JP3338335B2 - オフセット輪転印刷機 - Google Patents

オフセット輪転印刷機

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JP3338335B2 JP17571497A JP17571497A JP3338335B2 JP 3338335 B2 JP3338335 B2 JP 3338335B2 JP 17571497 A JP17571497 A JP 17571497A JP 17571497 A JP17571497 A JP 17571497A JP 3338335 B2 JP3338335 B2 JP 3338335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット輪転印
刷機に係わり、詳しくは、その版形成手段の改良に関す
るものである。
【0002】
【背景技術】従来のオフセット輪転印刷機は、版胴(ロ
ール)の周面に文字等の画線情報が写真焼き付け現象さ
れた版板を巻き付け、版上の画像情報を一度ブランケッ
ト胴に転写した後、ブランケット胴から印刷紙に写して
印刷を行うものである。
【0003】このようなオフセット輪転印刷機では、版
板に写真焼き付けを行うという製版作業が必要である。
この製版作業は、特に、小ロット印刷(印刷部数の少な
い印刷)では時間と費用とを費やし、ひいては印刷コス
トを高騰させるという問題点がある。また、製版した版
板をロールに取り付けるに際し、正確な位置決めが必要
とされ、さらに、多色機では見当合わせが必要とされる
など、多くの労力と時間とを必要とするという問題点が
ある。また、版板をロールに取り付けるときに、ロール
の周面の軸方向に設けられた溝に差し込んで巻き付けら
れているために、運転中に上記溝部が相手方ロールと回
転接触するときに圧抜けが生じてショックや振動、ダブ
リ等を発生するという問題点があった。これらの問題を
解決するため、本出願人は、表面が親水性を有するロー
ルと、このの画線部に対応する表面を帯電させ静電潜像
を形成するための帯電装置・露光装置と、親油性処理し
てあるトナーを帯電し静電潜像となっている画線部に供
給するトナー現像装置とを備えたオフセット輪転印刷機
を先に提案した(特開平1ー206048号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オフセット
印刷においては親水性の保持が最重要課題であるが、前
記オフセット輪転印刷機では、親水性を持たせたロール
の親水性能が繰り返しの使用により損なわれるので、ロ
ールを定期的に交換する必要がある。そして、オフセッ
ト輪転印刷機におけるこのロール交換作業には多大の労
力が必要である。
【0005】ここに、本発明の目的は、製版作業が容易
にできるとともに版板の取り付け作業が不要とされ、か
つ、親水性を安定的に保持でき、ロール交換の必要がな
いオフセット輪転印刷機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、従
来、版板を取り付けていたロールに文字等の画線情報を
直接入力できるようにしてオフセット輪転印刷機を無版
化するとともに、非画線部の親水性機能を維持するよう
にしたものである。具体的には、本発明は、ロール、ブ
ランケット胴、コーティング装置、乾燥装置、帯電装
置、第一の露光装置、第二の露光装置、駆動装置、情報
入力装置、第一のトナー現像装置、第二のトナー現像装
置、定着装置、除去装置、クリーニング装置、湿し水装
置、インキ着肉装置とを含み構成され、前記ロールは、
特に特殊な加工の必要ないものとされ、前記ブランケッ
ト胴は、ロールに転接するように構成され、前記圧胴
は、ブランケット胴との間で印刷する印刷紙を挟んだ状
態でブランケット胴に転接するように構成され、前記コ
ーティング装置は、ロールの周面に光導電体液をコーテ
ィングするように構成され、前記乾燥装置は、コーティ
ングされたロールの光導電体液を乾燥させるように構成
され、前記帯電装置は、前記光導電体液のコーティング
層を、例えばコロナ放電などによって正及び負のいずれ
か一方に帯電させるように構成され、前記第一の露光装
置は、前記ロールに画線部を形成するために前記コーテ
ィング層の所定の位置を、例えばレーザービーム等によ
