JP3344496B2 - 静電荷現像用トナー - Google Patents
静電荷現像用トナーInfo
- Publication number
- JP3344496B2 JP3344496B2 JP07680593A JP7680593A JP3344496B2 JP 3344496 B2 JP3344496 B2 JP 3344496B2 JP 07680593 A JP07680593 A JP 07680593A JP 7680593 A JP7680593 A JP 7680593A JP 3344496 B2 JP3344496 B2 JP 3344496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- resin
- acid
- parts
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
ーザプリンタ等の電子写真装置に供される静電荷現像用
トナーに関する。
光体に形成された静電潜像を乾式現像法により可視化す
るための現像方法として一般に、結着樹脂に着色剤等を
分散して成るトナーそのものを用いる一成分現像剤と、
そのトナーに鉄粉、フェライト、ニッケル、ガラス等の
微粒子(20〜500μm)からなるキャリアを混合し
た二成分現像剤とに大別することができる。
成される静電潜像は、トナーにより現像される。得られ
たトナー像は転写紙等の支持体に転写され、そして定着
手段によって支持体上に定着される。このようにして可
視化される。
第2,618,552号明細書記載のカスケード法及び
米国特許2,874,063号明細書記載の磁気ブラシ
法が知られている。これらの方法によると、比較的安定
して良好な画像が得られるが、その反面、トナー等によ
るキャリア表面の汚染、キャリアとトナーとの混合比の
変動等による摩擦帯電性の変化に伴う画質の劣化等が発
生し易く、その防止策として様々な装置面、材料面での
工夫が必要となる。
現像方法の問題点を回避するものであり、例えば、米国
特許4,336,318号明細書には、電気絶縁性磁性
トナーを用いて現像する方法が記載されている。これら
の方法においては、トナー粒子とトナー担持体及びトナ
ー薄層化部材との間の摩擦帯電、又は、トナー粒子同士
の摩擦帯電によりトナーに電荷が注入されて、感光体上
の静電潜像に静電的に付着する。この現像方法は、キャ
リアを使用しないこと、及びキャリアとトナーとの混合
比を制御する装置が不要であることから、前記二成分現
像方法の問題点を回避でき、且つ現像装置が小型になる
という利点を有する。又、近年、トナーに磁気特性を必
要としない非磁性一成分現像方法が提案されている。こ
うした方法として、種々の装置が検討されているが、そ
の多くは、現像スリーブ等に対し静電気力でトナーを付
着させ、潜像面へトナーを搬送させ現像せしめるもので
あり、従来の磁性一成分現像方法とは、用いられるトナ
ーの構成上、磁性材料を必須成分としない点が大きく相
違する。
電制御剤等の添加剤類とを、結着樹脂中に溶融混練によ
って分散せしめ、冷却後にこれを機械的に粉砕、分級し
て得られるもの、重合法によって得られるもの、カプセ
ル化法によって得られるものがある。
なく、粒子個々として現像に供されるものであり、この
ために、トナーは十分な流動性を有し、かつ、帯電性が
経時的あるいは環境(温度、湿度)によって変化しない
ことが必要である。このため、シリカ等の無機微粉、脂
肪酸及びその誘導体、金属塩等の有機微粉、フッ素系樹
脂微粉等をトナー母体に外添した一成分現像剤あるいは
二成分現像剤が種々提案されている。
流動性向上と帯電性安定の為、種々の外添剤が利用され
ているが、前記トナー現像方法いずれにしても長期ラン
ニングにおけるトナー表面にある外添剤の付着状態に変
化が認められる。特に、トナー帯電部材との衝突により
発生する外添剤の埋没及び脱離はトナーの流動性及び帯
電性に大きな影響を与える。これらの現象が発生した場
合、流動性が悪化するとトナー搬送性が悪化し、画像上
にスジ状に現像抜けが発生し、また、帯電が異常になる
と画像濃度が低下する等、好ましくない種々の画像劣化
を引き起こすこととなる。
合は、環境依存性が問題になる。このため疎水化処理す
る等により、帯電の安定性を図っている。
等をアミン系カップリング剤等で処理する方法が提案さ
れている。
される帯電性能及び流動性能を長期連続印字の間維持し
現像剤の高寿命化を可能にし、環境安定性が良く、帯電
制御が容易な静電潜像現像用トナーを提供することにあ
る。
上述したような従来技術における欠点を解決するため
に、鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達した。
に、 結着樹脂に少なくとも着色剤を分散して成るトナ
ー母体に外添剤を添加して成る静電荷現像用トナーにお
いて、前記外添剤が自己水分散性樹脂と帯電制御剤を含
有する 微粒子であることを特徴とする 静電荷現像用ト
ナーを提供する。
使用される自己水分散性樹脂微粒子の平均粒径は、0.
