JP3341051B2 - 顔画像作成装置および顔画像作成方法 - Google Patents

顔画像作成装置および顔画像作成方法

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JP3341051B2 JP16421093A JP16421093A JP3341051B2 JP 3341051 B2 JP3341051 B2 JP 3341051B2 JP 16421093 A JP16421093 A JP 16421093A JP 16421093 A JP16421093 A JP 16421093A JP 3341051 B2 JP3341051 B2 JP 3341051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔画像作成装置に係わ
り、詳しくは例えば電子手帳等に搭載され、使用者の意
図する種々の顔のモンタージュを作成する顔画像作成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子手帳等に搭載されてい
るモンタージュ作成装置は、髪型、顔の輪郭、目、眉
毛、鼻、口等人間の顔の各パーツ(部位)を表すための
パーツパターンであるパーツ画像を各々複数種記憶させ
ておき、この各パーツパターンを選択して組み合せるこ
とにより、ひとつの顔を作成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
顔画像作成装置にあっては、上記のように各パーツパタ
ーンの組み合せという処理を行っていたため、使用者が
意図するところの顔を作成することは難しいという問題
点があった。その理由を説明すると、人間の顔は各パー
ツパターンの形状だけでなく、その位置あるいは角度な
どによっても大きく印象が変わり、別人のようになって
しまう。こうした問題点を解決するには、同じ形状のパ
ーツパターンをその位置、角度を異ならせてそれぞれ別
個に記憶しておけばよい。ところが、このように位置、
角度の異なる同一形状のパーツパターンを持つと、その
分パーツパターンを記憶するメモリ容量が莫大に大きく
なるという欠点があり、実用的でなかった。
【0004】そこで、本発明は、少ないパーツ画像を用
いて、使用者の意図する種々の顔画像を作成することが
できる顔画像作成装置および顔画像作成方法を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による顔画像作成装置は、複数のパーツ画像の組み
合わせで顔画像を作成部にて作成し、この作成された顔
画像を表示部に表示させる顔画像作成装置において、前
記表示部に表示された顔画像を構成する各部位の少なく
とも1つを指定する部位指定手段と、この部位指定手段
により指定された部位に対応するパーツ画像を回動操作
するために操作される回動操作手段と、この回動操作手
段により回動された少なくとも一つのパーツ画像を含む
顔画像を前記表示部に表示させる表示制御手段とを備
え、 前記部位指定手段は、顔画像を構成する各部位のう
ち、左右対称の部位を指定する左右対称部位指定手段で
あり、 前記回動操作手段は、前記左右対称部位指定手段
により指定された左右対称の部位を表すための各パーツ
画像を同じ回動量回動操作する同一回動量回動操作手段
であることを特徴とする。
【0006】好ましい態様として、請求項記載の発明
は、前記作成部は、複数のパーツ画像が記憶されている
パーツ画像記憶手段と、このパーツ画像記憶手段に記憶
されている複数のパーツ画像を各部位毎に選択する選択
手段と、この選択手段により選択されたパーツ画像を組
み合わせて顔画像を作成する作成手段と、を備えたこと
を特徴とする。請求項3記載の発明は、複数のパーツ画
像の組み合わせで顔画像を作成部にて作成し、この作成
された顔画像を表示部に表示させる顔画像作成方法にお
いて、 前記表示部に表示された顔画像を構成する各部位
の少なくとも1つを指定する部位指定ステップと、 この
部位指定ステップにより指定された部位に対応するパー
ツ画像を回動操作するために操作される回動操作ステッ
プと、 この回動操作ステップにより回動された少なくと
も一つのパーツ画像を含む顔画像を前記表示部に表示さ
せる表示制御ステップとを備え、 前記部位指定ステップ
は、顔画像を構成する各部位のうち、左右対称の部位を
指定する左右対称部位指定ステップであり、前記回動操
作ステップは、前記左右対称部位指定ステップにより指
定された左右対称の部位を表すための各パーツ画像を同
じ回動量回動操作する同一回動量回動操作ステップであ
ることを特徴とする。 請求項4記載の発明は、前記作成
部は、複数のパーツ画像が記憶されているパーツ画像記
憶手段をアクセスし、このパーツ画像記憶手段に記憶さ
れている複数のパーツ画像を各部位毎に選択する選択ス
テップと、 この選択ステップにより選択されたパーツ画
像を組み合わせて顔画像を作成する作成ステップと、を
備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明では、複数のパーツ画像
の組み合わせで顔画像を作成し、この作成された顔画像
を表示部に表示させた後に、この表示された顔画像を構
成する各部位の少なくとも一つを指定し、この指定され
た部位に対応するパーツ画像を回動操作させるために操
作すると、この回動された少なくとも一つのパーツ画像
を含む顔画像が表示部に表示される。また、顔画像を構
成する各部位のうち、左右対称の部位を指定した後、こ
の指定された左右対称の部位を表すための各パーツ画像
が同じ回動量回動操作される。したがって、同じ形状の
パーツ画像でも、少ないパーツ画像を用いて、使用者の
意図する種々の顔画像を迅速かつ簡単に作成することが
できる。
【0008】また、請求項3に記載の発明では、複数の
パーツ画像の組み合わせで顔画像を作成し、この作成さ
れた顔画像を表示部に表示させた後に、この表示された
顔画像を構成する各部位の少なくとも1つを指定し、こ
の指定された部位に対応するパーツ画像を回動操作させ
るために操作すると、この回動された少なくとも一つの
パーツ画像を含む顔画像が表示部に表示される。また、
顔画像を構成する各部位のうち、左右対称の部位を指定
した後、この指定された左右対称の部位を表すための各
パーツ画像が同じ回動量回動操作される。したがって、
同じ形状のパーツ画像でも、少ないパーツ画像を用い
て、使用者の意図した種々の異なる顔画像を迅速かつ簡
単に作成することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る顔画像作成装置の一実
施例を示す構成図である。図1において、本実施例の顔
画像作成装置は例えば電子手帳に適用(搭載)され、大
きく分けてCPU1、特徴入力スイッチ2、カーソルス
イッチ3、表示スイッチ4、位置修正スイッチ5、角度
修正スイッチ6、回転角度スイッチ7、プログラムRO
M8、ワークRAM9、パーツ画面ROM10、VRA
M11および表示部12によって構成される。CPU1
は装置全体を制御するもので、特徴入力スイッチ2、カ
ーソルスイッチ3、表示スイッチ4、位置修正スイッチ
5、角度修正スイッチ6、回転角度スイッチ7によって
顔のパーツや特徴等の指定操作が行われると、その操作
情報に応じてプログラムROM8に格納されているプロ
グラムに従い、各部位毎に選択する選択情報に応じた各
パーツをパーツ画面ROM10から読み出して組み合せ
ることにより、顔画像(例えば、自分の顔あるいは他人
の顔)を作成する処理を行うとともに、さらに位置修正
スイッチ5、角度修正スイッチ6、回転角度スイッチ7
により位置や角度を修正する何れかのパーツが指定され
ると、その指定されたパーツの位置を変更したり、パー
ツを所定角度傾斜させて表示させるような制御を行う。
CPU1は顔画像作成手段および表示形態可変手段とし
ての機能を有する。
【0010】特徴入力スイッチ2は顔の特徴を指定する
スイッチであり、顔を構成する各パーツ(例えば、髪
型、顔の輪郭、眉毛、目、鼻、口等)を順番に指定する
ものである。本実施例では顔を構成する各パーツとして
6個用意されている。特徴入力スイッチ2は予め記憶さ
れているパーツを各部位毎に選択する選択手段を構成す
る。カーソルスイッチ3は表示部12に表示された顔画
像について、顔を構成するパーツ(例えば、髪、眉毛、
目、鼻、口等)について複数のパーツパターンの中の1
つを択一的に選択するものである。具体的には、カーソ
ルスイッチ3は画面上のカーソル位置(例えば、点滅状
態で表される)を動かすことにより、パーツパターンを
選択する。なお、カーソルスイッチ3の他に、マウス等
を用いてもよい。マウスの使用は他のスイッチについて
も同様である。
【0011】表示スイッチ4は顔画像を表示部12に表
示させて修正したり、作成した顔画像が所望の状態であ
るとき、でき上がり画面としてセットしたりするときに
操作されるものである。位置修正スイッチ5は顔を構成
する各パーツ(例えば、目)の位置を修正するときに操
