JP3341949B2 - 半導体基板の洗浄装置 - Google Patents

半導体基板の洗浄装置

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JP3341949B2 JP17143394A JP17143394A JP3341949B2 JP 3341949 B2 JP3341949 B2 JP 3341949B2 JP 17143394 A JP17143394 A JP 17143394A JP 17143394 A JP17143394 A JP 17143394A JP 3341949 B2 JP3341949 B2 JP 3341949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、半導体装置製造にお
いて、半導体基板(以下、ウエハーという)を薬品処理
した後、付着した薬品を除去するための洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、半導体装置において、特に高集
積化、高密度化が要求され信頼性ならびに歩留りの向上
が重要な課題となっている。中でも、ウエハーの薬品処
理後の洗浄の良否がそれらを左右する要因の一つとなっ
ている。即ち、従来半導体装置の微細な構造を実現する
ために、フォトレジストと呼ばれる感光性有機材料をウ
エハー表面に塗布し、紫外線を露光して現像を行い、現
像後にウエハーをエッチングによって所望の形にするフ
ォトレジスト加工を行ってきた。この場合、例えば紫外
線で感光しなかったフォトレジストの部分を現像液で溶
解させ可溶部分を除去した後、あるいは溶解しないで残
ったフォトレジストを乾燥硬化させ、これを保護膜とし
てふっ酸(HF)等で所望の酸化膜をエッチング処理し
て該フォトレジストをウエハー表面から除去するため硫
酸(H2SO4)処理をした後においては、ウエハー表面
に上記硫酸、又はふっ酸等の薬品が付着した状態で残っ
ているが、これを放置すれば、それぞれフォトレジスト
酸化膜の溶解が進みフォトレジスト加工の精度が維持さ
れない不都合が出てくる。また、これら薬品処理後のウ
エハー表面にゴミ等が付着すると、次の露光工程におけ
るマスクパターンがぼけたり、ウエハーの熱処理におい
て不純物が拡散してしまうおそれがある。このため、薬
品処理後のウエハー洗浄は半導体製造工程上、不可欠で
ある。以下に、従来のウエハー洗浄装置について、図4
及び図5を参照しながら説明する。図4は、従来のウエ
ハー洗浄装置の概略断面図である。従来のウエハー洗浄
装置は水洗槽1の底部に排水口2を有し、上部には純水
を噴射するノズル3を設けたシャワー配管4から構成さ
れている。ウエハーを洗浄する際は、複数枚のウエハー
5が垂直かつ等間隔に並べて収納されたラック6を純水
の入った水洗槽に投入する。この場合の洗浄において、
薬品処理後のウエハー表面のフォトレジストあるいは酸
化膜等の膜厚を均一にし、ゴミ等の付着を少なくするた
めには、ウエハー5の表面を乾燥させないで、急速に薬
品と純水の置換を行う必要がある。そこで、従来、排水
口2を開いて水洗槽1内の水を急速に排水しながらウエ
ハー表面が乾燥するのを防止するため純水シャワーをノ
ズル3からウエハー5表面に噴射する。そして排水が完
了すると、純水シャワーを噴射しながら排水口2を閉じ
て洗浄水を水洗槽1に溜め始め、所定量に達したら再び
排水口2を開いて洗浄水を抜く。洗浄水内の薬品が純水
に置き換わるまで、この工程が数回繰り返され、この
間、純水シャワーは連続してウエハー5表面に噴射され
る。図5は、ウエハー洗浄装置の概略上面図である。純
水は、純水給水弁9を開くと左右のそれぞれのシャワー
配管4に流れ込み、ウエハー洗浄に適した個所に開けら
れたノズル3aを通してウエハー5表面の上から噴射さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら従来の
洗浄装置においては、純水は流れの圧力に従いシャワー
配管4の終端部7まで達するが、ここで配管4が封止さ
れているので、純水の流れは防げられる。そしてこの場
合、純水は終端部7において逆流し、その大部分は、ノ
