JP3343854B2 - 電池残量測定装置 - Google Patents

電池残量測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ni-MH電池やL
iイオン電池のような充電可能な2次電池と共にパッケ
ージ化するに好適な、特に省電力化を図った電池残量測
定装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近時、Ni-MH電池やLiイオン
電池のような充電可能な2次電池の普及が目覚ましく、
パーソナルコンピュータを始めとする各種電子機器の電
源として幅広く用いられている。また最近では、上記2
次電池に対する各種保護回路や、その電池残量を計測す
る電池残量計測装置等を一体に組み込んでパッケージ化
した、所謂電池パックの開発も種々試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで電池残量計測
装置(Fuel Gauge)は、一般的には2次電池に直列に介
挿した充放電電流検出用の抵抗(シャント抵抗)の両端
間に発生する電圧からその充放電電流を求める電流計測
回路を備え、この電流計測回路にて検出された充放電電
流をマイクロプロセッサにおいて積算することで、その
電池残量を求める如く構成される。またこのような電流
計側機能に加えて、2次電池の過電流を検出し、速やか
に過電流対策を施して2次電池や、該2次電池によって
駆動される電子機器を保護する過電流保護回路も設けら
れる。
【0004】しかしながら従来においては、上述した電
流計測回路や過電流検出回路は、専ら、ディスクリート
回路部品を用いて構築されており、その消費電力も比較
的大きい。この為、上記電流計測回路や過電流検出回路
等を2次電池と共に組み込んで電池パックを構成しよう
とした場合、その形状自体が大型化する上、2次電池の
限られた電池容量を徒に消費すると言う問題が生じた。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、電力消費の無駄を省いて省電力
化を図ることができ、2次電池と共にパッケージ化する
に好適な電池残量測定装置を提供することにある。特に
本発明は、2次電池の充放電電流を計測する電流計測回
路と、該充放電電流を検出する電流検出回路と、各電池
セルの端子電圧を計測する電圧計測回路における消費電
力を抑えて、そのASIC化を容易にした電池残量測定
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る電池残量測定装置は、充電可能な2次
電池に直列に介挿された充放電電流検出用の抵抗の両端
間電圧から該2次電池の充放電電流を検出する電流検出
回路と、前記充放電電流検出用の抵抗の両端間電圧から
該2次電池の過電流を検出する過電流検出回路とを備え
たものであって、上記過電流検出回路を、並列に設けら
れて前記充放電電流検出用の抵抗の両端間電圧を、極性
を異ならせて入力する第1および第2の差動増幅器と、
これらの各差動増幅器の出力をそれぞれ所定の基準値と
比較判定する第1および第2の比較器と、これらの各比
較器の後段に設けられて前記各比較器の出力から過電流
の発生を検出する信号検出回路とにより構成し、更に前
記過電流検出回路に対して、前記2次電池の充放電電流
の向きに応じて前記第1および第2の差動増幅器に択一
的に電源を供給すると共に、これらの差動増幅器への択
一的な電源供給に連動して前記第1および第2の比較器
に択一的に電源供給し、更に前記第1および第2の比較
器が所定の判定結果を出力したときにだけ前記信号検出
回路に電源を供給するパワースイッチ回路を設けたこと
を特徴としている。
【0007】具体的には請求項2に記載するように、前
記2次電池に対する充放電を制御する出力回路の動作に
応じて前記第1および第2の差動増幅器に対する電源供
給を制御するパワースイッチ回路を設けたことを特徴と
している。そして上記パワースイッチ回路においては、
前記第1および第2の差動増幅器への択一的な電源供給
に連動して、前記第1および第2の比較器に対しても択
一的に電源供給し、更に前記第1および第2の比較器が
所定の判定結果を出力したときにだけ前記信号検出回路
に対して電源を供給することを特徴としている。
【0008】即ち、本発明に係る電池残量測定装置は、
パワースイッチ回路を備え、2次電池の充放電電流の向
きに応じてその電流を検出する2系統の差動増幅器や、
これらの差動増幅器の出力をそれぞれ判定する比較器等
に対して、上記電流の向きに応じて択一的に電源供給す
ることで、実質的に機能しない側の差動増幅器や比較器
での無駄な電力消費を抑え、これによって省電力化を図
ったことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る電池残量測定装置について、2次電池と
共にパッケージ化する場合を例に説明する。図1は2次
