JP3341412B2 - 光ドップラ速度計 - Google Patents
光ドップラ速度計Info
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- JP3341412B2 JP3341412B2 JP30036093A JP30036093A JP3341412B2 JP 3341412 B2 JP3341412 B2 JP 3341412B2 JP 30036093 A JP30036093 A JP 30036093A JP 30036093 A JP30036093 A JP 30036093A JP 3341412 B2 JP3341412 B2 JP 3341412B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被測定対象からの反射光
ビームに生ずるドップラ効果を利用して速度を測定する
ようにした光ドップラ速度計に関する。
ビームに生ずるドップラ効果を利用して速度を測定する
ようにした光ドップラ速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被測定対象からの反射光ビームに
生ずるドップラ効果を利用して速度を測定するようにし
た光ドップラ速度計として図3に示す如きものが提案さ
れている。この図3の光ドップラ速度計につき説明する
に、この例においては、被測定対象例えばスピーカの振
動板1の振動速度を測定するものとする。
生ずるドップラ効果を利用して速度を測定するようにし
た光ドップラ速度計として図3に示す如きものが提案さ
れている。この図3の光ドップラ速度計につき説明する
に、この例においては、被測定対象例えばスピーカの振
動板1の振動速度を測定するものとする。
【0003】図3において、2はレーザダイオードを使
用した光源を示し、このレーザダイオードより成る光源
2は前方及び後方にレーザ光を放射する如くなされたも
のである。この光源2の前方に放射された光源光ビーム
はプリズム3を介して被測定対象1を照射し、この光源
光ビームの反射光ビーム即ち測定光ビームLAをプリズ
ム3を介して、誘電体材料例えばLiNbO3 より成る
基板4上に形成された光導波路5に導く如くする。
用した光源を示し、このレーザダイオードより成る光源
2は前方及び後方にレーザ光を放射する如くなされたも
のである。この光源2の前方に放射された光源光ビーム
はプリズム3を介して被測定対象1を照射し、この光源
光ビームの反射光ビーム即ち測定光ビームLAをプリズ
ム3を介して、誘電体材料例えばLiNbO3 より成る
基板4上に形成された光導波路5に導く如くする。
【0004】この場合、被測定対象1が速度v(t)で
運動しているときの測定光ビームLAの周波数は被測定
対象1の速度に比例して変化し、この測定光ビームLA
の電界Esig は次式で表わされる。
運動しているときの測定光ビームLAの周波数は被測定
対象1の速度に比例して変化し、この測定光ビームLA
の電界Esig は次式で表わされる。
【0005】
【数1】 ただし、k0 はレーザ光の波数、φ2 は初期位相であ
る。
る。
【0006】また、光源2の後方に放射された光源光ビ
ームは、この基板4上に形成された光導波路6を通って
光変調器7に導かれる。この光変調器7の電極7aには
水晶発振器より成る正弦波発振器8よりの角周波数3ω
m の正弦波信号が1/3分周回路9、バンドパスフィル
タ10及び駆動回路11を介して供給され、この光変調
器7においては、この光源光ビームを変調電圧Vm の正
弦波電圧 Vm sin(ωm t+φ0 ) によって位相変調し、参照光ビームLBとする。ただ
し、φ0 は初期位相である。
ームは、この基板4上に形成された光導波路6を通って
光変調器7に導かれる。この光変調器7の電極7aには
水晶発振器より成る正弦波発振器8よりの角周波数3ω
m の正弦波信号が1/3分周回路9、バンドパスフィル
タ10及び駆動回路11を介して供給され、この光変調
器7においては、この光源光ビームを変調電圧Vm の正
弦波電圧 Vm sin(ωm t+φ0 ) によって位相変調し、参照光ビームLBとする。ただ
し、φ0 は初期位相である。
【0007】この参照光ビームLBの電界Eref は
【数2】 で表わされる。ただし、ω0 はレーザ光角周波数、φ1
は初期位置、mp は位相変調指数であり、Vm に比例す
る。
は初期位置、mp は位相変調指数であり、Vm に比例す
る。
【0008】ベッセルの公式から
【数3】 と展開できるから、数2を整理すると
【数4】 となる。ただし、Jq はq次のベッセル関数である。
【0009】この測定光ビームLA及び参照光ビームL
Bを夫々Y分岐光導波路12に導いて、この測定光ビー
ムLAと参照光ビームLBとを合波して、光検出器13
に供給し、受光する如くする。この場合、参照光ビーム
LBで測定光ビームLAをヘテロダイン検波することに
よって、この光検出器13の出力電圧f(t)は次の通
り、
Bを夫々Y分岐光導波路12に導いて、この測定光ビー
ムLAと参照光ビームLBとを合波して、光検出器13
に供給し、受光する如くする。この場合、参照光ビーム
LBで測定光ビームLAをヘテロダイン検波することに
よって、この光検出器13の出力電圧f(t)は次の通