作されるもので、例えばアップおよびダウン式の押しボ
タンタイプのスイッチからなる。角度修正スイッチ6は
表示部12に表示されたパーツの角度(例えば、眉毛の
角度)を修正するときに操作されるもので、同様に例え
ばアップおよびダウン式の押しボタンタイプのスイッチ
からなる。回転角度スイッチ7は表示部12に表示され
たパーツ(例えば、目)を回転させるときに操作される
ものである。上記位置修正スイッチ5、角度修正スイッ
チ6および回転角度スイッチ7は全体として指定手段2
0を構成する。
【0012】プログラムROM8はCPU1の制御プロ
グラムを格納しており、その内容は後述の各図に示され
る。ワークRAM9はCPU1の行う制御においてワー
クエリアとして用いられる。パーツ画面ROM10は顔
を構成する各部位毎に複数種のパーツのパーツパターン
を記憶しており、パーツ記憶手段を構成する。ここで、
パーツ画面ROM10に記憶されている各パーツ毎のパ
ーツパターンの一例は図2のように示される。図2にお
いて、顔のパーツ種類(N)(顔の部位に相当)として
は顔を構成する各種のものがある。この場合、顔のパー
ツ種類(N)として、(N)=1は輪郭、(N)=2は
眉毛、(N)=3は目、・・・・というに複数種用意さ
れている。なお、パーツ種類(N)は図2に示した例に
限らず、他にも、例えば髪型、鼻、口というものが用意
されている。また、この他のパーツ種類(N)を用意し
てもよい。
【0013】一方、パーツパターンは各パーツの変形態
様(例えば、年齢に応じた特徴を有する)であり、図2
の例で、例えば(N)=1の男性の顔の輪郭に着目する
と、この輪郭のパーツパターンNO.として[01]、
[02]、[03]・・・・・[19]、[20]とい
うように各種のタイプに対応して複数種(ここでは20
種類)のものが予め設けられ、パーツ画面ROM10に
記憶されている。また、各パーツパターンはその1/2
(例えば、左部分だけ)が記憶されており,これにより
記憶容量の低減が図られている。各パーツパターンは、
例えばパーツパターンNO.が大きくなるに従って年齢
が上がるように配置されている。同様に、眉毛、目につ
いても各パーツパターンがその半分だけ予め用意されて
いる。
【0014】VRAM11は顔画像を作成するときに、
その作成画像を1画面単位で記憶するもので、VRAM
11としては、例えば半導体メモリが用いられる。表示
部(表示手段)12はCPU1によって作成処理される
画像を表示するもので、VRAM11との間でデータの
授受を行いながら、作成途中で各パーツを選択するとき
の顔画像を表示したり、完成した顔画像を表示したりす
る。表示部12は画像を表示するために、例えばTVデ
ィスプレイを有している。なお、画像を表示する部分は
TVディスプレイに限らず、例えば専用のモニタ装置、
あるいはCRTを有するものでなく、LCD等の液晶に
よって画像を表示するものでもよい。あるいは、他の用
途にも兼用されているものを用いてもよい。
【0015】次に、作用を説明する。図3は顔画像作成
処理のメインプログラムを示すフローチャートである。
このプログラムがスタートすると、まずステップS10
で初期設定を行う。初期設定では各種レジスタ、ワーク
RAM9、VRAM11のクリア、サブルーチンのイニ
シャライズ、フラグのリセット等が行われる。次いで、
ステップS12でポインタM1を「0」にクリアする。
ポインタM1は顔のパーツ、特徴等の情報を入力すると
きの指定用として用いられるもので、その値はCPU1
内の対応するレジスタに格納される。次いで、ステップ
S14でVRAM11の内容を表示部12に表示させ
る。これにより、例えば作成途中で各パーツを選択する
ときの顔画像や完成した顔画像が表示部12に表示され
る。そして、以後はこのステップS14に待機し、この
とき各スイッチからの割り込み信号に基づいて必要な処
理が行われる。すなわち、各パーツを選択するときの処
理等は、全て以下に示す割り込みルーチンで実行され
る。
【0016】図4は特徴スイッチ割り込みルーチンを示
すフローチャートである。特徴入力スイッチ2が操作さ
れると、この特徴スイッチ割り込みルーチンに移行す
る。この割り込みルーチンに移行すると、まずステップ
S20でポインタM1を「1」だけインクリメントす
る。次いで、ステップS22でポインタM1が「8」に
等しいか否かを判別する。ここで、ポインタM1を
「8」と比較するのは、顔の特徴を表す顔特徴データと
して7個あるので、7個を超えた値である「8」になっ
たか否かを判断するためである。ポインタM1が「8」
に等しくなければ、ステップS26に進んでワークRA
M9における(M1+OFFSET1)番地のデータを
スタートアドレスとして画面データの内容をVRAM1
1に転送する。例えば、M1=1のときには(1+OF
FSET1)番地のデータがスタートアドレスとなって
ワークRAM9の画面データの内容がVRAM11に転
送される。
【0017】ステップS26の処理を経ると、リターン
する。そして、次回の特徴スイッチ割り込みルーチンに
なると、同様の処理を繰り返す。このとき、まずステッ
プS20でポインタM1をインクリメントし、ステップ
S22でポインタM1が「8」に等しくなると、ステッ
プS24に進んでポインタM1を「1」に戻し、その
後、ステップS26に進む。このようにして特徴入力ス
イッチ2が操作される度にポインタM1を「1」ずつイ
ンクリメントしていき、ポインタM1が「8」に等しく
なると再びポインタM1を「1」に戻すことが行われ
る。したがって、ポインタM1=1に対応するワークR
AM9の(M1+OFFSET1)番地のデータをスタ
ートアドレスとして画面データの内容がVRAM11に
転送され、以後、特徴入力スイッチ2が操作される度に
ポインタM1が「1」ずつインクリメントされて(M1
+OFFSET1)番地の画面データの内容がVRAM
11に転送され、表示部12に表示される。
【0018】特徴入力スイッチ2が操作される度毎の画
面データの内容は、後述の図6に示すデータの内容に対
応して変化する。すなわち、特徴入力スイッチ2を操作
すれば、その都度、特徴スイッチ割り込みルーチンに移
行し、図6のデータに対応して画面が表れる。オペレー
タは、この図6に対応した画面を見ながら性別、髪型、
目、眉毛、・・・・等について顔の特徴を選択していく
ことになる。
【0019】ここで、ワークRAM9の格納データにつ
いて説明する。ワークRAM9には図5に示すように、
(OFFSET1+1)番地から主に(OFFSET6
+5)番地までの間に各種の必要なデータが一時的に格
納される。例えば、(OFFSET1+1)番地をアド
レスとするエリアは、ポインタM1=1によって指定さ
れるADD1なるデータが格納され、このデータはパー
ツ画面ROM10に記憶されている各パーツ毎のアドレ
スに対応する。同様に、(OFFSET1+2)番地を
アドレスとするエリアは、ポインタM1=2によって指
定されるADD2なるデータが格納され、以下、(OF
FSET1+7)番地をアドレスとするエリアは、ポイ
ンタM1=7によって指定されるADD7なるデータが
格納される。
【0020】ワークRAM9の他のエリアを説明する
と、(OFFSET2+1)番地、(OFFSET2+
2)番地、・・・・(OFFSET2+7)番地はカー
ソル位置に対応するデータが格納され、それぞれポイン
タM=1、M=2、・・・・M=7に対応している。
(OFFSET3+1)番地、(OFFSET3+2)
番地・・・・は顔の特徴を表すデータが格納される。具
体的には、(OFFSET3+1)番地をアドレスとす
るエリアは、髪型に関するデータが格納されるもので、
データの最上位ビット(aで示す部分)には男性あるい
は女性を区別する性別パラメータが格納される。性別パ
ラメータは1ビット単位であり、[1]のとき男性を表
し、[0]のとき女性を表す。
【0021】また、(OFFSET3+1)番地をアド
レスとするエリアのうちMSBを除く他のビット領域
(特徴ビット群)bには髪型に関するデータが格納され
る。(OFFSET3+2)番地をアドレスとするエリ
アは、顔の輪郭に関するデータが格納されるもので、デ
ータの最上位ビットa(MSB)には性別パラメータが
格納され、MSBを除く他のビット領域(特徴ビット
群)bには輪郭に関するデータが格納される。(OFF
SET3+3)番地をアドレスとするエリアは、目に関
するデータが格納されるもので、データの最上位ビット
a(MSB)には性別パラメータが格納され、MSBを
除く他のビット領域(特徴ビット群)bには目に関する
データが格納される。以下、同様にして(OFFSET
3+4)番地をアドレスとするエリアは、眉毛に関する
データが格納されるという具合に順次データ(例えば、
鼻、口等)が格納される。
【0022】なお、顔の特徴パーツのうち、特に使用者
の意図する種々の顔のモンタージュを作成する場合に、
パーツの形状や位置等を変えて顔の印象が著しく変化す
るのは、目、眉毛、口である。したがって、本実施例で