電池と共に電池残量測定装置をパッケージ化して構築さ
れる電池パックの概略構成を示しており、1はNi-MH
電池やLiイオン電池からなる2次電池である。この2
次電池1は、単一の電池セルからなる場合もあるが、一
般的には複数の電池セルを直列接続、更には並列接続し
た組電池をなす。このように組電池をなす2次電池1に
は、その充放電電流を検出する為のシャント抵抗2が直
列に介挿され、更にその出力はFET等からなる半導体
スイッチ3を介して取り出されるようになっている。
尚、2次電池1の近傍には、該2次電池1の温度を検出
するための、サーミスタ等の温度センサ4が組み込まれ
る。
【0010】一方、上記2次電池1の電池残量を計測す
ると共に、その充放電を制御する電池残量測定装置は、
マイクロプロセッサ5と専用回路化されたASIC6と
からなる。このASIC6の詳細については後述する
が、基本的には前記2次電池1の充放電電流を計測する
電流計測回路10、2次電池1の過電流を検出して前記
半導体スイッチ3を遮断する等の保護回路を機能させる
過電流保護回路20、前記2次電池1をなす複数の電池
セルの各端子電圧を計測する電圧計測回路30,前記半
導体スイッチ3を駆動するスイッチドライバ(ドライブ
回路)40、更に省電力化の為のパワースイッチ回路5
0等を備えて構成される。またマイクロプロセッサ5と
しては、簡単なA/D変換器5aを内蔵したものが用い
られる。
【0011】尚、この電池パックには、上記マイクロプ
ロセッサ5とASIC6とからなる電池残量測定装置に
加えて、付加的機能として2次電池1に対する過電圧保
護回路7も一体に組み込まれる。この過電圧保護回路7
については、前記ASIC6と一体に集積化しても良い
ものであるが、ここではその動作電圧等を考慮して電流
計測回路10や過電流保護回路20等からなるASIC
6とは別の回路ユニットとして構成されている。更には
この電池パックには、2次電池1の出力を受けてマイク
ロプロセッサ5やASIC6等を駆動する定電圧源(図
示せず)等が組み込まれる。
【0012】しかしてマイクロプロセッサ5は、温度セ
ンサ4によって検出される2次電池1の温度を、内蔵し
たA/D変換器5aを介して直接入力している。このよ
うにしてマイクロプロセッサ5に取り込まれる温度情報
は、2次電池1の充放電電流に基づいて電池残量を計測
の際の補正データとして用いられる。即ち、2次電池1
の容量特性は該2次電池1の温度に依存することから、
2次電池1の充放電電流を積算して電池残量を求める
際、上記温度情報に基づいてその演算補正が行われる。
【0013】さて前記ASIC6は、全体的には図2に
示すように構成される。即ち、ASIC6は前述した電
流計測回路10、過電流保護回路20、電圧計測回路3
0,スイッチドライバ(ドライブ回路)40、パワース
イッチ回路50に加えて、マイクロプロセッサ5から与
えられる制御データを電流計測回路10やパワースイッ
チ回路50、および電圧計測回路30に分配する論理デ
ータ分配回路60や、2つの電圧検出回路70,80を
備えて構成される。
【0014】ちなみに前記電流計測回路10は、2次電
池1の充放電電流に応じて前記シャント抵抗2の両端間
に発生する電圧からその充放電電流を計測し、その計測
出力(アナログ値)を前記A/D変換器5aを介してマ
イクロプロセッサ5に与える役割を担う。また過電流保
護回路20は、前記シャント抵抗2の両端間に発生する
電圧から過電流を検出したとき、その検出出力(デジタ
ル値)をマイクロプロセッサ5に与える役割を担う。更
に電圧計測回路30は2次電池1の端子電圧、また各電
池セルの端子電圧を計測し、その計測出力(アナログ
値)を前記A/D変換器5aを介してマイクロプロセッ
サ5に与える役割を担う。同様に2つの電圧検出回路7
0,80は、保護回路等の周辺回路の電圧を検出し、そ
の検出出力(デジタル値)を前記マイクロプロセッサ5
に与える役割を担う。
【0015】これに対してスイッチドライバ(ドライブ
回路)40は、マイクロプロセッサ5の制御の下で動作
し、2次電池1の出力側に設けられた半導体スイッチ3
等の作動を制御する役割を担う。このドライブ回路40
による半導体スイッチ3の動作制御により、2次電池1
に対する充電と放電とがそれぞれ制御される。このドラ
イブ回路40は、pチャネル形FET,nチャネル形F
ET等によって実現される種々構成の半導体スイッチ3
に対応可能なように構成される。
【0016】ここで上記ASIC6に組み込まれる電流
計測回路10について詳しく説明すると、この電流計測
回路10は、例えば図3に示すように構成される。この
電流計測回路10は、単一極性の電源(片電源)によっ
て駆動される高入力インピーダンスの3つの演算増幅器
11,12,13を備えている。第1の演算増幅器11
は、利得[1]の入力バッファアンプとして用いられて
おり、第2の演算増幅器12と協働して前記シャント抵