り、
【0010】
【数5】
【0011】この光検出器13の出力信号を中心角周波
数をωm 及び2ωm とするバンドパスフィルタ14を介
して乗算回路15に供給する。このバンドパスフィルタ
14の出力側に得られる数5から信号処理に関する角周
波数ωm 及び2ωm 付近の交流信号(RF信号)(*)
は以下の通りである。
数をωm 及び2ωm とするバンドパスフィルタ14を介
して乗算回路15に供給する。このバンドパスフィルタ
14の出力側に得られる数5から信号処理に関する角周
波数ωm 及び2ωm 付近の交流信号(RF信号)(*)
は以下の通りである。
【0012】
【数6】 ただし、ωm >4k0 v(t)であるものとする。
【0013】また、ここで表記を簡単にするためにドッ
プラ信号を含む成分を
プラ信号を含む成分を
【数7】 と置き、光検出器13の出力信号の電圧振幅を
【数8】 と置いた。
【0014】また、正弦波発振器8の正弦波信号sin
(3ωm t)を1/2分周回路16及び位相調整回路1
7の直列回路を介して乗算回路15にパイロット信号と
して供給する如くする。この位相調整回路17の出力側
に得られるパイロット信号は sin(3ωm t/2+φ3 ) であり、このパイロット信号の位相φ3 は位相調整回路
17によって調整される。
(3ωm t)を1/2分周回路16及び位相調整回路1
7の直列回路を介して乗算回路15にパイロット信号と
して供給する如くする。この位相調整回路17の出力側
に得られるパイロット信号は sin(3ωm t/2+φ3 ) であり、このパイロット信号の位相φ3 は位相調整回路
17によって調整される。
【0015】この場合バンドパスフィルタ14の出力側
に得られる数6で表わされる信号に含まれるωm 成分あ
るいはωm 成分を単独で取り出しても、その波形は振幅
変調された信号であり、FM復調することができないの
で、この数6の信号にこのパイロット信号を乗じてAM
復調を行う必要がある。
に得られる数6で表わされる信号に含まれるωm 成分あ
るいはωm 成分を単独で取り出しても、その波形は振幅
変調された信号であり、FM復調することができないの
で、この数6の信号にこのパイロット信号を乗じてAM
復調を行う必要がある。
【0016】この乗算回路15の出力信号を角周波数が
ωm /2付近の信号成分のみを取り出すバンドパスフィ
ルタ18を介して周波数変調復調回路19に供給する如
くする。このバンドパスフィルタ18の出力側に得られ
る出力信号g(t)は次式の通りである。
ωm /2付近の信号成分のみを取り出すバンドパスフィ
ルタ18を介して周波数変調復調回路19に供給する如
くする。このバンドパスフィルタ18の出力側に得られ
る出力信号g(t)は次式の通りである。
【0017】
【数9】
【0018】この数9を直感的に理解するのは極めて難
しいので、ωm 成分から復調された数9の式の右辺〔
〕内第1項〜第4項及び2ωm 成分から復調された数
9の式の右辺〔 〕内第5項、第6項を別々に整理して
みる。この第1項と第3項との和及び第2項と第4項と
の和は夫々数10及び数11に示す通りである。
しいので、ωm 成分から復調された数9の式の右辺〔
〕内第1項〜第4項及び2ωm 成分から復調された数
9の式の右辺〔 〕内第5項、第6項を別々に整理して
みる。この第1項と第3項との和及び第2項と第4項と
の和は夫々数10及び数11に示す通りである。
【0019】
【数10】
【数11】
【0020】ただし、
【数12】 と置換した。
【0021】また、
【数13】
【数14】 と置いて、数10と数11との和を求めると以下の通り
である。
である。
【0022】
【数15】 この数15は角周波数がωm /2である搬送波がドップ
ラ信号sinφD で振幅変調されていることを表わして
いる。
ラ信号sinφD で振幅変調されていることを表わして
いる。
【0023】同様に数9の式の右辺第5項と第6項との
和を求めると次の通りである。
和を求めると次の通りである。
【0024】
【数16】 ただし
【数17】 と置換した。
【0025】数16も数15と同様、角周波数がωm /
2である搬送波がドップラ信号cosφD で振幅変調さ
れていることを表わしている。結局、数15及び数16
を用いて数9を整理すると信号g(t)の厳密解が、得
られる。
2である搬送波がドップラ信号cosφD で振幅変調さ
れていることを表わしている。結局、数15及び数16
を用いて数9を整理すると信号g(t)の厳密解が、得
られる。
【0026】
【数18】
【0027】この数18の信号がFM復調できる信号
(即ち周波数変調信号)となるのは、ある特別な条件が
満たされるときに限られる。この数18より特別な条件
とは振幅条件を位相条件に分けられることがわかる。
(即ち周波数変調信号)となるのは、ある特別な条件が
満たされるときに限られる。この数18より特別な条件
とは振幅条件を位相条件に分けられることがわかる。
【0028】振幅条件は数18の式の右辺の2つの振幅
変調波の振幅が等しくなるように
変調波の振幅が等しくなるように
【数19】 と導かれる。
【0029】また位相条件は数18の式の右辺の2つの
振幅変調波の搬送波の位相が同相か逆相になる条件で与
えられる。
振幅変調波の搬送波の位相が同相か逆相になる条件で与
