JP3338421B2 - 無線受信装置および無線受信方法 - Google Patents

無線受信装置および無線受信方法

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JP3338421B2 JP2000131672A JP2000131672A JP3338421B2 JP 3338421 B2 JP3338421 B2 JP 3338421B2 JP 2000131672 A JP2000131672 A JP 2000131672A JP 2000131672 A JP2000131672 A JP 2000131672A JP 3338421 B2 JP3338421 B2 JP 3338421B2
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    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
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    • H04B1/7117Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers
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    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70701Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation featuring pilot assisted reception

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信装置およ
び無線受信方法に関し、特に、複数のアンテナを用いて
送信ダイバーシチが行われる無線通信システムにおいて
使用される無線受信装置および無線受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおいては、移動局
装置の受信特性を向上させるために、基地局装置におい
て共通パイロットチャネル信号の送信について送信ダイ
バーシチが行われることがある。図11は、基地局装置
が2本のアンテナを使用した送信ダイバーシチによって
移動局装置へ共通パイロットシンボルを送信している様
子を示す図である。
【0003】また、移動体通信規格3GTS25.211 version
3.1.0によって、各アンテナから送信されるパイロット
シンボルの送信パターンが定められている。図12は、
移動体通信規格3GTS25.211 version3.1.0によって定め
られているパイロットシンボルの送信パターンを示す図
である。
【0004】基地局装置11は、図12上段に示すよう
に、アンテナ1からは常にシンボル+Aを移動局装置1
2へ送信する。アンテナ1から送信されたパイロットシ
ンボルは、伝搬係数α1の伝搬路1を介して移動局装置
12へ送信される。また、基地局装置11は、アンテナ
2からはシンボル+Aとシンボル−Aとを、図12下段
に示すような送信パターンに従って移動局装置12へ送
信する。アンテナ2から送信されたパイロットシンボル
は、伝搬係数α2の伝搬路2を介して移動局装置12へ
送信される。
【0005】移動局装置12は、アンテナ1から送信さ
れたパイロットシンボルとアンテナ2から送信されたパ
イロットシンボルとを含むパイロットチャネル信号を所
定の方法により加算する。これにより、移動局装置12
においては、パイロットシンボルに関し、ダイバーシチ
利得分だけ受信特性を向上させることができる。また、
移動局装置12は、このパイロットシンボルから作成し
た遅延プロイファイルを用いて個別通信チャネル信号に
対してフィンガの割り当てを行うので、個別通信チャネ
ル信号についての受信特性を向上させることができる。
【0006】ここで、移動局装置12は、電力加算や同
相加算によりパイロットチャネル信号を加算する。移動
局装置12は、このうち同相加算を用いることにより、
電力加算に比べ更に受信特性を向上させることができ
る。以下、図11および図12のようにして送信された
パイロットチャネル信号について同相加算を行う無線受
信装置について説明する。図13は、移動局装置に搭載
される従来の無線受信装置の概略構成を示す要部ブロッ
ク図である。
【0007】アンテナ1から送信されたパイロットシン
ボルとアンテナ2から送信されたパイロットシンボルと
を含むパイロットチャネル信号が、アンテナ13を介し
て無線受信部14によって受信される。パイロットチャ
ネル信号は、無線受信部14によって所定の無線処理
(ダウンコンバート、A/D変換等)が施され、相関値
算出部15へ出力される。
【0008】相関値算出部15では、パイロットチャネ
ル信号に対して逆拡散処理を施し、式(1)に示す信号
D(τ)を出力する。
【数1】 ここで、R(t)は無線受信部14から出力された信号
を、C(t)はパイロットチャネル信号を拡散している
拡散コードを、それぞれ示す。なお、説明を分かり易く
するため、τがパイロットシンボルの受信タイミングと
一致した場合について説明する。
【0009】よって、アンテナ2からシンボル+Aが送
信されているときには、相関値算出部15の出力は、
【数2】 となる。また、アンテナ2からシンボル−Aが送信され
ているときには、相関値算出部15の出力は、
【数3】 となる。ここで、Njは雑音を、Tsは1シンボル時間
を、それぞれ示す。
【0010】相関値算出部15から出力された信号D
plusとDminusは、メモリ16および加算器17により
2n回同相加算される。そして、2n回同相加算後、メ
モリ16から式(4)に示す信号が出力される。
【数4】
【0011】上式(4)で示す信号は、2乗部18で2
乗され、遅延プロファイル平均化部19で平均化され
る。よって、遅延プロファイル平均化部19からは、式
(5)に示すように、平均化された遅延プロファイルが
出力される。
【数5】 ここで、上式(5)中、第1項は信合成分となり、第2
項は雑音成分となる。
【0012】よって、パイロットチャネル信号のS/N
は、
【数6】 となる。
【0013】フィンガ割り当て部20は、平均化された
遅延プロファイル上の各フィンガの位置を示す信号を逆
拡散部21へ出力する。そして、逆拡散部21は、各フ
ィンガがたつタイミングに従って、無線受信部14で所
定の無線処理を施された個別通信チャネル信号に対して
逆拡散処理を行う。逆拡散された個別通信チャネル信号
は、復調部22で所定の復調処理を施され、これによ
り、受信データが得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線受信装置を用いて同相加算を行うと、上式
(4)に示すように、アンテナ2から送信されたシンボ
ルに係る成分(すなわち、α 2に係る成分)が消えてし
まう。このため、パイロットチャネル信号のS/Nは、
上式(6)を見ても分かるように、アンテナ1から送信
されたシンボルに係る成分(すなわち、α1に係る成
分)のみで示される。
【0015】よって、ダイバーシチ送信されたパイロッ
トチャネル信号に対して、上記従来の無線受信装置を用
いて単純に同相加算を行うと、ダイバーシチ利得を得ら
れなくなってしまい受信特性を向上させることができな
くなってしまう、という問題がある。
【0016】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ダイバーシチ送信されるパイロットチャネル信号