抗2の両端間電圧を計測する差動増幅回路を構成してい
る。また第3の演算増幅器13は上記差動増幅回路の出
力段に設けられて、その利得を可変設定する出力バッフ
ァアンプをなしている。即ち、第3の演算増幅器13を
出力段に備えた第2の演算増幅器12は、一方の入力端
に前記第1の演算増幅器11を介して抽出されるシャン
ト抵抗2の一方の端子電圧を入力し、他方の入力端に上
記シャント抵抗2の他方の端子電圧を入力することで、
該シャント抵抗2の両端間電圧を計測するように構成さ
れており、これらの3つの演算増幅器11,12,13に
より、高入力インピーダンスで、且つ利得可変型の計装
用差動増幅器が構成されている。
【0017】しかしてこのような計装用差動増幅器の入
力段には、互いに反転動作してシャント抵抗2の両端間
電圧の極性を入れ替える極性反転スイッチ(SW1,SW2)
14が組み込まれている。この極性反転スイッチ14の
択一的な作動により、2次電池1の充電時と放電時とで
電流の向きが変化し、これによってシャント抵抗2の両
端に発生する電圧の極性が異なる場合であっても、計装
用差動増幅器の入力端に対して常に単一極性の電圧が与
えられるようになっている。換言すれば単一極性の電源
によって駆動され、その動作極性が規定されている差動
増幅器に対して、シャント抵抗2の両端間電圧が同極性
の電圧として与えられるようになっている。
【0018】一方、前記第1および第2の演算増幅器1
1,12の各入力端子には、オフセットを付与するため
の第1のスイッチ群(SW3,〜SW7)15が接続されてい
る。この第1のスイッチ群15をなすスイッチSW3,SW4,
SW5は、直列接続されて外付けされた抵抗群(R10,〜R1
3)16と前記第2の演算増幅器12の入力端子との間
に介挿されており、またスイッチSW6は第1および第2
の演算増幅器11,12の入力端子間を短絡するよう
に、更にスイッチSW7は第1の演算増幅器11の入力端
子を接地するように設けられている。ちなみに上記抵抗
群16は、例えば基準電圧1.25Vのオフセット電源
17によって駆動されて所定のオフセット電圧を発生す
るものである。このような第1のスイッチ群15の互い
に連動した選択的な導通駆動により、前記第1および第
2の演算増幅器11,12の入力端子間にオフセット電
圧が付与され、差動増幅特性にオフセットが与えられ
る。このような第1のスイッチ群15の駆動によるオフ
セットの付与は、前述したマイクロプロセッサ5の制御
の下で実行される。
【0019】また第3の演算増幅器13の入出力端子間
には、第2のスイッチ群(SW8,〜SW11)18を介して抵
抗群(R5,〜R8)19が設けられており、上記第2のス
イッチ群18の互いに連動した導通駆動により抵抗群
(R5,〜R8)19が選択的に接続されて、該第3の演算
増幅器13のフィードバック系が構成されるようになっ
ている。このような帰還抵抗群(R5,〜R8)19の介挿
により、第3の演算増幅器13の利得、ひいては計装用
差動増幅器の全体的な利得が可変設定される。この第2
のスイッチ群18の選択的な駆動による帰還抵抗R5,〜R
8の介挿もまた、前記マイクロプロセッサ5によって制
御される。制御端子(SEL0,〜SEL4)は、マイクロプロ
セッサ5からの制御コマンドを入力し、上述した第1お
よび第2のスイッチ群15,18の作動を制御するため
のものである。
【0020】かくしてこのように構成された電流計測回
路10によれば、シャント抵抗2の両端間電圧を計測す
ることで2次電池1の充放電電流を計測する計装用差動
増幅器が、単一極性の電源で駆動される3つの演算増幅
器11,12,13で構成されており、その入力インピー
ダンスは十分に高く設定されている。そして計装用差動
増幅器の動作極性に適合させるべく、2次電池1の充電
時と放電時とによって変化する電流の向きに応じて極性
反転スイッチ14を切り換えることにより、シャント抵
抗2の両端間に発生する電圧の極性を反転させて計装用
差動増幅器に与えるようになっている。
【0021】従ってこのような回路構成であれば、差動
増幅器としての動作範囲を両極性に亘って設定する必要
がないので、その駆動電源を含めて計装用差動増幅器の
構成を簡素化し、またその消費電力を低く抑えることが
できる。しかも上記計装用差動増幅器をASICの一部
として実現した場合、これをディスクリート回路部品を
用いて構築した場合に比較して素子間のばらつきをなく
すことができ、特に差動増幅器をなす第1および第2の
演算増幅器11,12が同一素子上に形成されるので、
動作特性上の相対計測精度を飛躍的に高めることができ
る。
【0022】しかしながらシャント抵抗2の両端間電圧
を計測するに際しての絶対計測精度については、ASI
C6自体の素子特性に依存することが否めない。この
点、この電流計測回路10においては、第2のスイッチ
群15によって設定可能なオフセット付与手段を備え、
更には第2のスイッチ群18によって可変設定可能な利