05〜1μmの範囲が好ましく、0.1〜0.5μmの
範囲が特に好ましい。かかる自己水分散性樹脂微粒子
は、トナー本体100重量部に対し、0.1〜5.0重
量部、好ましくは特に0.1〜3.0重量部の割合で使
用することが好ましい。
散性樹脂について説明する。自己水分散性樹脂は、分子
内に有する親水基の作用により、水媒体の作用下で、乳
化剤を用いることなく、安定なる水分散体を形成できる
樹脂である。
樹脂の場合には、カルボキシル基などの酸基が挙げら
れ、また、カチオン型自己水分散性樹脂は、三級アミノ
基などの塩基が挙げられる。こうした親水基が化学結合
を通じて当該樹脂中に導入されており、当該樹脂中に導
入されている、これらの種々の親水基が、塩基又は酸に
よって中和されて塩構造を取り、水媒体中で、安定に分
散するための役割をしている。
機連続層(O相)に、塩基又は酸を加えて中和した後あ
るいは同時に、水媒体(W相)を投入することによっ
て、乳化剤等の、いわゆる乳化補助剤を使用することな
く、W/OからO/Wへの、樹脂の変換(いわゆる転相
乳化)が行われて不連続相化され、樹脂が水媒体中に粒
子状に分散安定化される。
である場合であれば、樹脂中の酸基の量としては、ま
た、カチオン型のものである場合は樹脂中の三級アミノ
基の量としては、それぞれ、20〜500mg当量/樹脂
固形分100gなる範囲内、好ましくは、50〜250
mg当量/樹脂固形分100gなる範囲内が適切である。
的なものとしては、例えば、カルボキシル基、燐酸基、
スルホン酸基又は硫酸基等が挙げられる。
は、酸基を有する重合性単量体類と、この酸基含有重合
性単量体類以外の重合性単量体類とを、重合開始剤の存
在下に、共重合せしめて得られるもの等が挙げられる。
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸モノブチル、マ
レイン酸モノブチル、アシッドホスホオキシエチルメタ
クリレート、アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ
ート、3−クロロ−2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸又は2−スルホエチルメタクリレート
等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、
また、これらの酸基含有重合性単量体類は2種以上併用
することもできる。
体類は、例えば、スチレン、ビニルトルエン、2−メチ
ルスチレン、t−ブチルスチレンもしくはクロルスチレ
ンの如き、各種のスチレン系モノマー(芳香族ビニルモ
ノマー)類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリ
ル酸イソブチル、アクリル酸n−アミル、アクリル酸イ
ソアミル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸デ
シルもしくはアクリル酸ドデシルの如き、各種のアクリ
ル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸n−アミル、メタクリル酸n−ヘキ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
n−オクチル、メタクリル酸デシルもしくはメタクリル
酸ドデシルの如き、各種のメタクリル酸エステル類;ア
クリル酸ヒドロキシエチルもしくはメタクリル酸ヒドロ
キシプロピルの如き、各種のヒドロキシル基(水酸基)
含有モノマー類;N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ドもしくはN−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド
の如き、各種のN−置換(メタ)アクリル系モノマー類
等が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、
また、これらの重合性単量体類は2種以上併用すること
もできる。
ては、重合性単量体類と重合性不飽和基含有オリゴマー
との共重合体であってもよい。
マー中に酸基を有するものを使用してもよい。
代表的なものとしては、例えば、ビニル変性ポリエステ
ル、ビニル変性ウレタン又はビニル変性エポキシ化合物
などが挙げられる。
テトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒド
ロ無水マレイン酸、α−テルピネン無水マレイン酸付加
物、トリオールのモノアリルエーテル、ペンタエリスリ
ットジアリルエーテルもしくはアリルグリシジルエーテ
