JP3344612B2 - 金融資産のリスク分析におけるシナリオ検索処理方法 - Google Patents

金融資産のリスク分析におけるシナリオ検索処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融資産のリスク分析
におけるシナリオ検索処理方法に関し、より詳細には、
金融機関または事業法人が保有する金融資産のリスク分
析において、金融派生商品を含む資産のバリュー・アッ
ト・リスクで示された最大損失額を具現化する将来の事
態または市場環境の変化を表わすシナリオを検索する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関の金融派生商品を含む保
有資産のリスク分析は、次のように行われていた。ま
ず、「バリュー・アット・リスクの算出とリスク/リター
ン・シミュレーション」(日本銀行月報,1995.4)(p.13〜1
8)の中で論じられているように、バリュー・アット・リ
スクと呼ばれる、保有期間中にポートフォリオに発生し
得る最大損失額を統計的に表示したリスク指標を算出
し、保有資産の期待収益や金融機関の自己資本と比較す
ることにより、金融機関が負っているリスク量の妥当性
を判断する方法が知られていた。更に、「金融派生商品
のリスク管理に関するガイドライン」(国際決裁銀行 バ
ーゼル銀行監督委員会,1994.7)の中の(III リスク管理
のプロセス)で論じられているように、金融機関に不利
に作用するような事態あるいは市場環境の変化を具体的
に特定し、そのような状況の下で金融機関がどの程度耐
えられるかを把握するストレス・テストを行う方法も知
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術には、次のような問題がある。従来技術であるマトリ
ックス法によるバリュー・アット・リスクの算出では、
バリュー・アット・リスクが、算出の前提となる確率分
布に従い一定の確率における標準偏差の倍数で表わされ
た信頼区間,保有期間の平方根,資産の価値の変動の標
準偏差の積によって求められるため、具体的にどのよう
な事態または市場環境の変化が、算出したバリュー・ア
ット・リスクで表わされる最大損失額を顕在化させるの
か把握できない。一方、従来技術であるストレス・テス
トでは、ストレス・テストの実施者が想定する将来の各
期間における金利または為替レートを含む資産の損失額
算出に影響を与えるパラメータの仮定値からなるシナリ
オを予め特定し、このシナリオを参照して、金融派生商
品を含む保有資産の保有期間中に取引毎に発生する損益
を算出するため、ストレス・テストを用いて算出した損
益について、前記損益算出に用いたシナリオに限っての
み前記シナリオを参照することによって、将来の事態ま
たは市場環境の変化を具体的に把握することができる。
このため、一定の確率における金融派生商品を含む資産
のバリュー・アット・リスクを顕在化させる将来の事態
または市場環境の変化を具体的に把握しようとする場
合、ストレス・テストの実施者が将来の事態または市場
環境の変化を想定し、前記事態または前記変化をシナリ
オを設定して、前記シナリオを参照して利益額または損
失額を算出し、バリュー・アット・リスクで表わされる
損失額と比較し、適合しなければ再びシナリオを設定し
直してストレス・テストを実施するという試行錯誤を行
う必要があった。本発明は上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、従来の技術における上
述の如き問題を解消し、各確率のもとでの算出したバリ
ュー・アット・リスクで表わされる最大損失額を顕在化
させるシナリオを、試行錯誤に伴う負担を負わせること
なく検索可能とする、金融資産のリスク分析におけるシ
ナリオ検索処理方法(以下、単に「シナリオ検索処理方
法」という)を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、各
確率のもとで金融派生商品を含む資産が保有期間中に被
る最大の損失額を統計的に表示した指標であるバリュー
・アット・リスクを算出し、予め設定してある複数のシ
ナリオを参照し、金融派生商品を含む保有資産の保有期
間中に取引毎に発生する損益額を算出して、前記シナリ
オと前記損益額の対応を表わすデータを作成し、前記デ
ータの集合の中から、各確率のもとで先に算出したバリ