に対して同相加算を行う場合にもダイバーシチ利得を得
ることができ、受信特性を向上させることができる無線
受信装置および無線受信方法を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の無線受信装置
は、第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正
のシンボルのみを含む第1の信号および第2の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルと負のシ
ンボルとを含む第2の信号を有する信号を受信する無線
受信装置であって、受信信号から、前記第1の伝搬係数
で表される信号と前記第2の伝搬係数で表される信号と
をそれぞれ抽出する抽出手段と、抽出された信号を抽出
された各々の信号同士で同相加算する加算手段と、を具
備する構成を採る。
【0018】本発明の無線受信装置は、抽出手段が、第
1の信号の正のシンボルと第2の信号の正のシンボルと
を含む信号と、第1の信号の正のシンボルと第2の信号
の負のシンボルとを含む信号の繰り返しパターンが双方
で同じになるように受信信号を2つに振り分ける振り分
け部と、一方に振り分けられた信号と他方に振り分けら
れた信号の和と差を求めることにより、受信信号を第1
の伝搬係数で表される信号と第2の伝搬係数で表される
信号とに分離する分離部と、を有する構成を採る。
【0019】これらの構成によれば、受信信号を第1の
伝搬係数で表される信号と第2の伝搬係数で表される信
号とに分離した後に同相加算するため、受信信号につい
て同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得ることがで
きる。よって、これらの構成によれば、受信特性を向上
させることができる。
【0020】本発明の無線受信装置は、第1の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルのみを含
む第1の信号および第2の伝搬係数を持つ伝搬路を介し
て送信され、正のシンボルと負のシンボルとを含む第2
の信号を有する信号を受信する無線受信装置であって、
受信信号を、前記第1の信号の正のシンボルと前記第2
の信号の正のシンボルとを含む信号と、前記第1の信号
の正のシンボルと前記第2の信号の負のシンボルとを含
む信号とに分離する分離手段と、分離された信号を分離
された各々の信号同士で同相加算する加算手段と、を具
備する構成を採る。
【0021】この構成によれば、受信信号を、第1の信
号の正のシンボルと第2の信号の正のシンボルとを含む
信号と、第1の信号の正のシンボルと第2の信号の負の
シンボルとを含む信号とに分離し、分離した信号を分離
した各々の信号同士で同相加算するため、小さな回路規
模および少ない演算量で、受信信号について同相加算を
行いつつダイバーシチ利得も得ることができる。
【0022】本発明の無線受信装置は、第1の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルのみを含
む第1の信号および第2の伝搬係数を持つ伝搬路を介し
て送信され、正のシンボルと負のシンボルとを含む第2
の信号を有する信号を受信する無線受信装置であって、
受信信号のうち、前記第1の信号の正のシンボルと前記
第2の信号の正のシンボルとを含む第3の信号と、前記
第1の信号の正のシンボルと前記第2の信号の負のシン
ボルとを含む第4の信号とを、複数シンボルづつ所定の
間隔で切り替えて受信する受信手段と、前記第3の信号
同士および前記第4の信号同士を同相加算する加算手段
と、を具備する構成を採る。
【0023】この構成によれば、第3の信号同士の同相
加算と、第4の信号同士の同相加算を、所定の間隔で切
り替えて行うため、小さな回路規模で、受信信号につい
て同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得ることがで
きる。
【0024】本発明の無線受信装置は、受信信号を一時
的に保持する蓄積手段と、保持された同一の受信信号に
対して複数の通信相手に対応する拡散符号でそれぞれ逆
拡散処理を行う逆拡散手段と、を具備する構成を採る。
【0025】この構成によれば、蓄積型の無線受信装置
で受信したパイロットチャネル信号を同相加算するた
め、複数の基地局に対応するパイロットチャネル信号に
ついて同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得ること
ができる。よって、この構成によれば、セルサーチの精
度を向上させることができる。
【0026】本発明の無線受信装置は、加算手段が、フ
レーム境界をまたぐシンボル同士の同相加算を行わない
構成を採る。
【0027】この構成によれば、フレーム境界をまたぐ
シンボル同士の同相加算を行わないため、前記第3の信
号と前記第4の信号とが同相加算されてしまうことを防
止することができる。よって、この構成によれば、フレ
ーム境界において受信特性が劣化してしまうことを防止
することができる。
【0028】本発明の通信端末装置は、前記いずれかの
無線受信装置を搭載する構成を採る。また、本発明の基
地局装置は、前記いずれかの無線受信装置を搭載する構
成を採る。
【0029】これらの構成によれば、受信信号について
同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得ることができ
る無線受信装置を搭載するため、通信端末装置および基
地局装置の受信特性を向上させることができる。
【0030】本発明の無線受信方法は、第1の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルのみを含
む第1の信号および第2の伝搬係数を持つ伝搬路を介し
て送信され、正のシンボルと負のシンボルとを含む第2
の信号を有する信号を受信する無線受信方法であって、
受信信号から、前記第1の伝搬係数で表される信号と前
記第2の伝搬係数で表される信号とをそれぞれ抽出する
抽出工程と、抽出された信号を抽出された各々の信号同
士で同相加算する加算工程と、を具備するようにした。
【0031】この方法によれば、受信信号を第1の伝搬
係数で表される信号と第2の伝搬係数で表される信号と
に分離した後に同相加算するため、受信信号について同
相加算を行いつつダイバーシチ利得も得ることができ
る。よって、この方法によれば、受信特性を向上させる
ことができる。
【0032】本発明の無線受信方法は、第1の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルのみを含
む第1の信号および第2の伝搬係数を持つ伝搬路を介し
て送信され、正のシンボルと負のシンボルとを含む第2
の信号を有する信号を受信する無線受信方法であって、
受信信号を、前記第1の信号の正のシンボルと前記第2
の信号の正のシンボルとを含む信号と、前記第1の信号
の正のシンボルと前記第2の信号の負のシンボルとを含
む信号とに分離する分離工程と、分離された信号を分離
された各々の信号同士で同相加算する加算工程と、を具
備するようにした。
【0033】この方法によれば、受信信号を、第1の信
号の正のシンボルと第2の信号の正のシンボルとを含む
信号と、第1の信号の正のシンボルと第2の信号の負の
シンボルとを含む信号とに分離し、分離した信号を分離
した各々の信号同士で同相加算するため、小さな回路規
模および少ない演算量で、受信信号について同相加算を
行いつつダイバーシチ利得も得ることができる。