ルの如き、各種の化合物の重縮合ないしは付加により重
合性不飽和結合(ビニル基)が導入される。
めるには、例えば、フタル酸の如き二塩基酸を過剰に用
いれば良く、それにより、末端にカルボキシル基を有す
るものが得られ、あるいは、無水トリメリット酸の使用
によって、主鎖中に酸基を有するものが得られる。
は、例えば、グリセリンモノアリルエーテル又は1,2
−結合を含むブタジエンポリオールの如き、各種のポリ
オールとジイソシアネートとの付加重合などにより得ら
れる。
るウレタンと水酸基含有重合性単量体類との付加反応な
どによっても、ビニル結合が導入される。また、ジメチ
ロールプロピオン酸などを、ポリオール成分として加え
ることによっても、ポリウレタン中に酸成分を導入せし
めることができる。
ートとしては、例えば、ポリオキシエチレン鎖の平均分
子量が1,000〜4,000なる範囲内のものが挙げ
られる。
は、例えば、末端エポキシ基と、アクリル酸もしくはメ
タクリル酸のカルボキシル基とを反応せしめれば良く、
これによっても、酸成分を導入せしめることができる。
体に、グリシジル基含有重合性単量体を付加せしめた、
重合性ビニル基を有する重合性単量体類のオリゴマーが
得られる。
したようなものの中から選ばれるが、重合性ビニル基を
有するオリゴマーであれば、上述した種類や方法に限定
されるものではない。
のとしては、例えば、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹
脂又はウレタン系樹脂等が挙げられ、これらのカチオン
型自己水分散性樹脂は2種以上の混合使用(併用)する
こともできる。
脂のうち、親水基として三級アミノ基を有するビニル系
樹脂は、例えば、ジメチルアミノエチルアクリレート又
はジエチルアミノエチルメタクリレートの如きアルキル
アクリレート類ないしはメタクリレート類と、該三級ア
ミノ基含有アルキルアクリレート類ないしはメタクリレ
ート類と共重合可能な他の重合性単量体類とを重合せし
めることによって、容易に製造することができる。
エステル系樹脂のうち、親水基として三級アミノ基を有
するポリエステル樹脂は、例えば、2,2´−メチルア
ミノジエタノールの如き三級アミノ基含有ジオール類
と、必要に応じてその他のジオール類と、ジカルボン酸
類の如き多塩基酸と縮合せしめることによって、容易に
製造することができる。
脂のうち、親水基として三級アミノ基を有するウレタン
系樹脂は、例えば、2,2´−メチルアミノジエタノー
ルの如き三級アミノ基含有ジオール類と、イソシアネー
ト化合物類と、必要に応じてその他のジオール類及び/
又はポリオール類とを反応せしめることによって、容易
に製造することができる。
開始剤を用いて行われる。重合開始剤としては、市販の
ものが特に制限なく使用することができるが、例えば、
過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルペルオキシド、クメ
ンヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオキシドもしく
は2−エチルヘキサノエートの如き各種の過酸化物;ア
ゾビスイソブチロニトリルもしくはアゾビスイソバレロ
ニトリルの如き各種のアゾ化合物等が挙げられる。
例えば、トルエン、キシレンもしくはベンゼンの如き芳
香族炭化水素;メタノール、エタノール、プロパノール
もしくはブタノールの如きアルコール類;セロソルブも
しくはカルビトールの如きエーテルアルコール類;アセ
トン、メチルエチルケトンもしくはメチルイソブチルケ
トンの如きケトン類;酢酸エチルもしくは酢酸ブチルの
如きエステル類;ブチルセロソルブアセテートの如きエ
ーテルエステル類などが挙げられる。反応溶剤は、後述
する溶剤除去の工程において、容易に脱溶剤され得るア
セトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル等の低沸点溶
剤が好ましい。
度範囲で、窒素雰囲気下で行われるが、勿論、これのみ
に限定されるものではない。
法は、微粉末を分散する場合、その分散手段としては、
ロールミルやサンドミルなどの、公知慣用の手段が適切
であり、こうした諸々の手段によって微細分散化せしめ
れば良い。
としては、染料、有機又は無機顔料、磁性粉、離型剤、
帯電制御剤、無機酸化物微粉末等が用いられる。
で、カチオン型自己水分散性樹脂は酸でそれぞれ中和し
た後に、あるいは同時に、水媒体中への転相乳化を行な
う。
れた後に、あるいは同時に、水媒体を加えていくことに
よって、W/OからO/Wへの樹脂相の変換が瞬時に行
われ、水媒体中に粒子が生成する。
粉末は、樹脂に吸着されて粒子内部に取り込まれる。塩