は、これらのパーツについては、その位置や回転角度等
を変えて傾斜させる等の処理を行い、そのためにワーク
RAM9に目、眉毛、口の座標データ、角度データ等を
格納するエリアを設けている。すなわち、OFFSET
4番地、(OFFSET4+1)番地には口を表すデー
タが格納される。具体的には、OFFSET4番地をア
ドレスとするエリアには、口の回転中心となる座標デー
タが格納され、(OFFSET4+1)番地をアドレス
とするエリアには、口を回転させる角度(この角度は角
度修正スイッチ6によって指定される)に関するデータ
が格納される。
【0023】OFFSET5番地、(OFFSET5+
1)番地、(OFFSET5+2)番地、(OFFSE
T5+3)番地には顔に2つある眉毛にそれぞれ対応す
るデータが格納される。具体的には、OFFSET5番
地をアドレスとするエリアには、顔に2つある眉毛のう
ちの一方の眉毛(例えば、左の眉毛)の回転中心となる
座標データが格納され、(OFFSET5+1)番地を
アドレスとするエリアには、他方の眉毛(例えば、右の
眉毛)を複写して用いるときの複写用座標データ(他方
の眉毛の回転中心となる座標データ)が格納される。ま
た、(OFFSET5+2)番地をアドレスとするエリ
アには、一方の眉毛(例えば、左の眉毛)を回転させる
角度(この角度は角度修正スイッチ6によって指定され
る)に関するデータが格納され、(OFFSET5+
3)番地をアドレスとするエリアには、他方の眉毛(例
えば、右の眉毛)を複写して用いるときの複写用角度デ
ータ(他方の眉毛を回転させる角度)が格納される。
【0024】OFFSET6番地、(OFFSET6+
1番地)、・・・・(OFFSET6+5)番地には顔
に2つある目にそれぞれ対応するデータが格納される。
具体的には、OFFSET6番地をアドレスとするエリ
アには、顔に2つある目のうちの一方の目(例えば、左
の目)の回転中心となる座標データが格納され、(OF
FSET6+1)番地をアドレスとするエリアには、他
方の目(例えば、右の目)を複写して用いるときの複写
用座標データ(他方の目の回転中心となる座標データ)
が格納される。また、(OFFSET6+2)番地をア
ドレスとするエリアには、一方の目(例えば、左の目)
の位置(この位置は位置修正スイッチ5によって指定さ
れる)に関する修正データが格納され、(OFFSET
6+3)番地をアドレスとするエリアには、他方の目
(例えば、右の目)を複写して用いるときの複写用位置
修正データ(他方の目の位置の修正データ)が格納され
る。(OFFSET6+4)番地をアドレスとするエリ
アには、一方の目(例えば、左の目)を回転させる角度
(この角度は角度修正スイッチ6によって指定される)
に関するデータが格納され、(OFFSET6+5)番
地をアドレスとするエリアには、他方の目(例えば、右
の目)を複写して用いるときの複写用角度データ(他方
の目を回転させる角度)が格納される。
【0025】さて、例えば前述したようにポインタM1
=1のときには(1+OFFSET1)番地のデータが
スタートアドレスとなってワークRAM9の画面データ
の内容がVRAM11に転送されるが、このときワーク
RAM9における(1+OFFSET1)番地のデータ
はADD1であり、その内容は図6に示すようにパーツ
画面ROM10に記憶されている各パーツ毎の画面のう
ちの1つである。図6において、ADD1のアドレスに
対応する画面データは性別を選択する画面であり、した
がって、M1=1のときはADD1に対応して[0
1]:男性あるいは[02]:女性のどちらかの指定を
促す画面が表れる。
【0026】同様に、図6においてADD2のアドレス
に対応する画面データは髪型を選択する画面であり、例
えば[01]は髪の量が豊かな七三分け、[02]は髪
の量が薄くて七三分け、・・・・・というようになって
いる。このADD2に対応して髪型の選択を促す画面す
る画面が表れる。ADD3のアドレスに対応する画面デ
ータは顔の輪郭を選択する画面であり、例えば例えば
[01]は輪郭が丸型、[02]は輪郭が四角形、・・
・・・というようになっている。このADD3に対応し
て輪郭の選択を促す画面する画面が表れる。ADD4の
アドレスに対応する画面データは目を選択する画面であ
り、例えば[01]は目が丸い二重まぶた、[02]は
目が卵型、・・・・・というようになっている。このA
DD4に対応して目の形の選択を促す画面する画面が表
れる。
【0027】ADD5のアドレスに対応する画面データ
は眉毛を選択する画面であり、例えば[01]は眉毛が
三ケ月形、[02]は眉毛がさがり型、・・・・・とい
うようになっている。このADD5に対応して眉毛の形
の選択を促す画面する画面が表れる。ADD6のアドレ
スに対応する画面データは鼻を選択する画面であり、例
えば[01]は鼻が大きくて高い、[02]は鼻が小さ
くて低い、・・・・・というようになっている。このA
DD5に対応して鼻の形の選択を促す画面する画面が表
れる。ADD7のアドレスに対応する画面データは口を
選択する画面であり、例えば[01]、[02]、・・
・・・というようになっている。このADD7に対応し
て口の選択を促す画面する画面が表れる。
【0028】次に、ADD7以降のアドレスには各パー
ツのパーツパターンがそれぞれ格納されている。すなわ
ち、髪型データ(1)、髪型データ(2)、・・・・、
輪郭データ(1)、輪郭データ(2)、・・・・が記憶
されている。この場合、髪型データは半分でなく、全体
の形状が記憶されている。一方、輪郭データについて
は、その半分のデータ(例えば、左半分)が記憶されて
いる。パーツパターンの半分のデータが記憶されている
のは、以下の目、眉毛、口についても同様である。顔の
輪郭、目、眉毛、口は左右に1つずつ(合計で2つ)あ
ったり、あるいは1つでも半分に区切って支障のないも
のだからである。これに対して髪型は1つであり、しか
も1つのものを半分に区切ると支障が出る(例えば、七
三分けの髪型)場合が多いから、半分に区切って記憶す
る方法を採用していない。
【0029】目(例えば、左の目)のデータの場合、例
えば目データ(1)は目の回転位置に対応する座標デー
タ(X1、Y1)と、目の形状に対応する形状データとい
う2つのパラメータにより第1のパターンとして記憶さ
れている。また、目データ(2)は目の回転位置に対応
する座標データ(X2、Y2)と、目の形状に対応する形
状データという2つのパラメータにより第2のパターン
として記憶されている。同様に、目データ(3)、目デ
ータ(4)、・・・・・がそれぞれ第3のパターン、第
4のパターン、・・・・・という具合に目について複数
のパーツパターンが記憶されている。眉毛(例えば、左
の眉毛)のデータの場合、例えば眉毛データ(1)は眉
毛の回転位置に対応する座標データ(X1、Y1)と、眉
毛の形状に対応する形状データという2つのパラメータ
により第1のパターンとして記憶されている。また、眉
毛データ(2)は眉毛の回転位置に対応する座標データ
(X2、Y2)と、眉毛の形状に対応する形状データとい
う2つのパラメータにより第2のパターンとして記憶さ
れている。同様に、眉毛データ(3)、眉毛データ
(4)、・・・・・がそれぞれ第3のパターン、第4の
パターン、・・・・・という具合に眉について複数のパ
ーツパターンが記憶されている。
【0030】鼻のデータの場合、例えば鼻データ(1)
は鼻の形状に対応する形状データとう1つのパラメータ
により第1のパターンとして記憶されている。また、鼻
データ(2)は鼻の形状に対応する形状データという1
つのパラメータにより第2のパターンとして記憶されて
いる。同様に、鼻データ(3)、鼻データ(4)、・・
・・・がそれぞれ第3のパターン、第4のパターン、・
・・・・という具合に鼻について複数のパーツパターン
が記憶されている。口(例えば、左側の口部分)のデー
タの場合、例えば口データ(1)は口の回転位置に対応
する座標データ(X1、Y1)と、口の形状に対応する形
状データという2つのパラメータにより第1のパターン
として記憶されている。また、口データ(2)は口の回
転位置に対応する座標データ(X2、Y2)と、口の形状
に対応する形状データという2つのパラメータにより第
2のパターンとして記憶されている。同様に、口データ
(3)、口データ(4)、・・・・・がそれぞれ第3の
パターン、第4のパターン、・・・・・という具合に口
について複数のパーツパターンが記憶されている。
【0031】図7はカーソルスイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。カーソルスイッチ3が操
作されると、このカーソルスイッチ割り込みルーチンに
移行する。この割り込みルーチンに移行すると、まずス
テップS80で表示フラグを判別する。これは、表示部
12に顔画像の画面が表示されているか否かを判断する
もので、画面が表示されいるときは表示フラグが[1]
になる。表示部12に画面が表示されていなければカー
ソルを用いて顔のパーツを選択できないからである。表
