にグラフ形式で示される。X軸
に沿って示される値は、等価な厚さの単体アルミニウム
・アクチュエータ・アーム28の様々な性能パラメータ
に対する、新規の複合アクチュエータ・アーム65の対
応する性能パラメータの比率を表す。図7のグラフ・デ
ータは、断面厚さ約0.6mmの基本アーム部材60を
含む複合アクチュエータ・アーム61に関して、コンピ
ュータによりモデル化したものである。続いて有限要素
法コンピュータ・モデル化により、同一の性能パラメー
タ値を生成する。曲線100により示されるように、複
合アクチュエータ・アームの断面係数は、アルミニウム
基本部材60上に付着されるニッケルめっき92の厚さ
が増加すると、急激に増加する。全体の厚さが約600
μm(0.6mm)のアクチュエータ・アーム65にお
いて、厚さ約90μmのニッケルめっき92を付着する
と、等価の厚さ(690μm)の従来の単体アルミニウ
ム・アクチュエータ・アーム28に比較して、断面係数
及びスチフネスが事実上、2倍になる。
【0029】周波数比率曲線102、104及び106
は、高振幅、短持続期間、非動作衝撃負荷に応答する、
様々なニッケルめっき92の厚さにおける複合アクチュ
エータ・アーム65の性能特性を示す。周波数比率曲線
102は、2個のヘッド・サスペンション・アセンブリ
(HSA)がアクチュエータ・アーム65の末端部62
の対応するHSA装着位置64に装着されたときの、複
合アクチュエータ・アーム65の応答を示す。周波数比
率曲線104は、1個のHSAがアクチュエータ・アー
ム65の末端部62のHSA装着位置64に装着された
ときの、複合アクチュエータ・アーム65の短持続期間
非動作衝撃負荷に対する応答を示す。最後に、周波数比
率曲線106は、アクチュエータ・アーム65の末端部
62にHSAが配置されないときの、複合アクチュエー
タ・アーム65の非動作衝撃負荷に対する応答を示す。
【0030】周波数比率曲線102及び104から分か
る重要な点は、1個及び2個のHSAを搭載する、厚さ
約80μmのニッケルめっき92を有する複合アクチュ
エータ・アーム65では、非動作衝撃負荷応答がそれぞ
れ28%及び34%改良されることである。従って、
0.6mmの基本アーム部材60に80μmのニッケル
めっき92を付着し、複合アクチュエータ・アーム65
のネットの厚さを約13%増すことにより、1個及び2
個のHSAをそれぞれ搭載した複合アクチュエータ・ア
ーム65において、それぞれ28%及び34%の耐衝撃
性の改良が達成される。これらの結果は、0.6mm以
外の厚さを有する基本アーム部材60を含む複合アクチ
ュエータ・アーム65にも拡張可能であり、より厚い基
本アーム部材60は一般に、類似の結果を達成するため
にそれに対応してより厚いニッケルめっき92を必要と
する。
【0031】図7のグラフ・データを、図6に示される
新規の複合アクチュエータ・アーム65の断面図に関連
付けると、改良された複合アクチュエータ・アーム65
のスチフネス及び周波数応答特性は、一般に、基本アー
ム部材の上面66及び下面68上に付着される少なくと
も20μmの厚さのニッケルめっき92に相当する。図
7に示されるグラフ・データは、長さが約32mmで、
基本アーム部材60の厚さが約0.6mmのアクチュエ
ータ・アーム65をモデル化することにより獲得された
ものである。従って、アクチュエータ・アーム65の改
良されたスチフネス及び周波数応答レベルを獲得するた
めに要求されるニッケルめっき92の最小の厚さは、ア
クチュエータ・アーム65の長さ及び断面厚さ寸法に応
じて変化する。
【0032】新規の複合アクチュエータ・アーム65に
関連する利点が、更に図8に示される。複合アクチュエ
ータ・アーム65のたわみの低減率(Y軸)が、複合ア
クチュエータ・アーム65の総合厚さに占めるニッケル
めっき92の厚さの割合(X軸)[%]の関数で示され
る。曲線108により示されるデータは、1個のHSA
を搭載し、様々な厚さのアルミニウム基本アーム部材6
0、並びに基本アーム部材の上面66及び下面68にそ
れぞれ一定の厚さ80μmで付着されるニッケルめっき
92を有する複合アクチュエータ・アーム65を、有限
要素法によりモデル化することにより生成されたもので
ある。具体的には、100g、2msの衝撃が複合アク
チュエータ・アーム65を刺激する様子についてシミュ
レートした。図8のグラフは、明らかに新規の複合アク
チュエータ・アーム65の使用により、アクチュエータ
・アームのたわみが多大に低減されることを示してい
る。
【0033】例えば、1個のHSAを搭載し、10%の
ニッケル及び90%のアルミニウムを含む複合アクチュ
エータ・アーム65では、等価の厚さ(すなわち1.6
mm)のアルミニウムだけから製作される従来の単体ア
クチュエータ・アーム28に比較して、アクチュエータ
・アームのたわみが28%低減される。このニッケル対
アルミニウムの比率において、総合ニッケルめっき厚さ
が0.16mm、複合アクチュエータ・アーム65の総
合厚さTCA88が1.60mmの場合、基本アーム部材
65の厚さは1.44mmであり、ニッケルめっきの厚
さは、基本アーム部材の上面66及び下面68のそれぞ
れにおいて、0.08mmに一定に維持される。
【0034】20%のニッケル対80%のアルミニウム
の比率では、こうした組成を有する複合アクチュエータ
・アーム65は、等価の厚さのアルミニウムだけから製
作される従来の単体アクチュエータ・アーム28に比較
して、アクチュエータ・アームのたわみが38%低減さ
れる。このニッケル対アルミニウムの比率において、総
合ニッケルめっき厚さが0.16mm、複合アクチュエ
ータ・アーム65の総合厚さTCA88が0.80mmの
場合、基本アーム部材65の厚さは0.64mmであ
り、ニッケルめっきの厚さは、基本アーム部材の上面6