【0034】本発明の無線受信方法は、第1の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルのみを含
む第1の信号および第2の伝搬係数を持つ伝搬路を介し
て送信され、正のシンボルと負のシンボルとを含む第2
の信号を有する信号を受信する無線受信方法であって、
受信信号のうち、前記第1の信号の正のシンボルと前記
第2の信号の正のシンボルとを含む第3の信号と、前記
第1の信号の正のシンボルと前記第2の信号の負のシン
ボルとを含む第4の信号とを、複数シンボルづつ所定の
間隔で切り替えて受信する受信工程と、前記第3の信号
同士および前記第4の信号同士を同相加算する加算工程
と、を具備するようにした。
【0035】この方法によれば、第3の信号同士の同相
加算と、第4の信号同士の同相加算を、所定の間隔で切
り替えて行うため、小さな回路規模で、受信信号につい
て同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得ることがで
きる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、第1の伝搬係数
を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボルのみを含
む第1の信号および第2の伝搬係数を持つ伝搬路を介し
て送信され、正のシンボルと負のシンボルとを含む第2
の信号を有する受信信号を、第2の信号に含まれるシン
ボルの配列パターンに従って振り分けて同相加算するこ
とにより、第2の伝搬係数で表される信号が失われない
ようにして、受信信号について同相加算による受信特性
の向上を図りつつダイバーシチ利得も得ることである。
【0037】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0038】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
係る無線受信装置は、受信したパイロットチャネル信号
をアンテナ毎に分離した後に同相加算するものである。
【0039】図1は、本発明の実施の形態1に係る無線
受信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。図1
において、無線受信部102は、アンテナ101を介し
て受信される信号に対して所定の無線処理(ダウンコン
バート、A/D変換等)を施す。相関値算出部103
は、パイロットチャネル信号に対して逆拡散処理を行
う。切り替え制御部105は、スイッチ104の切り替
え制御を行う。
【0040】遅延器106は、パイロットチャネル信号
を1シンボル時間遅延させる。加算器107は、パイロ
ットチャネル信号に1シンボル時間遅延されたパイロッ
トチャネル信号を加算する。減算器108は、パイロッ
トチャネル信号から1シンボル時間遅延されたパイロッ
トチャネル信号を減算する。
【0041】メモリ109と加算器110は、加算器1
07から出力される信号を同相加算する。メモリ112
と加算器113は、減算器108から出力される信号を
同相加算する。
【0042】2乗部111は、メモリ109と加算器1
10とで同相加算された信号を2乗する。2乗部114
は、メモリ112と加算器113とで同相加算された信
号を2乗する。加算器115は、2乗部111で2乗さ
れた信号と2乗部114で2乗された信号とを加算す
る。
【0043】遅延プロファイル平均化部116は、遅延
プロファイルの平均値を求める。フィンガ割り当て部1
17は、平均化された遅延プロファイルに従って、個別
通信チャネル信号に対してフィンガの割り当てを行う。
【0044】逆拡散部118は、フィンガ割り当てに従
って、個別通信チャネル信号に対して逆拡散処理を施
す。復調部119は、逆拡散後の個別通信チャネル信号
に対して、所定の復調処理を施す。これにより、受信デ
ータが得られる。
【0045】次いで、上記構成を有する無線受信装置の
動作について図2を用いて説明する。図2は、移動体通
信規格3GTS25.211 version3.1.0によって定められてい
るパイロットシンボルの送信パターンを示す図である。
【0046】基地局装置のアンテナ1から伝搬路1を介
して送信されたパイロットシンボルと基地局装置のアン
テナ2から伝搬路2を介して送信されたパイロットシン
ボルとを含むパイロットチャネル信号が、アンテナ10
1を介して無線受信部102によって受信される。パイ
ロットチャネル信号は、無線受信部102によって所定
の無線処理(ダウンコンバート、A/D変換等)が施さ
れ、相関値算出部103へ出力される。
【0047】相関値算出部103では、パイロットチャ
ネル信号に対して逆拡散処理が施され、式(7)に示す
信号D(τ)が出力される。
【数7】 ここで、R(t)は無線受信部102から出力された信
号を、C(t)はパイロットチャネル信号を拡散してい
る拡散コードを、それぞれ示す。なお、説明を分かり易
くするため、τがパイロットシンボルの受信タイミング
と一致した場合について説明する。
【0048】よって、アンテナ2からのシンボル+Aが
受信されているときには、相関値算出部103の出力
は、
【数8】 となる。また、アンテナ2からのシンボル−Aが受信さ
れているときには、相関値算出部103の出力は、
【数9】 となる。ここで、α1は伝搬路1の伝搬係数を、α2は伝
搬路2の伝搬係数を、N jは雑音を、Tsは1シンボル時
間を、それぞれ示す。
【0049】すなわち、図2において、スロット#0に
着目すると、シンボル#0,#3,#4,#7,#8が
受信されるタイミングでは、相関値算出部103から
は、D plusが出力され、シンボル#1,#2,#5,#
6,#9が受信されるタイミングでは、相関値算出部1
03からは、Dminusが出力される。
【0050】相関値算出部103から出力されたDplus
とDminusは、切り替え制御部105によるスイッチ1
04の切り替え動作によって、1シンボル毎に遅延器1
06側と減算器108側とへ振り分けられて出力され
る。すなわち、切り替え制御部105は、奇数番目のシ
ンボル(つまり、シンボル#0,#2、#4,#6,#
8)が受信されるタイミングでは、スイッチ104を○
側へ切り替える。一方、切り替え制御部105は、偶数
番目のシンボル(つまり、シンボル#1,#3、#5,
#7,#9)が受信されるタイミングでは、スイッチ1
04を●側へ切り替える。
【0051】よって、遅延器106へ出力される信号
は、シンボル#0でのDplus,シンボル#2でのD
minus,シンボル#4でのDplus,シンボル#6でのD
minus,シンボル#8でのDplusとなる。一方、加算器
107および減算器108へ出力される信号は、シンボ
ル#1でのDminus,シンボル#3でのDplus,シンボ
ル#5でのDminus,シンボル#7でのDplus,シンボ
ル#9でのDplusとなる。そして、遅延器106へ出力
された信号は、順次1シンボル時間づつ遅延される。
【0052】これにより、シンボル#0でのDplusとシ
ンボル#1でのDminusとが、加算器107により加算
され、減算器108により減算される。以降、同様に、
シンボル#2でのDminusとシンボル#3でのDplus
が、シンボル#4でのDplusとシンボル#5でのD
minusとが、シンボル#6でのDminusとシンボル#7で
のDplusとが、シンボル#8でのDplusとシンボル#9
でのDminusとが、それぞれ、加算器107により加算
され、減算器108により減算される。なお、減算器1
08では、DplusからDminusが減算される。
【0053】よって、加算器107の出力は、
