JP3337407B2 - カラーフィルタの製造装置 - Google Patents

カラーフィルタの製造装置

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JP3337407B2 JP31308197A JP31308197A JP3337407B2 JP 3337407 B2 JP3337407 B2 JP 3337407B2 JP 31308197 A JP31308197 A JP 31308197A JP 31308197 A JP31308197 A JP 31308197A JP 3337407 B2 JP3337407 B2 JP 3337407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶用等のカラー
フィルタのブラックマトリックス及びカラー画素を印刷
法により連続的に製作するようにしたカラーフィルタの
製造装置に関するものである。
【0002】
【技術の分野】液晶カラーフィルタにあっては、画面の
コントラストを上げ、視覚的に見やすくするためにカラ
ー画素の間に黒色のブラックマトリックスを施工するよ
うにしている。このブラックマトリックスの材質として
は、通常、クロム,ニクロム,タンタル等の低反射率の
金属が用いられている。
【0003】図5は金属クロムを用いたブラックマトリ
ックスの一般的な製作例を示している。この場合には、
まず図5(A)に示す如くガラス基板10上の全面に蒸
着法やスパッター法で薄膜状のクロム蒸着膜(膜厚0.
1μm程度)16を形成した後に、図5(B)に示す如
くこのクロム蒸着膜16上にフォトレジスト18をスピ
ンコーターで成膜する。その後、図5(C)に示す如く
フォトリソ用マスク19をフォトレジスト18上に密着
させて紫外光(紫外線)20を照射することにより、そ
の照射部を光硬化させる。次いで、図5(D)に示す如
く溶剤にて未露光部のフォトレジスト18を除去し、し
かる後にエッチング液に浸すことにより図5(E)に示
す如く未露光部の箇所のクロム蒸着膜16を除去する。
そして、最後に、図5(F)に示す如く溶剤にてフォト
レジスト18を除去することにより、クロム蒸着膜16
から成る格子状のブラックマトリックスを製作する。
【0004】しかしながら、このような方法では、金属
薄膜(クロム蒸着膜16等)をガラス基板10上に真空
成膜した後にフォトリソグラフィ及びエッチングでパタ
ーン形成を行なうようにしているため、製造工数が多く
なり、生産性が悪いのが実状である。また、スパッター
装置,蒸着装置,及びエッチング装置等の設備を必要と
し、設備費が高くつくという欠点がある。このため、カ
ラーフィルタの製造原価のうちクロム蒸着に要する費用
は、カラーフィルタの製造原価の半分程度を占めてお
り、低コストにてブラックマトリックスを製作できる装
置の開発が望まれている。
【0005】これに対して、ブラックマトリックスを印
刷法により安価に製造するようにした装置も提案されて
いる。この種の装置としては、凹版印刷や平版印刷で有
機金属レジネート(銅メルカプチド等の有機鎖に金属が
結合した有機金属)の遮光部パターンをガラス基板上に
印刷し、これを焼成することにより金属/非金属酸化物
の混合物から成るブラックマトリックスを形成するよう
にしたものがある(例えば特開平4−301601号公
報参照)。
【0006】しかしながら、この場合には、有機金属レ
ジネートのパターンは金属系ペーストであるので焼成条
件が530℃×30分であり、従って高温焼成炉が必要
となる。そして、高温焼成炉を使用する際には、焼成炉
の昇温、及び焼成後におけるガラス基板の歪みに起因す
る割れを生じるおそれがあるため徐冷を行なう必要があ
り、必ずしも生産性は改善されていないのが現状であ
る。
【0007】また、ブラックマトリックスの線幅は15
〜25μmと細く、線幅のばらつきは±1μm以下であ
る必要があるが、写真製版をベースとするクロム蒸着膜
のフォトリソ法を用いる場合は問題ないが、印刷法を用
いる場合には転写前にインキ皮膜の凸凹のためインキが
にじみだすので、ブラックマトリックスの線幅を上述の
如き寸法精度を満足する範囲内に設定するのは困難であ
る。
【0008】一方、ブラックマトリックスの施工後にカ
ラー画素をブラックマトリックスの間に施工するのであ
るが、カラー画素の成膜のために従来行われている顔料
分散法や電着法等は精度が良いものの生産性が悪いた
め、最近では印刷法によるカラー画素成膜が行なわれて
いる(例えば特開平6−939号公報参照)。
【0009】図6は印刷法によるカラー画素成膜を行な
う従来のカラー画素成膜用印刷機(カラーフィルタの印
刷機)の平面図、図7はこのカラー画素成膜用印刷機の
側面図である。この従来のカラー画素成膜用印刷機は、
図6及び図7に示すように、予めブラックマトリックス
が施工されたガラス基板10が載置される印刷定盤3
と、この印刷定盤3の右側に順次に配設されかつカラー
画素印刷用の3色分の印刷版群11(左側から右側に沿
って順次配列されたレッド用の印刷版11−1,グリー
ン用の印刷版11−2,及びブルー用の印刷版11−
3)がそれぞれ載置される3つの版定盤4−1,4−
2,4−3とをそれぞれ備える架台1を具備している。
そして、架台1の右側部分の上部箇所には架台1上を軌
道2に沿って左右方向に移動する可動架台5が配設され
ており、この可動架台5上には左側から右側に沿ってプ
レス胴7、ブランケット胴6、及びインキ着けローラ群
8(レッド用インキ着けローラ8−1,グリーン用イン
キ着けローラ8−2,ブルー用インキ着けローラ8−
3)が順次に配置されている。また、架台1の右側部分
には、前記インキ着けローラ群8に対応するインキ供給
ローラ群9(レッド用のインキ供給ローラ9−1,グリ
ーン用のインキ供給ローラ9−2,ブルー用のインキ供
給ローラ9−3)が配設されている。
【0010】なお、図6において、21は架台1の印刷
定盤3上におけるガラス基板10の位置決めを行なうた
めのガラス基板位置決めアクチュエータであり、22−
1,22−2,22−3は架台1の版定盤4−1,4−
2,4−3上における各印刷版11−1,11−2,1
1−3の位置決めをそれぞれ行なうための版位置決めア
クチュエータである。
【0011】このカラー画素成膜用印刷機を用いてカラ
ー画素成膜を行なうに際しては、予めブラックマトリッ
クスを施工したガラス基板10を架台1の印刷定盤3上
に載置すると共に、架台1の版定盤4−1,4−2,4
−3上に印刷版11−1,11−2,11−3をそれぞ
れ載置し、これらを前記位置決めアクチュエータ21,
22−1,22−2,22−3にて規定箇所に位置決め
しておく。この状態の下で、可動架台5が図外の駆動手
段にて軌道2に沿って移動されるのに伴い、レッド用の
インキ着けローラ8−1からレッド用の印刷版11−1
にインキ(赤色)が転写される。次に、この印刷版11
−1からブランケット胴6にインキが転写される。以上
の動作は、残りの2色(緑色及び青色)について繰り返
して行なわれる。このようにして、ブランケット胴6上
に3色のカラー画素が印刷された後に、最後にガラス基
板10上に3色が同時に印刷される。その後に、ガラス
基板10上のカラー画素のインキ皮膜を平滑にするため
に、プレス胴7によるプレスが行なわれ、印刷終了とな
る。
【0012】また、図8は図6及び図7に示す印刷機と
は別の従来のカラー画素成膜用印刷機(カラーフィルタ
の印刷機)であり、この装置は、図6及び図7に示す装
置と異なり、ブランケット胴6及びプレス胴7と、イン
キング部であるインキ着けローラ群8とを互いに分離し
て配設するようにしたものである。この装置によれば、
ブランケット胴6及びプレス胴7とインキング部(イン
キ着けローラ群8)とを分けるようにしたので、3色同
時印刷では通常の1色印刷機と比して可動架台5が大型
になるという不具合を回避することができ、可動架台5
が担う負担を軽減させることが可能である。
【0013】このように、カラーフィルタの製造に当た
ってはブラックマトリックスの施工及びカラー画素の成
膜を行なう必要があるが、カラー画素の成膜の方は印刷
法を用いることによって従来の顔料分散法や電着法と比
べて生産性を向上させることができ、1枚当たりの液晶
カラーフィルタの製造原価は、カラー画素の成膜を印刷
法で行わない場合に比べて低減することが可能となる。
さらに具体的に述べると、印刷法を用いない図9の従来
例1(ブラックマトリックス:クロム蒸着法、カラー画
素:顔料分散法)の場合の製造原価に比べて、印刷法を
用いた図9の従来例2(ブラックマトリックス:クロム
蒸着法、カラー画素:印刷法)の場合の製造原価を約1
/2程度に低減することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くカラー画素
の成膜を印刷法で行なうことにより約半分の製造コスト
で済ますことができるのであるが、カラーフィルタの製
造コストをさらに低減させることが望まれている。その
ためには、カラー画素及びブラックマトリックスのうち
で残るブラックマトリックスのコスト比率をさらに下げ
る必要がある。
【0015】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ブラックマトリックスを精
度良く印刷することができると共に、カラーフィルタの
製造コストをさらに低減することができるようなカラー
フィルタの製造を提供することにある。
【0016】上述の目的を達成するために、本発明で
は、 (a) ガラス基板及び各色の印刷版群が並べられた軌
道と、 (b) 前記軌道に沿って移動可能に配設され、かつ、
ブラックマトリックス用印刷版が固定された版用ロー
備える第1の可動架台と、 (c) 前記ブラックマトリックス用印刷版にブラック
マトリックス用インキを供給するインキ供給ローラ群
と、 (d) 前記軌道に沿って移動可能に配設され、かつ、
各色用のインキ着けローラ群を備える第2の可動架台
と、 (e) 前記インキ着けローラ群に各色のインキを供給
するインキ供給ローラ群と、をそれぞれ具備し、前記第
1の可動架台を前記軌道に沿って移動させて前記ブラッ
クマトリックス用印刷版により前記ブラックマトリック
スを前記ガラス基板に直刷り印刷した後に、前記第2の
可動架台を前記軌道に沿って移動させて前記インキ着け
ローラ群によりカラー画素を前記ガラス基板に印刷する
ようにしている。また、本発明では、前記第1の可動架
台に紫外線照射装置を設けるようにしている。また、本
発明では、ブラックマトリックスを形成するための材料
としてカーボン系の塗料でかつ紫外線で硬化するものを
用いるようにしている。また、本発明では、直刷り印刷
用版に対応してならしローラを設置し、ガラス基板に印
刷する前に数回にわたり前記直刷り印刷用版とならしロ
ーラとを接触状態で空転を行なうように構成している。
また、本発明では、印刷の順番としてまず最初にブラッ
クマトリックスを成膜した後に、このブラックマトリッ
クスを紫外線で乾燥させてからカラー画素のパターンを
印刷するように構成している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
図1〜図5を参照して説明する。なお、図1及び図2に
おいて、図6〜図8と共通の部分には同一の符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0018】図1は、本発明の第1実施形態に係るカラ
ーフィルタの製造装置を示すものであって、本装置は、
ブラックマトリックスからカラー画素までを一度に連続
的に印刷できるように構成したものであり、ブラックマ
トリックスを直刷り印刷法で行なった後に直ちにカラー
画素を印刷するように構成したものである。
【0019】この第1実施形態に係る製造装置は、図7
に示す従来の製造装置の左側箇所すなわち可動架台5
(請求項1において記載の第2の可動架台)とは反対側
の架台端部箇所にブラックマトリックス成膜用の可動架
台5−0(請求項1において記載の第1の可動架台)を
付設すると共に、架台1の左端部分にインキ供給ローラ
群9を付設するようにした装置である(図1参照)。さ
らに具体的に述べると、上述のブラックマトリックス成
膜用の可動架台5−0には、図1に示す如く、プレス胴
7−0,版用ローラ20及びならしローラ12が配設さ
れると共に、UVランプ(紫外線照射装置)13が設置
されている。そして、前記版用ローラ20の外周面にブ
ラックマトリックス成膜用直刷り版14が巻き付けられ
て固定されており、このブラックマトリックス成膜用直
刷り版14に対応して前記インキ供給ローラ群9−0が
架台1に配置されている。
【0020】次に、上述の第1実施形態に係る製造装置
にてカラーフィルタを製造する際の動作について述べる
と、次の通りである。まず、架台1の印刷定盤3上に被
印刷物であるガラス基板10を載置すると共に、架台1
の版定盤4−1,4−2,4−3上に印刷版11−1,
11−2,11−3をそれぞれ載置し、これらを位置決
めアクチュエータ21,22−1,22−2,22−3
にて規定箇所にそれぞれ位置決めしておく。このような
状態の下で、ブラックマトリックス成膜用の可動架台5
−0の中の版用ローラ20に固定されたブラックマトリ
ックス用直刷り版14に、インキ供給ローラ群9−0か
らブラックマトリックス用インキ(カーボン系の塗料で
かつ紫外線で硬化する材質のインキ)がブラックマトリ
ックス形成用材料として供給される。その後、可動架台
5−0が図外の駆動手段にて軌道2に沿って右方向に移
動されるのに伴いガラス基板10上に直刷り印刷が行な
われ、これにより格子状のブラックマトリックスパター
ン(遮光部パターン)がガラス基板10上に形成され
る。
【0021】ここで、直刷り版14には、この版14の
画線部の中に充填されたブラックマトリックス用インキ
の皮膜を予め版14上で平滑にするためにならしローラ
12が対応配置(接触配置)されており、直刷り版14
とシリコン樹脂製のならしローラ12と間で数回転ほど
接触状態で空転させることによりインキ皮膜が平滑にな
される。なお、この際、シリコン樹脂はインキを反発す
る性質があるためシリコン樹脂製のならしローラ12に
はインキは全く付着せず、画線部のインキ皮膜は平滑に
なる。またその後に、必要に応じて、ガラス基板10に
転写されたブラックマトリックスがシリコン樹脂製のプ
レス胴7−0にてプレスされて平滑化が行なわれる。
【0022】そして、成膜後、インキを乾燥させるため
に可動架台5−0が印刷定盤3上に停止されて約30秒
間ほどUVランプ13から紫外線(主波長370nm、
ランプ最大照度500mW/cm2 )がブラックマトリ
ックス用インキに照射され、これに応じてブラックマト
リックス用インキが瞬時に硬化される。その後、引き続
いて、カラー画素を印刷するため、まずレッド用のイン
キ供給ローラ9−1からインキ着けローラ8−1へイン
キが転写されて既述の従来のカラー画素の印刷法と同じ
くレッド(赤色)のカラー画素が印刷される。引き続い
て、グリーン(緑色)、ブルー(青色)のカラーについ
ても同様に成膜が行なわれ、印刷終了となる。
【0023】なお、本実施形態においては、ブラックマ
トリックス用インキの組成は以下のように処方されてい
る。 (1) カーボンブラック30%含有(カーボン一次粒
径10〜30nmφ) (2) 石油系溶剤30% (3) ロジン変成フェノール樹脂15%、 (4) 可塑剤(植物油、粘性樹脂)15% (5)添加剤(カーボン分散剤、UV重合開始剤)10
%、紫外線硬化インキ
【0024】また、ブラックマトリックス用インキの粘
度は、ファインパターン印刷用の場合の粘度1000P
oise(2重円筒回転粘度計)に設定され、通常のイ
ンキより高めに設定されている。
【0025】本発明の第1実施形態によれば、次のよう
な作用効果を得ることができる。すなわち、従来用いて
いた金属ペースト系ブラックマトリックス材料に代えて
紫外線硬化型油性インキを採用したことにより、簡便な
UVランプ13による紫外線照射によりブラックマトリ
ックス成膜用インキを硬化させることが可能であり、従
来の金属ペーストの高温焼成は不要となり、ブラックマ
トリックスの生産時間を大幅に短縮することができる。
さらに、ブラックマトリックスの光学的特性について
は、まずカーボン分散剤を選定することによりカーボン
ブラックの含有比率を従来の15%から30%にまで高
められ、これによって墨色油性インキでもブラックマト
リックスの必要光学濃度である3D以上を越える光学濃
度を得ることが可能となる。なお、墨色油性インキでも
ブラックマトリックスの必要光学濃度である3D以上を
越えていることは、He−Neレーザーの透過濃度計測
により確認されている。
【0026】また、ブラックマトリックスの線幅の精度
については、本実施形態では版14からガラス基板10
へ直刷りする方式であるため、従来のカラー画素の印刷
で使われているオフセット方式と異なりインキ転写回数
が1回と少なく、また直刷り版14にならしローラ12
を接触させて空転する方式のため画線部の溝の中に充填
されたインキ皮膜の凸凹は解消されることとなり、ガラ
ス基板10へブラックマトリックス成膜用インキを転写
したときの線幅の太りやばらつきは殆ど無く、線幅を2
5±1μm以内に収まらせることが可能である。この線
幅の程度は、カーナビゲーションの表示パネル等の液晶
に十分に使し得るレベルのものである。
【0027】また、図3に従来のブラックマトリックス
の断面形状を示すが、この場合のクロム蒸着膜16はそ
の厚さが0.1μmと薄いため、クロム蒸着膜16上に
カラー画素15(レッド用のカラー画素15−1,グリ
−ン用のカラー画素15−2,及びブルー用のカラー画
素15−3)を印刷してもその場所の盛り上がりは殆ど
ないが、本発明の印刷装置によって形成したブラックマ
トリックスの断面は、図4に示す如くとなる。すなわ
ち、図4に示すように、ブラックマトリックス用インキ
17はクロム蒸着膜16ほどは遮光性が無いのでブラッ
クマトリックス用インキ17の膜厚は0.5μmと多少
厚くしなければならないため、カラー画素15−1,1
5−2,15−3を成膜すると、同程度のカラー画素の
膜厚段差が生じる。しかしながら、カラー画素15−
1,15−2,15−3の上に塗る配向膜の抵抗変化に
問題がないとされるカラー画素の膜厚段差の許容値は約
0.7μmであることから、上述の如き膜厚段差が生じ
ても何らの問題はないと考えられる。
【0028】また、インキング装置の構成と生産性につ
いては、ブラックマトリックスとカラー画素のインキン
グ装置を共通の可動架台5に載せるのではなく、図1に
示すようにブラックマトリックスとカラー画素の成膜装
置を機械全体の左右対称位置に設けるようにしたので、
可動架台5の荷重等の負荷を軽減することができると共
に、カラー画素の印刷中にブラックマトリックスのイン
キング装置のメンテナンス(インキ洗浄、インキ交換、
ローラ清掃等)を行なうことが可能となる。
【0029】以上の如く、本実施形態のカラーフィルタ
の製造装置によれば、ブラックマトリックスを印刷し、
その後に直ちに紫外線(紫外光)によりインキ皮膜を硬
化させて引き続いてカラー画素を成膜できるため、 (1) 従来の高価なクロム蒸着装置、及びフォトリソ
グラフィに必要な設備が不要となる。 (2) ブラックマトリックスからカラー画素までを一
度に連続して印刷できるので、ガラス基板10の位置合
わせ等に要する準備は最初の1回だけで済み、その準備
時間を短縮することができる。 (3) ブラックマトリックスを印刷法で行なうように
しているため、カラーフィルタの生産速度はラインスピ
ードで0.5m/sとなり、カラーフィルタの生産性を
従来のクロム蒸着法よりも格段に向上させることができ
る。 (4) ブラックマトリックス及びカラー画素の成膜装
置が1台の機械に搭載されているため、同じクリーンル
ーム内での生産が可能となり、ごみ等による歩留まりの
問題は従来法の場合(従来のクロム蒸着作業はクリーン
ルーム外で行っていた。)より改善することができる。 等のメリットがあり、最終的にカラーフィルタの製造原
価は図9に示すように従来例1の場合に比べて3分の1
程度にコストダウンすることができる。
【0030】また、図2は、既述の本発明の第1実施形
