JP3339451B2 - 移動通信装置 - Google Patents

移動通信装置

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JP3339451B2
JP3339451B2 JP05635999A JP5635999A JP3339451B2 JP 3339451 B2 JP3339451 B2 JP 3339451B2 JP 05635999 A JP05635999 A JP 05635999A JP 5635999 A JP5635999 A JP 5635999A JP 3339451 B2 JP3339451 B2 JP 3339451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型の移動通信装
置に係わり、詳細には装置内部に登録された情報を外部
の別装置に転送する移動通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積化技術や実装技術等の進歩に
よって、携帯型の移動通信装置である携帯電話や簡易型
携帯電話(Personal Handyphone System:PHS)、あ
るいはより複雑な情報処理が可能な携帯型情報機器等が
急速に普及している。これにより、外出先等の屋外から
目的とする相手と電話による通話、ファクシミリデータ
の送受信や電子メールのみならずインターネットのWW
W(World Wide Web)サーバへのアクセス等のデータ通
信を手軽に行えるようになっている。
【0003】図15は従来提案された移動通信装置の構
成の概要を表わしたものである。この移動通信装置は、
装置全体の制御を司る中央処理装置(Central Processi
ng Unit:以下、CPUと略す。)10と、このCPU
10が実行する処理手順であるプログラムや固定的なデ
ータを格納する読み出し専用メモリ(Read Only Memor
y:以下、ROMと略す。)11と、CPU10がプロ
グラム実行処理上必要な一時的な記憶領域や作業領域を
提供するランダムアクセスメモリ(Random Access Memo
ry:以下、RAMと略す。)12とを有している。さら
に、このCPU10には、外部の別装置と無線で通信デ
ータの送受を行う通信装置13と、CPU10によるプ
ログラム実行結果を表示するための平面ディスプレイ1
4と、そのプログラムに必要な情報を入力するための選
択入力装置15とが接続されている。平面ディスプレイ
14はタッチパネル式となっており、選択入力装置15
としてのペン等によってタッチパネル式の平面ディスプ
レイ14上の特定の座標位置を押下することで、その位
置を認識して、その位置情報をCPU10に引き渡すよ
うになっている。
【0004】ROM11あるいはRAM12には予め複
数の個人情報が格納されている。この個人情報は、個人
の名前に対応してその個人の電話番号やファクシミリ番
号、あるいは電子メールアドレスから構成されている。
そしてCPU10は、ROM11に格納されている表示
プログラムにしたがって、この複数の個人情報を表示用
のハイパーテキスト・マークアップ言語(Hyper Text M
arkup Language:以下、HTMLと略す。)テキストに
変換する。
【0005】HTMLは、テキストファイルであり、タ
グと呼ばれる記号“<”、“>”で挟まれたコードに応
じて、文字の修飾やレイアウトの指定を行うことができ
るようになっている。そして、これをブラウザと呼ばれ
る表示用プログラムでこのタグを解釈してこのHTML
テキストデータの表示を行う。さらにこのHTMLの特
徴とするところは、特定の表示データを他のHTMLテ
キストにリンクすることができる点である。これによ
り、装置自体には表示用のHTMLテキストだけを有し
ていれば、リンク先の大容量データを必要なときだけ取
り込むといったことが可能となる。
【0006】このようなHTMLテキストに変換された
個人情報は、平面ディスプレイ14上に表示される。平
面ディスプレイ14上に、たとえば表形式で表示された
個人情報についてリンク先が指定されている場合は、下
線が施されていたり、表示色が変更されている等の表示
文字の修飾が行われている。これにより、他の個人情報
と区別できるようになっている。たとえばリンク先が指
定された電子メールアドレスが、選択入力装置15とし
ての付属のペン等によって選択されたときは、リンク先
として指定された電子メールアドレスに電子メールを送
信するための編集プログラムが起動される。この編集プ
ログラムは、ROM11に格納されている。あるいは、
またリンク先が指定された電話番号が選択入力装置15
で選択されたときは、通信装置13を介して発呼を行っ
たりする。このように、選択入力装置15で選択入力さ
れる個人情報の種類に対応したプログラムが起動され
る。
【0007】このような移動通信装置に関する技術は、
たとえば特開平10−327231号公報「回転可能プ
ッシュ式スイッチを備えた移動通信機器」に開示されて
おり、特に平面ディスプレイ14上に複数表示された個
人情報のうち、リンク先が指定されているものについて
回転可能のプッシュ式スイッチにより順次移動し、かつ
選択することで、従来面倒であった付属のペン等による
選択作業の負荷を軽減させて操作性を向上させることが
できる。これは、HTMLテキストのリンク先を指定す
るための特定のタグを設け、これを内蔵のブラウザで解
釈させることでリンク先の指定されている情報を順次移
動させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような上述した移
動通信装置に代表される従来の移動通信装置では、複数
の相手先の電話番号等の個人情報を登録情報として予め
ROM等の不揮発性のメモリに格納している。このよう
な個人情報は、登録情報として一旦格納しておくと、上
述したように非常に簡易な操作で手軽に電話や電子メー
ルを送信することができる。したがって、登録情報がや
がて装置の蓄積容量を越えることが予測される。また、
紛失等によってこれまで登録した多くの個人情報が失わ
れるとともに、また新たに全ての個人情報を登録するこ
とが不可能になる場合も多い。したがって、このような
容量越えや紛失等の使用不可時に備えるため、個人の責
任でバックアップを取るなどの防衛策が必要である。
【0009】従来の移動通信装置では、たとえばこのよ
うな個人情報からなる登録情報のバックアップは、内蔵
する特定の通信インタフェースを介して、専用のアプリ
ケーションによって自分のパーソナルコンピュータに保
存していた。しかし、専用のアプリケーションや保存用
のコンピュータ等を、バックアップ用に所有することは
経済的に難しく、急速に普及した携帯型の移動通信装置
の登録情報のバックアップを全ての人が行うことは現状
では困難である。また、携帯型の移動通信装置間の電話
番号等の登録情報の受け渡しに関しても容易に行うこと
ができる環境ではない。
【0010】そこで本発明の目的は、携帯型の移動通信
装置間、あるいは自分のコンピュータ等との間で電話番
号等の登録情報を通信し情報の保存を容易に行うことの
できる移動通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)各個人に通信を行うための個人情報を記憶す
る個人情報記憶手段と、(ロ)この個人情報記憶手段に
記憶された個人情報のうちバックアップすべき個人情報
を選択する選択手段と、(ハ)この選択手段によって選
択された個人情報を個人情報記憶手段から抽出する抽出
手段と、(ニ)この抽出手段によって抽出された個人情
報を所定フォーマットのテキストデータに変換する変換
手段と、(ホ)予め個人情報を表形式で表示するための
前記した所定フォーマットのテンプレートデータを記憶
するテンプレートデータ記憶手段と、(ヘ)選択手段に
よって選択された個人情報をバックアップする送信先を
指定する指定手段と、(ト)テンプレートデータ記憶手
段に記憶されたテンプレートデータに変換手段によって
変換された個人情報のテキストデータを付加してこの指
定手段によって指定された送信先に電子メールで送信す
る送信手段と、(チ)前記した所定フォーマットのテン
プレートデータに個人情報のテキストデータを付加した
電子メールを指定された送信先から受信する受信手段
と、(リ)この受信手段によって受信された個人情報を
記憶する受信データ記憶手段と、(ヌ)この受信データ
記憶手段によって記憶された個人情報ごとに個人情報記
憶手段に記憶されているか否かを判別する判別手段と、
(ル)この判別手段によって個人情報が個人情報記憶手
段に記憶されていると判別されたときには個人情報の個
人情報記憶手段への登録の可否を選択させる登録可否選
択手段と、(ヲ)この登録可否選択手段によって登録可
と選択されたときあるいは判別手段によって個人情報が
個人情報記憶手段に記憶されていないと判別されたとき
には個人情報を個人情報記憶手段に登録する登録手段
を移動通信装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、個人情
報記憶手段には各個人に通信を行うための個人情報を記
憶させておき、これを選択手段でバックアップのために
送信すべき個人情報をユーザに選択させるようにしてい
る。選択手段で選択された個人情報は抽出手段により個
人情報記憶手段から抽出され、所定フォーマットのテキ
ストデータに変換される。また、テンプレートデータ記
憶手段には個人情報を表形式で表示するための所定フォ
ーマットのテンプレートデータが記憶されており、指定
手段によって指定された個人情報をバックアップする
信先に対して送信手段により、テンプレートデータに所
定フォーマットに変換されてテキストデータを付加して
電子メールで送信するようにしている。また、個人情報
記憶手段には予め各個人に通信を行うための個人情報を
記憶させる。自装置宛てに送信されてきた所定フォーマ
ットのテンプレートデータに個人情報のテキストデータ
を付加した電子メールを受信手段で受信し、これを受信
データ記憶手段で記憶させる。この受信データ記憶手段
に記憶された個人情報については、各個人情報ごとに個
人情報記憶手段に既存の情報であるか否かを判別手段に
より判別させ、既存データであるときは登録可否選択手
段で登録可が選択されたときのみ上書きして更新し、そ
の他のデータは個人情報記憶手段に新規登録を行わせる
ようにしている。これにより、必要な個人情報のバック
アップが可能になる。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
移動通信装置で、個人情報記憶手段に記憶された個人情
報は複数のグループにグループ化され、選択手段はグル
ープ単位に送信すべき個人情報を選択することを特徴と
している。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、予め複
数のグループを設けておき、個人情報はこれらグループ
に属させることで、グループ単位に個人情報の選択およ
び送信を行わせている。これにより、多数の個人情報が
登録されていた場合でも、送信すべき情報の指定を容易
に行うことができ、操作性を向上させることができる。
また、ユーザがグループごとに、送信すべき個人情報の
量を制限する等して保存の優先度を設けるといった適切
な登録情報の管理が可能となる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
移動通信装置で、受信手段は(イ)自装置宛てに送信さ
れた個人情報を表形式で表示するためのテキスト形式の
所定フォーマットでリンク先を指定した個人情報を受信
し、受信データ記憶手段によって記憶された個人情報を
表形式で表示する表示手段と、(ロ)この表示手段によ
って表示された個人情報のうちリンク先を指定した個人
情報を選択するリンク先選択手段と、(ハ)このリンク
先選択手段によって選択された個人情報に対応して受信
データ記憶手段に記憶された個人情報のリンク先情報に
対応する送信処理を行う送信処理手段とを備えることを
特徴としている。
【0020】すなわち請求項3記載の発明では、受信手
段は自装置宛てに送信された個人情報を表形式で表示す
るためのテキスト形式の所定フォーマットでリンク先を
指定した個人情報を受信するようにし、これを一旦受信
データ記憶手段に記憶させるとともに表示手段で個人情
報を表形式で表示させるようにした。表示手段により表
形式で表示されると、これをリンク先選択手段で表示さ
れた個人情報のうちリンク先を指定した個人情報を選択
させることによって、送信処理手段により選択された個
人情報に対応して受信データ記憶手段に記憶された個人
情報のリンク先情報に対応する送信処理を行わせるよう
にした。これにより、受信した個人情報を一旦予め登録
している個人情報を更新するといった作業を行うことな
しに、そのまま受信した個人情報を利用して予め登録し
ていた個人情報と同様にして使用することができる。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3いずれかに記載の移動通信装置で、所定フォーマッ
トはハイパーテキスト・マークアップ言語であることを
特徴としている。
【0022】すなわち請求項4記載の発明では、所定フ
ォーマットをテキスト形式で表示形式の指定に適したH
TMLを適用するようにした。これにより、送信元ある
いは送信先でも何ら複雑に処理することなく、簡単に表
形式の個人情報を表示させることができるとともに、一
般的なコンピュータ等で編集などの処理も可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の一実施例における移動通信
装置の原理的構成の概要を表わしたものである。この移
動通信装置は、HTMLテキストを送受信データとして
取り扱うことができるようになっている。そして移動通
信装置は、このHTMLテキストの各種データ処理を司
るデータ処理部20と、無線でHTMLテキストの受信
およびユーザによる選択入力を行うための入力部21
と、データ処理部20によって処理されたHTMLテキ
ストに対応した形式の表示および外部へ無線で送信する
ための出力部22と、HTMLデータを記憶するための
第1および第2の記憶部23、24とを備えている。
【0026】第1の記憶部23は、登録データ記憶部2
5を備えており、登録する個人ごとにその名前や電話番
号、電子メールアドレスといったこの移動通信装置で通
信を行うために必要な個人情報が登録されている。第2
の記憶部24は、テンプレートHTMLデータ記憶部2
6および受信HTMLデータ記憶部27を備えている。
テンプレートHTMLデータ記憶部26は、登録データ
記憶部25に登録されている個人情報の各登録情報をH
TMLデータとして表形式等に表示するための所定のヘ
ッダ情報や、これら登録情報に共通する部分のHTML
テキストデータをテンプレートとして記憶している。こ
のテンプレートHTMLデータ記憶部26に記憶されて
いるテンプレートHTMLデータの所定の部分に、登録
データ記憶部25に登録されている各登録情報を挿入す
ることで一連のHTMLテキストを生成させることが可
能である。一方、受信HTMLデータ記憶部27は、入
力部21を介して外部から受信したHTMLテキストを
格納する領域であり、データ処理部20の制御によりこ
の領域から必要な個人情報を登録データ記憶部25に転
送することができるようになっている。
【0027】図2はこのような本実施例における移動通
信装置のハードウェア構成の一例を表わしたものであ
る。すなわち本実施例における移動通信装置は、共通バ
ス30を介して、通信装置31と、CPU32と、入力
装置33と、記憶装置34と、ROM35と、出力装置
36とが接続されている。通信装置31は、図示しない
通信インタフェースを介して装置外部と無線でHTML
テキストデータの送受信を行うための送信装置および受
信装置を備えている。CPU32は、装置全体の制御を
司ることができるようになっており、ROM35に格納
されたプログラムにしたがって各種処理を行う。入力装
置33は、ユーザから選択情報を入力することができる
ようになっている。記憶装置34は、RAMから構成さ
れており、登録データ記憶部25とテンプレートHTM
Lデータ記憶部26と受信HTMLデータ記憶部27と
が記憶されており、CPU32がプログラム実行処理上
必要な一時的な記憶領域や作業領域を提供する。登録デ
ータ記憶部25およびテンプレートHTMLデータ記憶
部26についてはROM35に設けられていても良い。
このROM35はCPU32で実行されるプログラムが
格納されている。具体的には、装置全体を制御するため
の制御プログラムや、公知のHTMLテキストを解釈し
て表示するためのプログラムであるブラウザおよび電子
メールを送信するための電子メール編集プログラムおよ
び電子メール送信プログラムが格納され、CPU32が
これらのプログラムを実行する。出力装置36は、内部
で生成されたHTMLテキストの表示を行う。
【0028】このような移動通信装置は、登録データ記
憶部25に登録された登録情報を、CPU32により予
め記憶されているテンプレートHTMLデータ記憶部2
6に付加して一連のHTMLテキストを生成させること
ができる。そして、これを出力装置36に表示させた
り、通信装置31から外部の別装置にこのHTMLテキ
ストを無線により送信することができるようになってい
る。その際、登録データ記憶部25に登録されている登
録情報は、個人の名前や電話番号、あるいは電子メール
アドレスといった個人情報のみならず、これら個人情報
のグループ化を行うための各グループの識別番号も個人
情報単位で付加されている。このため、登録情報からは
全個人情報あるいはグループ単位、または個人別に登録
情報を抽出することができる。たとえば、出力装置36
にブラウザで登録情報を表示させ、入力装置33を介し
て抽出対象の個人情報を選択させることで、生成させる
HTMLテキストに必要な登録情報の選択を行う。ま
た、外部からもHTMLテキストデータを通信装置31
経由で受信し、これを受信HTMLデータ記憶部27に
記憶することができるようになっており、登録データ記
憶部25に登録されている個人情報を必要に応じて更新
することができる。
【0029】以下では、このような移動通信装置におけ
るHTMLテキストデータの送信処理および受信処理に
ついて説明する。
【0030】図3はこのような本実施例における移動通
信装置のHTMLテキストデータの生成および送信処理
の処理内容の概要を表わしたものである。この処理内容
はプログラムとしてROM35に格納されており、CP
U32によって実行される。まず、登録情報の送信タイ
プを決定するために、CPU32は、ユーザにその送信
方法の種類について入力装置33を介して選択するよう
に促す(ステップS40)。送信方法の種類としては、
登録データ記憶部25に登録されている登録情報全部を
送信する方法と、予めグループ化された複数グループの
うち選択されたグループのみの登録情報を送信する方法
と、個別に1個人の登録情報のみを送信する方法とから
なり、これらから択一的に選択させる。これは出力装置
36にその選択肢と選択を促す内容を表示させ、ユーザ
に付属のペン等で所望の種類に対応する位置を押下させ
ることで実現することができる。
【0031】次にCPU32は、入力装置33を介して
ユーザによって入力された選択内容を判別する(ステッ
プS41〜S43)。ユーザによって全登録情報を送信
する旨が選択されたと判別されたとき(ステップS4
1:Y)は、共通バス30を介して記憶装置34の登録
データ記憶部25に登録されている全ての登録情報を読
み出し(ステップS44)、所定のHTMLテキスト形
式に変換する。本実施例における移動通信装置では、表
形式に表示するためのHTMLテキスト形式に変換す
る。記憶装置34のテンプレートHTMLデータ記憶部
26には、表形式で表示するためのヘッダ情報等を含む
テンプレートHTMLデータが記憶されており、このテ
ンプレートHTMLデータの所定の位置にこの変換され
たHTMLテキストデータを挿入する(ステップS4
5)。これにより、一連のHTMLテキストが生成さ
れ、読み出した登録情報に対応した変換データが生成さ
れる。
【0032】図4はテンプレートHTMLデータ記憶部
26に記憶されているテンプレートHTMLデータの一
例を表わしたものである。テンプレートHTMLデータ
は、テキストデータであり、タグと呼ばれる“<”、
“>”で表わされる予約語のうち、“<”で始まる開始
タグと“</”で始まる終了タグで囲まれた範囲内に、
“<”、“>”で挟まれたコードに対応した文字の修飾
等が、ブラウザでの表示時に行われる。第1行目のコー
ド“HTML”は、開始タグである“<HTML”から
終了タグである“</HTML>”までの範囲がHTM
Lデータであることをブラウザ等に通知するための予約
語である。第2行目のコード“HEAD”は、その開始
タグ“<HEAD>”から終了タグ“</HEAD>”
で挟まれた範囲をヘッダ情報として表示するための予約
語であり、第3行目の“TITLE”の開始タグおよび
終了タグで挟まれた“NUMBER”をタイトルとして
表示することを示す。実際に表示装置で表示されるのは
第5行目のコード“BODY”の開始タグおよび終了タ
グで囲まれた範囲である。第6行目のコード“TABL
E”は、その開始タグおよび終了タグで囲まれた内容に
ついて表を作成するための予約語であり、特に“TAB
LE border”は「枠あり」であることを指定す
るとともに、“1”で指定される枠線の太さで表を作成
することを示す。第7行目のコード“TH”は、その開
始タグおよび終了タグで囲まれた内容をセルのヘッダ情
報とすることを示す。第8行目のコード“TR”につい
ては、各セルの行を区切る改行を示し、各行の内容を次
のタグ“<TR>”で囲まれた内容とすることを示す。
図4では、次のタグ“<TR>”については記載されて
いないが、これは送信する登録情報ごとに作成される挿
入HTMLデータが挿入部分54に挿入されるため、こ
の挿入HTMLデータの方に記載されるようにしている
からである。このような挿入HTMLデータは、図3の
ステップS44で読み出した登録情報を表形式で表わす
ためにHTMLテキスト形式に変換されたものである。
【0033】このようにHTMLテンプレートデータ
は、その一部であるがタイトルを“NUMBER”と
し、各列のヘッダが“名前”、“カナ”、“電話番
号”、“E−Mail”とする表形式で表わされること
になる。各行のセルの内容は挿入部分54に挿入される
挿入HTMLデータで示される内容となる。
【0034】図5は図3のステップS44で読み出され
た登録情報が変換されて図4に示したようなHTMLテ
ンプレートデータに付加される挿入HTMLデータの一
例を表わしたものである。ここでは、移動通信装置とし
て携帯電話について示している。すなわち挿入HTML
データは、第1行目のコード“TD”により各行のセル
内容が示される。図5では、登録情報ごとに表形式の第
1列に携帯電話に登録されている名前、第2列に携帯電
話に登録されているカナ、第3列に携帯電話に登録され
ている電話番号、第4列に携帯電話に登録されているメ
ールアドレスが表形式で示される。特に、第3行目のタ
グ“<A href=”は、リンク先を指定するための
予約語である。この場合、第3列に表形式で示された携
帯電話に登録されている電話番号に、タグ“<A hr
ef=”で指定されたリンク先である“携帯電話に登録
されている電話番号”が指定されることを示している。
このように各登録情報に対応して図5の第1行目から第
5行目までの範囲が繰り返された挿入HTMLデータが
生成されるようになっている。
【0035】図3に戻って説明を続ける。一方、ステッ
プS41でユーザによって全登録情報を送信する旨が選
択されないと判別されたとき(ステップS41:N)
は、グループごとに指定して登録情報の送信を行う旨が
選択されたか否かを判別させる(ステップS42)。そ
して、グループごとに指定して送信すると選択されたと
判別されたとき(ステップS42:Y)には、出力装置
36に出力された登録情報から入力装置33を介して指
定グループを選択させる(ステップS46)。次に、共
通バス30を介して記憶装置34の登録データ記憶部2
5に登録されている選択された指定グループについての
登録情報を読み出す(ステップS47)。また、ステッ
プS42でユーザによってグループを指定して登録情報
を送信する旨が選択されないと判別されたとき(ステッ
プS42:N)は、個別に登録情報の送信を行う旨が選
択されたか否かを判別させ(ステップS43)る。そし
て、個別に指定して送信すると選択されたと判別された
とき(ステップS43:Y)には、出力装置36に出力
された登録情報から入力装置33を介して個別に送信す
る個人を選択させる(ステップS48)。続いて、共通
バス30を介して記憶装置34の登録データ記憶部25
に登録されている選択された個人についての登録情報を
読み出す(ステップS49)。一方、ステップS43で
個別に登録情報の送信を行う旨が選択されなかったと判
別されたとき(ステップS43:N)には、送信すべき
登録情報はないものと判断して一連の処理を終了する
(エンド)。
【0036】ステップS47あるいはステップS49で
指定された登録情報が読み出されると、その登録情報を
用いて所定のHTMLテキスト形式に変換される。ここ
では、記憶装置34のテンプレートHTMLデータ記憶
部26に記憶されているテンプレートHTMLデータの
所定の位置に挿入すべき、読み出した登録情報に対応し
た変換データが生成される。この変換データは、テンプ
レートHTMLデータに付加される(ステップS5
0)。次に他の登録情報も送信するか否かをユーザに問
い合わせる。そして、入力装置33を介してユーザから
他の登録情報も送信する旨の入力があったときは(ステ
ップS51:Y)、再びステップS42に戻る。
【0037】上述したようにステップS45あるいはス
テップS51で生成されたHTMLテキストデータは、
ユーザが指定する電子メールアドレス宛てに送信され
る。このため、ユーザに送信先を特定する送信メールア
ドレスを指定させる(ステップS52)。そして、予め
登録されているメールサーバに対して発呼し、そのメー
ルサーバを介して送信先にこのHTMLデータを送信し
て(ステップS53)、一連の処理を終了する(エン
ド)。
【0038】このように本実施例における移動通信装置
は予め登録されている登録情報を全て、あるいは所望の
登録情報をグループ単位や個別に、それぞれ表形式のH
TMLテキストに変換して、指定した送信先に電子メー
ルで送信することができるようになっている。これによ
り、専用のアプリケーションや通信インタフェースを用
いることなく、たとえばパーソナルコンピュータへの保
存を行うことができる。また、たとえばこのパーソナル
コンピュータ上で、受信したHTML形式の登録情報を
そのまま表示して、編集を行うことも可能となる。この
ようにして保存された登録情報、あるいは保存後に編集
された登録情報についても、予め登録されているメール
サーバ宛てに電子メールで送信することで、このメール
サーバに登録されて収容されている移動通信装置の識別
番号により電子メールで受け取ったHTMLテキストを
受信させることができる。
【0039】図6はこのような本実施例における移動通
信装置のHTMLテキストデータの受信処理の処理内容
の概要を表わしたものである。この処理内容はプログラ
ムとしてROM35に格納されており、CPU32によ
って実行される。まず、CPU32は、予め登録されて
いるメールサーバからの発呼を通信装置31で受信する
と、HTMLテキストデータの受信であると判別する
(ステップS55)。これを受信すると、CPU32は
共通バス30を介して記憶装置34の受信HTMLデー
タ記憶部27に転送する(ステップS56)。受信され
たHTMLデータが受信HTMLデータ記憶部27に転
送されて格納が終了すると、ユーザの指示を契機にある
いは自動的にCPU32は個人の登録情報を読み出す
(ステップS57)。これは、受信されるHTMLテキ
ストが表形式で、予め書式がわかっているため個人の登
録情報を容易に抽出することができる。
【0040】そして、読み出した個人情報が現在使用中
であるか否か等の他の要因を考慮して、このデータを取
り込むか否かが判別される(ステップS58)。データ
を取り込むとき(ステップS58:Y)には、これが既
存データであるか否かを登録データ記憶部34を検索し
て判別する(ステップS59)。そして既存データであ
ると判別されたとき(ステップS59:Y)、上書きが
問題ないか否かを問い合わせて(ステップS60)、上
書きに問題ないとき(ステップS60:Y)には、対応
する個人情報の上書きを行って登録情報の更新を行う
(ステップS61)。ステップS60でデータの上書き
に問題があるとき(ステップS60:N)には、このデ
ータを保存するか否かを問い合わせ(ステップS6
2)、保存するとき(ステップS62:Y)には記憶装
置34の所定の空きメモリにこのデータを書き込んで保
存する(ステップS63)。ステップS59で既存デー
タではないと判別されたとき(ステップS59:N)に
は、記憶装置34の所定の空きメモリにこのデータを書
き込んで新たに個人情報を登録する(ステップS6
3)。
【0041】上述したようにステップS58でデータを
取り込まないと判別されたとき(ステップS58:
N)、あるいはステップS61でデータの上書きを行っ
た後またはステップS63で空きメモリにデータの書き
込みが行われると、次のデータがあるか否かを判別する
(ステップS64)。次のデータがあると判別されたと
き(ステップS64:Y)には、ステップS57に戻
る。一方、次のデータがないと判別されたとき(ステッ
プS64:N)には、一連の処理を終了する(エン
ド)。
【0042】次に、本実施例における移動通信装置につ
いてより具体的に説明する。
【0043】図7は個人情報として登録データ記憶部2
5に登録されているデータを具体的に表わしたものであ
る。このように登録データ記憶部25に登録されている
登録データは、個人ごとに、各個人情報を識別するため
の識別番号であるメモリ番号71と、各個人がグループ
化されているグループを識別するための識別情報である
グループ72と、個人の名前73と、その読みを“か
な”で示したカナ74と、個人の電話番号75と、電子
メールアドレス76とが登録されている。たとえば、メ
モリ番号71の“1”には、第1のグループに属する
“ケイタイ タロウ”という読みの“携帯 太郎”の電話
番号が“00000000000”で、電子メールアド
レスが“Taro@****”であることを示してい
る。
【0044】このように登録データ記憶部25に登録さ
れている登録情報に対して、CPU32は所望の個人情
報を読み出して、上述したようにHTMLテキストを生
成する。
【0045】以下では、図7に示したような個人情報が
予め登録データ記憶部25に記憶されていたものとす
る。図3のステップS41で入力装置33を介して全登
録情報を送信する旨の指示があった場合、図7に示すメ
モリ番号“1”〜“4”の全てのデータについて共通バ
スを介して読み出しが行われ、図4に示したHTMLテ
ンプレートデータに挿入すべく、図5に示した挿入HT
MLデータフォーマットに変換される。
【0046】図8はこのような全登録情報選択時に作成
された挿入HTMLデータを表わしたものである。この
ように図5に示した挿入HTMLデータフォーマットに
したがって、メモリ番号に対応する個人情報ごとにタグ
“<TR>”で区切られる各行ごとに、コード“TD”
で区切られるセル内容を表形式で表示するようにHTM
Lテキストに変換される。第3行目、第8行目、第13
行目、第18行目のタグ“<A href=”について
は、上述したように携帯電話に登録されている電話番号
に対応してリンク先がそれぞれ具体的な携帯電話の電話
番号で指定されている。この場合、メモリ番号“1”〜
“4”に対応する“携帯 太郎”、“携帯 次郎”、
“携帯 三郎”、“携帯 四郎”についての個人情報が
HTMLテキスト形式に変換される。
【0047】また、図3のステップS41で入力装置3
3を介して全登録情報を送信せず、ステップS42で予
めグループ化された複数のグループのうち第1のグルー
プの個人情報のみを送信する旨の指示があった場合、図
7に示すグループが“第1のグループ”のデータについ
て共通バスを介して読み出しが行われ、図4に示したH
TMLテンプレートデータに挿入すべく、図5に示した
挿入HTMLデータフォーマットに変換される。
【0048】図9はこのようなグループ単位の送信選択
時に作成された挿入HTMLデータを表わしたものであ
る。このように図5に示した挿入HTMLデータフォー
マットにしたがって、メモリ番号に対応する個人情報ご
とにタグ“<TR>”で区切られる各行ごとに、コード
“TD”で区切られるセル内容を表形式で表示するよう
にHTMLテキストの変換される。第3行目、第8行目
のタグ“<A href=”については、上述したよう
に携帯電話に登録されている電話番号に対応してリンク
先がそれぞれ具体的な携帯電話の電話番号で指定されて
いる。この場合グループが“第1のグループ”である
“携帯 太郎”、“携帯 次郎”についての個人情報が
HTMLテキスト形式に変換される。
【0049】さらにまた、図3のステップS41で入力
装置33を介して全登録情報を送信せず、ステップS4
2でもグループ単位の個人情報のみを送信せず、ステッ
プS43で個別に個人情報を送信する旨の指示があった
場合、送信する個人情報の選択をさせる。ここで、“携
帯 太郎”の個人情報について送信する旨の選択があっ
たものとすると、図7に示す名前が“携帯 太郎”のデ
ータについて共通バスを介して読み出しが行われ、図4
に示したHTMLテンプレートデータに挿入すべく、図
5に示した挿入HTMLデータフォーマットに変換され
る。
【0050】図10はこのような個別に個人情報送信選
択時に作成された挿入HTMLデータを表わしたもので
ある。このように図5に示した挿入HTMLデータフォ
ーマットにしたがって、メモリ番号に対応する個人情報
ごとにタグ“<TR>”で区切られる各行ごとに、コー
ド“TD”で区切られるセル内容を表形式で表示するよ
うにHTMLテキストの変換される。第3行目のタグ
“<A href=”については、上述したように携帯
電話に登録されている電話番号に対応してリンク先がそ
れぞれ具体的な携帯電話の電話番号で指定されている。
この場合名前が“携帯 太郎”についての個人情報がH
TMLテキスト形式に変換される。
【0051】このようにしてHTMLテキスト形式で作
成された送信データは、ユーザによって指定された送信
先に対して電子メールにより送信される。この電子メー
ルの受信先では、たとえばパーソナルコンピュータで、
公知のブラウザによってこの受信したHTMLテキスト
データを表示させることができる。
【0052】図11、図12および図13はそれぞれ図
8、図9および図10のように変換された個人情報が付
加された送信データを受信し、これをブラウザで表示さ
せたときの表示結果の一例を表わしたものである。携帯
電話の電話番号については、リンク先を指定しているの
で、そのことを示すために下線が施されている。また、
下線ではなく表示色を変更するようにしても良い。この
ようにテンプレートHTMLデータに付加された挿入H
TMLデータから構成された送信データを、指定した受
信先に電子メールで送信することで、本実施例における
移動通信装置の登録情報を受信先のパソコン等で容易に
保存させることが可能となる。
【0053】また、受信データはHTMLテキストデー
タであるので、そのパソコンのエディタにより登録情報
を編集することができる。これにより、たとえば、編集
後に再び電子メールを用いて移動通信装置側に送信させ
ることも可能である。この場合、受信側である移動通信
装置は図6に示した処理により記憶装置34の受信HT
MLデータ27に一旦記憶し、上書きによる更新あるい
は新規登録を行うことができる。
【0054】これまで説明したように本実施例における
移動通信装置は、CPU32により登録データ記憶部2
5に登録された登録情報を、予め記憶されているテンプ
レートHTMLデータ記憶部26に付加して一連のHT
MLテキストを生成させている。この登録データ記憶部
25に登録されている登録情報は、個人の名前や電話番
号、あるいは電子メールアドレスといった個人情報のみ
ならず、グループ化を行うための各グループの識別番号
も個人情報単位で付加されており、全個人情報あるいは
グループ単位、または個人別に登録情報を抽出すること
ができる。このような登録情報を基に生成されたHTM
Lテキストデータは、出力装置36に表示させたり、通
信装置31から外部の別装置にこのHTMLテキストを
無線により送信することができる。また、外部からもH
TMLテキストデータを通信装置31経由で受信し、こ
れを受信HTMLデータ記憶部27に記憶し、登録デー
タ記憶部25に登録されている個人情報を必要に応じて
更新することができる。
【0055】変形例
【0056】本実施例における移動通信装置では、外部
から受信した登録情報を図6に示す処理により登録デー
タ記憶部25に登録している個人情報を更新してから、
その個人情報を従来の登録情報と同様に使用できるよう
になっていた。しかし本変形例における移動通信装置で
は、外部から受信した登録情報を一旦予め登録している
個人情報に対して更新させることなく、受信した登録情
報そのままに利用できることを特徴としている。
【0057】本変形例における移動通信装置の構成は、
図2に示す構成と同一のため説明を省略する。CPU3
2の処理内容についても、図3および図6で示した送信
処理および受信処理と同様である。ただし、図6で説明
した受信処理については、この処理を行うか否かをユー
ザが入力装置33を介して選択することができるように
なっている。すなわち、ユーザは外部から受信した登録
情報をそのまま予め自装置側で登録していた個人情報の
更新に用いるか、あるいは用いないかを選択できるよう
になっている。受信した外部の登録情報を用いて個人情
報の更新を行わない場合は、受信した情報をそのまま登
録情報の一種として直接用いる。これには、受信したH
TMLデータの電話番号あるいは電子メールアドレス
が、上述したようにタグ“<A href=”でリンク
先が指定されている必要がある。
【0058】図14は本変形例における移動通信装置の
外部から受信した登録情報で予め登録している個人情報
の更新を行わない場合についての処理内容の概要を表わ
したものである。上述したようにユーザが外部から受信
した登録情報をそのまま予め自装置側で登録していた個
人情報の更新に用いない旨の選択が行われたときは、C
PU32はまず記憶装置34の受信HTMLデータ27
から受信したHTMLデータを共通バス30経由で読み
出す(ステップS80)。次に、CPU32はこの受信
したHTMLデータを、出力装置36に表示する。出力
装置36の表示結果は図11〜図13で示したような表
形式で表わされる。したがって、上述したようにリンク
先が指定されている項目については下線が施されてい
る。そして、CPU32は入力装置33により下線が施
されてリンク先が指定されていることを明示している電
話番号の文字を押下して選択したとき(ステップS8
1:Y)には、この押下されて選択された電話番号の文
字にリンクされたリンク先の携帯電話の電話番号を表示
装置36に表示させて(ステップS82)、所定の発呼
機能を起動させることができるようになっている。一
方、ステップS81で電話番号の文字が押下されず(ス
テップS81:N)、下線が施されてリンク先が指定さ
れている電子メールアドレスの文字を押下して選択した
とき(ステップS81:Y)には、押下されて選択され
た電子メールアドレスの文字にリンクされたリンク先の
電子メールを送信すべく、所定の電子メールアプリケー
ションを起動して電子メールの送信準備に移行する(ス
テップS84)ことができるようになっている。ステッ
プS83で、電子メールアドレスの文字を押下されない
とき(ステップS83:N)は、そのまま処理を終了す
る(エンド)。
【0059】このように本変形例における移動通信装置
は、直接個人情報を表形式で表示するHTMLテキスト
データを受信後、一旦受信HTMLデータ記憶部に蓄積
させ、そのまま読み出して出力装置に表示させるように
した。これにより、受信した登録情報を一旦予め登録し
ている個人情報を更新するといった作業を行うことなし
に、そのまま受信した登録情報を利用して予め登録して
いた個人情報と同様にして使用することができるように
なる。
【0060】なお本実施例における移動通信装置では、
出力装置に一旦表示させた内容から送信すべき登録情報
を選択するようにしていたが、これに限定されるもので
はない。移動通信装置の小型化の点で出力装置の表示領
域を確保できない場合は表形式で表示しなくても良い
し、あるいは全く表示させなくても本発明による効果は
本質的に変わるものではない。要は、ユーザから送信す
る個人情報の指定が可能であれば良い。
【0061】なお本実施例および本変形例における移動
通信装置で扱われる個人情報として、携帯電話に登録さ
れている名前、カナ、電話番号、電子メールアドレスに
ついて説明したが、これに限定されるものではない。
【0062】なお本実施例および本変形例における移動
通信装置では、移動通信装置とパーソナルコンピュータ
による保存あるいは編集について説明したが、これに限
定されるものではない。たとえば、携帯電話同士等移動
通信装置間の個人情報の共有やバックアップにも適用す
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、専用のアプリケーションや通信インタフェー
スを用いることなく、たとえばパーソナルコンピュータ
バックアップ対象となる個人情報の保存を行うことが
できるようになる。そして、送信先では所定フォーマッ
トのテキスト形式の登録情報のため、これを参照するこ
とも容易となる汎用的な個人情報の保存システムを構築
することができるようになる。さらに本発明によれば、
たとえばこのパーソナルコンピュータ上で編集した個人
情報を受信するようにする等、バックアップの対象とな
った個人情報を他の移動通信装置などから受信して、面
倒な個人情報の登録作業を不要とすることができ、より
操作性の向上する移動通信装置を提供することができ
る。
【0064】また請求項2記載の発明によれば、多数の
個人情報が登録されていた場合でも、送信すべき情報の
指定を容易に行うことができ、操作性を向上させること
ができる。また、ユーザがグループごとに、送信すべき
個人情報の量を制限する等して保存の優先度を設けると
いった適切な登録情報の管理が可能となる。
【0065】
【0066】
【0067】さらに請求項3記載の発明によれば、受信
した個人情報を一旦予め登録している個人情報を更新す
るといった作業を行うことなしに、そのまま受信した個
人情報を利用して予め登録していた個人情報と同様にし
て使用することができるようになる。
【0068】さらに請求項4記載の発明によれば、送信
元あるいは送信先でも何ら複雑に処理することなく、簡
単に表形式の個人情報を表示させることができるととも
に、一般的なコンピュータ等で編集などの処理も可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における移動通信装置の原理
的構成を示す構成図である。
【図2】本実施例における移動通信装置のハードウェア
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施例における移動通信装置の送信処理内容
の概要を示す流れ図である。
【図4】本実施例におけるテンプレートHTMLデータ
の一例を示す説明図である。
【図5】本実施例における挿入HTMLデータの一例を
示す説明図である。
【図6】本実施例における移動通信装置の受信処理内容
の概要を示す流れ図である。
【図7】本実施例における移動通信装置の登録データ記
憶部に登録されている登録情報の一例を示す説明図であ
る。
【図8】本実施例における移動通信装置の全登録情報選
択時の挿入HTMLデータの一例を示す説明図である。
【図9】本実施例における移動通信装置のグループ単位
の送信選択時の挿入HTMLデータの一例を示す説明図
である。
【図10】本実施例における移動通信装置の個別の送信
選択時の挿入HTMLデータの一例を示す説明図であ
る。
【図11】本実施例における移動通信装置の全登録情報
選択時の表示結果の一例を示す説明図である。
【図12】本実施例における移動通信装置のグループ単
位の送信選択時の表示結果の一例を示す説明図である。
【図13】本実施例における移動通信装置の個別の送信
選択時の表示結果の一例を示す説明図である。
【図14】本変形例における移動通信装置の処理内容の
概要を示す流れ図である。
【図15】従来提案された移動通信装置の構成の概要を
示す構成図である。
【符号の説明】 10、32 CPU 11、35 ROM 12 RAM 13、31 通信装置 14 平面ディスプレイ 15 選択装置 20 データ処理部 21 入力部 22 出力部 23 第1の記憶部 24 第2の記憶部 25 登録データ記憶部 26 テンプレートHTMLデータ記憶部 27 受信HTMLデータ記憶部 30 共通バス 33 入力装置 34 記憶装置 36 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/274 G06F 13/00 354 H04M 11/00 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各個人に通信を行うための個人情報を記
    憶する個人情報記憶手段と、 この個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうちバッ
    クアップすべき個人情報を選択する選択手段と、 この選択手段によって選択された個人情報を前記個人情
    報記憶手段から抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された個人情報を所定フォー
    マットのテキストデータに変換する変換手段と、 予め前記個人情報を表形式で表示するための前記所定フ
    ォーマットのテンプレートデータを記憶するテンプレー
    トデータ記憶手段と、 前記選択手段によって選択された個人情報をバックアッ
    プする送信先を指定する指定手段と、 前記テンプレートデータ記憶手段に記憶されたテンプレ
    ートデータに前記変換手段によって変換された個人情報
    テキストデータを付加してこの指定手段によって指定
    された送信先に電子メールで送信する送信手段と、 前記所定フォーマットのテンプレートデータに個人情報
    のテキストデータを付加した電子メールを前記指定され
    た送信先から受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された前記個人情報を記憶す
    る受信データ記憶手段と、 この受信データ記憶手段によって記憶された前記個人情
    報ごとに前記個人情報記憶手段に記憶されているか否か
    を判別する判別手段と、 この判別手段によって前記個人情報が前記個人情報記憶
    手段に記憶されていると判別されたときには前記個人情
    報の前記個人情報記憶手段への登録の可否を選択させる
    登録可否選択手段と、 この登録可否選択手段によって登録可と選択されたとき
    あるいは前記判別手段によって前記個人情報が前記個人
    情報記憶手段に記憶されていないと判別されたときには
    前記個人情報を前記個人情報記憶手段に登録する登録手
    とを具備することを特徴とする移動通信装置。
  2. 【請求項2】 前記個人情報記憶手段に記憶された個人
    情報は複数のグループにグループ化され、前記選択手段
    はグループ単位に送信すべき個人情報を選択することを
    特徴とする請求項1記載の移動通信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は自装置宛てに送信された
    前記個人情報を表形式で表示するためのテキスト形式の
    所定フォーマットでリンク先を指定した個人情報を受信
    し、前記受信データ記憶手段によって記憶された前記個
    人情報を表形式で表示する表示手段と、 この 表示手段によって表示された個人情報のうちリンク
    先を指定した個人情報を選択するリンク先選択手段と、 この リンク先選択手段によって選択された個人情報に対
    応して前記受信データ記憶手段に記憶された前記個人情
    報のリンク先情報に対応する送信処理を行う送信処理
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載の移動通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記所定フォーマットはハイパーテキス
    ト・マークアップ言語であることを特徴とする請求項1
    請求項3いずれかに記載の移動通信装置。
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