示フラグが[0]のときは図8に示す処理に移行する
(詳細を後述する)。一方、表示フラグが[1]のとき
は続くステップS82に進んでワークRAM9の(M1
+OFFSET2)番地のデータをカーソル位置に応じ
て変更する。(OFFSET2)番地はカーソル位置に
対応するデータを格納するものであるから、例えば、M
1=2のときは髪型に関して(OFFSET2+1)番
地のデータがカーソル位置に応じて変更される。また、
M1=3のときは輪郭に関して(OFFSET2+2)
番地のデータがカーソル位置に応じて変更される。
【0032】次いで、ステップS84でカーソル位置の
表示を変更する。これにより、カーソルスイッチ3を操
作して動かした場合には、その表示位置が変更されて画
面に示される。次いで、ステップS86でポインタM1
が「1」であるか否かを判別する。すなわち、性別を判
断する画面であるか否かを判別する。M1=「1」のと
きはステップS88に進んで(M1+OFFSET1)
番地のデータが男を表すか否かを判別する。男を表すも
のであるときは、まずステップS90でN=1に戻す。
Nはポインタである。これは、ポインタNを最小の値、
すなわち(OFFSET2+1)番地に対応するエリア
から順次インクリメントしていくためである。次いで、
ステップS92に進んで(N+OFFSET3)番地の
データのMSBを「1」にセットする。(OFFSET
3+N)番地は顔の特徴を表すデータが格納され、その
データの最上位ビットMSB(aで示す部分)には男性
あるいは女性を区別する性別パラメータが格納される。
性別パラメータは1ビット単位であり、[1]とき男性
を表し、[0]のとき女性を表す。
【0033】このとき、最初はN=1であるから、まず
(OFFSET3+1)番地のデータのMSBが[1]
にセットされることになる。次いで、ステップS94で
ポインタNをインクリメントする。これにより、N=2
となる。次いで、ステップS96でN=7になったか否
かを判別する。N=7を判断するのは、(OFFSET
4+N)番地の最大番地まで、そのMSBを[1]にセ
ットするためである。今回はN=7でないから、ステッ
プS92に戻って同様の処理を繰り返す。したがって、
次回はN=2であるから、(OFFSET4+2)番地
のデータのMSBが[1]にセットされる。以下同様に
して、(OFFSET4+3)番地、・・・(OFFS
ET4+6)番地の各データのMSBがそれぞれ[1]
にセットされていく。
【0034】そして、ステップS96でN=7になる
と、今回のカーソルスイッチ割り込みルーチンを終了し
てメインプログラムにリターンする。一方、ステップS
86でポインタM1が「1」でないときは、ステップS
106にジャンプして(M1+OFFSET2)番地の
内容を{(M1−1)+(OFFSET3)}番地のデ
ータのMSBを除くビット群bに転送する。これによ
り、カーソルスイッチ3によって指定された位置のデー
タ内容が顔の特徴データを格納するエリアに転送される
ことになる。ステップS106を経ると、カーソルスイ
ッチ割り込みルーチンを終了してメインプログラムにリ
ターンする。また、ステップS88でNOのとき、すな
わち(M1+OFFSET1)番地のデータが男を表す
ものでなく、女を表すものであるときは、ステップS9
8に進んでポインタNをN=1に戻す。これは、ポイン
タNを最小の値、すなわち(OFFSET2+1)番地
に対応するエリアから順次インクリメントしていくため
である。
【0035】次いで、ステップS100で(N+OFF
SET3)番地のデータのMSBを「0」にセットす
る。このとき、N=1であるから、まず(OFFSET
3+1)番地のデータのMSBが[0]にセットされる
ことになる。次いで、ステップS102でポインタNを
インクリメントする。これにより、N=2となる。次い
で、ステップS104でN=7になったか否かを判別す
る。N=7を判断するのは、(OFFSET3+N)番
地の最大番地まで、そのMSBを[0]にセットするた
めである。今回はN=7でないから、ステップS100
に戻って同様の処理を繰り返す。したがって、次回はN
=2であるから、(OFFSET3+2)番地のデータ
のMSBが[0]にセットされる。以下同様にして、
(OFFSET3+3)番地、・・・(OFFSET3
+6)番地の各データのMSBがそれぞれ[0]にセッ
トされていく。そして、ステップS104でN=7にな
ると、今回のカーソルスイッチ割り込みルーチンを終了
してメインプログラムにリターンする。
【0036】上記ステップS80で表示フラグの判別結
果がNOのときは、図8に示す処理に移行し、まずステ
ップS108に進む。ステップS108では角度修正フ
ラグが[1]であるか否かを判別する。角度修正フラグ
は角度修正スイッチ6が操作されてオンしたときに
[1]となり、このとき本ルーチンでは表示フラグが
[0]でも顔画像が表示部12に表示される。一方、角
度修正スイッチ6が操作されなければ角度修正フラグは
[0]で、顔画像は表示部12に表示されない。これ
は、顔のパーツの角度を修正しようとするときに、顔画
像が表示部12に表示されていなければできないからで
ある。ステップS108で角度修正フラグが[0]のと
きは、ステップS110に進んでカーソル表示を消去
し、今回のカーソルスイッチ割り込みルーチンを終了し
てメインプログラムにリターンする。
【0037】一方、ステップS108で角度修正フラグ
が[1]のときは、角度修正スイッチ6が操作されてい
ると判断してステップS112に進む。ステップS11
2ではカーソルスイッチ3の操作結果を判別する。カー
ソルスイッチ3は、例えば押しボタンタイプのアップス
イッチおよびダウンスイッチからなり、カーソル位置を
上げるときにはアップスイッチを押し、カーソル位置を
下げるときにはダウンスイッチを押す。アップスイッチ
が押されていればステップS114に進み、ポインタN
をインクリメントする。これにより、次回のループでは
N=2となる。次いで、ステップS116でN=6にな
ったか否かを判別する。これは、左目、右目、左眉、右
眉および口の5つのパーツについて、それらの角度を変
化させる場合に、それぞれをカーソルで指定する数が5
つあるから、最大値である「5」を超えた数として
「6」になったか否かを判断しているのである。N=6
でなければステップS120に進み、N=6のときはス
テップS118でポインタNを「1」に戻してステップ
S120に進む。したがって、角度修正スイッチ6のア
ップスイッチを押すことにより、ポインタNを「1」ず
つインクリメントさせながら、所望のパーツを指定する
ことが行われる。
【0038】また、ステップS112でアップスイッチ
が押されていなければ、ダウンスイッチが押されたと判
断してステップS122に進み、ポインタNをデクリメ
ントする。これにより、次回のループではポインタNの
値が「1」だけ小さくなる。次いで、ステップS124
でN=0になったか否かを判別し、N=0のときはステ
ップS126でポインタNを[5]に大きくしてステッ
プS120に進む。N=0でなければステップS126
をジャンプしてステップS120に進む。したがって、
カーソルスイッチ3のダウンスイッチを押すことによ
り、ポインタNを「1」ずつデクリメントさせながら、
所望のパーツを指定することが行われる。
【0039】次いで、ステップS120、ステップS1
28〜ステップS134の各ステップにおいて、それぞ
れポインタNの値が「1」〜「5」の何れであるかを判
別する。ポインタNがN=「1」のときはステップS1
36に進み、VRAM11上の左目の画面にカーソルを
表示する。これにより、オペレータのカーソルスイッチ
3の操作に応じて表示部12の画面で左目の位置にカー
ソルが表示される。ステップS136の処理を経ると、
今回のルーチンを終了してメインプログラムにリターン
する。ポインタNがN=「2」のときはステップS13
8に進み、VRAM11上の右目の画面にカーソルを表
示する。これにより、オペレータのカーソルスイッチ3
の操作に応じて表示部12の画面で右目の位置にカーソ
ルが表示される。ステップS138の処理を経ると、今
回のルーチンを終了してメインプログラムにリターンす
る。
【0040】ポインタNがN=「3」のときはステップ
S140に進み、VRAM11上の左の眉毛の画面にカ
ーソルを表示する。これにより、オペレータのカーソル
スイッチ3の操作に応じて表示部12の画面で左の眉毛
の位置にカーソルが表示される。ステップS140の処
理を経ると、今回のルーチンを終了してメインプログラ
ムにリターンする。ポインタNがN=「4」のときはス
テップS142に進み、VRAM11上の右の眉毛の画
面にカーソルを表示する。これにより、オペレータのカ
ーソルスイッチ3の操作に応じて表示部12の画面で右
の眉毛の位置にカーソルが表示される。ステップS14
2の処理を経ると、今回のルーチンを終了してメインプ
ログラムにリターンする。ポインタNがN=「5」のと
きはステップS144に進み、VRAM11上の口の画