得設定手段を備えているので、簡単な校正処理により絶
対計測精度を高めることができる。
【0023】具体的には、例えばシャント抵抗2に規定
の電流を流し、そのときに計測されるシャント抵抗2の
両端間電圧を計測し、これに相当する電流をマイクロプ
ロセッサ5にて計測する。同様にして上記シャント抵抗
2に流す規定電流値を変えながら、そのときに計測され
る両端間電圧、ひいては電流値をそれぞれ計測する。こ
のようにして計測される電流値と、そのときにシャント
抵抗2に流した電流値とを対比すれば、電流計測回路1
0の計測特性を求めることが可能となり、その計測特性
に応じて前述したオフセットを与え、同時に計測利得を
可変設定するようにすれば良い。換言すればシャント抵
抗2に流した電流値と、電流計測回路10を介して計測
される電流値とが等しくなるように第1および第2のス
イッチ群15,18を駆動し、該電流計測回路10を構
成する計装用差動増幅器に対してオフセットを与え、且
つその利得を調整するようにすれば良い。
【0024】従ってこのようにして計装用差動増幅器の
動作特性を校正すれば、その絶対計測精度を十分に高め
ることが可能となり、それ自信の相対計測精度が十分に
高いことと相俟って、2次電池1の充放電電流を高精度
に、しかも安定に計測することが可能となる。また上述
したオフセットの付与と、利得の調整による絶対計測精
度の校正については比較的簡単に行うことができ、一
旦、その校正処理を完了すればその状態を保持すれば良
いので、マイクロプロセッサ5の処理負担となることが
ない。またこのようにして校正された電流計測回路10
によれば、その計測精度が十分に高いので、構成が簡単
で、安価なマイクロプロセッサ5を用いても、高精度に
計測された充放電電流の下で、2次電池1の電池残量を
高精度に求めることが可能となる。
【0025】一方、過電流保護回路20は、例えば図4
に示すように構成される。この過電流保護回路20もま
た前記シャント抵抗2の両端間電圧から該シャント抵抗
2に流れる電流を検出するものであるが、上述した電流
計測回路10と異なるところは、2次電池1の定常的な
充放電電流ではなく、特に2次電池1における過電流の
発生を検出する点にある。この為、前述した電流計測回
路10とは完全に独立して設けられている。
【0026】即ち、この過電流保護回路20は、その入
力段に並列に設けられた2つの差動増幅器21a,21
bを備えている。これらの差動増幅器21a,21b
も、前述した電流計測回路10における演算増幅器1
1,12,13と同様に、単一極性の電源によって駆動さ
れその動作範囲(極性)が規定されたものであり、これ
らの差動増幅器21a,21bには前記シャント抵抗2
の端子間電圧が、その極性を異ならせて並列に入力され
るようになっている。具体的には、差動増幅器21aは
2次電池1の充電電流を検出するように設けられ、また
差動増幅器21bは2次電池の放電電流を検出するよう
に設けられている。
【0027】尚、この過電流保護回路20においては、
前述した電流計測回路10に示した極性反転スイッチ1
4を設けることに代えて、2つの差動増幅器21a,2
1bを並列に設けており、これによって2次電池1の充
放電に拘わることなく、その過電流を速やかに検出する
ものとなっている。つまりスイッチの切り替えによる時
間的ロスを招くことなく、2次電池1の充電および放電
に伴う過電流の発生をそれぞれ確実に、且つ速やかに検
出するものとなっている。
【0028】しかして一方の差動増幅器21aによって
検出されたシャント抵抗2の両端間電圧(シャント抵抗
2に流れる電流)は、並列に設けられた第1および第2
の比較器22a,22bにそれぞれ与えられて第1およ
び第2の基準値とそれぞれ比較される。また他方の差動
増幅器21bによって検出されたシャント抵抗2の両端
間電圧は、並列に設けられた第3および第4の比較器,
22c,22dにそれぞれ与えられ、前記第1および第
2の基準値とそれぞれ比較される。
【0029】尚、上記第1および第3の比較器22a,
22cは、外部抵抗(R1,R2)23aの調整によって設
定された第1の過電流検出レベル(第1の基準値;CREF
1)と前記各差動増幅器21a,21bにより検出された
電流値と比較し、検出電流値が上記第1の基準値を超え
るとき、過電流検出信号を発生する役割を担う。また前
記第2および第4の比較器22b,22dは、外部抵抗
(R3,R4)23bの調整によって設定された第2の過電
流検出レベル(第2の基準値;CREF2)と前記各差動増幅
器21a,21bにより検出された電流値と比較して過
電流検出信号を発生する役割を担う。換言すれば、差動
増幅器21aによって検出される2次電池1の充電電流
は、第1および第2の比較器22a,22bにて第1の
基準値(CREF1)および第2の基準値(CREF2)とそれぞれ比
較され、また差動増幅器21bによって検出される2次