6及び下面68のそれぞれにおいて、0.08mmに一
定に維持される。
【0035】更に、例えば30%のニッケル対70%の
アルミニウムの比率では、こうした組成を有する複合ア
クチュエータ・アーム65は、等価の厚さのアルミニウ
ムだけから製作される従来の単体アクチュエータ・アー
ム28に比較して、アクチュエータ・アームのたわみが
約40%低減される。このニッケル対アルミニウムの比
率において、総合ニッケルめっき厚さが0.16mm、
複合アクチュエータ・アーム65の総合厚さTCA88が
0.53mmの場合、基本アーム部材65の厚さは0.
37mmであり、ニッケルめっきの厚さは、基本アーム
部材の上面66及び下面68のそれぞれにおいて、0.
08mmに一定に維持される。
【0036】最後の例として、40%のニッケル対60
%のアルミニウムの組成を有する複合アクチュエータ・
アーム65は、等価の厚さのアルミニウムだけから製作
される従来の単体アクチュエータ・アーム28に比較し
て、アクチュエータ・アームのたわみが約36%低減さ
れる。このニッケル対アルミニウムの比率において、総
合ニッケルめっき厚さが0.16mm、複合アクチュエ
ータ・アーム65の総合厚さTCA88が0.40mmの
場合、基本アーム部材65の厚さは0.24mmであ
り、ニッケルめっきの厚さは、基本アーム部材の上面6
6及び下面68のそれぞれにおいて、0.08mmに一
定に維持される。
【0037】例えば1つの態様では、3.5インチのフ
ォーム・ファクタを有する高度にコンパクトなデータ記
憶システム20が、約1.4mmのディスク間の間隔D
S70において、複数のデータ記憶ディスク24を含
む。こうした構成では、アクチュエータ・コーム31を
適正に設計するときに考慮しなければならない上述の様
々な累積的な最悪製造公差を鑑みると、約0.6mmの
総合断面厚さTCA88を有するアクチュエータ・アーム
65が好適である。1つの態様では、約0.6mmの総
合厚さTCA88を有する複合アクチュエータ・アーム6
5は、好適には約0.44mmの断面厚さTPAM99を
有する基本アーム部材60と、基本アーム部材の上面6
6及び下面68のそれぞれに付着される厚さ約0.08
mmのめっき92とを含む。厚さ0.6mmの複合アク
チュエータ・アーム65の断面は、基本アーム部材60
上に累積的に付着される厚さ約0.16mmのニッケル
めっき92を含み、基本アーム部材60は好適には、厚
さ約0.44mmのアルミニウムから製作される。この
態様によれば、新規の複合アクチュエータ・アーム65
は、約73%のアルミニウムと27%のニッケルとを含
む。
【0038】1.8インチ及び2.5インチなどの、
3.5インチ以外のフォーム・ファクタを有するデータ
記憶システム20に、これらの寸法及び割合を外挿して
推定する(extraporate)ことにより、こうしたデータ
記憶システム20で使用される複合アクチュエータ・ア
ーム65の長さは、通常、約8mm乃至約32mmの範
囲となり、対応する複合アクチュエータ・アーム65の
断面厚さ寸法は、約0.4mm乃至約2.0mmの範囲
となる。特定のデータ記憶システム20の構成に依存し
て、複合アクチュエータ・アーム65は、その総合厚さ
CA88の約5%乃至約40%のニッケルめっき92を
含みうる。
【0039】別の態様では、基本アーム部材60の上面
66に付着されるニッケルめっき92の厚さTUN96
が、基本アーム部材の下面68に付着されるニッケルめ
っき92の厚さ寸法TLN98と異なる。このニッケルめ
っきの厚さの差は、好適には少なくとも10μmである
が、これは特定の複合アクチュエータ・アーム65の特
定の構成に依存して異なりうる。差別的なニッケルめっ
き厚さの使用は、様々な構成、質量、及びHSAアセン
ブリ搭載仕様を有する複合アクチュエータ・アーム65
の設計に対応して微調整するときに有利であろう。
【0040】図9を参照すると、HSAのロード・ビー
ム25が装着された新規の複合アクチュエータ・アーム
65の部分上面図が示される。新規のニッケルめっき耐
衝撃アクチュエータ・コーム61の重要な利点は、HS
Aを複合アクチュエータ・アーム65のHSA装着位置
64に装着する効率的な方法に関する。図9に示される
態様では、ロード・ビーム25を、アクチュエータ・ア
ーム65の末端部62に配置されるHSA装着位置64
に装着する以前に、装着プレート102がHSAのロー
ド・ビーム25を補強するために使用される。アクチュ
エータ・コーム61製作過程の間、装着プレート102
は最初にロード・ビーム25に複数の溶接ポイント10
1においてレーザー溶接される。ロード・ビーム25は
通常、ステンレス鋼から製作され、次に適切な固定手段
により、アクチュエータ・アーム65の末端部62のH
SA装着位置64に接近して保持される。図9に示され
るように、ロード・ビーム25を適切な構成に位置決め
した後、HSAをアクチュエータ・アーム65に確実に
装着するために、複数の溶接ポイント103においてレ
ーザー溶接が実施される。
【0041】複合アクチュエータ・アーム65の基本ア
ーム部材60上に付着されるニッケルめっき92は、ア
クチュエータ・コーム・アセンブリ61のアクチュエー
タ・アーム65へのHSAのレーザー溶接を可能にす
る。或いは、その代わりに、通常のボール・スエージン
グ装着プロセスが使用されてもよい。レーザー溶接は、
相溶性の材料を確実に結合する高速で安価で信頼性の高
い方法である。レーザー溶接の使用はまた、ディスク間
の間隔DS70の増加を要求しうる材料の厚さを最小化
する意味でも望ましい。通常のボール・スエージング装
着プロセスは、装着プレート102上に配置されるボス
の追加を要求し、これが次にアクチュエータ・アーム6
5の末端部62に提供される穴にボール・スエージされ