えられる。
【0030】
【数20】
【0031】この数19の式を満たすmp とφ0 とは無
数に存在する。しかし、実用上、復調回路を簡単にする
ためには、φ0 の取り得る値は0あるいは±π/2に限
られる。このとき、この振幅条件(数19)を満たす0
でない最小の変調指数mp は2.63であり J1 (mp )=J2 (mp )=0.4624 となる。
数に存在する。しかし、実用上、復調回路を簡単にする
ためには、φ0 の取り得る値は0あるいは±π/2に限
られる。このとき、この振幅条件(数19)を満たす0
でない最小の変調指数mp は2.63であり J1 (mp )=J2 (mp )=0.4624 となる。
【0032】また、φ0 の値によって、位相条件(数2
0)を満たすφ3 は以下のような値を取らなければなら
ない。 (i)φ0 =0(正弦波位相変調法)のとき、 φ3 =nπ/2 (n=0,±1,±2,±3‥‥) (ii)φ0 =±π/2(余弦波位相変調法)のとき、 φ3 =(2n+1)π/4 (n=0,±1,±2,
±3‥‥)
0)を満たすφ3 は以下のような値を取らなければなら
ない。 (i)φ0 =0(正弦波位相変調法)のとき、 φ3 =nπ/2 (n=0,±1,±2,±3‥‥) (ii)φ0 =±π/2(余弦波位相変調法)のとき、 φ3 =(2n+1)π/4 (n=0,±1,±2,
±3‥‥)
【0033】これらの条件が全て満足されたとき、数1
8の信号はFM信号になる。例えば、φ0 =0,mp =
0,φ3 =π/2のとき、この信号g(t)は
8の信号はFM信号になる。例えば、φ0 =0,mp =
0,φ3 =π/2のとき、この信号g(t)は
【数21】 となる。
【0034】この数21の信号を理想的な周波数変調信
号の復調回路に入力すると速度信号波形である復調信号
h(t)が得られる。
号の復調回路に入力すると速度信号波形である復調信号
h(t)が得られる。
【数22】 ただし、ξは周波数変調復調回路19の感度、λ0 はレ
ーザ光(光源光ビーム)の波長である。
ーザ光(光源光ビーム)の波長である。
【0035】このレーザ光の波長λ0 が既知であれば、
この復調信号h(t)から被測定対象1の速度v(t)
の絶対値を知ることができる。
この復調信号h(t)から被測定対象1の速度v(t)
の絶対値を知ることができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】斯る、図3に示す如
き、従来の光ドップラ速度計においてはFM復調できる
信号を得るための振幅条件及び位相条件を満足するのに
問題があった。即ち振幅条件を満たすには変調指数mp
は厳密に固定される必要があり、位相条件を満たすには
位相φ0 及びφ3 は特定の値を取らねばならない。特に
位相量を調整する位相調整回路を設けたときには、この
位相調整回路に温度特性に劣る部品を使用すると、位相
条件を常時満足することは殆ど不可能である不都合があ
る。
き、従来の光ドップラ速度計においてはFM復調できる
信号を得るための振幅条件及び位相条件を満足するのに
問題があった。即ち振幅条件を満たすには変調指数mp
は厳密に固定される必要があり、位相条件を満たすには
位相φ0 及びφ3 は特定の値を取らねばならない。特に
位相量を調整する位相調整回路を設けたときには、この
位相調整回路に温度特性に劣る部品を使用すると、位相
条件を常時満足することは殆ど不可能である不都合があ
る。
【0037】そこで、この復調信号に含まれる歪み成分
の振幅を信号の1%以下にするための必要条件を考察す
る。
の振幅を信号の1%以下にするための必要条件を考察す
る。
【0038】振幅条件と振幅歪みとの関係を考察するた
めに、例えば、φ3 =π/2のときの復調歪みを求めて
みる。このときの復調回路19に供給される信号g
(t)は
めに、例えば、φ3 =π/2のときの復調歪みを求めて
みる。このときの復調回路19に供給される信号g
(t)は
【数23】 となる。ただし
【数24】 と置いた。
【0039】この数23の式からわかるように位相
φ0 、変調指数mp いずれのパラメータが最適値からず
れてもこの信号g(t)は著しく歪む。また復調後の歪
みから、どちらのパラメータがずれたのかを区別して観
測することはできない。振幅性雑音を完全に除去できる
理想の周波数変調復調回路19を用いて、数23の式で
表わされる信号g(t)をFM復調すると次の復調信号
h(t)が得られる。
φ0 、変調指数mp いずれのパラメータが最適値からず
れてもこの信号g(t)は著しく歪む。また復調後の歪
みから、どちらのパラメータがずれたのかを区別して観
測することはできない。振幅性雑音を完全に除去できる
理想の周波数変調復調回路19を用いて、数23の式で
表わされる信号g(t)をFM復調すると次の復調信号
h(t)が得られる。
【0040】
【数25】
【0041】φ0 ≒0となる特別な場合、この数25は
さらに次のように書ける。
さらに次のように書ける。
【数26】
【0042】ただし、次の関係を用いた。
【数27】
【数28】
【0043】数26から明らかなように変調指数mp や
位相φ0 が最適値からずれると、速度信号v(t)に帯
状の振幅変調波形が乗じられたように見える。この数2
