JP3341839B2 - 画像信号符号化用バッファ管理装置 - Google Patents

画像信号符号化用バッファ管理装置

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JP3341839B2 JP2001296585A JP2001296585A JP3341839B2 JP 3341839 B2 JP3341839 B2 JP 3341839B2 JP 2001296585 A JP2001296585 A JP 2001296585A JP 2001296585 A JP2001296585 A JP 2001296585A JP 3341839 B2 JP3341839 B2 JP 3341839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッファ管理装置に
係り、特に発生符号量制御を行い、複数の可変長符号化
データをつなぎ合わせたり、読み出し変更したりする場
合に好適な可変長符号化データを生成するための画像信
号符号化用バッファ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を可変長符号化する代表的な例とし
てMPEG(Moving Picture ExpertsGroup)が知られ
ている。このMPEGでは、符号化ビットストリームは
ビデオ信号の場合1ピクチャ毎に可変長の符号量をもっ
ている。これはMPEGが離散コサイン変換(DC
T)、量子化、ハフマン符号化という情報変換を用いて
いる理由と同時に、画質向上のためにピクチャ毎に配分
する符号量は適応的に変更する必要性があり、動き補償
予測を行っているので、あるときは入力画像そのままを
符号化し、あるときは予測画像の差分である差分画像を
符号化するなど符号化画像自体のエントロピーも大きく
変化するためである。この場合、多くはその画像のエン
トロピー比率に配分しつつ、バッファの制限を守りなが
ら符号量制御される。
【0003】図5は従来のバッファ制御装置の一例のブ
ロック図を示す。同図において、入力画像データは可変
長符号化器11に入力されて可変長符号化された後、バ
ッファ管理器12に入力される。バッファ管理器12は
入力された符号量と符号化レートとの関係を監視し、所
定のバッファ内に収まるように目標符号量を設定して可
変長符号化器11にフィードバックする。目標符号量は
図示しない符号量制御器に入力されて、量子化器にセッ
トする量子化値を大きくして発生符号量を抑えたり、量
子化値を小さくして発生符号量を大きくしたりする。
【0004】このような可変長符号化データを固定の転
送レート(符号化レート)で符号化する場合、図6のよ
うに復号器のバッファ量を最大値とすると、一定速度で
データが入力されて、所定の値だけ溜ったところから、
所定の時間単位(NTSC方式のビデオ信号ならば1/
29.97秒単位)で復号化を一瞬で行う仮想デコーダ
モデルを符号化器の出力に接続して使用し、そのバッフ
ァがオーバーフローもアンダーフローも発生しないよう
に符号化することがMPEGで規定されている。
【0005】なお、図6中、I、P及びBはMPEG規
定のIピクチャ(フレーム内符号化画像)、Pピクチャ
(フレーム間順方向予測符号化画像)及びBピクチャ
(双方向予測符号化画像)を示し、これらがバッファに
蓄積されて各ピクチャの復号が1/29.97秒単位で
一瞬に行われ、データはバッファより瞬時に抜き取られ
ることが示されている。
【0006】これをVBV(Video Buffering Verifie
r)といい、これについての詳細は国際標準化機構(I
SO)によりISO−11172−2、ISO1381
8−2に記述されている。この規定を守っていれば、V
BVバッファ内でのレートは局部的に変化しているもの
の、観測時間を長くとれば固定の転送レートとなり、M
PEGではこのことを固定レートであると定義する。
【0007】固定転送レートの場合、定常状態では符号
量は図6のように推移している。また、発生符号量が少
ない場合は図7のように、上限値に張り付いた推移状態
になる。図7中、4つの矢印のピクチャは仮に非常に発
生符号量が少なかった場合でも、無効ビットを追加して
オーバーフローしないように符号量を増やさなければな
らない。
【0008】可変転送レートの場合は、上記の固定転送
レートの定義を拡張して、バッファ占有値が上限値にな
った場合、復号器の読み出しを中止することにより、原
理的にオーバーフローが起きないように定義されてい
る。図8に示す符号量変化図中、4つの矢印で示すピク
チャは仮に非常に発生符号量が少ないが、復号器の読み
出しが中止されるので、固定転送レートのときのように