電池1の放電電流は、第3および第4の比較器22c,
22dにより、第1の基準値(CREF1)および第2の基準
値(CREF2)とそれぞれ比較されるようになっている。
【0030】しかして第1および第2の比較器22a,
22bによる過電流の検出出力は、オア回路(OR)2
4aからバッファを介して、その検出タイミングにて直
接出力されるようになっている。一方、前記各差動増幅
器21a,21bの各出力(検出電流値)を前記第1の
基準値(CREF1)とそれぞれ比較する第1および第3の比
較器22a,22cの各出力(過電流検出結果)は、オ
ア回路24bにて論理和されている。また前記各差動増
幅器21a,21bの各出力(検出電流値)を前記第2
の基準値(CREF2)とそれぞれ比較する第2および第4の
比較器22b,22dの各出力(過電流検出結果)は、
オア回路24cにて論理和されている。
【0031】これらのオア回路24b,24cは、外付
けされたコンデンサ25a,25bの充電特性を利用し
た2系統のタイマー回路26a,26bをそれぞれ駆動
するものである。即ち、各タイマー回路26a,26b
は、スイッチSW1a,SW2aを介して上記コンデンサ25a,
25bをそれぞれ一定電流で充電する定電流源Iconst1,
Iconst2と、上記コンデンサ25a,25bを短絡してリ
セットするスイッチSW1b,SW2b、そしてコンデンサ25
a,25bの充電電圧を所定の基準電圧と比較する比較
器27a,27bとからなる。オア回路24b,24c
は、このようなタイマー回路26a,26bのスイッチ
群SW1a,SW2a,SW1b,SW2bを選択的に動作させることで、
定電流源Iconst1,Iconst2によるコンデンサ25a,25
bの充電を開始させる。比較器(補助比較器)27a,
27bは、このようにして充電されるコンデンサ25
a,25bの充電電圧と基準電圧とを比較し、該充電電
圧が基準電圧に達したときにその出力を発生する。従っ
て比較器27a,27bは、コンデンサ25a,25bの
充電電圧が基準電圧に達するまでの時間、前記オア回路
24b,24cの出力を遅延させる役割を担っている。
尚、このようなタイマー回路26a,26bによる遅延
時間は、外付けされたコンデンサ25a,25bの容量
を可変することで調整される。
【0032】しかしてタイマー回路26a,26bを介
して遅延された前記第1〜第4の比較器22a,22b,
22c,22dの各出力は、たすき掛け接続されたオア
回路からなるラッチ回路(保持回路)28により保持さ
れた後、バッファを介して出力される。即ち、前記第1
〜第4の比較器22a,22b,22c,22dによって
それぞれ検出された過電流検出結果は、タイマー回路2
6a,26bを介して所定時間遅延された後、ラッチ回
路28により保持され、バッファを介して出力されるよ
うになっている。
【0033】尚、上述した如く差動増幅器21a,21
b介して計測された電流値を、比較器22a,22b,2
2c,22dによりレベル判定することで検出され、バ
ッファを介して出力される過電流検出結果(デジタル
値)は、前述したように充電・放電をスイッチ制御する
半導体スイッチ(パワーFET)3のドライバ回路40
とマイクロプロセッサ5に与えられる。但し、図4にお
いては、上記ドライバ回路40とマイクロプロセッサ5
の入力段を、抵抗とコンデンサとからなる等価的な負荷
として示してある。
【0034】かくして上述した如く構成される過電流保
護回路20においては、2次電池1の充電電流と放電電
流とを2系統の差動増幅器21a,21bによりそれぞ
れ独立に計測している。そしてこれらの各差動増幅器2
1a,21bにより計測される電流値は、外部抵抗23
a,23bの調整によって設定された第1および第2の
過電流検出レベル(第1および第2の基準値;CREF1,CRE
F2)の下で、前述した比較器22a,22b,22c,2
2dによりそれぞれ独立に比較判定され、過電流の検出
が行われる。そしてその過電流検出結果は、コンデンサ
25a,25bの容量調整により可変設定されたタイマ
ー回路26a,26を介して所定時間遅延されて出力さ
れる。
【0035】即ち、この過電流保護回路20において
は、その主体部をASIC6の一部として集積回路化し
たにも拘わらず、外部抵抗23a,23bの調整によっ
て過電流の検出レベルを可変設定し、また過電流検出の
応答時間をコンデンサ25a,25bの調整により可変
設定し得る構成となっている。この結果、2次電池1の
仕様やその特性、更にはその用途に応じた過電流保護を
適宜施すことができるように汎用化されている。
【0036】またこの過電流保護回路20においては、
特に2次電池1の充電時における過電流を検出するため
の検出系(差動増幅器21a,第1および第2の比較器
22a,22b)と、2次電池1の放電時時における過
電流を検出するための検出系(差動増幅器21b,第3
および第4の比較器22c,22d)とが独立に設けら