【数10】 となる。また、減算器108の出力は、
【数11】 となる。
【0054】ここで、上式(10)および上式(11)
に着目すると、信号成分については、上式(10)では
アンテナ1から送信されたシンボルに係る成分(すなわ
ち、α1に係る成分)のみとなり、上式(11)ではア
ンテナ2から送信されたシンボルに係る成分(すなわ
ち、α2に係る成分)のみとなっている。つまり、Dplu
sとDminusの加減算を行うことにより、受信したパイロ
ットチャネル信号をアンテナ毎に分離したことになる。
【0055】加算器107から出力された信号C1は、
メモリ109および加算器110によりn回同相加算さ
れる。よって、n回同相加算後にメモリ109から出力
される信号は、
【数12】 となる。
【0056】また、減算器108から出力された信号C
2は、メモリ112および加算器113によりn回同相
加算される。よって、n回同相加算後にメモリ112か
ら出力される信号は、
【数13】 となる。
【0057】上式(12)で示す信号は2乗部111で
2乗され、上式(13)で示す信号は2乗部114で2
乗される。2乗された信号は、加算器115で加算さ
れ、遅延プロファイル平均化部116で平均化される。
よって、遅延プロファイル平均化部116からは、式
(14)に示すような平均化された遅延プロファイルが
出力される。
【数14】 ここで、上式(14)中、第1項は信合成分となり、第
2項は雑音成分となる。
【0058】よって、パイロットチャネル信号のS/N
は、
【数15】 となる。
【0059】ここで、上式(15)に着目すると、S/
Nは、アンテナ1から送信されたシンボルに係る成分
(すなわち、α1に係る成分)とアンテナ2から送信さ
れたシンボルに係る成分(すなわち、α2に係る成分)
とで示される。よって、本実施の形態に係る無線受信装
置によれば、パイロットチャネル信号について同相加算
を行った場合でも、ダイバーシチ利得を得ることができ
る。
【0060】そして、フィンガ割り当て部117は、平
均化された遅延プロファイル上の各フィンガの位置を示
す信号を逆拡散部118へ出力する。逆拡散部118
は、各フィンガがたつタイミングに従って、無線受信部
102で所定の無線処理を施された個別通信チャネル信
号に対して逆拡散処理を行う。逆拡散された個別通信チ
ャネル信号は、復調部119で所定の復調処理を施さ
れ、これにより、受信データが得られる。
【0061】このように、本実施の形態に係る無線受信
装置によれば、受信したパイロットチャネル信号をアン
テナ毎に分離した後に同相加算するため、パイロットチ
ャネル信号について同相加算を行いつつダイバーシチ利
得も得ることができる。よって、本実施の形態に係る無
線受信装置によれば、受信特性を向上させることができ
る。
【0062】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る無線受信装置は、アンテナ2から送信される+Aに
対応する相関値Dplus同士を同相加算し、アンテナ2か
ら送信される−Aに対応する相関値Dminus同士を同相
加算するものである。
【0063】図3は、本発明の実施の形態2に係る無線
受信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。な
お、実施の形態1と同一の構成となるものについては、
同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0064】図3において、切り替え制御部201は、
スイッチ202およびスイッチ203の切り替え制御を
行う。メモリ204と加算器206は、Dplus同士を同
相加算する。一方、メモリ205と加算器206は、D
minus同士を同相加算する。2乗加算部207は、D
plusとDminusとをそれぞれ2乗した後加算する。
【0065】次いで、上記構成を有する無線受信装置の
動作について、再度図2を用いて説明する。相関値算出
部103から出力されたDplusとDminusは、切り替え
制御部201によるスイッチ202およびスイッチ20
3の切り替え動作によって、DplusとDminusとに振り
分けられて出力される。すなわち、スロット#0に着目
すると、切り替え制御部105は、アンテナ2からの+
Aが受信されるタイミング(つまり、シンボル#0,#
3、#4,#7,#8が受信されるタイミング)では、
スイッチ202およびスイッチ203を○側へ切り替え
る。一方、切り替え制御部201は、アンテナ2からの
−Aが受信されるタイミング(つまり、シンボル#1,
#2、#5,#6,#9が受信されるタイミング)で
は、スイッチ202およびスイッチ203を●側へ切り
替える。よって、メモリ204へはDplusのみが出力さ
れ、メモリ205へはDminusのみが出力される。
【0066】メモリ204へ出力されたDplusは、メモ
リ204および加算器206によりn回同相加算され
る。よって、n回同相加算後にメモリ204から2乗加
算部207へ出力される信号は、
【数16】 となる。
【0067】また、メモリ205へ出力されたDminus
は、メモリ205および加算器206によりn回同相加
算される。よって、n回同相加算後にメモリ205から
2乗加算部207へ出力される信号は、
【数17】 となる。
【0068】上式(16)で示す信号と上式(17)で
示す信号は、2乗加算部207によってそれぞれ2乗さ
れた後加算され、遅延プロファイル平均化部116で平
均化される。よって、遅延プロファイル平均化部116
からは、式(18)に示すような平均化された遅延プロ
ファイルが出力される。
【数18】 ここで、上式(18)中、第1項は信合成分となり、第
2項は雑音成分となる。
【0069】よって、パイロットチャネル信号のS/N
は、
【数19】 となる。
【0070】ここで、上式(19)に着目すると、S/
Nは、実施の形態1と同様に、アンテナ1から送信され
たシンボルに係る成分(すなわち、α1に係る成分)と
アンテナ2から送信されたシンボルに係る成分(すなわ
ち、α2に係る成分)とで示される。つまり、実施の形
態1のようにパイロットチャネル信号をアンテナ毎に分
離した後に同相加算せずに、Dplus同士を同相加算し、
minus同士を同相加算しても、パイロットチャネル信
号についてダイバーシチ利得を得ることができる。
【0071】また、本実施の形態に係る無線受信装置を
実施の形態1に係る無線受信装置と比較すると、相関値
算出部103以降遅延プロファイル平均化部116まで
の構成が簡易になり、回路規模が小さくなっていること
が分かる。また、本実施の形態に係る無線受信装置は、
実施の形態1に係る無線受信装置に比べ、加算器および
減算器を削減することができるので、演算量を削減する
ことができ、処理速度を向上させることができる。
【0072】このように、本実施の形態に係る無線受信
装置によれば、アンテナ2から送信される+Aに対応す
る相関値Dplus同士を同相加算し、アンテナ2から送信
される−Aに対応する相関値Dminus同士を同相加算す
るため、実施の形態1に係る無線受信装置に比べ小さな
回路規模および少ない演算量で、パイロットチャネル信
号について同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得る
ことができる。
【0073】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る無線受信装置は、アンテナ2から送信される+Aに
対応する相関値Dplus同士の同相加算と、アンテナ2か
ら送信される−Aに対応する相関値Dminus同士の同相
