JP3343346B2 - 消費電力制御方式、情報処理装置および複合部品 - Google Patents

消費電力制御方式、情報処理装置および複合部品

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JP3343346B2 JP33155590A JP33155590A JP3343346B2 JP 3343346 B2 JP3343346 B2 JP 3343346B2 JP 33155590 A JP33155590 A JP 33155590A JP 33155590 A JP33155590 A JP 33155590A JP 3343346 B2 JP3343346 B2 JP 3343346B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電池駆動の情報処理装置の電源供給機能に
係り、特に、実使用状態における電力消費を削減する情
報処理装置の消費電力制御方式に関する。
[従来の技術] 従来、電池駆動の携帯型パーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサ等の情報処理装置においては、省電力化
を図る方法として、特開昭64−66719号公報やOAパソコ
ン1990年8月号の第45頁〜第47頁に記載されている方法
がある。
これらの方法では、キーボードからの入力の状態を常
に監視し、入力が一定時間以上ない場合に、装置内で使
用していないデバイスの電源を順次停止していくことに
より、消費電力の削減を行っている。
例えば、キー入力が一定時間(数秒〜数十秒)ない
と、まず、CPUへのクロック供給を止めて、処理を停止
する。さらに、キー入力が一定時間(数分〜数十分)な
いと、液晶表示装置のバックライトを消灯し、さらに、
キー入力が一定時間ないと、表示も止めてしまう。
また、フロッピーディスク・ドライブやハードディス
ク・ドライブについては、専用のマイコンがフロッピー
ディスクの使用状況を監視して、アクセスが一定時間
(数秒)ないと、自動的にモータを止めることにより、
省電力化を図っている。
なお、以上のような制御を行う場合、対象となるCPU
や周辺デバイスは、全ての内部レジスタがC−MOSでス
タティック化されたものを使用することが多い。
この理由を次に説明する。
一般に、LSIでは、そのLSIに供給するクロック周波数
に比例して消費電力が増大するが、ダイナミック型のLS
Iの場合は、消費電力を下げるためにクロック周波数を
下げようとしても、動作するクロック周波数の下限があ
り、その周波数以下で動作させると、内部レジスタの内
容が失われてしまい、正常な動作が行えない。
一方、スタティック型LSIの場合は、クロックを完全
に停止させても、内部レジスタの内容は消失しない。
また、さらに、C−MOS型でLSIを構成した場合、その
LSIに電力を供給していても、クロックを供給しさえし
なければ、ほとんど電流が流れない性質を持っているた
め、必要に応じてクロックを停止してやることで、その
LSIの消費電力を大幅に減らすことができる利点があ
る。
また、特に、CPUについては、自分に供給されるクロ
ックの制御を容易に行えるように、CPUに、スリープ命
令というクロック供給を停止する命令を設け、さらに、
外部からの割込み信号により、CPUへのクロック供給を
再開する機能を設けているものが多い。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の節電技術は、キー入力が一定時間ない
場合やディスクを一定時間以上アクセスしな場合など、
ユーザが使用しないで放置している場合に、大きな消費
電力の低減を図ることができる。
しかし、本来、キー入力の有無と周辺デバイスやCPU
の使用状態とは無関係であり、これらの節電技術は、キ
ー入力がしばらくなければ、その情報処理装置全体が使
われていないものと見なし、順次、電力供給を制限して
いるに過ぎない。
例えば、従来の製品では、キー入力がとだえてから、
通常のアプリケーションプログラムのCPU処理が数十秒
も続くことはないと見なして、キー入力が数十秒ない場
合、CPUへのクロック供給を停止するが、これでは、長
時間CPUを使用する一部のアプリケーションでは、処理
が勝手に中断されてしまうことがありうる。
また、ユーザがキー入力を行いながら、文書処理,通
信,表計算といったアプリケーションプログラムを実際
に動作させている状態では、従来の節電技術による処理
はほとんど実行されることがないため、ユーザが実際に
使用している状態での節電効果は薄い。
本発明の目的は、ユーザが実際に使用している状態に
おいて、ユーザから見た処理速度を悪化させることな
く、消費電力を低減することが可能な消費電源制御方式
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、一連の処理を
実現する部品群を論理的な資源と見なして使用状態を管
理する機能を有する情報処理装置において、各資源とそ
れに関連する部品との対応関係および各部品ごとの電力
制御情報を保持し、ある処理によって上記資源の使用が
開始されたときに、関連する部品への電力の供給が停止
されているならば、当該部品への電力の供給を開始し、
上記資源の使用が終了したときに、他の処理によって関
連する部品が使用されていないならば、当該部品への電
力の供給を停止するようにしている。
また、部品によっては、当該部品ごとに予め決められ
た一定時間を計測し、上記一定時間を経過してから、当
該部品への電力の供給を停止するようにする。
このとき、上記一定時間内に当該部品の使用が再び開
始されたときには、上記計測を中止するようにする。
供給/停止する電力としては、クロックと電源とがあ
る。
そこで、本発明の具体的な構成としては、クロックの
供給/停止を行う第1の節電手段と、電源の供給/停止
を行う第2の節電手段とのうち、少なくともいずれか一
方を備えるようにしている。
上記第1の節電手段は、情報処理装置の個々の部品に
ついて、クロックの供給/停止を制御するクロック供給
制御手段と、上記部品が非使用状態となったときに、当
該部品へのクロック供給停止が可能か否かを判定し、ク
ロック供給停止が可能ならば、上記クロック供給制御手
段に対して、当該部品へのクロックの供給を停止するよ
う指示するクロック供給停止手段と、上記クロックの供
給が停止された部品が使用状態となったときに、上記ク
ロック供給制御手段に対して、当該部品へのクロックの
供給を開始するよう指示するクロック供給開始手段とを
設けた構成となっている。
また、上記第2の節電手段は、情報処理装置の個々の
部品について、電源の供給/停止を制御する電源供給制
御手段と、上記部品が非使用状態となったときに、当該
部品への電源供給停止が可能か否かを判定し、電源供給
停止が可能ならば、上記電源供給制御手段に対して、当
該部品への電源の供給を停止するよう指示する電源供給
停止手段と、上記電源の供給が停止された部品が使用状
