JP3343784B2 - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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Description
砕するための遠心破砕機、衝撃クラッシャなどの破砕機
に関するものである。
を中心に高速回転するロータ内に鉱物等の破砕原料を投
入し、周面の放出口より遠心力により放出させ、周囲に
形成されたデッドベッドやアンビル等の衝突部材に衝突
させて破砕を行う装置である。また、衝撃クラッシャ
は、水平軸を中心に回転する打撃部材により原料を破砕
する装置であり、インパクトクラッシャ、インペラブレ
ーカ、ハンマクラッシャ、ケージミルなどが該当する。
して破砕運転を行うと、破砕機内部に微粉等の破砕片が
付着堆積し、機械内部が閉塞するおそれがある。そこで
従来は、破砕機内に水を噴射して付着物を除去してい
た。しかし、汚水処理にコストと手間を要し、不経済で
あった。
に除去できると共に、上記のような汚水処理作業を無く
し、コストの低減と作業効率の向上を図ることができる
破砕機を提供することを課題とする。
の手段として本発明は、請求項1として、破砕原料を破
砕する遠心破砕機において、基台上に振動伝達防止部材
を配備し、振動伝達防止部材上に揺動架台を設置し、揺
動架台上に破砕室と破砕室内に設置したロータを備えた
破砕機本体を設置し、揺動架台に加振装置を配備し、ロ
ータ内に破砕原料を投入し、遠心力によりロータの周囲
の衝突部材に衝突させて破砕させ、基台に振動が伝達す
るのを防止した状態で破砕機本体全体を振動させ、破砕
原料の破砕によって破砕機本体内に付着した付着物を揺
すり落とすよう構成したことを特徴とする、遠心破砕機
を提供する。
砕機において、遠心破砕機の駆動モータを振動の伝わり
難い場所に設置し、破砕機駆動部と駆動モータとの間を
振動吸収可能な機構で連結したことを特徴とする、遠心
破砕機。を提供する。
砕機において、振動吸収可能な機構は、揺動架台に設置
した中継回転軸と、中継回転軸と駆動モータとを連結す
るユニバーサルジョイントと、中継回転軸と破砕機駆動
部の回転軸とに巻回したベルトとで構成したことを特徴
とする、遠心破砕機を提供する。
ロータ内に投入した原料を遠心力にて飛ばし、周囲の衝
突部材に衝突させて破砕する破砕機において、前記ロー
タの底面に、下方に突出する掻取り部材を取り付け、前
記ロータの回転軸を支持する支持部材上に付着した付着
物を、ロータの回転中に掻落とすよう構成したことを特
徴とする、破砕機を提供する。
において、ロータ周囲の衝突部材を収納して破砕を行な
う破砕室と、この破砕室より下方であってロータ回転軸
の支持部材を固定した部分とを、振動が伝達しないよう
に縁切りし、破砕室に振動を与えて破砕室内の付着物を
揺すり落とすよう構成したことを特徴とする、破砕機を
提供する。
の形態について説明する。
明する。 <イ>基台 図1に示すように、基台100は遠心破砕機本体を搭載す
るものであり、床面に固定されている。例えば、図3に
示すように、二本の平行な主桁101とそれらの間に間隔
をおいて架設した三本の横桁102とで枠体を構成し、そ
れを四本の支柱103で支持する構造が考えられる。
適宜位置に配備する。これはゴムやコイルバネ等の弾性
部材よりなり、その上部に設置する後述の揺動架台の振
動を基台100に伝えないようにするためのものである。
とほぼ等しく、二本の平行な主桁121とそれらの間に間
隔をおいて架設した三本の横桁122とで枠体を構成し、
さらに二本の横桁122間に間隔をおいて二本の支持桁123
を架設して構成される。そして、この揺動架台120は、
振動伝達防止部材110の上に、基台100と重なり合うよう
揺動自在に設置される。
に、主桁121の二箇所又は一箇所に加振装置200を取り付
ける。この加振装置200には、例えば、振動モータによ
って回転する不平衡錘を内蔵した公知の装置などを採用
する。振動モータの回転方向を制御して振動方向を変動
させたり、インバータによって振動モータの回転数を変
動させて振幅を変化させることも可能である。
合、図1、2に示すように、遠心破砕機本体300の破砕
室底面301を、揺動架台120の二本の主桁121と二本の横
桁122上に搭載して固定する。
破砕機駆動部としてのロータ301、ロータ回転軸302、ロ
ータ回転軸受け303が複数の支持部材304によって配備さ
れている。支持部材304はバー状部材で、一端はロータ
回転軸受け303に固定され、他端は破砕機外殻の内部に
固定されている。
えると故障の原因となるため、揺動架台120の振動が伝
わり難い場所に設置する。例えば、基台100の支柱103や
床面等に固定する。
連結し、モータ400への振動伝達を防止する。例えば図
1、2に示すように、揺動架台120の支持桁123間に、鉛
直方向に中継回転軸410を設置する。この中継回転軸410
は中継回転軸受け411で回転可能に保持されており、そ
の下端部とモータ400とはユニバーサルジョイント420で
鉛直方向に連結されている。
れたプーリ412と、ロータ回転軸302の下端部に装着され
たプーリ305との間にベルト430を巻回する。なお、ロー
タ回転軸302の下端部および遠心破砕機本体300内のベル
ト430の周囲にはカバー440を装着する。
モータ400を駆動させるとユニバーサルジョイント420を
介して中継回転軸410に回転力が伝達され、さらにベル
ト430を介してロータ回転軸302に伝達されてロータ301
が回転する。
せ、揺動架台120を介して破砕機本体300全体を振動させ
て、破砕機内の付着物を隅々まで確実に振るい落とすこ
とができる。この振るい落とし作業は、破砕機本体300
を停止して行っても、稼動中に行なってもよい。
材110が介在することにより揺動架台120から基台100へ
はほとんど伝わらない。また、中継回転軸410は揺動架
台120に取り付けられているため揺動するが、モータ400
との間はユニバーサルジョイント420で連結されている