加算を、所定の単位毎(例えば、スロット毎)に切り替
えて行うものである。
【0074】図4は、本発明の実施の形態3に係る無線
受信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。な
お、実施の形態1と同一の構成となるものについては、
同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0075】図4において、受信シンボル制御部301
は、特定のパイロットシンボルのみが受信されるよう
に、無線受信部102を制御する。すなわち、無線受信
部102は、特定のパイロットシンボルを受信するとき
のみ動作する。
【0076】相関値算出部302は、パイロットチャネ
ル信号に対して逆拡散処理を行う。メモリ303と加算
器304は、Dplus同士およびDminus同士を同相加算
する。2乗部305は、DplusとDminusとをそれぞれ
2乗する。
【0077】次いで、上記構成を有する無線受信装置の
動作について、図5を用いて説明する。図5は、移動体
通信規格3GTS25.211 version3.1.0によって定められて
いるパイロットシンボルの送信パターンを示す図であ
る。
【0078】受信シンボル制御部301は、図5に示す
網かけ部分のシンボルのみが受信されるように無線受信
部102を制御する。すなわち、受信シンボル制御部3
01は、図5に示す網かけ部分のシンボルが受信される
タイミングでのみ、無線受信部102を動作させる。
【0079】よって、スロット#14においては、シン
ボル#3,#4,#7,#8が受信されるタイミング
で、相関値算出部103から上式(8)で示すDplus
出力される。以下、同様に、スロット#0においては、
シンボル#1,#2,#5,#6が受信されるタイミン
グで、相関値算出部103から上式(9)で示すDminu
sが出力され、スロット#1においては、シンボル#
1,#2,#5,#6が受信されるタイミングで、相関
値算出部103から上式(8)で示すDplusが出力され
る。このように、相関値算出部302からは、Dplus
minusとがスロット毎に切り替えられて出力される。
【0080】相関値算出部302から出力されたDplus
またはDminusは、メモリ303および加算器304に
より、スロット毎にn回同相加算される。よって、n回
同相加算後にメモリ303からは、Dplusについては上
式(16)で示す信号が出力され、Dminusについては
上式(17)で示す信号が、2乗部305へ出力され
る。
【0081】上式(16)で示す信号と上式(17)で
示す信号は、2乗部305によってそれぞれ2乗され、
遅延プロファイル平均化部116で平均化される。よっ
て、遅延プロファイル平均化部116からは、上式(1
8)に示すような平均化された遅延プロファイルが出力
される。よって、パイロットチャネル信号のS/Nは、
実施の形態2と同様に上式(19)で示される。
【0082】ここで、本実施の形態に係る無線受信装置
を実施の形態2に係る無線受信装置と比較すると、相関
値算出部103以降遅延プロファイル平均化部116ま
での構成が簡易になり、回路規模が小さくなっているこ
とが分かる。特に、本実施の形態に係る無線受信装置
は、実施の形態2に係る無線受信装置に比べ、メモリを
削減することができる。
【0083】なお、本実施の形態においては、一例とし
て、Dplus同士の同相加算とDminu s同士の同相加算と
を、スロット毎に切り替えて行う場合について説明し
た。しかし、本実施の形態はこれに限られるものではな
い。本実施の形態では、例えば、Dplus同士を複数回同
相加算した後にDminus同士を複数回同相加算するとい
うように、所定の回数を定めてDplus同士の同相加算と
minus同士の同相加算とを、その所定の回数毎に切り
替えて行うようにしてもよい。また、所定の間隔を定め
てDplus同士の同相加算とDminus同士の同相加算と
を、その所定の間隔毎に切り替えて行うようにしてもよ
い。
【0084】このように、本実施の形態に係る無線受信
装置によれば、アンテナ2から送信される+Aに対応す
る相関値Dplus同士の同相加算と、アンテナ2から送信
される−Aに対応する相関値Dminus同士の同相加算
を、所定の単位毎(例えば、スロット毎)に切り替えて
行うため、実施の形態2に係る無線受信装置に比べ小さ
な回路規模で、パイロットチャネル信号について同相加
算を行いつつダイバーシチ利得も得ることができる。
【0085】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る無線受信装置は、実施の形態1に係る無線受信装置
を、本発明者らが先に発明した無線受信装置(以下、蓄
積型の無線受信装置という。)に適用したものである。
【0086】この蓄積型の無線受信装置とは、受信デー
タを一旦メモリ等に保持し、その保持したデータに対し
て各基地局毎に割り当てられた拡散コードで繰り返し拡
散処理を行うものである。この発明は、特願平10−2
92545号に記載されている。この内容は、すべてこ
こに含めておく。以下、実施の形態1に係る無線受信装
置を蓄積型の無線受信装置に適用した本実施の形態に係
る無線受信装置について説明する。
【0087】図6は、本発明の実施の形態4に係る無線
受信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。な
お、実施の形態1と同一の構成となるものについては、
同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0088】図6において、受信データ蓄積部501
は、受信されたデータを所定のシンボル数毎(今、ここ
では、奇数番目のシンボルと偶数番目のシンボルの2シ
ンボル毎とする)に一時的に保持する。受信基地局制御
部502は、受信対象となる基地局を順次選択する。基
地局切り替えスイッチ503〜508は、各基地局毎に
パイロットチャネル信号が同相加算されるように、受信
基地局制御部502により切り替え制御される。また、
図6に示すように、メモリ109とメモリ112とを組
み合わせた部分は、受信対象となる基地局数分用意され
る。今、ここでは、説明の便宜上、受信対象となる基地
局を基地局1〜3の3つとする。
【0089】次いで、上記構成を有する無線受信装置に
ついて説明する。所定の無線処理を施された受信信号
は、奇数番目のシンボルと偶数番目のシンボルの2シン
ボル毎に受信データ蓄積部501に保持される。受信デ
ータ蓄積部501に保持された受信シンボルは、受信基
地局制御部502からの指示に従って、相関値算出部1
03へ出力される。このとき、相関値算出部103およ
び基地局切り替えスイッチ503〜508へは、受信基
地局制御部502から、基地局1を示す基地局番号が出
力される。
【0090】相関値算出部103では、上記基地局番号
に従って、基地局1に割り当てられている拡散コードに
よって、パイロットシンボルに対して逆拡散処理が施さ
れる。
【0091】また、このとき、基地局切り替えスイッチ
503は、上記基地局番号に従って、加算器110と基
地局1のメモリ109とを接続する。また、基地局切り
替えスイッチ504は、基地局1のメモリ109と加算
器110とを接続し、基地局切り替えスイッチ505
は、基地局1のメモリ109と2乗部111とを接続す
る。同様に、基地局切り替えスイッチ506は、加算器
113と基地局1のメモリ112とを接続し、基地局切
り替えスイッチ507は、基地局1のメモリ112と加
算器113とを接続し、スイッチ508は、基地局1の
メモリ112と2乗部114とを接続する。