って露光するように構成され、前記第二の露光装置は、
ロール全面を露光するように、例えばキセノンランプで
構成され、前記第一のトナー現像装置は、帯電されたコ
ーティング層に反対の正及び負のいずれか他方に帯電さ
せた現像粉末(親油性トナー)を付着させるように構成
され、前記第二のトナー現像装置は、帯電されたコーテ
ィング層と同じ正及び負のいずれか一方に帯電させた現
像粉末(親水性トナー)を付着させるように構成され、
前記定着装置は、第一のトナー現像装置及び第二のトナ
ー現像装置で付着されたトナーを定着させるように構成
され、前記除去装置は、ロール上のコーティング層と親
油性トナーと親水性トナーを掻き落とすように構成さ
れ、前記クリーニング装置は、除去装置による除去作業
後のロール周面を清浄にするように構成され、前記湿し
水装置は、ロールの周面に水を供給するように構成さ
れ、前記インク着肉装置は、ロールの周面にインキを供
給するように構成されたものである。
【0007】このように構成された本発明では、ロール
に、画線情報を入力して親油性トナーにより親油性の画
線部を、親水性トナーにより親水性の非画線部をそれぞ
れ形成した後、この親油性の画線部にインキを着肉して
印刷を行う。つまり、まず、コーティング装置によっ
て、ロールの周面に光導電体液をコーティングし、この
コーティング層を、正または負に帯電させ、その後、情
報入力装置に入力された画線情報を第一の露光装置によ
ってコーティング層に露光走査する。
【0008】これにより、例えば非画線部を露光した場
合では、その露光部分の電位が減少等して静電潜像が形
成される。その後、第一のトナー現像装置によって前記
コーティング層に帯電された電荷と反対の符号に帯電さ
れた親油性トナーを非露光部分、つまり画線部に付着
し、このトナーを定着装置によって定着させる。さら
に、再度ロール周面を帯電装置により正または負に帯電
させ、第二の露光装置によって、ロール面を全面露光す
る。この露光に際し、前段階で画線部にはトナーが定着
されているため、このトナーにより画線部分のコーティ
ング層は遮蔽され露光されないため、画線部の電位は保
持され、トナーが付着していない部分の電位は減少さ
れ、静電潜像が再度形成される。
【0009】その後、第二のトナー現像装置によって、
コーティング層に帯電された電位と同じ符号に帯電され
た親水性トナーを露光部分に、つまり非画線部に付着
し、このトナーを定着装置によって定着させる。これに
より、ロール表面に、親油性トナーが定着された親油性
画線部と、親水性トナーが定着された親水性非画線部と
が形成される。
【0010】次に、通常のオフセット輪転印刷機と同
様、湿し水装置及びインキ着肉装置を作動させると、前
記親油性画線部ではインキが着肉される一方、前記親水
性非画線部ではインキが湿し水ではじかれることによっ
てインキが着肉せず、所望のインキ画像をロール周面に
形成できることとなる。さらに、ロール及びブランケッ
ト胴を回転させ、ロールに転接するブランケット胴にイ
ンキ画像を転写し、ブランケット胴と圧胴との間に印刷
紙を供給してオフセット輪転印刷を行う。印刷完了後は
除去装置によってロール面上のコーティング層・親油性
トナー・親水性トナーを掻き落とし、クリーニング装置
で洗浄してロール周面をリフレッシュし、次の印刷に備
えるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の
オフセット輪転印刷機40はロール1を備え、このロー
ル1は、アルミニュームやスチール等で作成されてい
る。このロール1の周囲には、コーティング装置5、ク
リーニング装置26、除去装置19、乾燥装置9,帯電
装置10,第一の露光装置11、第二の露光装置31、
第一のトナー現像装置17、第二のトナー現像装置3
2、及び定着装置18がロール1の回転方向に沿って配
置されている。
【0012】コーティング装置5は、パン6に収納され
た光導電体液7をロール1の表面に均一に塗布するロー
ルコータ8を備え、このロールコータ8は非使用時には
ロール1から退避するようになっている。ここで、光導
電体液7は、ポリ・N−ビニルカルバゾール(PV
K)、オキサジアゾール、フェニレンジアミン等の有機
性液体、あるいは、酸化亜鉛(ZnO)等の無機性液体
である。なお、光導電体液として酸化亜鉛を用いる場合
