JP3336501B2 - 気泡コンクリート用アンカー - Google Patents
気泡コンクリート用アンカーInfo
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- JP3336501B2 JP3336501B2 JP14707199A JP14707199A JP3336501B2 JP 3336501 B2 JP3336501 B2 JP 3336501B2 JP 14707199 A JP14707199 A JP 14707199A JP 14707199 A JP14707199 A JP 14707199A JP 3336501 B2 JP3336501 B2 JP 3336501B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気泡コンクリートの、
壁や床、天井等に固着する気泡コンクリート用アンカー
に関するものである。
壁や床、天井等に固着する気泡コンクリート用アンカー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気泡コンクリート用アンカーは、
図10に示す様に、ビスやボルトを締める事によって筒
状拡張体20を、拡張させるタイプと図11に示す、筒
状誘導体21を有し、下部の拡張体22を、拡張させ固
定するものとに大別される。
図10に示す様に、ビスやボルトを締める事によって筒
状拡張体20を、拡張させるタイプと図11に示す、筒
状誘導体21を有し、下部の拡張体22を、拡張させ固
定するものとに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、気泡コ
ンクリートは、脆弱である為、ボルト等を締めつけ拡張
体を拡げる際に、拡張体自身が気泡コンクリートにめり
込み、更には、拡張体周辺の拡がりが小さく、ガタ付き
等があり、アンカーとしての強度を保つ事が出来なかっ
たばかりでなく、取り付け金物が外れる等の危険性があ
った。
ンクリートは、脆弱である為、ボルト等を締めつけ拡張
体を拡げる際に、拡張体自身が気泡コンクリートにめり
込み、更には、拡張体周辺の拡がりが小さく、ガタ付き
等があり、アンカーとしての強度を保つ事が出来なかっ
たばかりでなく、取り付け金物が外れる等の危険性があ
った。
【0004】そこで本発明は、従来の、この様な問題点
を解決して気泡コンクリートへの取付けが、容易で且つ
強固に取付金物を固定出来るガタつきの無いアンカーを
提供する事を目的とするものである。
を解決して気泡コンクリートへの取付けが、容易で且つ
強固に取付金物を固定出来るガタつきの無いアンカーを
提供する事を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する為に図8、図9で示す様にアンカー本体にアンカ
ー本体の後部より後方先端部にかけて、偏平状態2を形
成し、セットピン用の穴15を有している。
成する為に図8、図9で示す様にアンカー本体にアンカ
ー本体の後部より後方先端部にかけて、偏平状態2を形
成し、セットピン用の穴15を有している。
【0006】偏平状態2の先端部に、図1、図2で示
す、スプリング4a、4bに依り開く事の出来る、開閉
体3a、3bを有し、開閉体3a、3bは、セットピン
5a、5bにて、スプリング4a、4bと共に開閉出来
る様に固定されている。
す、スプリング4a、4bに依り開く事の出来る、開閉
体3a、3bを有し、開閉体3a、3bは、セットピン
5a、5bにて、スプリング4a、4bと共に開閉出来
る様に固定されている。
【0007】尚、ナット6は、図6で示す様にワッシャ
7と一体形成され、ヤスリ状の突起物8を片面に有して
いる。
7と一体形成され、ヤスリ状の突起物8を片面に有して
いる。
【0008】図3、A−B断面の正面図、図7で示す様
に、開閉体3a、3bは、ナットを締め付けた時の引張
力の抵抗を増す為に、凹状を形成しており、内側にスプ
リング4a、4bが設けられている。
に、開閉体3a、3bは、ナットを締め付けた時の引張
力の抵抗を増す為に、凹状を形成しており、内側にスプ
リング4a、4bが設けられている。
【0009】
【作用】図3、A−B断面の正面図、図7に示す様に、
3a、3bが、凹状を形成している為、アンカー本体1
のナット9を締める事により、気泡コンクリートの内面
にと喰い込み開閉体、3a、3bの横振れを防ぎ、引張
力の抵抗を増し、ロックの役目を果たす。
3a、3bが、凹状を形成している為、アンカー本体1
のナット9を締める事により、気泡コンクリートの内面
にと喰い込み開閉体、3a、3bの横振れを防ぎ、引張
力の抵抗を増し、ロックの役目を果たす。
【0010】尚、図3、A−B断面の正面図、図7に示
す通り、スプリング4a、4bは、3a、3bの内側に
左右別々に配列され、片方の先端は偏平状態2に曲げ込
み、固定されている。
す通り、スプリング4a、4bは、3a、3bの内側に
左右別々に配列され、片方の先端は偏平状態2に曲げ込
み、固定されている。
【0011】また、図1、図12で示す様に、開閉体3
a、3bの長さ寸法Hは、気泡コンクリート13の内壁
面と内部壁12との間隔寸法Lよりマイナス10ミリ程
