JP3342401B2 - 管の引曲げ加工方法 - Google Patents
管の引曲げ加工方法Info
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Description
関する。
づいて説明する。図4には引曲げ加工時の管の成形力の
概念、図5には引曲げ加工時の管の軸力の状況を示して
ある。
クランプし、曲型を回転させて曲型と締め付け型との間
で管を曲げる。この時、図4に示すように、管1には主
に曲げモーメントMと軸引張力Fが加わる。この軸引張
力Fが加わるので管1にしわは生じにくいが、減肉が大
きくなる虞がある。このような場合、管1の軸方向にブ
ースタダイにより推力を加えることにより減肉を抑制す
ることができる。
F、曲げモーメントM、及びブースタダイによるブース
タ力Pがかかる。この時、軸引張力Fは、 F=T/R ・・・・・(1) T:曲げトルク, R:曲げ半径 で表わされ、また軸引張力FのX分力Fxは、 Fx=F・cosθ=(T/R)・cosθ ・・・・・(2) となる。
を成形中に変動させることができないため、ブースタ力
Pを一定とすると、成形時に働く軸力Sは S=F・cosθ−P ・・・・・(3) となる。この時S>0では引張り、S<0では圧縮が働
くとする。
いては、初期にブースタ力Pが小さ過ぎると、引張力が
大きくなるため、過大な減肉を引き起こしてしまう。ま
た、軸力Sはブースタの設定が大き過ぎると圧縮歪が大
きくなり、ブースタ力Pか正常な場合でも曲げ角度θが
大きくなるほど圧縮力が大きくなるため、90度曲げ付
近では「しわ」が発生する場合がある。
げ角度θごとに軸力Sが変動し、また現状の管の引曲げ
装置ではブースタ力Pは初期設定後一定値をとり、管1
にかかる軸力Sが変動するため、管1の成形においては
板厚をコントロールすることが非常に難しく、過大な減
肉や「しわ」を発生させてしまうという問題がある。
本発明の管の引曲げ加工方法は、軸方向に推力を与えて
管の引曲げを行うに際し、曲げ角度毎に軸力が一定とな
る推力の所定値を曲げ角度毎に設定し、曲げ角度毎の推
力を所定値に維持して管の引曲げを行うことを特徴とす
る。
の引曲げ加工方法は、軸方向に推力を与えて管の引曲げ
を行うに際し、曲加工時の曲角度及び回転トルク及び推
力に基づいて曲げ部に作用する軸力を演算し、演算され
た軸力が管種毎に設定された所定値となるような目標推
力を設定し、曲加工時の推力が目標推力となるように管
の引曲げを行なうことを特徴とする。
る管の引曲げ加工方法を実施する管の引曲げ装置の概略
構成、図2にはブースタ力による軸力の制御例を表すグ
ラフを示してある。
け型3でクランプし、曲型3を回転させて曲型2と締め
付け型3との間で管1を曲げる。管1の引曲げ加工装置
では、成形中に軸圧縮力の制御を行うため、成形時の曲
げ角度θ、ブースタ力Pの取得を行う。曲げ角度θは、
曲型2にポテンショメータ4を取り付けると共に、ブー
スタダイ5に押し付け力Pの計測を行うためのロードセ
ル6を取り付けて計測を行う。これにより、曲げ角度θ
毎のブースタ力Pの調整を行う。
θ毎に軸力Sが一定となるブースタ力Pの所定値を設定
しておく(図2参照)。即ち、曲げ角度θが90度に近
づくにしたがって段階的にブースタ力Pを低下させ、曲
げ角度θが90度近傍になった時のブースタ力Pをマイ
ナス側に設定し、軸力Sが一定となるようにする。
に取り付けられている、リリーフバルブを決定している
値に、油圧計を見ながら手動にて変動、もしくは電磁リ
レーを用いて変動させてブースタ力Pを図2に示したよ
うに所定値に調整して成形を行う。そして、各曲げ角度
θ毎に設定されたブースタ力Pを管1に与える。
力Sを管1に与えることにより、管1の曲げを受けた部
分は、成形初期に設定した板厚分布を得ることが可能と
なり、過大な減肉・「しわ」の不良発生を防止すること
ができる。
式、即ち、 S=F・cosθ−P により常に軸力Sを一定に保つように成形を行ない、管
1の背側及び腹側の歪曲げ加工中に軸力Sを一定にでき
るので、過大な減肉・「しわ」の発生を防止することが
可能となる。
においても、成形時に適正な軸力をブースタにより与え
ることで管1の背側の過大な減肉を防止することができ
る。また、管1の腹側においても、過剰な圧縮歪の発生
による「しわ」の発生を防止することができる。従っ
て、高品質の曲り管を成形でき、かつ、エルボの数を削
減できるので、プラント工数・品質の向上が図れる。
づいて説明する。図3にはブースタ力による軸力の制御
例を表すグラフを示してある。
縮力の制御を行うため、成形時の曲げ角度θ、ブースタ
力P、曲げトルクTの取得を行う。曲げ角度θは、曲型
2にポテンショメータ4を取り付けると共に、ブースタ
ダイ5に押し付け力Pの計測を行うためのロードセル6
を取り付けて計測を行う。また、曲型2を回転させるチ
ェーン部7と油圧シリンダ8とを連結するロッド上にロ
ードセル9を取り付けて計測を行う。各計測により、曲
げ角度θごとの軸力Sの認識を行う。
値以上の減肉、及び増肉が起きないような適当な軸力S
0 の設定をする。この設定軸力S0 は、固定値である。
成形時には、曲げ角度θの検出を行う。これと同時にブ
ースタ力P、軸引張力Fを計測し、これから(3)式、
即ち、 S=F・cosθ−P により軸力Sの演算を行う。
力(ブースタ力P)が設定され、計測した軸力Sが演算
した軸力S0 と異なる場合、図4に示すように、ブース
タ力Pを目標推力に収束するように変動させることによ
り設定した軸力S0 へ近づける。ブースタ力Pは、軸力
Sが低下すると増加させ、軸力Sが上昇するようである
と減少させるように変動を行う(フィードバック制
御)。これにより、安定した軸力を得、過大な減肉・
「しわ」の防止を行うことが可能となる。