ュー・アット・リスクで表わされる損失額を顕在化させ
るシナリオを検索することを特徴とするシナリオ検索処
理方法によって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係るシナリオ検索処理方法において
は、予め設定してある複数のシナリオを参照し、金融派
生商品を含む保有資産の保有期間中に取引毎に発生する
利益額または損失額を算出して、シナリオと前記利益額
または損失額の対となるデータを作成し、前記データの
集合を用いて、各確率のもとで前記金融資産について先
に算出したバリュー・アット・リスクで表わされる損失
額を顕在化させるシナリオを検索する。これにより、ス
トレス・テストの実施者が、バリュー・アット・リスク
で表わされる損失額を顕在化させる将来のシナリオを設
定し、前記シナリオを参照して利益額または損失額を算
出し、バリュー・アット・リスクで表わされる損失額と
比較し、適合しなければ再びシナリオを作り直して再び
ストレス・テストを実施するという、試行錯誤に伴う作
業量を削減することができる。また、逆に、検索結果の
各確率毎のシナリオ件数の度数分布を見ることにより利
用者が保有するシナリオデータ群の傾向も把握すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてより
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る金融
派生商品を含む資産のリスク分析におけるシナリオ検索
方法を適用したシステムのブロック構成図である。図1
において、100は金融派生商品を含む資産の保有デー
タを入力し、各確率のもとでの金融派生商品を含む資産
のバリュー・アット・リスクを算出し、シナリオを参照
し、金融派生商品を含む保有資産の保有期間中に発生す
る損益額を算出して、シナリオと前記損益額の対応を表
わすデータを作成し、前記データの集合を用いて、各確
率のもとで先に算出したバリュー・アット・リスクで表
わされる損失額を顕在化させるシナリオを検索するシナ
リオ検索装置であり、バリュー・アット・リスク算出部
101,シナリオ・シミュレーション算出部102,シ
ナリオ検索部103を備えている。なお、101から1
03はそれぞれ割り当てられた処理機能を実行する中央
処理装置のプログラムによって実現する如く構成されて
いる。
【0007】シナリオ検索装置100は、保有資産デー
タ格納装置111,バリュー・アット・リスク算出用デ
ータ格納装置112,シナリオデータ格納装置113,
バリュー・アット・リスク結果格納部114,シナリオ
・シミュレーション結果格納部115,シナリオ検索結
果格納装置116を備えている。また、検索条件設定お
よび検索結果表示装置121を備えている。保有資産デ
ータ格納装置111からシナリオ検索結果格納装置11
6までの各手段は、磁気テープ記憶装置やハードディス
ク等の記憶装置によって実現される。なお、121はC
RTディスプレイおよびキーボードやマウス等で構成さ
れる入出力装置により実現される。
【0008】上述の保有資産データ格納装置111に
は、図3に示す如く、金融商品種類301,収入キャッ
シュフロー302および支出キャッシュフロー303な
どの、金融商品を特徴づける項目からなる保有資産デー
タ300が格納されている。なお、収入キャッシュフロ
ー302および支出キャッシュフロー303は、将来の
フローが将来の特定時点における変動要因に依存してい
る場合、変動要因を従属変数とするフローの算出式が格
納されている。
【0009】バリュー・アット・リスク算出用データ格
納装置112には、バリュー・アット・リスク算出に影
響を与える、図4に示す如き、リスクファクター間の相
関関係を表わすテーブルデータ400,図5に示す如
き、リスクファクターの標準偏差を表わすテーブルデー
タ500,図6に示す如き、リスクファクターの金融資
産価値に対する感応度であるBPV(BASIS POI
NT VALUE)を表わすテーブルデータ600,図7
に示す如き、確率分布に従い、確率51%から99%に
おける標準偏差の倍数で表わされた信頼区間を表わすテ
ーブルデータ700が格納されている。
【0010】以下、上述の如く構成された本実施例に係
るシステムにおいて、金融派生商品を含む資産のリスク
分析におけるシナリオ検索装置100の処理を、検索対
象の金融資産として 3年物金利スワップ(便宜上、年一
回固定金利6%の受け取り、変動金利1年物LIBOR