態となったときに、上記電源供給制御手段に対して、当
該部品への電源の供給を開始するよう指示する電源供給
開始手段とを設けた構成となっている。
また、情報処理装置の個々の部品について、クロック
の供給/停止を制御するクロック供給制御手段に加え
て、クロックの周波数を、通常動作時の値とそれより低
い値とに切替るクロック切替手段を設けるようにするこ
ともできる。
この場合は、上記クロック供給停止手段は、上記部品
が非使用状態となったときに、当該部品へのクロック供
給停止が可能か否かを判定し、クロック供給停止が可能
ならば、上記クロック供給制御手段に対して、当該部品
へのクロックの供給を停止するよう指示し、クロック供
給停止が不可能ならば、上記クロック切替手段に対し
て、クロック周波数を上記通常動作時より低い値に下げ
るよう指示するようにし、上記クロック供給開始手段
は、上記クロックの供給が停止された部品が使用状態と
なったときに、上記クロック供給制御手段に対して、当
該部品へのクロックの供給を開始するよう指示し、上記
クロック周波数が下げられた部品が使用状態となったと
きに、上記クロック切替手段に対して、クロック周波数
を上記通常動作時の値に元に戻すよう指示するようにす
る。
また、上記第1の節電手段は、情報処理装置の個々の
部品について、クロックの供給/停止を制御するクロッ
ク供給制御手段と、上記部品が非使用状態となったとき
に、当該部品へのクロック供給停止が直ちに可能か否か
を判定し、クロック供給停止が直ちに可能ならば、上記
クロック供給制御手段に対して、当該部品へのクロック
の供給を停止するよう指示し、クロック供給停止が直ち
に不可能ならば、当該部品ごとに予め決められた一定時
間、当該部品が非使用状態であり続けたときに、上記ク
ロック供給制御手段に対して、当該部品へのクロックの
供給を停止するよう指示するクロック供給停止手段と、
上記部品が使用状態となったときに、上記クロック供給
制御手段に対して、当該部品へのクロックの供給を開始
するよう指示するクロック供給開始手段とを設けた構成
とすることができる。
そして、上記第2の節電手段は、情報処理装置の個々
の部品について、電源の供給/停止を制御する電源供給
制御手段と、上記部品が非使用状態となったときに、当
該部品への電源供給停止が直ちに可能か否かを判定し、
電源供給停止が直ちに可能ならば、上記電源供給制御手
段に対して、当該部品への電源の供給を停止するよう指
示し、電源供給停止が直ちに不可能ならば、当該部品ご
とに予め決められた一定時間、当該部品が非使用状態で
あり続けたときに、上記電源供給制御手段に対して、当
該部品への電源の供給を停止するよう指示する電源供給
停止手段と、上記部品が使用状態となったときに、上記
電源供給制御手段に対して、当該部品への電源の供給を
開始するよう指示する電源供給開始手段とを設けた構成
とすることができる。
以上の構成により、部品(ハードウェアデバイス)の
消費電力を制御することができる。
一方、CPUの消費電力を制御するために、本発明は、C
PUに、実行すべき処理が存在しない状態となったとき
に、上記クロック供給制御手段から供給されるクロック
の入力を停止するクロック入力停止手段と、外部からの
割込みが発生したときに、上記クロック供給制御手段か
ら供給されるクロックの入力を開始するクロック入力開
始手段とを設けている。
なお、複数の部品を1つにまとめて、複合部品とした
場合は、1つ1つの部品に対して、クロックや電源を供
給/停止することができないので、この場合は、外部か
らの指示に応じて、各部品へのクロックの供給/停止を
制御するクロック供給制御手段を、当該複合部品に設け
るようにする。具体的には、上記クロック制御手段は、
スイッチであり、上記部品と同一半導体チップ上に構成
する。
[作用] 以下、本発明の作用を具体的に説明する。
一連の処理を実現する部品群を論理的な資源と見なし
て使用状態を管理する機能を有する情報処理装置におい
ては、1つの資源に関連する部品は複数個あるので、例
えば、各資源とそれに関連する部品との対応関係を保持
するための資源デバイス管理テーブルと、各部品ごとの
電力制御情報を保持するためのデバイス管理テーブルと
を設ける。
デバイス管理テーブルは、各部品ごとに、クロックが
供給されているか否かを示す「クロックステータス」,
電源が供給されているか否かを示す「電源ステータ
ス」,当該部品が非使用状態となったときに、当該部品
へのクロック供給停止が可能か否かを示す「クロック停
止フラグ」,当該部品が非使用状態となったときに、当
該部品への電源供給停止が可能か否かを示す「電源停止
フラグ」,当該部品が非使用状態となったときに、当該
部品へのクロック供給停止または電源供給停止が直ちに
可能か否かを示す「タイムアウトフラグ」,当該部品へ
のクロック供給停止または電源供給停止が直ちに不可能
ならば、当該部品へのクロックの供給または電源の供給
を停止するまでの一定時間の値を示す「タイムアウト時
間」を、保持している。
そして、ある処理によって上記資源の使用が開始され
たときに、その資源に関連する部品を、資源デバイス管
理テーブルより求め、求めた各部品について、デバイス
管理テーブルの「クロックステータス」および「電源ス
テータス」を参照し、クロックまたは電源が供給されて
いないならば、供給を開始する。
また、上記資源の使用が終了したときに、その資源に
関連する部品を、資源デバイス管理テーブルより求め、
求めた部品が他の処理によって使用されていないなら
ば、以下のように、クロックの供給または電源の供給を
停止する。また、求めた部品を共有する他の資源が存在
するならば、それらの資源が全て非使用状態であること
も確認してから、以下のように、クロックの供給または
電源の供給を停止する。
まず、「クロック停止フラグ」,「電源停止フラ
グ」,「タイムアウトフラグ」を参照し、クロック供給
停止が直ちに可能ならば、クロックの供給を停止し、電
源供給停止が直ちに可能ならば、電源の供給を停止す
る。
また、クロック供給停止が直ちに不可能ならば、「タ
イムアウト時間」を経過後に、クロックの供給を停止
し、電源供給停止が直ちに不可能ならば、「タイムアウ
ト時間」を経過後に、電源の供給を停止する。
これにより、資源の使用終了時に、その資源に関連す
る部品が使用されなくなったとき、クロックや電源の供
給が停止され、再び、資源が使用開始されたときに、ク
ロックや電源の供給が開始されるため、各ハードウェア
の動作に必要最小限の間だけ、電力供給が行われること
となり、動作中の電力消費を最小限に抑えることができ
る。
この際に、「クロック停止フラグ」,「電源停止フラ
グ」,「タイムアウトフラグ」,「タイムアウト時間」
により、ハードウェアデバイスごとに、適切な節電方法
が実現されるため、様々な性質を持ったハードウェアデ
バイスに適用することができる。
さらに、CPUにおいては、実行すべき処理が存在しな
い状態となったときに、供給されるクロックの入力を停
止し、外部からの割込みが発生したときに、供給される
クロックの入力を開始する。