面にカーソルを表示する。これにより、オペレータのカ
ーソルスイッチ3の操作に応じて表示部12の画面で口
の位置にカーソルが表示される。ステップS144の処
理を経ると、今回のルーチンを終了してメインプログラ
ムにリターンする。
【0041】図9は角度修正スイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。角度修正スイッチ6が操
作されると、この角度修正スイッチ割り込みルーチンに
移行する。この割り込みルーチンに移行すると、まずス
テップS200で表示フラグを判別する。これは、表示
部12に顔画像の画面が表示されているか否かを判断す
るもので、画面が表示されいるときは表示フラグが
[1]になる。表示部12に画面が表示されていなけれ
ば、角度修正スイッチ6を操作しても顔のパーツを指定
できないからである。表示フラグが[0]のときは今回
のルーチンを終了してメインプログラムにリターンす
る。一方、表示フラグが[1]のときは続くステップS
202に進んで角度修正フラグを反転する。次いで、ス
テップS204で角度修正フラグ=[1]であるか否か
を判別する。角度修正フラグは、表示部12に顔画像の
画面が表示されているとき、角度修正スイッチ6がオン
する毎に反転する。ステップS204で角度修正フラグ
=[0]のときは、ステップS206に進んで画面のカ
ーソル表示を消去してメインプログラムにリターンす
る。
【0042】一方、ステップS204で角度修正フラグ
=[1]のときは、ステップS208〜ステップS21
6の各ステップにおいて、それぞれポインタNの値が
「1」〜「5」の何れであるかを判別する。なお、カー
ソルの位置は前述したようにカーソルスイッチ3を操作
することにより、カーソルスイッチ割り込みルーチンを
実行することで変えられる。ポインタNがN=「1」の
ときはステップS218に進み、VRAM11上の左目
の画面にカーソルを表示する。これにより、オペレータ
のカーソルスイッチ3の操作に応じて表示部12の画面
で左目の位置にカーソルが表示される。その後は、後述
の回転角度スイッチ割り込みルーチンを実行することに
より、左目の回転角度を修正することができる。ステッ
プS218の処理を経ると、今回のルーチンを終了して
メインプログラムにリターンする。ポインタNがN=
「2」のときはステップS220に進み、VRAM11
上の右目の画面にカーソルを表示する。これにより、オ
ペレータのカーソルスイッチ3の操作に応じて表示部1
2の画面で右目の位置にカーソルが表示される。その後
は、後述の回転角度スイッチ割り込みルーチンを実行す
ることにより、左目の回転角度を修正することができ
る。ステップS220の処理を経ると、今回のルーチン
を終了してメインプログラムにリターンする。
【0043】ポインタNがN=「3」のときはステップ
S222に進み、VRAM11上の左の眉毛の画面にカ
ーソルを表示する。これにより、オペレータのカーソル
スイッチ3の操作に応じて表示部12の画面で左の眉毛
の位置にカーソルが表示される。その後は、後述の回転
角度スイッチ割り込みルーチンを実行することにより、
左の眉毛の回転角度を修正することができる。ステップ
S222の処理を経ると、今回のルーチンを終了してメ
インプログラムにリターンする。ポインタNがN=
「4」のときはステップS224に進み、VRAM11
上の右の眉毛の画面にカーソルを表示する。これによ
り、オペレータのカーソルスイッチ3の操作に応じて表
示部12の画面で右の眉毛の位置にカーソルが表示され
る。その後は、後述の回転角度スイッチ割り込みルーチ
ンを実行することにより、右の眉毛の回転角度を修正す
ることができる。ステップS224の処理を経ると、今
回のルーチンを終了してメインプログラムにリターンす
る。ポインタNがN=「5」のときはステップS226
に進み、VRAM11上の口の画面にカーソルを表示す
る。これにより、オペレータのカーソルスイッチ3の操
作に応じて表示部12の画面で口の位置にカーソルが表
示される。その後は、後述の回転角度スイッチ割り込み
ルーチンを実行することにより、口の回転角度を修正す
ることができる。ステップS226の処理を経ると、今
回のルーチンを終了してメインプログラムにリターンす
る。
【0044】図10、図11は回転角度スイッチ割り込
みルーチンを示すフローチャートである。回転角度スイ
ッチ7が操作されると、この回転角度スイッチ割り込み
ルーチンに移行する。この割り込みルーチンに移行する
と、まずステップS250で表示フラグ=[1]である
か否かを判別する。これは、表示部12に顔画像の画面
が表示されているか否かを判断するもので、画面が表示
されいるときは表示フラグが[1]になる。表示部12
に画面が表示されていなければ、回転角度スイッチ7を
操作してもパーツの回転角度を変更できないからであ
る。表示フラグが[0]のときは今回のルーチンを終了
してメインプログラムにリターンする。一方、表示フラ
グが[1]のときは続くステップS252に進んで角度
修正フラグ=[1]であるか否かを判別する。角度修正
フラグが[0]のときは同様に今回のルーチンを終了し
てメインプログラムにリターンする。一方、角度修正フ
ラグ=[1]のときは、続くステップS254〜ステッ
プS262の各ステップにおいて、それぞれポインタN
の値が「1」〜「5」の何れであるかを判別する。な
お、カーソルの位置は前述したようにカーソルスイッチ
3を操作することにより、カーソルスイッチ割り込みル
ーチンを実行することで変えられる。
【0045】ポインタNがN=「1」のときはステップ
S264に進み、(OFFSET6+4)番地にストア
されている角度データを修正する。(OFFSET6+
4)番地には左目の回転角度データがストアされている
から、今回の回転角度スイッチ7の操作により新たな回
転角度データ(例えば、左目の回転角度を大きくするデ
ータ)に修正される。次いで、ステップS266でOF
FSET6番地にストアされている座標データ(すなわ
ち、左目の回転位置データ)を中心として「左目」の画
像データを(OFFSET6+4)番地にストアされて
いる角度データに基づいて回転させる。これにより、今
回の回転角度スイッチ7の操作による新たな回転角度デ
ータだけ左目が回転して表示される。ステップS266
を経ると、今回のルーチンを終了してメインプログラム
にリターンする。
【0046】ポインタNがN=「2」のときはステップ
S268に進み、(OFFSET6+5)番地にストア
されている角度データを修正する。(OFFSET6+
5)番地には複写用角度データ、すなわち左目の回転角
度データを複写した右目の回転角度データがストアされ
ているから、今回の回転角度スイッチ7の操作により新
たな回転角度データ(例えば、右目の回転角度を大きく
するデータ)に修正される。次いで、ステップS270
で(OFFSET6+1)番地にストアされている複写
用座標データ(すなわち、左目の回転位置を複写した右
目の回転位置データ)を中心として「右目」の画像デー
タを(OFFSET6+5)番地にストアされている複
写用角度データに基づいて回転させる。これにより、今
回の回転角度スイッチ7の操作による新たな回転角度デ
ータだけ右目が回転して表示される。ステップS270
を経ると、今回のルーチンを終了してメインプログラム
にリターンする。
【0047】ポインタNがN=「3」のときはステップ
S272に進み、(OFFSET5+2)番地にストア
されている角度データを修正する。(OFFSET5+
2)番地には左眉毛の回転角度データがストアされてい
るから、今回の回転角度スイッチ7の操作により新たな
回転角度データ(例えば、左眉毛の回転角度を大きくす
るデータ)に修正される。次いで、ステップS274で
OFFSET5番地にストアされている座標データ(す
なわち、左眉の回転位置データ)を中心として「左眉
毛」の画像データを(OFFSET5+2)番地にスト
アされている角度データに基づいて回転させる。これに
より、今回の回転角度スイッチ7の操作による新たな回
転角度データだけ左眉毛が回転して表示される。ステッ
プS274を経ると、今回のルーチンを終了してメイン
プログラムにリターンする。
【0048】次いで、図11に移り、ポインタNがN=
「4」のときはステップS276に進み、(OFFSE
T5+3)番地にストアされている角度データを修正す
る。(OFFSET5+3)番地には複写用角度デー
タ、すなわち左眉毛の回転角度データを複写した右眉毛
の回転角度データがストアされているから、今回の回転
角度スイッチ7の操作により新たな回転角度データ(例
えば、右眉毛の回転角度を大きくするデータ)に修正さ
れる。次いで、ステップS278で(OFFSET5+
2)番地にストアされている複写用座標データ(すなわ
ち、左眉毛の回転位置を複写した右眉毛の回転位置デー
タ)を中心として「右眉毛」の画像データを(OFFS
ET5+3)番地にストアされている複写用角度データ
に基づいて回転させる。これにより、今回の回転角度ス