る。装着プレート102は、ボール・スエージング装着
プロセスと共に使用されるときには、スエージ・プレー
トと呼ばれ、一般に、追加のボス配列を含むように、そ
の厚さ寸法が増加されなければならず、このことは追加
のスエージ・プレート厚さを許容するように、ディスク
間の間隔DS70の増加を要求することになる。レーザ
ー溶接プロセスによれば、こうした追加のボス配列が要
求されない。ボス配列の排除は、実質的にHSA装着界
面における質量、及びアクチュエータ・アームのたわみ
量を低減し、従来の単体金属アクチュエータ・アームに
比較して、多大に薄いアクチュエータ・アームの使用を
可能にする。
【0042】1つの態様では、HSA装着位置64への
HSAのロード・ビーム25の装着が、好適にはレーザ
ー溶接装置を用いて達成され、レーザー・ビームが新規
アクチュエータ・コーム61の中央孔33により規定さ
れる長手軸に対して、ある入射角で照射される。隣接複
合アクチュエータ・アーム65間のアーム間隔寸法6
3、溶接ポイント103の位置、レーザー・ビームの周
波数及びパワー、並びにレーザー溶接装置の他の特性に
依存して、レーザー・ビームの入射角を可変するとよい
であろう。一般に通常の入射角は、新規アクチュエータ
・コーム61の中央孔33により規定される長手軸に対
して20度乃至45度の範囲である。比較的小さなアー
ム間隔寸法63を有するアクチュエータ・コーム61で
は、軸から外れた角度を有する(off-axis, angled)レ
ーザー溶接が、複数のHSAを複数のHSA装着位置6
4に溶接するための、効率的で効果的な溶接を可能にす
る。
【0043】1つ以上のHSAを新規の複合アクチュエ
ータ・アーム65に高信頼性により装着することを保証
するために、厚さ40μm乃至80μmのオーダのニッ
ケルめっき92が好ましいと考えられる。但し高信頼性
の結合は、厚さ40μmよりも薄いニッケルめっき92
においても達成されうる。更にニッケルめっき92の厚
さを、装着プレート102の厚さに適合させることが望
ましいかもしれない。しかしながら、40μm乃至80
μm未満の厚さのニッケルめっき92を有する新規複合
アクチュエータ・アーム65により提供される利点は、
通常のボール・スエージング装着技術を用いて実現され
うる。
【0044】もちろん、本発明の範囲及び趣旨を逸脱す
ること無しに、上述の態様における様々な変更及び追加
が可能である。例えば、新規の複合アクチュエータ・コ
ーム61は、好適にはアルミニウムから製作されるが、
通常の押出またはダイカスト製作技術に服するマグネシ
ウムまたは別の比較的低コストの金属からも製作されう
る。複合アクチュエータ・アーム65の基本アーム部材
60を補強するために、ニッケル金属以外のめっき材料
も使用することができる。また、図示の複合アクチュエ
ータ・アーム65及びアクチュエータ・コーム61の寸
法及び構成が、特定のデータ記憶システムの特定の構成
及び仕様に依存して、更に、アクチュエータ・アーム6
5の長さ、ディスク間の間隔寸法DS70、データ記憶
ディスク24の数、各アクチュエータ・アーム65上に
配置されるHSAの数、動作的及び非動作的衝撃負荷の
期待レベル、製作材料、及び期待製造及び取り扱い公差
などの、多数のパラメータに依存して変化しうる。
【0045】アクチュエータ・アーム65へのHSAの
装着は、適切な接着材料の使用など、レーザー溶接以外
の他の装着手段によっても達成しうる。更に、新規の耐
衝撃アクチュエータ・アセンブリ61は、8インチ、
5.25インチ、3.5インチ、2.5インチ、及び
1.8インチの直径を有するデータ記憶ディスクなど
の、異なるフォーム・ファクタを有するデータ記憶シス
テム20に導入されうる。従って本発明の範囲は上述の
特定の態様に制限されるものではない。
【0046】
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】上ハウジング・カバーが取り外された状態のデ
ータ記憶システムの上面斜視図である。
【図2】複数のデータ記憶ディスクを含むデータ記憶シ
ステムの側面図である。
【図3】比較的小さなフォーム・ファクタを有するデー
タ記憶システムの斜視図である。
【図4】積み重ねられた2つの隣接データ記憶ディスク
間に示されるアクチュエータ・アームの誇張的部分断面
側面図と、アクチュエータ・アセンブリとデータ記憶デ
ィスク・スタックとの協動関係に関連する様々な空間的
寸法を示す図である。
【図5】複数の複合アクチュエータ・アームを含む新規
アクチュエータ・コーム・アセンブリの断面側面図であ
る。
【図6】新規アクチュエータ・アセンブリの複合アクチ
ュエータ・アーム部分を表す図5の断面6の誇張的断面
図である。
【図7】新規アクチュエータ・アセンブリの複合アクチ
ュエータ・アーム部分に関連する様々な性能パラメータ
のグラフを示す図である。
【図8】アルミニウム基本アーム部材に厚さ80μm及
び様々な厚さのニッケルめっきを有する新規の複合アク
チュエータ・アームに関連する、アクチュエータ・アー
ムたわみの低減率のグラフを示す図である。
【図9】ヘッド・サスペンション・アセンブリが好適に
はレーザー溶接により装着された新規の複合アクチュエ
ータ・アーム65の部分上面図である。