の支払いとする)、また、リスクファクターに 1年物L
IBOR,2年物スワップレート,3年物スワップレー
トを用いて、各確率のもとで算出したバリュー・アット
・リスクで表わされた損失額を具現化する将来3年間の
LIBORの推移を表わすシナリオの検索例を、図2か
ら図12を用いて説明する。
【0011】図2は、シナリオ検索装置100の処理フ
ロー図である。 ステップ201:最初に、バリュー・アット・リスク算
出部101は、保有資産データ格納装置111に格納さ
れている上述の保有資産データ300(図3参照)と、バ
リュー・アット・リスク算出用データ格納装置112に
格納されているリスクファクター間の相関関係を表わす
テーブルデータ400(図4参照),リスクファクターの
標準偏差を表わすテーブルデータ500(図5参照),B
PVを表わすテーブルデータ600(図6参照),確率分
布に従い、信頼区間を表わすテーブルデータ700(図
7参照)を読み込み、図14に示す計算式(1)に従っ
て、51%から99%の間で1%刻みの確率毎にバリュ
ー・アット・リスクを算出し、これから、図8に示す如
き、バリュー・アット・リスク算出結果テーブル800
を作成し、バリュー・アット・リスク結果格納部114
に格納する。
【0012】ステップ202:次に、シナリオ・シミュ
レーション算出部102では、保有資産データ格納装置
111に格納されている保有資産データ300と、シナ
リオデータ格納装置113に格納されている、図9に示
す如き、将来の特定時点における変動金利などの将来の
キャッシュフローを特徴づける項目からなるシナリオデ
ータ900とを読み込み、図15に示す計算式(2)に従
って、シナリオデータ毎に金利スワップの損益を算出
し、図10に示す如き、シナリオ・シミュレーション算
出結果テーブル1000を作成し、これを、シナリオ・
シミュレーション結果格納部115に格納する。
【0013】ステップ203:次に、シナリオ検索部1
03は、バリュー・アット・リスク結果格納部115に
格納されているバリュー・アット・リスク算出結果テー
ブル,検索条件設定および検索結果表示装置121から
利用者によって設定された、図11の設定画面1100
に示す如き、検索対象資産1101などの検索対象を識
別する項目および利用者が検索したい確率範囲1102
などの検索条件を示す項目で構成される検索条件100
0を読み込み、利用者が設定した検索したい確率範囲1
102の上限と下限に対応する、検索対象資産と資産N
Oのバリュー・アット・リスクを図8に示すバリュー・
アット・リスク算出結果テーブルから参照し、検索条件
設定および検索結果表示装置121に表示する。
【0014】ステップ204:シナリオ検索部103
は、更に、シナリオ・シミュレーション結果格納部11
6に格納されているシナリオ・シミュレーション結果テ
ーブルを読み込み、検索条件1000で設定された検索
対象資産と資産NOについて、図8におけるバリュー・
アット・リスク算出結果テーブルを基に確率n%(n=
52〜99)におけるバリュー・アット・リスクで表わ
される損失額より小さく、n−1%におけるバリュー・
アット・リスクで表わされる損失額より大きい損益をも
たらすシナリオ名を、図10のデータから参照し、該当
するシナリオ数を勘定し、更に、各確率と該当するシナ
リオ名との対応を表わす図12に示す如きシナリオ検索
結果テーブル1200を作成し、シナリオ検索結果格納
装置116に格納する。
【0015】ステップ205:また、シナリオ検索部1
03は、ステップ204で作成した、図12に示す如き
シナリオ検索結果テーブル1200の中から、ステップ
203で読み込んだ検索条件1000で設定された検索
対象資産1101および検索したい確率範囲1102に
該当するデータを抽出して、検索結果を、図13に示す
如き、シナリオ検索結果表示画面1300として検索条
件設定および検索結果表示装置121に表示する。
【0016】図13に示すシナリオ検索結果表示画面1
300において、更に、利用者がシナリオ参照1301
にシナリオ名を入力し、参照ボタンを押せば、シナリオ
名に該当する、図9に示す如きシナリオデータを、検索
条件設定および検索結果表示装置121に表示する。ボ
タン1304をマウス等によりクリックすることによ
り、該当シナリオ名1302および損益1303に表示
されているデータを更新し、それまで表示されていなか
ったシナリオ名と前記シナリオ名に対応する損益を、順