ズル3aから、ウエハー表面に噴射されるが終端部7に
達した純水の流れの一部はその位置で、停滞し続け部分
的な水溜り状態ができてしまう。特に、給水を停止して
ウエハー洗浄の工程を休止した状態で、シャワーノズル
から純水が噴射されていないときには、この水溜り状態
が長時間維持されることになる。そしてこの終端部7に
おける水溜り状態のため、その中にバクテリア等が発生
し、更には腐敗するためウエハーの洗浄効果を防げるお
それがあるという問題があった。従来、かかるバクテリ
ア等の発生を防止するためウエハー洗浄の休止状態にお
いても、少しずつ給水を続けてシャワーノズルから純水
を流していたが、それでも終端部7の水は停滞し続け徐
々にしか置き換えられないためバクテリア等の発生を防
止するには不十分であった。本発明は、上記問題点を解
決するもので、薬品処理後のウエハー洗浄において、バ
クテリア等の発生しない純水の給水機構を備えた洗浄装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の洗浄装置は、半導体基板を洗浄するための
純水を供給するシャワー用配管を純水流入口から純水流
出口へわん曲しながら純水を一方向にのみ流れるように
接続したことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明においては、純水を供給するシャワー用
配管を純水流入口から純水流出口へわん曲しながら純水
を一方向にのみ流れるように接続しているので、純水の
滞留する水溜り部分を配管経路内に生じさせない。
【0006】
【実施例】 以下、図面を参照しながら実施例を詳細に
説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。図1は本発明の実施例を示したウエハー洗浄装置の
概略上面図であり、図4及び図5と同一符号のものは同
一のものを示している。半導体基板を洗浄するための純
水を供給するシャワー用配管4は、貯水部(図示せず)
からの供給水路11の純水流入口8から流入する純水
が、純水給水弁9を経由した後、分岐して水洗槽1を回
り込むように流入しシャワー用ノズル3aからウエハー
5の表面に噴射されるように配置され、そのシャワー用
配管の終端部には排出用ノズル3bが設けられている。
半導体装置の製造工程の内で例えばフォトレジスト加工
の工程におけるフォトレジストの膜厚、及びエッチング
処理した後の酸化膜の膜厚をそれぞれ均一にして、フォ
トレジスト加工の精度を向上させるためには、ウエハー
表面に付着した硫酸あるいは、ふっ酸等の薬品を純水で
洗浄して取り除く必要がある。また、ウエハー表面の乾
燥を防止してゴミ等の付着を少なくするためにも短時間
で上記薬品を純水で置換する必要がある。そこで、薬品
処理後ウエハー5を洗浄する際は、まず複数枚のウエハ
ー5が垂直かつ等間隔に並べて収納されたラック6を純
水の入った水洗槽1の中へ水没するようにして早急に投
入する。そして、純水給水弁9開いて純水をシャワー配
管4に流入せしめその流れの圧力に従いシャワーノズル
3aからウエハー5の表面の全面に純水がまんべんなく
当たるように純水シャワーを噴射する。次に、純水シャ
ワーが噴射されたとき、排水口2を開いて水洗槽1内の
水を急速に槽外に排水する。この場合の水洗槽内の排水
口の位置、大きさ等は従来のものと特に変わるところは
ない。この排水中、シャワーノズル3aから純水シャワ
ーが噴射され続け、ウエハー5の表面を乾燥させないよ
うに保っていることはいうまでもない。水洗槽1内の排
水が完了すると排水口2を閉じて洗浄水を溜め始める。
そして水洗槽1内の洗浄水が所定量に達し、ウエハー5
の表面が水没したら再び排水口2を開いて水洗槽1内の
洗浄水を排出させる。通常、ウエハー5の表面の薬品を
完全に取り除き、洗浄水内の薬品が純水に置き換えられ
るまで水洗槽への給水及び排水の工程を数回繰り返す。
そしてこの場合、ウエハー洗浄装置のシャワー配管4に
おいて、その終端部7にシャワーノズル3bを設けるこ
とにより管内の純水の部分的な水溜り状態を防ぐことが
できる。また、ウエハー洗浄のため純水シャワーを使用
していないときも、純水給水弁9を調節することにより