【0092】これにより、加算器107から出力された
1が、基地局1のメモリ109および加算器110に
より基地局1について同相加算され、基地局1のメモリ
109から2乗部111へ出力される。また、加算器1
13から出力されたC2が、基地局1のメモリ112お
よび加算器113により基地局1について同相加算さ
れ、基地局1のメモリ112から2乗部114へ出力さ
れる。
【0093】次いで、基地局1について使用されたのと
同一の受信シンボルが、受信基地局制御部502からの
指示に従って、受信データ蓄積部501から相関値算出
部103へ出力される。このとき、相関値算出部103
および基地局切り替えスイッチ503〜508へは、受
信基地局制御部502から、基地局2を示す基地局番号
が出力される。
【0094】以降、基地局1の場合と同様の動作が行わ
れて、加算器107から出力されたC1が、基地局2の
メモリ109および加算器110により基地局2につい
て同相加算され、加算器113から出力されたC2が、
基地局2のメモリ112および加算器113により基地
局2について同相加算される。
【0095】基地局3についても、上記同様の動作が行
われて、加算器107から出力されたC1が、基地局3
のメモリ109および加算器110により基地局3につ
いて同相加算され、加算器113から出力されたC
2が、基地局3のメモリ112および加算器113によ
り基地局3について同相加算される。
【0096】このように、本実施の形態に係る無線受信
装置によれば、蓄積型の無線受信装置で受信したパイロ
ットチャネル信号を同相加算するため、複数の基地局に
対応するパイロットチャネル信号について同相加算を行
いつつダイバーシチ利得も得ることができる。よって、
本実施の形態に係る無線受信装置によれば、セルサーチ
の精度を向上させることができる。
【0097】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
係る無線受信装置は、実施の形態2に係る無線受信装置
を、蓄積型の無線受信装置に適用したものである。
【0098】図7は、本発明の実施の形態5に係る無線
受信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。な
お、実施の形態2および実施の形態4と同一の構成とな
るものについては、同一符号を付し、詳しい説明は省略
する。
【0099】図7において、受信データ蓄積部501
は、受信されたデータを1シンボル毎に一時的に保持す
る。受信基地局制御部502は、受信対象となる基地局
を順次選択する。基地局切り替えスイッチ503〜50
8は、各基地局毎にパイロットチャネル信号が同相加算
されるように、受信基地局制御部502により切り替え
制御される。また、図7に示すように、メモリ204と
メモリ205とを組み合わせた部分は、受信対象となる
基地局数分用意される。今、ここでは、説明の便宜上、
受信対象となる基地局を基地局1〜3の3つとする。
【0100】次いで、上記構成を有する無線受信装置に
ついて説明する。所定の無線処理を施された受信信号
は、1シンボル毎に受信データ蓄積部501に保持され
る。受信データ蓄積部501に保持された受信シンボル
は、受信基地局制御部502からの指示に従って、相関
値算出部103へ1シンボルづつ出力される。このと
き、相関値算出部103および基地局切り替えスイッチ
503〜508へは、受信基地局制御部502から、基
地局1を示す基地局番号が出力される。
【0101】相関値算出部103では、上記基地局番号
に従って、基地局1に割り当てられている拡散コードに
よって、パイロットシンボルに対して逆拡散処理が施さ
れる。
【0102】また、このとき、基地局切り替えスイッチ
503は、上記基地局番号に従って、スイッチ202と
基地局1のメモリ204とを接続する。また、基地局切
り替えスイッチ504は、基地局1のメモリ204とス
イッチ203とを接続し、基地局切り替えスイッチ50
5は、基地局1のメモリ204と2乗加算部207とを
接続する。同様に、基地局切り替えスイッチ506は、
スイッチ202と基地局1のメモリ205とを接続し、
基地局切り替えスイッチ507は、基地局1のメモリ2
05とスイッチ203とを接続し、スイッチ508は、
基地局1のメモリ205と2乗加算部207とを接続す
る。
【0103】また、このとき、スイッチ202およびス
イッチ203の切り替え制御により、メモリ204へは
plusのみが出力され、メモリ205へはDminusのみ
が出力される。よって、相関値算出部103から出力さ
れたDplusまたはDminusが、基地局1についてそれぞ
れ同相加算され、2乗加算部207へ出力される。
【0104】次いで、基地局1について使用されたのと
同一の受信シンボルが、受信基地局制御部502からの
指示に従って、受信データ蓄積部501から相関値算出
部103へ出力される。このとき、相関値算出部103
および基地局切り替えスイッチ503〜508へは、受
信基地局制御部502から、基地局2を示す基地局番号
が出力される。
【0105】以降、基地局1の場合と同様の動作が行わ
れて、相関値算出部103から出力されたDplusまたは
minusが、基地局2についてそれぞれ同相加算され
る。また、基地局3についても、上記同様の動作が行わ
れて、相関値算出部103から出力されたDplusまたは
minusが、基地局3についてそれぞれ同相加算され
る。
【0106】このように、本実施の形態に係る無線受信
装置によれば、蓄積型の無線受信装置において、アンテ
ナ2から送信される+Aに対応する相関値Dplus同士を
同相加算し、アンテナ2から送信される−Aに対応する
相関値Dminus同士を同相加算するため、実施の形態4
に係る無線受信装置に比べ小さな回路規模および少ない
演算量で、複数の基地局に対応するパイロットチャネル
信号について同相加算を行いつつダイバーシチ利得も得
ることができる。また、本実施の形態に係る無線受信装
置によれば、Dplus同士またはDminus同士を同相加算
するため、保持するパイロットは1シンボルづつでよい
ので、受信データ蓄積部の容量を削減することができ
る。
【0107】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
係る無線受信装置は、実施の形態3に係る無線受信装置
を、蓄積型の無線受信装置に適用したものである。
【0108】図8は、本発明の実施の形態6に係る無線
受信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。な
お、実施の形態3および実施の形態4と同一の構成とな
るものについては、同一符号を付し、詳しい説明は省略
する。
【0109】図8において、受信データ蓄積部501
は、無線受信部102から出力された受信データを1シ
ンボル毎に一時的に保持する。受信基地局制御部502
は、受信対象となる基地局を順次選択する。基地局切り
替えスイッチ503〜505は、各基地局毎にパイロッ
トチャネル信号が同相加算されるように、受信基地局制
御部502により切り替え制御される。また、図8に示
すように、メモリ303は、受信対象となる基地局数分
用意される。今、ここでは、説明の便宜上、受信対象と
なる基地局を基地局1〜3の3つとする。
【0110】次いで、上記構成を有する無線受信装置に
ついて説明する。図9は、移動体通信規格3GTS25.211 v
ersion3.1.0によって定められているパイロットシンボ
ルの送信パターンを示す図である。但しここでは、説明
の便宜上、各基地局のアンテナ2から送信されるパイロ