れ、これらの各系毎に選択的に電源供給がなされるよう
になっている。このような選択的な電源供給は、後述す
るパワースイッチ回路50の下で制御される。この結
果、検出系が2系統設けられていると雖もその一方だけ
が駆動され、これによってその消費電力が略半分に低減
されている。特にこのような選択的な電源供給は、マイ
クロプロセッサ5によるスイッチドライバ(ドライブ回
路)40の駆動に連動して実行され、従って2次電池1
の充放電の切り替えタイミングに遅れることなく、即時
的に電源供給の選択切り替えが行われるものとなってい
る。
【0037】従って上述した構成の過電流保護回路20
によれば、その入力段が高入力インピーダンスの差動増
幅器21a,21bによって構成されており、その回路
構成全体が低消費電力化されているので、ASIC6の
一部として集積回路化するに好適である。しかも2つの
差動増幅器21a,21bや、4つの比較器22a,22
b,22c,22d等を1つの素子上に形成することがで
きるので、これらの動作特性のばらつきを抑え、全体に
安定した動作を確保することができる。また過電流検出
レベルを設定する抵抗23a,23bと、検出応答時間
の調整の為のコンデンサ25a,25bだけを外付け部
品としているので、その調整が容易であり、2次電池1
の仕様や、その使用形態に応じた調整が可能となる等の
効果が奏せられる。
【0038】さて本発明の特徴的な回路機能であるパワ
ースイッチ回路50は、例えば上述した如く構成された
過電流保護回路20における2系統の検出系に対して選
択的に電源供給し、その消費電力を低減する役割を担
う。このパワースイッチ回路50は、例えば図5に示す
ようにマイクロプロセッサ5からの制御コマンドを入力
してその制御動作を解析し、制御動作の形態に応じて電
源スイッチ群(SW1,〜SW5)51の作動を個別に制御す
る制御ロジック52によって構成される。
【0039】即ち、制御ロジック52は、図6にその制
御テーブルを示すように、マイクロプロセッサ5から与
えられる制御信号(PS3,CHG1,CHG2,DC1)に応じて、特
に前記過電流保護回路20の各部に対する電源供給を選
択制御する。またこのような過電流保護回路20に対す
る電源供給の制御に加えて、ASIC6を構成する各回
路機能ブロックに対しても、電源供給を選択制御するも
のとなっている。
【0040】ちなみに上記電源スイッチ群51における
第1のスイッチSW1は、マイクロプロセッサ5のA/D
変換器5aに対して、そのA/D変換に用いる基準電圧
(PWAD)を選択的に与えるものである。また第2のスイ
ッチSW2は、補助回路としての図示しないEEPROM
に対してその駆動電圧(PWEP)を選択的に与える。この
EEPROMは、前述した電流計測回路10を校正する
際の計測データ等を記憶する役割を担う。また第3のス
イッチSW3は、電流計測回路10および電圧計測回路3
0に対する駆動電圧(PWI)を選択的に出力する役割を
担っている。
【0041】しかして電源スイッチ群51におけるスイ
ッチSW4,SW5,SW6は、前記過電流検出回路20に対し
て、その駆動電圧(PWVA,PWVB,PWVC)を選択的に供給す
るものである。特に図4に示すように上記駆動電圧(PW
VA)は充電電流の検出系をなす差動増幅器21a、第1
および第2の比較器22a,22bに与えられ、駆動電
圧(PWVB)は放電電流の検出系をなす差動増幅器21
b、第3および第4の比較器22c,22dに与えられ
る。そして駆動電圧(PWVC)は、前記比較器22a,2
2b,22c,22dの後段に設けられたタイマー回路に
組み込まれた比較器27a,27bに対してそれぞれ与
えられるようになっている。
【0042】特にパワースイッチ回路50においては、
例えば半導体スイッチ3の動作状態からマイクロプロセ
ッサ5が把握している2次電池1の充放電状態に応じ
て、駆動電圧(PWVA,PWVB)の出力を選択制御する。具
体的には2次電池1の充電時には、差動増幅器21a、
第1および第2の比較器22a,22bに対してだけそ
の駆動電圧(PWVA)を出力し、差動増幅器21b、第3
および第4の比較器22c,22dに対する駆動電圧(P
WVB)の出力を停止する。これによって上記差動増幅器
21b側の無駄な動作を停止させ、その電力消費の無駄
を省いている。同様にして2次電池1の放電時には、差
動増幅器21b側に対してだけ駆動電圧(PWVB)を出力
し、差動増幅器21a側に対する駆動電圧(PWVA)の出
力を停止することで、該差動増幅器21a側における無
駄な作動を停止させ、これによってその電力消費を省い
ている。
【0043】尚、タイマー回路に組み込まれた比較器2
7a,27bは、比較器22a,22b,22c,22dの
出力を受けてタイマー回路が作動したときにだけ作動す
れば、その機能が果たされることから、例えばタイマー
回路の起動信号(比較器22a,22b,22c,22d