ため、ここで振動が吸収される。従って、基台100に取
り付けたモータ400が許容振動値を超えることがない。
軸駆動用のモータ450を基台100に固定し、ロータ回転軸
302の下端部にギヤ機構600を設け、ユニバーサルジョイ
ント421で連結する構造も考えられる。
を床面に固定し、ロータ回転軸302の下端部にユニバー
サルジョイント422で直接連結する構造も考えられる。
の回転軸を油圧モータ470及びその油圧ユニット471によ
り回転させる構造も考えられる。
本体300内のロータ底面306には、下方に突出する鋼板製
などの掻取り部材500を取り付ける。この掻取り部材500
によって、ロータ301の回転中に、支持部材304上に付着
堆積した付着物を掻落とすことができる。
などの衝突部材を収納して破砕を行なう破砕室307部分
の破砕機外殻と、この破砕室307より下方であって、支
持部材304を固定した部分との破砕機外殻とを、図示し
ないが、振動が伝達しないように縁切りし、破砕室307
に加振装置を取り付けて振動を与え、破砕室307内の付
着物を揺すり落とすよう構成することも考えられる。
て隙間を設け、その隙間をゴム製の帯板体やジャバラ部
材などの弾性体で被覆する構造などが考えられる。この
ような縁切り構造にすることによって、支持部材304に
支持されるロータ回転軸302に振動が伝わらないため、
モータ400が許容振動値を超えることがない。なお、本
実施の形態の場合、支持部材304上に付着堆積した付着
物は、上記実施の形態5の掻取り部材500を併用するこ
とによって掻き落とすことができる。
を例として説明したが、衝撃クラッシャでも同様に本発
明を採用することができる。即ち、図示しないが、同様
に基台100や揺動架台120上に設置して振動を与える構造
とし、衝撃クラッシャの場合は水平軸を中心に回転する
破砕機駆動部を有するため、中継回転軸やユニバーサル
ジョイントなどを水平方向に配置して対応する。
次のような効果を得ることができる。 <イ>水を使用せず、破砕機全体を振動させることによ
って付着物を除去することができる。従って、汚水処理
作業が不要であり、コストの低減と作業効率の向上を図
ることができる。
は、破砕機内の隅々まで洗浄するのは困難であったが、
本発明のように破砕機全体を振動させる方法であれば、
破砕機内の隅々まで確実に付着物を除去することができ
る。
難い構造であるため、モータが許容振動値を超えること
がなく、故障原因を解消することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】破砕原料を破砕する遠心破砕機において、 基台上に振動伝達防止部材を配備し、 振動伝達防止部材上に揺動架台を設置し、 揺動架台上に破砕室と破砕室内に設置したロータを備え
た破砕機本体を設置し、 揺動架台に加振装置を配備し、ロータ内に破砕原料を投入し、遠心力によりロータの周
囲の衝突部材に衝突させて破砕させ 、 基台に振動が伝達するのを防止した状態で破砕機本体全
体を振動させ、破砕原料 の破砕によって破砕機本体内に付着した付着物
を揺すり落とすよう構成したことを特徴とする、遠心破
砕機。 - 【請求項2】請求項1に記載の遠心破砕機において、遠心 破砕機の駆動モータを振動の伝わり難い場所に設置
し、 破砕機駆動部と駆動モータとの間を振動吸収可能な機構
で連結したことを特徴とする、遠心破砕機。 - 【請求項3】請求項2に記載の遠心破砕機において、 振動吸収可能な機構は、揺動架台に設置した中継回転軸
と、中継回転軸と駆動モータとを連結するユニバーサル
ジョイントと、中継回転軸と破砕機駆動部の回転軸とに
巻回したベルトとで構成したことを特徴とする、遠心破
砕機。 - 【請求項4】鉛直軸を中心に回転するロータ内に投入し
た原料を遠心力にて飛ばし、周囲の衝突部材に衝突させ
て破砕する破砕機において、 前記ロータの底面に、下方に突出する掻取り部材を取り
付け、 前記ロータの回転軸を支持する支持部材上に付着した付
着物を、ロータの回転中に掻落とすよう構成したことを
特徴とする、破砕機。 - 【請求項5】請求項4に記載の破砕機において、 ロータ周囲の衝突部材を収納して破砕を行なう破砕室
と、この破砕室より下方であってロータ回転軸の支持部
材を固定した部分とを、振動が伝達しないように縁切り
し、破砕室に振動を与えて破砕室内の付着物を揺すり落
とすよう構成したことを特徴とする、破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30130199A JP3343784B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30130199A JP3343784B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001121008A JP2001121008A (ja) | 2001-05-08 |
JP3343784B2 true JP3343784B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=17895202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30130199A Expired - Fee Related JP3343784B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3343784B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30130199A patent/JP3343784B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001121008A (ja) | 2001-05-08 |
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