無効ビットを入れる必要がない。従って、アンダーフロ
ーだけが発生しないように符号化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の可変
長符号化データの処理方法及びバッファ制御装置におい
て、符号化したビデオデータを、例えば45フレーム単
位で編集結合した場合、若しくは数本のビデオ圧縮スト
リームの例えば45フレーム単位で他のビデオストリー
ムに読み出し先を変更したりした場合、固定転送レート
ではオーバーフローやアンダーフローが、また、可変転
送レートではアンダーフローが発生してしまう可能性が
ある。
【0010】このことについて、図9と共に説明する。
固定転送レートの場合、ビデオデータのVBVのバッフ
ァ占有値の時間的推移が、図9(A)に示す如く、3つ
のビデオデータ〜で示され、接続点1ではビデオデ
ータとビデオデータが接続され、接続点2ではビデ
オデータとビデオデータとが接続されているが、オ
ーバーフローやアンダーフローを生じることなく正常に
接続されている。
【0011】また、ビデオデータのVBVのバッファ占
有値の時間的推移が、図9(B)に示す如く、〜で
示される接続点1ではビデオデータとビデオデータ
が接続され、接続点2ではビデオデータとビデオデー
タとが接続されているが、オーバーフローやアンダー
フローを生じることなく正常に接続されている。
【0012】ところが、図9(C)に示すように、ビデ
オデータとビデオデータを接続点1(45フレーム
目)で接続した場合は、ビデオデータの先頭のピクチ
ャのバッファ占有値をビデオデータの終了時点でのバ
ッファ占有値にする必要があるので、ビデオデータが
図9(B)に比し全体に上側にシフトされ、47フレー
ム目等でオーバーフローが発生する。
【0013】また、ビデオデータとビデオデータを
接続した場合は、ビデオデータの先頭のピクチャのバ
ッファ占有値をビデオデータの終了時点でのバッファ
占有値にして接続するため、90フレーム目以降でアン
ダーフローが生じる。
【0014】一方、可変転送レートの場合のビデオデー
タのVBVのバッファ占有値の時間的推移は、例えば図
9(D)に示す如くになる。すなわち、ビデオデータ
と前記ビデオデータに相当するビデオデータを接続
点1(45フレーム目)で接続した場合は、ビデオデー
タの先頭のピクチャのバッファ占有値をビデオデータ
の終了時点でのバッファ占有値以下にする必要がある
が、ビデオデータでは47フレーム目等でオーバーフ
ローしていた部分が可変転送レートのビデオデータで
はバッファの上限値で復号器の読み出しを中止するの
で、オーバーフローはしなくなる。
【0015】しかし、ビデオデータとビデオデータ
を接続した場合は、ビデオデータの先頭のピクチャの
バッファ占有値をビデオデータの終了時点でのバッフ
ァ占有値以下にして接続するため、図9(D)に示すよ
うに、固定転送レートのときと同じように90フレーム
目以降でアンダーフローが生じる。
【0016】ここで、「アンダーフロー」とは、再生器
でそのピクチャを復号しようとした時間に、まだデータ
が届いていないことを意味する。従って、その場合に
は、再生器の作り方にもよるが、一般には一つ前のピク
チャをもう一度再生する(フリーズ)などして、全部の
データが揃うまで待つことになる。
【0017】一方、「オーバーフロー」とは、再生器の
バッファをオーバーフローすることにより、その分のデ
ータが失われてしまうことを意味する。一般に、MPE
Gではハフマン符号化が採用されていて、一部のデータ
が失われると、そのピクチャ全体が失われることもあ
る。また、動き補償予測を行っているので、そのピクチ
ャを参照して予測されている画像も失われ、面内だけで
なく、時間方向の欠落を起こす可能性もある。
【0018】更に、バッファの制限は所定の接続点で固
定転送レートでは同じバッファ占有値で接続されるこ
と、また、可変転送レートでは前のピクチャのバッファ
占有値以下で接続されたと仮定した値で開始されていれ
ば、所定のピクチャ単位内のバッファ推移に制約は無い
ので、簡単に行う場合には所定のピクチャ単位内の最後
のピクチャの符号量制御を強力に行い目的の符号量にな
るように符号化することになる。
【0019】しかし、固定転送レートの場合などでは1
ビット精度で合わせなければならず、リアルタイムで符
号化している場合、非現実的である。また、可変転送レ
ートの場合でも接続点で前のピクチャのバッファ占有値
以上になるように制御されていなければならず、所定の
ピクチャ単位内の最後のピクチャの符号量がかなり小さ
い方向に制限されることになり、周期的に画質が悪くな
る危険性がある。
【0020】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