ットシンボルのみ示すものとする。
【0111】受信シンボル制御部301は、図9に示す
網かけ部分のシンボルのみが受信されるように無線受信
部102を制御する。すなわち、受信シンボル制御部3
01は、図9に示す網かけ部分のシンボルが受信される
タイミングでのみ、無線受信部102を動作させる。
【0112】具体的には、受信シンボル制御部301
は、4シンボル毎の受信タイミングで複数回(図9で
は、4回)無線受信部102を動作させた後、6シンボ
ル後(4シンボル+2シンボル後)の受信タイミングで
1回無線受信部102を動作させ、再び、4シンボル毎
の受信タイミングで複数回(図9では、4回)無線受信
部102を動作させる。これを繰り返すことにより、図
9に示すように、各基地局について、アンテナ2の+A
を含むシンボルとアンテナ2の−Aを含むシンボルとが
4回づつ交互に受信されることになる。
【0113】受信シンボル制御部301のこのような制
御は、アンテナ2から送信されるパイロットシンボルの
送信パターンに基づくものである。すなわち、図9に示
す送信パターンでは、送信パターンの繰り返し周期が、
4シンボルになっている。具体的には、「+A,−A,
−A,+A」のパターンが繰り返された送信パターンと
なっている。よって、受信シンボル制御部301が、送
信パターンの繰り返し周期に従って上述したようにして
無線受信部102を制御することにより、各基地局につ
いて、アンテナ2の+Aを含むシンボルとアンテナ2の
−Aを含むシンボルとが4回づつ交互に受信されること
になる。
【0114】無線受信部102で所定の無線処理を施さ
れた受信信号は、受信データ蓄積部501に保持され
る。受信データ蓄積部501に保持された受信シンボル
は、受信基地局制御部502からの指示に従って、相関
値算出部302へ出力される。このとき、相関値算出部
302および基地局切り替えスイッチ503〜505へ
は、受信基地局制御部502から、基地局1を示す基地
局番号が出力される。
【0115】相関値算出部302では、上記基地局番号
に従って、基地局1に割り当てられている拡散コードに
よって、パイロットシンボルに対して逆拡散処理が施さ
れる。
【0116】また、このとき、基地局切り替えスイッチ
503は、上記基地局番号に従って、加算器304と基
地局1のメモリ303とを接続する。また、基地局切り
替えスイッチ504は、基地局1のメモリ303と加算
器304とを接続し、基地局切り替えスイッチ505
は、基地局1のメモリ303と2乗部305とを接続す
る。そして、相関値算出部302出力されたDplusまた
はDminusが、メモリ303および加算器304によ
り、基地局1について4回づつ同相加算される。
【0117】次いで、基地局1について使用されたのと
同一の受信シンボルが、受信基地局制御部502からの
指示に従って、受信データ蓄積部501から相関値算出
部302へ出力される。このとき、相関値算出部302
および基地局切り替えスイッチ503〜505へは、受
信基地局制御部502から、基地局2を示す基地局番号
が出力される。
【0118】以降、基地局1の場合と同様の動作が行わ
れて、相関値算出部302から出力されたDplusまたは
minusが、基地局2について4回づつ同相加算され
る。また、基地局3についても、上記同様の動作が行わ
れて、相関値算出部302から出力されたDplusまたは
minusが、基地局3について4回づつ同相加算され
る。
【0119】このように、本実施の形態に係る無線受信
装置によれば、蓄積型の無線受信装置において、アンテ
ナ2から送信される+Aに対応する相関値Dplus同士の
同相加算と、アンテナ2から送信される−Aに対応する
相関値Dminus同士の同相加算を、所定のシンボル数毎
に切り替えて行うため、実施の形態5に係る無線受信装
置に比べ小さな回路規模で、複数の基地局に対応するパ
イロットチャネル信号について同相加算を行いつつダイ
バーシチ利得も得ることができる。
【0120】なお、本実施の形態においては、図10に
示すように、「+A,−A,−A,+A」の繰り返しパ
ターンが崩れてしまうフレーム境界の前後のシンボル
(基地局3の斜線にて示したシンボル)については、相
関値算出部302が相関値の算出を行わないようにして
もよい。具体的には、受信基地局制御部502が、各基
地局毎のフレーム境界を判断し、フレーム境界の前後の
シンボルについては相関値を算出しないように、相関値
算出部302を制御する。
【0121】このように、フレーム境界の前後のシンボ
ルについては相関値を算出しないようにすることによ
り、DplusとDminusとが同相加算されてしまうことを
防止することができる。よって、フレーム境界において
受信特性が劣化してしまうことを防止することができ
る。なお、実施の形態3においても、フレーム境界の前
後のシンボルについては相関値を算出しないようにする
ことも可能である。
【0122】また、上記実施の形態1〜6に係る無線受
信装置を、移動体通信システムで使用される通信端末装
置や基地局装置に適用することが可能である。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイバーシチ送信されるパイロットチャネル信号に対し
て同相加算を行う場合にもダイバーシチ利得を得ること
ができ、受信特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図2】移動体通信規格3GTS25.211 version3.1.0によ
って定められているパイロットシンボルの送信パターン
を示す図
【図3】本発明の実施の形態2に係る無線受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係る無線受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図5】移動体通信規格3GTS25.211 version3.1.0によ
って定められているパイロットシンボルの送信パターン
を示す図
【図6】本発明の実施の形態4に係る無線受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る無線受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図8】本発明の実施の形態6に係る無線受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図9】移動体通信規格3GTS25.211 version3.1.0によ
って定められているパイロットシンボルの送信パターン
を示す図
【図10】移動体通信規格3GTS25.211 version3.1.0に
よって定められているパイロットシンボルの送信パター
ンを示す図
【図11】基地局装置が2本のアンテナを使用した送信
ダイバーシチによって移動局装置へ共通パイロットシン
ボルを送信している様子を示す図
【図12】移動体通信規格3GTS25.211 version3.1.0に
よって定められているパイロットシンボルの送信パター
ンを示す図
【図13】移動局装置に搭載される従来の無線受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図
【符号の説明】