6の式より歪み成分の振幅を1%以下にするには、常
に、変調指数mp と位相φ0 は以下の式を満足しなけれ
ばならない。
位相φ0 が最適値からずれると、速度信号v(t)に帯
状の振幅変調波形が乗じられたように見える。この数2
6の式より歪み成分の振幅を1%以下にするには、常
に、変調指数mp と位相φ0 は以下の式を満足しなけれ
ばならない。
【0044】
【数29】
【0045】次に位相条件と復調歪みとの関係を考察す
るために例えばmp =2.63、φ 0 =0のときの復調
歪みを求めてみる。このときの復調回路19に供給され
る信号g(t)は次の通りである。
るために例えばmp =2.63、φ 0 =0のときの復調
歪みを求めてみる。このときの復調回路19に供給され
る信号g(t)は次の通りである。
【0046】
【数30】
【0047】今、振幅性雑音を完全に除去できる理想の
周波数変調復調回路19を用いて、数30の式で表わさ
れる信号g(t)をFM復調すると
周波数変調復調回路19を用いて、数30の式で表わさ
れる信号g(t)をFM復調すると
【数31】 が得られる。
【0048】φ3 ≒π/2のとき、この数31はさらに
次のように書ける。
次のように書ける。
【数32】
【0049】この数32の式から明らかなように、位相
φ3 が最適値からずれると、速度信号v(t)に振幅変
調波形が加算されたように見える。この歪み成分の振幅
を1%以下にするためには位相φ3 は
φ3 が最適値からずれると、速度信号v(t)に振幅変
調波形が加算されたように見える。この歪み成分の振幅
を1%以下にするためには位相φ3 は
【数33】 を満たさなければならない。
【0050】結局、従来の光ドップラ速度計の問題点
は、振幅条件と位相条件とに係わるパラメータが、位相
φ0 ,φ3 及び変調指数mp の3つもあり、それぞれ独
立に最適値に一致させなければならないこと及び位相変
調回路や遅延線の性質から、位相条件を安定に保持する
のが困難であることである。
は、振幅条件と位相条件とに係わるパラメータが、位相
φ0 ,φ3 及び変調指数mp の3つもあり、それぞれ独
立に最適値に一致させなければならないこと及び位相変
調回路や遅延線の性質から、位相条件を安定に保持する
のが困難であることである。
【0051】本発明は斯る点に鑑み位相調整回路や遅延
線を使用することなく、良好に速度の測定ができるよう
にすることを目的とする。
線を使用することなく、良好に速度の測定ができるよう
にすることを目的とする。
【0052】
【課題を解決するための手段】本発明光ドップラ速度計
は例えば図1に示す如く光源2から射出された光源光ビ
ームを被測定対象1に照射して、その反射光によって測
定光ビームLAを得ると共にこの光源光ビームを位相変
調信号によって位相変調動作する光変調器7に入射して
参照光ビームLBを得、この参照光ビームLB及びこの
測定光ビームLAの合成光を光検出器13に供給し、こ
の光検出器13の出力信号に基づいて、この被測定対象
1の速度を測定するようにした光ドップラ速度計におい
て、この光検出器13の出力信号をこの位相変調信号の
基本波ないし高調波の周波数成分ωm ,2ωm ,3ωm
‥‥のうち2つの周波数成分ωm ,2ωm を選択する第
1及び第2のバンドパスフィルタ22及び24と、この
第1及び第2のバンドパスフィルタ22及び24の夫々
の出力信号が夫々供給されると共にAM復調する互に周
波数の異なる第1及び第2のパイロット信号F1 及びF
2 が夫々供給される第1及び第2の乗算回路23及び2
5と、この位相変調信号とこの第1のパイロット信号F
1 とこの第2のパイロット信号F2 との位相を同期する
位相同期手段20,21,26,27,28と、この第
1及び第2の乗算回路23及び25の夫々の出力信号を
加算する加算回路29と、この加算回路29の出力信号
を復調する周波数変調復調回路19とを設けたものであ
る。
は例えば図1に示す如く光源2から射出された光源光ビ
ームを被測定対象1に照射して、その反射光によって測
定光ビームLAを得ると共にこの光源光ビームを位相変
調信号によって位相変調動作する光変調器7に入射して
参照光ビームLBを得、この参照光ビームLB及びこの
測定光ビームLAの合成光を光検出器13に供給し、こ
の光検出器13の出力信号に基づいて、この被測定対象
1の速度を測定するようにした光ドップラ速度計におい
て、この光検出器13の出力信号をこの位相変調信号の
基本波ないし高調波の周波数成分ωm ,2ωm ,3ωm
‥‥のうち2つの周波数成分ωm ,2ωm を選択する第
1及び第2のバンドパスフィルタ22及び24と、この
第1及び第2のバンドパスフィルタ22及び24の夫々
の出力信号が夫々供給されると共にAM復調する互に周
波数の異なる第1及び第2のパイロット信号F1 及びF
2 が夫々供給される第1及び第2の乗算回路23及び2
5と、この位相変調信号とこの第1のパイロット信号F
1 とこの第2のパイロット信号F2 との位相を同期する
位相同期手段20,21,26,27,28と、この第
1及び第2の乗算回路23及び25の夫々の出力信号を
加算する加算回路29と、この加算回路29の出力信号
を復調する周波数変調復調回路19とを設けたものであ
る。
【0053】本発明光ドップラ速度計は上述において、