【符号の説明】 20 データ記憶装置 21 ハウジング 22 ハウジング・ベース 23 カバー 24 データ記憶ディスク 25 ロード・ビーム 26 スピンドル・モータ 27 トランスデューサ 28 アクチュエータ・アーム 30 アクチュエータ 31 アクチュエータ本体 32 アクチュエータ・シャフト 33 中央孔 34 アクチュエータ・コイル・フレーム 35 スライダ本体 36 コイル・アセンブリ 38 永久磁石構造 39 アクチュエータ・ボイス・コイル・モータ 40、42 磁石アセンブリ 44 ギャップ 46 電源 50 トラック 52 セクタ 58 制御装置 60 基本アーム部材 61 耐衝撃アクチュエータ・コーム・アセンブリ 62 末端部 63 アーム間隔寸法 64 ヘッド・サスペンション・アセンブリ装着位置 65 複合アクチュエータ・アーム 66 基本アーム部材の上面 68 基本アーム部材の下面 70 ディスク間の間隔 72 配分上アーム・クリアランス寸法 74 配分下アーム・クリアランス寸法 76 衝撃上アーム・クリアランス寸法 78 衝撃下アーム・クリアランス寸法 80 公称上アーム・クリアランス寸法 82 公称下アーム・クリアランス寸法 84 最悪上アーム・クリアランス寸法 86 最悪下アーム・クリアランス寸法 88 厚さ 92 ニッケルめっき 94 基本アーム部材の側面 100、108 曲線 101、103 溶接ポイント 102 装着プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・ウッドロウ・ブルックス、 ジュニア アメリカ合衆国55906、ミネソタ州ロチ ェスター、トゥエンティ・セカンド・ス トリート、ノース・イースト 628 (72)発明者 ジェローム・トマス・コフイ アメリカ合衆国55901、ミネソタ州ロチ ェスター、エイティーンス・アベニュ ー、ノース・ウエスト 3539 (72)発明者 ローウェル・ジェームズ・バーグ アメリカ合衆国55305、ミネソタ州ミネ トンカ、メロディ・レーン 12815 (72)発明者 ブライアン・エドウィン・スカルツ アメリカ合衆国55416、ミネソタ州ミネ アポリス、ナンバー105、ウエスト・カ ルホウン・ブールバード 3146 (56)参考文献 特開 平5−109221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/02 G11B 21/21

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ記憶システムで使用される統合アク
    チュエータ・アセンブリであって、 アルミニウムから製作されて、前記データ記憶システム
    内に配置されるアクチュエータ・シャフト上で回転する
    ための中央孔を規定するアクチュエータ本体と、 前記アクチュエータ本体から外側に伸びる複合アクチュ
    エータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 前記アルミニウムから製作されて、上面及び下面を含む
    基本アーム部材と、 ヘッド・サスペンション・アセンブリを取り付けるため
    の前記アクチュエータ本体に対する末端部領域と、 前記基本アーム部材を補強するために、前記基本アーム
    部材の前記上面及び前記下面のそれぞれに配置される、
    少なくとも20μmの厚さを有するニッケルめっきと、 を含む、アクチュエータ・アセンブリ。
  2. 【請求項2】前記基本アーム部材の前記上面及び前記下
    面のそれぞれに配置される前記ニッケルめっきの厚さ
    が、20μm乃至100μmの範囲である、請求項1記
    載のアクチュエータ・アセンブリ。
  3. 【請求項3】前記基本アーム部材の前記上面及び前記下
    面の一方に配置される前記ニッケルめっきの厚さが、他
    方に配置される前記ニッケルめっきの厚さと少なくとも
    5μm異なる、請求項1記載のアクチュエータ・アセン
    ブリ。
  4. 【請求項4】前記複合アクチュエータ・アームが8mm
    乃至32mmの範囲の長さ、及び0.4mm乃至2.0
    mmの範囲の総合厚さを有する、請求項1記載のアクチ
    ュエータ・アセンブリ。
  5. 【請求項5】前記基本アーム部材が、前記アクチュエー
    タ本体から前記末端部領域に向けて内側に先細の対向す
    る第1及び第2の側面を含み、前記各第1及び第2の側
    面が少なくとも20μmの厚さを有するニッケルめっき
    を含む、請求項1記載のアクチュエータ・アセンブリ。
  6. 【請求項6】複数の前記複合アクチュエータ・アームが
    前記アクチュエータ本体から外側に伸びる、請求項1記
    載のアクチュエータ・アセンブリ。
  7. 【請求項7】データ記憶システムで使用される統合アク
    チュエータ・アセンブリであって、 アルミニウムから製作されて、前記データ記憶システム
    内に配置されるアクチュエータ・シャフト上で回転する
    ための中央孔を規定するアクチュエータ本体と、 前記アクチュエータ本体から外側に伸びる複合アクチュ
    エータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 前記アルミニウムから製作されて、上面及び下面を含む
    基本アーム部材と、 ヘッド・サスペンション・アセンブリを取り付けるため
    の前記アクチュエータ本体に対する末端部領域と、 前記基本アーム部材を補強するために、前記基本アーム
    部材の前記上面及び前記下面のそれぞれに配置されるニ
    ッケルめっきとを含み、 前記ニッケルめっきの厚さが、前記複合アクチュエータ
    ・アームの総合厚さの10%乃至40%を占める、アク
    チュエータ・アセンブリ。
  8. 【請求項8】前記基本アーム部材の厚さが前記複合アク
    チュエータ・アームの総合厚さの75%を占め、 前記ニッケルめっきの厚さが前記複合アクチュエータ・
    アームの総合厚さの25%を占める、 請求項7記載のアクチュエータ・アセンブリ。
  9. 【請求項9】データ記憶システムで使用されるアクチュ
    エータ・アセンブリであって、 アルミニウムから製作されて、前記データ記憶システム
    内に配置されるアクチュエータ・シャフト上で回転する