これにより、最も消費電力の大きいCPUについて、消
費電力を最小限に抑えることができる。
また、外部からの割込みにより、CPUが行わなければ
ならない処理が発生すると、直ちにクロックの入力が開
始されるので、情報処理装置上で実行する処理の速度は
低下しない。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
まず、本発明の一実施例の消費電力制御方式を適用し
た情報処理装置の構成について、第2図を用いて説明す
る。
図中、1は演算処理装置(CPU)、2は主メモリ(M
M)、3はクロック発生装置(CG)、4はダイレクト・
メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)、5はパワー
・コントローラ(PC)、6は表示メモリ(VRAM)、7は
液晶コントローラ(LCDC)、8は液晶表示装置(LC
D)、9はバックライト(BL)、10はフロッピーディス
ク・コントローラ(FDC)、11はフロッピーディスク・
ドライバ(FDD)、12は通信コントローラ(SCC1)、13
はキーボード(KB)、14は通信コントローラ(SCC2)、
15はモデム装置(MU)、16は通信コントローラ(SCC
3)、17はイメージスキャナ(IS)、18はプリンタ・コ
ントローラ(PRC)、19はプリンタ(PRT)、20はメイン
バス(MB)、21は電源(PU)、22はタイマ(TIM)であ
る。
第2図において、CPU1は、MM2に格納されたプログラ
ムを順次解釈して、各周辺デバイスを制御し、処理を実
行する。本実施例では、CPU1は、スリープ命令と、割込
みによる処理再開の機能を持ち、自分自身でCG3から供
給されるクロックを停止/再開することができる。
DMAC4は、CPU1を介さずに、MM2と各周辺デバイスとの
間で高速なデータ転送を行うためのLSIである。
PC5は、各周辺デバイスに対するクロックおよび電源
の供給を制御する。具体的には、クロック用スイッチ40
〜48と、PU21用スイッチ31〜34とを、個別にON/OFFする
機能を持っている。
VRAM6は、LCD8上の各ドットの表示内容を格納し、LCD
C7は、VRAM6の内容を周期的に読み出し、LCD8へ表示す
る。BL9は、LCD8を後ろから照らし、見やすい表示を実
現する。
FDC10は、FDD11を制御して、フロッピーディスクの読
み書きを行う。
また、SCC1(12)は、KB13を制御して、キー入力の情
報を受け取り、SCC2(14)は、公衆回線でのデータ送受
信を行うMU15を制御して通信処理を行い、SCC3(16)
は、IS17を制御して、イメージデータを取り込む処理を
行う。
さらに、PRC18は、PRT19を制御して、印刷処理を行
う。TIM22は、時間計測に用いるもので、一定時間間隔
で、CPU1に対し割込みを発生させる。
これらの周辺デバイスは、MB20で結合され、MB20を介
して、データの交換を行う。
なお、PU21は、別筺体で電源も別に持っているIS17,P
RT19以外の全てのデバイスに電力を供給し、本実施例の
場合は、BL9,LCD8,FDD11,MU15のみ、電源のON/OFFがで
きるものとする。
次に、以上のハードウェア上で動作させるソフトウェ
アの構造について、第3図を用いて説明する。
第3図において、オペレーティングシステム(OS)62
は、ユーザのジョブを動作させるために必要な共通機能
を持つ。なお、ユーザのジョブを実現するためにOS62上
で動作するプロクラムをタスク60と呼ぶ。
OS62は、複数のタスク60を並行して実行できるマルチ
タスク機能を持ち、各タスク60は、CPU1の処理や各入力
機器を制御しながら、目的の機能を実現する。
また、OS62では、タスク60からみて動作するのに必要
なハードウェアデバイスを、タスク60が利用しやすいよ
うに、論理的に抽象化した資源という概念で管理する。
例えば、ハードウェアとしては、FDC10,DMAC4,FDD11,
FDD11に入れるフロッピーディスクなどを、OS62では、
まとめて、「フロッピーディスク」という資源として扱
い、VRAM6,LCDC7,LCD8などを、「表示」という資源とし
て扱っている。これにより、タスク60は、ハードウェア
の物理的な制御を意識せずに、各ハードウェアデバイス
の機能を利用することができる。
このOS62は、次のような機能ブロックを持つ。
(1)OS62上で動作するタスク60の動作状態を管理し、
CPU資源を各タスク60に順次割当てるよう制御するタス
ク管理ブロック63。
(2)各タスク60のプログラムやデータにメモリ資源を
割当てて、MM2上に配置し、メモリの使用状況を管理す
るメモリ管理ブロック64。
(3)各入出力資源の使用状態を管理し、各入出力資源
を各タスク60に順次割当てるよう制御する入出力管理ブ
ロック65。
(4)時間監視を行う処理状態を管理し、設定した時間
が経過したときに、予め定めた処理を実行するよう制御
するタイマ管理ブロック66。
(5)OS62の初期化やエラー処理を行うシステム管理ブ
ロック67。
また、各入出力資源の物理依存の制御を行う部分を物
理デバイスドライバと呼び、各入出力資源ごとに、この
物理デバイスドライバを用意し、これらを入出力管理ブ
ロック65が制御することにより、資源の入出力処理を実
現する。
本実施例の場合、物理デバイスドライバとしては、フ
ロッピーディスクドライバ68,キーボードドライバ69,通
信ドライバ70,イメージスキャナドライバ71,プリンタド
ライバ72,表示ドライバ73などを用意している。
なお、新たにデバイスを追加した場合には、その物理
デバイスドライバを作成し、OS62に登録することで、タ
スク60からそのデバイスを資源として使用できるように
なる。
なお、タスク60から以上のOS62の機能ブロックを呼び
出す手段を、ここでは、スーパバイザコール(SVC)61
と呼ぶ。
次に、このOS62により、タスク60や各入出力資源が一
般にどのように動作するかについて、第4図を用いて説
明する。
ここでは、タスクA80とタスクB81とが並行して動作
し、各タスクの優先度は同じとする場合を例にとる。
第4図(a)は各タスクの処理内容を時間軸で見た図
である。
まず、タスクA80,タスクB81の順でタスクが実行され
たとすると、先着順で、タスクA80のCPU処理85が開始さ
れる。その後、タスクA80がフロッピーディスク入出力
処理86を開始すると、その間、CPU資源は不要になるた
め、OS62は、空いたCPU資源をタスクB81に割当て、タス
クB81のCPU処理85を開始する。
ここで、タスクB81がタスクA80のフロッピーディスク
入出力処理86が終了する前に、フロッピーディスクの入
出力要求をOS62に発行すると、1つの資源に対して1つ
のタスクしか使用できないため、タスクA80のフロッピ
ーディスク入出力処理86が終わるまで、破線90に示すよ
うに、タスクB81のフロッピーディスク入出力処理86を
待たせるよう、OS62が制御する。