イッチ7の操作による新たな回転角度データだけ右眉毛
が回転して表示される。ステップS278を経ると、今
回のルーチンを終了してメインプログラムにリターンす
る。
【0049】ポインタNがN=「5」のときはステップ
S280に進み、(OFFSET4+1)番地にストア
されている角度データを修正する。(OFFSET4+
1)番地には口の回転角度データがストアされているか
ら、今回の回転角度スイッチ7の操作により新たな回転
角度データ(例えば、口の回転角度を大きくするデー
タ)に修正される。次いで、ステップS282でOFF
SET4番地にストアされている座標データ(すなわ
ち、口の回転位置データ)を中心として「口」の画像デ
ータを(OFFSET4+1)番地にストアされている
角度データに基づいて回転させる。これにより、今回の
回転角度スイッチ7の操作による新たな回転角度データ
だけ口が回転して表示される。ステップS282を経る
と、今回のルーチンを終了してメインプログラムにリタ
ーンする。
【0050】図12は位置修正スイッチ割り込みルーチ
ンを示すフローチャートである。位置修正スイッチ5が
操作されると、この位置修正スイッチ割り込みルーチン
に移行する。この割り込みルーチンに移行すると、まず
ステップS300で表示フラグ=[1]であるか否かを
判別する。これは、表示部12に顔画像の画面が表示さ
れているか否かを判断するもので、画面が表示されてい
るときは表示フラグが[1]になる。表示部12に画面
が表示されていなければ、位置修正スイッチ5を操作し
てもパーツの位置修正ができないからである。表示フラ
グが[0]のときは今回のルーチンを終了してメインプ
ログラムにリターンする。
【0051】一方、表示フラグが[1]のときは続くス
テップS302に進んで位置修正スイッチ5のアップス
イッチがオンしているか否かを判別する。位置修正スイ
ッチ5は顔を構成するパーツ(特に、目)の位置を修正
するときに操作されるもので、押しボタンタイプのアッ
プスイッチおよびダウンスイッチからなるため、ここで
はアップスイッチが押されたか否かを判別する。アップ
スイッチがオンしているときはステップS304に進ん
で(OFFSET6+2)番地および(OFFSET6
+3)番地内の位置修正データを「1」だけインクリメ
ントした値にする。(OFFSET6+2)番地には位
置修正データ(すなわち、左目の位置を修正する位置修
正データ)がストアされており、(OFFSET6+
3)番地には複写用位置修正データ(すなわち、左目の
修正位置を複写した右目の位置修正データ)がストアさ
れている。したがって、ステップS304では左目の位
置修正データおよび右目の位置修正データが共に「1」
だけ増加することになる。
【0052】次いで、ステップS306でVRAM11
上の「目」の画像データを構成するドットのY座標を
「+1」することにより、左目および右目の位置を移動
させる。これにより、表示部12の表示画面では左目お
よび右目の各位置(特に、y座標位置)が上がって表示
される。次いで、ステップS308でOFFSET6番
地および(OFFSET6+1)番地の位座標データの
うちY座標を「+1」し(インクリメントし)、メイン
プログラムにリターンする。OFFSET6番地には座
標データ(すなわち、左目の回転位置データ)がストア
されており、(OFFSET6+1)番地には複写用座
標データ(すなわち、左目の回転位置を複写した右目の
回転位置データ)がストアされている。したがって、ス
テップS308では左目の回転位置データおよび右目の
回転位置データのうちのY座標が共に「1」だけ増加す
ることになる。
【0053】一方、アップスイッチがオンしていないと
き(ダウンスイッチがオンしているとき)には、ステッ
プS310に進んで(OFFSET6+2)番地および
(OFFSET6+3)番地内の位置修正データを
「1」だけデクリメントした値にする。(OFFSET
6+2)番地には位置修正データ(すなわち、左目の位
置を修正する位置修正データ)がストアされており、
(OFFSET6+3)番地には複写用位置修正データ
(すなわち、左目の修正位置を複写した右目の位置修正
データ)がストアされている。したがって、ステップS
304では左目の位置修正データおよび右目の位置修正
データが共に「1」だけ減少することになる。
【0054】次いで、ステップS312でVRAM11
上の「目」の画像データを構成するドットのY座標を
「−1」することにより、左目および右目の位置を移動
させる。これにより、表示部12の表示画面では左目お
よび右目の各位置(特に、y座標位置)が下がって表示
される。次いで、ステップS314でOFFSET6番
地および(OFFSET6+1)番地の位座標データの
うちY座標を「−1」し(デクリメントし)、メインプ
ログラムにリターンする。OFFSET6番地には座標
データ(すなわち、左目の回転位置データ)がストアさ
れており、(OFFSET6+1)番地には複写用座標
データ(すなわち、左目の回転位置を複写した右目の回
転位置データ)がストアされている。したがって、ステ
ップS314では左目の回転位置データおよび右目の回
転位置データのうちのY座標が共に「1」だけ減少する
ことになる。
【0055】図13〜図15は表示スイッチ割り込みル
ーチンを示すフローチャートである。表示スイッチ4が
操作されると、この表示スイッチ割り込みルーチンに移
行する。この割り込みルーチンに移行すると、まずステ
ップS400で表示フラグを反転させる。したがって、
表示フラグは、表示スイッチ4が操作される度に反転す
る。例えば、最初は表示フラグが[0]で、操作される
と、表示フラグが[1]になり、以後、操作毎に
[0]、[1]を繰り返す。このようにして、前回のル
ーチンに対して表示スイッチ4が操作されたか否かを判
断する。
【0056】次いで、ステップS402で表示フラグが
[1]であるか否かを判別する。表示フラグが[1]と
いうことは、例えば最初は表示フラグが[0]で、表示
スイッチ4が操作されて表示フラグが[1]になったよ
うな場合である。表示スイッチ4が操作されず、表示フ
ラグが[0]のときはメインプログラムにリターンす
る。一方、表示スイッチ4が操作されて表示フラグが
[1]になったときは、ステップS404に分岐してポ
インタMを「1」に戻す。ポインタM=1は髪型、M=
2は輪郭、M=3は目、・・・・というように対応して
いるから、ステップS404でポインタMを「1」に戻
すのは、最初に髪型の特徴を判断し、次いで、輪郭から
オペレータの操作状況に応じたパーツの特徴データ(例
えば、位置修正データ、回転角度データ)を読み出して
表示部12に表示させるためである。
【0057】次いで、ステップS406〜ステップS4
14(図14、図15参照)において、ポインタMが
「1」であるか、ポインタMが「2」あるいは「5」で
あるか、ポインタMが「6」であるか、ポインタMが
「3」であるか、ポインタMが「4」であるかをそれぞ
れ判別する。 ポインタM=「1」のとき M=「1」は髪型の特徴データを指定するものであり、
このときはステップS416に進み、(M+OFFSE
T3)番地にストアされた内容をスタートアドレスにし
た画面データをVRAM11に転送する。このとき、ワ
ークRAM9における(M+OFFSET3)番地のデ
ータは顔の特徴データを格納するエリアである。したが
って、最初は髪型という顔の特徴データ(すなわち、パ
ーツ)が表示部12に表示される。次いで、ステップS
418でポインタMをインクリメントし、ステップS4
20でポインタMが「7」であるか否かを判別する。こ
れは、顔の特徴データとして髪型、輪郭、目の6つの全
ての特徴データの選択が終了したか否かを判断するもの
である。M=「7」でなければステップS406に戻っ
て同様のループを繰り返す。このとき、ステップS40
6でM=「1」以外の値になると、ステップS408の
方に分岐する。また、ステップS420でM=「7」に
なると、今回のルーチンを終了してメインプログラムに
リターンする。
【0058】ポインタM=「2」あるいは「5」のとき M=「2」は輪郭の特徴データを指定し、M=「5」は
鼻の特徴データを指定するものであり、このときはステ
ップS422に進み、(M+OFFSET3)番地にス
トアされた内容をスタートアドレスにした画面データを
VRAM11に転送する。これにより、輪郭あるいは鼻
という顔の特徴データ(パーツ)のうちの左半分が表示
部12に表示される。次いで、ステップS424でVR
AM11上の特定のX座標の位置と線対称の位置上に上
記画面データを複写する。その後、ステップS418に
分岐する。これにより、輪郭あるいは鼻という顔の特徴
データ(パーツ)の左半分が複写されて右半分になり、
この右半分のパーツが左半分と結合して表示部12に表
示され、結局、輪郭あるいは鼻全体が表示されることに
なる。
【0059】ポインタM=「6」のとき M=「6」は口の特徴データを指定するものであり、こ
のときはステップS426に進み、(M+OFFSET