次表示する。
【0017】上記実施例によれば、バリュー・アット・
リスクで表わされる損失額を顕在化させる将来のシナリ
オを、従来の如く、利用者がシナリオを設定し、前記シ
ナリオを参照して利益額または損失額を算出し、バリュ
ー・アット・リスクで表わされる損失額と比較し、適合
しなければ再びシナリオを作り直して再びストレス・テ
ストを実施するという試行錯誤に伴う作業を負うこと無
しに、求めることが可能になる。
【0018】なお、上記実施の形態は本発明の一例を示
したものであり、本発明はこれに限定されるべきもので
はないことは言うまでもないことである。例えば、上記
実施例においては、本発明を、金利スワップを検索対象
資産とし、更に、バリュー・アット・リスク算出に用い
るリスクファクターを1年物LIBOR,2年物スワッ
プレート,3年物スワップレートとして、LIBORの
3年間の推移を表わすシナリオを例に挙げて説明した
が、他の金融資産を検索対象に、また、リスクファクタ
ーに別の要因を用いてバリュー・アット・リスクを算出
し、更に、シナリオで仮定する要因を別の項目にしても
前記要因をもとに金融資産の損益を算出すれば、同様に
実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、各確率のもとでの算出したバリュー・アット・リ
スクで表わされる最大損失額を顕在化させるシナリオ
を、試行錯誤に伴う負担を負わせることなく検索可能と
する、シナリオ検索処理方法を実現できるという顕著な
効果を奏するものである。より具体的に説明すれば、各
確率のもとで金融派生商品を含む資産が保有期間中に被
る最大の損失額を統計的に表示した指標であるバリュー
・アット・リスクを算出し、更に、予め設定してある複
数のシナリオを参照し、金融派生商品を含む保有資産の
保有期間中に取引毎に発生する損益額を算出して、シナ
リオと前記損益額の対応を表わすデータを作成し、前記
データの集合を用いて、各確率のもとで先に算出したバ
リュー・アット・リスクで表わされる損失額を顕在化さ
せるシナリオを検索し提供するようにしたため、ストレ
ス・テストの実施者が、バリュー・アット・リスクで表
わされる損失額を顕在化させる将来のシナリオを設定
し、前記シナリオを参照して利益額または損失額を算出
し、バリュー・アット・リスクで表わされる損失額と比
較し、適合しなければ再びシナリオを作り直してストレ
ス・テストをやり直す試行錯誤の作業が不要になる。ま
た、逆に、本発明による検索結果の各確率毎のシナリオ
件数の度数分布を見ることにより、予め保有してあるシ
ナリオデータ群の傾向も、把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るシナリオ検索システムを示すブロ
ック構成図である。
【図2】実施例のシナリオ検索手順を示すフローチャー
トである。
【図3】保有資産のデータ例を示す説明図である。
【図4】バリュー・アット・リスク算出に影響を与える
リスクファクター間の相関関係を表わすデータ例を示す
説明図である。
【図5】リスクファクターの標準偏差を表わすデータ例
を示す説明図である。
【図6】リスクファクターの値の変化に対する金融資産
価値の感応度であるBPVのデータ例を示す説明図であ
る。
【図7】確率分布に従い確率51%〜99%における標
準偏差の倍数で表わされた信頼区間のデータ例を示す説
明図である。
【図8】各確率におけるバリュー・アット・リスクの算
出結果を表わすデータ例を示す説明図である。
【図9】変動金利に関するシナリオデータ例を示す説明
図である。
【図10】実施警におけるシナリオ・シミュレーション
の算出結果を表わすデータ例を示す説明図である。
【図11】シナリオ検索設定の画面例を示す説明図であ
る。
【図12】バリュー・アット・リスクに対してシナリオ
を検索した結果を表わすデータ例を示す説明図である。
【図13】実施警におけるシナリオ検索結果を表示する
画面例を示す説明図である。
【図14】確率毎にバリュー・アット・リスクを算出す
る計算式の例を示す図である。
【図15】シナリオデータ毎に、金利スワップの損益を
算出する計算式の例を示す図である。
【符号の説明】
100 シナリオ検索装置 111 保有資産データ格納装置 112 バリュー・アット・リスク算出用データ格納装
置 113 シナリオデータ格納装置 116 シナリオ検索結果格納装置 121 検索条件設定および結果表示装置 300 保有資産データ 400 リスクファクター間の相関関係を表わすテーブ