103 相関値算出部 104 スイッチ 105 切り替え制御部 106 遅延器 107 加算器 108 減算器 109 メモリ 110 加算器 111 2乗部 112 メモリ 113 加算器 114 2乗部 115 加算器 116 遅延プロファイル平均化部 117 フィンガ割り当て部 201 切り替え制御部 202 スイッチ 203 スイッチ 204 メモリ 205 メモリ 206 加算器 207 2乗加算部 301 受信シンボル制御部 302 相関値算出部 303 メモリ 304 加算器 305 2乗部 501 受信データ蓄積部 502 受信基地局制御部 503〜508 基地局切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 惣門 淳二 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株 式会社 松下通信金沢研究所内 (56)参考文献 特開2000−201102(JP,A) 特開2000−59274(JP,A) 特表2001−515295(JP,A) 通信規格 3GT TS 25.211 V3.4.0,2000年 9月 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/707 H04B 7/02 H04B 7/06 H04B 7/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送
    信され、正のシンボルのみを含む第1の信号および第2
    の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボ
    ルと負のシンボルとを含む第2の信号を有する信号を受
    信する無線受信装置であって、受信信号から、前記第1
    の伝搬係数で表される信号と前記第2の伝搬係数で表さ
    れる信号とをそれぞれ抽出する抽出手段と、抽出された
    信号を抽出された各々の信号同士で同相加算する加算手
    段と、を具備することを特徴とする無線受信装置。
  2. 【請求項2】 抽出手段は、第1の信号の正のシンボル
    と第2の信号の正のシンボルとを含む信号と、第1の信
    号の正のシンボルと第2の信号の負のシンボルとを含む
    信号の繰り返しパターンが双方で同じになるように受信
    信号を2つに振り分ける振り分け部と、一方に振り分け
    られた信号と他方に振り分けられた信号の和と差を求め
    ることにより、受信信号を第1の伝搬係数で表される信
    号と第2の伝搬係数で表される信号とに分離する分離部
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の無線受信
    装置。
  3. 【請求項3】 第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送
    信され、正のシンボルのみを含む第1の信号および第2
    の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボ
    ルと負のシンボルとを含む第2の信号を有する信号を受
    信する無線受信装置であって、受信信号を、前記第1の
    信号の正のシンボルと前記第2の信号の正のシンボルと
    を含む信号と、前記第1の信号の正のシンボルと前記第
    2の信号の負のシンボルとを含む信号とに分離する分離
    手段と、分離された信号を分離された各々の信号同士で
    同相加算する加算手段と、を具備することを特徴とする
    無線受信装置。
  4. 【請求項4】 第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送
    信され、正のシンボルのみを含む第1の信号および第2
    の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボ
    ルと負のシンボルとを含む第2の信号を有する信号を受
    信する無線受信装置であって、受信信号のうち、前記第
    1の信号の正のシンボルと前記第2の信号の正のシンボ
    ルとを含む第3の信号と、前記第1の信号の正のシンボ
    ルと前記第2の信号の負のシンボルとを含む第4の信号
    とを、複数シンボルづつ所定の間隔で切り替えて受信す
    る受信手段と、前記第3の信号同士および前記第4の信
    号同士を同相加算する加算手段と、を具備することを特
    徴とする無線受信装置。
  5. 【請求項5】 受信信号を一時的に保持する蓄積手段
    と、保持された同一の受信信号に対して複数の通信相手
    に対応する拡散符号でそれぞれ逆拡散処理を行う逆拡散
    手段と、を具備することを特徴とする請求項1から請求
    項4記載の無線受信装置。
  6. 【請求項6】 加算手段は、フレーム境界をまたぐシン
    ボル同士の同相加算を行わないことを特徴とする請求項
    4または請求項5記載の無線受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の無線受信装置を搭載することを特徴とする通信端末装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の無線受信装置を搭載することを特徴とする基地局装
    置。
  9. 【請求項9】 第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送
    信され、正のシンボルのみを含む第1の信号および第2
    の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正のシンボ
    ルと負のシンボルとを含む第2の信号を有する信号を受
    信する無線受信方法であって、受信信号から、前記第1
    の伝搬係数で表される信号と前記第2の伝搬係数で表さ
    れる信号とをそれぞれ抽出する抽出工程と、抽出された
    信号を抽出された各々の信号同士で同相加算する加算工
    程と、を具備することを特徴とする無線受信方法。
  10. 【請求項10】 第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して
    送信され、正のシンボルのみを含む第1の信号および第
    2の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正のシン
    ボルと負のシンボルとを含む第2の信号を有する信号を
    受信する無線受信方法であって、受信信号を、前記第1
    の信号の正のシンボルと前記第2の信号の正のシンボル
    とを含む信号と、前記第1の信号の正のシンボルと前記
    第2の信号の負のシンボルとを含む信号とに分離する分
    離工程と、分離された信号を分離された各々の信号同士
    で同相加算する加算工程と、を具備することを特徴とす
    る無線受信方法。
  11. 【請求項11】 第1の伝搬係数を持つ伝搬路を介して
    送信され、正のシンボルのみを含む第1の信号および第
    2の伝搬係数を持つ伝搬路を介して送信され、正のシン
    ボルと負のシンボルとを含む第2の信号を有する信号を
    受信する無線受信方法であって、受信信号のうち、前記
    第1の信号の正のシンボルと前記第2の信号の正のシン
    ボルとを含む第3の信号と、前記第1の信号の正のシン
    ボルと前記第2の信号の負のシンボルとを含む第4の信
    号とを、複数シンボルづつ所定の間隔で切り替えて受信
    する受信工程と、前記第3の信号同士および前記第4の
    信号同士を同相加算する加算工程と、を具備することを
    特徴とする無線受信方法。
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