再生器のバッファのオーバーフローによるデータ欠落を
防止し、アンダーフローによる悪影響を最小限に止めう
画像信号符号化用バッファ管理装置を提供することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の目的を達
成するため、本発明は下記の装置を提供するものであ
る。 (1) 所定枚数の画像単位を画像圧縮データ生成時の
一つの生成単位とする可変長符号化を行う可変長符号化
手段によって、入力画像信号から画像圧縮データを生成
する際に、その画像圧縮データ復号時に前記画像圧縮デ
ータを蓄積する復号器バッファであり、蓄積する前記画
像圧縮データの占有値における下限値と上限値とを有す
る復号器バッファを想定すると共に、前記バッファの占
有値が前記下限値よりも下がらないように、前記画像圧
縮データの生成単位毎に発生すべき符号量を制御する目
標符号量を設定して前記可変長符号化手段での発生符号
量を制御し、前記バッファの占有値の推移を前記画像圧
縮データの生成単位で監視する画像信号符号化用バッフ
ァ管理装置において、一生成単位の画像圧縮データの生
成終了時における前記バッファの占有値が、前記下限値
と前記上限値との間に設定した第1のバッファ値となる
ように、前記一生成単位における前記目標符号量を設定
する目標符号量設定手段と、前記一生成単位の画像圧縮
データに続く次の一生成単位の画像圧縮データの生成開
始時における前記バッファの占有値を、前記第1のバッ
ファ値と等しいか小なる第2のバッファ値に設定するバ
ッファ値設定手段と、を設けたことを特徴とする画像信
号符号化用バッファ管理装置。
【0022】上記(1)記載の本発明装置を用いれば、
画像圧縮データにおける生成単位で複数の画像情報の可
変長符号化データを編集接続した場合、若しくは数本の
画像圧縮ストリームの前記生成単位で読み出し先を変更
したりした場合に発生していた、オーバーフローやアン
ダーフローが無くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明になる画像信号符号
化用バッファ管理装置の実施の形態について図面と共に
説明する。まず、第1の実施の形態について説明する。
この実施の形態は、可変転送レートに関する実施の形態
である。図1は第1の実施の形態を適用したバッファ制
御装置のブロック図である。このバッファ制御装置は、
可変長符号化器21、バッファ値リセット器22、バッ
ファ管理器23及び目標符号量制限器24から構成され
ている。
【0024】入力画像データは可変長符号化器21に入
力されて可変長符号化された後、バッファ管理器23に
入力される。バッファ管理器23は入力された可変長符
号化データの符号量と符号化レートとの関係を監視し、
下限値と上限値の間の所定のバッファ値内に収まるよう
に目標符号量を設定する。この目標符号量は目標符号量
制限器24に入力されて、第1の実施の形態では可変長
符号化器21よりのピクチャカウント情報をもとに接続
点に一つ前のピクチャ、すなわち所定のピクチャ単位
(GOP)内の最後のピクチャのバッファ値を、下限値
と上限値の間に設定した第1のバッファ値に収束するよ
うな目標符号量に制限する。
【0025】目標符号量制限器24により制限された目
標符号量は、可変長符号化器21にフィードバックさ
れ、図示しない符号量制御器に入力されて、そこで量子
化器にセットする量子化値を大きくして発生符号量を抑
えたり、量子化値を小さくして発生符号量を大きくした
りする。また、所定のピクチャ単位の最初のピクチャ入
力時には、バッファ値リセット器22が、可変長符号化
器21よりのピクチャカウント情報をもとにリセット信
号を発生してバッファ管理器23に供給する。バッファ
管理器23は、上記のリセット信号に基づいて、接続点
の始めで第1のバッファ値と等しいか小さな値の第2の
バッファ値にリセットされる。
【0026】図3(A)は所定のピクチャ単位の第1の
ビデオデータIの最後のピクチャのバッファ値が第1の
バッファ値V1になるように目標符号量が制限され、か
つ、第1のビデオデータIの最後のピクチャに続いて所
定のピクチャ単位の第2のビデオデータIIの最初のピク
チャのバッファ値がバッファ値リセット器22により第
2のバッファ値V2にリセットされた状態を示す。
【0027】このように符号化された2つのビデオデー
タI及びIIを接続すると、図3(B)に示すようにな
る。すなわち、第1のバッファ値V1から第2のバッフ
ァ値V2を差し引いた量だけ、第2のビデオデータIIが
II'で示すように全体的に上方向にシフトされて結合さ
れる。このため、第2のビデオデータのバッファ占有値
がバッファ占有値の上限値を越えてオーバーフローの状
態になろうとする部分が生じるが、このときには復号器