その後、タスクB81は、フロッピーディスク入出力処
理86とCPU処理85とを繰返すが、一方、タスクA80は、CP
U処理85を実行後、キーボード入力処理87を行う。この
間は、タスク間で資源使用の競合が発生しないため、2
つのタスクが並行して動作する。
その後、キーボード入力処理87が完了すると、タスク
A80は、CPU処理85を実行しようとするが、タスクB81がC
PU処理85を実行中のため、これが完了するまで、破線91
に示すように、待たされる。
一方、これを各資源の使用状況の面から見た図を第4
図(b)に示す。
CPU82,フロッピーディスク83,キーボード84の各資源
は、常に使用されているわけではなく、破線92に示すよ
うに、どのタスクにも使用されていない状態がかなり存
在することが判る。
なお、一般的に、ワードプロセッサなどユーザの入力
に応じた処理を行うような情報処理装置では、複数のタ
スクが並行して動作することはほとんどなく、ユーザの
編集操作が行われたときに、各資源を順次使用しながら
処理を実行するため、実際の使用状態では各資源の使用
率は、第4図で示したものよりかなり低いものとなる。
以上説明したように、マルチタスクOSでは、各ハード
ウェアデバイスを資源という形で管理しており、実際に
タスクが動作する状況では、各資源が使用されないで空
いている状態が存在する。この資源の空き状態で、その
資源を構成するハードウェアデバイスで消費する電力は
大きなものとなり、この空き状態での消費電力を削減で
きれば、計算機の処理速度を全く低下させることなく、
全体の消費電力を削減することが可能となる。
次に、そのために、本実施例のOS62に設けた消費電力
管理方式について説明する。
第5図は、タスク60の入出力制御を実現するOS62のプ
ログラム構造と、タスク60の入出力制御に用いる待ち行
列およびテーブルの構成とを示したものであり、第6図
は、その処理の流れを示したものである。
第5図(c)において、タスク管理テーブル110は、O
S62上で動作するタスク60の状態を管理するテーブルで
あり、フィールドとして、他のタスク管理テーブル110
へのリンクポインタ111,タスク60の優先度112,タスク60
が実行中か入出力待ち中かなどを示すタスク状態113,タ
スク60のプログラムがMM2上のどの位置に置かれている
かを示すメモリ占有情報114などの情報から成る。
入出力要求管理テーブル120は、タスク60が要求した
入出力処理の状態を管理するテーブルであり、フィール
ドとして、他の入出力要求管理テーブル120へのリンク
ポインタ121,入出力要求を行っているタスク60のタスク
管理テーブル110へのポインタ122,タスク60の優先度12
3,入出力処理の内容を示す入出力要求のパラメータ124
などから成る。
タイマ管理テーブル130は、一定時間後に処理を実行
させたい場合に利用するタイマの制御情報を持ち、フィ
ールドとして、他のタイマ管理テーブル130へのリンク
ポインタ131,タイムアウトまでの残り時間を保持する測
定時間132,タイムアウト時に実行する処理プログラムを
示すタイムアウト処理アドレス133,どのハードウェアデ
バイスについてのタイマなのかを示すデバイス番号134
などから成る。
また、第5図(b)において、CPU待ち行列103は、ヘ
ッダポインタ106から、タスク管理テーブル110をリンク
ポインタ111で連結した行列であり、CPU資源を割当てる
タスク60の順序を管理している。
入出力待ち行列104は、入出力資源ごとに1つずつ用
意され、ヘッダポインタ107から、入出力要求管理テー
ブル120をリンクポインタ121で連結した行列である。
なお、各入出力要求管理テーブル120は、どのタスク6
0からの入出力要求であるかを管理するため、タスク管
理テーブル110へのポインタ122を介して、タスク管理テ
ーブル110を連結する。この入出力待ち行列104は、各入
出力資源をタスク60に割当てる順序を管理している。
タイマ終了待ち行列105は、ヘッダポインタ107から、
タイマ管理テーブル130をリンクポインタ131で連結した
行列であり、設定したタイマのそれぞれの状態を管理し
ている。
さて、第5図(a)に示すように、OS62は、タスク60
がSVC61を発行すると、SVC処理100を実行する。また、
入出力デバイス135から割込み136が発生すると、割込み
処理101を実行する。
タスク60が、別のタスク60の生成・起動を行うSVC61
を発行すると、OS62は、SVC処理100として、第6図
(a)のフローチャートに示すSVC処理1000を実行す
る。
SVC処理1000においては、まず、ステップ1010で、指
定されたプログラムのタスク管理テーブル110を作成
し、ステップ1020で、作成したタスク管理テーブル110
を、CPU待ち行列103に接続する。
このとき、タスク管理テーブル110は、タスク優先度1
12の高い順に並ぶように接続し、同じ優先度の場合は、
先に起動された方が前に並ぶように接続する。
また、起動されたタスク60が、自分自身のタスク終了
を示すSVC61を発行すると、OS62は、SVC処理100とし
て、第6図(b)のフローチャートに示すSVC処理1100
を実行する。
SVC処理1100においては、まず、ステップ1110で、CPU
待ち行列103から、そのタスク60のタスク管理テーブル1
10をはずし、ステップ1120で、削除する。
また、起動されたタスク60が、ある資源の入出力要求
を行うSVC61を発行すると、OS62は、SVC処理100とし
て、第6図(c)のフローチャートに示すSVC処理1200
を実行する。
SVC処理1200においては、まず、ステップ1210で、指
定された資源の入出力要求管理テーブル120を作成し、
ステップ1220で、この入出力要求管理テーブル120を、
対象となる資源の入出力待ち行列104に接続する。この
ときの接続ルールは、CPU待ち行列103と同様に、優先度
順である。
次に、ステップ1230で、入出力要求を行ったタスク60
のタスク管理テーブル110をCPU待ち行列103からはず
し、作成した入出力要求管理テーブル120内のタスク管
理テーブル110へのポインタ122に接続する。
最後に、ステップ1240で、実際のハードウェアデバイ
スを制御して、入出力処理を開始する。
逆に、資源の入出力処理が完了すると、入出力デバイ
ス135から割込み136が発生し、OS62は、割込み処理101
として、第6図(d)のフローチャートに示す割込み処
理1300を実行する。
割込み処理1300においては、まず、ステップ1310で、
入出力に関係するデバイスで、他の入出力要求に支障が
でないよう、初期化が必要なものについて、初期化を行
い、ステップ1320で、処理が終了した資源入出力の入出
力要求管理テーブル120を入出力待ち行列104からはずし
て、CPU待ち行列103に戻し、ステップ1330で、入出力要
求管理テーブル120を削除する。
このように、OS62のSVC処理100,割込み処理101が行わ
れた後、第5図(a)に示すように、ディスパッチャ10