の出力)が発せられたときにだけ、上記比較器27a,
27bに対してその駆動電圧(PWVC)を出力するように
パワースイッチ回路50を構成するようにしても良い。
この場合には、前記制御ロジック52に、比較器22
a,22b,22c,22dの出力を取り込むようにして
おけば良い。
【0044】このようにパワースイッチ回路50は、上
述した如く各回路機能部に対して個別に電源供給する電
源スイッチ群51の作動を、制御ロジック52の下で選
択的に制御することで、上記各回路機能部を選択的に作
動させている。また同様にして電池セルの端子電圧を計
測する電圧計測回路30等に対しても、同様にその電源
供給を選択制御している。換言すれば動作させる必要の
ない回路機能部に対する電源供給を停止することで、無
駄な電力消費を阻止し、これによってASIC6全体の
省電力化を図っている。特にパワーセーブ時等において
は、例えばマイクロプロセッサ5の動作状態をEEPR
OMに格納した後、マイクロプロセッサ5を含む各回路
機能部への電源供給を停止することで、その状態を維持
したまま2次電池1の電力消費を極力抑えるものとなっ
ている。
【0045】従ってこのようなパワースイッチ回路50
の制御を受けて、2次電池1の充放電電流の向きに応じ
て差動増幅器21a,21bや、比較器22a,22b,
22c,22dに対する電源供給が選択制御され、また
過電流検出がなされたときにだけ比較器27a,27b
が駆動される過電流検出回路20においては、その回路
機能が不要なときには当該回路機能の駆動自体が停止さ
れるので、その消費電力を大幅に低減することができ
る。
【0046】かくして上述した如く構成された電流計測
回路10や過電流保護回路20、更にはパワーセーブ回
路50等を備えて構成されるASIC6によれば、各回
路機能部が省電力化されている上、シャント抵抗2の両
端間電圧から2次電池1の充放電電流を検出する差動増
幅器が高入力インピーダンス化され、更に高精度化され
ているので、2次電池1の動作状態を確実に検出し、監
視することができる。特に電流計測回路10にあって
は、その相対計測精度が十分に高いことと相俟って、差
動増幅回路に対するオフセットの付与と、利得の調整に
よってその絶対計測精度も十分高く設定し得るので、そ
の充放電電流を高精度に計測することができる。この結
果、マイクロプロセッサ5における計測電流の積算処理
による電池残量の計測も、簡易にして高精度に行うこと
が可能となる。
【0047】また過電流保護回路20にあっては、過電
流の検出レベルとその検出応答時間をそれぞれ可変設定
可能であり、特にこの実施形態においては過電流の検出
レベルを2段階に、また検出応答時間についても2段階
に設定することが可能であるので、2次電池1の仕様
や、その用途に応じた最適な過電流保護対策を講じるこ
とが可能である。
【0048】また上述した構成のASIC6によれば、
全体的な電力消費量が抑えられており、パワーセーブ機
能によって各回路機能部の発熱も極力抑えられるので、
マイクロプロセッサ5等と共に2次電池1に一体に組み
込んで電池パック化するに好適である。特に電池パック
を実現する場合、上述した電流計測回路10や過電流保
護回路20等は2次電池1と共に密閉容器に収容される
ことになるので、小型で安価であり、しかも発熱が小さ
く安全性が高いことが要求される。従ってこれらの各回
路機能部を集積一体化したASIC6によれば、上記各
要求を効果的に満たすことが可能となるので簡単に、且
つ効果的に電池パック化することが可能となる。
【0049】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。この例では図1および図2に示すよう
に、動作電圧が大きく異なる過電圧保護回路7と、デジ
タル動作するマイクロプロセッサを除いた2次電池1の
アナログ周辺回路の全てを一括してASIC化したが、
特定の回路機能部だけをまとめてASIC化することも
可能である。ちなみに図3に示す構成のASIC6にお
いては、64ピンの標準パッケージに収まるように回路
機能を搭載しているが、これに捕らわれることはない。
【0050】また電流計測回路10において差動増幅回
路に付与するオフセットのレベルを更に細かく設定する
ことも可能であり、その利得についても更に細かく調整
可能に構成しても良い。更には過電流保護回路20にお
ける過電流検出レベルを1系統、或いは3系統以上に設
定可能に構成することも勿論可能であり、更にはその検
出応答時間についても1系統、或いは3系統以上に設定
可能に構成することも可能である。またパワースイッチ
回路50の制御の下で電源供給を選択制御して無駄な電
力消費を抑える回路機能についても、その仕様に応じて
定めれば良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電池残
量測定装置によれば、並列に設けられて前記充放電電流