では、溶出液として有機溶剤を用いる。
【0013】乾燥装置9は、ロール1の表面にコーティ
ングされた光導電体液7を乾燥するもので、熱風または
冷風をロール1に吹き付けるブロー装置(図示せず)を
有している。帯電装置10は、コロナ放電等によって光
導電体液7のコーティング層を正及び負のいずれか一方
に一様に帯電させるものである。
【0014】第一の露光装置11は、レーザビームを発
振するレーザ発振器12と、このレーザ発振器12から
発振されてレンズ13,15を通過したレーザビームを
高速回転するポリゴンミラー16と、レンズ13,15
間に配置されるとともにロール1上に走査されるレーザ
ビームを変調する変調器14とを備え、ロール1上のコ
ーティング層の非画線部に対応する位置を露光して当該
部分の電位を減少させるようにされている。この際、本
実施例においては、画像データをラスターイメージ処理
によって網点化されているデータを用いている。なお、
この第一露光装置11は、半導体レーザや発光ダイオー
ド(LED)のアレー素子を使用して露光する方式であ
ってもよい。
【0015】変調器14には駆動装置21が接続され、
駆動装置21にはラスターイメージ処理を有する情報入
力装置30が接続されている。この情報入力装置30は
製版データ処理システム22と接続されていて、製版デ
ータ処理システム22から送り出された印刷データは情
報入力装置30で受け取られ、ラスターイメージ処理さ
れて駆動装置21へ送り込まれ、第一露光装置11の変
調器14が制御される。なお、この第一露光装置11を
半導体レーザやLEDで構成した場合には、情報入力装
置21の出力は半導体レーザもしくはLEDの駆動回路
を制御することとなる。
【0016】第二の露光装置31は、コーティング層全
面を露光するためのものであって、ハロゲンランプもし
くはキセノンランプを光源として構成されている。ここ
で、第一の露光装置11をこの第二の露光装置31とし
て使用することでもかまわないが、単に全面露光の目的
を満たせばよいので、別に構成したほうが好ましい。第
一のトナー現像装置17は、コーティング層に帯電され
た電荷と反対の符号に帯電された親油性トナー(現像粉
末)をコーティング層に付着させるものである。第二の
トナー現像装置32は、コーティング層に帯電された電
荷と同方向の符号に帯電された親水性のトナー(現像粉
末)をコーティング層に付着させるものである。ここ
で、トナーとしては通常の乾式複写機と同様に、低分子
ポリスチレン、ロジン変位マイレン酸樹脂等を例示でき
る。
【0017】定着装置18は、加熱ロール、オーブンヒ
ータ等によって加熱する方法、あるいは、ロール等によ
って機械的に押しつける方法によって前記第一のトナー
現像装置17および第二のトナー現像装置32で付着さ
れたトナーを定着させるためのものである。除去装置1
9は、所定の印刷が終了した後、ロール1上に形成され
たトナーを掻き落とす回転ブラシ20及びこの回転ブラ
シ20で掻き落とされたトナーを吸引する真空掃除機
(図示せず)等を備えた構造とされ、非使用時にあって
は、回転ブラシ20はロール1から退避するようになっ
ている。クリーニング装置26は、ロール1周面のコー
ティング層、親油性トナー及び親水性トナーを除去装置
19によって掻き落とした後に、ロール1の周面を清浄
するためのものである。
【0018】ロール1の周囲には、このロール1の周面
に水を供給する湿し水装置24及びロール1の周面にイ
ンキを塗布するインキ着肉装置25がそれぞれ配置さ
れ、このインキ着肉装置25は、インキ溜まり内に配置
されたインキ出し25Aと、ロール1と転接する練り群
25Cと、インキ出しロール25Aに塗布されたインキ
を練りロール群25Cに移すインキ移し25Bとから構
成されている。
【0019】さらに、ロール1には表面にゴム層が形成
されたブランケット胴2が転接され、このブランケット
胴2には圧胴3が転接され、これらブランケット胴2及
び圧胴3間に図示しない給紙装置からシート状またはウ
エブ状の印刷紙4が供給されると、この印刷紙4に画線
部上にインキが着肉されて印刷が施されるようになって
いる。そして、これらのブランケット胴2、湿し水装置
24及びインキ着肉装置25は、ロール1に対して近接
離隔可能とされている。