2という処理を呼ぶ。
このディスパッチャ102では、CPU待ち行列103を見
て、先頭のタスク管理テーブル110−1が示すタスク60
の処理を再開する。もし、CPU待ち行列103にタスク管理
テーブル110がない場合、アイドル状態となり、ディス
パッチャ102内でループする。
以上のような処理により、タスク60が入出力を要求す
ると、CPU待ち行列103から、タスク管理テーブル110が
はずされ、入出力が完了するまで、CPU処理の実行が待
たされることになる。
なお、このような制御をOS62内で行うことにより、各
入出力待ち行列104やCPU待ち行列103が空か否かを見る
だけで、その資源が使用されているか否かを判定できる
ことになる。
次に、このようなOS62の資源管理を利用して行う消費
電力制御処理について説明する。
第7図は、そのために設けたテーブルの構成を示した
ものであり、第1図は、実際の処理の流れを示したもの
である。
まず、テーブルとしては、第7図(a)に示すよう
に、資源デバイス管理テーブル140を設ける。
この資源デバイス管理テーブル140は、OS62上の資源
を一意に示す資源番号141と、実際に個別に動作を行う
ハードウェアデバイスを一意に示すデバイス番号142と
による2次元配列からなり、配列の各要素として、ある
資源に対して、各デバイスが動作に関与しているか否か
のフラグを持っている。
例えば、#0のフロッピーディスク資源の場合、その
入出力処理には、#0のDMAC,#5のFDC,#6のFDDが使
用される。
なお、このテーブルで、デバイス番号142は、クロッ
クや電源供給のON/OFFを制御する対象に対して与える。
また、第7図(b)に示すように、デバイス番号142
を割当てた各ハードウェアデバイスに対応して、デバイ
ス管理テーブル150を設ける。
これらのハードウェアデバイスは、消費電力制御を行
う上で、2つの分類方法が存在する。
まず、1つ目の分類としては、DMAC4,VRAM6,FDC10な
どのLSIのように、チップの内部状態を保持するため、
電源供給が必要だが、クロックの供給を停止することに
より消費電力を大幅に減らせるものと、FDD11,BL9,MU15
などのように、電源供給を切ること自体により消費電力
が削減できるものとがある。
これを制御するのが、クロック停止フラグ151および
電源停止フラグ152の各フィールドである。それぞれ、
そのハードウェアを使用していないときに、クロックや
電源を切ってもよいか否かを示しており、値としては、
「0」が不可、「1」が可を示す。
一方、2つ目の分類としては、CPU1や各周辺LSIのよ
うに、ハードウェアデバイスが使用されなくなったとき
に、直ちにクロックや電源を切っても構わないものと、
FDD11のように、頻繁に電源を切ると、モータの再起動
のため、かえって電力を消費してしまったり、LCDC7,LC
D8,BL9のように、電源を切ると、表示が見えなくなるた
め、資源として使っていないからといって、すぐに電源
を切れないなどの理由で、ある一定時間使用されないこ
とを確認してから、電源やクロックを切る必要があるも
のとに分けられる。
これを制御するのが、タイムアウトフラグ153および
タイムアウト時間154の各フィールドである。
タイムアウトフラグ153は、デバイスが未使用のと
き、直ちにクロックまたは電源を切って良いか否かを示
し、値としては、「0」が可、「1」が不可を示す。
タイムアウト時間154は、タイムアウトフラグ153が
「1」のときのみ有効となり、そのデバイスがどれだけ
の時間使用されなければクロックや電源を切るかを、各
デバイスごとの値として持つ。
クロックステータス155,電源ステータス156は、クロ
ックや電源が各デバイスに対して供給中か否かの状態
(「0」:非供給,「1」:供給中)を保持するもので
ある。
次に、このようなテーブルに基づいて行う消費電力制
御処理について、第1図を用いて説明する。
第1図(a)のフローチャートに示す資源用パワーオ
ン処理200は、第5図のSVC処理100として行われる資源
の入出力開始処理1200(第6図(c))において、ステ
ップ1230とステップ1240との間に追加する処理である。
まず、ステップ210で、アクセス要求のあった入出力
資源が使用するハードウェアデバイスを、資源デバイス
管理テーブル140で、値が「1」のデバイスをサーチし
て求める。
そして、求めた各デバイスについて、ステップ220〜
ステップ310の処理を繰返す。
すなわち、ステップ220で、そのデバイスのタイムア
ウトフラグ153をチェックする。
本実施例では、このタイムアウトフラグ153が「1」
のときには、そのデバイスが一定時間使用されないとき
のみ、節電のため電源やクロックを切るようにしてい
る。
そのために、資源の使用終了時には、時間測定のた
め、タイマが設定されるが、そのタイマ時間切れになる
前に、資源が使用再開されたときには、そのタイマを取
消す。
すなわち、ステップ230で、タイマ終了待ち行列105か
ら、アクセス要求のあった資源に関与するデバイスのデ
バイス番号134を持つタイマ管理テーブル130を捜し、見
つかれば、ステップ240で、そのタイマ管理テーブル130
を、タイマ終了待ち行列105から削除し、タイマ測定を
中止する。
次に、ステップ250で、クロックステータス155が
「0」(非供給)ならば、ステップ260で、値を「1」
(供給中)に変更し、ステップ270で、PC5を介して、対
象デバイスへのクロック供給を開始する。
また、ステップ280で、同様に、電源ステータス156が
「0」(非供給)ならば、ステップ290で、値を「1」
(供給中)に変更し、ステップ300で、PC5を介して、対
象デバイスへの電源供給を開始する。
以上の処理を、アクセスする資源に関与するデバイス
全てについて行った後(ステップ310)で、第6図
(c)のステップ1240に示す処理を行うことで、ハード
ウェアデバイスの正常な動作が保証される。
第1図(b)のフローチャートに示す資源用パワーオ
フ処理400は、第5図の割込み処理101として行われる入
出力完了処理1300(第6図(d))の直後に行われる処
理である。
入出力完了処理1300により、アクセスが完了した入出
力要求管理テーブル130を削除した後、まず、ステップ4
10で、アクセスが完了した資源に関与しているデバイス
を、資源デバイス管理テーブル140の値が「1」である
デバイスをサーチして求める。
そして、求めた各デバイスについて、ステップ420〜
ステップ510の処理を繰返す。
すなわち、ステップ420で、そのデバイスに関与して
いる他の資源があるか否かを、資源デバイス管理テーブ
ル140を参照して求め、もし存在すれば、そのデバイス
に関与している全ての資源の入出力待ち行列104が全て
空か否かをチェックする。
ステップ420で、1つも処理中の資源がなければ、ス
テップ430で、タイムアウトフラグ153をチェックし、
「1」ならば、ステップ440で、アクセス完了後、一定
時間アクセスがなければ、電源やクロックを切る必要が