この2つのパイロット信号F1 ,F2 の周波数が共に位
相変調信号の周波数より高くするようにしたものであ
る。
この2つのパイロット信号F1 ,F2 の周波数が共に位
相変調信号の周波数より高くするようにしたものであ
る。
【0054】また本発明光ドップラ速度計は上述におい
て、この2つのパイロット信号F1,F2 の周波数が共
に位相変調信号の周波数より低くするようにしたもので
ある。
て、この2つのパイロット信号F1,F2 の周波数が共
に位相変調信号の周波数より低くするようにしたもので
ある。
【0055】
【作用】本発明によれば周波数変調成分を有する光検出
信号を同期した周波数の異なる2つのパイロット信号F
1 及びF2 によりAM復調して、周波数変調復調回路1
9で、FM復調する信号g(t)を得ているので、不安
定な位相調整回路や遅延線を使用することなく位相条件
が緩和でき、速度信号の歪みは位相変調指数のずれ量の
みに依存することとなり、実用上の基準である歪み率1
%以下の水準も達成しやすくなる。
信号を同期した周波数の異なる2つのパイロット信号F
1 及びF2 によりAM復調して、周波数変調復調回路1
9で、FM復調する信号g(t)を得ているので、不安
定な位相調整回路や遅延線を使用することなく位相条件
が緩和でき、速度信号の歪みは位相変調指数のずれ量の
みに依存することとなり、実用上の基準である歪み率1
%以下の水準も達成しやすくなる。
【0056】
【実施例】以下図1を参照して本発明光ドップラ速度計
の一実施例を説明しよう。この図1において図3に対応
する部分には同一符号を付す。この図1例においても被
測定対象1としてスピーカの振動板の振動速度を測定す
る例につき説明する。
の一実施例を説明しよう。この図1において図3に対応
する部分には同一符号を付す。この図1例においても被
測定対象1としてスピーカの振動板の振動速度を測定す
る例につき説明する。
【0057】図1においては、レーザダイオードより成
る光源2の前方に放射された光源光ビームはプリズム3
を介して被測定対象1を照射し、この光源光ビームの反
射光ビーム即ち測定光ビームLAを得、この測定光ビー
ムLAをプリズム3を介して、誘電体材料例えばLiN
bO3 より成る基板4上に形成された光導波路5に導く
如くする。
る光源2の前方に放射された光源光ビームはプリズム3
を介して被測定対象1を照射し、この光源光ビームの反
射光ビーム即ち測定光ビームLAを得、この測定光ビー
ムLAをプリズム3を介して、誘電体材料例えばLiN
bO3 より成る基板4上に形成された光導波路5に導く
如くする。
【0058】この場合、被測定対象1が速度v(t)で
運動しているときの測定光ビームLAの周波数は被測定
対象1の速度に比例して変化し、この測定光ビームLA
の電界Esig は前述数1に示す如くである。また、光源
2の後方に放射された光源光ビームは、この基板4上に
形成された光導波路6を通って光変調器7に導かれる。
運動しているときの測定光ビームLAの周波数は被測定
対象1の速度に比例して変化し、この測定光ビームLA
の電界Esig は前述数1に示す如くである。また、光源
2の後方に放射された光源光ビームは、この基板4上に
形成された光導波路6を通って光変調器7に導かれる。
【0059】本例においては、位相変調角周波数ωm の
15倍の角周波数15ωm の水晶発振器8aを用意し、
この水晶発振器8aの角周波数が15ωm の発振信号を
同期カウンタ構成の1/3分周器20及び1/5分周器
21の直列回路を介して、バンドパスフィルタ10に供
給し、このバンドパスフィルタ10の出力側に得られる
角周波数がωm の正弦波信号を駆動回路11を介して光
変調器7の電極7aに供給する。
15倍の角周波数15ωm の水晶発振器8aを用意し、
この水晶発振器8aの角周波数が15ωm の発振信号を
同期カウンタ構成の1/3分周器20及び1/5分周器
21の直列回路を介して、バンドパスフィルタ10に供
給し、このバンドパスフィルタ10の出力側に得られる
角周波数がωm の正弦波信号を駆動回路11を介して光
変調器7の電極7aに供給する。
【0060】この光変調器7においては、光源光ビーム
を、変調電圧Vm の正弦波電圧 Vm sin(ωm t+φ0 ) によって位相変調し、参照光ビームとする。ただしφ0
は初期位相である。この参照光LBの電界Eref は前述
数2に示す如くである。この数2を展開して整理すると
前述数4に示す如くなる。
を、変調電圧Vm の正弦波電圧 Vm sin(ωm t+φ0 ) によって位相変調し、参照光ビームとする。ただしφ0
は初期位相である。この参照光LBの電界Eref は前述
数2に示す如くである。この数2を展開して整理すると
前述数4に示す如くなる。
【0061】この測定光ビームLA及び参照光ビームL
Bを夫々Y分岐光導波路12に導いて、この測定光ビー
ムLAと参照光ビームLBとを合波して、光検出器13
に供給し、受光する如くする。この場合参照光ビームL
Bで測定光ビームLAをヘテロダイン検波することによ
って、この光検出器13の出力側に前述数5に示す如き
出力電圧f(t)が得られる。
Bを夫々Y分岐光導波路12に導いて、この測定光ビー
ムLAと参照光ビームLBとを合波して、光検出器13
に供給し、受光する如くする。この場合参照光ビームL