【0020】次に、このように構成された本実施形態を
用いて印刷する方法について、図2に基づき説明する。
まず、製版行程について説明する。始めに、製版するに
先立って、湿し水装置24、インキ着肉装置25及び除
去装置19の回転ブラシをロール1から離しておく。そ
の後、コーティング装置5のロールコータ8を前進さ
せ、光導電体液7を回転中のロール1に塗布してコーテ
ィング層を形成し(第1段A)、さらに、このコーティ
ング層を乾燥装置9で乾燥させる(第2段B)。乾燥さ
れたコーティング層を、帯電装置10によって正及び負
のいずれか一方に一様に帯電させる(第3段C)。
【0021】さらにその後、製版データ処理システム2
2から印刷データを情報入力装置30に送り込み、ラス
ターイメージ処理後、駆動装置21へ露光情報として送
り込む。この情報により第一の露光装置11のレーザ発
振器12から発振されてロール1上に露光走査されるレ
ーザビームを非画線部に対応する位置を露光するように
制御する(第4段D)。この際、この露光部分では電位
が減少して静電潜像が形成される。その後、第一のトナ
ー現像装置17によってコーティング層の帯電と反対の
符号に帯電された親油性トナーをコーティング層に付着
させる(第5段E)。親油性トナーは、露光に伴って電
位が減少していない部分、つまり、画線部分に付着され
る。親油性トナーの付着が終了した後、定着装置18に
よってコーティング層上に親油性トナーを定着させる
(第6段F)。
【0022】次に、帯電装置10によって再度先程と同
方向の電位に帯電する(第7段G)。さらにその後、第
二の露光装置31によって、コーティング層全面を露光
する(第8段H)。この露光により、コーティング層上
に親油性トナーが定着している画線部は、親油性トナー
により露光が防がれ電位が保持されるが、親油性トナー
の付着していない部分つまり非画線部の電位は減少す
る。
【0023】その後、第二のトナー現像装置32によっ
てコーティング層の帯電と同方向の符号に帯電された親
水性トナーをコーティング層に付着させる(第9段
I)。親水性トナーは露光によっても電位が保持できて
いる画線部に反発され、電位が減少した非画線部に引き
寄せられる。この後、定着装置18によってコーティン
グ層上のトナーを定着させる(第10段J)。これによ
り製版工程が終了し、引き続き印刷工程に入る。
【0024】本実施形態による印刷は通常のオフセット
輪転印刷機による印刷と同様である。つまり、ブランケ
ット胴2、湿し水装置24及びインキ着肉装置25をそ
れぞれロール1に当接させた状態でロール1を回転させ
ると、親水性トナーが付着した非画線部分には水が付着
し(第11段K)、一方、ロール1上の親油性トナーが
付着された画線部にはインキが着肉され(第12段
L)、画線部に付着されたインキは、ブランケット胴2
に転写された後(第13段M)、ブランケット胴2及び
圧胴3間に供給された印刷紙4に写される(第14段
N)。そして、この印刷を所定枚数のロットごとに行
う。
【0025】小ロットの印刷が完了したら、次の印刷に
備えて前記ロール1の表面をリフレッシュする。そのた
め、除去装置19の回転ブラシ20でロール1上に形成
されたコーティング層、親油性トナーの画線部及び親水
性トナーの非画線部を掻き落とし(第15段O)、掻き
落とされたトナーを真空掃除機によって吸引し、その
後、クリーニング装置26からロール1にアルカリ性の
溶液を噴射してロール1の周面を洗浄する(第16段
P)。さらに乾燥装置9によってロール1の周面を乾燥
させ、ロール1を製版前の状態にする(第17段Q)。
【0026】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 印刷で最重要課題である親水性の保持・安定を、新し
い印刷のつど新たな親水性トナーを付着させることによ
って非画線部を構成しているので、容易に達成できる。 ロール1には、新しい印刷のつど新たな親水性トナー
を付着させるようになっているので、親水性処理をした
特殊なロールを用意する必要がなく、従って、ロールの
交換作業が不必要となる。
【0027】製版に際し、従来の製版工程を経ること
なく、画線情報入力コンピュータ30から直接、ロール
1に文字等の画線情報を入力することにより、無版化オ
フセット輪転印刷を行うことができる。従って、製版作