あるため、タイマ管理テーブル130を生成して、タイマ
終了待ち行列105に接続し、時間測定を開始する。
このとき、タイマ管理テーブル130の測定時間132に
は、デバイス管理テーブル150のタイムアウト時間154の
値を初期設定し、タイムアウト処理アドレス133には、
各デバイスに応じて用意したタイムアウト処理の実行ア
ドレスを設定し、デバイス番号134には、処理を完了し
たデバイスの番号を設定する。
一方、ステップ430で、タイムアウトフラグ153が
「0」ならば、ステップ450で、クロック停止フラグ151
をチェックし、「1」(停止可)ならば、ステップ460
で、クロックステータス155の値を「0」(非供給)に
変更し、ステップ470で、PC5を介して、対象デバイスへ
のクロック供給を停止する。
また、ステップ480で、同様に、電源停止フラグ152も
チェックし、「1」(停止可)ならば、ステップ490
で、電源ステータス156の値を「0」(非供給)に変更
し、ステップ500で、PC5を介して、対象デバイスへの電
源供給を停止する。
以上の処理により、入出力が完了したタイミングで、
使用されなくなったデバイスが全てチェックされた後
(ステップ510)、直ちに電源やクロックを停止させる
ことができる。
また、資源デバイス管理テーブル140により、デバイ
スと資源との関係を管理することで、例えば、DMAC4の
ように、複数の資源で共用されるデバイスについても、
対応する全資源の入出力待ち行列104の状態をチェック
することで、使用中か否かを容易に判定することができ
る。
次に、タイムアウトフラグ153が「1」、すなわち、
一定時間使用しない場合に、電源やクロックを停止させ
るデバイスの場合について説明する。
第1図(b)のフローチャートに示す資源用パワーオ
フ処理400において、ステップ440でタイマを設定する
と、第1図(c)のフローチャートに示すタイマ割込み
処理600が一定周期で発生する。
タイマ割込み処理600では、タイマ終了待ち行列105の
各タイマ管理テーブル130について、以下の処理を行
う。
まず、ステップ610で、測定時間620からタイマ割込み
周期の時間を引き、ステップ620で、測定時間620が
「0」以下、すなわち、最初にタイマ管理テーブル130
に設定した時間が経過したら、そのタイムアウト処理ア
ドレス133が示すタイムアウト処理700を実行する。
タイムアウト処理700では、第1図(d)のフローチ
ャートに示すように、まず、ステップ710で、タイマ終
了待ち行列105から、時間切れとなったタイマ管理テー
ブル130をはずし、ステップ720で、クロック停止フラグ
151が「1」(停止可)ならば、ステップ730で、クロッ
クステータス155の値を「0」(非供給)に変更し、ス
テップ740で、対象となるデバイスへのクロック供給を
停止する。
また、ステップ750で、電源停止フラグ152が「1」
(停止可)ならば、ステップ760で、電源ステータス156
の値を「0」(非供給)に変更し、ステップ770で、対
象デバイスへの電源供給を停止する。
以上の処理により、予め各デバイスのデバイス管理テ
ーブル150のタイムアウト時間154に設定しておいた時間
だけ、そのデバイスが使用されないとき、そのデバイス
への電源またはクロック供給が止められ、節電が行われ
る。
止められた電源またはクロックは、第1図(a)のフ
ローチャートに示すように、そのデバイスが関与する資
源の入出力を開始する時点で、供給が再開される。
次に、CPU資源についての消費電力制御処理800につい
て、第1図(e)のフローチャートに示す。
この処理は、第5図のディスパッチャ102で行われる
ものである。
従来、ディパッチャ102では、CPU待ち行列103の先頭
のタスク管理テーブル110−1を参照し、このタスク管
理テーブル110−1に対応するタスク60の実行を再開す
る働きをし(ステップ820に相当)、CPU待ち行列103に
タスク管理テーブル110がない、つまり、CPU処理を実行
すべきタスク60がない状態では、アイドル状態に入り、
ディスパッチャ102内で単にループを繰返していた。
これを、本実施例では、アイドル状態に入ると、ステ
ップ830に示すように、CPU1の持つスリープ命令を発行
するようにしており、CPU自身のクロックを停止させ、C
PU1がアイドルの状態で無駄な電力消費が発生するのを
防止した。
停止したCPU1は、外部から割込みが発生すると、ま
た、直ちにクロック供給が始まり、割込み処理が実行さ
れるため、各周辺ハードウェアデバイスの制御に支障を
きたすことはない。
また、割込み処理が終了すると、ディスパッチャ102
の処理は、ステップ810に戻り、割込み処理で入出力が
完了し、CPU待ち行列103にタスク管理テーブル110が接
続されていれば、そのタスク60を実行し、接続されてい
なければ、引き続き、スリープ命令を発行し続ける。
以上説明したように、本実施例によれば、実時間でク
ロックまたは電源の供給をON/OFF可能なデバイスについ
て、そのデバイスを使用していない状態で、直ちにクロ
ックまたは電源の供給を停止することにより、実行速度
を低下させずに、各デバ4イスの消費電力を削減するこ
とができる。
また、実時間でクロックまたは電源の供給をON/OFFで
きないようなデバイスについても、OS62のタイマ管理ブ
ロック66を利用することにより、一定時間使用しなかっ
たデバイスのクロックまたは電源の供給を停止すること
により、使用しないで放置した場合の節電を行うことが
できる。
従って、ユーザが実際に情報処理装置を使用している
間においても、ユーザの実行する処理に無関係な部分の
デバイスへのクロックや電源の供給を、随時停止するこ
とができるので、処理速度に影響を与えることなく、情
報処理装置全体の消費電力を最小限に抑えることができ
る。
特に、ユーザからのキー入力に対応して1つの作業を
順次実行し、CPU1や各周辺デバイスの使用率が数%から
十数%しかないことが多いワードプロセッサやパーソナ
ルコンピュータにおいては、大きな節電効果を得ること
ができる。
なお、上記実施例は、周辺LSIがC−MOSスタティック
型であることを前提に説明したが、クロックを停止して
しまうことができないダイナミック型のLSIデバイスに
ついても、クロックを停止してしまう代わりに、クロッ
ク周波数を動作可能な最低の値に変更する機能をPC5に
設け、上記実施例と同じように制御を行うことにより、
同様な効果を得ることができる。
さらに、上記実施例では、各LSIへのクロック供給の
制御を行うことにより、電力消費を抑えているが、最近
では、LSIの高集積化が進み、従来は別々のLSIで実現し
ていた様々な機能を、1つのLSIにまとめることができ
るようになっている。このようなLSIへのクロック供給
制御においては、効果的な節電が行いにくい。
例えば、CPU,DMAC,SCCをまとめて内蔵しているLSIで
は、これら全てが同時に使用されないときしか、LSIへ
のクロックを停止し電力消費を抑えることができない。