基又は酸で中和された酸基又は三級アミノ基を含む親水
部位は、粒子表面に局在し、水媒体中で安定な形状を保
つために使用される。
ドライ自己水分散性樹脂微粒子を得る。
子は、水及び有機溶剤なる媒体中に分散しているため、
まず、減圧蒸留により、有機溶剤の除去を行なう。かか
る有機溶剤は、低沸点のものが容易に除去されるところ
から好ましい。
脂微粒子のウエットケーキを得た後、ジェットミル等で
乾燥を行なうか、あるいは、スプレードライヤーやフリ
ーズドライ等の公知慣用の方法により、粉末状の自己水
分散性樹脂微粒子を得ることができる。
通常トナーにおいて結着樹脂として汎用されているもの
であれば、特に限定されるものではなく、例えば、スチ
レン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、オレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、アミド系樹脂、カーボネイト
樹脂、ポリエーテル、ポリスルフォン等のような熱可塑
性樹脂、あるいは、エポキシ系樹脂、尿素系樹脂、ウレ
タン系樹脂等のような熱硬化性樹脂並びにこれらの共重
合体及びポリマーブレンド等が用いられる。
成分としては、着色剤、帯電制御剤、離型剤等の各種助
剤が挙げられ、その使用目的及び使用条件に応じて種々
選択使用できる。
ク、種々の有機、無機顔料等が用いられる。
て使用されるものとしては、例えば、ニグロシン系染
料、4級アンモニウム塩、トリメチルエタン系染料等が
挙げられ、負電荷付与を目的として使用されるものとし
ては、例えば、Cr等の重金属含有酸性染料等が挙げら
れる。
ヒートロール付着汚れ(オフセット)によるトラブル防
止を目的として、離型効果を高める助剤として、種々の
金属石鹸、ワックス類が必要に応じて使用することがで
きる。
エステルワックスの如き天然ワックス、高圧法ポリエチ
レン、ポリプロピレンの如きポリオレフィン系ワックス
が挙げられる。
依らず極めて一般的な製造方法に依って得ることができ
る。例えば、上記の各成分を2本ロール、3本ロール、
加圧ニーダー、又は2軸押し出し機等の混練手段により
混合し、冷却後、ジェットミル等の粉砕機で微粉砕し、
風力分級機等により分級してトナー母体を作製する粉砕
法、各種重合法(例えば、懸濁重合法、分散重合法等)
あるいはカプセル化法等が挙げられる。
て、例えば、ヘンシェルミキサー(三井三池化工機社
製)、スーパーミキサー(川田製作所社製)、ハイブリ
ダイゼーションシステム(奈良機械製作所社製)、メカ
ノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社製)等の
混合機を用いて前記自己水分散性樹脂微粒子を外添する
ことにより製造することができる。
に説明するが、本発明は、勿論、これらの例のみに限定
されるものでは、無い。なお、以下において、「部」及
び「%」は、特に断りの無い限り、すべて重量基準であ
る。
窒素雰囲気中で220℃で20時間反応させた。このよ
うにして得られた樹脂を樹脂Aとする。
樹脂の合成) メチルエチルケトンの400部を反応容器に入れて、8
0℃に加熱した。次いで、以下に示した割合の混合物
を、窒素雰囲気下で2時間に亘って滴下した。
1時間後及び2時間後に、それぞれ「パーブチル O」
1部ずつを、反応液に加えて、80℃で反応を続行せし
めた。反応後の重合率は98%であった。このようにし
て得られた樹脂を樹脂Bとする。
樹脂の合成) メチルエチルケトンの400部を反応容器に入れて、8
0℃に加熱した。次いで、以下に示すような割合の混合
物を、窒素雰囲気下で2時間に亘って滴下した。
1時間後及び2時間後に、それぞれ「パーブチル O」
1部ずつを、反応液に加えて、80℃で反応を続けた。
うにして得られた樹脂を樹脂Cとする。
樹脂)92部、「モーガルL」(キャボット社製カーボ
ンブラック)4部、「ボントロンS−34」(オリエン
ト化学社製帯電制御剤)2部、「ビスコール 550
P」(三洋化成社製ポリプロピレンワックス)2重量%
を加圧ニーダーにより溶融混練し、粉砕分級して平均粒
径が10.5μmのトナー母体(トナー母体A)を得
た。
ントロンN−04」(オリエント化学社製帯電制御剤)
2部、「ビスコール 550P」2重量%を加圧ニーダ
ーにより溶融混練し、粉砕分級して平均粒径が10.1
μmのトナー母体(トナー母体B)を得た。
「ボントロンS−34」2部、「ビスコール 550
P」2重量%を加圧ニーダーにより溶融混練し、粉砕分
級して平均粒径が10.2μmのトナー母体(トナー母
体C)を得た。
5部(不揮発分濃度40%に調製)に対して、「モーガ
ルL」30部及び「ボントロンS−34」5.7部を加