    ための中央孔を規定するアクチュエータ本体と、 前記アクチュエータ本体から外側に伸びる複合アクチュ
    エータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 前記アルミニウムから製作されて、上面及び下面を含む
    基本アーム部材と、 ヘッド・サスペンション・アセンブリを取り付けるため
    の前記アクチュエータ本体に対する末端部領域と、 前記基本アーム部材を補強するために、前記基本アーム
    部材の前記上面及び前記下面のそれぞれに配置される、
    少なくとも20μmの厚さを有するニッケルめっきと、 を含む、アクチュエータ・アセンブリ。
  10. 【請求項10】前記基本アーム部材の前記上面及び前記
    下面のそれぞれに配置される前記めっきの厚さが、20
    μm乃至100μmの範囲である、請求項9記載のアク
    チュエータ・アセンブリ。
  11. 【請求項11】データ記憶システムで使用されるアクチ
    ュエータ・アセンブリであって、 アルミニウムから製作されて、前記データ記憶システム
    内に配置されるアクチュエータ・シャフト上で回転する
    ための中央孔を規定するアクチュエータ本体と、 前記アクチュエータ本体から外側に伸びる複合アクチュ
    エータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 前記アルミニウムから製作されて、上面及び下面を含む
    基本アーム部材と、 ヘッド・サスペンション・アセンブリを取り付けるため
    の前記アクチュエータ本体に対する末端部領域と、 前記基本アーム部材を補強するために、前記基本アーム
    部材の前記上面及び前記下面のそれぞれに配置されるニ
    ッケルめっきとを含み、 前記ニッケルめっきの厚さが、前記複合アクチュエータ
    ・アームの総合厚さの10%乃至40%を占める、アク
    チュエータ・アセンブリ。
  12. 【請求項12】データ記憶システムであって、 ハウジングと、 データ記憶ディスクと、 ハウジングに取り付けられ、前記データ記憶ディスクを
    回転させるためのスピンドル・モータと、 前記ハウジングに取り付けられるアクチュエータ・シャ
    フトと、 前記アクチュエータ・シャフトに回転式に取り付けられ
    る複合アクチュエータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 アルミニウムから製作されて、前記アクチュエータ・シ
    ャフト上で回転するための中央孔を規定するアクチュエ
    ータ本体と、 前記アクチュエータ本体から外側に伸びる複合アクチュ
    エータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 前記アルミニウムから製作されて、上面及び下面を含む
    基本アーム部材と、 ヘッド・サスペンション・アセンブリを取り付けるため
    の前記アクチュエータ本体に対する末端部領域と、 前記基本アーム部材を補強するために、前記基本アーム
    部材の前記上面及び前記下面のそれぞれに配置される、
    少なくとも20μmの厚さを有するニッケルめっきと、 を含む、データ記憶システム。
  13. 【請求項13】前記基本アーム部材の前記上面及び前記
    下面のそれぞれに配置される前記ニッケルめっきの厚さ
    が、20μm乃至100μmの範囲である、請求項12
    記載のデータ記憶システム。
  14. 【請求項14】データ記憶システムであって、 ハウジングと、 データ記憶ディスクと、 ハウジングに取り付けられ、前記データ記憶ディスクを
    回転させるためのスピンドル・モータと、 前記ハウジングに取り付けられるアクチュエータ・シャ
    フトと、 前記アクチュエータ・シャフトに回転式に取り付けられ
    る複合アクチュエータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 アルミニウムから製作されて、前記アクチュエータ・シ
    ャフト上で回転するための中央孔を規定するアクチュエ
    ータ本体と、 前記アクチュエータ本体から外側に伸びる複合アクチュ
    エータ・アームと、 を含み、 前記複合アクチュエータ・アームが、 前記アルミニウムから製作されて、上面及び下面を含む
    基本アーム部材と、 ヘッド・サスペンション・アセンブリを取り付けるため
    の前記アクチュエータ本体に対する末端部領域と、 前記基本アーム部材を補強するために、前記基本アーム
    部材の前記上面及び前記下面のそれぞれに配置されるニ
    ッケルめっきとを含み、 前記ニッケルめっきの厚さが、前記複合アクチュエータ
    ・アームの総合厚さの10%乃至40%を占める、デー
    タ記憶システム。
JP11085296A 1995-06-07 1996-05-01 アクチュエータ・アセンブリ及びデータ記憶システム Expired - Fee Related JP3344683B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US47827995A 1995-06-07 1995-06-07
US478279 1995-06-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08335374A JPH08335374A (ja) 1996-12-17