そこで、これを改善するためには、LSIのチップ内
に、各構成単位で、独立してクロック供給制御を行うス
イッチを設け、LSIの外部信号により、このスイッチを
任意にON/OFFできる機構を設ける方法が考えられる。こ
のようなスイッチは、従来の半導体素子を用いて容易に
実現できる。
以上の方式を取ることにより、様々な機能を取込み、
高集積化の進むLSIにおいても、資源の使用状態に応じ
た細かな消費電力制御を行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、それぞれのハ
ードウェアデバイスが使用されている間だけ、クロック
や電源を供給し、使用されなくなると、それらの供給を
停止することができるという効果がある。
従って、ユーザが実際に情報処理装置を使用している
間においても、ユーザの実行する処理に無関係な部分の
ハードウェアデバイスへの電力供給を、随時停止するこ
とができるので、処理速度に影響を与えることなく、情
報処理装置全体の消費電力を最小限に抑えることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の消費電力制御方式の処理を
示すフローチャート、第2図は本実施例の消費電力制御
方式を適用した情報処理装置のハードウェア構成を示す
ブロック図、第3図は本実施例におけるソフトウェア構
成を示すブロック図、第4図はマルチタスクOSの動作を
示す説明図、第5図はマルチタスクOSの処理構造,待ち
行列およびテーブル構造を示す説明図、第6図はマルチ
タスクOSのタスク制御処理および入出力制御処理を示す
フローチャート、第7図は本実施例におけるテーブルの
構造を示す説明図である。 1……演算処理装置(CPU)、2……主メモリ(MM)、
3……クロック発生装置(CG)、4……ダイレクト・メ
モリ・アクセス・コントローラ(DMAC)、5……パワー
・コントローラ(PC)、6……表示メモリ(VRAM)、7
……液晶コントローラ(LCDC)、8……液晶表示装置
(LCD)、9……バックライト(BL)、10……フロッピ
ーディスク・コントローラ(FDC)、11……フロッピー
ディスク・ドライブ(FDD)、12……通信コントローラ
(SCC1)、13……キーボード(KB)、14……通信コント
ローラ(SCC2)、15……モデム装置(MU)、16……通信
コントローラ(SCC3)、17……イメージスキャナ(I
S)、18……プリンタ・コントローラ(PRC)、19……プ
リンタ(PRT)、20……メインバス(MB)、21……電源
(PU)、60……タスク、61……スーパバイザコール(SV
C)、62……オペレーティングシステム(OS)、103……
CPU待ち行列、104……入出力待ち行列、105……タイマ
終了待ち行列、110……タスク管理テーブル、120……入
出力要求管理テーブル、130……タイマ管理テーブル、1
40……資源デバイス管理テーブル、150……デバイス管
理テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 尚道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 谷口 茂樹 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (56)参考文献 特開 平1−205220(JP,A) 特開 昭63−126018(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/26 - 1/32 G06F 1/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置の個々の部品について、クロ
    ックの供給/停止を制御するクロック供給制御手段と、
    上記部品が非使用状態となったときに、当該部品へのク
    ロック供給停止が一定時間の経過を待たずに可能か否か
    を判定し、クロック供給停止が一定時間の経過を待たず
    に可能ならば、上記クロック供給制御手段に対して、当
    該部品へのクロックの供給を停止するように指示し、ク
    ロック供給停止が一定時間の経過を待たずには不可能な
    らば、当該部品ごとに予め決められた一定時間、当該部
    品が非使用状態であり続けたときに、上記クロック供給
    制御手段に対して、当該部品へのクロックの供給を停止
    するよう指示するクロック供給停止手段と、上記部品が
    使用状態となったときに、上記クロック供給制御手段に
    対して、当該部品へのクロックの供給を開始するよう指
    示するクロック供給開始手段とを設けた第1の節電手段
    と、 情報処理装置の個々の部品について、電源の供給/停止
    を制御する電源供給制御手段と、上記部品が非使用状態
    となったときに、当該部品への電源供給停止が一定時間
    の経過を待たずに可能か否かを判定し、電源供給停止が
    一定時間の経過を待たずに可能ならば、上記電源供給制
    御手段に対して、当該部品への電源の供給を停止するよ
    うに指示し、電源供給停止が一定時間の経過を待たずに
    は不可能ならば、当該部品ごとに予め決められた一定時
    間、当該部品が非使用状態であり続けたときに、上記電
    源供給制御手段に対して、当該部品への電源の供給を停
    止するよう指示する電源供給停止手段と、上記部品が使
    用状態となったときに、上記電源供給制御手段に対し
    て、当該部品への電源の供給を開始するよう指示する電
    源供給開始手段とを続けた第2の節電手段とのうち、少
    なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする消費電
    力制御方式。
  2. 【請求項2】実行すべき処理が存在しない状態になった
    ときに、上記クロック供給制御手段から供給されるクロ
    ックの入力を停止するクロック入力停止手段と、外部か
    らの割込みが発生したときに、上記クロック供給制御手
    段から供給されるクロックの入力を開始するクロック入
    力開始手段とを設けた演算処理装置を有することを特徴
    とする請求項1記載の消費電力制御方式。
  3. 【請求項3】一連の処理を実現する部品群を論理的な資
    源と見なして使用状態を管理する機能を有する情報処理
    装置において、 各資源とそれに関連する部品との対応関係および各部品
    ごとの電力制御情報を保持し、ある処理によって上記資
    源の使用が開始されたときに、関連する部品への電力の
    供給が停止されているならば、当該部品への電力の供給
    を開始し、上記資源の使用が終了したときに、他の処理
    によって関連する部品が使用されていないならば、当該
    部品ごとに予め決められた一定時間を計測し、上記一定
    時間を経過してから、当該部品への電力の供給を停止