ルデータ 500 リスクファクターの標準偏差を表わすテーブル
データ 600 リスクファクターに対するBPVを表わすテー
ブルデータ 700 確率毎の信頼区間を表わすテーブルデータ 800 バリュー・アット・リスク算出結果テーブル 900 シナリオデータ 1000 シナリオ・シミュレーション算出結果テーブ
ル 1100 検索条件設定画面 1200 シナリオ検索結果テーブル 1300 検索結果表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 17/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融派生商品を含む保有資産のリスクを
    分析するシナリオ検索処理方法であって、金融派生商品
    を含む保有資産が、保有期間中に一定の確率で被る最大
    の損失額を統計的に表示した指標であるバリュー・アッ
    ト・リスクを各確率のもとでバリュー・アット・リスク
    算出手段により算出する第1の処理ステップと、 将来の各期間における金利,為替レートを含む資産の損
    失額算出に影響を与えるパラメータの仮定値からなる、
    予め設定された複数のシナリオが格納された記録装置を
    参照して、金融派生商品を含む保有資産の保有期間中に
    取引毎に発生する損益をシナリオ・シミュレーション算
    出手段により算出し、前記シナリオと損益との対応を表
    すデータを作成する第2の処理ステップと、 前記第1の処理ステップで算出された各確率のもとでの
    金融派生商品を含む保有資産の、バリュー・アット・リ
    スクによって表わされた損失額または利益額の属する損
    益を具現化するシナリオを、前記第2の処理ステップで
    作成したシナリオと損益額との対応を表わすデータの集
    合の中からシナリオ検索手段により検索する第3の処理
    ステップとを有することを特徴とする金融派生資産のリ
    スク分析におけるシナリオ検索処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の処理ステップにおけるシナリ
    オ検索条件として、バリュー・アット・リスク算出に用
    いた確率の範囲を利用者が登録して、変更可能としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の金融資産リスク分析にお
    けるシナリオ検索処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の処理ステップにおけるシナリ
    オ検索条件として、確率の値と前記確率の値のもとでの
    バリュー・アット・リスクと、検索結果のシナリオ数
    と、前記シナリオを識別するシナリオ名と、同じく前記
    シナリオで具現化する損益とを一つの組み合わせとして
    表示することを特徴とする請求項1記載の金融資産リス
    ク分析におけるシナリオ検索処理方法。
  4. 【請求項4】 金融資産の収益に影響を与え得るパラメ
    ータの仮定値の組合せであるシナリオを複数格納した記
    録装置を有する計算システムにおける前記格納されたシ
    ナリオを検索するシナリオ検索処理方法であって、 金融資産について確率毎に該金融資産が被り得る損益を
    示すVaRをバリュー・アット・リスク算出手段により
    算出し、 前記格納されたシナリオについて前記金融資産が被る損
    益をシナリオ・シミュレーション算出手段により算出し
    て、前記記録装置に前記シナリオと対応付けて格納し、 前記算出されたVaRのうち、利用者が指定する第1の
    確率におけるVaRの値である第1のVaR値と、前記
    第1の確率以下の確率であって前記利用者が指定する第
    2の確率におけるVaRの値である第2のVaR値とを
    抽出し、 前記記録装置から前記第1のVaR値を超え、かつ前記
    第2のVaR値以下の損益に対応する前記シナリオをシ
    ナリオ検索手段により検索し、 前記検索されたシナリオを出力することを特徴とする金
    融資産リスク分析におけるシナリオ検索処理方法。
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