Bで測定光ビームLAをヘテロダイン検波することによ
って、この光検出器13の出力側に前述数5に示す如き
出力電圧f(t)が得られる。
【0062】本例においては光検出器13の出力側に得
られる前述数5に示す如き出力電圧f(t)を中心角周
波数がωm のバンドパスフィルタ22を介して乗算回路
23に供給すると共にこの光検出器13の出力側に得ら
れる前述数5に示す如き出力電圧f(t)を中心角周波
数が2ωm のバンドパスフィルタ24を介して乗算回路
25に供給する如くする。
られる前述数5に示す如き出力電圧f(t)を中心角周
波数がωm のバンドパスフィルタ22を介して乗算回路
23に供給すると共にこの光検出器13の出力側に得ら
れる前述数5に示す如き出力電圧f(t)を中心角周波
数が2ωm のバンドパスフィルタ24を介して乗算回路
25に供給する如くする。
【0063】また本例においては水晶発振器8aの15
ωm の発振信号を同期カウンタ構成の1/5分周器26
及び1/2分周器27の直列回路を介して、パイロット
信号F1 として乗算回路23に供給し、AM復調する如
くする。この場合、このバンドパスフィルタ22の出力
側に得られるωm 成分をAM復調するパイロット信号F
1 は sin(3ωm t/2+φ3 ) である。
ωm の発振信号を同期カウンタ構成の1/5分周器26
及び1/2分周器27の直列回路を介して、パイロット
信号F1 として乗算回路23に供給し、AM復調する如
くする。この場合、このバンドパスフィルタ22の出力
側に得られるωm 成分をAM復調するパイロット信号F
1 は sin(3ωm t/2+φ3 ) である。
【0064】また、1/3分周器20の出力信号を同期
カウンタ構成の1/2分周器28を介してパイロット信
号F2 として乗算回路25に供給し、AM復調する如く
する。この場合、このバンドパスフィルタ24の出力側
に得られる2ωm 成分をAM復調するパイロット信号F
2 は sin(5ωm t/2+φ4 ) である。
カウンタ構成の1/2分周器28を介してパイロット信
号F2 として乗算回路25に供給し、AM復調する如く
する。この場合、このバンドパスフィルタ24の出力側
に得られる2ωm 成分をAM復調するパイロット信号F
2 は sin(5ωm t/2+φ4 ) である。
【0065】この乗算回路23及び25の夫々の出力信
号を加算回路29に供給し、この加算回路29に得られ
る之等の加算信号を角周波数がωm /2付近の信号成分
のみをとりだすバンドパスフィルタ18を介して周波数
変調復調回路19に供給する如くする。本例のこのバン
ドパスフィルタ18の出力側に得られる出力信号g
(t)は次式の通りである。
号を加算回路29に供給し、この加算回路29に得られ
る之等の加算信号を角周波数がωm /2付近の信号成分
のみをとりだすバンドパスフィルタ18を介して周波数
変調復調回路19に供給する如くする。本例のこのバン
ドパスフィルタ18の出力側に得られる出力信号g
(t)は次式の通りである。
【0066】
【数34】
【0067】この場合、パイロット信号F1 及びF2 の
角周波数3ωm /2及び5ωm /2を共に光変調器7に
供給する位相変調信号の角周波数ωm より、高くしたの
で、この数34におけるφ3 とφ4 との符号が等しく、
且つこの2つのパイロット信号F1 及びF2 の位相が同
期しているので、この位相条件は緩和される。
角周波数3ωm /2及び5ωm /2を共に光変調器7に
供給する位相変調信号の角周波数ωm より、高くしたの
で、この数34におけるφ3 とφ4 との符号が等しく、
且つこの2つのパイロット信号F1 及びF2 の位相が同
期しているので、この位相条件は緩和される。
【0068】この図1例では、2つのパイロット信号F
1 及びF2 のみならず位相変調信号も水晶発振器8aに
同期させているので φ0 =φ3 =φ4 =0 が成立する。これにより数34を整理すると次のように
単純になる。
1 及びF2 のみならず位相変調信号も水晶発振器8aに
同期させているので φ0 =φ3 =φ4 =0 が成立する。これにより数34を整理すると次のように
単純になる。
【0069】
【数35】
【0070】この数35の信号g(t)を周波数変調信
号とするための条件は変調指数mpに関する振幅条件だ
けになる。この数35の信号g(t)をFM復調する
と、この復調信号h(t)は次の通りである。
号とするための条件は変調指数mpに関する振幅条件だ
けになる。この数35の信号g(t)をFM復調する
と、この復調信号h(t)は次の通りである。
【0071】
【数36】
【0072】この数36の信号に含まれる歪み成分を1
%以下にするためには
%以下にするためには
【数37】 となるように変調指数mp を調整すればよい。
【0073】本例によれば周波数変調成分を有する光検
出信号を、同期カウンタ構成の分周器を使用し、同期し
た周波数の異なる2つのパイロット信号F1 及びF2 に
よりAM復調して、周波数変調復調回路19でFM復調
する信号g(t)を得ているので、不安定な位相調整回
路や遅延線を使用することなく、位相条件が緩和でき、
速度信号の歪みは位相変調指数mp のずれ量のみに依存
することとなり、実用上の基準である歪み率1%以下の
水準も達成しやすくなる。