え、「アイガー・モーターミル M−250」(アメリ
カ国アイガー社製品)にて、1時間に亘って混合せしめ
た。 次いで、これに、樹脂中のカルボキシル基に対し
て、0.6モル当量のトリエチルアミンと、固形分に対
して50%なるアセトンとを加えてから、スリーワン・
モーターを用いて、350RPMにて攪拌しながら、水
を滴下して転相乳化せしめた。
去した後、0.01N塩酸水溶液にて水媒体を中和し、
粒子遠心分離機にてを水媒体より分離せしめた。これを
凍結乾燥せしめて、目的とする自己水分散性樹脂微粒子
(N型樹脂微粒子:微粒子A)を得た。
子系は0.10μmであった。測定にはレーザー回析/
散乱式粒度分布測定装置を用いた。
し、上記微粒子A1.5部を混合添加処理をしてトナー
Aを得た。
μmのフェライトキャリア95部を混合し二成分現像剤
を得た。
の微粒子A1.5部を混合添加処理をしてトナーCを得
た。
100部に対し、日本アエロジル社製の疎水化シリカ微
粉末「R−972」を0.5部を混合添加処理をしてト
ナーDを得た。
Dを使用する以外は実施例1と同様に行ない、二成分現
像剤を得た。
リカ微粉末「R−972」を0.1部を混合添加処理を
してトナーFを得た。
機は以下の表1に示した。
市販機LP−1060SP3改造機) 着色剤:「モーガルL」(キャボット社製カーボンブラ
ック) 離型剤:「ビスコール 550P」(三洋化成社製ポリ
プロピレンワックス)
1で得た乾式現像剤を用い、三田DC−4055改造機
(以下、A機)を使用し、印字試験を行ったところ、1
万枚印字後も画像劣化は認められず印字部ベタ黒部の光
学濃度O.D.は1.4と高い数値を示した。また、画
像の地カブリは、印字試験後の用紙の白地部の光学濃度
O.D.から印字試験前の用紙の光学濃度O.D.を引
いた値で評価した。なお、画像濃度はマクベス反射濃度
計により測定した。
に投入し、印字試験を行った結果、比較例1の現像剤1
000枚時に、画像濃度低下、地カブリ等による著しい
画像劣化が認められた。
ーCを用い、非磁性一成分現像方式のプリンター(リコ
ー社製市販機LP−1060SP3改造機:以下C機)
に投入し、印字試験を行った結果12000枚印字後も
画像劣化は認められず光学濃度O.D.は1.4と高い
数値を示した。
磁性一成分現像方式のプリンター(C機)に投入し、印
字試験を行った結果、定着性は良好だったが50枚印字
時に帯電部材にトナー付着が発生し、画像濃度低下、白
抜け現象による著しい画像劣化が認められた。
で得られた現像剤を、高温高湿(40℃,90%R
H)、常温常湿(20℃,50%RH)、低温低湿(1
0℃,20%RH)の3つの異なる環境下に1時間放置
し、その直後帯電量をそれぞれ測定した。環境変化によ
る帯電量変動幅を算出し、評価を行った。
推移を表2〜4に示す。
境条件、MMは気温20℃湿度50%の環境条件、HH
は気温40℃湿度90%の環境条件を、環境差はLLか
らHHを引いた値をそれぞれ表わす。)
は、必要とされる帯電性能、流動性能、クリーニング性
能を長期連続印字の間維持し現像剤の高寿命化を可能に
し、さらに低温低湿から高温高湿に至る環境変化に対し
てトナーの帯電量の変動を小さく抑えることができ、安
定した画像画質を得ることができる静電潜像現像用トナ
ーを提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】結着樹脂に少なくとも着色剤を分散して成
るトナー母体に外添剤を添加して成る静電荷現像用トナ
ーにおいて、前記外添剤が自己水分散性樹脂と帯電制御
剤を含有する 微粒子であることを特徴とする静電荷現
像用トナー。 - 【請求項2】前記帯電制御剤が負電荷付与性の帯電制御
剤である請求項1記載の静電荷現像用トナー。 - 【請求項3】前記 微粒子が、該自己水分散性樹脂中に
帯電制御剤 の微粉末を分散した混合物を、有機溶媒に
溶解し、塩基又は酸を加えて中和してから、もしくは中
和と同時に水媒体を投入して、該混合物を水媒体中に粒
子状に分散させた後、有機溶剤を除去し、粒子を分離せ
しめることによって製造したものであることを特徴とす
る請求項1記載の静電荷現像用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07680593A JP3344496B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 静電荷現像用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07680593A JP3344496B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 静電荷現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06289646A JPH06289646A (ja) | 1994-10-18 |