業を従来に比べて容易にできるとともに版板取り付け作
業を不要にできる。このことは、特に、小ロット印刷で
は簡便でありデスクトップ型印刷機としても有効であ
る。
【0028】ロール1に直接画線情報を入力すること
から、従来のように版板取り付けのための段差を設ける
必要がなく、よって、従来のオフセット輪転機における
版のギャップをなくすことができる。 ブランケット胴2においても均一平面のゴムとするこ
とができるので、従来のオフセット輪転印刷機における
前記ギャップでの振動やダブり等を除去することができ
る。
【0029】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次に示すような変形形態を含むものである。すなわ
ち、ロール1の周囲におけるコーティング装置5,クリ
ーニング装置26,除去装置19及び乾燥装置9などの
配列状態は、前記実施形態のような配列に限定されるも
のではなく、適宜変えてもよい。さらに、前記実施形態
では、コーティング層の非画線部に対応する位置を前記
第一の露光装置で露光して静電潜像を形成したが、本発
明では、この逆に、画線部に対応する位置を露光して静
電潜像を形成するものでもよい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のオフセ
ット輪転印刷機によれば、親水性性能が安定し、このた
めのロール交換が必要なく、また、製版作業が容易とな
るとともに、版板取り付け作業を不要にできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオフセット輪転印刷
機の概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態のオフセット輪転印刷機の動作手順
を示す図である。
【符号の説明】
1:ロール 2:ブランケット胴 3:圧胴 4:印刷紙 5:コーティング装置 9:乾燥装置 10:帯電装置 11:第一の露光装置 17:第一のトナー現像装置 18:定着装置 19:除去装置 21:駆動装置 22:製版データ処理システム 24:湿し水装置 25:インキ着肉装置 26:クリーニング装置 30:情報入力装置 31:第二の露光装置 32:第二のトナー現像装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷紙に印刷するオフセット輪転印刷機
    であって、 印刷イメージが書き込まれるロールと、 このロールに転接するブランケット胴と、 このブランケット胴との間で印刷する前記印刷紙を挟ん
    だ状態でブランケット胴に転接する圧胴と、 前記ロールの周面に光導電体液をコーティングするコー
    ティング装置と、 前記ロールの周面にコーティングされた前記光導電体液
    を乾燥させる乾燥装置と、 前記光導電体液のコーティング層を正及び負のいずれか
    一方に帯電させる帯電装置と、 前記ロールに画線部を形成するため前記コーティング層
    の所定位置を露光する第一の露光装置と、 前記ロールに非画線部を形成するため前記コーティング
    層の全面を露光する第二の露光装置と前記第一の露光装
    置を印刷情報に沿って駆動させる駆動装置と、 この駆動装置へ画像情報を入力する情報入力装置と、 前記帯電されたコーティング層に正及び負のいずれか他
    方に帯電された親油性トナーを付着させる第一のトナー
    現像装置と、 前記帯電されたコーティング層に正及び負のいずれか一
    方に帯電された親水性トナーを付着させる第二のトナー
    現像装置と、 前記第一のトナー現像装置で付着された親油性トナーと
    第二のトナー現像装置で付着された親水性トナーとを定
    着させる定着装置と、 前記コーティング層と親油性トナーと親水性トナーとを
    前記ロールの周面から除去する除去装置と、 この除去装置による除去作業後の前記ロール周面を洗浄
    するクリーニング装置と、 前記ロールの周面に水を供給する湿し水装置と、 前記ロールの周面にインキを供給するインキ着肉装置と
    を含み構成されたことを特徴とするオフセット輪転印刷
    機。
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