の読み出しを中止することにより、aで示すようにオー
バーフローが起きないように読み出されるので問題は無
い。
【0028】次に、他の実施の形態(第2の実施の形
態)について説明する。この実施の形態も、可変転送レ
ートに関する実施の形態である。第2の実施の形態を適
用したバッファ制御装置のブロック構成は図1に示すも
のと共通である。第2の実施の形態では、目標符号量制
限器24でピクチャカウント情報をもとに接続点の一つ
前のピクチャ単位内での最後のピクチャのバッファ値V
1へ収束させるために、定常状態のバッファ下限値(例
えば0)から最後のピクチャのバッファ値V1より少し
低い値(例えばV1より20%程度低い値)へ所定のピ
クチャ毎に徐々に単調増加させるように制限値を発生す
る。この状態を図4に示す。同図に示すように、所定の
ピクチャ単位の第1のビデオデータIIIの下限値が第1
のバッファ値V1に向かって単調増加され、第2のビデ
オデータIVに接続点で接続される。
【0029】ここで、所定のピクチャ単位内におけるバ
ッファ下限値は、図4にVで示すように、全体の下限値
を単調増加させても、また、同図にVIで示すように、途
中のピクチャから単調増加させてもよく、要は所定のピ
クチャ単位内において、バッファ占有値が第1のバッフ
ァ値V1より少し低い値に向かって徐々に増加すればよ
い。この実施の形態では、下限値を徐々に増加すること
で、徐々に発生符号量を制限するようにしたため、極端
な画像劣化や所定のピクチャ単位内で最後のピクチャだ
けが劣化し周期的に画質が悪くなるなどの危険性を防止
できる。
【0030】また、所定のピクチャ単位は、常に固定の
単位(ここでは45フレーム時間)でなくてもよく、3
0フレーム時間であったり、15フレーム時間であった
りしてもよい。その場合、バッファの下限値特性の傾き
は、その圧縮データの生成時間単位の圧縮データの再生
時間に応じて、長い場合には傾きを小さく、短い場合に
は傾きを大きくすることで、制御単位に最も適切なバッ
ファ制御を行うことが可能となる。すなわち、目標符号
量制限器24におけるバッファの下限値の単調増加の傾
きは、可変の圧縮データの生成時間単位の圧縮データの
再生時間、つまり所定のピクチャ単位が可変の時はその
可変時間に応じて適応的に変化させるようにしてもよ
い。このように、バッファの下限値特性の傾きを、生成
単位の圧縮データの再生時間に応じて変化させるように
した場合には、制御単位に最も適切なバッファ制御を行
うことができる。
【0031】この下限値以下になるような目標符号量が
配分された場合には、目標符号量制限器24で目標符号
量が制限される。一方、目標符号量が減少されても、一
般にその分だけ後に符号化されるピクチャに、バッファ
管理器23で何%かがフィードバックされ、全体で見た
場合は目標の符号化レートにすることは容易である。
【0032】次に、さらに他の実施の形態(第3の実施
の形態)について説明する。図2は第3の実施の形態を
適用したバッファ制御装置のブロック図である。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図2のバッファ制御装置は、可変長符号化
器21、バッファ値リセット器22、バッファ管理器2
3、目標符号量制限器24及び無効ビット発生器25か
ら構成されている。
【0033】この実施の形態は固定転送レートに関する
実施の形態であり、目標符号量制限器24は所定のピク
チャ単位内での最後のピクチャのVBVにおけるバッフ
ァ占有値がバッファ値V1(=V2)以上になるよう
に、目標符号量を予め少なめに設定し、目標のバッファ
値V1(=V2)との差分を無効ビット量情報として、
無効ビット発生器25に供給する。無効ビット発生器2
5は、入力された無効ビット量だけ所定のピクチャ単位
内の最後のピクチャの後に無効ビットを挿入する。な
お、無効ビットは、例えばオール0のデータである。
【0034】この実施の形態におけるビデオデータのV
BVのバッファ占有値の時間的推移の一例を図3(C)
に示す。図3(C)に示すように、所定のピクチャ単位
内での最後のピクチャのVBVにおけるバッファ占有値
V3が、バッファ値V1(=V2)以上になるように目
標符号量が設定されている。また、上記のバッファ占有
値V3と目標のバッファ値V1(=V2)との差分値
(V3−V1)が無効ビット量SBとして無効ビット発
生器25に入力され、ここで所定のピクチャ単位内の最
後のピクチャの後に挿入されることにより、当該最後の
ピクチャのVBVにおけるバッファ占有値は目標のバッ
ファ値V1(=V2)とされることとなる。
【0035】この実施の形態では、固定転送レートにお
いて、ビデオデータのVBVの所定のピクチャ単位内の