度に設定出来る為、L寸法に比例してアンカーの強度を
増す事が出来る。
a、3bの長さ寸法Hは、気泡コンクリート13の内壁
面と内部壁12との間隔寸法Lよりマイナス10ミリ程
度に設定出来る為、L寸法に比例してアンカーの強度を
増す事が出来る。
【0012】尚、埋込み用ナット6は、図6に示す様に
ワッシャ部7と、一体形成し、ヤスリ状の突起物8が片
面に形成されている為、ナット部6を締める事により気
泡コンクリート面13を、ヤスリ状の突起物8自体が削
りながら螺進する事が出来、ヤスリ状の突起物8が片面
の為、削り粉が片側より排出され、スピーディに気泡コ
ンクリートを削る事が出来る。
ワッシャ部7と、一体形成し、ヤスリ状の突起物8が片
面に形成されている為、ナット部6を締める事により気
泡コンクリート面13を、ヤスリ状の突起物8自体が削
りながら螺進する事が出来、ヤスリ状の突起物8が片面
の為、削り粉が片側より排出され、スピーディに気泡コ
ンクリートを削る事が出来る。
【0013】又、気泡コンクリート13の外面と同面に
ナット部6を埋込み、アンカーをロックする事が出来る
為、アンカーのガタつきがなく固定する事が出来、アン
カーの強度を増す事が出来る。
ナット部6を埋込み、アンカーをロックする事が出来る
為、アンカーのガタつきがなく固定する事が出来、アン
カーの強度を増す事が出来る。
【0014】
【発明の実施形態】以下、此の発明の実施例を、添付図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0015】まずアンカー1の取付位置にドリル等を用
いて、貫通孔を設け、図3に示す様にワッシャ10とナ
ット9を仮締めし、開閉体3a、3bを閉じた状態で挿
入する。
いて、貫通孔を設け、図3に示す様にワッシャ10とナ
ット9を仮締めし、開閉体3a、3bを閉じた状態で挿
入する。
【0016】図2に示す様に開閉体3a、3bが貫通孔
を通過すると、スプリング4a、4bに依り開く。
を通過すると、スプリング4a、4bに依り開く。
【0017】図1に示す様にアンカー1を手前に引きワ
ッシヤ10、ナット9を本締めする事に依り、凹状とな
っている開閉体、3a、3bは気泡コンクリート面13
に喰い込む。
ッシヤ10、ナット9を本締めする事に依り、凹状とな
っている開閉体、3a、3bは気泡コンクリート面13
に喰い込む。
【0018】本締め終了後ナット9を緩め、ワッシャ1
0、ナット9を図4で示す様に一体式埋込用ナット6に
変え、図5の様にボックスレンチ等で本締めをする。
0、ナット9を図4で示す様に一体式埋込用ナット6に
変え、図5の様にボックスレンチ等で本締めをする。
【0019】一体式埋込用ナット6は、ワッシャ7の裏
面に図6の平面図で示す様に、ヤスリ状の突起物8を形
成している為、埋込用ナット6を本締めする事により、
気泡コンクリート面を、ヤスリ状突起物8が、削りなが
ら螺進する事が出来る。
面に図6の平面図で示す様に、ヤスリ状の突起物8を形
成している為、埋込用ナット6を本締めする事により、
気泡コンクリート面を、ヤスリ状突起物8が、削りなが
ら螺進する事が出来る。
【0020】図5に示す様に、気泡コンクリート外面と
埋込用ナット6の頭頂部が、同面になる様に納める事が
出来る。
埋込用ナット6の頭頂部が、同面になる様に納める事が
出来る。
【0021】図12は、本発明のアンカーボルト1に取
付金物11を、ワッシャ10とナット9を用いて装着し
た状態である。
付金物11を、ワッシャ10とナット9を用いて装着し
た状態である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、以上の様に気泡コンク
リート13自体にアンカーを貫通させ、後方にて開閉体
3a、3bが開く為、従来の気泡コンクリート13の内
部にて、拡張体が拡がる構造の物よりはるかに絶大の強
度を得る事が出来る。
リート13自体にアンカーを貫通させ、後方にて開閉体
3a、3bが開く為、従来の気泡コンクリート13の内
部にて、拡張体が拡がる構造の物よりはるかに絶大の強
度を得る事が出来る。
【0023】脆弱な気泡コンクリート13に開閉体3
a、3bにて、係止力が増し、ガタ付きの無いアンカー
を供給する事が出来る。
a、3bにて、係止力が増し、ガタ付きの無いアンカー
を供給する事が出来る。
【0024】さらに一体形成した埋込用ナット6により
金物取付時にガタ付きが無く、取付強度を確実に得られ
る。
金物取付時にガタ付きが無く、取付強度を確実に得られ
る。
【0025】取付に確実な強度を得られる為、作業能率
の向上が顕著である。
の向上が顕著である。
【0026】構造が、金属物あり、貫通方式の為、絶大
の強度が得られ、金物取付時にナット使用でなく、熔接
用アンカーとしても使用可能である。
の強度が得られ、金物取付時にナット使用でなく、熔接
用アンカーとしても使用可能である。
【0027】取付方法が貫通施行の為、後部が、空洞面
であれば、パネル、ブロック、各種発泡材に使用可能で
ある。
であれば、パネル、ブロック、各種発泡材に使用可能で
ある。
【図1】本発明のアンカー使用状態を示す説明図であ
る。
る。
【図2】本発明のアンカー開閉体の開脚状態を示す説明
図である。
図である。
