JP3341317B2 - 作孔装置 - Google Patents

作孔装置

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JP3341317B2
JP3341317B2 JP30356992A JP30356992A JP3341317B2 JP 3341317 B2 JP3341317 B2 JP 3341317B2 JP 30356992 A JP30356992 A JP 30356992A JP 30356992 A JP30356992 A JP 30356992A JP 3341317 B2 JP3341317 B2 JP 3341317B2
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film
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義勝 青木
正勝 荒木
伸 渡部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、播種機や苗の移植機
などに用いるものである。
【0002】
【従来の技術】播種機や移植機では、マルチフィルムで
被われた地面に孔を作ってその孔に種子を播いたり、苗
を植えたりすることがある。このため、前進している機
体に上下に往復駆動される作孔爪を取付け、その爪でマ
ルチフィルムを引き裂くと同時にその下の地面に孔を作
るものが提案されている。また、地中に孔を作る作孔爪
とは別の加熱された円筒の下端でマルチフィルムに円形
の穴を作るものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここに、前者による
と、引き裂かれたマルチフィルムの端が種子や苗を被っ
てその生育を阻害するおそれがある。また、後者による
と、マルチフィルムに穴を作る開孔器とその地中に孔を
作る作孔具とが必要となり、狭い場所にこれらの2個を
設けることは至難であった。
【0004】この発明は、上記の課題を解決するととも
に、作孔爪を加熱するバーナの失火を防止して連続作業
が可能な作孔装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、縦向の管状ホルダ18が前進する機体
12に上下方向に往復駆動されるように取付けられ、そ
の管状ホルダ18が下降すると地表を被ったマルチフィ
ルム4を突き抜いてその下の地中に突入し播種又は移植
用の孔5を作る作孔爪19がこの管ホルダ18の下端部
に取付けられ、その作孔爪19を加熱するバーナ23が
管状ホルダ18内に設けられ、そのバーナー23から吹
き出す炎が前記作孔爪19の前面側と後面側とに流れる
ように当該炎の通路が形成されていることを特徴とする
作孔装置とした。
【0006】
【作用】この発明は、上記のように構成されるので、こ
れを稼働させると、前進している機体12に対して作孔
爪19が管状ホルダ18とともに上下に往復駆動され、
この作孔爪19が下降したとき、その下端が地面を被っ
たマルチフィルム4を突き抜けて地中に達し、その状態
で前進したのちに上昇する。ここに、その作孔爪19
は、管状ホルダ18内のバーナ23で加熱され、更に、
そのバーナー23から吹き出す炎が作孔爪19の前面側
と後面側とに流れるので、マルチフィルム4を突き抜け
て前進するとき、この樹脂性のマルチフィルム4を溶解
して、穴を作るとともにその下の地中に播種又は移植用
の孔5を作る。
【0007】
【効果】以上のように、この発明によると、作孔爪19
がバーナ23で加熱され、更に、そのバーナー23から
吹き出す炎が作孔爪19の前面側と後面側とに流れるよ
うになっているので、作孔爪19が下降してマルチフィ
ルムに接触したときにこれを適確に溶解するから、単
の作孔爪19でマルチフィルムの開孔と、その下の地中
への作孔とが同時に行なわれる。そして、そのマルチフ
ィルムに作られた穴の端は、上記のように溶解によって
作られているから、穴の端にひらひらするような舌片状
のものがなく、苗の生育に障害をあたえるおそれがな
い。
【0008】また、作孔爪を加熱するバーナは、筒状ホ
ルダ内に設けられているので、作業中に風その他の影響
を受けることが少なくて失火のおそれがない。
【0009】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、苗植機1がエンジン2の動力で左右の駆動車
輪3を回転させて前進するように出来ている。1対の駆
動車輪3は、マルチフィルム4で表面が被われた畝の左
右に配置される。
【0010】この苗植機1には、その畝の上面に孔5
(図2)を作る作孔装置6と、苗を載せて左右に往復移
動している苗載台7と、上下方向に旋回してこま苗載台
7の後端から1株分を苗を取り出して前記の孔5内に苗
を移植する苗植杆8と、孔5内に移植された苗に左右か
ら土を押し掛ける覆土具9が設けられている。図2のよ
うに、苗植機1の下腹部に横向に軸10が設けられ、カ
ム11とともにエンジン2の動力で回転するようになっ
ている。その近くの機体12から上下1対のリンク1
3,14が後に伸び、後端に取付板15が設けられてい
る。ばね16で上のリンク13が反時計方向に引き寄せ
られ、ローラ17が上のリンク13の中間部に設けら
れ、このローラ17に前記のカム11が当ると、ローラ
17が押し下げられて取付板15が下り、カム11がロ
ーラ17から離れると、取付け板15がばね16で引き
上げられるようになっている。
【0011】角チューブで出来た管状ホルダ18が取付
板15の後面に縦向に固定されている。この管状ホルダ
18の下部の前側が欠ぎ落され、横から見てL字形の
作孔爪19がその管状ホルダ18の下部に固定されてい
る。この作孔爪19は、下端に刃縁を備え、管状ホルダ
18よりもやや横巾が広く作られ、後側に吹出口20
(図3)が形成されるようにその後面が管状ホルダ18
の後の内面からやや離れている。また、この作孔爪19
には、中間部に炎を前方に吹き出す吹出孔19a(図
3)が設けられている。
【0012】図3のように、メタル21がノズル21a
を下に向けて管状ホルダ18の上部に固定されている。
火口22が管状ホルダ18内に配置されてそのメタル2
1に固定されて、バーナ23となり、ノズル21aから
吹き出したガスが小孔22aから吸い込まれた空気と混
合し、その中で炎となって下に吹き出し、作孔爪19を
ほぼ500℃程度に加熱するように出来ている。ハンド
ル24の近くにガスボンベ25(図1)が取付けられ、
メタル21から上に突出するパイプ26とそのガスボン
ベ25が可撓性のホース27でたるみをもたせて結ば
れ、ガスボンベ25内のガスが前記のノズル21aから
吹き出すようになっている。
【0013】すなわち、取付板15とともに管状ホルダ
18が上下に往復駆動される。そして、これが下降した
とき、500℃程度に加熱された作孔爪19の下端がマ
ルチフィルム4を突き抜いてその下の地中に達し、機体
12の前進で畝に孔5を作る。このとき、マルチフィル
ム4は、作孔爪19が接触する部分が溶解し、周囲に舌
片のない穴が作られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機の側面図。
【図2】その1部の拡大した側面図。
【図3】その1部のさらに拡大した切断側面図。
【図4】その平面図。
【符号の説明】
4 マルチフィルム 12 機体 18 管状ホルダ 19 作孔爪 23 バーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 5/00 - 5/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦向の管状ホルダ18が前進する機体12
    に上下方向に往復駆動されるように取付けられ、その管
    状ホルダ18が下降すると地表を被ったマルチフィルム
    4を突き抜いてその下の地中に突入し播種又は移植用の
    孔5を作る作孔爪19がこの管ホルダ18の下端部に取
    付けられ、その作孔爪19を加熱するバーナ23が管状
    ホルダ18内に設けられ、そのバーナー23から吹き出
    す炎が前記作孔爪19の前面側と後面側とに流れるよう
    に当該炎の通路が形成されていることを特徴とする作孔
    装置。
JP30356992A 1992-11-13 1992-11-13 作孔装置 Expired - Fee Related JP3341317B2 (ja)

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