3)番地にストアされた内容の先頭にある座標データを
(OFFSET4)番地にストアする。このとき、ワー
クRAM9における(M+OFFSET3)番地のデー
タは顔の特徴データを格納するエリアであり、M=
[6]のときは口の特徴データに相当する。したがっ
て、口の座標データがワークRAM9のOFFSET4
番地というアドレスに口の回転中心の座標データとして
ストアされる。次いで、ステップS428で(M+OF
FSET3)番地にストアされた内容をスタートアドレ
スとして画面データを読み出してVRAM11に転送す
る。これにより、口という顔の特徴データ(パーツ)の
うちの左半分が表示部12に表示される。次いで、ステ
ップS430でVRAM11上の特定のX座標の位置と
線対称の位置上に上記画面データを複写する。これによ
り、口という顔の特徴データ(パーツ)の左半分が複写
されて右半分になり、この右半分のパーツが左半分と結
合して表示部12に表示され、結局、口全体が表示され
ることになる。
【0060】次いで、ステップS432でOFFSET
4番地にストアされた座標データを中心にして画像デー
タを(OFFSET4+1)番地にストアされた角度デ
ータに基づいて回転させる。このとき、OFFSET4
番地には口を回転させるときの回転中心となる座標デー
タ(回転中心位置)がストアされ、(OFFSET4+
1)番地には口を回転させる場合の回転角度がストアさ
れている。したがって、OFFSET4番地の座標デー
タを回転中心として(OFFSET4+1)番地の回転
角度だけ口が回転して表示される。ステップS432を
経ると、ステップS418に分岐する。
【0061】ポインタM=「4」のとき 図14に移り、M=「4」は眉毛の特徴データを指定す
るものであり、このときはステップS434に進み、
(M+OFFSET3)番地にストアされた内容の先頭
にある座標データをOFFSET5番地にストアする。
このとき、ワークRAM9における(M+OFFSET
3)番地のデータは顔の特徴データを格納するエリアで
あり、M=「4」のときは眉毛の特徴データに相当す
る。したがって、まず左眉毛の座標データがワークRA
M9のOFFSET5番地というアドレスに左眉毛の回
転中心の座標データとしてストアされる。次いで、ステ
ップS436でVRAM11上の特定のX座標位置と線
対称の位置の座標データを求め、(OFFSET5+
1)番地にストアする。これにより、左眉毛の回転中心
の座標データと同じY座標上の位置に対応する右眉毛の
回転中心の座標データがストアされる。
【0062】次いで、ステップS438で(M+OFF
SET3)番地にストアされた内容をスタートアドレス
にして画面データを読み出してVRAM11に転送す
る。これにより、眉毛という顔の特徴データ(パーツ)
のうちの左眉毛が表示部12に表示される。次いで、ス
テップS440でVRAM11上の特定のX座標の位置
と線対称の位置上に上記画面データを複写する。これに
より、眉毛という顔の特徴データ(パーツ)のうちの左
眉毛が複写されて右眉毛になり、この右眉毛のパーツが
表示部12に表示され、結局、左右の眉毛全体として表
示されることになる。次いで、ステップS444でVR
AM11に読み出されている画面データをOFFSET
5番地の座標データを中心に(OFFSET5+2)番
地内角度データに基づいて回転させる。このとき、OF
FSET5番地には左眉を回転させるときの回転中心と
なる座標データ(回転中心位置)がストアされ、(OF
FSET5+2)番地には左眉毛を回転させる場合の回
転角度がストアされている。したがって、OFFSET
5番地の座標データを回転中心として(OFFSET5
+2)番地の回転角度だけ左眉毛が回転して表示され
る。
【0063】次いで、ステップS446でVRAM11
上に複写された画面データを(OFFSET6+1)番
地の座標データを中心に(OFFSET5+3)番地の
角度データに基づいて回転させる。このとき、(OFF
SET6+1)番地には右眉毛を回転させるときの回転
中心となる複写した座標データ(複写用回転中心位置)
がストアされ、(OFFSET5+3)番地には右眉毛
を回転させる場合の複写した回転角度がストアされてい
る。したがって、(OFFSET6+1)番地の複写用
座標データを回転中心として(OFFSET5+3)番
地の複写用回転角度だけ右眉毛が回転して表示される。
ステップS446を経ると、ステップS418に分岐す
る。
【0064】ポインタM=「3」のとき 図15に移り、M=「3」は目の特徴データを指定する
ものであり、このときはステップS448に進み、(M
+OFFSET3)番地にストアされた内容の先頭にあ
る座標データをOFFSET6番地にストアする。この
とき、ワークRAM9における(M+OFFSET3)
番地のデータは顔の特徴データを格納するエリアであ
り、M=「3」のときは目の特徴データに相当する。し
たがって、まず左目の座標データがワークRAM9のO
FFSET6番地というアドレスに左目の回転中心の座
標データとしてストアされる。次いで、ステップS45
0でVRAM11上の特定のX座標位置と線対称の位置
にある座標データを求め、(OFFSET6+1)番地
にストアする。これにより、左目の回転中心の座標デー
タと同じY座標上の位置に対応する右目の回転中心の座
標データがストアされる。
【0065】次いで、ステップS452でOFFSET
6番地の座標データを(OFFSET6+2)番地の修
正データに基づいてY座標を変換する。このとき、OF
FSET6番地の座標データは左目を回転させるときの
回転中心となる座標データであり、(OFFSET6+
2)番地の修正データは左目の位置を修正するときの位
置修正データである。したがって、OFFSET6番地
の座標データを最初の位置として(OFFSET6+
2)番地の修正データだけ左目の位置が上下方向(Y座
標方向)に修正されて表示される。次いで、ステップS
454で(OFFSET6+1)番地の座標データを
(OFFSET6+3)番地の修正データに基づいてY
座標を変換する。このとき、(OFFSET6+1)番
地の座標データは右目を回転させるときの回転中心とな
る複写用座標データであり、(OFFSET6+3)番
地の修正データは右目の位置を修正するときの複写用位
置修正データである。したがって、(OFFSET6+
1)番地の座標データを最初の位置として(OFFSE
T6+3)番地の複写用修正データだけ右目の位置が上
下方向(Y座標方向)に修正されて表示される。
【0066】次いで、ステップS456で(M+OFF
SET3)番地にストアされた内容をスタートアドレス
にして画面データを読み出してVRAM11に転送す
る。これにより、目という顔の特徴データ(パーツ)の
うちの左目が表示部12に表示される。次いで、ステッ
プS458でVRAM11上の特定のX座標の位置と線
対称の位置にある上に上記画面データを複写する。これ
により、目という顔の特徴データ(パーツ)のうちの左
目が複写されて右目になり、この右目のパーツが表示部
12に表示され、結局、左右の目全体として表示される
ことになる。次いで、ステップS460でVRAM11
上に読み出された画像データを(OFFSET6+2)
番地の位置修正データに基づいて位置を移動させる。こ
れにより、左目の位置が(OFFSET6+2)番地の
位置修正データに対応する分だけ移動して表示される。
次いで、ステップS462でVRAM11上に複写され
た画像データを(OFFSET6+3)番地の複写用位
置修正データに基づいて位置を移動させる。これによ
り、右目の位置が(OFFSET6+3)番地の複写用
位置修正データに対応する分だけ移動して表示される。
【0067】次いで、ステップS464でVRAM11
に読み出されている画面データをOFFSET6番地の
座標データを中心に(OFFSET6+4)番地内の角
度データに基づいて回転させる。このとき、OFFSE
T6番地には左目を回転させるときの回転中心となる座
標データ(回転中心位置)がストアされ、(OFFSE
T6+4)番地には左目を回転させる場合の回転角度が
ストアされている。したがって、OFFSET6番地の
座標データを回転中心として(OFFSET6+4)番
地の回転角度だけ左目が回転して表示される。
【0068】次いで、ステップS466でVRAM11
上に複写された画面データを(OFFSET6+1)番
地の座標データを中心に(OFFSET6+5)番地の
角度データに基づいて回転させる。このとき、(OFF
SET6+1)番地には右目を回転させるときの回転中
心となる複写した座標データ(複写用回転中心位置)が
ストアされ、(OFFSET6+5)番地には右目を回
転させる場合の複写した回転角度がストアされている。
したがって、(OFFSET6+1)番地の複写用座標
データを回転中心として(OFFSET6+5)番地の
複写用回転角度だけ右目が回転して表示される。ステッ
プS466を経ると、ステップS418に分岐する。
【0069】このようにして、表示スイッチ4をオンす