JP3344496B2 true JP3344496B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=13615878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07680593A Expired - Lifetime JP3344496B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 静電荷現像用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3344496B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP07680593A patent/JP3344496B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06289646A (ja) | 1994-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2992907B2 (ja) | 磁性トナー | |
WO2019035435A1 (ja) | 静電荷像現像用正帯電性トナー | |
JP3344496B2 (ja) | 静電荷現像用トナー | |
JP3211504B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2681859B2 (ja) | 磁性トナー及びその製造方法 | |
JPH10268569A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
US6858366B2 (en) | Toner for electrostatic development, charge controlling agent for the toner and process for producing the same | |
JP3397595B2 (ja) | 負帯電性トナー | |
JP4165822B2 (ja) | フルカラートナーキット、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
KR20090019486A (ko) | 토너, 상기 토너를 이용한 화상 형성 방법 및 화상 형성장치 | |
JP2000347455A (ja) | トナー及びその製法 | |
JP3438793B2 (ja) | 電子写真用負極性トナー | |
JPH10293419A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造法 | |
JPH1010778A (ja) | トナーの製法 | |
JP2835993B2 (ja) | カラートナー | |
JPH01214872A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3454257B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3633973B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法 | |
JP3367974B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH10268552A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH08152740A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JPH10282733A (ja) | 電子写真用液体現像剤及びその製造方法 | |
JPH09171267A (ja) | 静電潜像現像用非磁性トナー | |
JPH0990675A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JPH10153880A (ja) | 静電潜像現像用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830 Year of fee payment: 10 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |