JP3337661B2 - 特異物の排出装置 - Google Patents
特異物の排出装置Info
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- JP3337661B2 JP3337661B2 JP08663599A JP8663599A JP3337661B2 JP 3337661 B2 JP3337661 B2 JP 3337661B2 JP 08663599 A JP08663599 A JP 08663599A JP 8663599 A JP8663599 A JP 8663599A JP 3337661 B2 JP3337661 B2 JP 3337661B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、鶏卵の処理工程
で搬送されている鶏卵に混在する、次工程での処理前に
除去を要する、不良卵や鶏糞塊等の特異物を自動的に処
理工程外へ排出する装置に関する。
で搬送されている鶏卵に混在する、次工程での処理前に
除去を要する、不良卵や鶏糞塊等の特異物を自動的に処
理工程外へ排出する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】鶏卵の処理にあたって、鶏舎又はオート
ローダにより供給コンベヤに供給された鶏卵は、洗卵・
乾燥機を経て自動選別包装機又は割卵機へと送られる。
そして搬送される大量の鶏卵には、卵殻が大きく欠如し
たり、卵殻に鶏糞或いは鶏羽が付着した不良卵や、鶏糞
塊が混在する。このような特異物が処理工程に進入する
と、本来の正常な処理機能を阻害する原因となる。
ローダにより供給コンベヤに供給された鶏卵は、洗卵・
乾燥機を経て自動選別包装機又は割卵機へと送られる。
そして搬送される大量の鶏卵には、卵殻が大きく欠如し
たり、卵殻に鶏糞或いは鶏羽が付着した不良卵や、鶏糞
塊が混在する。このような特異物が処理工程に進入する
と、本来の正常な処理機能を阻害する原因となる。
【０００３】例えば、特異物が洗卵・乾燥機に進入する
と、ブラシ洗浄時に破壊された卵殻が抵抗となってブラ
シが液卵によって汚染されたり、他の正常な鶏卵に飛び
散って洗卵・乾燥機能を阻害することになる。そのた
め、特異物は洗卵・乾燥処理前に完全に処理工程外へ除
去することが不可欠となる。従来は、搬送中の鶏卵群の
うちから目視によって発見した特異物を指先で除去して
いた。
と、ブラシ洗浄時に破壊された卵殻が抵抗となってブラ
シが液卵によって汚染されたり、他の正常な鶏卵に飛び
散って洗卵・乾燥機能を阻害することになる。そのた
め、特異物は洗卵・乾燥処理前に完全に処理工程外へ除
去することが不可欠となる。従来は、搬送中の鶏卵群の
うちから目視によって発見した特異物を指先で除去して
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし人手による特異
物除去作業は、高い集中力、体力を長時間にわたって必
要とする重労働であり、鶏卵搬送速度が速いこともあっ
て、特異物の完全な除去は困難であり、しかも作業が進
むのに連れて次第に能率が落ちやすく、又人件費がかか
る欠点があった。
物除去作業は、高い集中力、体力を長時間にわたって必
要とする重労働であり、鶏卵搬送速度が速いこともあっ
て、特異物の完全な除去は困難であり、しかも作業が進
むのに連れて次第に能率が落ちやすく、又人件費がかか
る欠点があった。
【０００５】又、自動検卵装置が設置されていると、特
異物が混在して検出部に送られてくると、接触型、非接
触型を問わず検出部の検出性能に重大な影響を及ぼす。
さらに、卵殻に付着している微生物、又は破卵等により
内部に侵入した微生物を次工程へ持ち込まないという、
衛生管理上の必須条件をクリアーする点からも、特異物
の除去は重要である。
異物が混在して検出部に送られてくると、接触型、非接
触型を問わず検出部の検出性能に重大な影響を及ぼす。
さらに、卵殻に付着している微生物、又は破卵等により
内部に侵入した微生物を次工程へ持ち込まないという、
衛生管理上の必須条件をクリアーする点からも、特異物
の除去は重要である。
【０００６】この発明が解決しようとする課題は、人手
によることなく、次工程での処理前に特異物を自動的に
除去することにある。
によることなく、次工程での処理前に特異物を自動的に
除去することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の特徴は次の点
にある。即ち、供給コンベヤに接続するバーコンベヤな
ど押送コンベヤの下方に、押送コンベヤで押送される鶏
卵の通路を複数列形成し、各通路には、次工程での処理
前に除去を要する不良卵や鶏糞塊などの特異物を落下さ
せる開口部を設ける。そして、各開口部には、常時閉
で、特異物を検出したイメージセンサの検出信号により
開口部を開いて特異物を落下させたのち閉じる、２本１
組のレールなどの開閉部材を設ける。
にある。即ち、供給コンベヤに接続するバーコンベヤな
ど押送コンベヤの下方に、押送コンベヤで押送される鶏
卵の通路を複数列形成し、各通路には、次工程での処理
前に除去を要する不良卵や鶏糞塊などの特異物を落下さ
せる開口部を設ける。そして、各開口部には、常時閉
で、特異物を検出したイメージセンサの検出信号により
開口部を開いて特異物を落下させたのち閉じる、２本１
組のレールなどの開閉部材を設ける。
【０００８】
【発明の実施の形態】１はローラ２群を備えた供給コン
ベヤで、インライン方式の場合には鶏舎に併設された原
卵コンベヤから、トレーで供給される場合にはオートロ
ーダで、鶏卵Ｅが供給されて矢印ａ方向へ６列（又は５
列）で搬送される。
ベヤで、インライン方式の場合には鶏舎に併設された原
卵コンベヤから、トレーで供給される場合にはオートロ
ーダで、鶏卵Ｅが供給されて矢印ａ方向へ６列（又は５
列）で搬送される。
【０００９】３は押送コンベヤであるバーコンベヤで、
供給コンベヤ１で搬送された鶏卵Ｅは、図示しない乗換
装置を介してこのバーコンベヤ３へ送られる。４はバー
で、エンドレスに回動する無端チェーン５で矢印方向へ
鶏卵Ｅを搬送する。バーコンベヤ３は、図外エンコーダ
により、供給コンベヤ１と同期して駆動される。なお、
バーコンベヤに替えて、鶏卵等を押送可能な、例えば板
状体を用いたコンベヤを用いることもできる。
供給コンベヤ１で搬送された鶏卵Ｅは、図示しない乗換
装置を介してこのバーコンベヤ３へ送られる。４はバー
で、エンドレスに回動する無端チェーン５で矢印方向へ
鶏卵Ｅを搬送する。バーコンベヤ３は、図外エンコーダ
により、供給コンベヤ１と同期して駆動される。なお、
バーコンベヤに替えて、鶏卵等を押送可能な、例えば板
状体を用いたコンベヤを用いることもできる。
【００１０】６は受け板で、図４で示すように横断面が
連続する樋状に形成されており、図示例では６列（又は
５列）の通路７が形成されており、バー４で押送される
鶏卵Ｅはこの通路を矢印ａ方向へ搬送される。８は開口
部であって、各通路７に受け板６を開口して設けられて
おり、最も大きいサイズ（ＬＬＬ）の鶏卵Ｅを開口部８
から落下させる大きさを有する。
連続する樋状に形成されており、図示例では６列（又は
５列）の通路７が形成されており、バー４で押送される
鶏卵Ｅはこの通路を矢印ａ方向へ搬送される。８は開口
部であって、各通路７に受け板６を開口して設けられて
おり、最も大きいサイズ（ＬＬＬ）の鶏卵Ｅを開口部８
から落下させる大きさを有する。
【００１１】９は開閉部材の棒状レールで、図３〜図５
で詳細に示すように、ロータリ型ソレノイド１０によっ
て駆動される。そして各開口部８は、２本１組のレール
９によって常時閉塞されているが、後述するイメージセ
ンサの信号により、図４の想像線で示すようにソレノイ
ド１０の作動によって、それぞれレール９が外側へ移動
して、開口部８を開いて搬送されてきた特異物、例えば
不良卵Ｅ′を落下させたのち、再び開口部８を一瞬で閉
じる。なお、レール９を開閉させる手段として、前記ソ
レノイド１０に替えて、エヤシリンダなど公知の駆動手
段を採用できる。又、２本１組のレールに替えて、開口
部８を開閉する板を開閉部材として採用することも可能
である。
で詳細に示すように、ロータリ型ソレノイド１０によっ
て駆動される。そして各開口部８は、２本１組のレール
９によって常時閉塞されているが、後述するイメージセ
ンサの信号により、図４の想像線で示すようにソレノイ
ド１０の作動によって、それぞれレール９が外側へ移動
して、開口部８を開いて搬送されてきた特異物、例えば
不良卵Ｅ′を落下させたのち、再び開口部８を一瞬で閉
じる。なお、レール９を開閉させる手段として、前記ソ
レノイド１０に替えて、エヤシリンダなど公知の駆動手
段を採用できる。又、２本１組のレールに替えて、開口
部８を開閉する板を開閉部材として採用することも可能
である。
【００１２】１１はバーコンベヤ３の下方に設置された
受け取りコンベヤで、落下した特異物、例えば不良卵
Ｅ′を受け止めて、バーコンベヤ３と同方向の矢印ｂ方
向へ搬送する。この受け取りコンベヤ１１は、不良卵
Ｅ′を不必要にこれ以上破損させないよう丸ゴムを集合
させたゴムベルトなどを用いて形成されており、ソフト
に不良卵を受け取る。
受け取りコンベヤで、落下した特異物、例えば不良卵
Ｅ′を受け止めて、バーコンベヤ３と同方向の矢印ｂ方
向へ搬送する。この受け取りコンベヤ１１は、不良卵
Ｅ′を不必要にこれ以上破損させないよう丸ゴムを集合
させたゴムベルトなどを用いて形成されており、ソフト
に不良卵を受け取る。
【００１３】１２は排出コンベヤで、バーコンベヤ３の
下方に設置されて、受け取りコンベヤ１１と接続し、受
け取りコンベヤ１１の搬送方向と直交する矢印ｃ方向
へ、不良卵Ｅ′を搬送して図外回収バケット等へ排出す
る。
下方に設置されて、受け取りコンベヤ１１と接続し、受
け取りコンベヤ１１の搬送方向と直交する矢印ｃ方向
へ、不良卵Ｅ′を搬送して図外回収バケット等へ排出す
る。
【００１４】１３はイメージセンサで、カメラ及び光源
を具備して供給コンベヤ１の上方に設置されている。イ
メージセンサ１３を、開口部８の上流側でバーコンベヤ
３の上方に設置することも可能であるが、バーコンベヤ
３の全長を長くとる必要が生じるので、鶏卵処理装置全
体の長さが長くなって不利である。
を具備して供給コンベヤ１の上方に設置されている。イ
メージセンサ１３を、開口部８の上流側でバーコンベヤ
３の上方に設置することも可能であるが、バーコンベヤ
３の全長を長くとる必要が生じるので、鶏卵処理装置全
体の長さが長くなって不利である。
【００１５】イメージセンサ１３が特異物、例えば不良
卵Ｅ′を検出すると、検出信号がソレノイドなど駆動手
段の図示しない制御部へ送られる。前記検出信号を受け
た制御部は、開信号をソレノイド１０へ送ってレール９
を駆動して開口部８を開く。その結果、不良卵Ｅ′は開
口部８から落下し、受け取りコンベヤ１１を経て排出コ
ンベヤ１２により排出される。正常な鶏卵Ｅは、レール
９に塞がれた開口部８をそのまま通過したのち、いずれ
も図示しない乗換装置を介して、次工程のコンベヤ、例
えば洗卵・乾燥機のコンベヤへ送られる。
卵Ｅ′を検出すると、検出信号がソレノイドなど駆動手
段の図示しない制御部へ送られる。前記検出信号を受け
た制御部は、開信号をソレノイド１０へ送ってレール９
を駆動して開口部８を開く。その結果、不良卵Ｅ′は開
口部８から落下し、受け取りコンベヤ１１を経て排出コ
ンベヤ１２により排出される。正常な鶏卵Ｅは、レール
９に塞がれた開口部８をそのまま通過したのち、いずれ
も図示しない乗換装置を介して、次工程のコンベヤ、例
えば洗卵・乾燥機のコンベヤへ送られる。
【００１６】
【発明の効果】洗卵・乾燥機などの鶏卵処理装置に送ら
れる前に、人手に頼ることなく不良卵などの特異物を鶏
卵群から自動的に完全に排除できる。
れる前に、人手に頼ることなく不良卵などの特異物を鶏
卵群から自動的に完全に排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】平面図である。
【図２】側面図である。
【図３】開口部の平面図である。
【図４】開口部の開閉を示す正面図である。
【図５】バーコンベヤの要部の側面図である。
１ 供給コンベヤ ３ バーコンベヤ（押送コンベヤ） ７ 通路 ８ 開口部 ９ レール（開閉部材） １３ イメージセンサ Ｅ 鶏卵 Ｅ′ 不良卵（特異物）
Claims (3)
- 【請求項１】 供給コンベヤに接続する押送コンベヤの
下方に、押送コンベヤで押送される鶏卵の通路を複数列
形成し、各通路には、次工程での処理前に除去を要する
不良卵や鶏糞塊などの特異物を落下させる開口部を設
け、各開口部には、常時閉で、特異物を検出したイメー
ジセンサの検出信号により開口部を開いて特異物を落下
させたのち閉じる開閉部材を設けた特異物の排出装置。 - 【請求項２】イメージセンサは、供給コンベヤ上に設置
されており、押送コンベヤは、供給コンベヤと同期して
駆動される請求項１の特異物の排出装置。 - 【請求項３】 開閉部材は、イメージセンサの検出信号
により開閉する２本１組のレールで形成されている請求
項１又は２の特異物の排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08663599A JP3337661B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 特異物の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08663599A JP3337661B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 特異物の排出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000236770A JP2000236770A (ja) | 2000-09-05 |
| JP3337661B2 true JP3337661B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=13892493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08663599A Expired - Fee Related JP3337661B2 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 特異物の排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3337661B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015107071A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | 共和機械株式会社 | 卵排出装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200453867Y1 (ko) | 2008-06-16 | 2011-06-01 | 홍도영 | 난각 표면의 이물질이 제거되는 계란 집란장치 |
| CN108248923A (zh) * | 2017-12-30 | 2018-07-06 | 吴迪 | 一种鸡蛋包装装置 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP08663599A patent/JP3337661B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015107071A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | 共和機械株式会社 | 卵排出装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000236770A (ja) | 2000-09-05 |
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