JP3344683B2 true JP3344683B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=23899267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11085296A Expired - Fee Related JP3344683B2 (ja) 1995-06-07 1996-05-01 アクチュエータ・アセンブリ及びデータ記憶システム

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5835311A (ja)
JP (1) JP3344683B2 (ja)
KR (1) KR100201999B1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6469872B1 (en) 1999-06-24 2002-10-22 Seagate Technology Llc Featherweight actuator for disc drives
US6717893B1 (en) * 2000-10-04 2004-04-06 Dphi Acquisitions, Inc. Laser thermal management system
US6687094B2 (en) * 2000-11-27 2004-02-03 Seagate Technology Llc Head actuator for a data storage head having a low mass with lateral stiffness
US6738229B2 (en) * 2000-12-29 2004-05-18 Maxtor Corporation Head stack assembly having decreased track misregistration characteristics
US6687178B1 (en) * 2001-02-23 2004-02-03 Western Digital (Fremont), Inc. Temperature dependent write current source for magnetic tunnel junction MRAM
JP3683513B2 (ja) * 2001-06-15 2005-08-17 富士通株式会社 ハードディスク装置及びキャリッジアーム
KR100404101B1 (ko) * 2001-07-21 2003-11-03 엘지전자 주식회사 휴대용 동화상 단말기의 영상출력 제어 방법
US6617542B2 (en) 2001-07-24 2003-09-09 Hutchinson Technology, Inc. Method of laser polishing surfaces on a head suspension assembly
WO2004008439A1 (en) * 2002-07-10 2004-01-22 Sae Magnetics (H. K.) Ltd. Head arm assembly design for high volume hard disk drive
US6870708B1 (en) 2002-08-28 2005-03-22 Hutchinson Technology Incorporated Weld pads for head suspensions
CN1327439C (zh) * 2002-09-04 2007-07-18 新科实业有限公司 磁头致动器机构及其制造方法
KR20050049092A (ko) * 2003-11-21 2005-05-25 현대자동차주식회사 가변 유압식 브레이크 마스터 실린더
JP4137775B2 (ja) * 2003-12-02 2008-08-20 Tdk株式会社 サスペンションの保持用パレット
US8233243B2 (en) * 2008-12-10 2012-07-31 Seagate Technology Llc Head suspension assembly interconnect for a data storage device
JP5684188B2 (ja) * 2012-04-11 2015-03-11 サンコール株式会社 磁気ヘッドサスペンション
JP5913540B2 (ja) * 2014-11-26 2016-04-27 サンコール株式会社 磁気ヘッドサスペンション
US10796727B1 (en) 2019-05-08 2020-10-06 Seagate Technology Llc Using solid state deposition in the manufacture of data storage devices, and related devices and components thereof
US11017819B1 (en) * 2019-05-08 2021-05-25 Seagate Technology Llc Data storage devices, and related components and methods of making
US11456009B1 (en) * 2021-09-14 2022-09-27 Western Digital Technologies, Inc. Shared disk configuration in a multiple actuator hard disk drive

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4023005A (en) * 1975-04-21 1977-05-10 Raytheon Company Laser welding high reflectivity metals
IT1179063B (it) * 1984-08-20 1987-09-16 Fiat Auto Spa Apparecchiatura per effettuare trattamenti su pezzi metallici mediante laser di potenza