ると、最初は髪型が表示部12に表示され、以下、輪
郭、目、・・・・という具合に顔の特徴データに応じた
パーツが表示部12に順次表示される。このとき、各パ
ーツは髪型を除き、まず左半分がワークRAM10の対
応するアドレスから読み出されて表示され、次いで、右
半分が複写して合成されるとともに、必要に応じてパー
ツの位置や角度が修正されて表示される。
【0070】以上のプログラムを実行することにより、
本実施例では本装置に対して電源を投入し、各パーツを
各部位毎に選択していくことにより、最初は図16
(a)に示すように、左半分だけの各パーツが選択され
る。そして、その画像を元にして各パーツが複写されて
反転することで右半分が作成され、図16(b)に示す
ような合成画像が表示される。さらに、髪型は全体とし
て1つのパーツであるため、合成画像に重ねられ、その
画像は図16(c)のようになる。また、例えば眉毛は
回動が可能であり、図17(d)に示すように眉毛を回
動させると、表情や印象の変った顔画像を表示させるこ
とができる。
【0071】したがって、同じような形状のパーツパタ
ーンでも、そのパーツパターンを所定角度回転して表示
させることができるので、少ないパーツパターンを記憶
しておくだけで(すなわち、パーツパターンを記憶する
メモリ容量を少なくしつつ)、使用者の意図する種々の
顔のモンタージュを作成することができる。特に、例え
ば電子手帳等に搭載する場合、パーツパターンの記憶容
量が少なく済むため、携帯用の製品では上記効果が極め
て有意義なものになる。なお、本装置の適用は電子手帳
に限るものではなく、他の製品あるいは他の分野の装置
にも幅広く適用することができる。なお、性別による区
分をすることにより、女性の顔をについても同様の処理
で図16、図17とは異なる種々の顔画像を少ないパー
ツパターンを記憶しておくだけで容易に作成することが
できる。また、顔画像は自分の顔であってもよいし、あ
るいは他人の顔であってもよい。さらに、パーツの位
置、角度はどのように可変させることも自由である。ま
た、顔画像を表示部12により表示する他に、例えば印
刷部(印刷手段)13を設け、この印刷部13によりラ
ベルテープや普通紙等に印刷するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】請求項1および請求項3に記載の発明に
よれば、複数のパーツ画像の組み合わせで顔画像を作成
し、この作成された顔画像を表示部に表示させた後に、
この表示された顔画像を構成する各部位の少なくとも1
つを指定し、この指定された部位に対応するパーツ画像
を回動操作させるために操作すると、この回動された少
なくとも一つのパーツ画像を含む顔画像を表示部に表示
させることができる。 また、そればかりでなく、顔画像
を構成する各部位のうち、左右対称の部位を指定した
後、この指定された左右対称の部位を表すための各パー
ツ画像を同じ回動量回動操作させることができる。この
結果、同じ形状をしたパーツ画像でも、少ないパーツ画
像を用いて(パーツ画像を記憶するメモリ容量を少なく
しつつ)、使用者の意図する種々の顔画像を迅速かつ簡
単に作成することができる。また、使用者の意図した種
々の異なる顔画像を迅速かつ簡単に作成することができ
る。よって、例えば電子手帳等に本装置を搭載した場
合、極めて有効な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顔画像作成装置の一実施例の構成
図である。
【図2】同実施例のパーツ画面ROMに記憶されている
各パーツ毎のパーツパターンの一例を示す図である。
【図3】同実施例の顔画像作成処理のメインプログラム
を示すフローチャートである。
【図4】同実施例の特徴スイッチ割り込みルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】同実施例のワークRAMのデータ格納エリアの
一例を示す図である。
【図6】同実施例のパーツ画面ROMに記憶されている
各パーツ毎の画面データの一例を示す図である。
【図7】同実施例のカーソルスイッチ割り込みルーチン
の一部を示すフローチャートである。
【図8】同実施例のカーソルスイッチ割り込みルーチン
の一部を示すフローチャートである。
【図9】同実施例の角度修正スイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。
【図10】同実施例の回転角度スイッチ割り込みルーチ
ンの一部を示すフローチャートである。
【図11】同実施例の角度修正スイッチ割り込みルーチ
ンの一部を示すフローチャートである。
【図12】同実施例の位置修正スイッチ割り込みルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図13】同実施例の表示スイッチ割り込みルーチンの
一部を示すフローチャートである。
【図14】同実施例の表示スイッチ割り込みルーチンの
一部を示すフローチャートである。
【図15】同実施例の表示スイッチ割り込みルーチンの
一部を示すフローチャートである。
【図16】同実施例の作成顔画像の一例を示す図であ
る。
【図17】同実施例の作成顔画像の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU(顔画像作成手段、表示形態可変手段) 2 特徴スイッチ(選択手段) 3 カーソルスイッチ 4 表示スイッチ 5 位置修正スイッチ 6 角度修正スイッチ 7 回転角度スイッチ 8 プログラムROM 9 ワークRAM 10 パーツ画面ROM(パーツ記憶手段) 11 VRAM 12 表示部(表示手段) 20 指定手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 - 11/80 G09G 5/00 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパーツ画像の組み合わせで顔画像
    を作成部にて作成し、この作成された顔画像を表示部に
    表示させる顔画像作成装置において、 前記表示部に表示された顔画像を構成する各部位の少な
    くとも1つを指定する部位指定手段と、 この部位指定手段により指定された部位に対応するパー
    ツ画像を回動操作するために操作される回動操作手段
    と、 この回動操作手段により回動された少なくとも一つのパ
    ーツ画像を含む顔画像を前記表示部に表示させる表示制
    御手段とを備え、 前記部位指定手段は、 顔画像を構成する各部位のうち、左右対称の部位を指定
    する左右対称部位指定手段であり、 前記回動操作手段は、前記左右対称部位指定手段により
    指定された左右対称の部位を表すための各パーツ画像を
    同じ回動量回動操作する同一回動量回動操作手段である
    ことを特徴とする顔画像作成装置。
  2. 【請求項2】 前記作成部は、 複数のパーツ画像が記憶されているパーツ画像記憶手段
    と、 このパーツ画像記憶手段に記憶されている複数のパーツ
    画像を各部位毎に選択する選択手段と、 この選択手段により選択されたパーツ画像を組み合わせ
    て顔画像を作成する作成手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の顔画像作成装
    置。
  3. 【請求項3】複数のパーツ画像の組み合わせで顔画像を
    作成部にて作成し、この作成された顔画像を表示部に表
    示させる顔画像作成方法において、 前記表示部に表示された顔画像を構成する各部位の少な
    くとも1つを指定する部位指定ステップと、 この部位指定ステップにより指定された部位に対応する
    パーツ画像を回動操作するために操作される回動操作ス
    テップと、 この回動操作ステップにより回動された少なくとも一つ
    のパーツ画像を含む顔画像を前記表示部に表示させる表
    示制御ステップとを備え、 前記部位指定ステップは顔画像を構成する各部位のうち、左右対称の部位を指定
    する左右対称部位指定ステップであり、 前記回動操作ステップは、前記左右対称部位指定ステッ
    プにより指定された左右対称の部位を表すための各パー
    ツ画像を同じ回動量回動操作する同一回動量回動操作ス
    テップである ことを特徴とする顔画像作成方法。
  4. 【請求項4】 前記作成部は、 複数のパーツ画像が記憶されているパーツ画像記憶手段
    をアクセスし、このパーツ画像記憶手段に記憶されてい
    る複数のパーツ画像を各部位毎に選択する選択ステップ
    と、 この選択ステップにより選択されたパーツ画像を組み合
    わせて顔画像を作成する作成ステップと、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の顔画像作成
    方法。
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