態と対比するための装置である第2実施形態に係るカラ
ーフィルタの製造装置を示している。この製造装置は、
既述の第1実施形態に係る製造装置と同様に、ブラック
マトリックスからカラー画素までを一度に連続的に印刷
できるように構成したものであり、ブラックマトリック
スをオフセット印刷法(オフセット印刷方式)で行なっ
た後に直ちにカラー画素を印刷するようにしたものであ
る。なお、図2において図1と同様の部分には同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
【0031】第2実施形態の製造装置にあっては、架台
1の印刷定盤3上に被印刷物であるガラス基板10が設
置されるようになっており、ブラックマトリックス成膜
用の可動架台5−0の中にブラックマトリックス印刷用
ブランケット胴6−0、プレス胴7−0、インキ着けロ
ーラ8−0、及びならしローラ12が配設されている。
なお、第2実施形態における印刷方式としては、既述の
第2実施形態の直刷り印刷方式とは異なり、オフセット
印刷方式が採用されている。この場合には、インキ供給
ローラ群9−0からブラックマトリックス用インキがイ
ンキ着けローラ8−0へ転写され、このインキ着けロー
ラ8−0からブラックマトリックス用インキがブラック
マトリックス用版定盤4−0上のブラックマトリックス
用印刷版11−0に転写される。そして、この印刷版1
1−0から可動架台5−0の中のブランケット胴6−0
にブラックマトリックスパターンが転写され、最終的に
ブラックマトリックスパターンがブランケット胴6−0
からガラス基板10に印刷されるようになっている。な
お、その他のプレス工程やカラー画素の印刷については
既述の第1実施形態の場合と同様なのでその説明は省略
する。
【0032】かくして、第1実施形態ではブラックマト
リックスの細線の精度を上げるために画像パターンを形
成した版から直接的にガラス基板10に直刷りで印刷を
行ったが、第2実施形態ではオフセット印刷によりブラ
ックマトリックスを成膜するようにしている。このオフ
セット印刷と直刷り印刷とでは、以下のように一長一短
がある。
【0033】オフセット印刷の場合(第2実施形態)の
短所及び長所は次の通りである。 (a)短所 転写回数が多くなるため、ブラックマトリックスの線幅
のばらつきが大きい。また、ブラックマトリックスの線
幅は太る傾向にある。 (b)長所 ブラックマトリックスの細線の安定性(製品歩留まり)
を考えると、直刷り印刷では版の形状不良、ゴミ等の外
乱の影響を受けやすいのに対して、オフセット印刷では
多数回重ね印刷することでごまかしが効く。
【0034】直刷り印刷(第1実施形態)の短所及び長
所は次の通りである。 (a)短所 版の形状不良等の外乱の影響を受け易い。 (b)長所 ブラックマトリックスの細線のばらつきが少ない。
【0035】本発明の第2実施形態では、ブラックマト
リックスの細線の精度は多少犠牲にしてでも製品の歩留
まりを上げることを目的とし、その目的のためにオフセ
ット印刷方式を採用した。その結果、オフセット印刷で
多数回の重ね印刷をしたため、直刷り印刷でみられたブ
ラックマトリックスの細線の極端な細りが無く、生産性
が多少低下したものの、最終の製品歩留まりは第1実施
形態の直刷り印刷の場合が96%程度であったのに対
し、第2実施形態のオフセット印刷の場合には最終の製
品歩留まりを98%にまで向上させることができた。
【0036】本発明の実施形態につき述べたが、本発明
はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、第1及び第2の可動架台5−0,5の配設
位置や、ガラス基板10及び印刷版群11(11−0〜
11−3)の配列等は必要に応じて変更可能である。ま
た、本発明は液晶カラー表示用のカラーフィルタの製造
装置に限らず、エレクトロケミカルディスプレイ用,プ
ラズマディスプレイ用,エレクトロルミネセントディス
プレイ用等の各種のカラーフィルタの製造装置にも適用
可能である。