出信号を、同期カウンタ構成の分周器を使用し、同期し
た周波数の異なる2つのパイロット信号F1 及びF2 に
よりAM復調して、周波数変調復調回路19でFM復調
する信号g(t)を得ているので、不安定な位相調整回
路や遅延線を使用することなく、位相条件が緩和でき、
速度信号の歪みは位相変調指数mp のずれ量のみに依存
することとなり、実用上の基準である歪み率1%以下の
水準も達成しやすくなる。
【0074】従って本例によれば歪みの少ない復調信号
h(t)を得ることができ、精度の良い速度測定を行う
ことができる利益がある。
h(t)を得ることができ、精度の良い速度測定を行う
ことができる利益がある。
【0075】図2は本発明の他の実施例を示す。この図
2につき説明するに、この図2において図1に対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
2につき説明するに、この図2において図1に対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0076】図2において、8bは角周波数がωm の水
晶発振器を示し、この水晶発振器8bの角周波数がωm
の発振信号を基準信号としてフェイズロックループ回路
(PLL回路)30に供給し、このPLL回路30の出
力側に角周波数がωm の正弦波信号を得、このPLL回
路30の出力側に得られる角周波数がωm の正弦波信号
をバンドパスフィルタ10及び駆動回路11の直列回路
を介して光変調器7の電極7aに供給する。
晶発振器を示し、この水晶発振器8bの角周波数がωm
の発振信号を基準信号としてフェイズロックループ回路
(PLL回路)30に供給し、このPLL回路30の出
力側に角周波数がωm の正弦波信号を得、このPLL回
路30の出力側に得られる角周波数がωm の正弦波信号
をバンドパスフィルタ10及び駆動回路11の直列回路
を介して光変調器7の電極7aに供給する。
【0077】また本例においては、この水晶発振器8b
の発振信号を基準信号としてパイロット信号F1 及びF
2 を夫々得るためのPLL回路31及び32に夫々供給
する。このPLL回路31の出力側には角周波数が3ω
m /2のパイロット信号F1を得るようにすると共にP
LL回路32の出力側には角周波数が5ωm /2のパイ
ロット信号F2 を得る如くする。
の発振信号を基準信号としてパイロット信号F1 及びF
2 を夫々得るためのPLL回路31及び32に夫々供給
する。このPLL回路31の出力側には角周波数が3ω
m /2のパイロット信号F1を得るようにすると共にP
LL回路32の出力側には角周波数が5ωm /2のパイ
ロット信号F2 を得る如くする。
【0078】このPLL回路31の出力信号のパイロッ
ト信号F1 を乗算回路23に供給すると共にこのPLL
回路32の出力信号のパイロット信号F2 を乗算回路2
5に夫々供給する。この図2においてはその他は図1と
同様に構成する。
ト信号F1 を乗算回路23に供給すると共にこのPLL
回路32の出力信号のパイロット信号F2 を乗算回路2
5に夫々供給する。この図2においてはその他は図1と
同様に構成する。
【0079】この図2例においては、PLL回路30の
出力側に得られる位相変調信号、PLL回路31の出力
側に得られるパイロット信号F1 及びPLL回路32の
出力側に得られるパイロット信号F2 の夫々の位相は同
期しているので、この図2例は図1例と同様に動作し、
図1例と同様の作用効果が得られることは容易に理解で
きよう。
出力側に得られる位相変調信号、PLL回路31の出力
側に得られるパイロット信号F1 及びPLL回路32の
出力側に得られるパイロット信号F2 の夫々の位相は同
期しているので、この図2例は図1例と同様に動作し、
図1例と同様の作用効果が得られることは容易に理解で
きよう。
【0080】尚、上述実施例においてはパイロット信号
F1 及びF2 の周波数を位相変調信号の周波数より共に
高くする如くしたが、このパイロット信号F1 及びF2
の周波数を位相変調信号の周波数より共に低くするよう
にしても良い。この場合も位相φ3 とφ4 との符号が等
しくなる。また本発明は上述実施例に限ることなく本発
明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
F1 及びF2 の周波数を位相変調信号の周波数より共に
高くする如くしたが、このパイロット信号F1 及びF2
の周波数を位相変調信号の周波数より共に低くするよう
にしても良い。この場合も位相φ3 とφ4 との符号が等
しくなる。また本発明は上述実施例に限ることなく本発
明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば周波数変調成分を有する
光検出信号を同期した周波数の異なる2つのパイロット
信号F1 及びF2 によりAM復調して、FM復調する信
号g(t)を得ているので、不安定な位相調整回路や遅
延線を使用することなく、位相条件が、緩和でき、速度
信号の歪みは位相変調指数mp のずれ量のみに依存する
こととなり、実用上の基準である歪み率1%以下の水準
も達成しやすくなる。従って本発明によれば歪みの少な
い復調信号h(t)を得ることができ、精度の良い速度
測定を行うことができない利益がある。