式、即ち、 S=F・cosθ−P により常に軸力Sを一定に保つように成形を行うことに
より、管1の背側・腹側の歪を一定にできるので、過大
な減肉・「しわ」の発生を防止することが可能となる。
においても、成形時に適正な軸力をブースタにより与え
ることで管1の背側の過大な減肉を防止することができ
る。また、管1の腹側においても、過剰な圧縮歪の発生
による「しわ」の発生を防止することができる。従っ
て、高品質の曲り管を成形でき、かつ、エルボの数を削
減できるので、プラント工数・品質の向上が図れる。
は、軸方向に推力を与えて管の引曲げを行うに際し、曲
げ角度毎に軸力が一定となる推力の所定値を曲げ角度毎
に設定し、曲げ角度毎の推力を所定値に維持して管の引
曲げを行うので、どのような材質・サイズの管において
も、成形時に適正な軸力をブースタにより与えることで
管の背側の過大な減肉を防止することができ、管の腹側
においても過剰な圧縮歪の発生による「しわ」の発生を
防止することができる。
つ、エルボの数を削減できるので、プラント工数・品質
の向上が図れる。
法は、軸方向に推力を与えて管の引曲げを行うに際し、
曲加工時の曲角度及び回転トルク及び推力に基づいて曲
げ部に作用する軸力を演算し、演算された軸力が管種毎
に設定された所定値となるような目標推力を設定し、曲
加工時の推力が目標推力となるように管の引曲げを行な
うので、どのような材質・サイズの管においても、成形
時に適正な軸力をブースタにより与えることで管の背側
の過大な減肉を防止することができ、管の腹側において
も、過剰な圧縮歪の発生による「しわ」の発生を防止す
ることができる。
つ、エルボの数を削減できるので、プラント工数・品質
の向上が図れる。
を実施する管の引曲げ装置の概略構成図。
Claims (2)
- 【請求項1】 軸方向に推力を与えて管の引曲げを行う
に際し、曲げ角度毎に軸力が一定となる推力の所定値を
曲げ角度毎に設定し、曲げ角度毎の推力を所定値に維持
して管の引曲げを行うことを特徴とする管の引曲げ加工
方法。 - 【請求項2】 軸方向に推力を与えて管の引曲げを行う
に際し、加工時の曲角度及び回転トルク及び推力に基づ
いて曲げ部に作用する軸力を演算し、演算された軸力が
管種毎に設定された所定値となるような目標推力を設定
し、曲加工時の推力が目標推力となるように管の引曲げ
を行うことを特徴とする管の引曲げ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12841598A JP3342401B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 管の引曲げ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12841598A JP3342401B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 管の引曲げ加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11319957A JPH11319957A (ja) | 1999-11-24 |
JP3342401B2 true JP3342401B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=14984209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12841598A Expired - Lifetime JP3342401B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 管の引曲げ加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3342401B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4680652B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-05-11 | 本田技研工業株式会社 | 部品用の断面形状をもつ金属曲管の製造方法 |
CN100376339C (zh) * | 2005-05-26 | 2008-03-26 | 杰富意钢铁株式会社 | 管子弯曲加工装置和管子弯曲加工方法 |
JP4811914B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-11-09 | Jfeスチール株式会社 | パイプの曲げ加工装置および方法 |
JP5517768B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2014-06-11 | 第一高周波工業株式会社 | 金属管曲げ加工装置および方法 |
CN105537336A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-05-04 | 重庆长安空港汽车配件有限责任公司 | 一种制动油管弯形装置 |
DE102023101205A1 (de) | 2023-01-18 | 2024-01-04 | Thyssenkrupp Ag | Rohrbiegemaschine |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12841598A patent/JP3342401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11319957A (ja) | 1999-11-24 |
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