【0037】以上の如く、本発明は、ガラス基板及び各
色の印刷版群が並べられた軌道と、この軌道に沿って移
動可能に配設され、かつ、ブラックマトリックス用印刷
版が固定された版用ローラを備える第1の可動架台と、
このブラックマトリックス用印刷版にブラックマトリッ
クス用インキを供給するインキ供給ローラ群と、軌道に
沿って移動可能に配設され、かつ、各色用のインキ着け
ローラ群を備える第2の可動架台と、インキ着けローラ
群に各色のインキを供給するインキ供給ローラ群とをそ
れぞれ具備し、前記第1の可動架台を前記軌道に沿って
移動させて前記ブラックマトリックス用印刷版により
記ブラックマトリックスを前記ガラス基板に直刷り印刷
した後に、前記第2の可動架台を前記軌道に沿って移動
させて前記インキ着けローラ群によりカラー画素を前記
ガラス基板に印刷するようにしたものであるから、ブラ
ックマトリックスを直刷り印刷法で行なって、その直後
にカラー画素を印刷することにより、ブラックマトリッ
クスを精度良く印刷することができると共に、生産性の
向上を図り得てカラーフィルタの製造コストを大幅に低
減することが可能となる。さらに、従来の金属ペースト
系ブラックマトリックス材料に代えて紫外線硬化性材料
(カーボン系の塗料でかつ紫外線で硬化するもの)を用
いたことにより、簡便なUVランプ等の紫外線照射装置
にてブラックマトリックス材料(ブラックマトリックス
用インキ)を硬化させることができ、従来行っていた金
属ペーストの高温焼成が不要となり、ブラックマトリッ
クスの形成に要する時間ひいてはカラーフィルタの生産
時間を大幅に短縮することができる。従って、本発明の
製造装置によれば、低コストなカラーフィルタを生産性
良く製造することができる。
【0038】また、本発明によれば、ブラックマトリッ
クスを印刷して、そのあと直ちに紫外線によりインキ皮
膜を硬化させて引き続いてカラー画素を成膜できるた
め、従来の高価なクロム蒸着装置やフォトリソグラフィ
用の設備が不要となる。また、ブラックマトリックスの
形成からカラー画素の成形までの工程を一度に連続的に
行なうことができるため、被印刷物であるガラス基板に
位置合わせに要する準備時間は最初の1回だけで済み、
しかもブラックマトリックスを印刷法で形成するように
しているので生産速度を高めることができ、従来のクロ
ム蒸着法の場合よりも格段に生産性を向上させることが
できる。さらに、ブラックマトリックスの成膜装置及び
カラー画素の成膜装置を1台の機械に搭載できるため、
同じクリーンルーム内での生産が可能となってごみ等の
弊害に起因する歩留まりの問題を従来の場合に比べて改
善することができる。
【0039】また、ブラックマトリックスの成膜は直刷
り印刷及びオフセット印刷のうちの何れかの印刷法にて
行なうことができるので、各印刷法の長所及び短所を勘
案した生産が可能である。すなわち、ブラックマトリッ
クスの成膜を直刷り印刷にて行なうようにした場合に
は、ブラックマトリックスの細線のばらつきを少なくで
きると共に生産性を高く維持できる。一方、ブラックマ
トリックスの成膜をオフセット印刷にて行なうようにし
た場合には、生産性が多少低下するものの、ブラックマ
トリックスの細線の極端な細りを無くすことができ、最
終の製品歩留まり(細線の安定性)の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカラーフィルタの
製造装置を示す側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るカラーフィルタの
製造装置を示す側面図である。
【図3】従来の製造装置にて製造されたカラーフィルタ
のブラックマトリックス周辺の断面構造を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の製造装置にて製造されたカラーフィル
タのブラックマトリックス周辺の断面構造を示す断面図
である。
【図5】図5(A)〜(F)は金属クロムを用いたブラ
ックマトリックスの一般的な製作例を示す製作工程図
(断面図)である。