最後のピクチャのバッファ占有値を目標のバッファ値V
1(V2)に誤差なく制御することができるため、オー
バーフローが生じないように異なるビデオデータとの接
続ができる。
【0036】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、結合する(接続する)可変長符号化
データはビデオデータ以外の種類のデータでもよく、要
は可変長符号化データであって、バッファを復号器(再
生器)に持っていて再生されるものであれば、どのよう
な種類のデータでも本発明を適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像圧縮データにおける生成単位で複数の画像情報の可
変長符号化データを編集接続した場合、若しくは数本の
画像圧縮ストリームの前記生成単位で読み出し先を変更
したりした場合に発生していた、オーバーフローやアン
ダーフローをなくすことができるので、従来に比べて編
集や読み出し先の変更の自由度を高めることができる。
また、本発明によれば、目標バッファ値(V1やV2)
を変更することで、どのようなバッファ値で終了してい
る画像圧縮データにおいても、所定の生成単位で、追
加、挿入などの編集を画像圧縮データのまま可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の実施の形態を適用したバッファ
制御装置を示すブロック図である。
【図2】第3の実施の形態を適用したバッファ制御装置
を示すブロック図である。
【図3】第1、第3の実施の形態の動作説明用のVBV
のバッファ占有値の時間的推移図である。
【図4】第2の実施の形態の動作説明用のVBVのバッ
ファ占有値の時間的推移図である。
【図5】従来の一例のブロック図である。
【図6】MPEGのVBVのバッファ占有値の時間的推
移説明図である。
【図7】固定転送レートのVBVのバッファ占有値の一
例の時間的推移図である。
【図8】可変転送レートのVBVのバッファ占有値の一
例の時間的推移図である。
【図9】従来方法により編集、読み出し変更した場合の
VBVのバッファ占有値の時間的推移図である。
【符号の説明】
21 可変長符号化器 22 バッファ値リセット器(リセット手段) 23 バッファ管理器 24 目標符号量制限器 25 無効ビット発生器(挿入手段) V1 第1のバッファ値 V2 第2のバッファ値 V3 第3のバッファ値 SB 無効ビット量
フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−176645(JP,A) 特開 平2−194734(JP,A) 特開 平7−184196(JP,A) 特開 平8−84333(JP,A) 特開 平8−149408(JP,A) 特開 平8−237599(JP,A) 特開 平8−331560(JP,A) 特開 平9−74557(JP,A) 特開 平9−93136(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 H03M 7/36 H03M 7/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定枚数の画像単位を画像圧縮データ生成
    時の一つの生成単位とする可変長符号化を行う可変長符
    号化手段によって、入力画像信号から画像圧縮データを
    生成する際に、その画像圧縮データ復号時に前記画像圧
    縮データを蓄積する復号器バッファであり、蓄積する前
    記画像圧縮データの占有値における下限値と上限値とを
    有する復号器バッファを想定すると共に、前記バッファ
    の占有値が前記下限値よりも下がらないように、前記画
    像圧縮データの生成単位毎に発生すべき符号量を制御す
    る目標符号量を設定して前記可変長符号化手段での発生
    符号量を制御し、前記バッファの占有値の推移を前記画
    像圧縮データの生成単位で監視する画像信号符号化用
    ッファ管理装置において、 一生成単位の画像圧縮データの生成終了時における前記
    バッファの占有値が、前記下限値と前記上限値との間に
    設定した第1のバッファ値となるように、前記一生成単
    位における前記目標符号量を設定する目標符号量設定手
    段と、 前記一生成単位の画像圧縮データに続く次の一生成単位
    の画像圧縮データの生成開始時における前記バッファの
    占有値を、前記第1のバッファ値と等しいか小なる第2
    のバッファ値に設定するバッファ値設定手段と、 を設けたことを特徴とする画像信号符号化用バッファ管
    理装置。
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