光検出信号を同期した周波数の異なる2つのパイロット
信号F1 及びF2 によりAM復調して、FM復調する信
号g(t)を得ているので、不安定な位相調整回路や遅
延線を使用することなく、位相条件が、緩和でき、速度
信号の歪みは位相変調指数mp のずれ量のみに依存する
こととなり、実用上の基準である歪み率1%以下の水準
も達成しやすくなる。従って本発明によれば歪みの少な
い復調信号h(t)を得ることができ、精度の良い速度
測定を行うことができない利益がある。
【図1】本発明光ドップラ速度計の一実施例を示す構成
図である。
図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図3】従来の光ドップラ速度計の例を示す構成図であ
る。
る。
1 被測定対象 2 光源 3 プリズム 5,6 光導波路 7 光変調器 8a 水晶発振器 12 Y分岐光導波路 13 光検出器 18,22,24 バンドパスフィルタ 19 周波数変調復調回路 20,21,26,27,28 同期カウンタを使用し
た分周器 23,25 乗算回路 29 加算回路 30,31,32 PLL回路
た分周器 23,25 乗算回路 29 加算回路 30,31,32 PLL回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 康俊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−152387(JP,A) 特開 昭48−33790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/36 G01S 17/58
Claims (3)
- 【請求項1】 光源から射出された光源光ビームを被測
定対象に照射して、その反射光によって測定光ビームを
得ると共に前記光源光ビームを位相変調信号によって位
相変調動作する光変調器に入射して参照光ビームを得、
該参照光ビーム及び前記測定光ビームの合成光を光検出
器に供給し、該光検出器の出力信号に基づいて、前記被
測定対象の速度を測定するようにした光ドップラ速度計
において、 前記光検出器の出力信号を前記位相変調信号の基本波な
いし高調波の周波数成分のうち2つの周波数成分を選択
する第1及び第2のバンドパスフィルタと、前記第1及
び第2のバンドパスフィルタの夫々の出力信号が夫々供
給されると共にAM復調する互に周波数の異なる第1及
び第2のパイロット信号が夫々供給される第1及び第2
の乗算回路と、 前記位相変調信号と前記第1のパイロット信号と前記第
2のパイロット信号との位相を同期する位相同期手段
と、 前記第1及び第2の乗算回路の夫々の出力信号を加算す
る加算回路と、 前記加算回路の出力信号を復調する周波数変調復調回路
とを設けたことを特徴とする光ドップラ速度計。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ドップラ速度計におい
て、 前記第1及び第2のパイロット信号の周波数が共に前記
位相変調信号の周波数より高いことを特徴とする光ドッ
プラ速度計。 - 【請求項3】 請求項1記載の光ドップラ速度計におい
て、 前記第1及び第2のパイロット信号の周波数が共に前記
位相変調信号の周波数より低いことを特徴とする光ドッ
プラ速度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30036093A JP3341412B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 光ドップラ速度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30036093A JP3341412B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 光ドップラ速度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151772A JPH07151772A (ja) | 1995-06-16 |
JP3341412B2 true JP3341412B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=17883849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30036093A Expired - Fee Related JP3341412B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 光ドップラ速度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341412B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30036093A patent/JP3341412B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07151772A (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |