JP3338957B2 - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
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Description
のカートリッジに関する。
ートリッジとして、そのテープ情報を本体ケースに設け
たIDホールの開閉状態をデッキ(VTR)に検知させ
る、スタンダードグレード品と、テープの特性データ、
あるいは録画モードや音声記録データなどの録画時の設
定データ等を記憶させるメモリ素子を内蔵する、高品位
グレード品とがある。後者のメモリ素子内蔵タイプのテ
ープカートリッジは、例えば、特開昭63−16608
5号公報や特開昭63−164085号公報などで公知
である。
トリッジはメモリ素子を内蔵するかしないかの違いがあ
るだけで、その他の基本的構成は全く同一である。メモ
リ素子を内蔵する仕様のものではその本体ケースにメモ
リ素子の端子部を外部に露出させるための開口部を必要
とする。しかし、メモリ素子を不要とする標準仕様のも
のではそのような目的のための開口部を本体ケースに設
ける必要がなく、却って本体ケース内への塵埃侵入を防
止するうえから開口部を必要としないのである。そのた
め、メモリ素子を内蔵するかしないかの違いがあるだけ
の2種類のカートリッジを製造するにしても、メモリ素
子の端子部を外部に露出させるための開口部を有する本
体ケースと、そのような開口部を有しない本体ケースと
を個別にプラスチック成形しなければならないことにな
る。しかし、これでは、それだけ成形金型の種類、成形
コストの増大を招き、在庫管理上も不利となる。
の点のみが異なる2種のカートリッジを得るに際し単一
種の本体ケースを共用できるようにすることを企図する
点にある。
製の上下ケースを突き合わせて一体的に結合してなる本
体ケースの内部に、テープを収容してあるテープカート
リッジにおいて、前記本体ケースの外壁に開口部が設け
られており、前記開口部の内奥には、前記下ケースの内
底から係合リブが一体に突設されており、前記本体ケー
スに内蔵されるメモリ素子と、汎用性樹脂で前記メモリ
素子の外形と実質的に同一形状に成形された閉塞部材と
を備えており、前記本体ケースに前記メモリ素子を内蔵
するときは、前記本体ケースの前記外壁とこれの内奥側
の前記係合リブとの間に、前記メモリ素子をこれの端子
部が前記開口部から外部に臨むよう納めてあり、前記本
体ケースに前記メモリ素子を内蔵しないときは、前記本
体ケースの前記外壁とこれの内奥側の前記係合リブとの
間に、前記メモリ素子に代えて前記閉塞部材をこれが前
記開口部を塞ぐように納めてあることを特徴とする。前
記閉塞部材は、樹脂、とくにポリスチレン樹脂で形成す
ることができる。
ぐと、防塵性を確保できる、メモリ素子を内蔵しない標
準仕様のカートリッジを得ることができる。尤も、同じ
本体ケース1の開口部29をメモリ素子25で塞ぐ場合
はメモリ素子内蔵タイプのカートリッジを得ることがで
きる。つまり、メモリ素子内蔵タイプのカートリッジの
本体ケース1を、メモリ素子を内蔵しないカートリッジ
の本体ケース1に共用できる。
準仕様の8mmビデオ用のテープカートリッジを示し、図
3ないし図6は、メモリ素子を内蔵する8mmビデオ用の
テープカートリッジを示す。メモリ素子を内蔵するテー
プカートリッジは、図3、図5に示すように、プラスチ
ック製の上下ケース1a・1bを突き合わせて一体的に
結合してなる本体ケース1の内部に、テープ2が巻かれ
る左右一対のテープリール3を回転自在に収容する。一
方のテープリール3から引き出されるテープ2は、本体
ケース1の前方左右のテープ引出口5・5に設けたテー
プガイド6で案内されて他方のテープリール3に巻き取
られる。本体ケース1の前面中央、すなわち左右のテー
プ引出口5・5間にはテープローディング用のポケット
7を有する。このポケット7は上下面および前面を開口
している。本体ケース1の前面側に導出したテープ2
は、不使用時に前蓋9、裏蓋10および上蓋11でそれ
ぞれ覆って保護される。
右のテープ引出口5・5およびポケット7の前面を閉じ
る位置と、同図の二点鎖線状態で示すごとく上開き位置
とにわたって左右の支軸12まわりに開閉回動自在であ
る。この前蓋9は左右の支軸12の一方に嵌装したばね
部材13で常に閉じ方向に回動付勢されている。
実線状態で示すごとくポケット7の上面を閉じる位置
と、同図の二点鎖線状態で示すごとくポケット7の上面
後方へ後退する開き位置とにわたって開閉自在である。
そのために、図5に示すように上蓋11はこれの左右両
端に設けた腕部14の各前端の連結軸15を、前蓋9の
上端左右の連結孔16にそれぞれ枢支連結し、前記腕部
14の後端内面に設けたスライド軸17を本体ケース1
の左右の側壁の外面に設けた「へ」の字形状のガイド溝
19にスライド自在に係合している。
の左右に設けた連結ピン20を上蓋11の内面に設けた
ボス21のピン孔21aに回動自在に枢支連結する。ま
た裏蓋10の下部後面の左右に脚部22を設け、この脚
部22に設けたスライドピン23をポケット7内の左右
側壁に設けた「S」の字形状のガイド溝24にスライド
自在に係合している。したがって、裏蓋10は、前蓋9
および上蓋11の開閉に伴い図6に実線状態で示すごと
くポケット7内のテープ2の裏面側を覆う閉じ位置と、
同図の二点鎖線状態で示すごとくポケット7の上面後方
で開き状態の上蓋11の下側に位置する開き位置とにわ
たって開閉自在である。
る。このメモリ素子25は、例えば、テープ2の仕様や
特性データなどの固定データを記憶するROMチップ
と、録画時の設定データなどの変動データを記憶するR
AMチップと、電池とを直方体状の一個のユニットとし
てまとめたものであり、その前面側にデッキに装填した
ときデッキ側の接続端子と接触する端子部26を設けて
いる。
に面して設置するが、図3および図4に示す例では本体
ケース1の四方の外壁のうちでもできる限り外力の影響
が少ないポケット後壁27を選んでいる。ポケット後壁
27はこれの左右方向中央部に開口部29を設けるとと
もに、その開口部29の内奥に左右一対の係合リブ30
を下ケース1bの内底から一体に突設する。かくして、
メモリ素子25は端子部26が開口部29から外方へ臨
むように係合リブ30とポケット後壁27との間に納め
る。
の後面との間に板ばね等からなる弾性体31を介在させ
る。その弾性体31によりメモリ素子25が常に前方へ
移動付勢されてその端子部26が開口部29に臨む。メ
モリ素子25の前方への移動限界規制手段としてはメモ
リ素子25の後面からフランジ35を左右に張出し、こ
のフランジ35がポケット後壁27の内面に接当するこ
とによりメモリ素子25がこれ以上前方へ移動できない
ようにしている。
縮コイルばね、ねじりコイルばね、その他のコイルばね
であってもよい。また金属製ばね以外に、プラスチック
やゴム等の非金属製ばねを用いることもできる。そのほ
かに、弾性体31としては、本体ケース1とは別体の金
属製あるいは非金属製のばねに限られず、本体ケース1
に一体成形するプラスチック製のばねであってもよい。
31で移動付勢されたメモリ素子25は、不測に落下事
故などに遭遇し、その端子部26が衝撃を受けてメモリ
素子25に外力が加えられた時に、弾性体31がメモリ
素子25の後退移動により圧縮変形して衝撃を吸収緩和
し、端子部26の損傷や変形を防止できる。
ープカートリッジは、図1および図2に示し、これの基
本的構成は上記したメモリ素子25を内蔵するテープカ
ートリッジと全く同様である。すなわち、上記したもの
と同じ形状、寸法の本体ケース1、また本体ケース1内
にテープ2やテープリール3なども同じように収容配置
し、さらに前蓋9、裏蓋10、上蓋11も同じように備
える。ただし、メモリ素子25に代えて、そのメモリ素
子25の外形と実質的に同一形状の閉塞部材32を用意
し、メモリ素子25を組み込む場合と同じ要領でこの閉
塞部材32を係合リブ30とポケット後壁27との間に
弾性体31と共に納める。これにより開口部29が閉塞
部材32で塞がれ、ここからの塵埃侵入を防止できる。
その閉塞部材32はPS(ポリスチレン)樹脂などの汎
用性樹脂で成形すれば低コスト化できる。
ープカートリッジにおいて、メモリ素子25を必要とす
るテープカートリッジの本体ケース1と同じ本体ケース
1を使用し、メモリ素子25と同一形状の閉塞部材32
で開口部29を塞ぐことにより、防塵性を確保すること
ができ、メモリ素子25を必要とするテープカートリッ
ジの組立て設備も共用することができる。
の組み付けに際し弾性体31を併用することが、特に前
述したようにメモリ素子25の端子部26を衝撃から防
護するうえで有利であるが、弾性体31は必ずしも必要
としない。弾性体31を使用しない場合はメモリ素子2
5または閉塞部材32は開口部29内に固定状態に装着
することになる。また、開口部29を設ける本体ケース
1の外壁としては、上記ポケット後壁27以外に、図
3、図5に示す後壁33あるいは左右の側壁34などで
あってもよい。
素子25の端子部26を露出させる形の開口部29を設
け、その開口部29をメモリ素子25と閉塞部材32で
二者択一的に閉塞するという簡単な手段で、その本体ケ
ース1はメモリ素子25を必要とするカートリッジとメ
モリ素子25を不要とする標準仕様のカートリッジとで
共用することができ、組立て設備も共用できて安価に得
ることができる。また、ひとつの金型をその2種のカー
トリッジの本体ケース1の成形に共用できるため、成形
コストの削減を図ることができ、しかも本体ケース1の
在庫管理上も有利となる。
トリッジの要部の平面図である。
視図である。
体の内部の平面図である。
である。
視図である。
縦断側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 プラスチック製の上下ケースを突き合わ
せて一体的に結合してなる本体ケースの内部に、テープ
を収容してあるテープカートリッジにおいて、 前記本体ケースの外壁に開口部が設けられており、 前記開口部の内奥には、前記下ケースの内底から係合リ
ブが一体に突設されており、 前記本体ケースに内蔵されるメモリ素子と、汎用性樹脂
で前記メモリ素子の外形と実質的に同一形状に成形され
た閉塞部材とを備えており、 前記本体ケースに前記メモリ素子を内蔵するときは、前
記本体ケースの前記外壁とこれの内奥側の前記係合リブ
との間に、前記メモリ素子をこれの端子部が前記開口部
から外部に臨むよう納めてあり、 前記本体ケースに前記メモリ素子を内蔵しないときは、
前記本体ケースの前記外壁とこれの内奥側の前記係合リ
ブとの間に、前記メモリ素子に代えて前記閉塞部材をこ
れが前記開口部を塞ぐように納めてあることを特徴とす
るテープカートリッジ。 - 【請求項2】 前記閉塞部材は樹脂で形成されることを
特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。 - 【請求項3】 前記閉塞部材はポリスチレン樹脂で形成
されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
のテープカートリッジ。
Priority Applications (1)
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JP30360799A JP3338957B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30360799A JP3338957B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | テープカートリッジ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16955793A Division JP3248030B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | テープカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000231774A JP2000231774A (ja) | 2000-08-22 |
JP3338957B2 true JP3338957B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=17923040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30360799A Expired - Fee Related JP3338957B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338957B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30360799A patent/JP3338957B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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