検出用の抵抗の両端間電圧を、極性を異ならせて入力す
る第1および第2の差動増幅器を、2次電池の充放電電
流の向きに応じて選択的に駆動するパワースイッチ回路
を備えており、具体的には請求項2に記載するように2
次電池に対する充放電を制御する出力回路の動作に応じ
て前記第1および第2の差動増幅器に対して択一的に電
源供給するので、実質的に機能していない回路機能部で
の無駄な電力消費を阻止して、全体的に省電力化を図る
ことができる。
【0052】特に前記第1および第2の差動増幅器への
択一的な電源供給に連動して、前記第1および第2の差
動増幅器の各出力をそれぞれ判定する第1および第2の
比較器に対して択一的に電源供給するようにし、更には
前記第1および第2の比較器が所定の判定結果を出力し
たときにだけ、該第1および第2の比較器の後段に設け
られたタイマー回路に組み込まれた比較器等の信号検出
回路に対して電源を供給するようにパワースイッチ回路
を構成しているので、より一層の省電力化を図ることが
でき、ASIC化に適した電池残量測定装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電池残量測定装置を
備えて構成される電池パックの概略構成図。
【図2】図1に示す電池残量測定装置の一部をなすAS
ICの概略構成を示す図。
【図3】ASICに組み込まれる電流計測回路の構成例
を示す図。
【図4】ASICに組み込まれる過電流保護回路の構成
例を示す図。
【図5】ASICに組み込まれるパワースイッチ回路の
構成例を示す図。
【図6】パワースイッチ回路における制御ロジックの制
御テーブルの構成例を示す図。
【符号の説明】
1 2次電池 2 シャント抵抗 3 半導体スイッチ 5 マイクロプロセッサ 5a A/D変換器 6 ASIC 7 過電圧保護回路 10 電流計測回路 11,12,13 演算増幅器(差動増幅回路) 14 極性反転スイッチ 15 第1のスイッチ群(オフセット付与) 18 第2のスイッチ群(利得調整) 20 過電流検出回路 21a,21b 差動増幅器 22a,22b,22c,22d 比較器 23a,23b 外部抵抗 24a,24b,24c オア回路 25a,25b コンデンサ 26a,26b タイマー回路 27a,27b 比較器 28 ラッチ回路 30 電圧検出回路 40 スイッチドライバ(ドライブ回路) 50 パワースイッチ回路 51 電源スイッチ群 52 制御ロジック 60 論理データ配分回路 70 電圧検出回路 80 電圧検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 信男 東京都品川区南品川3丁目4番10号 東 芝電池株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−42075(JP,A) 特開 平8−37737(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/36 G01R 19/165

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電可能な2次電池に直列に介挿された
    充放電電流検出用の抵抗の両端間電圧から該2次電池の
    充放電電流を検出する電流検出回路と、前記充放電電流
    検出用の抵抗の両端間電圧から該2次電池の過電流を検
    出する過電流検出回路とを備えた電池残量測定装置であ
    って、前記過電流検出回路は、 並列に設けられて前記充放電電流検出用の抵抗の両端間
    電圧を、極性を異ならせて入力する第1および第2の差
    動増幅器と、これらの各差動増幅器の出力をそれぞれ所定の基準値と
    比較判定する第1および第2の比較器と、 これらの各比較器の後段に設けられて前記各比較器の出
    力から過電流の発生を検出する信号検出回路とからな
    り、 更に上記過電流検出回路に対して、 前記2次電池の充放
    電電流の向きに応じて前記第1および第2の差動増幅器
    に択一的に電源を供給すると共に、これらの差動増幅器
    への択一的な電源供給に連動して前記第1および第2の
    比較器に択一的に電源供給し、更に前記第1および第2
    の比較器が所定の判定結果を出力したときにだけ前記信
    号検出回路に電源を供給するパワースイッチ回路を備え
    ことを特徴とする電池残量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記パワースイッチ回路は、前記2次電
    池に対する充放電を制御する出力回路の動作に応じて前
    記第1および第2の差動増幅器に対する電源供給を制御
    することを特徴とする請求項1に記載の電池残量測定装
    置。
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