US4819094A (en) * 1986-08-12 1989-04-04 Oberg Gary R Damped magnetic head suspension assembly
JPS63100611A (ja) * 1987-09-30 1988-05-02 Sony Corp 磁気ヘッド支持装置
US4991045A (en) * 1987-12-21 1991-02-05 Hutchinson Technology, Inc. Suspension assembly
US5208712A (en) * 1989-06-01 1993-05-04 Quantum Corporation Data head load beam for height compacted, low power fixed head and disk assembly
US5027241A (en) * 1989-06-01 1991-06-25 Quantum Corporation Data head load beam for height compacted, low power fixed head and disk assembly
US4994931A (en) * 1989-11-13 1991-02-19 Hewlett-Packard Company Actuator structure for a magnetic head suspension assembly in a disk drive
US5172286A (en) * 1990-01-03 1992-12-15 Hutchinson Technology, Inc. Load beam interlocking boss
JPH03207588A (ja) * 1990-01-11 1991-09-10 Toshiba Corp レーザ溶接機
JPH03256281A (ja) * 1990-03-06 1991-11-14 Fujitsu Ltd 磁気ヘッドの固定方法
JPH03278382A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Hitachi Ltd 磁気ヘッド支持機構
US5408372A (en) * 1990-09-07 1995-04-18 Karam, Ii; Raymond M. Transducer suspension damping via microstiffening
JPH06501333A (ja) * 1990-09-14 1994-02-10 ハッチンソン テクノロジー インコーポレイテッド 改良形反転レールヘッドサスペンション
JPH04134763A (ja) * 1990-09-26 1992-05-08 Nec Corp 磁気ヘッド,磁気ヘッド組立体およびこれを用いた磁気ディスク装置
US5245489A (en) * 1990-10-04 1993-09-14 Hitachi, Ltd. Guide arm with a fixed printed circuit board for magnetic disk drive
JPH04147784A (ja) * 1990-10-08 1992-05-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ加工方法
US5201458A (en) * 1990-10-31 1993-04-13 Seagate Technology, Inc. Method of welding a head suspension assembly
US5237472A (en) * 1990-12-19 1993-08-17 Integral Peripherals, Inc. Rigid disk drive with dynamic head loading apparatus
US5187625A (en) * 1991-01-22 1993-02-16 Hutchinson Technology Incorporated Laminated load beam
US5291360A (en) * 1992-02-26 1994-03-01 Hewlett-Packard Company Head suspension assembly for a disk drive
US5343345A (en) * 1992-05-01 1994-08-30 Gilovich Paul A Magnetic disk storage apparatus with multiple sets of actuator arms for read/write operations at different circumferential locations within the disk stack
US5299081A (en) * 1992-08-05 1994-03-29 Read-Rite Corporation Magnetic head suspension assembly
US5313355A (en) * 1992-11-17 1994-05-17 Seagate Technology, Inc. Flexure mounting system for hard disc drives
US5550694A (en) * 1993-07-12 1996-08-27 Western Digital Corporation Magnetic memory disk storage system