【図6】印刷法によるカラー画素成膜を行なう従来のカ
ラー画素成膜用印刷機の平面図である。
【図7】図6の従来のカラー画素成膜用印刷機の側面図
である。
【図8】印刷法によるカラー画素成膜を行なう従来の別
のカラー画素成膜用印刷機の側面図である。
【図9】従来の製造装置にて液晶カラーフィルタを製造
した場合の製造原価と本発明の製造装置にて液晶カラー
フィルタを製造した場合の製造原価とを示すグラフであ
る。
【符号の説明】 1 架台 2 軌道 3 印刷定盤 4 版定盤 5 可動架台(第2の可動架台) 5−0 可動架台(第1の可動架台) 6 ブランケット胴 6−0 ブラックマトリックス印刷用ブランケット胴 7 プレス胴 8 インキ着けローラ群 9 インキ供給ローラ群 9−0 インキ供給ローラ群 10 ガラス基板 11 印刷版群 12 ならしローラ 13 UVランプ 14 ブラックマトリックス用直刷り版 15 カラー画素 17 ブラックマトリックス用インキ 20 版用ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02F 1/1335 500 G02F 1/1335 500 505 505 (56)参考文献 特開 昭63−265641(JP,A) 特開 平6−939(JP,A) 特開 昭50−46276(JP,A) 特開 平4−37542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 17/14 B41F 3/81 B41F 23/04 B41M 1/34 G02B 5/20 G02F 1/1335

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ガラス基板及び各色の印刷版群が
    並べられた軌道と、 (b) 前記軌道に沿って移動可能に配設され、かつ、
    ブラックマトリックス用印刷版が固定された版用ロー
    備える第1の可動架台と、 (c) 前記ブラックマトリックス用印刷版にブラック
    マトリックス用インキを供給するインキ供給ローラ群
    と、 (d) 前記軌道に沿って移動可能に配設され、かつ、
    各色用のインキ着けローラ群を備える第2の可動架台
    と、 (e) 前記インキ着けローラ群に各色のインキを供給
    するインキ供給ローラ群と、 をそれぞれ具備し、前記第1の可動架台を前記軌道に沿って移動させて前記
    ブラックマトリックス用印刷版により 前記ブラックマト
    リックスを前記ガラス基板に直刷り印刷した後に、前記
    第2の可動架台を前記軌道に沿って移動させて前記イン
    キ着けローラ群によりカラー画素を前記ガラス基板に印
    刷するようにしたこと、 を特徴とするカラーフィルタの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の可動架台に紫外線照射装置を
    設けたことを特徴とする請求項に記載のカラーフィル
    タの製造装置。
  3. 【請求項3】 ブラックマトリックスを形成するための
    材料としてカーボン系の塗料でかつ紫外線で硬化するも
    のを用いるようにしたことを特徴とする請求項に記載
    のカラーフィルタの製造装置。
  4. 【請求項4】 直刷り印刷用版に対応してならしローラ
    を設置し、ガラス基板に印刷する前に数回にわたり前記
    直刷り印刷用版とならしローラとを接触状態で空転を行
    なうように構成したことを特徴とする請求項1乃至
    何れか1項に記載のカラーフィルタの製造装置。
  5. 【請求項5】 印刷の順番としてまず最初にブラックマ
    トリックスを成膜した後に、このブラックマトリックス
    を紫外線で乾燥させてからカラー画素のパターンを印刷
    するように構成したことを特徴とする請求項1乃至
    何れか1項に記載のカラーフィルタの製造装置。
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