    し、上記一定時間内に当該部品の使用が再び開始された
    ときには、上記計測を中止することを特徴とする消費電
    力制御方式。
  4. 【請求項4】一連の処理を実現する部品群を論理的な資
    源と見なして使用状態を管理する機能を有する情報処理
    装置において、 各資源とそれに関連する部品との対応関係および各部品
    ごとの電力制御情報を保持する資源管理手段と、 個々の部品について、クロックの供給/停止を制御する
    クロック供給制御手段と、 個々の部品について、電源の供給/停止を制御する電源
    供給制御手段と、 ある処理によって上記資源の使用が開始されたときに、
    関連する部品へのクロックの供給が停止されているなら
    ば、上記クロック供給制御手段に対して、当該部品への
    クロックの供給を開始するよう指示するクロック供給開
    始手段と、 上記資源の使用が終了したときに、他の処理によって関
    連する部品が使用されていないならば、当該部品へのク
    ロック供給停止が一定時間の経過を待たずに可能か否か
    を判定し、クロック供給停止が一定時間の経過を待たず
    に可能ならば、上記クロック供給制御手段に対して、当
    該部品へのクロックの供給を停止するよう指示し、クロ
    ック供給停止が一定時間の経過を待たずには不可能なら
    ば、当該部品ごとに予め決められた一定時間、当該部品
    が非使用状態であり続けたときに、上記クロック供給制
    御手段に対して、当該部品へのクロックの供給を停止す
    るよう指示するクロック供給停止手段と、 ある処理によって上記資源の使用が開始されたときに、
    関連する部品への電源の供給が停止されているならば、
    上記電源供給制御手段に対して、当該部品への電源の供
    給を開始するよう指示する電源供給開始手段と、 上記資源の使用が終了したときに、他の処理によって関
    連する部品が使用されていないならば、当該部品への電
    源供給停止が一定時間の経過を待たずに可能か否かを判
    定し、電源供給停止が一定時間の経過を待たずに可能な
    らば、上記電源供給制御手段に対して、当該部品への電
    源の供給を停止するよう指示し、電源供給停止が一定時
    間の経過を待たずには不可能ならば、当該部品ごとに予
    め決められた一定時間、当該部品が非使用状態であり続
    けたときに、上記電源供給制御手段に対して、当該部品
    への電源の供給を停止するよう指示する電源供給停止手
    段とを設けたことを特徴とする消費電力制御方式。
  5. 【請求項5】上記資源管理手段は、各資源に関連する部
    品ごとに、当該部品にクロックが供給されているか否か
    を示す情報,当該部品に電源が供給されているか否かを
    示す情報,当該部品が非使用状態となったときに、当該
    部品へのクロック供給停止が一定時間の経過を待たずに
    可能か否かを示す情報,当該部品が非使用状態となった
    ときに、当該部品へのクロック供給停止が一定時間の経
    過を待たずには不可能ならば、当該部品へのクロックの
    供給を停止するまでの一定時間の値,当該部品が非使用
    状態となったときに、当該部品への電源供給停止が一定
    時間の経過を待たずに可能か否かを示す情報,当該部品
    が非使用状態となったときに、当該部品への電源供給停
    止が一定時間の経過を待たずには不可能ならば、当該部
    品への電源の供給を停止するまでの一定時間の値を、保
    持していることを特徴とする請求項4記載の消費電力制
    御方式。
  6. 【請求項6】複数のハードウェアデバイスと、これらの
    ハードウェアデバイスの動作状態を管理する機能を有す
    るマルチタスクOSを備えた演算処理装置とを有する情報
    処理装置における消費電力制御方式において、 上記複数のハードウェアデバイスについて、一連の処理
    に用いられるハードウェアデバイス群を論理的な資源と
    して、当該資源とそれに用いられるハードウェア資源と
    の関係を管理する手段と、 各ハードウェアデバイスのそれぞれが非使用状態である
    か使用状態であるかを、上記管理する手段により管理さ
    れる資源のうち、それぞれのハードウェアデバイスを用
    いる資源について判定し、関連する全ての資源において
    非使用状態であるハードウェアデバイスについて、当該
    ハードウェアデバイスへの電力供給を停止するよう指示
    する手段と、 上記電力供給が停止されたハードウェアデバイスが使用
    状態となったときには当該ハードウェアデバイスへの電
    力供給を開始するよう指示する手段とを有することを特
    徴とする消費電力制御方式。
  7. 【請求項7】上記電力供給を停止するよう指示する手段
    は、それぞれのハードウェアデバイスが一定時間を経過
    した後でなければ電力供給を停止できないデバイスであ
    るかを判定して、一定時間の経過した後でなければ電力
    供給の停止ができなデバイスである場合には、一定時間
    経過後に電力供給を停止する指示を行うことを特徴とす
    る請求項6に記載の消費電力制御方式。
  8. 【請求項8】複数のハードウェアデバイスと、これらの
    ハードウェアデバイスの動作状態を管理する機能を有す
    るマルチタスクOSを備えた演算処理装置とを有する情報
    処理装置における消費電力制御方式において、 上記複数のハードウェアデバイスについて、一連の処理
    に用いられるハードウェアデバイス群を論理的な資源と
    して、当該資源とそれに用いられるハードウェア資源と
    の関係を管理する手段と、 各ハードウェアデバイスのそれぞれが非使用状態である
    か使用状態であるかを、上記管理する手段により管理さ
    れる資源のうち、それぞれのハードウェアデバイスを用
    いる資源について判定し、関連する全ての資源において
    非使用状態であるハードウェアデバイスについて、当該
    ハードウェアデバイスへのクロック供給停止が可能か否
    かを判定して、クロック供給停止が可能ならば当該ハー
    ドウェアデバイスへのクロックの供給を停止するよう指
    示し、クロック供給停止が不可能ならばクロック周波数
    を上記通常動作時より低い値に下げるよう指示する手段
    と、 上記クロックの供給が停止されたハードウェアデバイス
    が使用状態となったときには当該ハードウェアデバイス
    へのクロックの供給を開始するよう指示し、上記クロッ
    ク周波数が下げられたハードウェアデバイスが使用状態
    となったときには上記クロック周波数を上記通常動作時
    の値に戻すよう指示する手段とを有することを特徴とす
    る消費電力制御方式。
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