【図3】本発明のアンカーの挿入状態を示す側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の埋め込用ナットを使用したアンカーの
使用状態を示す説明図である。
使用状態を示す説明図である。
【図5】本発明の埋め込用ナットを使用したアンカーの
使用状態を示す側面図である。
使用状態を示す側面図である。
【図6】本発明の埋め込用ナットの平面図である。
【図7】図3のA−B断面の正面図である。
【図8】本発明アンカー本体の側面図である。
【図9】本発明アンカー本体の正面図である。
【図10】従来のアンカー説明図である。
【図11】従来のアンカー説明図である。
【図12】本発明アンカー実施例の側面図である。
【図13】本発明アンカー開閉体3a、3bの斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 アンカー本体 2 アンカー偏平部 3a、3b 開閉体 4a、4b スプリング 5a、5b セットピン 6 埋め込用ナット 7 一体用平ワッシャ 8 ヤスリ状突起物 9 ナット 10 ワッシャ 11 取り付け金物 12 内部壁 13 気泡コンクリート 14 空洞面 15a、15b セットピン用の穴 H 開閉体の長さ寸法 L 空洞面の間隔寸法
Claims (3)
- 【請求項1】 気泡コンクリートに設けたアンカー取付
貫通孔に挿入するアンカー本体1は、アンカー本体後方
部より、後方先端部にかけて、偏平状態2を形成し、そ
の先端部にスプリングに依り開く事の出来る開閉体3
a、3bを有する気泡コンクリート用アンカー。 - 【請求項2】 開閉体3a、3bの長さ寸法Hは、気泡
コンクリート内壁と内部壁との間隔寸法Lより、マイナ
ス10ミリ程度に設定し、空洞面14内で開く事の出来
る請求項1記載の気泡コンクリート用アンカー。 - 【請求項3】 ナット部6は、ワッシャ部7を一体形成
しヤスリ状の突起物8が片面に形成されており、気泡コ
ンクリート面に埋め込む事が出来る請求項1記載の気泡
コンクリート用アンカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14707199A JP3336501B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 気泡コンクリート用アンカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14707199A JP3336501B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 気泡コンクリート用アンカー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000297478A JP2000297478A (ja) | 2000-10-24 |
JP3336501B2 true JP3336501B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=15421824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14707199A Expired - Fee Related JP3336501B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 気泡コンクリート用アンカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3336501B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006063605A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 鉄塔等昇降用ステップボルト |
JP4664706B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2011-04-06 | 東洋ベンディング株式会社 | アンカーボルトを用いたアスファルト面への自動販売機等の施工法並びにこの方法に於いて使用するアンカーボルト |
CN105155680A (zh) * | 2015-09-25 | 2015-12-16 | 华南理工大学 | 一种自开式盲眼螺栓锚固装置 |
CN105714937A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-06-29 | 华南理工大学 | 一种自开式单向螺栓锚固装置 |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP14707199A patent/JP3336501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000297478A (ja) | 2000-10-24 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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