少しずつ給水して、シャワーノズル3bから純水を微量
ずつ流し続けることにより、シャワー配管4内の純水の
部分的水溜り状態をより一層防止することができる。図
2及び図3はそれぞれ本発明の第2及び第3の実施例を
示すウエハー洗浄装置の概略上面図である。図2では、
図1の左右に分岐した複数のシャワー用配管の終端部7
に相当する部分がそれぞれ連通している構成となってい
る。このため、供給水路12の純水流入口8から流入す
る純水は、純水給水弁9を経由して、シャワー配管4内
で分岐して、シャワーノズル3aからウエハー表面に噴
射されるが、シャワーノズル3aから噴射されずにシャ
ワー配管4を通過した純水は再び合流し、回収水路13
の純水流出口10へと導かれ、純水の部分的な停滞が生
じない。更に図3では、半導体基板を洗浄するための純
水を供給するシャワー用配管を供給水路14の純水流入
口8から回収水路15の純水流出口10へわん曲しなが
ら純水を一方向にのみ流れるように接続した構成となっ
ている。すなわち、このシャワー配管4は、純水給水弁
9の付近から水洗槽1の上方の回りを経て、回収水路1
5と連通する配管路で構成されている。このため、純水
流入口8から純水給水弁9を経由して流入した純水は図
3のシャワー配管4をA、B、Cの順路を通って一方向
で流れ続け、純水流出口10に至り、シャワー配管4が
途中で封止されていることによる純水の部分的な停滞が
生じない。従って、本発明の実施例で示すウエハー洗浄
装置を断続的に、使用しても、シャワー配管4におい
て、純水の停滞した水溜り状態が残りこの中でバクテリ
ア等が発生する恐れもない。尚、ウエハー洗浄装置に設
けられるシャワー配管の太さ、形状、位置、曲げの角度
等は、特に限定されるものではなく、ウエハーの大き
さ、枚数、薬品の種類等により適宜決定すればよい。ま
た、シャワー配管4の曲げの部分は純水の停滞を防止す
るためスムーズな流れを確保するため曲率を設けるのが
好ましい。更に、ウエハー洗浄装置として使用される限
り、フォトレジストの溶解、あるいは、酸化膜エッチン
グの処理に限られず広く薬品処理後のウエハー洗浄装置
に使用できる。
【0007】
【発明の効果】 以上、説明したように、本発明によれ
ば、ウエハー洗浄装置に設けられているシャワー配管
が、純水の流れを停滞させないように構成されているの
で、管内に部分的水溜状態ができることを防ぎ、その部
分内におけるバクテリア等の発生を阻止して、ウエハー
洗浄効果をより一層高めることができる。特に、給水を
停止した場合にも、この水溜り状態が長時間維持される
ことなくバクテリア等の発生が阻止される。更に、ウエ
ハー洗浄の休止状態においても給水を続ける必要がなく
高価な純水の節水が可能となる。
【0008】1・・・・・・・・・・水洗槽 2・・・・・・・・・・排水口 3・・・・・・・・・・シャワーノズル 4・・・・・・・・・・シャワー配管 5・・・・・・・・・・ウエハー 6・・・・・・・・・・ラック 7・・・・・・・・・・配管終端部 8・・・・・・・・・・純水流入口 9・・・・・・・・・・純水給水弁 10・・・・・・・ ・純水流出口 11、12、14・・・供給水路 13、15・・・・・・回収水路
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示したウエハー洗浄
装置の概略上図面である。
【図2】 本発明の第2の実施例を示したウエハー洗浄
装置の概略上図面である。
【図3】 本発明の第3の実施例を示したウエハー洗浄
装置の概略上図面である。
【図4】 従来のウエハー洗浄装置の概略断面図であ
る。
【図5】 従来のウエハー洗浄装置の概略上面図であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の製造における半導体基板の洗
    浄装置であって、半導体基板を洗浄するための純水を供
    給するシャワー用配管を純水流入口から純水流出口へわ
    ん曲しながら純水を一方向にのみ流れるように接続した
    ことを特徴とする半導体基板の洗浄装置。
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