US5512725A (en) * 1993-11-12 1996-04-30 Seagate Technology, Inc. Method for maintaining integrity of a positioner stack using a welding process

Also Published As

Publication number Publication date
KR970003037A (ko) 1997-01-28
US5835311A (en) 1998-11-10
US6087620A (en) 2000-07-11
KR100201999B1 (ko) 1999-06-15
JPH08335374A (ja) 1996-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344683B2 (ja) アクチュエータ・アセンブリ及びデータ記憶システム
US6879466B1 (en) Disk drive including an actuator with a constrained layer damper disposed upon an actuator body lateral surface
US5377060A (en) Ultra slim data storage module utilizing plural flexible disks
US6765759B2 (en) Resonance four piece suspension
EP0915468A1 (en) Magnetic disk drive and magnetic disk drive system
US6545842B2 (en) Disc drive actuator assembly drag reduction features
US5590006A (en) One-sided, single platter hard disk with center parking features
EP1420404B1 (en) System and method of damping vibration on coil supports in high performance disk drives with rotary actuators
US7450347B2 (en) Head suspension with bridge portion separating apertures near lift tab
WO1993008563A1 (en) Sleeveless rotatable beryllium/aluminum actuator arm for a magnetic disk drive
US6614626B2 (en) Saw tooth actuator for a disc drive
JP2006004539A (ja) スライダ及び回転円板形記憶装置
US6747849B1 (en) High performance suspension with reduced flow-induced vibration
US6937442B2 (en) Contacting point damping method between flex circuit and pivot housing
US20050036241A1 (en) Rotary disk storage device and method
US5995327A (en) Magnetic disk device for restraining vibration of head mounting part
US5790344A (en) Base casting/cover for separating pack bounce and spindle tilt modes in a magnetic storage system
US7814643B2 (en) Method for reducing off-track gain for a disk drive actuator
US7274537B2 (en) Windage stripper for an actuator and rotating disc
JP2003091953A (ja) スライダ装置
US20070115593A1 (en) HSA with air turbulence preventing structure for HGA, disk drive unit with the same, and manufacturing method thereof
US20030090838A1 (en) Resonant frequency separation for an actuator assembly of a disc drive
US7652843B2 (en) Completely circumferential motor bracket shroud for motor hub flange outside diameter for hard disk drive
US7336439B2 (en) Actuator having absorption filter and disk drive having the same
US7149052B2 (en) Screw attachment from exterior of disk drive enclosure for motors with mount bracket screw bolt pattern diameter larger than the motor hub outside diameter

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070830

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees