JP3339461B2 - ヘッド送り装置 - Google Patents

ヘッド送り装置

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JP3339461B2 JP12644299A JP12644299A JP3339461B2 JP 3339461 B2 JP3339461 B2 JP 3339461B2 JP 12644299 A JP12644299 A JP 12644299A JP 12644299 A JP12644299 A JP 12644299A JP 3339461 B2 JP3339461 B2 JP 3339461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置等
においてヘッドを送る送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−ROMなど光ディスク駆動
装置において、光ヘッドの送り装置は図5のようにヒン
ジ部6により支持されるティース部3をリードスクリュ
ー7に噛み合わせ、リードスクリュー7が回転すること
によりリードスクリュー7に刻まれた螺旋溝をティース
部3が摺動することで光ヘッド1を送り方向4に動作さ
せている。ティース部3はスプリング8により付勢さ
れ、ティース部3がリードスクリュー7と常に適正な圧
力で噛み合いを保つよう、工夫されている。また、図6
の様にフック14を設置し、ティース部3がリードスク
リュー7から外れないように工夫をしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術には次のような問題点があった。第1の問題点は、
落下などの衝撃に対し、信頼性が低いということであ
る。その理由は、リードティースのヒンジ部に応力が集
中するため、ヒンジ部が塑性変形や破断を起こし易いた
めである。図7を参照すると、光ヘッド1に方向9の外
力が働いた場合、その力はリードティース2に伝達され
る。更に方向9の力はティース部3を通じてリードスク
リュー7にも働くが、衝撃が大きいとリードスクリュー
7はその力を回転力に変換できず固着した状態となる。
この結果応力がヒンジ部6に集中し、図7の様に変形を
することで力を吸収することになり、力の大きさによっ
てはヒンジ部6が塑性変形を起こしたり、最悪の場合は
ヒンジ部6が破断してしまう。特に図6の様にティース
部3がリードスクリュー7から外れない構造になってい
る場合はこの問題が生じ易くなる。第2の問題点は、安
定したヘッド送りが困難であることである。その理由
は、第1の問題点に対処するためにヒンジ部の剛性を上
げる必要があり、このためヒンジ部6の設計が制限され
るためにティース部3とリードスクリュー7の噛み合い
を安定させるのが困難なためである。したがって、本発
明は、ヘッドに外力が働いた場合に生じる塑性変形およ
び破損を防止して信頼性を向上させるとともに、安定し
たヘッド送りが可能になるヘッド送り装置の提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のヘッド送り装置は、ヘッド
に設けられたティース部をリードスクリューで駆動する
ことにより前記ヘッドを送るものであって、前記ヘッド
には、前記ティース部に当接することにより該ティース
部の前記ヘッドにおける変位を規制するストッパが設け
られており、前記ストッパは、前記ヘッドの送り方向に
直交する方向における前記ティース部の前後に配置され
て該ティース部の前記送り方向に直交する方向の前記ヘ
ッドにおける変位を規制することを特徴としている。
【0005】本発明の請求項2記載のヘッド送り装置
は、請求項1記載のものに関し、前記ストッパは、前記
ヘッドの送り方向における前記ティース部の側方に配置
されて該ティース部の前記送り方向の前記ヘッドにおけ
る変位を規制することを特徴としている。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図面を
参照して以下に説明する。この実施の形態は、光ヘッド
をリードスクリューで駆動する光ディスク装置におい
て、光ヘッドに駆動方向外力が働いた場合にリードティ
ースの塑性変形及び破損を防止し、信頼性を向上させる
ものである。
【0008】すなわち、図1に示すように、光ヘッド1
に取り付けられたティース部3をリードスクリュー7で
駆動することにより光ヘッド1を送るものであって、こ
の光ヘッド1には、ティース部3に当接することにより
該ティース部3の光ヘッド1における変位を規制するス
トッパ5が設けられている。このストッパ5は、光ヘッ
ド1の送り方向4におけるティース部3の側方(具体的
には前後)に配置されて該ティース部3の前記送り方向
4(具体的には送り方向4の前後)の光ヘッド1におけ
る変位を規制する。このストッパ5によりティース部3
の光ヘッド1における変位が規制され、光ヘッド1に対
しティース部3を支持させるための変形容易なヒンジ部
6の塑性変形及び破断を防止する。
【0009】図1を参照すると、光ヘッド1に取り付け
られたリードティース2には、ヒンジ部6を介してティ
ース部3が形成されている。ティース部3はリードスク
リュー7に常に適正な圧力で噛み合わされる様にスプリ
ング8によって付勢される。また、スプリング8の付勢
力を打ち消さないよう、ヒンジ部6は薄く柔軟に形成さ
れている。そしてストッパ5は、ティース部3のヘッド
送り方向4における前後への変位を規制でき、なおかつ
スプリング8による付勢を妨げないよう、ティース部3
と僅かな隙間を空けて設置される。
【0010】次に上記実施の形態の動作について、図2
を参照して説明する。図2を参照すると、落下衝撃等に
より光ヘッド1に方向9の外力が働いた場合、その力は
リードティース2に伝達される。この時、過大な力が急
激に掛かった場合はリードスクリュー7が光ヘッド1及
びリードティース2の動きに追従できないことがあり、
そのようば場合応力がリードティース2のヒンジ部6に
集中してヒンジ部6が変形する。これによりティース部
3はリードティース2に対して方向9の逆方向に変位す
る。
【0011】ティース部3が変位していくと、最終的に
ティース部3はストッパ5と接触して変位量が規制され
る。つまりリードティース2に伝達された力はヒンジ部
6の変形とストッパ5により吸収される。ストッパ5と
ティース部3の隙間を適度に設定することで、ヒンジ部
6の変形をその弾性範囲内に抑えることができ、その結
果リードティース2のヒンジ部6の塑性変形及び破断を
防止することができる。
【0012】以上の実施の形態は、以下の効果を奏す
る。第1の効果は、信頼性を向上できることである。そ
の理由は、リードティース2のヒンジ部6の破断が防止
できるため耐衝撃性が向上するからである。第2の効果
は、部品点数を削減できることである。その理由は、リ
ードティース2の形状を工夫することでストッパ5を形
成できるため、ヒンジ部6を保護するための新規部品を
追加する必要が無いためである。第3の効果は、安定し
たヘッド送りが可能になることである。その理由は、衝
撃吸収の役割をストッパ5に持たせることでヒンジ設計
の自由度が増し、リードスクリュー7への追従を優先し
た設計ができるようになるためである。
【0013】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して詳細に説明する。図3、4を参照すると、
本発明のストッパ5に加え、更に光ヘッド1の送り方向
に直交する方向12の動きを規制するストッパ10、ス
トッパ11が設けられている。すなわち、ストッパ1
0,11は、光ヘッド1の送り方向に直交する方向12
におけるティース部3の前後に配置されて該ティース部
3の前記送り方向に直交する方向12の光ヘッド1にお
ける変位を規制する。
【0014】ここで、リードスクリュー7の1回転当た
りの光ヘッド1の送り量を多く設定している場合、光ヘ
ッドの送り方向4に力が働いた時ティース部3には送り
方向4の反力に比べ方向4とは直交方向の方向12の力
が大きく働くようになる。図4を参照すると、光ヘッド
に方向9の外力が働いた場合、ティース部3は方向16
の力と方向17の力を受けて方向13へ変位する。この
変位を本発明のストッパ5に加えストッパ11により規
制してやることでヒンジ部6の変形は最小限に抑えるこ
とができ、塑性変形及び破断を防止できるようになる。
また、方向9の逆方向の外力に対してはストッパ10が
ストッパ11と同等の役割を果たすようになる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。第1の効果は、信頼性を向上できる
ことである。その理由は、リードティースのヒンジ破断
が防止できるため耐衝撃性が向上するからである。第2
の効果は、部品点数を削減できることである。その理由
は、リードティースの形状を工夫することでストッパを
形成できるため、ヒンジ部を保護するための新規部品を
追加する必要が無いためである。第3の効果は、安定し
たヘッド送りが可能になることである。その理由は、衝
撃吸収の役割をストッパに持たせることでヒンジ設計の
自由度が増し、リードスクリューへの追従を優先した設
計ができるようになるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態を示すもので、
(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図2】 本発明の一の実施の形態の動作を示すもの
で、(a)は上面図、(b)は正面図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態を示すもので、
(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態の動作を示す正面図
である。
【図5】 従来例の一の形態を示すもので、(a)は上
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】 従来例の他の形態を示すもので、(a)は上
面図、(b)は側面図である。
【図7】 従来例の一の形態の動作を示すもので、
(a)は上面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド 2 リードティース 3 ティース部 4 ヘッド送り方向 5 ストッパ 6 ヒンジ部 7 リードスクリュー 8 スプリング 9 外力 10 ストッパ 11 ストッパ 12 ティースに生じうる力の方向 13 ティースに働く力の合力 14 フック 15 ガイドレール 16 ティースに働く力 17 ティースに働く力

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドに設けられたティース部をリード
    スクリューで駆動することにより前記ヘッドを送るヘッ
    ド送り装置において、 前記ヘッドには、前記ティース部に当接することにより
    該ティース部の前記ヘッドにおける変位を規制するスト
    ッパが設けられており、 前記ストッパは、前記ヘッドの送り方向に直交する方向
    における前記ティース部の前後に配置されて該ティース
    部の前記送り方向に直交する方向の前記ヘッドにおける
    変位を規制する ことを特徴とするヘッド送り装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパは、前記ヘッドの送り方向
    における前記ティース部の側方に配置されて該ティース
    部の前記送り方向の前記ヘッドにおける変位を規制する
    ことを特徴とする請求項1記載のヘッド送り装置。
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